1 師おり

ねる

あしたくるまたくる
2 師おり
すれよなかにひゃこたてる
うめ
>>1に対し、ここで
聖戦を宣言する。
   (≦三)
  ┃(#゚Д゚)
  ┃(≦▼)
  /│━‖
  / │ ‖
 └-┘⊃⊃
 (≦三)  (≦三)
┃(#゚Д゚)┃(#゚Д゚)
┃(≦▼) ┃(≦▼)
  (≦三)  (≦三)
 ┃(#゚Д゚)┃(#゚Д゚)
 ┃(≦▼) ┃(≦▼)
うめ
うめ
うめ
うめ
私は結構知り合いがたくさんいましてその中のIという人間に聞いた話をします。

Iがある日の夜友達数人を誘ってある噂のトンネルに行ったそうです。

歩道もあるトンネルなので歩道を通って行こうと言うことで、近くの空き地に車を停めトンネルの中に入っていった。真夜中ということもあり車一台通らない。

トンネルの中ごろまで来たとき友達が言います。

『おい、あの非常灯さっきも見たぞ』

そんなバカなと思いつつ見ると、友達が言うように先ほど見た非常灯がありました。

何時間経ったかわかりませんが、多分2時間くらいさまよい同じことを繰り返すうち明かりが見え、やっとトンネルの出口が見えトンネルから抜け出たということです。

早々に車に飛び乗りそれぞれの家々に帰ったそう。

噂ではそのトンネルにいる幽霊に気に入られると、悪戯なのかどうかはわかりませんが出口を遠ざけられ迷わされるということです。

追記ですが、幽霊は空間さえ自在に歪ませたり変えられるのかと思うとぞっとします。

以上Iの話です。
前に働いてた職場、お客さんのところで思いっきりトラブってどうしようもなくなった事があるのよ。

大抵そう言う時は職場の先輩に電話して色々教えてもらったりするんだけど、その時もそうしたわけ。

で、電話に出た先輩の声がなんかくぐもった感じで聞き取りづらかったんだよね。ちょっと体調が悪いとか言ってて。

けど先輩の助けもあってなんとかなったんだよ。

その後に会社帰るとなんか慌ただしい。話聞くとなんとその先輩が近所の百貨店の立駐から飛び降り自殺。

立駐の監視カメラにも写ってて、持ってた携帯は落ちた衝撃で一部破損してたけど無事だったらしく、その履歴から最期に会話したのが俺と判明。

ただ、問題は俺が先輩に電話した時刻。飛び降りてから5分後。まあ、落ちたせいで携帯がぶっ飛んだ可能性もあるけど。

実話だけど特に怖くも無いか。

その後、俺が居た事務所(全国都市に事務所あるんだけど)に緘口令。通夜葬式、お墓の場所について聞いてもお前が知る必要無いの一点張り。

翌日にはその先輩の社用システムのアカウント削除。少ししてその先輩が使ってたデスク&PC廃棄。一週間後新品到着。荷物は一部遺族に渡したようだけど殆ど処分。

先輩の写真が載った社内報(事務所においてある)廃棄。はっきりいっていなかった人扱い。俺が先輩の話をしようとすると会話が流されて強制終了。

別の事務所の同期にちょっと話すと、どっかから話したことが漏れたのか、上司に呼び出されてわけの分からん説教。

ここらへんが納得いかなくて転職したけど、げに恐ろしきは人間なり、ってね。

名前聞いたら結構有名な会社っす。
少し前に引っ越した賃貸の部屋のことです。


その部屋は都内某所にあり、2LDKの家族用の部屋。遅くに不動産屋を訪れた為に内件(下見)に行ったのは夜になっていました。

最初から、怖かったんです。一室だけが妙に暗くて嫌な威圧感が漂っていました。そこは和室で、どうしても私は入ることが出来ませんでした。

けれど今の家を出る期間が迫っており、泣く泣くそこに決めてしまいました。その和室を使わなければ良いと思ったからです。

そこで引っ越しの日。シェアをする友人とその部屋に入ったのですが、その子は部屋に入るや否や私に凄い顔で「女の人がめっちゃこっち睨んでるよ!?」と。

そして何故かその和室以外の部屋には電気プラグが無く、取り付け工事をしなくてはいけないらしく、私達は電気のある和室で生活する事になりました。


一日目。夢を見ました。女が髪を振り乱して追いかけてくる夢。

段々と距離が縮まり、捕まって女が酷く怖い顔でずっと言います。

「私を忘れないで忘れないで忘れないで…」

私と友人は二人で飛び起き、顔を見合わせました。

「夢、見た?」
「見た」

「女の、人?」
「たぶん、押入の人…」

言って押入の方を見ると少し隙間が。怖くなってその日は朝になるまで二人でテレビを見ていました。


それからも奇怪な事が多々。

盛り塩が半日で溶けたり、数珠がいきなり弾けたり、隣の部屋(電気のない部屋)から子供が走り回る音が聞こえたり、私たちの届かない窓の高いところに人の手形がついていたり、愛猫が押入に向かって威嚇したり…………。

一番怖かったのは神社から貰った御札を貼ったのですが、それが次の日真っ黒になって剥がれていた事。

その部屋に引っ越してからは運気はさんざんでしたが、二年は耐えました。

そして最近ようやく引っ越しが決まったので荷造りをし、最終日の夜にまた彼女が。ただ何も言わず、私を覗き込むように見ていました。

次の日の掃除の際、押入の上の小さい物入れの掃除をするとき、扉を開けた瞬間に黒くて湿った異常に長い髪の束が落ちてきました。

絶句です。ゴキブリよりも恐怖でした。

その後、不動産の人に言われました。

「よく二年も住みましたね。ここに住む人って、いつも三ヶ月もたないのに…」

あ、やっぱりいわくつきだったんだなーって。
これは時期はずれだがある夏の出来事。

むしむしした蒸し暑い昼下がり。自転車旅行と称して、近場の親戚の家まで友達のRと遊びに行った。

その親戚の家までは自宅から1時間半の道程である。その行きの時に体験した出来事。

細い道を一列に並んで走っていたんだが、横を見ると長い長いブロック塀に囲われた大きな日本家屋がある。

そのブロック塀にはひとつひとつ穴があいているんだが、しばらく走ってると途中横から、口から空気が漏れるようなかすかな息づかいみたいな音がする。

何気なく横目で見るともなく見てみると驚いた。ブロック塀の穴という穴からたくさんの顔が、穴いっぱいにはまり込むようにこちらをのぞいていたのだ。

その穴からのぞく人たちの顔は皆一様に青白く生気のない目をしている。

見れば中には年寄りも子供も女も男もいる。年齢も性別もばらばらだが共通点として皆顔の青白さが同じだった。

そのブロック塀の壁を抜けるまで僕は前だけを見て走った。当然帰りはべつの道を通った。

あの顔は何だったのかわからないが、思い出すのもためらわれる出来事だ。夏になるたび、思い出してしまう黒い思い出。
友人の家に泊まりにいった時の話。

深夜頃まで遊んでいた時、少し小腹がすいたなってことで、友人と二人で、近くのコンビニまで行く事になった。 

既に、深夜一時近くということもあって、到着するまでに一人二人ぐらいの人とすれ違うぐらいの静けさだった。

コンビニで先に買い物をすませ、店から出て待っている時、ふと気になって、交差点の向かい側にある陸橋の方を見てみると、橋の真ん中辺りに、薄ぼんやりと人のようなものが見えた。

来る途中に通った時はいなかったのと、あんなところで突っ立ってなにしてんだろ…と思っていた瞬間、その人が橋の上から地面に飛び降りていった。

まさか、飛び降り自殺を目撃するなんて夢にも思ってなかったので、そのまま5分ほど固まっていると、いつのまにか隣に友人がいて、

「あれ、結構頻繁にあるから。別に気にするモンでもないぞ」

それだけ喋ると、先に歩いて行ってしまった。

ただ、慌てて後を追った帰り道に友人が、

「嫌な事や苦しい事から逃げ出したくて飛び降りたってのに、死んだ事にも気付かず、延々と繰り返すハメになるってのは、どんな気分なんだろうな…」

その言葉を聞いて、俺も自殺だけは絶対にやめよう、と心底思った。
昨日の出来事です。

私は昨日仕事が休みで、夕方一人でドラマの再放送を見て居て夢中になっていました。

すると………

ガシャン!!!!

驚いて見るとハンガーがストーブに落ちて床に落ちていました。

私の家はストーブの上に洗濯竿があります。しかし、竿は太めになっていて、力を入れてハメないとダメなんです。だから、落ちて来るような隙間はありません。

気味が悪くなり、天井を撮影し、すぐに、お世話になっているお寺に鑑定を頼みました。

結果は以下の通りです。

生霊がいます。最初は2体でしたが、段々増えて来て、この生霊が霊を呼んでます。

生霊は女性で顔半分ありません。憎悪や妬みで来たんでしょう。髪が天然パーマみたいな感じの子なんですが、心当たりはありますか?

すぐにわかりました。私は友達が少ない方で、天然パーマの子は一人しか居ませんでした。

その子(仮にE)とは高校からの友達でしたが、一ヵ月ぐらい前に別の友達を傷付けられ、傷付けられたのにムカつき喧嘩をし、友達を止めました。

まさか恨まれていたとは…もう二度と会いたくないと思いました。
これは私が実際に体験した話です。

私の住んでいる近くには心霊スポットが多くあります。その中でも最も有名なのは、「旧○峰トンネル」というトンネルです。

そこでは不可解な事故が多くあるため、閉鎖されて現在は「新○峰トンネル」が出来ています。

そしてどんなことが起きたかというと、まだ記憶にも新しい「宮崎勤」の事件です。少女をレイ/プして生で食べたとされる事件がこのトンネルの上で起きました。

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。


私たちはこの噂を聞いて、車で朝方向かうことにしました(人数は3人)。

さっきも話しましたが封鎖されているのでそこからは歩いて行くことにしました。

なぜか晴れているのにも関わらず、その場所だけは薄暗くなっており異様な空気になっていました。まぁ気にせず進むことにしました。

トンネルの前まで来た時、トンネルの入り口にはミラーが2つありました。またそれが曇っていて不気味でした。その時です。

頭に響くような声で、

「カエレ」

と聞こえたんです。しかも聞こえたのは2人だけ。俺たちは顔を見合わせました。

「なんだよ今の。やばいだろ」

その時です。また、

「カエレ」

って言うんです。俺らはびびって逃げましたよ。

でも、何か欲しいということで、写真を撮ってみました。もちろん写っていたわけですが、そこまで怖いものではないと記憶しています。


その後、しばらく経って奇妙な夢を見ました。

またあのトンネルにいました。しかし明らかに場所がおかしいのです。目線が2つのミラーの上なんです。

その時向こうの方から3人組が歩いてきたんです。それはあの時の私達でした。

なんでこんなとこに来てるんだろうと思いながらも、危ない場所だと知っていたから、大きな声で、

「帰れ」

そしたら3人は慌てています。そしてもう一度、

「帰れ」

そしたら走って逃げて行きました。

勘のいい人は分かりますよね? あの時聞こえた声は私自身の声だったんじゃないかということです……
数年前、東北の某市の市民プールでバイトをしていた時の話。

一日の営業を終え片付けをしていて、俺は忘れ物などがないか、男子更衣室のコインロッカーを一つ一つ開けて点検していた。

で、その内の一つを開けたところ、一辺30cm程の立方体の中にオジサンがぎゅうぎゅうに詰まっていた。

横向きに体育座りのような姿勢で、太股と胴体の間にありえない角度に首を曲げて、頭をねじ込んでいた。

その頭がどうやってかクルリとこちらの方を向き、俺のほうを見ると、「何やってるの?」と聞いてきた。

突然の事に狼狽した俺は何故か、「いえ、別に」と間抜けな返答をすると、ロッカーの扉をそっと閉め、走ると追ってくるような気がしたので早足で事務所に戻り、受付にいたおばちゃんの顔を見てからようやく

「わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」と悲鳴を上げた。

その後バイト仲間達にも来てもらい、そのロッカーを開けてみたがオジサンは見あたらず、他のロッカーも見てみたものの誰もオジサンを見ることはなかった為、俺の見間違いということになったが、なにをどうとか、俺は納得はできなかった。

が、翌日、騒ぎの時にはいなかったバイト仲間のAにその話をしたら、「あ〜いますよね、オジサン。俺もたまに言われますよ」と、事もなげに言われてしまった。

どうもAは見えるヒトという奴だったらしい。他のバイト達は見えないヒトばかりだったので、黙っていたそうだ。 

A曰く、オジサンはプールに常駐している霊で、よくポンプ室の隅やロッカーの中にいるらしい。

見えないヒトのはずの俺に見えたのは、何かの拍子に波長(?)が合ってしまった為なのではとのことだった。

普段は見えることは滅多に無いだろうし害はないので、放っておいても問題ないとAには言われたものの、再びビビりながらではなくロッカー点検ができるようになるまでにはかなりの日数を要した。

その後オジサンには会うことはなかったのだが、一言言ってやりたかった。

「オジサン、あんたこそ何やってるんだよ」と。
とある自営業の家にとんでもないどら息子が居た。

どら息子の父の兄、どら息子の伯父にあたる人が近所に独居していたが亡くなり、伯父の息子が引き取りに来るまでの間、どら息子の家で遺品や位牌、仏壇を一時的に預かっていた。

伯父の息子も遠方に住んでおり忙しくて中々引き取りにこれず、それに腹を立てたどら息子は、かれこれ一ヶ月ほどたったある日、伯父の遺品の全てと位牌、仏壇をゴミとして処分してしまった。

それから数日後に伯父の息子が遺品を引き取りに来たのだが、既に何もかも処分されており何一つ形見の品さえも残っていなかった。

愕然とした伯父の息子は涙を流しながらも、

「なんて酷い事をするのだ。遅くなったのは申し訳ないが身内に対する仕打ちがこれか。貴様等を呪い殺してやる」

と言い残し帰って行ったそうだ。

さて、それからおかしな事が起こる様になる。どら息子の父が心不全を起こしてあっけなく死んだかと思うと、祖母も後を追うように死んでしまう。

飼い犬が5頭居たのだが、一匹一匹と次々に死んで行き、全ての犬が死に絶える。父が死んでどら息子が家業を継ぐが、上手く行かず家業をたたむ事になる。

どら息子の母も精神を病んで深夜に寝巻き姿で住宅街をうろつく様になり、たびたび警察に保護をされ家に送られるようなる。

父が残した財産を食いつぶして生活をしていたが、蓄財も無くなり収入源も自宅前に設置した自動販売機の売り上げに頼るような暮らしとなって、どら息子は働きに出るようになるが、わがまま一杯に振舞って生きてきた事もありどこに行っても勤まらず、今現在では行方不明になっているそうだ。
お袋の弟は、親族から勘当同然もじいちゃんの計らいもあり、じいちゃんの家の隣に土地をかしてもらっていました(勘当の理由は嫁さんにあるそうですが。子供の頃は、まったくあった事がありませんし)。

月日は経ち、祖父母共に認知症などが出てきた頃です。介護に東京から高速バスで行っている母や伯母含め話がありました。

その人(Aさんとしましょう)が嫌がらせをしていると。

お袋の妹が介護に来ると、庭から敷地内に入り車のタイヤをパンクさせる→帰りに事故寸前で助かったそうです。じいちゃんの家は、隣の食堂以外は離れているし、隣以外から入ったら基本分かります。

この程度なら、子供じみた程度で済むのでしょうが、母や親族の話はもっとエグイものでした。

@嫁さんが、隙をみては庭に動物の死骸を投げ捨てる

A祖父の貯金を預けている銀行へ行き、「○○の嫁で親族だと主張し祖父の貯金を家族で使い込み」

田舎はネットワークですぐばれるのにやったそうです。しかも親類一同につめよられても、「お前らは、俺らを嵌めようとしている」と聞き耳もたなかったそうです。

私や兄貴が立腹したのは、今年の法事に行った時です。東京からきた四人の孫に一言もなし、しかも1日来客の対応していたなかで、地区の会社の社長クラスがくると急に代わると言い出し、嫁が「ほら○△の社長さんだから挨拶しときなさい」とか、孫全員で殴り飛ばしたい心境でした。

まあでも、実は二人共にここ数年で大きな病気になっているそうです。特に嫁さんは末期だそうです。因果応報とは、まさにと感じてしまいます。

追記、今回の法事や葬儀の時も両親や従兄弟の両親含め親族をひっかき回してきた二人です。葬儀に至っては、田舎のしきたりで喪主を薦めたのに拒否、親父たちが全て手配したあと直前で勝手にキャンセルや独自の業者を頼み、親父たちは準備してくれた人へ平謝り、やりたい放題で、じいちゃんが健在なときに生前贈与を親族に求めた時は、散々じいちゃんたちの財産を使い込んでおきながら、ふざけるなと思いました。

因みにその人の子供は、仕事となにかしら理由をつけて親族の場に顔を見せずあった事がありません。

人間はここまで堕ちれるものなのかと感じたできごとです。
知り合いの男性がデキ婚した。挙式から半年後に妻は出産する予定だったが、運悪く流産した。

しかしその一年後に妊娠。順調に思えたが、今度は八ヶ月後に流産、というか死産。

この時は女性もかなり体に負担がかかったそうだ。それで妊娠恐怖症になったらしく、30歳まで避妊を続けたらしい。

夫がどうしても子供が欲しいので、不妊治療を受けることを提案。その女性は病院で検査するも、不妊の原因が分からず、思い余った夫がある霊媒師に相談した。

霊媒師はひとしきり霊視すると、あっさり告げたそうだ。前に付き合っていた男の霊が原因。奥さんに供養させなさい。

男の霊?つまり、その男性は死んでいるんですか、夫が尋ねると霊媒師はそうだと答え、男の霊が胎児を殺している。除霊しない限り、奥さんは流産し続けると言った。

夫が霊媒師に紹介されたお寺に妻を連れて行くと、そこの住職がしばらくして夫に告げたそうだ。

今お経を唱えている最中、男が私の耳元でずっと囁いていたんだが、あなたの奥さんが以前子供を殺したそうだ。嘘かどうかは分からないが、死んだ男はそう言い続けている。

だから妊娠は諦めた方がいい。次に妊娠したら、奥さんは死ぬことになると思う。

住職にそう言われた夫は、妻を苦しめないよう、黙ってお寺を出た。そして駐車場に向かう途中、二人は二歳くらいの幼児を抱きかかえている男とすれ違ったそうだ。

夫は霊の話を聞いたばかりなので一瞬ぞっとすると、その横で妻が悲鳴を上げて失神した。

そのことがあったので、夫は住職に言われたことを正直に話し、もう子供を諦めると言ったそうだ。

すると妻は泣きながら詫びたという。彼女は若い頃中絶をしただけでなく、小学生の頃、親戚の幼児に手をかけて殺したと。

ずっと忘れていたが、子供を抱く男の姿を見て突然思い出したそうだ。

そして、その男が叔父に当たる人で、高校生の頃に不倫して妊娠、中絶。親にそのことが発覚すると、叔父は失踪したそうだ。

結局二人は離婚したが、妻はかなりの美人だったので、すぐに再婚したらしい。
因縁というか、教訓みたいに思えた話。

身内に、鬱から精神病になり、半身が不自由になり障害者となった叔母(母親の妹)がいます。

私が物心ついた頃には、既に今で言う統合失調症(当時は分裂症)で、仕事はせず、昼間に起きてご飯を食べてだらだら過ごす毎日でした。色々あったんですが、長いし愚痴が多くなるので割愛します。

叔母がこうなった原因が、勤め先のイジメだった、と大人になってから初めて聞きました。しかも会社全体で。

同僚には近所の方もいて、辞めたあとも色々ありました。近所、というか、お隣さんなんですよ。

で、何十年に渡るこの関係は、会社の倒産と不祥事発覚からぼろぼろ崩れました。

結末としては、イジメをしていた近所の方々のお家は、お子さんが亡くなられたり出ていかれたり、病気になったり…。あとは、うちの祖父母もまぁ、病気で亡くなったり、寝たきりになったり。

叔母に関わった人間は、みな不幸になりました。

祖父母は、叔母を病院に行かせるのを嫌がって、でも寝てばかりの叔母を責めてばかりいました。叔母からほぼ毎日の様に怨み言を聞かされた私は、中学位に爆発し、以来叔母とは距離を取ってます。

一番怖いのは人間の念だと思うんです。行いは、巡ってくるものなんでしょうね。

何より怖いと思ったのは、毎日昼夜仏壇に祈ってた叔母の念仏みたいなのは、実は念仏じゃなかったこと。

願ってたのは、周りへの不幸。生きてる限りは、身内にすがってやる、という叔母が心底怖いです。

ちなみに、母親は肺癌治療中。叔母が一番長生きしそうです。
子供の頃、ご近所の農家にいかにも気難しそうなお爺さんと、上品で優しそうなお婆さんのご夫婦がいた。

世代的な事情(双方とも戦前生まれ)を考慮しても尚、お爺さんのお婆さんへの態度はDVそのもので、周囲もひどいと感じているはずなのに不自然に口を閉ざしている。

大人になってから聞いた話では、お婆さんは戦前はその付近一帯を所有していた大地主の末娘で、お爺さんはその小作人の倅だったという。

お婆さんの実父は地主としてはかなり横暴なワンマンで、しかも小作人の娘の一人が首吊り自殺を起こした事件で、大地主が無理やり手を付けたからだと噂が立つなど品行も良くなかった。

