1 無名さん

さて、愚痴ろうか

とりあえずなんか書いとけ
2 無名さん
雨クソ
3 無名さん
クソスレ立てんな
これは実際に経験した話です。

高校の時友人の団地で花火をしました。夜の11時に雑談しながら花火をしていました。

最後の〆に線香花火勝負して、負けた人は飲み物を奢るというルールで盛り上がっていました。すると子供の笑い声が聞こえました。

『こんな時間に子供を外に連れ出してる親もどうかしてるな』と友人Tが言いました。確かに深夜のコンビニに親子(小学生以下)で来ているのをよく見かけるのであまり不自然とは誰も思いませんでした。

しかし子供の笑い声がどんどん大きくなり何かを踏み付けている音もしました。自分が何かおかしくないかと友人に話し、声のする場所へ向かいました。

すると団地の近くにある自転車用の車庫に着きました。そこから声がしたのです。皆で車庫の中を懐中電灯を照らして見ましたが誰もいません。

『???』と思いながら外へ出た時、ドンッ!と屋根に何かぶつかるような大きい音がしました。皆でまさかと思い屋根を見たらうっすらと子供らしき人影が見えました。

ただ暗いため上半身は全く見えませんでした。『何故こんなところに?』辺りを見ても車庫の屋根に登るような足場など一切ありません。屋根自体も高く大人でも梯子が必要なほどです。

子供が高所にいるのは危ないと思い皆で『危ないから降りなさい』と言いましたが、笑い声だけで聞く気配がありません。友人Tが『俺の所へジャンプするんだ』と足場が無く子供への気遣いなのかそう言いましたが、それでも反応ありません。

ずっと足踏みしながら笑い声だけが辺りを響かせます。流石に不自然に思った俺達は皆で懐中電灯を使い子供に照らした時です。

子供の頭がありません。いくら照らしても注意して見ても頭がありません。その時笑い声から

『イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ』と泣き声に変わり、やばいと悟った俺達はその場から逃げました。

そう、あれは人間でなく幽霊だと皆が理解したのです。自分は第六感の無さに自信あったのだが懐中電灯を照らした時はっきり見えたのです。

>>4

俺達は友人宅へ泊まり翌日各自の家へ帰宅しました。友人Tは昼過ぎに現場を恐る恐る見ましたが何もなかったそうです。

後日…Tが好奇心旺盛だったので団地の管理人に見た報告をしたそうです。

管理人の話しによると、平成初期に建てられたばかりの団地で5階から4歳の男の子がベランダから転落して死亡したと話を聞きました。脳が飛び出て即死だったみたいです。遺体は増設前の車庫の近くだったそうです。

今日(こんにち)まで俺達のように見たという報告は多くあったそうです。
僕の怪談系のサイトによく書き込んでくれる玉造さん(仮名)という女性の方がいて、その方がまだ小さい頃(おそらく四、五才の頃)に体験した話。

詳しくいえば母親から口伝えで聞いた話だという。

夏の夕方、蝉しぐれの中 玉造さんと母親は散歩がてら夕涼みに出かけた。幼い玉造さんをあやしながら母親は細い路地を抜けた公園まで玉造さんと手をつなぎ来た。

玉造さんと母親は公園のブランコやら滑り台やら鉄棒で遊んでいた。すると遊ぶのに夢中になり、母親が気づくともうあたりは真っ暗だった。

まずいなと思い大人げなさというか気恥ずかしさを感じて母親は真っ暗な公園の中 玉造さんの肩をかるくたたき 家に帰ることを促すとその感触がどうもおかしい。

砂場で遊んでいる玉造さんが着ている洋服が玉造さんの洋服じゃない。そもそも玉造さんは髪の毛が長い。だが今目の前にいる女の子の髪はショートカットだ。

そもそもなぜこの女の子を玉造さんと思ったのかあとで考えると分からないというが 別の女の子だったんだと勘違いしたことを詫びるが、こんな時間 暗い中、この子はなにをしている?

親はなにをしているのかと不思議に思い、話しかけてみた。

母親「ねえ、お嬢ちゃんなにしているの?お母さんは?」

すると、その女の子がくるりと頭だけで振り返った。

その途端、玉造さんの母親はその女の子の顔にのけぞった。その女の子は女の子というには老けていてまるで80代のおばあさんのような顔でニンマリと笑ったそうだ。

そして後ろから急に「お母さん!」と声が響いた。振り向くと玉造さんが不思議そうな顔でこう言った。

「なんでひとりで言ってるの? お石とお話してるの?でもお石はお話できないよ、ママ」

そう言われ前を向くと 公園の周りを仕切る金網の手前にたてられた小さな石碑のような石があった。

え?と思い数秒戸惑ったが、急にさっきの出来事がよみがえり怖くなって 娘の玉造さんを抱きかかえるようにして 家に駆け足で帰ったという。

玉造さんは言う。

「でも、あれからあの公園って取り壊されて駐車場になっちゃったんだよね。だからあの石碑も今はないの」

>>6


僕はまるで自分の体験のように自然に語るリアルな語り口に圧倒され、しばらく返事をできずにいた。

出された冷たいお茶をごくごくと飲み干すと 僕はまたいい話あったらその時はまたよろしくねと彼女の家を出た。

それから数年後彼女は恋愛結婚をした。僕は忙しいために式には出られないけど、お幸せにと祝福の言葉を残し付け加えるように言った。

「でも、体験談、聞いた話、またあったら聞かせて」

今年二児の母親となった彼女から僕はまた怖い話が聞けるのを心ひそかに楽しみにしている。
中2の時、同級生の間で『エンジェルさま』てのが流行ってた。

男子も一緒になって最初大勢で面白がってたんだけど、「どこからきましたか?」の問いに、『まどのそと』『あめのなか わざわざ』『さびしい』とか、「○○さんは何歳で結婚しますか?」、『できない ○さいでしぬから』

という答えが続いて、だんだん気持ち悪くなって1人、また1人とそのブームから離れていき、オカルトに興味津々な女子4人だけが、まるで取り憑かれたように毎日放課後教室に残ってやるようになった。毎日、毎日、部活もサボって。

ある晴れた日の放課後、いつものように教室でやってたら(私は側で見てた)、そのうちの一人がした質問がエンジェルさまの逆鱗に触れ、

『おまえたちをゆるさない』と答えて、ぐるぐるぐるぐる円を書きだして、みんな「手が離れない!手が離れない!」と泣き出した。

すると突然雷が鳴り出して、晴れているのにものすごい豪雨になり、『おまえたちを かえさない』『ころす』と答えて、ぐるぐるぐしゃぐしゃに動き始めた。

みんなで「ゴメンなさい!」「ゴメンなさい!」と謝り続けて数十分。『わかったか』と答えたと同時に雨がぴたーっと止み、と同時に全員で教室を飛び出して逃げた。

その事件を境に学校内でいろんな現象が起こるようになり、先生が急死したり、生徒が飛び降り自殺したり、文化祭の出し物の途中で霊が出て、先生を含め参加者全員が目撃&パニックが起きたり。

エンジェルさまに参加してた子の1人の家から出火原因不明の火事、もう1人の子の家は一家離散、もう1人は急に登校拒否、もう1人は「そんな子、いたっけ?」と誰も思い出せない。

うちの学校の横に、郷土史にも出て来る『人間を化かして害を与えていた狐成敗供養の神社』があるので、それが関係してたのかなと推察してます。

ちなみにエンジェルさまが激怒した後、家に逃げ帰る途中、同級生の仲良しの女の子に呼び止められ、振り返ると「あんたなんか死ねばいいのに」と罵倒されたのも(次の日に理由を尋ねたら本人は全く覚えてなかった・・・)。

あれなんだったんだろうと、今思い出しても本当に怖い体験でした。
唐突だけど、俺、箱が怖い。大きい、小さい関係なく怖い。

蓋が開いて中身が見えてればまだいいけど、蓋が閉まっているともうだめ。恐怖で身がすくむ。俺が、中学の時の経験が原因。

母方の祖母の家に、大きな蔵があった。土蔵ってやつ。子どもにとっては宝の山じゃん? 夏休みとか、両親と帰省すると一つ下の弟と、必ず探検をしに入った。

古い鎧とか、刃を潰した日本刀とか、訳のわからん農機具とか、色々面白いものがわんさか。


その日は、弟は両親と祖母と買い物に出かけ、俺は一人で土蔵で宝捜しをしていた。弟の面倒をみなくて良いので、俺はいつもは行かない奥へと向かっていった。

人の形をした木の板とか、妙な刺の一杯ついた麻袋とか、何かいやな雰囲気の物が所狭しと置いてある。ちょっと薄気味悪くなった俺は、軽く物色すると、戻ろうと振り返った。

「それ」は、古びた箪笥の上に置いてあった。箪笥の上の、これまた古びた神棚?のような物の上。綺麗な蒔絵の施された、15センチ四方くらいの箱。小汚い土蔵には不釣合いな程きれいな箱。

俺は吸い寄せられるようにその箱を手にとった。見ると、真ん中あたりから開く作りだった。ドラクエの宝箱のような感じ。俺はドキドキしながら、そーっと蓋を開けてみた。

・・・拍子抜け。箱の中には一回り小さな同じ箱が入っていた。ふざけるなよ、と思いながらその箱も開けてみる。半ば予想していたが、さらに小さな箱。まるでマトリョーシカだ。

箱の中に箱、箱、箱・・・開け進むうちに、箱の底に何か字がかいてあるのに気がついた。

「爪」「歯」「耳」「鼻」「腎」・・・

見ると、全ての箱に体の一部の名称が書いてある。薄ら寒くなりながらも、今更止めるのは癪に障る。俺はむきになって開け続けた。

「肺」「膵」「脾」「髪」・・・

いよいよ最後の箱となった。1センチ弱の小さな箱。表には親切にも「終」とかいてある。裏を見ると「頭蓋」と書いてあった。

俺は期待と恐れを感じながら、そーっと箱を開けた。中には小さく折畳まれた紙切れが1枚。またまた落胆を感じながら、広げてみる。

「以上の品々、近日中に貰ひ受けに参りはべり」


>>9

それから2ヶ月後、弟が死んだ。中学から帰り道で行方不明だ。

行方不明なのに、なぜ死んだと分かったか? 通学路に落ちていたんだ。弟の脳みそが。他の部分は見つかっていない。

俺は、弟の腦が見つかったとき、両親やほかの人よりも怯えていた。あの箱に。

「腦」の文字だけが無かったのを、思い出したからだった。

お前らも不用意に箱は開けるな。
俺のばあちゃんの話。

ばあちゃんは不思議な人で、昔から俺だけに「おばあちゃんは、幽霊が見えるとよ、誰にも言っちゃいかんけんね」って言っていた。

実際に俺が霊体験をしたわけではないが婆ちゃんの話は印象に残っている。

婆ちゃんが幽霊が見えるようになったのは結構大人になってからで、15歳のときだったらしい。婆ちゃんはもともと福岡に住んでいて、福岡大空襲のあとに見えるようになったって言っていた。

空襲が終わった後、まわりは一面の焼け野原、婆ちゃんの両親も亡くなって、これからどうしようと途方にくれていたとき、一人の大怪我した男の人を見つけたんだって。

急いで近づいたけども、どう考えても生きられるような傷じゃなかった。両腕は吹っ飛んで脳みそははみ出てるのに「痛い、痛いー、おとうさーん、お母さーん」ってずっと泣き叫んでるんだと。

婆ちゃんは体をつかもうとするがなぜかつかめない、話かけても反応しない、そのうち婆ちゃんも怖くなって走って逃げたらしい。

その日から婆ちゃんは幽霊が見え始めたって言ってた。

外を見れば体中から血を噴出して叫んでのた打ち回ってる人や、焼け爛れた体でひたすら助けを求める人、頭が無いのに動いてる人。最初は地獄だったって言ってた。

空襲が終わった後、どうにか親戚に身を寄せることが決まっても幽霊は見え続けんたんだと。

でもそれは絶対言えなかった、幽霊が見えるなんて言ったら速攻でキチガイ扱いされるような時代だったらしい。

でも婆ちゃんもなかなか強い女で段々幽霊も見慣れてきたらしい。足が無かろうが、頭が吹っ飛んでようがあんまり怖くなくなったんだと。

婆ちゃんいわく幽霊ってのは知らん振りすればあんまり関わってこないらしい。下手に近づくほうが危ないんだと、初めて見た頭が吹っ飛んでる人にも相当長い間付きまとわれたらしい。

そんなある日、大分町並みもまともになってきたころ、婆ちゃんは一人の知り合いの男の子を見つけたんだって。その子は近所に住んでたよく遊んであげた子、でも本当は死んでるはずの男の子だった。

>>11


両腕がなくなってて痛々しい姿で婆ちゃんを見ると「お姉ちゃーん!!」大きい声で叫んだ後にっこり笑って、よんでたらしい。でも幽霊の怖さを知り始めた婆ちゃんは知らん振りし続けたんだと。

それからそこを通るたび絶対返事をしない婆ちゃんにむかって「お姉ちゃーん」って叫び続けたって。

「幽霊が見えるようになって随分たつけど、あの子はまだあそこにいるんだろうね」って婆ちゃんはさびしそうに俺に言った。

落ちはない婆ちゃんの話。
先週の土曜日、十年以上前に別れた相手と撮った写真を処分しました。

その写真は、当時カメラ屋にバイトしていた友達が焼き増ししてくれたものですが、特に大事にとっていた訳ではないんです。

どこかに紛れていたのが、震災の時に崩れた本棚から偶然出てきた物でした。悲しくなるから見たくもなかったのですが、引っ越し以来アルバムが行方不明になり処分出来ないでいたものです。

その人は今まで生きてきた中で一番好きな人でした。…だいぶ泣かされましたけど。私と別れてそう間を置かずに別の相手が出来るほどだったので、間違いなく私は間繋ぎだったんでしょう。

本当であればそういう写真なので、どこかお寺にでも持って行ってお焚き上げしてもらうのが筋なんでしょうけど、時間がなかった私は職場のシュレッダーに突っ込みました。

たまたま出勤している人が少ない日だったので、大きめの封筒に入れて粉砕。幸せな期間を無かったことにするのは何ともいえない気持ちでした。

次の日の夜から嫌な夢ばかりです。

口が裂けた長髪の人で何故か刃物を振り回す人が、天井に着けるタイプのエアコンの送風口みたいなところに吸い上げられて砕かれ、生温かい肉片(というか赤い粘液)になって私の体にしたたり落ちてきたり、顔の真ん中をカミソリで切りつけられたりする夢。しかも切られた感触まであるんです。

単なる偶然だと思いますが、この二日間で口角が両方とも炎症を起こし割れてきました。知らないうちに小さな切り傷がいくつも出来ていたり…。

写真を処分するときは、甘く見ず、ほんとに気をつけた方がいいみたいです。
これは約2年前の話です。

当時、実家暮らしだった私は結婚を機に新居を探していました。犬を2頭飼っていたのですが何せ田舎なのでペット可の物件がなかなか少なく決めかねていたときのこと。

ちょうど旦那の上司の友達が不動産で働いていていい物件を用意してくれました。

スーパー、ドラッグストアが各数店舗、カラオケにレンタルショップ、コンビニと全て徒歩圏内で築年数がたったの4年なのにペット可。おまけに1万弱家賃を値引きしてくれたのです。

その時は防犯上、不利な1階であること、知人だから待遇よくしてくれたのだと深く考えませんでした。

入居してから間もなく、同じマンションの方と何度か話す機会があり仲良くなると「私は建ったときから入ってるけど、いつもあなたの部屋だけ出入りが激しいんだよね」

と言われましたが、その場はきっと上に入ってる人が陰険なので嫌で出ていくのでは?と話が終わりました(本当に上の住人は昼間に友人が連れてきた子供が泣いただけで苦情を言いに来る人でした)。

しかし最初の異変に気づいたのは入居してから2〜3ヶ月ほどたった頃。いつものように寝ていると金縛りにあったのです。

ベッドの足元側の壁が一面クローゼットになっているのですが、それが何故か開いていてそこから女の人が出てきたのです。隣で寝ている旦那を起こそうと必死に叫んでも声が出ない。

女の人は私に近づいてきてついには枕元に立ちました。その瞬間、私は自ら瞳孔が開くのがわかるほど驚きました。

女の人の目と大きく開いた口は空洞で真っ黒だったのです。その瞬間、「うわぁぁぁ」と言いたげに襲いかかってきて、私は気絶したのか気づいたら朝でした。

その後も家の中で歩き回る気配や音が聞こえる、晴れているのに部屋の中が湿っぽい、霊感のある知人数名は長居したくないと帰宅。住むにつれ何となく私も家にいたくないと思う日々が続き、結局、別の理由でしたが契約の2年待たずに退去しました。

>>14

部屋の明け渡しの日、そこを管理している不動産の方が「住み心地はどうでしたか?」と訪ねてきましたが、旦那が素直に答えると「そうでしたか」と納得した様子でした。

後にその霊感のある知人に聞いたところ、「空気が淀んでいた。角部屋だから余計溜まるのかな? クローゼットから出てきた女の人は元々居着いてたんだと思う。それなのにあなた達が入ってきたのが気に入らなかったんだよ」と言われました。

先日、その家の前を通ったのですが、最早新しい入居者がいたようでカーテンがしてありました。しかしきっとまた同じくすぐに退去していくんだろうなと思わずにはいられません。
「友達って怖いな」

と同級生に隣で囁かれた。

初めは訳が分からなかった。続けて同級生は

「幼稚園の頃から仲の良い友達がいたんだけどよ、変なんだよ。朝、家の前に立ってるんだよ」

俺が「その友達死んだの?」と聞くと

「生きてるんだよ、しかもソイツは病気で大きい病院に行くために引っ越して遠くに行ったはずなのに…。それに俺以外の奴には見えねーんだ」

とりあえず俺はドッペルゲンガーじゃないか?と言っておいたが、それから1ヶ月くらいして

「前に話した友達なんだけどよ、1週間前に死んじまった…でも、死んじまった今でも俺の家の前に立って俺を見てるんだよ。毎晩耳元で繰り返すんだよ。


トモダチなのに
トモダチなのに

会いに来てくれない
会いたいな

来ないなら
一緒に行こう って」
僕は霊感といっていいのかわかりませんが、鳥肌が立つ程度 危ないと思う程度は気配を感じることができます。

これは僕が浪人していた頃の話。

予備校が終わり僕は家に帰る途中でした。駅付近の細い道を歩いていると前から男の子が1人、秋田犬らしき犬を散歩し歩いてきていました。

僕は前にも話した通り感じるだけならでき、前から来る男の子ではなく犬のほうに鳥肌がかなり立ちました。

その瞬間、前方の犬とピタッと目が合いじっと睨みつけるように僕を見てきます。

僕は鳥肌立ちっぱなしなので目をそらし避けるように犬とすれ違いました。その間もずっと僕を見てきます。

やっとのことすれ違いホッとしていると後ろからまたゾクッという違和感。振り返ってみると犬が首を後ろギリギリにまで曲げこちらを見ているのです。

僕は早足でその場を去りました。

僕自身感じたのは、多分何か人の霊的なものが動物に乗り移りそれに僕が気づいたので[邪魔するな]と言っていたのだと思います。

幸せなのでしょう。あのときの目はいまだに忘れられません。黒く奥の見えない目。

こういう体験ないですか?
ダムにはいろんな物が沈んでる。車や家電品まで。もちろん人も。

俺はダムの管理会社に勤めている。夜に1人で見回りもあるが怖いと感じたことはない。

なぜなら立ち入り禁止のエリアで警報が作動してもほとんど釣り人で、たまにダムの側でキャンプして大音量でレゲエを流しているやつもいるが、その時は厳重注意して終わりだから。

そんな俺が転職を考えるほどの恐怖を感じた出来事が起きた。

ある夜に警報が作動した。いつものことかと思い現場に行ってみる。特に異常はないし、誰もいない。誤作動かなと思い帰ろうとしたとき異変に気付いた。

自分が乗ってきた車の横に誰かいる!

