1 無名さん

作成支援サイトを語る161

2 無名さん
100だから立てたのに何故もうひとつ立てた人がいるんだw
3 無名さん
いちおつ
こっちが先だね
4 無名さん
こっち10318であっち10319ね
5 無名さん
あっちのスレ立てた人が頑張ってるけどあとからむこうの1を消すつもりなのかな
6 無名さん
あり得るね
こっちを使うべきなのに
7 無名さん
あっちは揉めといてこっちはテンプレサイトの話すればいいよ
8 無名さん
そうだね
今回の皇帝たんのテンプレ可愛かった
9 無名さん
森のまむとか恋毬とか画像メインのテンプレが好き
10 無名さん
わかる
画像あるとないのとじゃ全然違うよね
テンプレ見たらわかると思うけどここは荒らしが立てたスレ
正規スレこっちだよ>>>10319
12 無名さん
>>11
もういいよ
なんでそんなに頑張ってるの…
13 無名さん
のももりの画像背景の透明テーブルのテンプレ使いたかったなぁ
いいなって思いながらタイミング逃しちゃった
14 無名さん
私が使ってる富士通のスマホって手書きフォントって機能があってテンプレのフォント反映されないんだよね
だからフォントが凝ってても手書きフォントオフにしないとわかんない
他のスマホにもそういう機能って付いてる?
ここって荒らしなの?埋めちゃうよ?
16 無名さん
荒らしじゃないよ
こっちが本スレ
私は結構知り合いがたくさんいましてその中のIという人間に聞いた話をします。

Iがある日の夜友達数人を誘ってある噂のトンネルに行ったそうです。

歩道もあるトンネルなので歩道を通って行こうと言うことで、近くの空き地に車を停めトンネルの中に入っていった。真夜中ということもあり車一台通らない。

トンネルの中ごろまで来たとき友達が言います。

『おい、あの非常灯さっきも見たぞ』

そんなバカなと思いつつ見ると、友達が言うように先ほど見た非常灯がありました。

何時間経ったかわかりませんが、多分2時間くらいさまよい同じことを繰り返すうち明かりが見え、やっとトンネルの出口が見えトンネルから抜け出たということです。

早々に車に飛び乗りそれぞれの家々に帰ったそう。

噂ではそのトンネルにいる幽霊に気に入られると、悪戯なのかどうかはわかりませんが出口を遠ざけられ迷わされるということです。

追記ですが、幽霊は空間さえ自在に歪ませたり変えられるのかと思うとぞっとします。

以上Iの話です。
18 無名さん
埋めたん違うよ!
こっちが本スレだから
19 無名さん
>>15が荒らしだろw
そんなに頑張るなってば
20 無名さん
両方使うことになったよ
21 無名さん
両方埋まったら次スレに二つ並べて置けばいいよ
22 無名さん
ここまで全部一人
23 無名さん
むこうが1人じゃね
24 無名さん
ここまでが全て自演
25 無名さん
こっちも早く埋めて
26 無名さん
焦らなくても次スレで両方テンプレに入れるから大丈夫だってば
無理に埋める必要ないよ
27 無名さん
埋まってない状態でテンプレに追加するの?そんなの邪魔なだけじゃん
28 無名さん
両方埋まってから次スレ立てるんだよ
29 無名さん
むこう次スレ立てるとか言ってる
完全に荒らしだよ
30 無名さん
ごめんね立てちゃったから消してきたよ
31 無名さん
いいのよちゅっちゅ
32 無名さん
次スレテンプレ

作成支援サイトを語る162
>>>10318>>>10319
>>100
33 無名さん
あげ
34 無名さん
あげ
35 無名さん
次スレもう立ってるしレスで追加しといたお!
荒れてるだけで特に話題も無いし後は下げ梅でいいお!
最近変なものを手に入れてから妙な事が起こる。

語ってくれたのはカナダに住む安池さんという日本人の方だ。なお、この方は結構な体験談を持っていらっしゃるので追々数を増やしシリーズものにしていきたい。

久々に日本に帰国して骨董屋に寄った。趣味でいろいろなお皿や置物、古い茶器などを集めているいわゆる蒐集家だった。

この方かなりの変人。いわく付きのものから出どころはわからないいかがわしいものまで、値段を問わず買ってしまうどうしようもない人なのだ。

蒐集家をしてまだまもない頃、これまた出どころのわからない壷を手に入れた。最初に書いたようにある骨董屋で買ったものだ。

値段はものがはっきりしないとの理由から言い値で構わないとのことで30万に少し色をつけた値段で購入した。いい買い物ができたと喜んでいたが、その壷妙なのである。

壷には(封呪)と書かれた古くて長いお札が壷を縦に一周する形で貼られ、なおかつ厳重に鎖で何重にも巻かれ開かないようにされていた。

安池さんはそれでもそんなものほど興味を惹かれてしまうため当然買ったのであるが、その日以来生活にある変化が起き始めたのだ。

その変化とは気づくと壷が勝手に移動しているという点だ。いつの間にか一階から二階の和室へ、洋間からお風呂場へ、挙げ句は天井裏へ。見境なく移動する。

それだけでは終わらなかった。夜寝ているとカタカタと蓋が音を立て始める。気づくと自分は厳重に巻かれた鎖をとろうとしている。

そんなことが続いたためやむを得ず手放す覚悟をして骨董屋に売り戻したという。久々にあの骨董屋に出向いたが、あの壷はなくなっていたそうだ。

今ではどこの誰が所有しているのか、それさえわからないが、あの壷の中には何が入っているのやら。開けてしまったら、さぞかし恐ろしいことが起きそうである。

彼はその後も蒐集を続けているが、奇妙なものをまた手に入れたらその時はまた聞かせてくださると約束してくれた。
二年前、何やら声がすると恐る恐る窓を開けると、ベランダに一羽のインコが止まっていた。