そして戦後、大地主は農地改革で所有地の大半を失い、経済的に苦しくなったところに加えて、かつての小作人たちから公然と罵倒されるなど失意の内に病死した。

大地主の息子たちは既に戦争で全員亡くなっており、後には病身の未亡人とまだ十代の末娘だけが残った。娘は毎日、母親の看病をすべく近所の病院へ。

ある晩、元小作人一家は病院帰りの末娘を拉致して、そのまま一家宅に軟禁、強制的に倅の嫁にした。病床の母親は間もなく息を引き取り、誰も反対する人はいなかった。

お婆さんの父地主が手を付けて死なせたとされる小作人の娘は、お爺さんの実姉に当たる女性であり、お爺さん一家はずっと復讐の時期を窺っていたそうだ。

お婆さんは婚家の人々から虐待され通しだったらしい。「親の因果が娘に報いた」と近辺の人は当然の様に話していたが、こういう話はやりきれない。
ある知り合いの話。

彼は会社でも有能な奴だったのだが、同僚のある女性社員とその上司が組んで、昨年仕事上の失敗(本来の原因はその女性社員にあるのだが)の責任をその知り合いの奴に全てかぶせた。

そのため、結局知り合いは、会社にいられないようになってしまった。

体のいいリストラだったかもしれないが、温和なその友人は激怒して

「生まれて初めて、神社で奴ら二人の因果応報を願った」らしい。

それも半年で数十回も参拝し、自分の再就職と共にお願いしたと。

その甲斐あって知り合いは苦労を重ねて、今年春には別の会社に再就職できた。

一時は自殺も考えたとも言っていたが、まず良かった。

そして問題の二人だが、まず彼を首に追い込んだ上司は、その後またとんでもない失敗をやらかし、今度は責任転嫁が出来ずにクビ。現在行方知れず。

そして女性社員の方は、今年になって外出中に自宅から出火。自宅&隣の家も全焼。

そのショックからか結局仕事が出来ず、会社も辞めてこれまた現在行方知れず。焼け跡はそのままの状態らしい。

知り合いは今月その話を聞いた途端絶句。

「今後は二度とその神社には行かない…」と話していた。

因果応報が現実になった実話でした。
私が実際に体験した話しです。

私は20代の時キャバクラで働いていました。私をご指名してくれるお客様を大切にして頑張っていたのですが、20代後半になってそろそろ潮時だな〜と感じ26歳でキャバクラ勤めは辞めましたが、その後も4、5人のお客様とは縁も切れずメールしたりたまにご飯を行くようになりました。

そのうちの3人は本気で私と結婚したい!とか言う少しアブナイ人で、でもそういう人って利用出来るから(貢いでもらうつもり満々でした)。

まぁヤバくなったら逃げよっと的に考えていて、どうやってお金を引き出そうかな〜って考えてました。

まぁ結果的に貢いで貰いました。1人から車が買えるくらいの現金を貰ったり、1人からは物を買って貰ったりと騙して騙して引っ張り続けたんですけど。

騙し行為をして1年くらいでアブナイ人達に付き合うのも面倒臭くなってあっけなく切り捨てました。

でもそれから悪い事だらけになったんです。

7年付き合った人と婚約していたのに別れたり、新しい彼氏が出来ましたが暴力を振るうようになっていき、前歯を折られるようになりました。

新しい職場でOLを始めてたんですが、急に成績が落ちはじめて、人間関係も悪くなりました。

暴力彼氏のおかげで賃貸の部屋の壁はボコボコ、修繕費にうん十万円もかかり、金銭的にも逼迫していき、お金もすぐになくなりました。

暴力彼氏とは別れてもらえずにズルズルと付き合い私の家に勝手に住まれて、私が養っているような状態になりさらにお金が無い。

食べるにもギリギリの生活の中、妊娠。気が付いた時にはおろせない時期で産みましたよ。

あれから何年もたちやっと因果応報の呪縛が解けたのか、いつの頃からかわかりませんが暴力彼氏だった今の夫から、気が付いたら暴力を受ける事も無くなっていて、裕福では無いですがきちんと養って貰って今は普通の暮らしを送っています。

ママ友達とも人間関係良好で、最悪な事も心配事も無い状態になりました。

人生最悪なあの時期は因果応報としか考えられません。

人を騙したり傷つければ、形は違くても必ず自分に同じように降り懸かりますから、皆さんも気をつけてくださいね。
これは、私が古着屋で、あるTシャツを買ったときの話です。

よく聞く話ですが、古着には、以前の持ち主の気持ちが入っていて、その気持ちが強すぎると…

そんな話を聞いていましたが、自分には全く関係ないことだと思っていました。

古着屋で買った、そのTシャツを気に入った私は、買ったその日からハンガーにかけて、アパートの部屋の壁に飾ることにしました。

けど、その日からです。寝付きが悪く、寝苦しくなったのは…

今ではとても不思議に思うのですが、あんなTシャツをなぜ、そんなにまで気に入ってしまったのでしょうか。

Tシャツには、花畑で手をつないでいる三人の少女たちがプリントされていました。真ん中にいる少女の瞳には黒目がありましたが、左右にいる少女たちには黒目がありません。白目を剥いていました。

ある日、そのTシャツを実家に持って帰ったときに、妹から言われました。

自慢気にTシャツを見せた私の気持ちとは裏腹に、妹は『そんな気持ちの悪いもの、見たくない』と。妹は、何か感じたのでしょう。

後日、妹が言った理由がよく分かりました。

職場の飲み会で気持ちよく酔って、アパートに帰ってきた私は、電気を点けたまま布団の中へ。そのまま夢の中へのはずが、やはり寝苦しいのです。

不気味な視線を感じ、その方向に薄目で目をやりました。その視線の先には、壁に飾ったあのTシャツがあります。

見ると、Tシャツの左右にいる少女二人が脇を見るように、黒々しい瞳がこちらを向いています。

しかも、真ん中にいる少女はどちらを向いているか分からないような目線で口を大きく開き、まるで狂っているかのように笑っていました。

甲高い声で…『キャッキャッ』と無邪気に笑う少女の声が聞こえ、私はいつの間にか気を失っていました。ただ酔っていただけだとしたら、それまでの話だと思います。

だけど…豹変した少女たちの顔とその声を、私は今でも忘れることができません。

>>24


目が覚めたという表現が正しいと思います。私は、すぐにそのTシャツを元の古着屋に売りに行きました。もう手元には置きたくなかったのです。

今、考えると…そのようにして、あのTシャツは誰かへと渡り歩いているのでしょう。

この話を読んでくれた皆様へ。古着屋に行った際は、三人の少女がプリントされた黄色のTシャツには、ご注意ください。私は、まだ助かった方だと思います
友人の先輩数人が体験した話を紹介したいと思います。

ある日、友人の先輩数人(その時、友人は不在でした)は肝試しに行こうとF県の某所、過去に一家惨殺事件があった廃虚に行ったそうです。

先輩達の中に、いつもおちゃらけてヘラヘラしている、所謂いじられキャラのA子さんという人がいました。

そこで、A子さんを驚かそうと他のメンバーは作戦を立て、廃虚の中のある一部屋に皆で入る振りをし、A子さんが部屋に入るなり、他のメンバーは一斉に部屋の外へでて勢いよくドアを閉め、A子さんを閉じ込めました。そして、ドアノブを皆で抑えていました。

さすがにA子さんも怖かったのでしょうか、必死にドアを叩き

「開けて!お願い!開けて!」

と叫んでいたそうです。

ドアの構造は、A子さん側に開くタイプでした。A子さんの声が無くなり、他のメンバーも満足したらしくドアを押して入ろうとするも、ドアが開きません。しびれを切らした一人が、

「A子!ドア押さえてんじゃねーよ!」

と叫ぶも返答がなく、ヤバいと感じたので男数人でドアに体当たりをしました。しかしドアは開かず…

数回体当たりを繰り返し、ようやくドアが開いた瞬間、部屋の隅にガクガク震えているA子さんがいました。

いつもおちゃらけているA子さんからは、想像出来ない程、A子さんは怯えており、さすがにヤバいと思ったメンバーは、A子さんを抱え廃虚から逃げるように出ていきました。

帰り道、A子さんは人が変わったように一言も喋ることなくボーっとしたままだったそうです。

数日が経ち、メンバーへA子さんの母親から連絡が来ました。内容は、廃虚から帰ってきてすぐ、携帯を家に置いたまま行方が分からないとのこと。そして、数年経った今も行方が分からないとのことです。

廃虚での恐怖から精神に異常をきたし、保護され精神病院にいるのか、本当に行方不明になったのか…

ただ一つ確実なのは、両親さえA子さんの居場所は分からないとのことです。

いったい、廃虚の一室でA子さんに何が起こったのか…それは誰にも分かりません。
あるOLの女性が引っ越したアパートでの話。

彼女は引っ越した日から、ある夢を毎晩見るようになった。

その夢は彼女が寝ている彼女を見る夢。そして、寝ている彼女をジッと見ている女の人が出てくる夢であった。

そんな不思議な夢を真夜中に見ると、必ず玄関から『シッシッシッ』っとほうきを掃く音が聞こえる。彼女は真夜中だが、管理人がまめな人でいつも掃除をしているんだと思った。