異様な気配はあったがただの釣り人かもしれないからゆっくり近づいてみる。徐々にその正体がわかりあわてて目を反らした。明らかに生きている雰囲気はない。

さっきまで水の中にいたようにびしょびしょに濡れた着物を着た女だ!

俺は息を殺し全く気付いてないフリをして車に乗り込もうとする。横目で女との距離を計りながら歩いていると女が子供を抱いているのに気付いた!

もちろんその子も死んでいるように見える。

その時女が俺に近づいて背後に回った!

俺は昔から霊に出くわしたら完全無視と決めていたから足はガクガクしていたが無視して車に近づく。その時耳元で女が、

「この子を病院に……」

と、囁いてきた!

ちょっと反応してしまったが、車に乗り無視して発進した。

恐怖でうまく運転できないがとにかく事務所を目指した。すこし離れてもう大丈夫かなと油断したのが悪かった!

また耳元で

「こっちに病院はないよ」

その瞬間から無視なんか出来るはずもなく、叫びながら車を飛び降り走って戻った。

このダムは昔からよく子供が水死体で見つかると言われている。

それからは不思議な体験をすることはなくなったがたまに車のナビが登録もしてないのに病院に向かわせようする。
俺が帰郷した時の話。

家の親父は時計の針の音が嫌いで、家の時計は全部デジタル時計だ。だけど、帰ってから布団に入ったらなぜか時計の音がする。

隣にいた弟に聞いても聞こえないと言う。おかしいとは思ったが、疲れていたのでその日は寝ることにした。しかし、次の日も同じように時計の音が聞こえた。

俺はどうしても気になり時計の音の鳴る方へ足を運んだ。気づいたら外の小屋の前にいた。部屋から小屋の時計の音なんて聞こえるはずがない。俺のいた部屋は二階にあったから。

気味は悪かったが小屋の戸を開けるとほこりがかかった綺麗な時計があった。でも動いていない。電池が入っていなかった。

気付くと時計の音も消えて小屋の戸を閉めようとしたとき、時計からオルゴールの音が聞こえた。すぐ戸を閉めると俺の後ろに女が立っていた。その女は俺の首をつかみ、笑っていた。

俺は気絶して外に倒れていたらしい。気付くと俺は部屋にいた。俺は親父に時計の事を話した。

親父はあの時計を買って以来針の音が嫌いになったようだ。あの時計は中古屋で買ったらしく、当時は気に入って使ってたのだが、その時計を買ってから不幸が続いた。

終いには毎晩女が現れる始末。壊したら祟られると思い、捨てたのだが時計はなぜか家の何処かに戻っていた。

親父はいまだにその時計の音に悩まされている。
自分の体験談を紹介します。

自分は、襖や障子を直す会社で働いているのですが、この間奇妙な物件がありました。

依頼主様は個人で、依頼内容は襖が6枚と戸襖(とぶすま)が3枚。まるで廃墟から持ってきたかのようなボロッボロで色褪せた古いそれら。

襖は他の従業員に任せ、自分は戸襖のくすんだセピア色になった襖紙を剥がすことに。

説明をしておくと、戸襖とは、表が洋室に向かう、板オンリーや壁紙の貼られた面で、裏が和室に向かう襖紙の貼られた面という、ちょっと重めの襖のことです。

さて、襖紙を剥がそうと、剥がし液というものを襖紙全体にかけ、こすって剥がしていきました。

そこで、ほんの少し剥がして気付いたのですが、襖紙を剥がしたベニヤの面(ベニヤ板で作られた物に襖紙を貼ります)に、何やら文字が書いてある。

始めは製造の過程での、何かの指定かと思ったのですが、それにしては細かい字でみっしり書いてある。どんどんと剥がしていくと、その文字は面全体に書いてあることに気付きました。

あまりに細かすぎて肉眼では読み取れなかったので、拡大鏡を持ち出して見てみると…。そこには小さな茶色い字でみっしりと『呪ってやる』の文字。

自分は気味が悪くなって上司に相談、他の2枚も剥がしてみることに。

すると、1枚は先程までより大きめの字で『殺す』。もう1枚にはなんと、170センチ×80センチの戸襖全体に『死』と、まるで血のように真っ赤な字がでかでかと…。

これはあまりにも不気味すぎ、依頼主様に連絡をとり、新調したほうがいい旨を伝え…ようとしましたが、なかなか連絡が取れず、ようやく取れた連絡は、依頼主様の娘さん。

「先程父が亡くなりました…。○時頃から急に容体が悪くなり、●時に…」

○時は1枚目の戸襖を剥がした時間、●時は最後の襖を剥がした時間…。

娘さん曰く、家を取り壊すので戸襖は処分してほしいとのことでしたので、自分たちはお祓いをしてもらってからその戸襖を焼いてもらいました。

今思い返すと、あの字は血ではなかったのだろうか。血だとするとあまりにも新しすぎるかな…。

これが、自分の体験談です。今でも古い物件が来るたびにヒヤヒヤします…。
俺の母から聞いた実話です。

俺の母は美人では無いけれど、何故か昔から男にモテる人でした。何故 俺にソレが遺伝しなかったのか…(;ω;) いや それは置いといて。

母が若い頃、母に好意を持っていて 付き合っていた男性がいたそうです。仮にAさんとします。

若い頃の母は無自覚な小悪魔と言うか、別にヤリマンって訳では無いですが、ボーイフレンドが結構居たそうです。異性でも友達になれるってタイプなんですね、相手の気持ちはともかく…。

Aさんも、母にとっては(友達)だった様ですが、彼にとっては違った様で、母はプロポーズされたそうです。まだ若く 結婚なんて考えて無い上に、Aさんを友達だと思っていた母は、プロポーズを断りました。

それが原因なのでしょう、Aさんは自殺されたそうです。母が住んでいたアパートの向かいのビルで、首を吊って。

母は怖くなり、直ぐに親戚の所に引越したそうですが、Aさんが亡くなられた後から、母はAさんの霊に悩まされました。

寝ようと横になりウトウトしだすと、白い手が暗闇から伸びて来て、母の首を締める。毎日寝ると首を絞められる為、友達の家に泊まったりしていました(その友達の中に、後の旦那 つまり俺の親父も居たとか)。

因みに 母が同居していたおばさんも、母が居ない時に首を絞められたそうです。母がまた引越し、親父と付き合う様になった頃には、もう首を絞められる事は無くなったそうで。

月日が経ち そんな事も過去になり、親父ともなんやかんやで離婚した後、母に彼氏ができました。Bさんとします。

類は友を呼ぶのか、Bさんも過去に女性に好意を持たれ、アタックされていたのを無視した事で、女性に自殺された事があるそうでした。

母とBさんが2人でその話をしていたら、電気が突然点滅しだしたそうです。何十年経っていても、まだ居るんですね。

Bさんも 最近まで女性の霊に苦しめられていたと聞きました。電池を入れていない時計が鳴ったり、霊に追い詰められて階段から落ちたり…。

母とBさんが再婚するって話もありましたが、結局自然消滅しました。俺は再婚しなくて良かったと思っています。


>>18

だって、未だ母に憑いてるAさんと、Bさんに憑いてる女性がダブルで来るかもとか思うと、怖いじゃ無いですか。

今でも母との会話で Aさんの話になると、部屋が暗く空気が重くなるんですよ。これ書いてる今でも、重いです…嫌な重さが…。

男女関係とは怖いですね。中途半端にすると、愛が呪いになるんですから。まぁ俺は、泣きたい位に縁の無い事ではありますが…(;ω;)

御二方のご冥福をお祈りします。
昨年末に交通事故に遭いました。右肺挫傷、肋骨骨折、と全治三ヶ月の重症。

信号待ちで停車していた私の車に後ろから追突され、弾みで交差点中央に、右から直進していた車に突っ込まれ、私の車は大破。

意識が戻ったのは、病院のベッドの上、事故から36時間後でした。

前置きが長くなりましたが、その事故の件で、警察が話を聞きたいとの事で病室での事情聴取。一連の事故の件を話ました。

事故に関係する方々からの聴取は全て終わっていたようで、事実確認のみでしたが、警察の方が聴取の最後に 

『ところで、○さん(私)は事故当時、一人で運転してましたか?』

と聞かれました。 

私『??』『勿論、一人でした』 

そう答えました。

それ以上の追求はなく警察の方は帰りました。しかし…… 

どう説明すればいいか。きっと、『頭、打ったせい!』とか言われ信じて貰えないと考え、本当の事は言いませんでした。

実は、私一人ではありません。事故の全てを霊とかのせいにはしたくないし、偶然が重なったと今でも考えてます。

事故当時、運転席側後部席に『それ』はいたんです。どこからかそれを乗せてきた。私はそれに気が付かなかった。

事故直前、信号が変わったのでブレーキを踏んだ瞬間何故か、後部席に違和感を感じました。私自身、霊感などはありません。

完全に車が停車した瞬間

『ガッ!』

両肩を捕まれました。私は声もだせず、振り向く事もできませんでした。

ルームミラーには『それ』の目であろう部分(瞳はありません)闇の様に黒い空洞が二つはっきり写ってました。

あまりの恐怖に大声をあげたとき、後ろからの激しい衝撃! リアガラスが弾け跳び、前に飛び出す様な感覚に襲われたとき

『に が ざ な い』

その『声』を聞いた瞬間に、意識はなくなりました。

この事は家族にもいえません。こんな事簡単に誰にでも打ち明けられません。ただ、一人で抱えるのは辛いです。

時間が過ぎればだんだんと事故の記憶とともに薄れてくれる事を祈っています。

事故からもうすぐ半年になります。両肩に刻まれた『六本の指!の手形』とともに。
茨城県に住む仮名らんらんさんの体験。

らんらんさんが中学の頃、クラスにいじめられっこの佐田さんという小柄な女の子がいた。

来る日も来る日もいじめられていた佐田さんはついに耐えかねて自殺をしてしまう。

当然学校側もあまり大ごとにはしたくないので、いじめがあったことは「なかった」ということで片づけられてしまった。

そして時は経ち、いじめていたいじめグループの主犯格の女子生徒 仮に南雲さんとしますがその南雲さんはその後家族共々失踪、ほかのいじめグループのメンバーもなんらかの形で不幸不運に見舞われるなどして笑えない日々を過ごしているという。

いじめられた人の思い出は中学時代で止まったまま、その先はただ炭で塗りたくったように真っ暗闇の何もない記憶のみを残し、いじめた人たちの未来さえも黒く塗りつぶしてしまう結末となった。

いじめた人たちは忘れてもいじめられた人はずっと覚えている。

だからこの話を通して僕は、憎しみや恨みという感情は何十何百年経とうが消えないし、ましてやそれどころか死んでもなんらかの形で生きている人たちに干渉してくるというようなことがあるということがわかった。
元旦那と私の友人の不倫が原因で離婚をし、精神的にやられた私は興味半分で藁人形で毎日、元旦那と友人を呪い続け、幾月か経過し藁人形の存在すら忘れ心の平穏を取り戻した頃、叔母が私の部屋に泊まりました。

翌日、叔母が血相を変えて『夜中、黒い袋がガタガタ動いて殆ど寝ていない』と怒っていました。忘れて放置していた藁人形の入っている袋でした。

恐怖にかられた私はお寺に持っていきましたが『怨みの念に悪霊が集まった状態でとても嫌な感じをうけます』との説明で処分して頂きました。

それから元旦那から用事で電話が掛かってきて『こないだ心筋梗塞で死ぬとこだった』との事。そして元旦那の不倫相手の私の友人は頭の病気にかかって大変だったそうです。

そう、私が藁人形を刺していた日々とピッタリ一致しました。

そのあと、呪い返しで自分が病気になったのは言うまでもありません。人を呪えば穴二つ…。

呪う位なら自分が精一杯幸せになったほうが一番の復讐かもしれないですね。神様は見ているんですね
長野県にある姉妹がいました。

姉妹と同じクラスメートの高田さんという人が、その姉妹の家に遊びに行ったときおかしなものを見ました。

姉と妹にリビングに案内されたときテーブルにマネキンが二体椅子に腰掛ける形で座らされていました。おかしなのは姉妹がそのマネキンをお母さんお父さんと呼んでいたのです。

もちろんマネキンなので話すことも動くこともないのですが、まるでそんなことは気にしないように姉妹は姉、妹共々本当のお母さんとお父さんがそこにいるように振る舞うのです。

ふざけてるのかとも思いましたが姉妹を見るととてもふざけてるようには見えず、なんだか怖くなり30分ほど経ったのち高田さんは何かと理由をつけて帰ろうとしました。

そして姉妹が玄関まで送り出してくれたのですが、長い廊下の奥から確かに見たのです。さっきお母さんお父さんと呼ばれていた二体のマネキンが顔だけを横に出すようにしてのぞき込んでいたのを。

もっと不思議なのはそのころの友達や自分の両親に聞いても誰もそんな姉妹など知らないというのです。高田さんがいうには私も遊びに行ったのは覚えているのに顔も名前も少しも思い出せないという。

もしかしたらあれはこの世の人ではない姉妹だったのかもしれない。それどころかなんとなくマネキンだった気すらするという。
僕の叔父さんがまだ若い頃、仕事仲間と飲んだ時の話。

夏の時期だったので怖い話をお互いにする様になり、お酒も進んでいたので心霊スポットに行ってみようかとなりました(叔父さんは車を運転する為に飲んで無かったが元々そういうのは好きだったので乗り気だったそうです)。

メンバーは4人、男3人女1人で男の内1人はちょっと歳の離れた後輩だったそうです。1台の車に乗り込んでS県のH山の小さなトンネルを目指しました。

そこは車が1台ようやく通れる位の小さなトンネルでしたが、壁に人の顔が浮かぶと噂されていたらしいです。

トンネル自体は何処にでもありそうな物でしたが、木の生い茂る山の上は夏の夜とは言えそれなりにひんやりとして雰囲気は有ったそうです。

徐行しながらトンネルの中を進んで行ったが、半ば辺りまで何も変わった事も無く、緊張感も緩んできたのか叔父さんが後輩に向かって言いました。

「おまえ、車降りて歩いてみな」

後輩は嫌ですよとか言いながらも面白がって車を降りて前に廻り2〜3メートル歩きます。しかしやはり少しは怖いみたいでちらちら振り返りながら歩いてます。

「なんだあ、あいつビビってんじゃね。よっし」

言ったかと思うといきなりヘッドライトを消す叔父さん。

途端に辺りは闇に包まれウオ〜と後輩の叫び声が聞こえて、車の前後からバンバン!バンバン叩く。後ろに座ってた女の人が叫ぶ。

「やめて!ライトつけて!!」

女の人の絶叫でやり過ぎたと反省して、叔父さんはヘッドライトを着けて後輩が乗り込んできました。

「酷いですよ〜先輩」

「ワリイ、ワリイ」

すると後部座席の男の人が

「おい、様子がおかしい。早く車出せ」

見ると女の人がカタカタ小刻みに震えてます。

慌ててトンネルを抜けその場を離れ、自動販売機の灯りが照らす駐車場で一息入れます。女の人はその頃には落ち着きを取り戻していました。

「大丈夫か?何か見えたのか?」

「ええっ?誰も気付かなかったの?」

「ああ、何も見えなかったけどな。真っ暗だったし」

『誰か……車の後ろから叩いていたんだよ』
あれは30年前の16歳の高校生の時だった。

当時付き合ってた彼女が物凄く霊感が強く怪奇現象が慣れっこになっていた俺だが、あの時だけは…

俺A、彼女B。俺とB子は原付き2台でダイエーに買い物に行き、その帰りにいつもの道を走っていて(お墓がある道)、信号に止まった時

B子「A君今危なかったね」

俺「何が?」 

B子「今A君人跳ねそうやったな」

俺「人なんかおらんかったで。何処でやねん?」

B子「お墓の所!」 

また始まったと思い気にもしなかったのだが。

翌日。又、二人で遊びに行った帰りにあの道を通った時、俺は前日の事を思い出しながらお墓の前を通り過ぎて、信号に止まってB子が俺のバイクの後ろに止まって口を開いた。

B子「A君、驚いたらアカンで!」

俺「今度は何やねん?」

B子「A君の後ろに乗ってるで!」

俺「な、何がやねん?」

俺は猛烈に悪い予感がしてB子に聞いた。

B子「女の人の生首だけがブレーキランプの上で私を見て笑ってるで!A君やばいから振り向いたらアカンで」 

俺「ふ、振り向けるか!」 

全身の穴という穴から冷や汗が出て頭の先から血の気がサーって引いて行くのがわかった。今にも泣きそうになり無我夢中でバイクを飛ばした。

B子曰く2.3分は女の生首が食らいついてたらしい。

霊も見た事有るし、車が目の前で消えた事も有るがあの時だけは流石にビビって小便漏らしそうになった。今、思い出しても寒気がする。
最近聞いた話をする。

三ノ宮さんが大学生のころ、お金に余裕がなかったのでいわゆる瑕疵物件と呼ばれる部屋を借りていた。

だが一週間ももたず我慢できずにその部屋を飛び出した。

その理由は毎夜毎夜自分の布団の周りをぐるぐると回るように歩き回る足音とたまに聞こえる変な声がするからだという。

それだけならまだしも直接出て行くきっかけとなったのは、夜中目を開けると枕元に自分を覗き込む眼球のない女が出たからだという。

その部屋を飛び出してからは両親に頭を下げて実家から大学に通うようにしたという。

いくら肝が座っててもいきなり目を開いた瞬間のぞき込まれちゃたまらないっすよ。

そう言い笑った顔が印象的だった。
これは幽霊の出ない怖い話に限定して取材した体験談です。


埼玉在住仮名椎名さんの話。

某心霊スポット(廃工場)に仲間内四人組で遊びに行ったのですが、その時に仲間のひとりが戦利品だと言って事務所らしきところからまだ使えそうなトランシーバーを持ち帰った。