手を差し延べるとちょこんと乗って来た。そしてインコは「コンニチワチイチャンデス」と言いチイチイパッパと歌いだした。

よく人に懐いている。飼い主さんはさぞ心配しているだろう。きっと冒険のつもりで外に出て迷子になったのだろう。

そんな事を考えていたら

「タスケテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテ」

と喚き出した。

びっくりしてインコに「チイチャンどうしたの?」と尋ねてみた。

「コロサナイデコロサナイデオネガイオネガイ」

そしてまたチイチイパッパと歌い出した。

気味が悪くなった私はインコに「チイチャンお家かえりな」と外に放した。チイチャンのお家で何があったんだろうか。

怖くなってそのまま手放した事を少し後悔している
去年の夏はとても暑くて毎日のようにお茶を飲んでいた。

余計暑くなるけど、お湯を沸かして緑茶をいれて、氷で冷やしてペットボトルに詰めての作業をして。

私には霊感がある。当時、心霊現象に悩まされていた。それは、ご先祖様に対して供養が足りないという訴えだった。

親に話しても信じてもらえず、家族に次第に話さなくなった。霊の悪さにムカついて供養なんかしないと決めた私。何もできないと決め込んで日常を送っていた。

そんなある日。作ったばかりのお茶を飲んでいたのだけど、いたみやすいのか、不純物が現れていた。飲めないじゃん。

そのお茶を捨て、私は新しい冷蔵庫に入っていたお茶に口をつけた。二階の部屋に上がり、することもなく昼寝。窓辺に置いたお茶は直射日光を浴びて熱くなっていた。

昼寝から起きてお茶を飲もうとペットボトルに目を向けて、すぐに飲めないと判断した。一センチ近くの不純物が沈澱していたからだ。

揺らしてみると、霊の念の残骸だということがわかり、心中は複雑。ご先祖様以外の霊も供養を求めて寄って来ていたのだ。

お茶に移っていなくなるならそれに越したことはない。そんなつもりはないのだけど、また中途半端に飲みのこしたお茶入りのペットボトルを今度は玄関先に置いた。

しばらくして見に行くと、さっきの倍近い不純物がボトルに現れていた。飲む目的ではないにしろ、この量はどうなんだろう……。

ボトルを揺らしてみると、不純物はちぎれた人の形をしていた。霊視してみると、複雑さは更に増した。

そこに現れていたのはご先祖様関係ではなく、元カレの生き霊の残骸だったから。

今年の夏、買ったお茶を飲み切れずに常温にしてしまうけど、あの時のように不純物は現れていない。
国木田さんという公務員をやっている方がいる。その方の話。

ある日の晩、国木田さんは会社からの帰り妙なものを見たという。

居酒屋が立ち並ぶ裏通りをふらふらと歩いていた。たまにはいいかなと細い道を選んで近道をする事にした。

1メーターあるかないかの小さな細い道。坂道になっておりそこを昇るとまた平らな道に変わり、その先に小さなお稲荷さんがある。そこを曲がれば大通りに出る。

そのお稲荷さんに向かう時、向こうからふらふらと千鳥足で歩く人の足が見えた。

あっちへふらふら、こっちへふらふら、酔っ払いかと最初は思ったがなにぶん狭い道ゆえ、ふらふらとよろめくと顔を思い切りぶつける形になる。

心配して声をかけようとしたが、月明かりに照らされたその人の姿を見て思わずのけぞった。

体が右肩から左のわき腹にかけて斜めに首ごと抉れたスーツ姿の男らしき人が、ふらふらとこちらに手を前に出す形で歩いてきたのである。

国木田さんはあまりの恐怖に逃げられずその場にへたり込んでしまった。目をつむってしばらくするとその人はもういなくなっていたという。

あたりには腐敗臭が立ち込めてその場で吐いてしまったということだ。

それ以来あの道は通っていないが、実際のところは怖くて通れないという。
これは僕(と友達)が実際に体験した話です。

高校の当時僕たちがハマっていたのが、部活が休みの日に放課後に集まって、レンタルビデオ店から借りてきた『呪いのビデオ』シリーズを観ることでした。

ちょうどその年は雨の日が続いて、ジメジメした蒸し暑さを怖いDVDでも観て紛らわそうってことで始めたのですが。

「うわっ怖い」とか「今のは作り物だろー」とか「えっ今ので終わり!?」とか、ガヤガヤ言いながら観ているとそれなりに盛り上がって楽しんでいました。

そんなある日、いつものようにDVDを借りてきて観る予定が中止になってしまい、そのまま返却日前日になり、「観ないで返すのもったいないし…」とひとりで観ることにしました。

今でも忘れない…最後の投稿映像が画面一杯に映る人の顔だったのですが、僕はなんとも言えない嫌な感じを覚えてすぐにそれを返却しに行きました。

そして翌日、僕は部活の練習中に「何か」と接触し鼻骨を骨折。大会にも出られなくなりました。

そしてそれから数日後、同じ部活の友達が練習中に「何か」と接触し脚を骨折。同じく大会には出られなくなりました。

なぜ「何か」なのかと言うと、2人とも怪我をした原因が他の部員(30人ぐらい)が観ている練習中なのに解らないのです。それだけでなく一緒に練習していた部員も何故怪我をしたのか解らないのです。

ただ2人に共通していたのは画面一杯に映る人の顔の映像を観たことでした(友達の方は別の日に自宅のパソコンで同じ映像を観ていたらしいです)。

これは呪いか何かだったのか。それともただの偶然だったのか。確かめる術はありませんが、誰かが同じような目に遭わないことを祈るだけです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。他にも話があるので機会があればまた。
これは俺がホントに体験した話。

あれはちょうど七年前、俺は中学生だったんだけどさ。夏のお盆休みで親戚の田舎にあるおばあちゃんの家に泊まり行ったんだ。

おばあちゃんは心臓の持病持ちだったんだけどさ。別に寝込んでる訳でもないしいたって元気で優しい、いいおばあちゃんなんだ。

まぁ泊まって二日目の夜の話なんだけど。その日の夜は暑くて風もなくてとても寝苦しかったんだ。

で夢を見たんだけどさ……この夢がすっげー気持ち悪いんだよ。読者のみんなも俺が見た夢を想像しながら読んでほしいんだ。


まず目を開けるとそこが五畳半くらいの和室でさ。そのど真ん中に自分が寝てんだよね。周りを見たら喪服姿の人達が大勢いて俺を見下ろしてんだよね。

俺は怖くなって飛び起きようとしたんだ。でも金縛りみたいのにかかって無理なのよ。でもなぜか首だけは動かせるんだ。

それでふと右を見たらおばあちゃんが正座してるんだ。でもいつもの笑顔は微塵もなく怖いくらいの無表情で俺を見てるんだよね。

俺はおばあちゃんが手に何か抱いてるのに気づいた。目を凝らして見てみたら、それはおばあちゃんが昔から大事にしてる日本人形だって分かったんだ。

するとその日本人形はどこからか刃渡り50センチはあろうかという包丁を取り出したんだ。嫌な予感が俺の頭をよぎる……

すると次の瞬間、その日本人形は包丁を振り上げた。そしてその包丁を俺に振り下ろすかと思ったら、クルッと向きをかえておばあちゃんをグサリ……そして何度も繰り返し刺しつづける。