何日かして管理人に会った。彼女は『毎晩真夜中なのにお掃除ご苦労様です』とお礼を言った。すると管理人に『何のことですか?』とキョトンとした顔で言われた。

その日の晩、また例の夢を見た。しかし今回は違った。

いつもなら自分の寝ている姿を見ているハズなのに、自分はベッドの中、寝ているのである。そして、女が自分の首を絞めていたのだ。

ビックリした彼女は起き上がった。脂汗がヒドい。

『シッシッシッ』

またあのほうきを掃く音が聞こえる。その音がだんだん自分のベッドに近づいているのが分かった。

彼女は勇気を振り絞りそのほうきの音の方へ近づく。驚いた。

女が床に長い爪を立てていた。『シッシッシッ』っという音を響かせて。
これは元カノA子から聞いた話。A子が物心つきはじめたころのこと。

夕方、母が食事の支度をしている間一人で遊んでいると、洗濯機からにゅっと手が伸びていたという。

手はA子に向けておいでおいでをしている。A子は興味津々で近づくが洗濯機の口には背が届かず、中を見ることはできない。

手はにゅっと突き出たままで、おいでおいでをしている。そのうち、洗濯機の口のほうから

「A子ちゃんはいい子だね、遊んであげるから玄関から踏み台を持っておいで」

と男の声が聞こえた。

A子は言われるがまま、一生懸命踏み台を運びそれに登ると洗濯機の中が見えた。洗濯機には水が張っており、手はすでになかった。

しかしA子は気になって仕方がない。そのまま上体を傾け洗濯機の中身をさらに覗こうとしたとき、祖父に止められ抱き抱えられた。

祖父と母にこっぴどく叱られ、手の話は出来なかったが、A子はそれからしばらくの間、洗濯機には人が入っており、洗ってくれているものだと考えていたとか。

それから二度と手を見ることはなかったという。
去年の今頃に実際にあった話を投稿します。

僕は高校を卒業し九州の実家を出て関東の専門学校に通ってました。

年末が近づき待ちに待った冬休みです。正月は家族と過ごしたかったので飛行機で九州に帰りました。

正月といえば福袋! お目当ての福袋を手に入れる為に仲の良い兄と街まで出かけました。

買い物が終わる頃には日が沈み辺りはすっかり暗くなっていました。そろそろ帰ろうかとなった時に突然の腹痛に襲われコンビニを探す事に…

しかし近くにコンビニはなく公園しかありません。しぶしぶ公園のトイレに駆け込みました。

兄は小便、僕は個室。和式だが仕方ない。ズボンを下げ座り込んだ時でした。

「……気をつけなねぇ…」

ボソボソしたおばあさんの声が聞こえました。

天井は吹き抜けになっていて女子トイレへと繋がってます。僕の個室の隣の女子トイレ側の個室から聞こえたようでした。

シーンとなっているトイレの中でずっとボソボソと喋っています。電話じゃありません。気になったので耳を傾けました(どっちにしろ聞こえるが…)

「痔の時になぁ…ふんばりすぎると危ないで…」

ドキッとしました。僕は当時痔に悩んでいたので…

僕に言ったのか?? でもなんで痔の事を…ボケてんのか??

まだおばあさんは続けました。

「…兄ちゃん…関東は遠いなぁ…」

「……学校は…辞めた方が良いかもなぁ…」

寒気がしました。

さっさとトイレから出ると兄が待ってました。兄に聞こえた?? と尋ねると聞こえた…と答えられました。

あのおばあさんは何だったんだろう?? と2人で話してましたが結局はわからず…

>>29

ここまでは謎だったおばあさんです。ですが1週間前に霊能力のある知り合いにひょんな事からトイレのおばあさんの話をしました。

すると返ってきた答えは…

「愛斗…お前そのおばあさんに返事したりせんで良かったなぁ!」

「え?なんでですか??」

「一言でも返事してたらお前に憑いてきてたぞ」

「……??」

ここまで意味がわからなかったが次の言葉を聞いて言葉を失った。 

「声がした個室には誰もいなかったはずだ。死んだ人間しかいなかったよ。それに1人や2人なんて数じゃないな」

公園のトイレを使うのは絶対にやめた方が良いと思った。何が憑いてくるかわからないからです。

p,s おばあさんと関係あるかわかりませんが専門学校は中退しました。
親戚のおばさん。夕方茶の間でテレビを見ていると、玄関先から「ただいまー」と聞こえた。

高校生の娘の声だった。いつもなら何も言わず鍵を開け、そのまま2階の自室に行くのに、今日は機嫌がいいのかな?なんて思った。

しかし、声は玄関先から動かず、

「ただいまー」「ただいまー」

と連呼している。

障子を開け、玄関先を覗くと変なものがいた。頭の先からつま先まで、ペンキを塗りたくったような黒い人が立っていた。

つるつると黒光りしていた。その黒い人が、玄関先でのぞき窓に片目を当てながら

「ただいまー」「ただいまー」

と繰り返している。

ぞっとしたおばさんは障子を閉め、すぐに110番した。黒い人は玄関先で

「ただいまー」「ただいまー」

と言い続けていたが、10分ほどで聞こえなくなった。おばさんは怖くてその間トイレに隠れていた。

声は間違いなく娘のものだが、なんというか、抑揚がなく、例えるなら笑い袋のようなもので録音してある声を、何度も再生しているかのような印象をうけたとか。

その後駆け付けた警官と、帰宅した娘に事情を説明するのが大変だった。黒い人が家にやってきたのはその一度きりだった。
大学時代に付き合ってた彼氏の話です。

付き合い始めて一年半ほどたったころ、彼は引っ越したのだが、その頃からあまり夜に求めてこなくなった。

浮気してるか、別れたくなったのか、疑心暗鬼になった私は、ある日酔った彼に問い詰めた。

彼はなんだかんだと理由をつけて、なかなか口を割らなかったのだが、とうとう観念したのか、こんな話を私にした。

引っ越してからすぐ、夜寝ていると物音で目が覚める。シャンシャンという金属音だが、出所がよくわからない。

一週間ほどたったころ、その物音で目覚めると、奥の部屋からそろりそろりと和服の女が近づいてきた。彼は驚いたが、なぜか体が動かず、声も出すことができなかった。

女は彼の横に添い、何か語りかけると、そのままエロいことを始めた。彼は恐怖でそれどころではなかったが、体は動かず、女のされるがままにいたという。

女は事を終えると、感謝の言葉をかけ、部屋の奥に消えた。それと同時に動かなかった体の縛りが解けた。

それが二日に一回のペースで今まで続いてきているという。最近は体の金縛りがなくなり、彼も共に行為に及んでいるとか。

行為の最中はもう意識が定かでなく、無我夢中になってしまい、終わったあとはすぐ寝てしまい、よく覚えてないとか。

彼は本当に怯えており、二人で対策を練ったが、素人どうし、なにもいい案がでるはずもなく、結局近い内に引っ越そうという結論に至った。

その数日後、彼の部屋に泊まったとき、夜中にふと物音で目覚めると、彼氏が戸を開け、外に出ようとしているところだった。

声をかけると、振り向いた彼の目は虚ろで、「サキと一緒に行ってくるよ」と言った。

>>32


私は慌てて彼を引き止め、ひっぱたいたり、烏龍茶を頭からかけたりして、彼の目を覚ました。

我に返った彼によると、女が枕元に現れ、様々な誘惑の言葉をかけられ、全く抵抗できず誘われるまま外に出ようとしてたとのこと。その際、散々な言われようで私の悪口を言っていたらしい。

彼はその日以来部屋には帰らず、友達の部屋に居候し、部屋は引き払い、引っ越した。その後は私たちの前に女が現れることはなかった。

彼とはその後しばらくして別れてしまったが、先日同窓会で会ったとき、思い出話でなんとなくその話題をふったら、ものすごい剣幕で怒られた。

これは勘だが、まだ彼はあの女から逃げ切れてないのかな、そう感じた。
田舎に住んでた子供の頃、地元から一つ向こうの山で遊んでるうちに迷った。

泣きたい気持ちを堪えながら、闇雲に歩いていると人の声がする。安心してそっちに行ってみると変なものがいた。

ガリガリに痩せた3mぐらいあるやたらでかい人間?が、蛞蝓(なめくじ)みたいな体に人間の顔が埋まったような生物(複数いた)に鎖を繋いで歩いていた。

やつはすぐにこっちに気付き、近づいてきた。もうガクガク震えていると、腰をヌッと落とし顔を近付け、

「この事一切他言無用」と言った。目が異様に小さかったのを覚えている。

「道に迷ったの」と何とか口にすると、やつは暫く考えた後、「ここをこう行け」と教えてくれた。

その時、後ろの蛞蝓人間?がみんな口々に叫んだ。

「助けてください!きみ人間だろ!助けて!こんなの嫌!」

みんな泣いてるようだった。

当然俺にはどうしようもなく、半泣きで固まっていると、やつはまた鎖をぐっと持って、彼らを引っ張りながら森の奥に消えて行った。

助けを乞う声はずっとしていた。そしてやつの背中が見えなくなったあと、俺は変な声で叫びながらも教えてもらった道を無我夢中で走った。

あれだけ迷ったのに簡単に家に着いたんだから、悪いやつではなかったような気もするが、あれが物の怪だったのは間違いないとしても、あの蛞蝓人間が何だったのかがよく分からないままだ・・・。
普段寝る時は騒音に悩まされてるわけじゃないが、耳栓をして寝ている。

ただ、あの日の夜から…

仕事ですごい疲れてたせいか、テレビをつけたまま寝てしまい、はっと目を覚ましたのが、夜中の1時だった。

まずい、明日も仕事だと、ベッドに入り、耳栓をしたとたん

コツコツ

と、部屋の外を歩くハイヒールの音が聞こえた。

隣の人かとも思ったが、耳栓をしてこんなはっきりと、外の音が聞こえるか?

それより足音がずっと聞こえてる。確認しようと耳栓を外したとたんに足音は止んだ。

え?

耳栓をすると、また

コツコツ

おかしな事あるもんだと思いつつも、明日仕事早いからと、その日は床についた。

次の日の夜も耳栓をすると、ハイヒールの音がしたが、昨日もしたし別に怖いとか感じなくて、寝たのだが、翌日霊感の強い友達にそれとなく言ったら

「それ、耳栓する事でこの世の音は聞こえなくなるかわりに、あちらの世のモノの音が聞こえてんだよ」

と言われ、まぁ音だけなら害ないし、そんな話をされても耳栓をしないで寝ようとはしなかった僕だったのだが。

さて、今日も寝ようと耳栓をして、足音を確認しつつベッドに入り

ん?