しかしそれからというもの仲間のアパートのポストに一週間ごとに月曜日の朝きまって手紙が届く。

内容はこうだ。

一週間目「わたしのきもちです。どうか受け取ってください」

二週間目「手紙読みましたか?読んだらこの住所まで返事をください」

三週間目「どうして手紙くれないの?愛情が足らないのかな」

そしてそんなような一方的な文章が送られ続け半年が過ぎたのだが、見ず知らずの人間に手紙を出すのもためらわれたので返事は出さずにいた。

でもなぜこの手紙の主は自分の住所宛てにこんなラブレターともとれぬものを送ってくるのかわからなかった。

ある日、例の心霊スポットで拾ってきたトランシーバーをいじっているとどうやら電池がないことに気づく。そして電池を入れる蓋を外すと中には小型の発信機らしきものがついていた。

そこではじめてわかった。この手紙の主はこのトランシーバーに作為的に発信機を仕掛けまんまと自分という間抜けな男を釣ったのだと。

釣られた当人はそれから気味が悪くなりトランシーバーを捨て遠くに越したという。


でもわざわざ発信機をつけてもカモがかからないと意味がないですよね。気長な人なんだろうな。椎名さんはそう言って笑った。
とある夏の日残業帰りに麦わら帽子を買った。何で買ったかもわからない。しかし麦わら帽子に呼ばれているような気がしたから買った。

とても涼しい夜だった。寒気さえ感じてしまう。しかし残業で疲れていた俺は、そんなことは気にもとめず、家に着いたとたんベッドで寝ようとしていた。

しかし涼しいのにも関わらず、寝苦しい…一度起きて台所で水を飲んだ。すると部屋の奥の方から…

「サクッ…サクッ…」

ポ〇トチップスを食べたような音が聞こえてきた。

もちろんこの部屋には俺以外誰もいない。お菓子もない。普通ならその音がするほうへ行くものなんだろうが、俺は眠気に勝てずベッドに向かって眠りに入った。

今度はすぐに眠りに入ったが、そこで恐ろしい夢を見た。


俺は知らない森の中にいた。何者の気配もしなければ、風も吹いていない。少し進んでみると周り一面に毒々しいキノコが沢山はえていた。

その真ん中になにかいる…倒れている人とその隣には、白髪の老婆だ…そしてあの音が聞こえてきた。

「サクッ…」

そう倒れている人を食らっているのだ。人を食べるときはこんな音がするのか? イヤ、肉だからこんな音はしない。

なんて考えてたら、老婆と目があった。

「まずい…」

そう思った俺は走った! しかし老婆も

「うぉあぅぃぃうぅぅ」

と奇声を発しながら四つん這いで追いかけてくる。

目の前に小屋がある。そこに逃げ込んだ俺は目を疑った。老婆がところせましとひしめきあっていた。

俺は飛びかかってきた老婆たちに襲われそうになったところで跳ね起きた。

「ハア…ハア…なんだったんだ?」

と次の瞬間部屋の奥から

「サクッ…」

老婆がいた…俺は毛布に隠れたが遅かった。足を捕まれている…

そして毛布がはがされた。目を開けると部屋一面に老婆たち…俺はそこで気を失った。


目を開けると病室だった。起き上がろうとしたが異変に気づいた。右手と左足がない。

看護婦さんが、

「この麦わら帽子はあなたのですか?さっきおばあさんが持ってきてくれましたよ」

背筋が凍った…

麦わら帽子の中から一枚の紙が落ちてきた。

「ウマカッタ…ウマカッタ…」


麦わら帽子を焼いた…
ある女の子が男の子Aと付き合っていた。めちゃめちゃ仲良しで学校内でも注目の2人だった。

あるとき女の子がAに言った。

「ね〜A、私たちきっと赤い糸で結ばれてるわ」

「そうだね、僕と(女の子の名前)は永遠に結ばれてるよ」

Aは笑顔で答えた。

2人はある日いつものように放課後デートを楽しんでいた。その帰り道。

2人は笑顔で別れた。女の子は嬉しそうに家に帰ろうと歩きだした。するとすぐ後ろで悲鳴が聞こえた。

女の子が後ろを向くとそこには人だかりができていた。その間から見えた。Aの傷ついた体が。血がだらだらと流れていた。

すぐに女の子はAのそばに駆け寄った。女の子はAの名前を何度も呼んだ。でもついにAが目を覚ますことはなかった。即死だった。

女の子は毎日泣いて、泣いて、突然のことに学校の皆も同情した。中でも一番そばに居てくれたのはクラスメイトのBだった。

始めははげましてくれて嬉しかったが、日を増すごとに気持ちは恋心へと移っていった。

女の子はBに告白した。毎日はげましてくれて嬉しかったことも話した。両思いだった。

付き合い出すと女の子はAのことを忘れるようになった。

ある日女の子はBと初デートすることになった。

その帰り道、女の子は帰り道を歩こうとした。が、後ろへ後ろへ体が引きずられていく。

「痛っっ!!」

小指が痛い。小指を見ると赤い糸がしっかりと巻き付けられていた。

「キャー!!誰か助けてー!!」

助けを求めても女の子の体は後ろへどんどん引きずられていく。

ついに止まった。ホッとするのもつかの間。たどり着いた場所は、Aの事故現場。

女の子はまた叫んだ。Aかどうかなんてわからないくらいのヒドイ顔が女の子をじっと見ていた。

でも女の子はAだとすぐに解った。赤い糸がAの小指と女の子の小指とを結んでいた。

Aはつぶやいた。

「僕たちやっぱり赤い糸で結ばれてるね」と。

次の日から女の子を見た人は誰一人といない。

ただAの事故現場で時々現れるらしいんです。Aと女の子が。

そしてその2人の小指は赤い糸で結ばれてるんだって。
いつものように私は、自分の部屋でひとりで寝ていました。

覗かれないよう、侵入されないようにカーテン、ドア、クローゼットをぴったり閉めてから布団に入りました。私の家は、出るからです。

洗面所と台所とお風呂とトイレで囲まれた空間があるのですが、そこが特に溜まり場なようです。弟もたまにその辺りで嫌な顔をしています。

なので、寝るときはなんとなく隙間を気にしてしまいます。そうすると安心して寝られました。

それは夏の夜でした。暑かったので抵抗がややありつつ窓を開け、カーテンも開けました。 網戸からちょうど良く満月が見えて、差し込む月明かりがきれいでした。

私は何事も無く眠りました。その後、時間はわかりませんがふと目が覚めました。

私の身体は壁の方を向いていましたが、後ろでもうひとつ寝返りを打つ音がしました。首を向けると、おかっぱでオレンジ色のシャツの女の子が背を向け寝ていました。

同じ布団にです。この布団は幅が狭く一人寝るのがやっとです。寝ぼけた私は二人じゃ狭いだろ、と壁側に寄りました。

そこで初めて気づきました。…あれ誰だ。

もう気付いたら最後で、背中越しに視線を感じ、うわこのまま寝返ったら目が合う向き合っちゃうばやい見なきゃ良かった、と一瞬で後悔しました。

なにか厭な女の子で、私は背中いっぱいにドライアイスで焼かれるような冷気をジリジリ感じました。

痛い、ジリジリする、お守り居間に忘れてたからかな。とぐるぐる考えているうち、私は眠ってしまいました。

誰だったのかわかりません。その後は見かけないので多分、イタズラしたかっただけだと思います。子供でしたし。

声を聞いたり、ちらっと見たことはあっても一緒に寝たのは初めてでした。
数年前の事でした。

当日、19歳の私は、入社して一年未満でした。業務内容は、車で花を届けるのですが、田舎なので色んな村へ回ります(基本は店頭販売です)。

私は、店主と共に少し離れた山に住む老夫婦の家まで配達へ向かってました。

基本は、一人で運転して配達を行うのですが、入社して一年は、道を覚えたりで店主に付き添いで行きます。

山を二つ越えた場所に、老夫婦(以後田中さん(仮)と書きます)の家があります。村人は少なく、歳よりの方しか居ない村です。

田中さんは、定期的に配達を頼んでおり、三ヶ月に一回、季節の花が欲しいと言われているので、店の選んだ夏の花を、今回は届ける予定でした。

車が村へ入って行くと、どうも様子が変で、田中さんの家の前に村人が集まって何かを喋っていて、なにやら深刻そうな様子でした。

店主と私が車を降りて近付いて行くと、人だかりの中心には、田中さんの奥さんが横たわっておりピクリとも動きません。家の中からは、旦那さんの唸り声(おそらく)が断続的に聞こえました。

店主が急いで家に入ろうとすると、村人の一人が手を抑えて止めました。

「この家は、もう終わりじゃ。行ったらあんたも巻き込まれるぞ」 

そんな事を言ってきて、周囲の村人も頷いています。店主が、「何故?」と問い掛けても明確な理由は言わず、頑なに入ることを止めます。

店主が村人と揉めていた時に、玄関がガラッと空いて、中から、田中さんがはい出てきました。上手く聞き取れなかったですが、「助けてくれ」と言っている様でした。

すると、一人の村人が何か薬のような物を飲み込ませると田中さんの体は動かなくなり、奥さんと寄り添うように、静かに横たわって居ます。

店主と二人で唖然としていたら、一台の軽トラが家の前に止まり、田中さん夫婦は担ぎ込まれ、そのまま、走っていきました。

後日談で聞いた話で、その村で昔から人が死ぬ時は、村の人間で楽にしてあげる風習があるらしく、最後の力を振り絞り家の外にいる村人の所まで来れたら、死を決意したと思われ、殺すらしいです。

>>34


軽トラで運んだ先は、不明。村の近くに病院は無いのも原因らしく、昔は一度病んだら、ほぼ助からなかったらしい。

田中さんは夫婦で風邪をひき、歳も結構な年齢だったのも災いしてお亡くなりになったんでしょう。

現在その村は、人が居なくなり廃村となっています(あそこに住みたい若い人は絶対にいないでしょうね)。

他にも、変わった村の話があるので、また後日。
この話は母が小さい頃に体験した話です。

その頃こっくりさんが流行っていたらしく、みんな信じてはいないものの興味本位で暇潰し程度に、母がいた中学校では結構な人が休み時間にやっていたそうです。

実際にこっくりさんが出たこともなく、その場にいた人の好きな人を聞いたりして、誰かが動かしてからかって遊んでいたりしただけだったらしいです。

しかしある日、いつものように母を含めた4人グループでこっくりさんを始めたところなにか様子が違ったんだそうです。

いつも使っていた10円玉が重たくて自分達では全く動かせなくなり、10円玉が熱くなって更には質問すらしていないのに勝手にぐじゃぐじゃに動いたらしいのです。

そして母の隣にいた子が怖くなって手を離してしまったと言うのです。しかしその場ではなにも起こらずそのまま授業が始まり、みんなそのことを忘れていました。

すると急に手を離してしまった子が白目を剥きながら奇声を発して机をガンガン鳴らし始め、「こっくりさん」と連呼したらしいのです。

先生がすぐさま救急車を呼びその子は運ばれていったのですが、その後1度も顔を見せずに転校してしまったんですと。

自分も通ってたその中学ではこっくりさんをやると呪われると言う話がとても有名でした。

呪われてもいいって言っておふざけでやったヤツ、昔からいる先生に真剣に叱られてました。それで自分も母の話を信じました。

皆さんも気をつけてくださいね。こっくりさんに。
これは最近聞いたガチで怖い話のひとつ。生沢さんというサラリーマンの体験。

生沢さんは当時22歳。毎日友達とばかをやらかして青春を謳歌していた。時々は悪いこともしたようだがそれは話とは直接関係ないので省く。

ある日仲間数人でとある心霊スポットに行ったという。その心霊スポットは県内ではあまり知られていない。いわゆる(隠れた穴場)というヤツである。

その心霊スポットはただの廃屋なのだが造りがアスファルトで見た感じ窓がひとつもない造りをしていた。そして一通り廃屋を回ったのち何も出ないしつまらないということで帰ろうとした。

すると奥の部屋にまだ残っていた風間という仲間のひとりが「あ!」と声を上げた。どうしたのかと思い全員でその風間のもとに向かうと、どうやら鍵をこじ開けられている部屋でドアの近くに壊れたノブが転がっていたんだが問題はその部屋の中。

外からは気づかなかったんだが奥にいくつもの板を釘で打ちつけた窓があった。その窓はビニールで覆われ何重にも何重にも板が打ちつけられていてなんだか見た目にも不気味な様子だった。

だがそれを見た仲間たちがいっせいに言う。

「この窓、引っ剥がして見よう。なんだかこの板の下気にならないか?」

その声を皮切りにしてその辺にあった適当な工具で次々に板を剥がしてゆく。

薄暗い闇の中に板が剥がれるパリパリという音、その板が落ちる音だけがしばらく続いたが、気味悪がり見ていただけの生沢さんが懐中電灯で照らすことを促され懐中電灯を向けた瞬間、

すべての板がバリバリに剥がされた場所には窓ではなく出窓のように外側に30センチほど奥まったスペースがあり、そこには位牌と思しきものが真ん中にぽつんとおかれその30センチほどのスペースの壁すべてが真っ赤に塗りたくられていた。

残念なことに位牌は表面が削られてなにが書いてあるのかは読めなかったようだが、わけのわからない恐怖にかられた生沢さんを含めた仲間たちはその廃屋を慌てて飛び出した。

「それからは行ってませんが、なんでだかあの赤い位牌があったスペースというか空間、あれ剥がしちゃいけなかったような気がするんですよね。べつに被害というのは何もないんですが、今考えるとよくあんな場所に行けたなあと感心さえしますよ」

余談だが生沢さんは今年、部長に出世した。怪異はいまだ誰にも起こらない。
葬祭業を長く生業としていれば…色々な仏様を扱うのは必然です。

その日は、暴○団の仲間割れでリンチに遭い絶命してしまった方を棺を乗せて火葬場へ向かう途中…。

ドン!ドン!ドン!と内側から何かを叩く鈍いながらもハッキリとした音が車内に響きました。

隣には故人の母親が乗っていましたが気づかない様子でしたので私も顔に出さず運転を続けていると、やがて音は止みましたがハンドルを握る左手首に焼け付くような激しい痛みを感じました。

痛みを我慢しながら何とか棺を火葬場へ下ろし、左手首を見てみると数珠を付けていた場所が火傷をした様に火膨れになっており…数珠もどす黒く変色していました。

この仏様…生きたまま火を付けられて丸焦げの仏様でした。五年以上前の出来事ですが今もまだ傷跡が時々痛みます。
目黒にあるアパートにお住まいの浅野さんの3歳になる娘が最近変なことを言う。

虚空を指差して「きなこがいる、きなこがいる」としきりに言うのである。

「きなこってなあに?」と母親である浅野さんは娘に問うが娘さんはただきなことしか言わない。

ある日の夕方、浅野さんは夕飯の支度をしていると娘が自分の足元でふざけて遊んでいる。たまにきゃっきゃっと幼い子供特有の笑い声を上げながら浅野さんの足を触る。

「待っててね、もうすぐで○○ちゃんのご飯もできるからね」

そうしておたまをとろうとして何気なく足元に目をやった瞬間、浅野さんはぎょっとした。

自分の足元にいるのは娘ではなく、全身焼けただれ肌のあちこちがささくれ立ち皮膚が変色しまるできなこのように黄色い塊がきゃっきゃっと笑いながらそこにいた。

気づくとどうやら自分は気を失っていたようで帰ってきた旦那さんに起こされ目が覚めたという次第である。

どうやら聞いた話によるとそのアパートの部屋では昔火事があり1人取り残された幼児が焼け死んだという事件があったそうだ。

「今も時々きゃっきゃっという笑い声や床を歩いて回るような音がするんです。そんなときは必ず手を合わせて小皿にお菓子を乗せて声がした場所に置いておくんです。翌朝には小皿の上のお菓子はきれいになくなってるんですよ」 

今も浅野さんは家族でそのアパートに住んでいるという。

不思議に怖さはないんです、なんとなくその子のそばにいたいって思う優しい気持ちになれるからと彼女は言う。
私は、ものごころついた時から蝶や蛾が大嫌いだ。「蝶」に「蛾」と、この漢字を見ただけでも、シルエットを想像してしまって気持ちが悪い。
 
びらびらと飛び回る、あの予測できないゆらめき。なにより、あの威嚇的な、もしくは毒々しい翅模様には寒気を覚える。
 
「蝶が嫌い」と、ただそれだけの話ならどれだけいいことか…小さい頃から、蝶や蛾に付きまとわれていると言ってもいいほど、特に大きなサイズの蝶や蛾をよく見かけてしまう。
 
行く先々の壁や塀、地べたにさえも蛾がへばりつき、何ら意味もなく蝶が接近してくる。子供の頃はそんなものなのかなと思い込んでいて、蝶や蛾の不意打ちに跳び退くばかりだった。
 
そのうち、私が蝶や蛾を目にする頻度が異常だと分かった。もちろん、嫌いであるがために余計目についてしまうのだろうが、それを差し引いても確実に多い。
 
つかまろうとした手摺りにちょうど留まっていたり、肩や帽子にへばりつかれたりすることは日常茶飯事で、気付く度に叫び声をあげ、周りから白い目で見られることは常だ。
 
果てにはどこから入ってくるのか、室内にさえ出現するしまつで、するともう縮み上がり、家族に外へ追い払ってもらうまでは部屋から出て怯えるばかり。
 
強烈なことがあった日の夜には、「もしかしてふとんの中にばたばたと湧くんじゃないのか」と、猛烈に気味の悪い妄想が始まってしまう。
 
夢の中では巨大な蝶に追い掛けられ跳ね起き、大量の冷や汗をかいていることもしばしばで、私にとってはそれ程に恐怖を感じる対象なのだ。
 
外にでると、嫌でも蝶や蛾に出会ってしまう…家にこもっていても、ふと気付くと壁に、天井に…
 
まさか、蝶や蛾に恨まれるようなことを知らずの内にしているのか(いや、蝶や蛾は恐ろしくて殺すどころではなく、避けるばかりなのだが…)。
 
「嫌いなものに好かれるほど鬱陶しいことはない」とはよく言ったものだが、私のこの体質(なのだろうか?)は冗談にならない。
 
そして今年もまた、私の特に嫌いな季節、「春」がやってくる…
これは今日起こった背筋が凍るゾクッとした話し。

いつものように休日を利用して、付き合ってもうすぐ1年になる彼女を家まで迎えに行った。

彼女の家は車で30分くらいなんだけど、道中は堤防沿いなんかがあり、今日みたいなポカポカ陽気には車で走ってても気持ちが良い。

しばらく走ると前方に警察官が1人立っているのが目に入った。

俺は締め付けられるのが嫌いで、いつもシートベルトをしていない。こうやって警察官を見つけると慌ててシートベルトを締めている。

今回も同様に警察官の立っている場所からかなり前の場所でシートベルトを締めた。…はずだった。

ピピッーと笛が鳴り、警察官が俺の車を止めた。

(バレたのか?)