俺は声にもならない叫び声を上げた。おばあちゃんから血が噴水のように吹き出る、辺りが真っ赤に染まる。

と、そこで目が覚めた。起きた時間はまだ夜で、俺は汗だくで、とても喉がかわいていた。そして不覚にも泣いてしまった。

それほどあの夢は生々しくて怖かったのを覚えている。


翌日、俺が都会に帰る日になった。そして約一週間後。俺は親から衝撃的な事を告げられた。

そうおばあちゃんが亡くなったのだ。

俺は親に理由を聞いた。しかし、親はなぜか話したがらない。俺がすこしムキになって聞いたらようやく話してくれた。でも聞かない方がよかったと後で後悔した。

おばあちゃんは何者かに殺されたらしい……全身を鋭利な刃物でめった刺しにされて。

俺は親に夢の事を伝えた。もちろん人形の事も。親はとても驚いていた。そしてその後、おばあちゃんの日本人形はお寺で供養してもらった。

犯人はいまだに捕まっていない。だから今でもどうしても考えてしまうんだ。おばあちゃんを殺したのはもしかして……ってね。
私の父方の家系は除霊を専門にしていたので、継ぐ気のない私にも潜在的に「力」があり、幼い頃から亡くなられた方にご縁がありました。

生きている方と見分けがつきにくく、幼い頃は悩みの一つでしたが、大人になるにつれ見分けがつくようになりました。

さて本題に戻ります。

私の職場にはかなりプレイボーイなM先輩という方がいて、過去に泣かされた女は数知れず、今も彼女らしき人が数人…「うまく言い包めれば刺されるような事はない」がM先輩の座右の銘です。

ある日の休憩時間、M先輩が新入社員に「女の落とし方」みたいな話をしているときでした。

窓際でもたれかかるM先輩のすぐ後ろに、ショートボブの女の人がM先輩を物凄い形相で睨んでいました。M先輩が楽しそうにすればするほどぱっちり二重の目はつりあがり、充血していくのです。

私はそういうものに慣れ切っていて、話に参加する人数が一人話に増えたような感覚でしたが、何か違和感があるんです。

見れば見るほどおかしいんです。生きている人間がビルの三階に浮いているわけがないのですが、亡くなっている感じがしないんです。

疑問を抱きつつM先輩の話を聞いていましたが、M先輩の下ネタがピークを迎えた時でした。彼女と目が合いました。

彼女がとても驚いていたので「驚いた?」と聞いてみました。すると彼女は「見ないでよぉ」と可愛い声で言い、消えてしまいました。消える瞬間のはにかんだ顔がとても可愛かった。

消えるってことはやっぱり亡くなっているのだなと思い、M先輩の下ネタを聞き始めてからすぐでした。耳元であの可愛い声がしたのです。

「まだ生きてるよ。だってさ、アタシM連れていかなきゃだから」

何があったかは知りませんが、生きている人の念がこんなに恐怖感を与えるものなんだなと感じた瞬間でした。

ちなみにその後もM先輩は健在ですが、小さな怪我が絶えないそうです。
大谷さんという方の体験。

ある夜、喉が乾いた大谷さんは飲み物を買いに外へ出た。

シャッター商店街の入り口の手前にある自動販売機。そこで炭酸でも買おうと飲み物を選んでいるとき、ふいに後ろに気配がした。

なんだろうかと振り返ると2、3メートルくらい離れた場所に、赤い服を着た髪の長い双子のような二人が俯き気味で立っていた。

何か嫌な感じがし、そうそうに飲み物を買い家に駆け戻った。

あとで思い出したことだが、3メートルも離れているのに長身の大谷さんよりも背が高くて倍くらいあった気がするという。

急いでいてあまり正確ではないが、なぜか赤い服の印象が強く残っているため記憶に誤差があるようだが、

全く同じ服と全く同じ髪、全く同じ背の高さ、それだけでも不気味なのに異常な背の高さという信じられない光景が、無意識に忘れようとさせてしまっているのかもしれない。
倉田さんというOLの話。

ある日の夕方、定時で帰ろうとしたが上司に残業を頼まれてしまい、やむなく残業せざるを得なくなった。

デスクに向かいパソコンで書類を作成していると、後方にある窓の方から軽くノックするような音が数回聞こえた。

気にせず仕事を続けているが、あまりに続くので何十回目かに後ろを振り返って見た。

だが、そこには窓ガラスに映ったオフィスと自分の姿があるだけだった。

窓の中央には赤い逆三角の消防隊進入口のマーク。「なにもないじゃないか」と安心しまた再びデスクに向かいキーを打とうとした瞬間、気づいた。

(三階以上の階のみ)に設けられているはずの消防隊進入口のマーク。ここは二階。記憶をたどってもあんなマーク見た覚えはない。

疲れていたためあまり気にしなかったがどうもおかしい。もう一度振り返った。

そこには消防隊進入口の逆三角のマークではなく、よく見れば顔の皮の一部で端のあたりにぐちゃっとつぶれた眼球がこびりついていた。

慌ててパソコンとオフィスの照明を消し、倉田さんは階段を駆け下りた。
五年ほど前の出来事。宮大工を生業にしている五味さんは友達のためにいい物件がないか探していた。

どうやら友達が田舎から仕事探しのため都会に来るっていうんで、その間に住むためのまあ仮の住居を探してくれと頼まれた。

安く、住み心地の良い、風呂トイレの付いたそんなアパート。探してみるとないものでなかなか見つけられなかった。

仕方なしに2ヶ月あまり五味さんの家に厄介になっていたという。それから2ヶ月と少しの後いい物件が見つかった。

安く、住み心地は抜群、風呂トイレ付き。ここまでは揃っていたが、ちょっと安すぎるのと南向きの窓からの景色が汚いドブ川という点をのぞいて、なおかつ流れてくるドブの臭いに耐えさえすれば良い物件だった。