その足音がだんだん大きくなり、ウチの部屋の前に止まり

ガチャ

鍵がかかってるドアを開け、リビングから、明らかに僕がいる寝室へ。

コツコツ
コツコツ

ヤバい、早く耳栓を、と思った瞬間

「ねぇ…」

と、女の声。

わぁ!! と驚いて耳栓を外したとたん耳元で

「それ、外してよ」
昔、父親に愛人が居た。

数年後、母(父の妻)にバレして別れる事になったのだが、それが原因で、その愛人さんがちょっと精神的に不安定になり、私や私の姉達の通学路に立って、おかしな言動するようになった。

姉達は彼女を最初から徹底して無視していたのだが、私はなんだかかわいそうだったので、当り障りない受け答えをしていた。

すると「○○ちゃんだけはいい子なのね」と、私にジェニー人形をくれる様になり、オモチャも服も全てお下がりONLYだった末っ子の私には、古いリカちゃんではない真新しいジェニーがとても嬉しく、内緒で受け取って親に隠していた。

でも、愛人さんは頭おかしいものだから、こちらの都合も考えずに尋常じゃない数を(一度にジェニーハウス・ヘアサロン・ジェニー7体等)通学路で押し付けてくる様になり、さすがに怖くなって彼女を避ける様になった。

彼女の姿を見かけなくなったので、通学路を元に戻したある日の朝、以前の焦った様な雰囲気では無く、至って冷静で表情の薄い彼女に遭遇。つばの大きな帽子を被り、ボストンバッグ2つとオモチャの箱を抱えていた。

「遠くに行かなくちゃならなくなったので、お別れに受け取って」と、当時は見た事がなかった、黒髪のロングヘアーのジェニーをくれた。

早速学校に行き、その珍しい黒髪のジェニーを皆に自慢して有頂天になっていたら、男子の一人が奪って箱からむしり出し、首を引っこ抜いてしまった。

女子数人がジェニーを男子から取り返してくれた。そのジェニーの顎下からは、黒い人の髪がぼうぼうはみ出てた。

気の強い女子の一人が毛束をつまんだら、最初に固く丸めた毛の塊がポコンと出て、次にゾロゾロゾロととても長い毛が出て来て、頭皮から毛束が連動してゾロゾロゾロゾロと抜けた。

>>36

血の付いた毛根がついた、切り髪ではなく抜いた毛だった。囲んでそれを見つめていた一同、恐ろしくてめちゃくちゃに叫んだ。

気持ち悪くて怖くて、私も皆もいたずらした男子も泣き出してしまい、次の授業がつぶれるほどの大騒ぎになった。

その日の学級会で、「○○さんが通学路で“知らない女の人”から貰った人形に、人の毛が詰まっていて怖かった件について」話し合い、「知らない人から物を貰わない・変質者には気を付ける」で話がついた。

先生にも母にも父にも、『その変質者=父の元愛人』とは言えなかった。

未だにジェニー、特に黒い髪のジェニーはまともに見ることも出来ない。
二日酔い気味の頭を抑えつつ、水差しから水をついで一息に飲み干した。

舌に何かが絡む。ねっとり絡みつくそれを吐き出すと一本の白髪だった。

誰の白髪か心当たりが無い、昨日飲んだバーだろうか? よく思い出せない。

誰かの白髪入りの水なんか気持ち悪いので、水差しの水を流しにあける。俺は老人だの婆あだのが大嫌いだ。

まだムカムカする。蛇口から直接水を飲んでいると今度は喉に何か絡まった。せき込みながら吐き出すとやっぱり白髪だった。

きっと、これは白髪のように見えて白髪ではない、と思い当たった。一月前に取り付けた浄水器の濾過繊維か何かだろう。

「本当に良いものを勧めるなら自分が持たなくてどうする!」

赤ら顔の上司の罵声を逃れるためにいらない買い物をした。こんなのを買うのは、無駄にニコニコしてる爺さん婆さんだけだろうと思っていたのに、俺も馬鹿の仲間入りか。

水に白髪を混入させるなんて、ゴミみたいな浄水器だ。その性でますますムカムカしてきた。

俺は便所に駆け込む前に我慢できず、洗面台にもどしてしまった。洗面台に胃液が絡んだ大量の白髪がぶちまけられた。

なんだこれは。俺は理解できずに白髪を見ようとしたがむかつきがおさまらない。また喉元からなにかがはいあがってくる。

顔を上げると、

洗面台の
鏡の中の
俺の口の中に、

真っ黒い笑顔のばばあ。
以前、私が病気で入院した時のことです。

思いのほか重病で長期入院になってしまったんだけど、ある日、友人が手作りのカントリードールを持ってお見舞いに来てくれました。

「なんとなく、私に似ているよね〜」って言ったら、彼女が「フフフ!とにかくいつもそばに置いてあげてね!」って意味深に笑ったんです。

それからいつも髪をなでてあげたり、一緒に寝たりしていたんですが、それを見ていた同室のオバサンが、「欲しい!欲しい!」と大騒ぎしはじめたんです。

それが半端じゃない暴れよう。別に精神的になにかあって入院してた人ではなかったんだけど、もう手足をバタバタさせたりして。

「これは、友人が私のために作ってくれた人形だからダメ」って言っても聞き入れてくれなくて、とうとう私の主人が見かねて、別のカントリードールをお店で買ってきてオバサンにプレゼントしたけど、

「これじゃなければイヤだ!」とまたまた大騒ぎで、お見舞いに来たオバサンのお孫さん(小学校低学年ぐらいの子)まであきれる始末。

終いには真夜中に寝込んでいる私のところから盗んでいったり。結局、頭にきてオバサンにあげました。

それからまもなく本当にビックリしたんだけど、私の病気がよくなっていて退院が決まりました。

退院後、ドールを作ってくれた友人に事情を話し、「ごめんね」って謝ったら彼女は大笑いして、「実はね、もう少ししたら人形を返してもらおうと思ってたのよ」と言って説明してくれました。

私に似せた人形に私の病気を移し、その後人形を燃やすことで病気を治すつもりだったって。

そのオバサンが狂ったように欲しがったのは、人形じゃなくてあなたの病気かもしれないねって。なんか悪い物に引き込まれたんじゃないかって。

実際、私よりそのオバサンのほうが早く退院する予定だったから、なんとなくそうかな〜って気はしてたんだけど。

それから3週間後に定期健診で病院に行ったんだけど、あのオバサン、亡くなってた。
週1でとある病院に当直バイトに行っている。

大抵俺が泊まる部屋は決まっているのだが、ある日混んでるという理由で古めかしい棟の一室に割り当てられた。建物との見た目とは裏腹に、部屋は意外にも小綺麗だった。

その日は忙しく、荷物を置くとほぼ同時に呼びだされ、部屋に戻ったのは深夜だった。

鍵をあけ、部屋に入ると真っ暗だった。灯りのスイッチを探して二三歩進むと、後ろにあるはずの廊下の灯りもなくなっていた。

本当に真っ暗で何も見えない。しばらく何が起きているのかわからず、呆然としていると、遠くから人が歩いてきた。

真っ暗なはずなのに、その人の姿ははっきり見える。六畳ほどの部屋のはずなのに、距離感からしてその人は随分遠くから歩いてくる。

ふと気づくと、あらゆる方向から同じように人が沢山歩いてくる。暗いはずなのに、いずれもぼうっと姿が見える。

囲まれる! 直感的に恐怖を感じ、逃げようとしたが、あっというまに囲まれた。

彼らがすぐ近くまで来て気づいた。全員同じ顔で、同じ普段着の服装をしている。表情に乏しいが、全員コピーしたみたいに全く同じ表情をしている。

とにかくなんとかしなければと、混乱した俺は、何も考えず何故かその人混みを掻き分け、わって入った。そいつらは一言も発せず、俺を邪魔することもなく、ただ怪訝そうな表情をして突っ立っている。

その人混みを突っ切っている中、ふと気づくとそこは廊下だった。勢い余った俺はその場に転げ倒れていた。汗びっしょりで動悸が激しく、しばらく動けなかった。

守衛にクレームをつけると、詳しくは聞かず、あっさりと部屋を変えてくれた。あまりにも気持ち悪くて適当な理由をつけて、そのバイトは辞めた。

そのときの連中の顔が忘れられず、今も夢に見るよ。怖かった。
あるホテルに泊まった客の話。

千葉近郊にあるそのビジネスホテルの三階のある部屋では、深夜一時半になると必ず窓の外を何かが窓ギリギリでガラスを掠めるように落ちてくる。

証言してくれた客の話では、それはまるで落下傘のように左右に揺れながら落ちてきたという。

びっくりしたが度胸のあったその客は何が落ちてきたのかと窓を開き下を見た。すると暗闇の路地の底で何かが壁をよじ登ってくる。

よく見るとそれは顔面が脳天からきれいに裂けた男女ともつかぬ化けものが、左右に首を振りながら登ってきたらしい。

左右に首を振りながら登ってくるとき気づいたことだが、その化けものの裂けた顔が動くたびに揺れるから左右に揺れているように見えたらしい。

それ以来怖くなりそのホテルには行っていないし近づきもしないという。すっかり度胸のあったその客は怖がりになってしまったそうだ。
これは私だけの特異体質かもしれませんが、金縛りにあったとき、舌打ちをすると金縛りが少しずつですが解けるのです。

いつも金縛りにあったときはそうやって金縛りを解いてから再び眠りにつくのですが、今までに2回だけ、舌打ちが効かないときがありました(正確には舌打ちすら出来ないくらいの金縛りにあったのですが…)。

1回目は、寝ころびながら本を読んでいた時でした。突然金縛りにあい、目を閉じることすら出来ませんでした。

うわ〜と思っていると、視界の左端に黒い塊が映りました。本当に真っ黒なんですが、なぜかそれが髪の長い女性だとわかりました。ただ何の悪意も感じず、好奇心から私の顔をのぞき込んでいただけのようですが…

そして2回目。これは今思い出しても寒気がします。

私はベッドが壁に隣接しているので、目の前を壁にするような形で寝ていました。そして、金縛り…なぜか目は開けられるな、と感じたのですが、閉じたままでいました。

いつものように舌打ちをして…と舌打ちをするのですが、全く解ける気配がありません。すると後ろの方から小さなお経のような声が…

しばらく聞いていると、それはお経ではなく、一定のリズムで「ヴォーヴォーヴォー」と叫ぶ男の声でした。確実に悪意がこもっており、私に目を開けろ、といっているように聞こえました…

私の背中を越え、前に来る!と感じたのですが目の前は壁、正直少し安心しました…が。相手はそんなのお構いなし、壁があるはずなのに目の前に来て、相変わらず叫んでいます。

至近距離だったので(5センチくらい前に男の存在を感じました)もうがんがん響きます。思わず目を開けたくなりましたが、開けてしまうと閉じられなくなる気がしたので必死で思いとどまり、ひたすら「うるさい!消えろ!」と思っていました。

しばらくすると諦めたのか、叫びながら遠ざかっていきました。しかし、依然目を開けると何か恐ろしいものを見てしまう気がして目を閉じたままでいると、気付くと朝になっていました。

それ以降はこういった体験はありませんが、二度と体験したくないですね…
この話は私の20年来の友人、仮に染谷とします。が体験したなんとも恐ろしくおぞましい話です。

満月が照るある日の深夜、染谷くんはタバコを切らし、深夜タバコを買いに寝間着の格好で自分の住むアパートから近くの自販機までお気に入りの銘柄を求めに出た。

闇の中に煌々と輝く自販機の前に立ちボタンを押そうかと思ったら、急に真後ろに影が走るような感覚を覚えふと気配のあった後ろをちら見程度で見ると、たいそう猫背の男が頭をもたげる格好で自分の番が来るのを待っていた。