いや、そんなはずはない。どれだけ目が良い人でも俺がシートベルトを締めていなかったのは見えるはずがない。

そんな事を頭の中で考えていると、警察官が運転席側に来て窓を開けるよう指示をしてきた。警察官は言う。

「シートベルトちゃんとしないとダメですよ。減点になりますからね」

俺は負けずと言った。

「シートベルトしてますよ!ほら、ちゃんと見て下さい」

この時は、ヤケクソになり何が何でも逃げ切ろうと考えていたんだけど…次の警察官の言葉で、一気に冷めた。

「いやいや、あなたじゃなくて助手席の彼女ですよ!助手席でもちゃんとシートベルト締めないと減点になるの知らないの?」

「は?」

俺は当然目が点になった。今日は誰がどう見ても車には俺しか乗っていない。呆然としている所に、もう1人警察官が走ってやってきた。

「どうした?」

どうやら先輩警察官らしい彼は今までの経緯を後輩からひたすら聞いていた。

「助手席の彼女がシートベルトをしていないので、今から減点手続きをしようと思ってまして…」

「助手席には誰もいないぞ」

そんなやり取りだった。

しばらくして「すいません。こちらの勘違いのようでした。どうぞ行って下さい」と先輩警察官が言う。

って、そんな事言われてもめっちゃ気になるやん!助手席に誰か乗ってるの?!俺には見えなくてあなたには見える女性が乗ってるの?!勘弁してくれ!

そんな気持ちになってる時に、別れ際の言葉で2人の警察官が言った。

「くれぐれも運転にはお気をつけ下さいね」
これはずい分古い話になる。

戦後のこと、矢田さんの一家はある工場を経営していた。そんな矢田さんの長男で十歳になるアキオくんという子供がいた。

アキオくんはよく近所の悪友と一緒にいろんないたずらをしていたそうだ。

ある日町にいる障害者ののろという男がいたそうだ。半ば浮浪者のような生活をしているそののろを面白半分に毎日のようにいじめていたアキオくんたちは、ある日落とし穴をしかけてのろを落としちまおうといういたずらを思いついた。

のろが来るのを見計らい友達のひとりがのろを落とし穴に誘導する。するとのろはニタニタと笑いながらその友達のいるところに近づいていく。そして落とし穴の上にのろが来るとのろは真っ逆様に落ちてゆく。

仲間全員で落とし穴を覗き込むとのろが頭から血を流して白目をむいて倒れていた。どうやら運悪く固い石に頭をもろに打ちつけたようだ。

これはさすがにヤバいと感じアキオくんたちは知らんぷりをしようとそのまま帰った。

その翌日、のろが死んだと父親から聞かされた。いろいろ聞かれたが当然本当のことなど言えるわけもなく隠し通した。

そして次の日、いつものように仲間たちがいるであろう遊び場の空き地に行った。だが皆いっこうに現れない。

おかしいなと思い、それぞれの家に行ったが一様に「うちには子供はいません」と言って追い返される。意味がわからなくなったアキオくんはとりあえず家に帰った。

そしてその次の日、なんとなくあの落とし穴を掘った場所に来た。そして落とし穴をなんとなく覗き込む。

途端、後ろから背中を押された。アキオくんはそのまま落ちてしまった。

運良くかすり傷などは負ったものの無事着地した。上を見上げると、あの死んだはずののろがいてこうつぶやいてきた。

「もうしねえが?謝ったらオメエと仲間たちさ無事に帰(けえ)してやる」

怖くなったアキオくんは泣きながら何度も頷いた。

そしてあまりの恐怖に気を失ってしまったようで目覚めると落とし穴の外に倒れていた。

慌てて町に戻ると仲間たちはみんな無事だった。だが不思議なことに自分たちが一度町から消えたことは忘れていたという。

そのこと以来悪いことは二度としなくなったという
これは茨城県に住む高崎さん(23)女性からうかがった話。


ある日、高崎さんはアルバイトで深夜のシフトについていた。

コンビニのレジの仕事も終わり、やっと帰れるなあと疲れた顔をしながら荷物をまとめ帰ろうとした瞬間、後ろから声がした。

「タカサキさん…」

自分を呼ぶ声がしたような気がしたので振り返ってみるがそこには誰もいない。おかしいなと思うがまあいいかと思いコンビニを出た。

そして家まで歩いて帰るその途中のこと、歩道橋にさしかかったときまた後ろから声がする。

「タカサキさん…」

しかしまたも振り返るが誰もいない。自分を呼んだような人も見当たらない。おかしいなと思ったが気にせずまた歩き出す。

歩道橋を渡りきり続いて横断歩道を渡り、暗い団地の横にある小さな公園に来たときまたも

「タカサキさん…」と声がした。

不審にこそ思ったものの見回しても誰もいない人通りのない場所なので気にせず行こうとすると電話が鳴った。

(プルルルル…)

肩にさげていたカバンから携帯をとり開いて胸の位置まで持って行った瞬間、高崎さんは気づいた。

携帯の明かりがわずかに照らした自分の足元に暗くてよくは見えなかったそうだが、首だけの男がにやりと自分を見上げて

「タカサキさん」と言っていた。

あまりの恐怖に携帯を落としそうになりながらもなんとか震える身体を動かして家に逃げ帰ったそうである。


考えてみればずっとついてきていたんですよね。ただ足元にいたのと暗さで気づかなかっただけで本当はあの首はあのコンビニからずっと私をつけてきたんです。それを考えたらぞっとします。

でもなぜあの首だけのやつが自分の名前を知っていたのかはいくら考えてもわからないんですけどね。それだけが謎です。
これは東京に住む有馬さん(33)男性からうかがった話。

ある日のこと有馬さんは夏期の長期休暇のため久しぶりに実家に帰ることにした。その行きの電車の中での体験。


田舎に向かう鈍行ということも手伝って人の数もまばらで空席が目だってました。まあだいたいいつもこんな感じなんですが。

私の実家は海沿いにありましてね。しばらく電車に揺られていると海が見えてきたんですよ。ああ帰ってきたなあって気がしますよ。海を見ると。

そしてあと何駅かで降りる駅だなというとき、その降りる駅より6駅前の駅でひとりの女性が乗り込んできたんです。

その女性は自分の前にあるドアから見える左から2つ前のドアから乗ってきたんですが、これだけ空いているのにも関わらずわざわざ一番離れている奥の自分の前のしかも吊革につかまって来たんです。

変な人だなとは思いますが次の駅ででも降りるのかなと思いあまり気にしませんでした。

でもその人おかしいんですよ。ギョロリとした目ではみ出さんばかりに自分を見つめ続けてくるんです。

嫌な気分になって席を変えようと立ち上がり今座ってる席とは反対側の一番奥の席に移ったんです。それでもその人はまたまるで移ることを知ってたかのようにまた僕の前に移動してきたんです。

さすがに怖くなりもう席を変えても無駄だと悟り降りる駅までうつむいて待ちました。

そして何分か経過して降りる駅に着き降りたんですがその人もタイミングを合わせたように同じタイミングで降りたんです。でもその人は僕が改札に向かってもただドアの前に突っ立っているだけでした。

でもひしひしと感じましたよ。振り返るとあのギョロギョロとした目で自分をじっと見つめてたんですから。
これは自分的にはちょっと最近一番っていうくらい怖い話。

能勢さんはその夜たまたま何もすることがなく暇を持て余していた。仕方なく双眼鏡を手に夜空でも眺めようかなと自分の住むマンションの屋上に上がった。

夜空を見るが星は数えるほどしか出ておらずちょっと見たら飽きてしまった。アングルを変え目線くらいの高さに持って行くと向かいのマンションの部屋が見える。

その部屋だけがカーテンが開いていて電気がついている。どうやら若い女性がソファーに座りテレビを観ているようだ。

ちょっと下心があって着替えでもしねえかなあといかがわしい期待を胸にしているがいっこうに女性はテレビを観続けているだけだ。

これじゃ夜空を見てるのとたいして変わらないなあとぼやいて双眼鏡から目をはなそうとした瞬間、いきなり視界が闇で覆われた。

ちょうどレンズを手のひらでふさいだように。そしていきなりのことにどぎまぎしているとその闇の中に何かが動いているのに気づいた。

なんと大きな目玉がふたつ、ぎょろぎょろとのぞき能勢さんを見ていた。

思わず能勢さんは双眼鏡を地面に落としてしまいその拍子に双眼鏡のレンズがとれ地面を転がり、カタカタと音を立てて止まった。

あれ以来能勢さんはどんなに下心がわき上がろうが暇を持て余そうが屋上に行くことだけはしなくなったという。
これは私が知り合いから聞いた話なのですが、あえて一人称で語らせてもらいます。ご了承ください。


私の家には廊下の突き当たりにフランス人形が飾ってありました。

特に気になるようなところはなく普通の人形でしたが、毎晩、その人形が夢の中に出てきて「死ね」「殺す」とかの暴言を吐いてくるのです。

正直あり得ない状況なんですけど、小さい頃(物心つく前)から毎晩出てきてるせいか、別に怖いとかの感覚がなく、親にも言わず放置していました。

そんな日が毎日続き何年か経ちました。そして私が小学中学年くらいになったある日、家に遊びに来ていた友人に、その奇妙な夢のことを話してしまいました。

すると私の後ろに居た兄が突然泣き出し「自分も何年間も毎晩同じ夢を見ている」と訴えてきたのです。

当然、事態を重くみた両親は問題の人形を隠しました。そして人形が隠された日を境に、何年も毎晩見続けていた夢を見なくなりました。

結局、あの人形はなんだったのでしょうか。
今まで霊などとは無縁の生活を送っていました。ですが最近仲良くなった友人Aの姉が強い霊感を持っているそうです。因みにAには霊感がありません。

そんなAから度々A姉が体験した話を聞くんですが、その中でも特に怖かった話を投稿させていただきます。

AとA姉は夏に向けダイエットをするため2人でランニングを始めました。走るのはいつも夕方で薄暗い時間帯です。

Aの家から少し離れた所にほぼ廃墟となった団地があり、AとA姉はその団地の隣にある道を走っていました。

ゆっくりと走っていた2人でしたがA姉が突然全速力で走り出しました。Aも何も分からないままスピードをあげました。

団地の横を通りすぎる間Aは「姉ちゃんどうしたん?」とA姉に声をかけていましたがA姉は何も答えません。必死に走っています。

無言のままAとA姉は帰宅しました。改めてAは落ち着いたA姉に聞きました。

A「あの時姉ちゃんどしたん?」

A姉「後ろから犬が追いかけてきてたから逃げた」

もちろんあの時に犬なんていなかったし追いかけられてもいません。Aが首を傾げているとA姉が話始めました。

A姉はあの団地を通りすぎる時とつぜん寒気がして、走りながら振り返るとAの後ろに真っ白なドーベルマン風の犬がいたそうです。

ですがその犬の体は軽く2mを越え、歩き方もカクカクと異常なもの。それを見た瞬間A姉はこの世にあるものではないと思い白い犬から逃げたそうです。

その事を知ったAはあまりに怖くすぐ私に教えてくれました。

また機会があればA姉の話を投稿しようと思います
これは私が中学2年生の時に実際に体験した話しです。

その頃美術部の部長をしていた私は、いつも通り部員が帰った後副部長のAと部室の片付けをしていました。

片付けが大体終わったところでAはトイレに行ってくると言い、そのまま部室を出ていきました。

私はその内に作品を準備室に運んでおこうと思い準備室まで行きました。

私の学校の美術準備室では、髪が腰ほどまであり赤い服を着て赤い帽子を被り赤いハイヒールを履いた女の人の霊が目撃される事が度々ありましたが、その頃の私は霊など全く信じていなかった為普通に準備室へ入りました。

そこにはお面や人形など先輩達が今まで作ってきた作品が置いてありました。

作品を置いて準備室を出ようとした時、私は横に置いてある棚を見て凍りつきました。そこには棚のガラスに映った私のすぐ横に立っている女がいたのだから…。

私は声が出ませんでした。動こうとしても足が震えて思うように歩けず転んでしまいました。女は小声で何か呟いているようでした。

あまりよく聞こえませんでしたが「ワタシノ…知ラ…イ?」と繰り返し言っていました。女は何かを探しているようでした。

私は這うようにしてなんとか部屋から出ました。そしてトイレから帰ってきたAに助けられました。

私は「女…準備室ぁ゛あぁ゛」と言葉でないような言葉を発し助けを求めました。するとAは「準備室?女?誰も居ないよ」と言いました。

振り返るとそこにはあの女はいませんでした。

あの時あの女があの場所で何を探していたかなんて、中学を卒業した今の私には知る由もありません。
今から約五年ほど前、今の主人と入籍を済ませ、同時に家を探していました。