まあこんな物件はそうそうないし、また1から探すのもやだったから即決で住んじゃった。

1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と半月、そのくらいだったと思う。その時に奴から電話が来た。ちょっと慌てたような感じで電話越し

「五味、ちょっとね不思議なんだ。この物件。ある部屋だけねちょっと落ち着かないんだよな」

落ち着かないという単語が少し引っかかって五味さんは彼の住む部屋に向かった。

車で一時間、間取りは2LDK。畳の部屋。洋間とキッチン。それから風呂とトイレ。一時間かけて着くと、彼が階段の下で待っていた。

「ずい分待ったな」

するとその落ち着かないという部屋に案内された。入った途端、落ち着かないという言葉の意味を知った。

壁、床、天井、とにかく部屋中黴だらけ。青いのやら黄色いのピンクっぽいの。形も粉のようなものからキノコのようなわりと固形のものまで。

ありとあらゆる種類の黴がわんさか生えていた。まるで黴の密林。もしくはジャングル。

襖で仕切られたその部屋に入った瞬間、思わず襖を閉めて洋間の部屋に戻ってきてしまった。

「おい、業者かなんでも屋に頼んで掃除くらいやってもらえよ、金あるんだろ?」

すると西崎さん(友達)は平然と言う。

「頼んだよ、もう何度も何度も。でもだめなんだ。一週間もするとこの有り様。もとに戻っちまう。だからきりがねえからもう頼まん」

五味さんは言った。

「もういいから俺の部屋に来い。しばらくは俺の部屋にいて、金ができたら越せばいい。だから解約しろ。おそらくこの部屋はずれだから」

その言葉に安堵したのか西崎さんはため息をついてその足で解約をしに向かった。

それから一年後、友達は五味さんの部屋から越していったという。

「他の部屋は全然大丈夫なのにあの部屋だけ黴が生えるのかな。やっぱりなんかあるのかなぁ?」

と言っていた西崎さんは、今は黴の生えない小綺麗なマンションを買ってかわいい奥さんと幸せに暮らしているということである。
私たちの学校はズバリ言うなら不気味です。学校の裏には大きな河があり、過去そこで何人もの生徒が命を落としています(遺体が見つからなかった方もいるそうです)。

他にも生徒が自殺したり、授業中に亡くなったりと30年で沢山の方が学校で亡くなっています。

前置きが長かったですね。今回はトイレでの体験です。

私はその日、一階のトイレに入っていました。トイレには私1人……だと思っていました。トイレの戸は全て開いていて物音ひとつしなかったのですから。

なのに、私が一番手前の個室に入ってすぐに奥から水の流れる音と戸の開く音が。そして、足音。その足音は私の入っている個室の前で消えました。

しばらく怖くて出れなかったのですが、このままでもしかたないと思い思いきって戸を開けると、

だ れ も い な い。

気のせいだったのかなと半ば強引に自らを納得させ、手を洗ってふと前にある鏡を見ると、肩に手が乗っていました。

血の気のない、真っ白で骨の浮いた手。顔も見えました。長い前髪の奥にあるのは充血した目。

何を伝えたかったのか。しかしその時の私にはそんなこと考える余裕はなく、ただただパニック。頭は真っ白。

無我夢中で飛び出すと先生がいて、事情を話すと『そういう事はあるものだ。もう帰りなさい』と言われ、びくつきながら帰宅しました。

後日、このことを友人に話すと友人の先輩も似たことがあったとの事。

何でも数年前、いじめを苦に自殺した子がいたそうです。場所はお察しの通り、一番奥の個室。

怖いと思った一方で、今改めて考えると哀しかったのかなと思った体験でした。

この話は以上です。ありきたりですが実話です。

次回は音楽室か我が家の話でもできたらと思います。お付き合い下さりありがとうございます。ではまた次回m(__)m
この話は僕が高校生だった時の話です。

当時付き合っていた彼女(Yとします)が霊感があったんです。

Yとデートしている時も、たまに一点を集中して見てたり、ここ通りたくないとか言ってきたり、たくさんこういう事がありました。

付き合い初めて半年が過ぎました。急に別れようと言われて、何が何だかわからないままで、悲しみもありましたが怒りの方が強かったと思います。

学校の帰りにいつも仲が良かった友達(Kにします)と橋の下で遊んでいるんですが、そこで僕がYなんて死ねばいいのに……って何回もつぶやいてたんです。

そうするとこんな話をKがしてくれました。

『ここってなジンクスがあってね、何回も何回も強く思いを込めて願望を言うとその願い事が叶うんだってさ』と。

その時僕は悔しくて本当ムカついていて、結構本気でYの事を死ねばいいのにって思って言っていました。でも実際Kが話してくれた事はあまり信じていませんでした……。

ですがそれから数日後、Yが死んでしまったのです。

バイト帰りに電車を待っていたらしく、そのときに線路に落ちてちょうどよく電車がきて死んだそうです。その電車は快速だったそうで、不幸が続いての事故?だったと。

その話を聞いた後、本当にあのジンクスかも…本当なら僕が殺したんだって、発狂しましたよ。学校も行かずずっと引きこもり。

ですが友達からのケアで1ヶ月したら学校には行けるくらいに回復していました。

Yが死んで半年位がたった頃、近づけなかった橋の下に部活が終わったあと一人でなごんでました。そしたら一人の赤い服を着たちっちゃい女の子がしゃがんでいました。

なぜか僕はどうしても何してるか気になって、近くに行って何してるのって聞いてみたんです。真っ正面に言ってみると、それはしゃがんでるんじゃなかったんです。下半身がないんです。

逃げようとしてるんでるんですが、体が動かないんです。しかもその女の子は……Yなんです……ずっと、殺してやるって……つぶやいているんです。

その時、橋の上でクラクションが鳴って、我にかえって逃げました。
私の妻が人づてに聞いた話をします。

その方を仮に荒井さんとします。その方の子供、仮にシンヤくんがそれを見始めたのはかれこれ数年前からだという。

当時、荒井さんは貧しいながらも大好きな旦那さんと一緒に暮らしていた。狭いアパート。絵に描いたような日々。

そんななか、二人の間にシンヤくんが産まれ、すくすくと育ちもう少しで小学一年生にあがるころ、お部屋で初期の白黒のゲームボーイで遊んでいたところ、いきなり目をまん丸くして窓の外を指差しこう言った。