タバコを買いに来たお仲間かなと思ったのだが、その男の頭に視線が向いた瞬間思わずのけぞった。

その男はとてつもなく頭がでかかったからだ。首から下の身体とはアンバランスな頭のでかさに小銭を落としたことも忘れ唖然としていると、

その男がふらふらとよろめきながら

『重かろ 重かろ頭さ重かろう』

と念仏を唱えるがごとく言いながらだんだんと近づいてくる。

目の前の恐怖にすぐさま全神経が反応して落とした小銭もそのままにアパートへと駆け戻った。あの日のことは今でも脳裏に焼き付いて離れない。

染谷氏は語る。あれは多分霊とかそんな生易しいもんじゃない。常識や社会の掟なんか当てはまらないおっかねえ化け物だ。

後の被害といえば、それ以来染谷は深夜にタバコを買いに行くことを止めなるべく切らさないように大量に箱買いをし、吸う量がおかげさまで増えに増えたということだ。
結婚したばかりの頃(15年前)、新居に引っ越ししてから、毎夜金縛りにあったり、体調を崩して1年のうちに2回も入院…

もしや家に何か憑いてるのか…そう考えて、親父の薦めでお祓いをしてもらうことにした。

親父曰く、「何も持って行かなくていいし、気に入らなかったら金はいらないらしいぞ」。まぁ半信半疑で、M本市民会館の近くにある祈祷所に行くことにした。

祈祷所で初老の女性に聞かれたのは、生年月日と氏名のみ。すると図書館ほどもある書庫から、1冊の本を持ってきてながめている。

「あなた昨年結婚しましたね?」
「??はい」

「奥さん、1つ年下の方?」
「はい」

何でわかるんだろう…すると、書庫からもう1冊本を持って来てながめている…

「痩せて背の高い方ね、眼鏡かけてます?」
「はいー」

もう何が何やら。

驚いたと言うか、怖かったのはその次の言葉でした。

「奥さん、付いてきてるわよ、今も」
「え!?」

「あなたを苦しめているのは奥さんの生霊ね。浮気してると疑って、あなたを殺してやるって」

そういうの、結構あるらしいです。自分でも気付かない深層心理。

浮気をしてないかしら→浮気をしているかも→浮気をしたら殺してやる…と、なるらしいです。

「生霊となって祟っている奥さんが一番危険。早く2人で話し合いなさい」

翌日、あったままを話したところ、金縛りにあうこともなくなりました。
Rから聞いた話。

六年前Rが小六の時、Rの弟は小一だった。

小一といえば大抵の事は一人ですることができる。しかしRの弟はトイレに一人でいけなかった。

夜だけじゃなく朝も昼も一人じゃいけなかった。そしてリビングに一人でいることができなかった。

理由を聞いても黙りで何も話してはくれなかった。言うことといえば「しめじがいる」とか「しめじがついてくる」としか言わなかった。

ある土曜の昼間、Rが2階の自室で漫画を読んでいた時、いきなり弟が1階で叫んだ。そして弟がRの部屋にかけこんできたそうだ。

弟はひどく汗をかいてて「しっ…めじがっ…く…」と何かを言ってたらしいが、Rは弟が何を言っているか全然わからなかった。

結局その日は母親が弟を寝かして落ち着いた。

翌日母親が弟に昨日の事を一応聞いてみたが、弟は母親に何も言わなかった。母親はRに今日はなるたけ弟と一緒にいるように言って仕事に行った。

Rは母親が出ていった後に「お姉ちゃんには何か教えてくれない?」と弟に試しに言ってみた。そしたら弟はこう言った。

「しめじはね……男の子。目がね、真っ白なんだ」

Rは冗談だと思い、しめじはどこにいるのか聞いてみた。弟は今Rが座っているグランドピアノの椅子の下を指差して「そこ」とだけ呟いた。

Rが怖くて黙っていると弟は話しだしたそうだ。

「いつもピアノの椅子の上で体育座りしてる。トイレにいこうとすると右足をひきずりながらついてくるんだ。友達に話したら嘘つきって言われた……」と。

あまりの怖さに、Rは弟をつれて家から10分くらいの距離にある祖母の家に行ったらしい。その途中で弟はずっと「しめじがきてる……」とつぶやいていたそうだ。

祖母の家につき祖母はRと弟を家に入れた。祖母はいきなりRと弟の後ろにむかって「あら、あんたはダメよお帰りなさいな」と言った。

それから弟はしめじの事を言うことはなくなった。名前もださないし気にもしている様子がなくなった。

今弟は高二だが「しめじ」のことを聞いてもまったく覚えていないそうだ。ちなみに弟はしめじが大嫌いでまったく食べられないらしい。

今でもなぜ「しめじ」なのかはわからないそうだ。
突然なんですが……私の出身地区にまつわる話でも。 

その地域では、火葬の時に棺に人形を入れて一緒に焼く。人形は故人の持ち物でも(人形持ってなかったのなら)新品でも、とにかく『何かの人形』を入れている。

もう20年近く前だけど、その地域に残る親戚のお爺さんが亡くなった。直系の子はおらず、奥さんにもだいぶ前に死別しているので、当然人形なぞ持っていない。

仕方がないから…と、私の家族が帰郷する際に、新品のバービー(急に言われて、それしか用意できなかった)を持参した。私の子供心にも、見慣れたリカとは毛色の違うバービーは、とても素敵に見えたものでした…。

お葬式の後、亡くなったお爺さんの家に集まった親戚達が、精進落としとして食事をしていた。子供たちは別室で「遊んでいなさい」と軟禁状態。

はじめの内は初対面の親戚だらけで緊張していた子供たちも、次第にうちとけ、持ち寄った玩具で遊び始めた…その時。一人が棺に入れたはずのバービーで遊んでいるのを目撃!

私「いけないんだ、それお爺さんのだよ!」

子「お爺さんには私のお人形あげたから、いいんだもん!」

私「ダメだよ、お爺さんの取り替えるって言わなかったでしょ!」(当たり前ですが)

ここまで来ると、その子は黙ってしまいました。どうやら、棺の中にある人形を隙を見て交換した模様。

私は『故人が胸元に抱いていた人形』であるバービーも、据わった目で『とりかえっこした』と呟くその子も怖くなって、大人たちのいる部屋へと逃げてしまった。

随分後になって父親にその話をしたら、父真っ青。私は知らなかったけれど、あの葬式の後から『あの子』は精神に変調をきたして入院。

数年後、病院から抜け出して徘徊し…なぜか廃材置き場に捨ててあった産業用冷蔵庫で……以下、ご想像におまかせします。

お爺さんが何かしたのか、役目を奪われた人形が何かしたのか。おかげでバービーが見るのもダメなほど怖いです。
個人的に怖かったので、数年前の話でも。

俺の母が仕事終わりに休憩室で一服してたら、子供の声で「もういいかい」と聞こえたそうだ。

母はホテルで働いているが休憩室は地下2階にあり、お客は入れない。駐車場も地上にしかなく、ここで子供の声が聞こえるわけがない。

でも母は大のオカルト好き。答えたらどうなるのだろう思って「まあだだよ」と答えたみたとか。

でも特に何も起こらなかったので、拍子抜けしてそのまま帰ってきたらしい。しかし母はそいつを家に連れて帰って来てたみたいで。

次の日の夜、2階の自室で音楽聞いてたら 「もういいかい」って聞こえてきた。両親は出掛けてて、家には俺1人だったから 最初は空耳だと思って無視した。

そしたらまた「もういいかい」って聞こえた。また無視して、そのあとも何回か聞こえてきたけど無視した。こういうのに答えた人って大体、痛い目に遭ってるから。

少し早かったけど、なんか怖いしもう寝ようと思ってベッドに入った。それでウトウトしてたら、1階からバーン!というすごく大きな音が聞こえた。

その場から動かずに身構えていると、またバーン!って音がした。答えなくても来るのかよ、と思った。

さすがにこれは怖くて眠れない。しかも音がどんどん近づいてくる。そしてついに俺の部屋のドアが勢いよく開かれた音がした。

で、身構えていたんだけど、全然何も起こらない。痺れを切らして目を開けると、布団の足元が急に盛り上がった。逃げたいけど何かに足を掴まれているようで、逃げられない。

そのままそいつは俺の体をよじ登ってきた。そして、マルコメくんみたいな坊主頭の男の子が顔を出してきた。

俺の顔を見て「みぃつけた」と言った後にニヤニヤ笑いながら首を絞めてきた。不思議と金縛りはなかったから抵抗したけど、子供はびくともしない。

意識が消えかかってきたところで1階から 「ただいまー」という暢気な両親の声が聞こえてきて、気づいたら子供は消えてた。

そのあとすぐに鏡を見たら案の定、首に跡がついていて母に羨ましがられたが、その後は特に何も不思議なことも怖いことも起こっていない。
私は普通の人よりは霊感があるのだがそんな私がついこの前体験した。

お盆だったので彼氏と一緒に私の父方のご先祖様のお墓参りみたいのを行ったんだ。普通に手を合わせて、そのあとは祖父母と談笑。

祖父母は農家をやっているのだが彼氏がスイカが好きで、スイカをまるごと二つ貰った。

その帰り、車を運転してると彼氏が眠いと言い始めた。急遽車を停めたら彼氏が寝てしまった。私は直感で霊に入られたと思いました。

彼氏に入ってる霊に話しかけた。

私「あなたは○○じゃないね??」

彼氏が頷く。因みに○○は彼氏の名前。

私「ここは貴方のいる場所じゃない。帰りなさい」

頷く彼氏。だが、頷くだけで一向にでる気配がない。プチんと切れた。

私「今すぐでていかないなら九字切りするぞ」

と宣言し、手をかけた瞬間彼氏が目覚めた。

私「大丈夫??」

彼氏「大丈夫。大分スッキリした」

と言いまた車を走らせた。しかし、まだ終わってなかった。また彼氏が眠いと言い出したのだ。

また路肩に車を停め彼氏は眠ってしまった。私は油断した、と思ったのと同時にいつもなら払えてるのに何故という疑問が浮かんだ。

私は数珠を取り出し払い始めた。30分位やっただろうか。彼氏が起きた。第一声が怖い夢をみたと言っていた。

夢は、真っ白い部屋に何人も人が倒れている。しかもみんな首から上がない。そして目の前に鬼が現れたそうだ。

その鬼は真っ青な肌に人間らしい顔だったそう。そして鬼が「お前pj8…」と言いながら倒れている人の頭を食べたらしい。

彼氏は次は自分だと思い食べられそうになった瞬間に起きたらしい。まぁ、鬼が相手じゃ敵うわけないと思いながら帰宅。

祖父母から頂いたスイカを見たら二つとも真っ二つにヒビが入っていた。そして不思議なのはそのスイカを車の外にだして、寿司を食べ戻ったらスイカがなくなっていた。

拾った人。そのスイカは食べない方がいいぞ。私が思うに、そのスイカは私達を護ってくれたやつだから
ある日、友達が「家の中の雰囲気がザワついてておかしいんだよねぇ。旦那も体調が優れないし」と言い出しました。