主人がいつも行く不動産屋の担当の方と幾つかピックアップして見に行く予定でした。

その物件は海が近くて、割と近くに繁華街があったので期待感をもって見に行きました。

車を降りて、担当者が地図を見ながらこの物件ですねと指を指しました。見た目は少し築年数が経ってる感じですが普通。

そして中に入り、階数は忘れましたがエレベーターに乗り他愛もない話をしながら上がりました。

エレベーターが開くとさっきいた一階とは違い明らかに寒くて、なぜこんなに暗く感じるのかというくらい暗くて嫌な感じでした。

私も主人もそして担当者も困惑。担当者が鍵をあけ部屋を開けるとカビ臭い匂いが鼻をつき、主人ととりあえず見ることにしました。

主人は奥の部屋を私はキッチンを見ようと、灯りをつけました。すると換気扇の所に赤い文字で書かれた御札が貼ってあり、思わず悲鳴をあげてしまいました。

私の悲鳴でびっくりした主人と担当者は慌てて見にきました。言うまでもなく全員絶句。御札は棚のなかや、探すと押し入れにもありました。

担当者はすぐにどこかに連絡をいれて、報告していました。担当者の方曰わく、最近入った物件で自身も何も知らずに紹介してしまったと謝っていました。

御札の意味は知りませんが、見ていい気分になれないのは当たり前ですぐに立ち去りました。

その同じ階には一軒入居しているだけで、他はすべてガラガラ。他の階も見ましたがあんなに暗いのはあの階だけです。

幽霊とかそういう物は見ませんでしたが、なんとも不気味で気持ち悪かった体験でした。

余談ですが、そのあと家がすぐ決まり引っ越しして直ぐの頃、可愛い子供?が家のなかで度々目撃されていました。

いつしか見なくなり忘れた頃娘を授かり、最近思うのですが、娘がその可愛い子供に似ているのは偶然なのかな…と。
自分の近所で実際に起こった事件。

僕のよく知るおじさんが突然狂った。

その人は妻とは離婚し子供は自立していた。孤独な生活の中でしだいに奇行が目立っていった。

突然大声で叫んだり、近所の人に喧嘩をふっかけるわ追い掛け回すわでやりたい放題。僕の家族を含めて周囲の人間はかなり迷惑だった。

ある日、おじさんの家の前にパトカーが停まっていた。おじさんはとうとう人を殺してしまった。

殺されたのもまた僕のよく知る近所のおじさんだった。突然ゴルフクラブで殴打し、倒れた後もしつこく殴り続けたらしい。

僕はその二人のおじさんが仲がよかったのを知っている。片方が発狂するまでは。

また、僕も飴をもらったり家でジュースをご馳走になったりといろいろお世話になった。発狂するまでは。

あのほんとに優しそうな笑顔で、あの温かかった手で人を執拗に殴り殺したのかと思うと、恐ろしく悲しく虚しく、なんともいえない気持ちになった。

今でもその人の家の前を通るだけで吐き気がする。
この話は私が中学時代の頃の話です。

私はサッカー部に所属していて、ある日その部員の一人と私の家で遊ぶことになりました。

最初はカードゲームやマンガを読んだりして遊んでいたんですが、私の家はマンションなのでエレベーターが上がって来たら誰か来たなって分かるんです。

ふとエレベーターが上がってきた音がして誰かなっと耳を澄ましていると、着物を着たおばあさんが私の家の前を何回も往復して歩いているのが窓の影から分かりました。

変だなーと友達と言い合っていると足音が消えました。私は階を間違ったと気づいてエレベーターで行ってしまったのかと思っていました。

しかし数時間後、またあのおばあさんが私の家の前を往復し始めました。

あれ?エレベーターが上がってくる音してないのにおかしいな〜と思っていたんですが、聞こえなかっただけと自分に言い聞かせました。

すると再び足音は消え、数分後また歩き出す。その繰り返し。

さすがに怖くなって私達は遊ぶのを止め、布団に隠れて足音を聞きながら身を潜めて、もしかしたらアレ幽霊じゃね?みたいな感じの会話をして盛り上がっていました。

でも、いつまで経っても足音は止まない。私達は最初おもしろ半分で考えていたんですが、次第に笑顔は消えていました。

するとエレベーターが下がっていく音がして、アレは幽霊じゃなかったんだと思い、布団から出てよかったよかったと言い合っていました。

で、友達が帰ってしまった後、今日はなんか変な気分だったな〜なんて考えていると、また足音。しかも私の部屋の窓の所で止まった。

勇気を振り絞って振り返ると誰もいなかった。

その日の夜、蒸し暑くて目が覚めました。時計を見ると2時すぎ。あの事を思い出して窓を見ると、

着物を着たおばあさんが私を見ているのが窓の影から分かった。死ぬほど怖かった。

ふと気づくと朝だった。夢だったのかな、と玄関を出て自分の部屋の窓の所に行ってみると、薄い文字で

「みつけた」

その文字は今でも消えず残っている…
俺は友達から聞いた、友達の先輩に起きた話。

先輩を仮にAさんとします。Aさんはとても霊感が強いらしいです。

Aさんは遠距離恋愛をしていて、隣県(AさんT県、彼女O県)の彼女とはよく県堺で会っていたそうです(O県の峠)。

ある日、いつものように峠で彼女と会い車の中で会話をしてると…ドドドと地鳴りのような音が聞こえてきました。

その時は峠の登りのカーブ途中にあるスペースに駐車してたそうです。

坂の上からかなりの数の人が後ろを気にしながら凄い形相で走って来て、自分らをすり抜けて行き、霊感のない彼女にもそれが見え彼女は気絶したそうです。

その後に『ザ!ザ!ザ!』と足並み揃った足音が聞こえ、坂の上を見ると5人の日本兵が歩いてきて、その日本兵らも自分らをすり抜けて行ったそうです。

Aさんは5人の真ん中の人と目が合い、直感で『目を反らしたら駄目だ』と思い、ずっと目を見続けていたらしい。

自分らをすり抜け車の後部よりさらに進んだ辺りまで目が合っていた(その時点で軍人の首は180゜後ろを向いてたそうな)そうで…

そしてある程度したところでその軍人は『ニヤッ』とした表情のまま消えていったそうです。
これは今年の春に体験した出来事です。

私の職業は所謂ホステスと言うもので、中間管理職の位置まで来ると、レギュラーで勤務する女の子よりも先に出勤して店開け準備をするのです。

いつものように店内の清掃から始め、集計などを済ませて後少し経てば女の子達が出勤する時刻だったので、自分も早めに衣装着替えしようと更衣室へドレスを取りに行きました。

まだ誰も居ない店内なので、カウンターごしで着替えていました。ストッキングを履き終えて、ふと下に目をやると付けていたピアスが落ちていました。

「‥あれ、着替えしてる最中に落ちたんだなぁ」

なんて独り言を言いながら拾いあげようと屈んだ瞬間。

私の視界の少し斜め上に、きちんと列んだ二本の足首がありました。真っ赤なヒールを履いているので、どうやら女性の足首のようです。

私は一瞬、何が起きたのかも解らずに恐怖感に襲われてしまい、ピアスを掴んだにも関わらず屈んだ状態から身体を起こせずに居ました。

起き上がったら、何が見えるのか‥何も見えないで終わるのか‥。しかし、きっちりと並んだ足首は、まだ私と向き合ったままです。

一瞬の内に色々考えていましたが、このままの体勢も辛いもので思い切って起き上がってみようと思いました。

バッ! っと起き上がると、何もなく下に目をやった時には既に足首は消えていました。

「‥っはぁ‥! ‥よかった‥‥‥」

ホッとして更衣室に化粧道具を取りに行こうと振り向いた瞬間、背筋が凍りました。

宙に浮いた生首は、こちらをジッと見ていました。髪は長く、目は洞窟のような黒い穴と化して目の玉は無く‥血まみれのどす黒い顔が、こちらを睨み付けていました。

私の記憶はそこまでです。

気が付いた時には、店のバックルームでした。隣りには心配そうに私を見つめる店長と女の子がいました。

事情を話した、それからは店開けを二人体制に変えてくれたので、私はまだ“このお店”で働いています。
これは俺が見た夢の話です。

始まりは森の中。うっすら霧がかった広い森の中で、俺はその森を歩いていました。

暫く歩いていると前方の木に何かぶら下がってました。近づいてみればそれは人間で、首を吊ってました。

俺はそれを見ても足を止めずどんどん歩いていきます。

進めば進んだ先にまた人間がぶら下がってました。よくは覚えていませんがさっきと違う人だった気がします。

歩いて、首吊りを見て、通りすぎて。それが何回も続きました。

まるで道しるべみたいに、俺の行く先行く先で首を吊ってて、だんだん怖くなって、少し小走りになりました。早く逃げなきゃ、的な思考で頭が一杯で。

少ししたら、森を抜けて開けた場所に出ました。その瞬間ふっと、さっきまでの恐怖が消えました。

目の前には大きな木があって、枝という枝に人間がぶら下がってました。

木の横には俺以外唯一生きてる人間がいて、脚立みたいなものの上に座ってました。背中にはキノコ採りとかに持っていく籠を背負っていて、手には青竜刀?みたいなおっきな刃物を持ってました。

その人は俺に見向きもしないでその木にぶら下がってる人間を首でちょん切ってました。首から下の胴体を籠の中に入れて、木には首だけぶら下がってるような感じで。

俺は気になって「何でそんなことをしてるの?」と尋ねました。そうしたらその男は

「この方が見映えがいいでしょ?」

そう言いました。

その時は確かに綺麗だ、って思ってしまいました。今考えるととても怖い場面なんですが、綺麗だと、その時は思いました。

そしたらその人

「君もなってみる?」

そう尋ねてきて、俺は危うく頷きそうになりました。

でも、頷こうとした瞬間誰かに肩を引かれ、ハッとした瞬間には目が覚めていました。

「君もなってみる?」

これが首吊りしてみる?と言う意味か、その首を刈る者になってみると言う意味かはわかりませんが、誰かが肩を引いてくれなかったらやばかったような気がします。
最近ふと思い出した夢について、少しだけ語りたいと思います。

「食べられる正夢」などに関連するものです。グロテスクな表現があるので、苦手な方は注意を。

私は小学生の頃、おぞましい夢を見ました。

暗闇の中、懐中電灯のような小さな光に照らされて、薄く目を開けて横たわる私。お腹は切り刻まれたかのように、大きく傷口を開け、内臓をさらけ出しています。

暗闇から伸びた、誰かの死人のように青白い両手がその内臓を引っ張り出す。引っ張り出して何をしているのか、暗闇で見えない。

それでも「食べられている」という実感はある。謎の第三者の視点から、私はこれをずっと見ていました。私が、私の内臓が、食べられていく夢を。

目を覚ますと、凄まじい量の冷や汗を流していたことはぼんやりと覚えています。しばらく寝付けなかったことも。

私は子供の頃から腸の働きが喜ばしくなく、今もしょっちゅうお腹を壊しています。それから尿検査などで毎回血尿群だと引っかかります。医者にはまあ大丈夫だろうと言われていますが、あと消化系の内臓によく、異常が見られます。

これは何かの兆候ではないか。あの夢に何か関係しているのではないか。そう思うと怖くなります。

私と同じように「誰かに食べられた夢」を見た方、じゅうぶん気を付けてください。もしかしたら、何かからの警告なのかもしれないので。
僕が勤める会社の同僚で早見という人間がいる。その早見が子供のころに体験した話をします。

季節は夏。7月の終わり。ちょうど今頃のこと。

彼が住む地元の町の祭りで3日間、商店街にたくさんの出店が並び御神輿を担いだ子供たちがワッショイワッショイと景気のよい声をあげながら練り歩く。

そんな祭りの最終日のこと。

前の2日は仲間たちと行ったので最終日くらいはあまり騒がずゆっくり一人で楽しもうと、あまり人のいない駐車場の片隅で地面に新聞を敷き買ってきた食い物を摘んでいると、彼の後ろからなにやら妙に息を吐いて吸うまでが明らかに早い(フッ、フッ)という感じの変な息づかいが聞こえてくるのに気づいた。

初めは相手にしなかったがあまりに続くため、後ろにあるフェンスの上を見た。するとそこには赤ら顔をした男がまるで仮面のような凄い無表情で彼をじーっと見ていた。

しばらくそいつと睨めっこ状態になっていたらしいがたまらず立ち去ろうと腰を上げかけた瞬間、いきなりそいつの顔がぷくぅーっとふくらみみるみるうちに風船のようになって、次の瞬間

(パンッ)という破裂音とともにそいつの顔が割れ、割れた途端斜め真下にいた彼の顔に(ビシャッ)と液体が降り注いだ。

その液体は見た目こそ色もなく透明だったが、泥や葉っぱのかけらが混ざっており腐ったような臭いがし、まるでドブの汚い水のような臭いがしたんだという。

恐怖よりも先に怒りが勝ったがさすがにそのままではたまらないので家に帰りシャワーを浴びた。でもあとで考えたら恐怖がぶり返してきたらしい。

祭りの時期になって沢山の提灯が吊り下げられ町が賑やかになると、あの男の顔とドブの臭いがしたまらない気持ちになるという。
2010年7月20日の風呂での体験。

今日はかみさんが仕事で遅いため、俺が子供を保育園に18時28分に迎えにいった。18時40分頃、家に着き、すぐに子供とごはんを食べた。

その後子供はテレビを見ながら椅子の上で音楽にあわせて踊っている。俺はタイミングを見てたばこを吸いにベランダにでる。

何事もないいつもの生活。19時30分すぎ、「風呂にはいるか」とたばこを消し腰をあげる。部屋に戻り子供の服を脱がし風呂に入る。

子供の体を洗い終わり頭を洗おうと思ったら、風呂場の電気が一瞬暗くなった…「ん?」と思ったと同時に、風呂場のガラス越しに黒い人影がある。

「泥棒か?」と思ったが鍵も掛けたし、ここは集合団地の2階だ。侵入したら周りからよく分かる。まだ外は明るい。かみさんは帰ってこれる時間ではない。

横目で見た程度なので「気のせいだろう」と自分自身に思い聞かせ、何事もなかったように子供の頭を洗おうとした…だが違った。

子供も影に気づいていた。影を「お母さん!」と叫び、風呂場を強引にでようとする…泣き叫ぶ…。

なぜだか今出たらまずいと思い、子供の頭を無理やり洗い始めるが依然子供は泣き叫んでいる…。何とか洗い終え、恐る恐る風呂場をでる。

20時前。何もいない。「良かった…」と思った瞬間「あめ!」と子供が叫んだ。俺はなんの事か分からなかったので「何?」と聞くが「あめ」という言葉を連呼して泣き叫ぶ。

雨は降っていない。子供は小さいのであめを食べたこともない…。あめ!あめ!あめ!あめ!ありえないぐらいに泣き叫ぶ。

これはヤバいと思い俺は無理やりバスタオルで子供をふき、服を着せた。その間ずっと「あめ」の連呼…全く意味が分からない。

5分程連呼した後に、漸く落ち着いた。それからはいつも通りだった。20時30分頃まで子供とテレビを見ながら遊び、その後、布団にいき子供の耳掻きをしていたらそのまま寝た。

>>57


真っ暗な部屋の中、扇風機の風の音だけが聞こえる。恐怖と疑問を抱きながらかみさんの帰りを待つ。ガチッっと鍵を回す音が響く。かみさんだ。

22時過ぎに帰宅。帰ってきて早々、話をした。もう恐くて一人ではいれないとの一言。思い返して考えてみたが今までに何度かあった…いや、何度もあった。

朝顔を洗う時。歯を磨いている時。テレビを見ている時。斜め後ろ。真後ろに。やはり気のせいではない…誰かいる…いや…何かいる。

かみさんも遭遇している。何度も俺と勘違いをしていた。子供も遊んでいる時誰かと話をしている。
これは私が実際に体験した話です。

高校二年生の冬。部活のため学校を出るのが遅くなってしまい、暗い道を自転車で急いで帰っていた時のことです。

いつもの帰り道で、とある家の門の前を通りかかった時に、ふと横目に白い足があるのを見ました。

くるぶしから下だけの裸足の白い足で、きちんと両足が揃えてあり爪先が私の方を向いていました。

驚いて自転車を止め足があった場所を振り返りましたが、そこには何もありません。その時は「見間違いかな」と思っただけで、特に気にも止めていませんでした。

次の日に同じような時間に同じ場所を通りましたが、足はありませんでした。

しかし、家の階段を上がっていた時に何気なく下を見た時に、一番下の段に昨日の足がいるのが見えてしまいました。

「やばい、ついてきた」

と本能的に感じた私はそのまま全力で階段を上がり、家に飛び込みました。

その日はそのまま何もなかったのですが、二日連続で嫌なものを見てしまい、次の日はちょっと遠回りな道で帰ることにしました。

さりげなく周りを気にかけたりしていたのですが、足は見当たらず、もう大丈夫だと気を抜いていたのですが。

その日のお風呂で湯船に浸かっていた時に、いつの間にか白い足が横にいた時はさすがに引きつった声が出ました。

急いでお風呂場を飛び出して、暫くお風呂場の前で震えていました。

その後、いつまでもお風呂から出てこない私の様子を見に来た母親に事情を説明し、次の日に朝から塩を頭から被らされました。

その効果があってか、その日から白い足は見なくなりましたが、未だに忘れることが出来ません。

後、その時のことを思い返してみると不思議なことがあります。

それは私が母に白い足の話をした時、迷わず私が「女性の白い足が」と言ってたことです。

どれも一瞬で、くるぶしから下しか見えなかったのに、私にはあの足は女性のものだと確信を持っていました。
こんにちは。怖い話、ではないのですが個人的にぞっとした事を投稿させて下さい。

このサイトに遊びに来ている皆さんは少なからず怖い話が好きな方かと思います。

そこで質問です。何故貴方は怖い話が好きなんですか?

スリルを求めて?好奇心から?理由は様々あるかと思います。

何故こんな質問をしたかというと、ホラー映画を作っている方が書いた本に

『怖い話が好きな人ってのは、怖い話を読んで有り得ない不幸に会う人々を知る事で、自分はこの人達よりよっぽどマシだと優越感に浸れるんですよ』

みたいな文章が書かれていたんです。

そして最後に一言、『さあ、ページを開きなさい。この恐怖は、貴方が望んだ』と書かれていました。

私は怖がりなくせに怖い話が好きで、以前友人からなんで怖いのに好きなの?と聞かれて上手く答える事が出来ませんでした。

…ひょっとして、私は。
今回は私の母のつい最近の体験談です。

私の母は私と同じ夢であれこれ見るタイプです。母は昔から蛇神様に縁があるらしく、よいことがある時は蛇の夢をよく見ます。

とある方に見てもらった時も『蛇神様の守りがあるから家族は災いから守られる』と言われたそうです。特別シロヘビ信仰とかがあるわけではありませんが、蛇神様に守られているようです。

前置きが長くなりました。

さて、実家の話しなんですが、つい最近引越しました。引越したのはいろいろ理由があるのですが、その理由の一つがお隣りが拝み屋さんだったことです(それでも10数年は住んでいたのですが)。

お隣りさんはおばあさんが一人で住んでいました。お弟子さんから先生と言われ、敷地内にお稲荷様?を祭ってたりするほどの人物です。

では何が問題かというと、うちが蛇神様よりなため全く相いれないということです。

例えば回覧版を持って行ってもゾーッと背筋が寒くなり、体中が危険信号を感じるほどです。ありがたい神様だとは思いますが、相いれないことはどうしようもありません。

そのお隣りさんのおばあさん、去年あたりから入院されているらしく家に帰ってこないのです。当然、祭ってある御稲荷様も手入れやお供えもなくそのまま…

この手の話しに敏感な方ならもうお気づきでしょう。そーです。どうやら怒っていらっしゃるようなのです。かなり。

その影響が知らず知らず母にあったのです。体調がよくないことが増えた母にある日、弟夫婦が連れて来た犬がけたたましく吠えたのです。正確には母ではなく、母より上の方を見ながら。

弟夫婦の犬はめったに吠えません。が、激しく鳴く犬。弟は見えたらしいのですが、奥さんを怖がらせたくないとの理由で教えてくれなかったとか。

元々、水害の心配や裏にビルが建ったなどの理由もあったので、売りに出すことになりました。

>>61

ある晩、引越し準備で部屋がゴチャついて一番広い父の部屋=一番お隣りさんに近い部屋で寝ることになりました。途端に母は腕を締め上げられたように痛みとしびれを感じるようになりました。

ピンときた母。そのため、ゴチャついていても自分の部屋で寝ることにしたそうです。それでも痛みとしびれはとれず、越しが完了して新居に移った途端、スーッと肩の重みが消えていったそうです。

いやはやなんとも迷惑なことです。ただ、心配なのはあの家と周囲のこと。あのままではどんどん災い?が広がるのでは…。

しかし、売りにだされてしまった以上私にはどうしようもありません。せめてきちんとお祭りされているといいのですが…。
彼から聞かされた現在進行中(らしい)話です。

ちょうどお盆頃の夜、彼の友人K君がバイトの帰り道に近道をするために、少し荒れた神社を通って行ったそうです。時間は22時ぐらい。

神社の真ん中あたりに来るまでは何事もなかったようなのですが、真ん中に差し掛かったぐらいに、白装束に狐面の人間が佇んでいることにK君は気付いたそうです。

その白装束の人は手が見当たらず袖はだらりと垂れ下がっていたのだとか。

荒れた神社に狐面の白装束。恐怖を感じたK君は直ぐ様に逃げ出したそうですが、神社を出るまでの行く先々で同じように手の無い狐面の白装束が居て、追いかけるでもなく佇んでいたそうです。