「ねえ、ママ。ぱんださんがいるよ。こっちに手を振ってる」

ぱんだ?と聞いて、動物の?とたずねたが、その時はよくわからなかったようでシンヤくんもそれ以上は言わなかったし彼女も追求しなかった。

そんな日々が幾日か過ぎたある日の夕時、シンヤくんはまたも(ぱんださんがいる)と言った。

(ぱんだがいる)というそのセリフを忘れていたために、いつか聞いたそのおかしなセリフがいやに怖く不気味に感じた。そして気になって聞いてみた。

「ねえ、シン(シンヤ)くんが言うぱんださんって動物のぱんださんかな?」

そう言うと、シンヤくんは笑顔でこたえた。

「ううん、違うよ。あのね、目の玉がなくてね、穴ぼこがふたつ空いてるの。だからぱんださん。顔も手も真っ白でね。裸んぼなんだよ。絵本のホラーマンにそっくりなの」

その時、シンヤくんが見ているものが頭の中にはっきり浮かんだ。

最後のホラーマンという言葉。そして、目の玉がなくて穴ぼこだけ。我が子が見ているものとは衣服も身につけず裸の骸骨。しゃれこうべなんだっていうことが。

“その時、なんとなくですが、小さな笑い声みたいなものが聞こえたような気がしました”

その数年後、そのアパートを越してしまったので今はどうなってるか、シンヤくんが見ていたというあの骸骨らしきものは今でもいるのか。それはわからない。

ただなんの罪もない(パンダ)に何か例えようのない恐怖をしばらく感じていたということである。
友達の話。友達が盆くらいに体験した話。

俺と友達4人でキャンプへ行った。海でキャンプファイヤーやら花火やらを泥酔した状態で好き放題にやっていた。

俺は酔って眠くなり先に寝てしまった。俺が目を覚ますともう朝方だった。

しかし友達はあれだけ泥酔したにも関わらず、青い顔をして放心状態で起きていた。聞けば夜通し起きていたらしい。

何も言わずに片付けを済ませて車に乗り込む。すると1人が重い口を開いた。

「昨日、お前は寝てたから分かんなかっただろうけどよ…俺たち死にかけたんだ」

はぁ?と一言。

「砂浜少し行けば灯台のある防波堤があっただろ? 俺たち、その防波堤から身を投げる寸前だったんだ。

気が付けば防波堤の端に立ってて…海の方を見ると数え切れないほどの黒い影が俺たちを呼んでるみたいに手招きしてたんだよ」

俺は先に寝ていて良かったと思った。
私は看護師として働いています。患者さんにも入院生活の長い方がいると情もわいてしまい、そんな方が亡くなれば悲しみも大きい物です。