で、その時あたりを境に、友達の家の中で色々な怪現象?が起こるようになったそうです。

家の中にはその友達一人しかいないのに、階段を登っていく足音がしたり、玄関先のすぐ脇にある和室に、部屋の中をサッと横切る黒い影が見えたりしたようです。

この辺までは友達も気のせいかな?と思い、なるべく気にしないようにしていたそうです。

でも段々と怪現象はエスカレートしていき、夜中に友達の耳元で「パチーン」と大きな手を叩くような音がしたり、家の二階のバルコニーの無い側の窓の(要は、ガラス窓の向こう側には足場の無い状態の窓)の外側に、左右の大きな手形がついたりしたそうです。前日に窓拭きをした時にはなかったのに。

その昼間に窓に手形がついていてgkbrしたその日の夜に、友達が家の階段から落下し骨折(後に友達は、「後ろから背中を押された」と言っていました)。

さすがにここまでくると、何もしないわけにはいかないという事になって、別の友達を通して霊能者とアポをとり、家に出向いてもらう事になったのだそうです。

骨折から一週間後に霊能者が家に来て、玄関を入り一言こう言ったそうです。

「この家の中には生霊がいるよ。でもその生霊は、あなた(骨折した友達)とあなた(霊能者とアポを取った友達)が作り出したものだよ。 あなたたち、ここ一年の間に縁を切った共通の友人がいただろう? 縁を切ったはずの友人の悪口を、あなたたちがいつまでも二人で言い続けるから、あなたたち二人のその友人に対する嫌意が、この生霊を作り出したようなものだよ」

「あえて厳しい言い方をするけれども、姿形はその嫌いなお友達だけれども、実体はあなたたち二人の今の心のあり方そのものとも言えるよ。霊体化してしまっているし、あなたもその様に怪我までしているから、今日はきちんとお払いをしていくよ。でも、あなたたち二人がその嫌いな友人の存在から自分自身の意識を離れさせないと、また同じ現象を繰り返すよ」

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お払いしている間中、一人の友人は背中の痛みに、もう一人の友人は割れそうな頭の痛みに苦しんだのだそうです。

怪現象は、お祓い後はピタリと止んだそうです。 

この話を友人二人から半ば涙目状態で聞いた時に、自分自身の黒い心がそういうモノを作り出し自分自身に危害を及ぼす、という事があるのだなぁと、本当に愕然としました。 

何て言うか、怖いと同時に、自分自身の心も戒められるような、そんな話でした。
私も数々の体験をしていますが、今日は姉(と母)に起こった出来事をお話させて頂こうかと思います。

私は小さかったので記憶にはありませんが、姉と母は昔、母の実家の近くにある神社にお参りに行ったそうです。これは母から聞いたその時のお話です。

母と姉は車で通りかかった、山にある神社の参拝に行きました。そこまでは良かったようなのですが、参拝から帰ってくる途中、突然姉が高熱を出し三日三晩意識不明に陥ったそうです。

母の父(俺のじいちゃん)に「…何かしたり、どっかいったか?」みたいなことを聞かれ、母は「え…○○神社ってとこに行っとったけど…」と言うと、

「バカやろう!!あそこは女人禁制の神社じゃろがぁ!!」と怒られたそうで…。

じいちゃんいわく、「あそこの神社は女の神様祭っとって、男以外は入ったらいかん!もってかれるぞ!」…とのこと。嫉妬か、男を奪いにきたと神様が思うらしい。

母はそれを聞いて、必死に神主様やらにお願いして神様を鎮めてもらったそうな。いわく、もう少しじいちゃんが気付くのが遅かったら、姉さん死んでたらしい。

じいちゃんは、もう数年前に死んじゃったけど…。こういう「〜〜禁制」やらの知識を受け継いでる人が居なくなるってのは怖いね。

皆さんも「綺麗だから入ってみよー」とかいう気持ちで神社やら仏閣・お寺に入ってませんか…?気をつけてもらいたいです。

もしそこが「禁制」の区域ならアナタは…。
これは私自身のトラウマになっている事なのですが、もう20年は昔になるでしょうか。その年の夏休み、お盆に起こった出来事です。

私は母方の祖父の田舎へ行きました。

昼間は夏祭りでくじ引きなどをして、2つ上の兄と大いに楽しんだのですが、夕方になり祖父の家に帰ると、父と母、祖父と祖母はビールなどで盛り上がり、狭い茶の間はとても賑やかでした。

私と兄は、そんな雰囲気の中でテレビを見る気にならず外でパチパチと花火をしました。

子供の頃の花火ってものすごく綺麗に見えるもので、テンションの上がった私は夢中でキャーキャー暴れていたのですが、ふと気付きました。

兄は両手に花火を持っていると思っていたのに、そばに行くと片手にしか持っていません。

あれ?じゃああれは?

そう思った瞬間、花火の明かりに照らし出されたのは、顔が半分しかない、というか吹き飛ばされたような血まみれの女の子。

私と兄は今まで出したことの無いような叫び声を上げ祖父の家に転がり込み、二階に駆け上がりました。

小さなその家は二階建てになっているのですが、母が一人娘だったので一部屋だけという間取り。部屋の三面は全て窓で、そこにはブラインドが掛けてありました。

閉め方のよくわからない私は無我夢中で紐を引っ張り、兄も気が動転し泣きながらガシャガシャと閉め、真ん中に敷いてある布団に潜り込みました。

身体はぐしょぐしょの冷や汗で冷たく、とても寒い二階はシーンとしていました。兄の鳴咽と私の歯の音、階下の茶の間にいる祖父達の笑う声が、まるで水の中にいるようにくぐもって聞こえていました。

突如、窓に爪の先で コツ コツ と叩くような音が聞こえたかと思うと、指先を立てるようなキュゥゥウという音がしました。兄も聞こえているようで、泣きながら「もうヤダ 何アレ」と言っているのが聞こえます。

私はブラインドを全部閉めたかどうか、どうしても気掛かりになり、そっと布団の隙間から窓を見ました。

その瞬間音が止み、突然

「カシャン!」

と窓の内側にあるはずのブラインドが真ん中から折れ、真っ赤な目が一つ見えたのを覚えています。

私はそのまま恐怖のあまり叫ぶ事もできずに気を失ってしまったようでした。

>>52


翌朝、起こしに来た母はびっくりして、私たちは叱られました。ブラインドが全て壊れ、グシャグシャになってぶら下がっていたからです。

祖父によると、花火の火薬が燃える匂いで、戦争で死んだその子が引き寄せられたのかもしれんなあ。お前達が仲良くしているのを見てうらやましかったんじゃろうとの事。

未だに、ブラインドの部屋は気持ち悪くて居られなくなりました。そして、お盆の花火には皆さんもご注意を。
メンヘラ系の話なので、苦手な人は今のうちに逃げて。

消防の頃の友達に、すごく太ってる子がいたんだ。小5で150kg越えみたいな。

遊びに行ったときのおやつは、ケーキに揚げドーナツにラーメンに、漫画に出て来るみたいなおやつどっさりな世界で、どれでも好きなの…っていうよりは、一人分ずつきっちり用意してあり、その子も私もきっちり食べましたとも。

おいしかった。げふ。「いいなあ いつもこんなにすごいおやつなの?」って聞いたら、「うん こんな感じ」と答えた。でもあれは、軽く見積もっても2500kcalは余裕で超えてた…。

晩ご飯も素敵で、その子は会話の導入がたいてい「昨日の晩ご飯」の話題だった。いつもこんな感じ。

月:クリームたっぷりシチュー2回もおかわりしちゃった。デザートはチーズケーキ。チョコレートアイス。

火:おっきなハンバーグステーキ、チーズとソースがたっぷり乗ってるの。揚げポテト大好きたくさん食べちゃった。

水:ふわとろ特大オムライス、海老フライタルタルソース添え。フライドチキン。フルーツパフェ、注文してあったアイスクリームケーキが届いたからそれも全部。

・・・以下略。さすがに「おいおいおいおい…だから太るんだよ」って子供心に思った。

単においしいもの大好きなおデブさん一家なら平和なもんですが、その子のママンはとってもスマートです。ママンはそれらのごちそうやお菓子は一切口にしません。

結婚前は地元でモデルをやっていました。とっても美人で痩せています。その子も太ってなかったら(おそらく)すごく可愛いはず。太る前の写真を見たら、漫画に出て来るような超絶美少女でした。

学校では保健の先生から食事と運動の注意指導がたびたび入っていたのに、ママンはそんな指導は無視です。ちなみにお父さんは単身赴任で、月に何度かしか帰らないという。全て子供だけのために作られる晩餐なのだ。

虐待や嫌がらせに敏感なアメリカで、新たにこんな種類の虐待が報告されています。

フィーダー:半ば強制的に、過剰に食べさせる、二目と見られないように醜く太らせる。
僕はずっと父親に対して怒りを抱き生活してきました。理由は虐待。

気にくわない事があればすぐに暴力をふり、家から怒鳴り声が絶えず聞こえていました。母親は耐えきれなくなり離婚し、僕を連れようとしたのですが、身内に引き裂かれた形になりました。