逃げる途中財布を落として中身をぶちまけてしまったK君は、その場にどこかのお店の会員カードを取り損ねたままその時は逃げ帰ったそうです。

会員カードは後から昼間に取りに行ったのですが、ろくに管理もされていないような神社の筈なのに見当たらなかったのだとか。

そしてそれ以降K君はラップ音が聴こえるようになり、定期的に不気味な夢を見ているそうです。

夢の中でK君は目隠し、猿轡を噛まされて両手両足を縛られて荷車を乗せられているそうです(夢の中だからか何故かその情景がわかるのだとか)。

そして狐面の白装束の人達がゆっくりゆっくり、荷車を引いているそうです。例の神社に向かって。

彼が面白がって嘘をついているのか、それとも本当なのかはわかりません。ただ彼とK君が住む地域は例のコトリバコが実在した地域ですのであながち嘘だとも思えません。

ただわかることは、もし本当なら夢の中の荷車は確実に神社へと近づいてる。ということです。その先に何があるのでしょうか。

K君に直接面識はないのですが何事も無いことを祈っております。
初めまして。僕はあくまで自分の体験談を詳しく話すまでです。さて、本題に入ります。

僕は今19才です。思い返してみるととても怖い奇妙な事がありました。それは保育園の時でした。

保育園ってお昼寝タイムとかありますよね?その時にこっそり抜け出して、友達と4人で隠れんぼをしようという話になりました。

僕は隠れる役になり、跳び箱などをしまう倉庫に隠れることにしました。さらに詳しく言うと跳び箱とマットの間に体育座りで座っていました。

ふと上を見上げると目の前の跳び箱の上に僕と同じぐらいの歳(当時4才)の女の子が跳び箱に乗っかり、僕をじぃーっと見ているのです。

その子は青いワンピースを着ており、顔は能面のように無表情でした。

僕はこの子も隠れんぼをやってるのかなと思い、怖がることもなく普通に隠れていました。でもふと…

待てよ、今はお昼寝タイムで皆寝てるはずだと思い、またパッと跳び箱を見るとその女の子はいません。

結局僕は先生に見つかり、隠れんぼをしていた4人は怒られて、いつの間にか帰りの時間になりました。

その日は水曜日、母が残業で迎えにくる時間が遅れる日でした。

いつも別室に一人で待って母が来たら先生が呼びに来てくれるというシステムでした。トラブル防止ってことでドアにはのぞき穴があります。

しばらくしてドンドンと聞こえ先生だと思い、開けようとしました。しかしいつもの音ではありません。

先生はコンコンと軽い音だけどこの音は違う!そーっとのぞき穴を見ると全身から鳥肌が立ちました…。

隠れんぼをしていた時の能面顔の女の子がものすごい怒りに満ちた顔、女の子とは思えない顔でドアを叩いているのです。

あまりその時のことは覚えてないですが、確か僕は大声で泣いて先生が駆けつけた気がします。先生にはその事は怖くて話せず母にも言えなかったです。

結局その保育園には卒園まで通ったのです。今だにその女の子の事は分かりません。

今思い出しても鳥肌が立ちます。忘れられません…あの形相は。
いつものように2階の自分の部屋でテレビを見ていた。ふと視線を外すとベッドと接してる壁にカマキリが一匹いたんだ。

緑色じゃなく枯れた草の色?してた。どうやらメスらしくお腹が膨れていた。なんとなく気になって窓に置いてある観葉植物に移してあげたんだ。

そんな事を忘れた次の日‥いつものように観葉植物に水をやる。カマキリの事を思い出したが、そこにはもう居ない。換気に窓を開けたら窓の隅にカマキリが居たんだ。

そのまま外に逃げるだろうと思って見てたら、予想通りゆっくり歩いて窓の外へ‥そのまま外壁をつたって逃げたんだ。安心して窓を閉めた。

それから完全にカマキリの事を忘れて7日ぐらいたった頃‥いつものように観葉植物に水をやり、窓を開けようとした時に見つけちゃったんだ。

窓の上の天井と窓の間のちょっとしたスペースにあの枯れ草色のカマキリを‥しかも卵を生んでる途中、独特の泡みたいなヤツを出してる。固まれば茶色く硬くなる卵‥しかも8割出し切ってる。

かまうのもカマキリに悪いのでそのままにした。でも‥それがいけなかったんだと後悔してる。

そんな事も忘れて‥ついにその時が来たんだ、そうカマキリが孵ったんだ。窓と壁に1aほどのカマキリが何十匹とベッドにも数匹、気づいた時には部屋のあちこちに小さなカマキリ‥

パニックになり1日中部屋の掃除だった。掃除機で吸ったり摘んだら潰れたり、ホントに可哀想で酷い事をしたと思っている。

だいぶ時間がかかったが難なく終えて‥でも、その日から不思議な事が起こり始めた。

部屋は全掃除したのに、数週間に渡り小さなカマキリが部屋に毎日1〜2匹出るように‥ジュースのキャップにPS2に机にコップの中になど、小さいので見逃した奴らかなって思い逃がしたりティッシュに包んだりしていた。

部屋に出なくなって来た頃には、今度は自分の服に小さいカマキリが付いてる事が4回あった。ご飯の時や出かける前などに‥トイレにも一匹居た。それから朝に玄関の扉でカマキリが脱皮をしていた‥

全ては偶然たまたまかも知れないが私は怖い。

>>65


それで昨日は普通に居るはずもない所‥お風呂場に現れた。脱衣所とかでは無く浴槽のすぐ側の所で、しかも‥初め1aだったのが2.5aに大きくなっていた。

体を左右に揺らして私を威嚇していた。鳥肌が立った。

髪を洗って流したり顔を洗う時は目をつぶりますよね?その時その時にカマキリの場所が変わっていた。威嚇しながら歩き回ってて。直ぐに逃げるように上がった。

私がチキンなだけだろうか?でも見つける度に確実にカマキリは大きく成長している。

またお知らせしたいと思います。私は霊感ありません。
これは小学校の先生に聞いた話です。

先生は、自分の学校の前の学校の時に宿泊学習に行ったそうです。その先生のクラスに霊感の強いAさんという女の子が居ました。


学校を出発して宿泊施設に着き、夕食を済ませ、そのAさんは部屋に戻り、すぐ寝たらしい。

深夜2時頃、「トントン」という音で目が覚め部屋を出て確認しても誰も居ない。2日目の夜も同じく、音で目が覚め眠れなくなってしまった。

3日目の夜、音で目が覚めトイレに行った。行った帰りに薄明かりの中に階段を見つけ登って行った。

登り終わると、廊下が有って部屋が有り普通だった。しかし、1番手前の部屋から物音がして覗いてみると、なんと男が包丁を研いでいたのだ。

びっくりして物音を立ててしまい男に気づかれてしまった。Aさんは急いで階段を降りて自分の部屋に戻り、布団をかぶった。

冷や汗をかき震えていると廊下を歩く男のスリッパの音が「ペタッ、ペタッ」聞こえる。どんどん音が近づいてきてとうとう自分の部屋の前まで来てしまった。

部屋の扉が開き男が入ってくる。1人1人の寝息を確かめて行く。Aさんのところまで来て顔を近づけ男は叫んだ。

「お前だぁ!」

その瞬間Aさんは気を失い、起きたら朝だった。

その日は施設を出発する日で施設の人に聞いたら、そんな階段はないと言われた。

Aさんは家に帰ってお祓いに行ったら、男の霊が憑いていると言われ、宿泊施設にいた男はAさんに憑いてきた霊だった。


読んでいたただいてありがとうございました。
私が学生の頃の話です。

夏休みに、姉と母と海外旅行へ行きました。4日間ほどで日本に帰って来たのですが、帰国した翌日の夜に不思議な事がありました。

なんだか寝苦しくて夜中目を覚ましました。いつも薄いオレンジの光をつけて寝ているので、目が覚めても真っ暗で何も見えない、という事はありません。

私は仰向けで寝ていましたが、なんだかお腹が重いのでそちらに目を向けると不自然に布団が凹んでいました。まるでダンボールが乗ってるみたいで、重かったので寝返ろうと思いましたが動けません。

ちょっと怖くなって、指を動かしたら指は動いたのでそこから少しずつ体を動かしました。やっと寝返りがうてたので、落ち着いて寝ようと目を閉じたら

今度は耳元でずっと『ちょうだいちょうだい』と連呼されました。私は咄嗟に体の事を言われてると思い、頭の中で『無理無理』と連呼しました。

気がついたら朝だったので、ホッとしましたがあの恐怖はしばらく忘れられませんでした。

後日、旅行の写真を見返していたら、おかしな写真が一枚ありました。ほとんど同じタイミングで撮ってもらった姉と私のデジカメの写真。室内での姉と私のツーショット。

姉のデジカメには、窓の外に誰もいなかったのですが、私のデジカメには窓の外に無数の黒い人影が写っていました。

今でも写真は残っていますが、その後不思議な事はありません。
正文さんはある日の夕方、自転車で田んぼ道を走っていた。

途中喉が乾いたので近くにあったさびれた自販機で飲み物を買おうと自転車を停め、財布をポケットから出そうとしたら、林から烏の鳴くような(あー)だか(かー)というような鳴き声がした。

お茶を買ったあと、なんとなく気になって暇だということもあり烏の鳴き声のしたほうに行ってみることにした。

神社の石段をのぼり奥に境内、手前には広い敷地があり絵馬が飾られてあったりもするんだが、どうやら鳴き声はその境内の奥から聞こえるようだ。正文さんは鳴き声のするほうへ行ってみることにした。

境内の後ろには大きな木があるのだが、その木に烏はとまっているように思えた。だが、予感は外れたようで見上げても烏はいなかった。

鳴き声も止んでいて帰ろうとしたら、後ろからさっきの烏の鳴き声で(あー)と聞こえた。

くるっと振り向いた瞬間、正文さんは固まってしまった。

そこにいたのは顎が外れんばかりに口を大きく縦に開いた黒目しかない奴が、烏のように(あーあー)と喉を鳴らしながら声を発していたのだ。

あまりの出来事にしばし呆然としていたが気づくとそいつはいなくなっていたという。

正文さんの子供のころの体験である。
二年くらい前に片桐さんという会社員の方からうかがった話である。

夏の終わり、片桐さんは山梨に旅行に出かけた。

様々な場所に行きおいしいものを食べ、きれいな景色を見るといった流れで旅行を楽しみ、その帰りさびれた神社に寄った。

その神社は雑草が生え境内もボロボロで鳥居などは色あせ所々が腐って穴ボコがあいているような、長い間放置された神社であった。

なんとなく笑いながらふざけた気持ちで手を合わせてみたという。

旅行から帰ると肩から腰にかけて重いような感じがしたという。仕事でもミスが目立ち仲間からも理由もなく敬遠され、片桐さんは孤独に苛まれてしまった。

そんなとき町ですれ違った人がいきなり(うわぁ)といったような声をあげ、片桐さんに向かって『大丈夫ですか』と言ってきた。

最初はその言葉の意味がわからなかったがよくよく話を聞くと、どうやら自分の肩にかたぐるまをするような状態で赤茶けた身体をした錆色の男が乗っているというのだ。

にわかには信じられなかったのだが、話の中で最近廃神社とかに行きませんでしたか?という内容があったので、知るはずもないその人の言うことを信じをざるを得なくなったという。

仮名、加藤というその人の紹介で霊媒師という人に会わせてもらうことになった。

その人と付き添いで霊媒師の家に行くと、霊媒師というか私服の普通のおばさんだったらしいが、片桐さんを見るなり、霊媒師はすごい顔で肩のあたりを睨みつけてきた。

『大丈夫ですか?』と付き添いの人と全く同じリアクションをとる。こうなった経緯を話したあとさっそく、除霊が始まった。

霊媒師が小一時間お経らしきものを唱えるとだんだん肩が軽くなり、お経を読み終わるころにはすっかり肩のだるさや重さがなくなったという。

そして霊媒師は除霊後、ひとこと。

『今後いっさいそういった謂われもわからないさびれた神社などに安易に手を合わせたりしてはならない、これが約束できなければ私はもうあなたがどうなっても知りません。いいですね』

>>70


片桐さんはまだ不思議な驚きが抜けきれてないまま『今後はもうそういった神社には行きませんし手も合わせません』とうなずいたという。

聞けばかたぐるまをしていた霊というのはいわゆるその土地の神様で、軽い気持ちで手を合わせた片桐さんがおもしろくなくてついてきたんだという。

しかし神様といえど長い間粗末にされつづけて落ちぶれると、害をなす疫病神に変わり果てる場合があるという。

まだ低級の神様だったから除霊ができたということだ。それ以来片桐さんはそういった場所には近づかないという。
高校時代の友人の話。

俺の高校時代の友人に、自称霊感の強い奴がいた。そいつがある日心霊写真を撮ってくると言ってきた。

今みたいにいろいろな情報がないから、凡人の俺には信じられなかった。でも、どこで心霊写真を撮ってくるのかと聞くと、自分の家の墓で撮るんだよと言った。

俺は半信半疑だった、が少しだけ期待していた。

一週間くらい経っただろうか、そいつが写真を持って来た。クラスのほとんどが興味津々だったので、友人の撮って来た何枚かの写真を覗き見た。

ここに写っていると言われても、凡人の俺にはさっぱりわからない。そんな写真を何枚か見て、友人の出して来た最後の写真を見て鳥肌が立った。

友人の家の墓だという写真に、はっきりとお下げ髪の開襟シャツを着た、若い女の人が写っていたからだった。そしてその顔は、目は吊りあがり、口は耳元くらいまで裂けて怒っていた。

クラス中で驚きの声や、女子の悲鳴に近い声も聞こえた。暫くの間、心霊写真の話題で持ちきりだった。

それから暫くして、また心霊写真を見たくなった俺は、友人に例の心霊写真を見たいと言った。

友人はあの心霊写真を自分の父親に見せたところ、“ここに写っているのは俺の妹だ。なんでこんな写真を撮ったんだ”と怒られたそうだ。

友人は心霊写真を撮ってから、頻繁に金縛りに遭う様になり、父親に相談したところ、自分の叔母さんにあたる人の霊である事が判った。

父親には怒られ、叔母さんの霊には馬乗りになって首まで絞められ、散々な目にあったと言った。

友人は暫くの間、父親の勧めでお経をあげたそうだ。
友人で名取さんという方がいる。その方はペンションの経営者をしている。

ペンションのオーナーともなるとシーズンにはかなりのお客さんがどっと押し寄せ予約が殺到する。だが、たったひとつのペンションだけはけっして貸し出さない。

その理由は今から数年前、シーズン真っ盛りのある晴れた日。二軒のペンションがあるのだが一軒のペンションで女性が自殺を謀り亡くなってしまう。

それから少し経ったころ、そのペンションがまだ使われていたころのこと。

オーナーがひとり仕事をしていた。時刻は深夜零時過ぎ、あたりに聞こえるのは虫の鳴き声と風の音だけ。

ふと耳をすますと何か人の声がする。なにかなと立ち上がろうとすると部屋の電気がすぅーっと消えてしまった。

ブレーカーを上げようとブレーカーがある廊下に出た。廊下にはいくつか窓がありその窓から差し込む月明かりでうっすらと廊下の先が見える。

と、その廊下の先からまたも声らしき音がする。なんだあとその音に神経を集中させると、どうやら音は自分が今いる廊下の奥からする。

そして少しずつ少しずつその音は近づいてきて影のようなものがオーナーの前にあらわれた。その影はどうやら女性で腹ばいになって手をつきながらこちらに近づいてくる。

そして気づいた、その女性は昔亡くなったあの女性客だ。それを見た瞬間彼はあまりの恐怖で気を失ってしまった。

それからそのペンションは使われなくなって、今では倉庫になっているというが実際は近づかないという。あの女性の霊がまださまよっている気がして。

たまにあの変な声が隣のペンションから聞こえるという。女性はいまだ成仏していないらしい。
これは、俺の地元のN県U市のとある廃墟にダチと肝試しに行った時の話だ。

去年の夏の夜、友人と二人で俺達は地元で有名な廃墟に行ってきた。

俺の地元は田舎で、その時はとにかく何か刺激が欲しく、ちょっとした好奇心で行ったのを今でも覚えている。

バイクでだいたい一時間くらいだろうか。そこに着いた途端、なんとも言えない空気が俺と友人を圧倒していた。

逃げ出したい気持ちもあったが、思春期の俺達は勢いで中に入ってしまった。

中はとても暗く、携帯の光だけを頼りに奥へ進んでいった。壁にはたくさんの落書きの跡があり、俺達の他に遊び半分で来た奴がいたのだ。

少し見回ったが一階は特に何もなく、ちょうど二階に上がろうとしたその時だった。

『おかえり』

たしかに耳元で女の声が聞こえたのだ。

俺と友人はダッシュで外へ逃げた。そして俺は、外から見える廃墟の窓に映る黒い影を見た。

友人もたしかに聞こえたらしい。最後の黒い影も…

帰り道は霧が激しくなっていて、友人が事故をしてしまった。命に別状はなかったものの、怪我は相当やばかった。

この時期になるとまた思い出す。最後に見た黒い影に、うっすらと笑ったように見えた口元の恐怖を…
母の実家、西戸崎での話。

そこには伯父一家が住んでいて、俺の従兄弟の奥さん(Sさん)には霊感がある。

詳しい場所は聞いてないが、ある裏の方に無人の崩れかけた家があり、その家の表に祖母(もう亡くなったが)の友達であるおばさんが住んでいるのだが、自分の家の裏…要するにすぐ後にその家があるもんだから、窓からその家が見える訳。

そこからは恐らく亡くなったであろう主の写真が置かれた部屋が見えるのだが、おばさんはその部屋が気持ち悪く、何かがあの家にいるような気がして「おきよめ」の意味で塩をその部屋と写真に撒いたらしい。

が、実はその少し前に従兄弟夫婦が遊びに来ていて、Sさんにそういう塩を撒くような事はしてはいけないと言われていた。そしてその日から、おばさんの周りでおかしな事が起き始めたらしい。

また従兄弟夫婦が遊びに来た時、Sさんの具合が急に悪くなった。その時Sさんが座っていた所がちょうど背後にあの家があたる場所だったのだが、自分の後から何か黒いものが覆いかぶさる感覚がしたらしい。