これは最近の話しです。

Aさんもそんな方々の中の一人ですが、末期の癌で大変苦しんでおられました。それでも普段は穏やかで優しいお婆さんで、苦しくても笑顔を見せて下さる方でした。

ただ…亡くなられるその日だけは、いつものAさんと違って物凄い形相で、ベッドの上に立ち上がり

「死にたくない!死にたくない!死にたくない!」

と何度も叫んで、医師や私達看護師の方を向き直したAさんは、その場で倒れこみ…その日の夜にお亡くなりになられました。

ただ…確かに私達の方を向き直したAさんの視線は、あの時私の目と重なったのを覚えています。

その夜のAさんの死亡処置に私が担当で入りました。複雑な思いでした。手際よく体を清拭し、綿積めをし、着物を着せて手を組み…

お顔を整え、最後は葬儀会社の方が来られて、搬送する車にAさんを乗せて去って行くまでをお見送りした後、悲しい気持ちを切り替えて仕事につきました。

勤務が終わりアパートに戻って床につこうとしていました。疲れていたはずなのになぜか寝付けにくく、目を閉じてても、時間だけが進んでいる感覚でした。

しばらくして、突然金縛りになり…疲れのせいだと思い、目を閉じたまま解けるのを待っていました。でも疲れとは違う恐怖感を覚え、窓ガラスがきしみ始めました。

ラップ音が始まり、ドアを開け閉めするような音も聞こえました。そして何かが…入ってきた事が分かりました。ゆっくりとでしたが、床から…

ズルズルッと何かがはいずって近付いてきたのが分かりました。

ベッドに何か…誰かが手を置いたのが肌で伝わり、体を動かす事ができない私は恐怖も絶頂になり、目を閉じる事が唯一の抵抗でした。

目を閉じた私の顔に息がかかり、「あぁっ…ああ…あ…」と何か言おうとしてるようで、ベッドに乗っかかった誰かが

「死にたくない!死にたくない!死にたくない!」と叫んできたのです。

その声は私が気を失うまで続いたと思います。もう朝は気だるさと頭痛で起き上がる事が出来ませんでした。

間違いなく…Aさんは私の元に来たのだと分かりました。あの時…病室でAさんの壮絶な瞳が私の目と重なった時、私は選ばれたのでしょうか。

毎日が怖くて仕方ありません。
ある日、男の元に電話が掛かった。

男『はい。もしもし』

 『あたしのお願い…聞いてくれる?…』

男『え?どちら様ですか?』

 『……………』

ガチャッ ツー ツー ツー…

男は、間違い電話か何かと思い、気に留めなかった。

2日後…

トゥルルルルルル トゥルルルルルル
ガチャッ

男『はい。もしもし』

 『あたしのお願い…聞いてくれる?…』

男『この前の方ですよね?掛け間違えしてますよ』

 『……………』

ガチャッ ツー ツー ツー

(なんだよ、すみませんぐらい言えよ)と男は思ったが、気にしても仕方ないので、大して気に留めなかった。

翌日…

トゥルルルルルル トゥルルルルルル
ガチャッ

男『はい。もしもし』

『あたしのお願い…聞いてくれる?…』

男『また、あなたですか。だから、間違えてますよ!』

『……………』

ガチャッ ツー ツー ツー

(何か、気味悪いな〜)と思った時…

トゥルルルルルル トゥルルルルルル

男『(まさか)…はい。もしもし』

『あたしのお願い…聞いてくれる?…』

男『悪戯ですか? 警察に言いますよ!』

『…………』

ガチャッ ツー ツー ツー

ホッとしたのもつかの間…

トゥルルルルルル トゥルルルルルル
ガチャッ

男『な、なんだ! いい加減にしないと、本当に警察呼ぶからな!!』

友人『は?え、どういう事』

男『なんだ…お前か』

友人『どうしたんだよ?』

男は、友人にここ数日の出来事を話した。

友人『それ…ちょっと面白そうだな。今からお前ん家に行くから、次、電話掛かってきたら、俺が出るよ』

そういうと、1時間程して友人が来た。

友人『どう、そいつから電話掛かって来た?』

男『まだだけど、止めといた方がいいんじゃないか』

友人『大丈夫だって。何か変な事言ったり、して来たら、速攻 警察に言えばいいんだから』

男『…俺…トイレ行って来るわ』

友人『はいは〜い』

その時…

トゥルルルルルル トゥルルルルルル
ガチャッ

友人『はい。もしもし』

『あたしのお願い…聞いてくれる?…』

友人『(こいつだなぁ)いいですよ♪何ですか(笑)』

『………………』


男がトイレから出た時に、友人の姿はなく、受話器から漏れるノイズ音だけが響いていた。
主婦、林さんという方のお話。

林さんが結婚する前、OLをしていた。会社からの帰り道、人気のない暗い路地を歩いていたという。

林さんはその道があまり好きではなかったが、プラス30分かけて遠回りをしても帰れるが、こっちの道のほうが近道なので嫌いやながらその道を通っていた。

途中、広くなっているいわば空き地のような場所があり、その日通るとどうやら何か建物が建つらしく、灰色の仕切りで覆われていた。

(建設中、〇〇建設)といったような看板が建てかけられていた。看板から目を離すと、(ぶらん、ぶらん)とまるでブランコを漕ぐような音。

なんだろうと思うが、音の出どころはわからない。まあいいかなと歩き出すとすぐ後ろから、(ぶらん、ぶらん)とはっきりとした音がした。

ハッと思い振り返る。すると建設中と書かれた看板の上のあたりおよそ5メーター近くある高いバリケードの壁一面に、首をくくった姿の女の影だけが端から端へまるで振り子のように行ったり来たりを繰り返していた。

その度にぶらんぶらんという音と何かが軋む音がしていたという。

林さんは目の前の恐怖に慌てふためき転びそうになりながら家に駆け戻った。それ以来遠回りをして帰っているそうだ。
これは夢。

わたしは夜の学校を歩いている。

わたしの前には黒い髪の少女。

わたしは少女の後ろを歩いている。

少女はささやく。

「ねえ、知ってる?」

なにを。

「この学校の七不思議」

知らない。

「一ツ目は屋上へ続く13階段。

昔、あの階段を上がったところは教師の目もあまり届かなくて不良たちのたまり場になってたの。そこである男子生徒が隠れてタバコを吸っていた。

そこへ教師がやってきた。あわてた生徒は逃げようとして階段で足を滑らせてしまった。彼は階段を一番下まで転がり落ち、首の骨を折って死んでしまった。

その日からよ。その階段は全部で12段。だけど上から降りながら数えるとなぜだか13段ある。よく見ると踏み締めた13段目は階段なんかじゃない。

そして言うの。

『13段目は俺だよ』

ほら、ちょうどあの階段」

少女の指した階段からムクリと起き上がる彼は、折れて後ろに垂らした首でこちらを見ながら少女の後ろを歩いていく。少女は気づいていないのか。

音楽室が見えてくる。

「ある音楽教師がいた。彼女はピアノが大好きでピアニストにはなれなかったけど、生徒たちと一緒にピアノを弾くのが生き甲斐だった。

ある日、一部の生徒がとても悪質ないたずらを仕掛けた。音楽室のピアノの鍵盤に剃刀の刃を挟んでおいたの。

そんなことは知らない彼女はその日も鍵盤に指をすべらせた。ピアノは血に染まり、彼女の指は動かなくなった。そして彼女は自殺してしまった。

そのピアノは血が染み込んだせいか音がならなくなってしまった。それなのに今でも夜になると音楽室からはピアノの音色が聞こえてくるらしいわ。あの音楽教師が弾いているのかしら。鍵盤を真っ赤に濡らしてね」

そうみたいね。だってさっきから音楽室からピアノの音が聞こえてくるから。

音が止まる。

ガラリ

音楽室の扉が開き、指から血を滴らせた女が出てくる。音楽教師は廊下に跡を残しながら少女についていく。

「トイレに現れる少女―」

三ツ目

「体育館を跳ねる生首―」

四ツ目

「動く肖像画―」

五ツ目

少女が一つ話をする度に少女の列に一人加わる。

「この学校はね、夜になると真っ黒な髪の少女が現れて死んだ者たちをどこかへ連れていってしまうんですって。彼女が何処から来て何処へ行くかは誰も知らないの。怖いと思わない?

これが六ツ目―」

七ツ目は?