それからは地獄で、酒に狂った父親と愛人。愛人に使う金はあれど子供に使う金はありませんでした。

しかし表面にはその怒りを出すことは無かったので怒りが怨みに変わったのかもしれません。

僕がこう思ったキッカケは父親が「お前○○○にいただろ」と言った時からです。父親がそういった日は家に1日中いましたから。

父親が声をかけるとかなりの形相で睨まれたらしいです。さらに「お前に夢を喰われた」とも言い出しました。

初めは嘘だと思い受け流していましたが、父親が痩せて大腸癌になったとき、自分の怨念のせいかと思うようになりました。

父親は死にはしませんでしたが、かなり弱りました。顔も会わせたくなかったのですが、病院から呼ばれて父親と話す機会がありました。

父親は「殺したきゃ殺せ。もう許してはもらえないんだろう…」と言ってきました。続けて父親は涙を見せ

「お前にしてきたことは、酷いことだ。実の子供にできるようなことじゃない。俺はお前を通してお前の感情、記憶、全部見た。許して欲しいなんて言わない。俺は死にたい」

と言いました。精神的にもズタズタにされている感じでした。

怨みが生き霊になって、父親に仕返しをしていたのかもしれません。そのまま父親は鬱になりました。

しかし人を呪わば穴二つ。自分にも帰ってきます。僕は原因不明の突発性難聴障害にかかり左耳が機能しません。さらに急に人間関係も上手くいかなくなりました。

皆さんも怨まれる行動、そして怨む行動には注意してください。
俺が小学生のときの話。

当時の俺は日曜大工とか工作が大好きでヘンテコな棚とか箱とかをよく作っていた。

今思うと釘で物をつなぎ合わせるのとかが好きだったんだろうな、小遣いためて木材とかをよく買ってた。

んである休日、いつものように何か作ろうと思って庭にある倉庫に木材か何かねーかなーと思って行ったんだ。

でもいくら探してもないもんだからあきらめようと思ったら、古くせー木箱を見つけた。

中には古い日本人形が入ってた。今では何であんなことしたのかは覚えてない、本当に子供は残酷ってよく言うもんだと思うよ。

餓鬼だった俺は何をトチ狂ったかこの日本人形をスプラッターな人形にしようと思って、人形の頭やら目に釘を打ちまくったんだ。

そしたらなんだかマジで不気味になってそのまま木箱に入れて倉庫にしまった。

まぁお察しのとおり、その日から激しい頭痛に目の奥が痛み出した。病院に行ったけど原因不明、一週間ぐらい寝込んで意識が朦朧としてたとき、夢か現かわからんけどあの人形が枕元にたって言うんだよ。

「許さん、許さん、痛い、痛い、許さん」って。

これにはさすがに参って正直に両親に話した。めちゃくちゃ怒られたけど親父がその人形と俺を神社にお祓いに連れて行ってくれた。

お祓いをすますと、ころっと治ったよ。あれからもう十年以上たつけど日本人形はマジで苦手だ。
友人の家の話。

四国の田舎出身なんだけど、今は上京してバンドやってるのね。そいつ、男で綺麗な黒髪ロングだったんだけど、こないだ久しぶりに会ったら、バッサリと髪を切っていた。

物凄く拘り持ってたから(尊敬するミュージシャンの真似だった)、不思議に思って聞いたら、以下の話。

そいつの実家(織物関係)では、男は髪を肩より下に伸ばしてはいけないらしい。それに加えて、切った髪は神棚に上げなきゃならない。

これは先祖代々っていうのとは少し違って、五代前より以前は逆に、男は髪を肩より少し下まで伸ばす慣わしだったそうで。五代前の時に何か妙なことがあって、慣わしが逆転したと。

で、友人はそんな風習知ったこっちゃねえよと、上京してから髪伸ばしてたのね。

家から「髪切って溜まったら送れ」と言われてたらしいけど、「そんな気味悪いこと出来るか!」とスルーして。そもそも切ってないし。

それで髪を伸ばし続けていたら、肩や背中が痛むようになった。肩こりとか疲労って感じじゃなくて、刃物でザクザク刺されたような痛みが走ったそうだ。酷いときだと、内臓まで刻まれるような痛みがしたんだと。

バイト&一人暮らし&バンド活動で、疲れてるせいだと気にしないようにしてたけど、痛みのせいで一日寝て過ごすこともあったとのこと(金が無いから医者には行けなかったらしい)。

そうしたらある日、彼女がそいつの背中を見て、「何これ!」と悲鳴を上げた。

髪の毛が伸びていたあたり(腰近く)まで、背中に物凄い痣が出来ていたらしい。例えるなら、もののけ姫の祟り神の呪いみたいな、赤黒いのが背中一面に。

彼女に写真撮って見せて貰って、流石にゾッとして、医者へ行くことは思いつかなくて、その日の内に自宅で自分で髪の毛を切ったそうだ。

切った髪も(適当にカットして長さ誤魔化して)実家に送った。そうしたら、痛みは無くなったし、痣も一週間くらいで消えたという。

余談だけど、「髪切ったら彼女に振られた」と、そいつは嘆いていた。まあ、彼女が幻滅してもおかしくないくらい、綺麗な黒髪だったなあ。
この話は僕の同年代で同僚の仮に高科くんとします、が体験した話です。

高科くんは無類の旅行好き。旅行好きがこうじて学生の頃から日本全国を渡り歩き日本全国を網羅してしまっていた。

そのつもりが、1ヶ所だけ行っていない場所があった。それは栃木県だった。思いついたらもう車に乗り栃木県に向かった。

いくつかの名所をめぐり、定食屋で昼ご飯を食べ定食屋で聞いた安く泊まれる旅館に取り急ぎ連絡をとり6時に予約をし、日が暮れるまで街をぶらぶらと探索した。

気づけばもう5時を過ぎあたりは夕闇に包まれてしまっていた。そして再び車に乗り予約をした旅館に向かった。

その旅館は坂の上に建っており見た目は値段に合い古いがなかなかに情緒と趣のある旅館だった。

その旅館にチェックインをし、中居さんに案内され荷物を預け長く薄暗い廊下を抜け部屋に通され、いくつかの説明を受け夕食の時間を決めたのちやっと自由の身になれた。

旅館によくあるようなバインダーにはさまれたアンケート用紙に記入していると、どこからか煤けたような焦げ臭い匂いが漂ってきた。

「なんだぁ?」と思い匂いをたどると、ふすまで仕切られたもうひとつの部屋の小さな茶箪笥のような押し入れに行き着いた。

恐る恐るドアを開けると小さな箱が真ん中にポツリと置かれていた。蓋を外し中を開けるとそこには一枚の白い紙と封筒が入っていた。

そしてそこに書かれていた滲んだような薄い文字を読んだ。そこには、

「私は本当は自殺をしようと思いこの旅館に泊まったのですがやはり別の場所で命を絶つことにしました。だから代わりにこの手紙と写真をこの部屋に泊まる方に私のさいごの思いを知ってもらいたく残しました。どなたが読むかはわかりませんがどうか私の存在を忘れないで下さい。それでは永久にさようなら。手紙を読んだ人へ」

そういった内容の手紙が入っていた。

高科くんは嫌な気持ちになり、箱をもとに戻した瞬間封筒に目がいった。あまりの内容に封筒だけ箱に入れるのを忘れていた。

>>58


この中には一体何が入っているんだろう。おかしな衝動というか好奇心にかられた高科くんは気づくと封筒を開けていた。

長い間放置されていたためか湿気てカピカピに干からびたようになっていた封筒を破り開けてみると、一枚の写真が入っていた。それを見た瞬間一気に吐き気がした。

そこには自分の大学時代の元カノの変わり果てた顔が映っていた。目はくぼみ 髪は伸び放題、痩せこけ血管の浮かんだ 元カノの気持ち悪いほどの笑顔が。

そして高科くんはそれ以来旅行はしなくなり、事実上最後の旅行となってしまったそうです。
僕の大学時代の後輩で小山内くんという奴がいた。

ある日、仲間数人で怪談会を催した。

会も華僑に入りもう最後という時、小山内くんの番になり小山内くんはふざけて

「あのね妖怪や幽霊なんて……この世にはいないんだよ…」

するとそう言った途端、電気がゆっくりと闇に吸い込まれるように消え、一瞬の静寂ののち

「妖怪ならここにいるよ」

と喉が潰れたら出るような妙な声が部屋中のいたるところから聞こえた。

そしてその声が聞こえると電気はまた闇から戻るがごとくついた。

そののち怪談会は今にいたるまで二度と行われなくなった。

小山内くんは言う。

「霊はわからんが妖怪だけは信じているんだよな、妖怪だけは」

そう語る小山内くんが続けるように語る。

「あの時、電気が消えて暗闇になったとき なぜか暗闇の中に僕だけ 目がかたつむりのように長く伸びた手や足がたくさん生えた化けものが見えたんだ。信じるか?」

僕は何も言えずに礼だけを言い彼の家をあとにした。
小学校での水泳の授業。

その日授業を休んだ俺は、友達と一緒にプールの裏手の草むしりをしていた。

他愛のない話をしながら、ダラダラとこなしていると、友達が突然俺を呼んだ。駆け寄ってみると、友達の指差す先に雑草に混じって黒い草が生えている。

いや、黒い草というより髪の毛だ。不気味さより好奇心が勝り、抜いてみることになった。

じゃんけんで負けた俺が、髪の毛をつかみ一思いに引っ張ると、意外に簡単に抜けた。地面に生えていた草のような髪の毛の先は束ねられており、さらにその先に首があった。

玉ねぎほどの大きさのしわくちゃでカラカラに乾いた首だった。目や鼻、口も確認できる。とても小さいが間違いなく人間の首だった。

俺たちは驚いた。えらいものを掘ってしまった、と慌てふためき、すぐに大声をあげ、先生を呼んだ。

駆けつけてきたのは先生ではなく、近くで同じように草むしりをしていた女子一人。首を見て半泣きで逃げていった。

俺たちもそれに続き、グラウンドで体育の授業中だった一つ下の学年の先生に事の次第を報告した。先生は話を聞き終える前にすぐに現場に向かった。

しかし、俺たち四人が現場に到着したとき、その首は忽然と消えていた。その間わずか五分ほどだった。あとに残るのは掘り起こした穴と、引っ張った際に首からちぎれた髪の毛だけ。

先生は悪ガキの俺たちがかついだのではないか、と怒りはじめたが、成績優秀で学級委員でもあった女子が目撃証言をしてくれたおかげで、俺たちの話に信憑性を感じてくれたようだった。

昼休みに先生方総出で捜索していたが、首は見つからなかった。あとに残ったちぎれた髪の毛は警察に届けたという。

結局この事件に関してはその後なにも進展せず、徐々に風化した。しかし俺たち三人が首を見たのは事実だ。まったく不可解な出来事だった。

しかし、本当に驚いたのはそれから数年後のことだ。俺は六歳上の彼女と付き合い始めた。彼女は俺と同じ小学校を卒業していた。

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俺が首の話をすると、まだその噂残っていたんだ、と言う。聞くと、彼女が小学校に通っていたころ、プール裏に生首が埋まっているという怪談があったらしい。

俺が友人とそれを本当に堀当てた、という話をすると、真っ青になっていた。あの話は本当だったのかと。

結局あの首はなんだったのかわからない。今も小学校では首の怪談が受け継がれているのだろうか。