「おばさん、塩を撒いたでしょう」

Sさんに言われ、おばさんはやってしまった事を白状した。

Sさんが言うには塩を撒かれた事であの家の霊が怒り(「塩を撒きやがったな!」という感じらしい)居座って、怒ったまま出ていかないとの事。

おばさんは慌てておはらいを頼んでみたが、もう何をやっても効かないらしい。

今は裏の家は斜めに傾いてしまって危ないので壊されたが、誰も土地を買い取ろうとする人がおらず、そのままになっている。おばさんは具合が悪くなり入院してしまったとの事。

Sさんが言うにはあの家には男性と女性とエプロンを着た老婆がいて、女性はただあの家に居たいだけだが、男性が悪いらしい。どんな風に悪いのかはSさんにも分からないそうだ。
久々に大物というか…何でこんなに? というくらい女性の霊に憑かれている人を見ました。

俺が昼に弁当買いにほっと○っと亭に行ったのですが、待っている男性、俺が見ただけでも肩に1体、足に2体、背中に1体の4体の女性の霊が憑いていた。

男性は至って普通に見えた。ただ男性に対する怨念があり死んでも死にきれないといった感じ。

関わると厄介だから弁当はキャンセルしてすぐに店を出たのだが…その男性と思われる車には猫の霊が憑いていましたw

フロントガラスいっぱいに広がる猫の顔…よく生きていられるなと思いました。あまりにも鈍感すぎて気付かないのかと小一時間。

何をしたかは知りませんが、たぶん非人道的な事でしょうね…。
我が母から聞いた、大規模な体験談。

高校二年のある夏の日、授業中に突然隣の教室からクラス全員分の悲鳴がした。

自クラスで授業をしていた先生と一緒に様子を見に行ってみると、中は皆が皆腰を抜かしたり泣き喚いてたりと、かなり異様な状態。

とりあえず介抱しながら聞いた所によると

「人影がブラインドにばりばり引っ掛かりながら落ちていった」

とのこと(この学校ではカーテンの代わりにブラインドが使われてた)。

が、窓の外を覗いてみても何の異変も見付からない。しかもこの時はずっと窓を閉めてたらしく、外からブラインドに触る事自体がそもそも不可能。

ついでに言うと、例の教室の真上と真下は家庭科室と音楽室で、その時間は誰も居なかったらしい。

この二部屋の配置がまた奇妙で、一般教室の並ぶ中に突然ある。二組と三組の間、とかそんな感じ。友人達の間では「人影との遭遇率を減らすための配慮」説が生まれたとのこと。

後日「昔ここで生徒の飛び降り自殺があった」とかいうありがちな噂は流れたらしいが、結局何だったのかは分からず仕舞いのまま、母は卒業した。

因みに母は他にもこの高校でちょくちょく心霊現象に逢ってますが、あまりにも小規模なものばかりなので割愛。

以上、一クラス全員が目撃して、全校生徒+全教員がリアルタイムで遭遇したという、ちょっと珍しい話でした。
私の母が嘗て勤めていた病院での話である。

その病院では夜の見回りの際に奇妙な決まりがあった。それは

「壁の手に近付いてはいけない」

先輩の看護士からその話を聞かされた母はキョトンとしたらしい。

冗談なのだろうかと疑ったが、先輩は真剣な面もちで念押ししたんだそうな。しかし、あまりにも突飛な話なので由来を尋ねた。

曰わく。20年程前に誰彼構わず怒鳴り散らし、家族にすら見捨てられた男がいた。最期は誰にも看取られず苦しみながら死んだらしい。

それからだ。夜中に見回りをしていると壁から手が出ている様になったのは。しかもその手に触れられると「あちら」に引っ張られてしまう。

そんな話を聞かされても、そういった類の話はあまり信じない質だった母は半信半疑だった。

深夜3時。二度目の巡回。懐中電灯の心許ない灯りの中、長い長い廊下を歩く。角を曲がり、少し先の廊下を照らした。

その時だ。壁から、ダラリと何かがぶら下がっている。

母はヒュッと息をのんだ。胃の辺りがぐうっと重くなって、じったりと汗が吹き出てきた。唾を呑んで、一歩踏み出す。

少しずつ縮まる手との距離。手から五歩といったあたりだった。ぴくりと手が動いた。そして、母の方に向かってゆっくりと手招きをした。

母は一目散にナースステーションに駆け込んだ。取り乱した母を見て先輩は、「ああ、出たんだね」とだけ言った。

それ以降、母は壁の手を見ても決して近付く事はしなかったらしい。
私が通っていた中学校は、創立から130年程たっている伝統校です。

そういう学校は色々と噂があり、四階の蛇口がある場所にいくと声が聞こえたり、霊感がある友達が授業中に急に泣き出して教室から出てったりしました。

中には、文化祭の歌の発表中に『おぉぅ』という声をみんな聞いていたり。

一番有名な噂が写真部です。もう、廃部しましたけど。

写真部は私が入学する前に廃部になってしまったようです。先輩に話しを聞くと、『あの部活は廃部して当然』 と言ってました。

なんでも、写真部に入った人たちはみんな自殺するそうです。しかも、全員部室で。だから、入る人がいなくなって廃部しました。

まだその部室は残っていて、普段は入れないように鍵を掛けていますが、体育祭の道具の物置倉庫になっているそうです。

それにしても、なぜ写真部なのでしょうか?? 今でもよく分かっていませんが、テニスコートで撮った集合写真には有り得ない写り方をしてました。

『…あれ??なんか足うつってないよ』
3年前の事です。

仕事を終えたのは深夜の0時を過ぎた頃でした。前日に見た心霊番組の話から、心霊スポットに行こうという話しになり、半ば強制的に同行することになりました。

メンバーは自分を含む4人。向かった先は職場から車で1時間ほど走った所にある公園(特別有名なスポットという訳でもなかったのですが…)。

昼間でも薄暗く、いかにもといった感じの場所でした。入口から下りの階段が続き、その先には池と、脇に頼りない外灯が見えていました。

階段を降り始めてすぐでした。(自称)霊感のあるというBが突然

「あかん、A(私)とCは引き返して!」

何があったのかも分からず、言われるまま入口の外へ。少し遅れることBも何度も後ろを振り返りながら、自分たちの待つ場所へ戻ってきました。

「何があったん?」と聞くとBは

「最初から2、3人見えてたんやけど集まってきてる。AとCの2人が呼び集めてるみたいや」

(Bの話しでは人にはそれぞれ固有の波長があって、霊との相性みたいなのがあるそうです)

「え?!それで今は大丈夫なん?!」

「下の池の所集まってる。あぁ…強烈なんが混じってる、こっち見てんな…。やばいっ、帰るぞ!」

って、Bの様子もこれまでと違っていたこともあり、皆で車までダッシュしました。

後日談なんですが、Bは体調不良を理由に暫く会社を休み、復帰することのないまま辞めてしまいました。

Bが最後に言った「やばい」にどんな意味があったのか今もわからないままです…。
ある日、オレは肝試し好きなAとB他3名計6名でM県の廃病院へ肝試しへ行った(というか連れて行かれた)。

Aの車で病院の前まで着くと明らかに嫌な雰囲気が漂っている…Aは「早く行こうぜ!」とかなりノリノリ。しかしオレと他4名は嫌な雰囲気を察したのか拒否した。

Aは「じゃあいいよ1人で行くから」と言う。さすがに1人はマズいだろうと思いジャンケンした結果、Aとオレと他1名計3人で病院内に行き、Bと他2名は車で待つ事になった。

「屋上に行ったら手振るから!!」Aがそう言うと病院内へ向かった。

いざ入ると嫌な雰囲気が増し、不気味な落書きがあちらこちらに見られる。

廃病院は4階建てになっており2階、3階と上がって行く。しかし4階まで到着し、屋上を目指すが屋上に向かう階段がない。

「仕方ないから戻るか…」Aがそう言うとオレともう1人も賛成し、外で待ってる友達の所へ向かった。

車へ着き、下で待っていた3人と顔を合わせると皆「えッ!?」みたいな顔をしている。

Bによく話を聞いてみると、オレらが病院内へ入ってから約10分後、屋上で手を振る3人の姿(暗くて顔は分からなかったとのこと)を見たという。

そして姿が見えなくなった直後にオレ等が建物から出てきたとのこと。

「って言うかオレ等屋上行ってないし…」そうAが言うと、Bは「確かに振っていた手が全員揃っていたし声掛けても無反応だったから気味悪かったんだけど…」と言う。

皆気持ち悪くなり早く帰ろうと車へ乗り込むがエンジンがかからない(ベタですよね)。慌てて車を置き去りにして走って帰りました。

車は後日、昼間に5人で取りに行きました。その時に再び廃病院へ入ってみると屋上への階段はとても分かりやすい位置にありました。

あの時もし屋上へ行っていたらどうなっていたんでしょうか…。
ある夜、新米のタクシードライバーの山添さんは深夜お客さんを目的地に送り届けたあと、薄暗い県道を街の方に向かい車を走らせていた。

その途中、おくるみにくるまれた赤ん坊を抱いたひとりの若い女性客をひろった。

どうやら目的地は駅のほうだということで、山添さんは進路を変えずにまっすぐ駅のある街へと向かって走っていた。

しばらく会話はなかったが、ぽつりぽつりと客は話し出す。


それが奇妙なことを言うんです。(あぅあえあぁ…)みたいな声にならない小さな声で何かを絶えず言ってるんですよ。

最初はわからなかったんですがよく耳を澄ましてみるとその言葉の意味がわかったんです。

女は赤ん坊に向かってすごく早口で「もうすぐ楽になるからね。もうすぐ楽になるからね」と何度も何度もつぶやいていたんです。

これはまずいと感じてルームミラーを見ると、女が運転席と助手席の間からにゅーっと顔を突き出して耳元でこう言ったんです。

(ここで降ります…)そして空気に溶けるように赤ん坊もその女性客もふわーっと消えてなくなったんです。

私はその時思いました。彼女と赤ん坊はもうこの世のものではないということを。

気づくと降りますと女が言った場所は駅の入り口のちょうど前でした。あとで聞きましたが、その駅では昔親子の飛び込みがあったということです。

亡くなったのは母親と生後何ヶ月かの女児の二人だということです。私が見たのはその二人だったのか、それを思うとなんだかやるせない気持ちになります。
何年経っても、その場の状況を想像すると背筋が寒くなります。

知り合いに山菜取りが大好きなおじさんがいます。そのおじさんの話し、ある意味『英雄伝』です。

その日もおじさんは、趣味の山菜取りに行きました。販売もしていたので、趣味と実益を兼ねていたのです。

しかしそこで、おじさんは会ってはいけないものに会ってしまいました。

熊。そう。ツキノワグマです。

春先の熊は冬眠明けで、空腹で気性が荒く、子育てしてる母熊だったら相当やばいのです。

会ったとたんに襲いかかられました。おじさんも持てる力をふりしぼり、武器をふりまわし格闘になったらしいです。

しばらくして熊は逃走。

おじさんは安堵して、とりあえず今日は帰ろうとした時、視界が何かに遮られます。最初は自分の状態がよく把握できてなかったのですが、その視界を遮っていたもの…

頭の皮膚だったのです。

一撃目で頭をやられ、皮膚が大きくめくれ、目を覆う位置まで垂れてきていたのです。その皮膚を髪の毛のようにかきあげながら、山を降りてきたそうです。

今でも話しを思い出すと、別の意味で怖いです
これは自分が体験した一連の話だ。

先に述べておくが、この話を知った人に何らかの霊障が起こる可能性がある。私の周りの友人に話したところ、何人かに伝染したのだ。

読むのは自己責任でお願いしたい。


始めは高校3年の夏だった。私は一切心霊的なものを信じないタイプの人間だった。しかし、怖い話を読むのが大好きだった。

その日も怖い話を読みあさっていた。そのときの状況としては、うろ覚えなのだが、時間は約午後5時。夏なのでまだかなり明るい。

普段と同じCDをかけながら、ケータイで某サイトの「怖い話」というカテゴリを読んでいた。

粗方読み終わった。するとその下には「本当に怖い話」というカテゴリが。もちろん読み始める。

どれだけ怖いのか、とワクワクしながら読み進める。すると内容はなんてことはない「いとこが霊感持ちで、一緒にいて起きた色々な霊障の報告」であった。

全く怖くない。「本当に」と書いてあるくせに、普通の「怖い話」の方が断然怖い。そんなことを思いながらも読み続ける。

すると突然流れていた音楽が、急に早送りになったり、ボリュームが大きくなったりとおかしなことになった。変に落ち着いていて「あぁ、本当に怖いとはそういうことか」と考えていた。

だがその後に、急に鳥肌が立ち、逃げ出したい程の気分に駆られた。実際逃げ出したのだが…。

CDプレーヤーは停止ボタンも押さず、コンセントを引っこ抜き家から飛び出した。人を求めて駅まで走った。怖くて仕方なかった。

駅に着きとりあえずは本屋に入った。うちの晩御飯は7時だったので、それまで立ち読みでもして時間を潰そうと思ったのだ。

しばらくして時計を見ると6時45分くらいだったと思う。家に帰ることにした。家に着き普段通りの夕食を済ませる。

うちの造りは2階建てで、1階にリビング。私の部屋は2階の丁度リビングの上にあたる部分。1階と2階は中階段ではなく、外階段であるため、一度履物を履いて出なくてはならない。

ここからの話しは、これを理解した上で読んでもらいたい。

夕食を済ませた後、2歳上の姉とリビングでテレビを見ていた。すると姉が「…今、上で物音がしたよ?」と言うのである。

>>84

気味が悪かったが、前述したような造りのため、友人が勝手に部屋に上がりこんでゲームをしている、なんてことがざらにあった。仕方なく2階に行ってみることに。

2階までの階段を上がる。私の部屋の扉は磨りガラスになっているため、中の様子が伺える。扉を開かなくても、灯りは点いてなく、人がいないのは明白であった。

1階に戻って姉の聞き間違いだと報告をする。しかし、その直後「ゴトッ」。今度は私も聞いた。

「やっぱり誰か来てる。今度は中までしっかり見てくる」と姉に告げ、階段を上がる。やはり電気は点いていないようだ。

扉を開ける。そこには…やはり誰もいなかった。気味が悪くて仕方ない。扉を閉めようとしたとき、気付いたのだ。

私の手首がスッパリと切れて血が流れていることに。

>>85


その夜。

時間も0時になり、部屋に戻って寝なくてはならなくなった。

嫌だ。気持ち悪い。しかし、もう高校3年生にもなって部屋で寝れないのも恥ずかしい。仕方なく部屋に戻った。

ちなみに切れた手首は、本当にスッパリと切れていたせいで、痛みもなく、出血も激しくなかった為、絆創膏を貼っただけだった。

部屋に戻ったが、電気を消して、目を瞑る気になんかなれるわけがない。そこで当時付き合っていた、Aという彼女に電話をかけることにした。

ちなみにAは相当な怖がりである。今日あったことを話し、彼女の反応を楽しみ、少しでも気味の悪さを緩和しようとしたのだ。

それが間違いだった。

私「もしもし」

から始まり、「体験した一連の話1」の話しを一通りした。すると、

A「えー…やめて!!やめて!!」

と予想通りの反応が。何か楽しくなってきた。

しかし、そのうち 

A「いや!!本当に何なの?怒るよ!?やめてよ!!イヤ!!イヤ!!」

私「もしもし?もしもーし?聞こえてる?」

A「やめてってば!!いい加減にして!!」

「あー、これは聞こえてないな。電波がおかしくなったかな」と思い、一度切ることに。

すぐにかけなおす。

A「あー…良かった。聞こえたー」

私「何があったの?」

A「最初怖くて嫌だってずっと言ってたじゃん?けど途中から私君の声が全く聞こえなくなったの。そしたらだんだんと、カツ…カツ…って。ハイヒールで歩くような音がして、怖くなってすぐ電話切ったんだ」



A「…で、かけなおしてたんだけど、ずっとツー…ツー…って話し中で。だから私君もかけなおしてくれてるのかなって思って、少し待ってたの。そしたら私君から電話かかってきたー」

あれ? 電話切ったのは私からなはずだ。しかも直前までAの「いい加減にして!!」という言葉を聞いていたのだ。

Aの話とはずいぶん食い違いが生じる。私が聞いていた「いい加減にして!!」とは本当にAの声だったのだろうか。
>>86


また、その後日談として。

このことが原因ではないがAとは別れた。そして私は大学に入学した。


@大学の友人B 

大学に入学して初めにできた友人B。うちで一緒に時間割を考えることになった。

うちに到着し、まずBは私が大量に所持しているマンガに目を輝かせる。一冊を手に取り、私のベッドに横になりマンガを読み始めた。

B「お前…壁の中で音するよ?カツ…カツ…ってハイヒールで歩くような音」

まだあの女(?)は私の部屋にいた。もう半年も経っているのに。

Bには半年前の話をしてやった。


Aモ○バーガーでの怪談大会

また夏がきた。最初の出来事から1年が経っていた。

夏ということで、大学のメンバーでモ○バーガーに集まり、怪談大会をしていた。もちろんそこにはBもいた。

各々が怖い話を披露していく。私の番が来た。もちろん話すのは1年前のあの出来事。

その話を始めたとき、自称霊感有りのCが叫んだ。

C「おい!!その話やめろ!!良くない!!」

もう私は苦笑い状態。Cは元から「吹く」癖があったからだ。

Cの言葉を無視し、私は話しを続ける。すると隣に座っていたOL二人組が、突然席を立ち上がった。

そして二人して私たちの席の方を向き、嘔吐した。

何が何だかわからなかった。幸いなことに、仲間は誰も吐瀉物の被害は受けなかった。

Cは一言「だからやめろって言ったのに…」

少しだけCのことを信じた。


B某ファミレスでのバイト

私は大学生になり、某ファミレスで深夜のバイトを始めた。22時出勤、6時退勤のアルバイトだ。

深夜ということもあって、怖い話大会が開かれる。そこでかますのは、やっぱり1年前のあの話。

その話をした何日か後。

うちの店は1時からひとりが金庫室にこもり、1日の清算作業をする。その間は薄暗いバックルームにひとりになる。

私と一緒にシフトに入っていた、30歳の先輩Dがその日の当番だった。

少しすると、客席にその先輩Dが飛び出してきた。

D先輩「この店って…平屋だよな?天井からカツ…カツ…ってハイヒールみたいな足音したんだけど…」

どうやらアイツは、この店に移動してきたらしい。
引田さんという方がいる。その方の体験。

数年前のこと引田さんは胃を痛めてしまい入院を余儀なくされた。都内にある総合病院に入院した。

病室は三階の一番奥。ベッドは窓際。入っている人数は自分を含め四人。自分と年配の方が二人、それから小さな男の子だ。

話をかいつまんでおおざっぱに話すと夜中に必ず目が覚めてしまうんだという。それもきまって夜中の二時ごろ。

(カラカラ)と自分たちの病室が並ぶ長い廊下を行ったり来たりする車輪の音。そしてもっと奇妙なことは入院最終日起こった。

その日の夜もやはりあの車輪らしき音は聞こえてきた。時刻も二時少し過ぎ。

「なんだろうなと思ってこっそり音がする廊下を病室の扉を少し開けて見たんだ。怖かったから扉の一番下で毛布にくるまって座って見たんだ。

後悔した。見なきゃよかった。カラカラと音がし、だんだん自分のいる病室に音が迫ってきた時、見たんだ。

目の前を何も乗ってないストレッチャーが通り過ぎる。そしてそのストレッチャーを押す看護婦らしき人。

そして頭の部分に目をやった瞬間、後悔した。首がなかった。襟元が血で真っ赤に濡れてたよ。

そして看護婦が通り過ぎるまで扉を閉めることができなかった。正確には閉められなかったんだ。

だってさ、扉と鍵穴がある平たい壁の部分、その境に首がはまってて自分のほうをじっと見てたんだ。

それが最終日で本当によかったけど気づいたら気絶してたよ。

今はもうない病院だけど、あの看護婦がなぜあんなふうに夜中ストレッチャーを引いて徘徊してたのかはわからないしわかりたくもないよね」
実はつい最近、職場の子(仮にCちゃんとします)に変な客が来たんです。