「そうねぇ、次は……」

少女が振り返る。

これは夢。だって夢でないなら

わたし
こんなに血を流していて生きているはずがないもの。


「ツギハ、アナタノハナシヲシマショウカ?」
私は物心ついた頃から霊感が強く、眠っているとき霊が近くにいると怖い夢をよく見ます。

でもこれは霊とは多分関係ないと思います。夢って、自分の潜在意識からきているらしいです。それを踏まえて見てください。

今から6年程前…中学1年の頃見た夢です。

紫や赤やら黒やらの絵の具がぐちゃぐちゃになったような空間で、私はナイフを手に髪の長い女の子を追いかけていました。

私は「よくも〇〇(覚えてない)を殺したな!!」と言いながら。こころの中にはその女の子に対する怒りでいっぱいでした。

遂に追いつき、その子の腕を掴んで馬乗りになり胸から腹までめったざしにしました。ぶしゅっ、ぐちゅ、と気持ちの悪い音が響きます。

その子は既に事切れていたのに体がぐちゃぐちゃになるまで刺し続け、しばらくしてやっと落ち着きを取り戻し、はぁはぁと息を切らしながら呆然としていました。

顔を確認しようと思い、顔を隠していたその長い髪をそっとどけると、それは私でした。

私が私を殺した…

「いやぁぁあああぁあぁ!!」

自分の絶叫で目が覚めました。全身汗ぐっしょりです。

あの夢は6年経ち、私が専門学生になった今でも鮮明に覚えています。あの音、血の匂い、自分自身の死に顔…

今私は解離性障害というこころの病気で悩んでいますが、あの時の自分はただ弱い自分が憎かったんです。

あの夢は何だったんでしょうか。自分への憎悪の気持ちか、未来を示す予知夢か。

それとも私はいつか、自分自身に殺されたがっているのでしょうか。
これは私が中学3年の時の話です。

当時クラスにBという、よく人をからかう女子がいました。そして私にTという友達がいたのですが、その子がもっぱらBのタ―ゲットで毎日の様に笑われていました。

それがいじめと言えるのか微妙で、Bは基本面白く、クラスのム―ドメ―カ―的存在だった為、私は「Tちゃんも大変だね…」としか言えませんでした。

ある日、中学最後の夏休みにクラスで肝試しをしようと言う話(Bが提案)になり、学校から15分程の所に「でる」と噂の廃病院があったのでそこでやる事になりました。

6人組で学校からスタート、病院の上の階まで行って戻る事とし、私はT・B・Bの友達・男子2人で行く事になりました。

夜の廃病院なんてTVで見るのと実際に見るのでは全然違って、着いた時ゾクッとしました。

さぁ入ろうとした時、Tが突然「ここ嫌だ。入りたくない。戻ろう」と言いました。Bは「なに〜?Tって霊感あんの?だめだめ、ちゃんと行かないと罰ゲームだから」と笑いましたが

「嫌、みんなも入らない方がいいよ。やめよう」と聞きませんでした。私もこんな肝試しなんてやりたくなかったし、怖くなったので「…ごめん、私も入りたくない」と言いました。

場の空気がちょっとシラけ、Bはブチブチ文句を垂れてましたが、男子が「じゃあお前らは戻れ。俺達だけで行くから」と言ってくれました。

そしてB達は暗闇に消え、私達は来た道を引き返しました。途中「Tちゃんて霊感あるの?あそこそんなにヤバイの?」と聞きましたが、Tは「早くここを離れよう」と言うだけでした。

戻ると学校で待機していた皆に「ズルイ」と言われてしまいましたが、私はB達が心配でドキドキしてました。でもB達は普通に戻って来て、「あ〜マジビビった〜!」とか笑っていたので拍子抜けしました。


それから何事も無く学校が始まったのですが、クラスが何かおかしな雰囲気になっていました。皆何だか元気が無いというか…「夏バテみたい」とか「風邪ひいた」とか言ってましたが、特にBが酷くなっていました。

余りしゃべらなくなり、表情もどこか虚ろで、ある日全く学校に来なくなったのです。先生の話では極度のノイローゼで入院したとの事。

私は「絶対あの廃病院が関係してる!」と思い、Tに話してみると「どうせBはむやみやたらに歩き回ったんだよ。警告したのに」とだけ言いました。

私はそれ以上何も言えなくなりました。Tが少し笑っていたからです。そして私のクラスはBがいなくなって妙に静かになりました。

Tとは卒業して、それっきり会っていません。Bがどうなったのかは分かりませんが、あの廃病院は行ってみるとまだ残っていました。
二年ほど前でしたかね。友達とね、趣味のマウンテンバイクで旅行しようってちょっとした旅に出たんです。

目的を決めずに行き当たりばったりの旅でしたからね。苦労はしましたがそのぶん面白かったですよ。

多分西のほう。山奥のほうだったと思いますが、しばらく自転車でくねくねとした道を行くと看板があった。

見ると、ボロボロの木でできた看板で掘ってあったのが「五色沼」。多分そんな名前でしたよ。

まあやることないし暇だしっていうことで野宿をする場所を探すついでにその沼に行ってみることにした。それが間違いの始まりだったんですね。

沼に着いた。着いたはいいけど沼はもう埋められてて、なんだかただの囲いの中の泥の塊があるってそんな感じでしたよ。

つまらないなあと思ってね、引き返そうとするとちらっと水たまりが多少残ってる場所があった。

ちょっと見ようかなと思って柵を掴んで沼を身を乗り出すようにぐいっと覗きこんだ。そこにいた。というよりあったといったほうが正しいですが。

顔を水面に浮かしてこちらを見る。腫れぼったい瞼をした灰色に少し水色を足したような肌をした何か。

その瞬間、何も言えずただ無言ででも全速力で自転車で引き返しましたね。あの顔、今でも絵に描けるくらい鮮明に記憶してます。


そう言って試しにと描いてもらったが、氏が描いたそれはまるで魚に人間の顔を足したようななんとも気味の悪い顔だった。

嘘ではないですがまあ信じなくてもいいですよ。自分でさえ信じられないことですからと、彼は笑った。
62 無名さん
Iがある日の夜友達数人を誘ってある噂のト ンネルに行ったそうです。

歩道もあるトンネルなので歩道を通って行こ うと言うことで、近くの空き地に車を停めト ンネルの中に入っていった。真夜中というこ ともあり車一台通らない。

トンネルの中ごろまで来たとき友達が言いま す。

『おい、あの非常灯さっきも見たぞ』

そんなバカなと思いつつ見ると、友達が言う ように先ほど見た非常灯がありました。

何時間経ったかわかりませんが、多分2時間 くらいさまよい同じことを繰り返すうち明か りが見え、やっとトンネルの出口が見えトン ネルから抜け出たということです。

早々に車に飛び乗りそれぞれの家々に帰った そう。

噂ではそのトンネルにいる幽霊に気に入られ ると、悪戯なのかどうかはわかりませんが出 口を遠ざけられ迷わされるということです。

追記ですが、幽霊は空間さえ自在に歪ませた り変えられるのかと思うとぞっとします。

以上Iの話です。
これは私の友人(以後A)から聞いた話です。Aは霊感が強く、よく何かが見える!と言ってました。

そんなある日…Aが学校の帰りに人通りの少ないたんぼ道を自転車で走っていたとき…自転車のタイヤに異変が。

「タイヤの回りが悪いな。パンクかな?」

なんて独り言を言いながらタイヤを見ると、黒い布の様なものが絡んでる…しかもたんぼの方へと伸びてる。

恐る恐るその黒い布の様なものをたどって見ると…なんと!そこには顔中血まみれの女性が「にた〜」と不気味な笑みでこちらを見ているではないか。

黒い布の正体は布ではなくその女性の髪の毛。Aは物凄い恐怖を感じ、猛スピードで自転車を走らせ家に帰った。

高鳴る心臓が止まないまま自分の部屋にすぐ入った。しかし…カーテンの閉まっている窓の方から物凄い視線を感じた。

「まさか!ここは2階だし、覗けるわけがない」

と言ってカーテンをバッと開けた瞬間!Aは悲鳴と共に気を失ってしまった。

そこにはさっき顔中血まみれで倒れていた女性が窓に張り付いて、また「にた〜」と気持ち悪い笑みを浮かべて立っていたらしい。

その後Aには悪い事が頻繁に続いた。
ごめんあげちゃった
いいのよちゅっちゅ気にしないで
五年ほど前の出来事。宮大工を生業にしてい る五味さんは友達のためにいい物件がないか 探していた。