うちは売ってるものから男の人が来る事が少なく、特におじさんが来る事は少ないのです。

そのおじさんはフラッと来て、‥と言ってもサラリーマンの格好で特に怪しい格好ではなかったようですが(私は休憩中だったので会話は聞きましたが姿は見てません)。

商品を見る訳ではなく、レジの方をチラチラ見てたらしいです(そのCちゃんがレジでした)。

そしておじさん以外のお客様がいなくなった頃、レジにススッと来て、「もしかして◯◯高校出た?」とCちゃんは聞かれたらしいです。

そうだ、と答えると「その後◯◯専門学校出たよね?」と言われ、「あ、やっぱり名前はCちゃんなんだね」と言われたそうです(名前は制服のプレートに付いてます)。

その子は天然と言うか‥「えっそうです!何で知ってるんですかぁ?」と認めてしまい;

「私の知り合いですか?何で知ってるんですか?」と聞いたらしいですが、ニヤニヤしながら「いゃーちょっと」とか言って帰ったそうです。

その後私も休憩から戻って、他の社員の子とCちゃんと3人で「何今のオヤジ!超きもーい」と言ってたのですが(失礼)

Cちゃんと全く面識がないのに何で学校まで知っていたのか。‥思い当たるのがF◯cebookらしいです。

Cちゃんは、名前・学校・職場・顔写真全て載せてたみたいで;

幸いにもそれから何の被害もなかったらしいのですが、運が悪ければストーカーされてたかもしれません。

軽い気持ちで載せてしまうのもわかりますが、本当に怖いですよね。


赤裸々な日記を全体公開してて、「◯◯市のヤリマン女」と噂されて引っ越して精神科に通ってる知り合いもいます(そこまで仲良くなかったので今も通院してるかわかりませんが‥)。

皆様もお気をつけ下さい>< 読んでいただきありがとうございました。
お葬式での話。体験者は仮に本条さんとします。

前に知り合いの葬式に出た。その時に出席者の中におかしな人物を見た。

それは女性。式の最中にお坊さんが経を唱えていると喪服を着たその女性が首を左右にゆっくりと振っている。

最初はそれだけだったが徐々に首が後ろ側に向いてきて、20回くらい首を振ったあたりで完全に首が180度こちらを向いてしまった。

その途端目の前が真っ白になり、気づくと出席者のひとりに式はもう終わったと声をかけられた。あの女性の姿はもうなかったそうだ。

その時何気なく見るとあの女性が座っていた座布団が真ん中だけ黒く変色していた。よく見るとその変色した黒いシミらしきものはちょうど正座をした時の形になっていた。

あの女性はなんであるのか。検討もつかないという
つい先日の話。

以前からちょくちょく遊びに来る友人が、その日も訪ねてきた。いつもと変わらずアポ無し訪問。

鍵をあけ、招き入れると同時、友人は急に謝り出した。

「ごめん、やっぱり事前に連絡しとくべきだったな、また出直すわ」

そのまま踵を返す。気紛れでもおこしたのかと思い、すぐに私も部屋を出て友人を追った。

「どうしたの?上がっていきゃいいのに」
「や、来客中はさすがに悪いし」

その日は仕事が休みだったので、自室で一人、何処へ出掛けるともなく過ごしていたのだが。下駄箱に片付けずそのまま何足か放り出していた靴を見て、お客が来ていると思ったのだろうか。

「今は誰も来てないし、どうぞ?」

論より証拠、ほら御覧なさいとドアを全開にした。

よくある間取りのワンルーム。靴以外に変わった様子はない。玄関から丸見えの六畳間でテレビが喧しくついているだけ。それでも友人の顔は晴れない。

「最初にドアを開けてくれた時、チラッと見えたんよ。テレビの近くに男の人が立ってた。今は…いないみたいだけど」

友人の言葉を聞いて真っ先に頭を過ったのは泥棒や侵入の類。クローゼットの中やベッドの下に隠れていたなんてことが実際にあったら洒落にならない。それを察してか、友人も一緒に室内を見回ってくれる運びとなった。

二人とも傘という名の武器を装備し、玄関に近い場所から順にトイレ、風呂場と進む。念のため、天井や壁を傘で突ついて侵入経路がないか確認。小さな戸棚もチェックした。

六畳間にあるクローゼットを開け、ベッドの下を覗き込むが誰もいない。布団をめくってみても同様。殺風景な部屋で、他に人が隠れられそうな箇所はなかった。ベランダからの侵入の可能性も否めないが、鍵はしっかりと二重にかけていた。

結局のところ、誰もいなかった。友人の見間違いだろう、ということで一先ず安心。気晴らしにコンビニへ行くことになり、友人と部屋を出て鍵を閉めようとした時。

ドン!ドン!ドンッ!!

内側からドアを激しく叩く音。

突然のことで心臓が飛び出そうになったが、私は反射的にドアを開けた。そこには、誰もいなかった。

>>91


逃げ帰ろうとする友人を取っ捕まえて、何とか今日一日だけ泊まっていってくれと説得。一生のお願いをこんなところで使う羽目になった。

幸い、その日から今日に至るまで、特に変わった現象は起こっていない。入居した当時は新築マンションだった為、所謂「イワク付き」という訳でもなく、未だ正体は不明。

暫くドアを閉める瞬間がトラウマになりそうだ。
もう10年以上前の話になりますが、自分の家のすぐ後ろは高台になっており、すぐ上に祖母の家があります。

その近所に小田山と呼ばれる場所があり、そこには稲荷神社があるのですが、その場所は春には桜が咲き乱れ、花見の名所なんですが、一つだけ桜が咲かない桜の木があります。

どうやら昔に首吊り自殺があったらしくてその怨念らしいと町内で有名な話です。

夜になると自殺者の霊が現れるという噂があり、自分と仲の良かった従兄弟のSと当時の飼い犬とで夜に行くことにしました。

その神社の入口は坂を登る感じで鳥居が連なっていてかなり不気味な感じでした。

坂の中腹に差し掛かると犬が突然唸り始めたので、何かいるのか?と周りを見回すと、Sが「やばい、右見てみ」と言ったので恐る恐る見ると、黒い影のような物が草むらから覗き込む感じで浮いていました。

その瞬間、「う゛う゛う゛う゛」という知らない男の声が聞こえてきたんです。

そして犬が、キャン、キャンと吠えながら逃げるように自宅へ逃げていきました。Sが「俺らを連れていく気だ」と言ったので、自分らは振り返る事無く走って逃げました。

それから自分らには何も無かったんですが、しばらくして飼い犬が死んでしまいました。それどころか祖母の飼い犬やお隣りの飼い犬までが次々と死んでしまったのです。

自分らはまさかあの影が? と思い、犬たちに申し訳無く思いました。そして二度とあの神社には近づかないようにしたのです。

後、自分には何も起こらなかったと言いましたが、その日を境に霊感がついてしまったみたいで様々な体験をする事になったのですが、それはまた次にでも。

皆さんも遊び半分でそのような場所には近づかない様にして下さい。
これらは、俺が実際に体験した三つの体験談です。


はじめは確か2003年の夏頃の事です。

当時、去年新品で買ったばかりのPCで毎晩のように心霊関係のサイトをあちこち見ていたら、

サイト閲覧中に突然ブラウザが何度もフリーズしたり、読み込み速度が異常に遅くなったりした挙げ句に、OSをシャットダウンさせてPC終了させたら、PC終了画面が表示されたまま数回フリーズ…

某ウィルス撃退ソフトを使ってもなんら異常も見当たらなかった…おかげでそのPCは霊障で再起不能になってしまった…。


次に今度は翌年、行きつけのネットカフェで、会員ログイン制の画像保管サイトに多種類の画像や動画を次々と保存や削除などしたが、とあるホラーサイトから拾って保存した

 白いワンピースの少女

の画像を削除しようとして削除ボタンをクリックしても消えなかった。他の画像は普通に削除出来たのだが…

試しにPCを一度シャットダウンして再起動させてから、そのサイトに再びログインして件の画像を削除しようとしても消えなかった…

日を改めて、別の日に再びその少女の画像を削除しようとしても、やはり削除不能だった…まるでその少女の画像が、そのサイトのサーバーに取り憑いているかの様になってしまった…。


最後は最近(2012年)、ケータイを機種変して数ヶ月経ったあたりに、このサイトを含むいろいろな心霊系サイトをその携帯で見ていたら、突然ページにアクセス不能になった事が何度もあった。

アンテナはバリ3なのにいきなりゼロや圏外になってアクセスエラーの連続…しかも、心霊系サイトのページにアクセスする時に限ってこの現象が多発…

さらにページの読み込み速度が極端に低下することが何度もある…そして、ある夜ケータイで友達にメールを送ったら、見覚えのない送信済みメールが一件増えている…。


おわりに、心霊系サイトには開いただけでPCやスマホそして、ケータイなどに霊障をきたすページや画像などがあるようだ。

もちろん、このページも例外ではない…。
猪熊さんという方に聞いた話。

猪熊さんは廃墟を回るのが好きなのだが、最後に行った廃墟でこんな体験をした。

それは日本家屋で立派な門構えの趣や風情のある廃墟だったという。あらかじめ断るが場所などは一切伏せる。

当時、一緒に廃墟探検をしていたいわゆる廃墟仲間、略して(廃ダチ)の木藤と新しい廃墟を探索すべくあちこち回っていた。そんななか木藤がいい廃墟を見つけてきたらしい。それが例の廃墟である。

田舎にひっそりとあるその廃墟。人が近づかないような林のさらに奥にあった。あたりは雑草で生い茂り人を寄せ付けないような雰囲気を醸し出していた。

これは当たりだなと二人は思いいよいよ中へと入る。壊れかけた引き戸を半ば強引にこじ開けて中へと侵入。

長い廊下が続いており、左右にはたくさんの部屋が襖でしきられている。長い間放置されていたのでもわんとした湿気があるが、そんなことなど気にせずに目をらんらんと光らせ二人はずんずんと奥へ進む。

と、一番奥に突き当たると一枚襖が開いていて、そこへ入ると妙な光景があった。

天井からいくつもいくつも白い折り鶴がまるで千羽鶴のようにつり下げられていた。おもしろいなあと思ったがなんのためのものなのかさっぱりわからなかった。

その部屋をあとにし、さらに廊下を抜けてゆくとほかの部屋とは明らかにつくりが違う一枚の鉄の扉が見えた。

行こうとすると木藤が猪熊さんを静止する。

「やめたほうがいい気がする」

珍しく真剣な顔で言うもので引き返そうかとしたが、もうちょっとだけ近づこうと猪熊さんはひとりその扉の3メートルくらい前にきた。

するとその扉は彫刻のようにあちこち浮き彫りの不思議なつくりになっていて、もっと妙なことにその扉にはしめ縄がかかっていた。

なぜしめ縄がかかっているのかなと不思議がっていると、いきなり離れて立っていた木藤が青い顔をして下を向き震えている。そしてしきりに「聞こえる」とつぶやいていた。

なんとなく異常な事態に怖くなって猪熊さんは木藤さん共々早々にその廃墟をあとにした。

あとで聞いた話によれば、その時木藤さんは「だせ、だせ」と扉の向こうから聞こえていたという。やっぱりなんかを閉じ込めていたのか。

猪熊さんも木藤さんも今はもう廃墟探検を卒業して平穏な日々を送っている。

その扉の向こうにいたのはなんなのか。
私が4歳の頃の話、今でも鮮明に覚えてる…真夏の土曜日の夜、両親と兄と私で布団の上で寝転がってテレビを見ていました。

土曜ワイド劇場が始まって1時間が経過、眠たくてたまらない…当時の私にとって内容はサッパリ分かりませんでした。

すると突然兄が「オイ、探検しに行こうぜ」

私は最初嫌がりましたが兄は何度も誘ってくるので仕方なく承諾しました。両親はテレビに夢中になってて何も言いませんでした。

最初は子供部屋、次は両親の部屋、台所、お風呂、トイレの順番でした。

当時は大の怖がりでニュースで人が死ぬ報道も耳を塞いでました。兄は用意した懐中電灯を照らして子供、両親部屋を見ます…。

「異常なし」

次は台所でしたが異常ありませんでした。次はお風呂、兄が扉を開けた瞬間…全身に鳥肌が立ちました。

兄「何か感じるな…」
私「もうやめようよ…」

半泣き状態でいる私に兄は「心配するな、俺が守ってやるから」と震えながら言いました。

お風呂の扉を閉めトイレのドアを開けた瞬間、兄が硬直しました。私が何度も話かけても返事はありません。

恐る恐るトイレの中を見ると、知らないおじさんが頭から血を流して恨めしそうにこちらを睨んでます。

声を上げたくても声が出ません…息も出来ずに硬直したまま記憶がなくなり、気がついた時には病院のベッドの上でした。

第一発見者の母の話では、兄はトイレの便座に頭を突っ込んだ状態で見つかりました。私はトイレの床、兄の足元で倒れていました。

精神的なショックか霊障なのかは分かりませんが、1ヶ月ぐらい2人とも声が出ませんでした。

未だに夜中、トイレに行くと思い出します…あの恨めしい顔を。
赤沢さんという会社員の方のお話。

赤沢さんがその女を最初に見かけたのは数年前のこと。

とある知人の葬式で一度。そして会社の先輩の葬式で一度。最近親戚のおじさんの葬式で一度。計三回同じ女を見かけた。

黒い喪服に身を包んだ長髪のわりときれいめの女。だが、そんな女の人は誰も知らないしましてや知り合いでもない葬式に出る理由がわからない。

それにもっと奇妙なことは大変遺憾というかふざけたことですが、その女はきまって満面の笑みを浮かべているという。

それも特徴的な笑い顔で下唇を前に出す感じで口角をつり上げて笑っている。そしてきまって赤沢さんの後ろの人の後ろの席に座るんだという。

あれは誰なのか、いまだに謎だが、そもそもそんなに笑い顔をしているにも関わらず誰もその女に見向きもしないという。

不思議なのは気づくといつの間にかいなくなっているということだ。

そんな女が唯一泣いた葬式を赤沢さんは見た。


それが、僕の母親の葬儀です。今まではただ笑ってるってだけだったのに、もううれし泣きのように笑いながら泣いているんです。

最初は気づきませんでしたが、ふと気づくとあの女がいて肩を震わして笑い泣いていたんです。僕は気持ちが悪くなって式が終わると同時に倒れてしまいました。

それからは葬式があってもあの女には出会いません。一体あれはなんなのか。今でも思い出すとぞっとします。
友達にお祓いができるくらい霊感強いヤツがいるんだけどさ、俺自身は全く見えたりしないわけ。

そんな俺が体験した話を投下。

自宅の寝室で寝てたんだけど真夜中にふと目が覚めたのね。そしたらいるのよ、布団の横に。なんかすんごいデッカイのが。

真っ黒いシルエットだけなんだけど、頭が天井につくぐらいデカくてさ、形は宮崎アニメのト○ロそっくり。

金縛りもなんもなくて布団に半身起こしてじっくり見たけど確かにいるの、間違いなく(笑)

でも形が形だから全然怖くなくて「さすがにト○ロの幽霊はいねーだろw」って思って無視して寝たんだよね。

んで後日。前述の霊感あるヤツに笑い話としてその話したら、ソイツ真顔で言いやがった。

「…それ火事で亡くなって信じられないくらいブクブクに膨れた人間だよ? ……顔見なくてよかったね」
大川さんという大学生の話。

部屋で一人試験勉強をしているといきなり窓ガラスがガタガタと音を立てた。

なんだろうと訝しみカーテンを開くと、三軒隣の屋根の上に何かがポンポンと上下に跳んでいる。

正体を確かめるため好奇心から懐中電灯で屋根を照らした。

するとうっすらと照らされた闇に浮かび上がったのは、たくさんの顔が張りついた塊だったという。

その瞬間顔の中のひとつと目が合いその顔の塊が屋根伝いに窓のほうに向かってきた。

透かさずカーテンを閉めたが、一晩中天井からポンポンという音がつづいたという。

不思議なことは母親や父親にはそんな音など聞こえていなかったということだ。

あの顔の塊はその晩以来あらわれていないが、今もどこかの家の屋根の上で跳ねているのか。そう思うとぞっとする。
糞スレ