どうやら友達が田舎から仕事探しのため都会 に来るっていうんで、その間に住むためのま あ仮の住居を探してくれと頼まれた。

安く、住み心地の良い、風呂トイレの付いた そんなアパート。探してみるとないものでな かなか見つけられなかった。

仕方なしに2ヶ月あまり五味さんの家に厄介 になっていたという。それから2ヶ月と少し の後いい物件が見つかった。

安く、住み心地は抜群、風呂トイレ付き。こ こまでは揃っていたが、ちょっと安すぎるの と南向きの窓からの景色が汚いドブ川という 点をのぞいて、なおかつ流れてくるドブの臭 いに耐えさえすれば良い物件だった。

まあこんな物件はそうそうないし、また1か ら探すのもやだったから即決で住んじゃっ た。

1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と半月、そのくらい だったと思う。その時に奴から電話が来た。 ちょっと慌てたような感じで電話越し

「五味、ちょっとね不思議なんだ。この物 件。ある部屋だけねちょっと落ち着かないん だよな」

落ち着かないという単語が少し引っかかって 五味さんは彼の住む部屋に向かった。

車で一時間、間取りは2LDK。畳の部屋。洋 間とキッチン。それから風呂とトイレ。一時 間かけて着くと、彼が階段の下で待ってい た。

「ずい分待ったな」

するとその落ち着かないという部屋に案内さ れた。入った途端、落ち着かないという言葉 の意味を知った。

壁、床、天井、とにかく部屋中黴だらけ。青 いのやら黄色いのピンクっぽいの。形も粉の ようなものからキノコのようなわりと固形の ものまで。

ありとあらゆる種類の黴がわんさか生えてい た。まるで黴の密林。もしくはジャングル。

襖で仕切られたその部屋に入った瞬間、思わ ず襖を閉めて洋間の部屋に戻ってきてしまっ た。

「おい、業者かなんでも屋に頼んで掃除くら いやってもらえよ、金あるんだろ?」

すると西崎さん(友達)は平然と言う。

「頼んだよ、もう何度も何度も。でもだめな んだ。一週間もするとこの有り様。もとに 戻っちまう。だからきりがねえからもう頼ま ん」



これは、タクシー運転手の友人から聞いた話しなのですが。

ある夜、町から少し離れた田舎道でタクシーを走らせていました。

30分くらいした頃、目を凝らすとそこにはピンクっぽい服を着た女の人が手を挙げています。

「こんな夜中に女の人が一人でこんな場所にいるか?もしかして…」と思いつつも一応は客なので乗せる事にしました。

「あのーどちらまで?」すると女の人は、山の方向を指差しました。

その瞬間運転手は「うわぁエライの乗せてしまったなぁ〜こんなの絶対幽霊だ!」と思いましたが、もう乗せてしまってるので仕方なく出発しました。

しかしやはり気になってしまいバックミラーを何度も見てしまいます。

「どうせいきなりいなくなっててシートがびっしょり濡れてしまってるパターンだろ」と思いながら進んでいると、ナビではもう道がでなくなってしまいました。

「あの〜お客様、この先道が分からないみたいなので……!」やはりもう女の人はいません。

一瞬、血の気が引いたのがわかりましたが、予想もしていた事なのでわりと早く冷静になっていました。

すると上のほうから声がしました。聞こえずらかったのですが、耳を澄ますと聞こえてきました。

「見つけてくれてありがとうございます」

なんとそこには、首を吊った女性がいたのです……。
五味さんは言った。

「もういいから俺の部屋に来い。しばらくは 俺の部屋にいて、金ができたら越せばいい。 だから解約しろ。おそらくこの部屋はずれだ から」

その言葉に安堵したのか西崎さんはため息を ついてその足で解約をしに向かった。

それから一年後、友達は五味さんの部屋から 越していったという。

「他の部屋は全然大丈夫なのにあの部屋だけ 黴が生えるのかな。やっぱりなんかあるのか なぁ?」

と言っていた西崎さんは、今は黴の生えない 小綺麗なマンションを買ってかわいい奥さん と幸せに暮らしているということである。
私は姉が羨ましい。4つ上の、今年二十歳を迎える姉。

私から見ても自由奔放な姉なのだが、気ままに行動しても何とかなっている。E判定の大学に、センター試験で受かってしまうほどだ。

そんな姉は今、健康の面で大学を中退し、彼氏と半ば駆け落ち状態で地元に引っ越し、アパートで同棲している。

姉がまだ実家に居たころの話。

午後5時になると、私の部屋でチリンチリンと鈴が鳴る、不思議な現象が起きていた。まだ明るい時間帯だったが、気味が悪い為、姉に部屋に一緒にいて貰うよう頼んだ。

数日間は、姉が雑誌やマンガを読んで、私が勉強する。そんな生活だった。相変わらず鈴は鳴っていた。

しかし、姉は何も言わず、そんなことがあっても一人で二階で寝ていた(私と姉の部屋は2階だったが、私は下の部屋で寝ていた)。

5日目。だんだん鈴の音が大きくなってきたなあ、と思っていたら、姉が急に掃除をしようと言い出した。

「お姉ちゃん、私、中間テストあるんだけど」
「急がないと危ないかもよ」

「何?鈴の話?」
「そう。急ぐよ、たぶん母さんのドレッサーだから」

私の部屋には母のドレッサーが置いてあり、物が山積みになっている。

早速、捜索を始めると、若いころに使ったのだろう、イヤリングやらネックレスが丁寧に箱に入って置かれていた。そんな中、汚い紙袋に入ったものが出てきた。

「これ、何だろ?」

私が手にすると、プツンとコンポの電源が切れ、耳鳴りがしだした。

「さわんないで」

姉が紙袋を取り上げると、チリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンチリンとけたたましく鈴が鳴り出した。

去年の夏はとても暑くて毎日のようにお茶を 飲んでいた。

余計暑くなるけど、お湯を沸かして緑茶をい れて、氷で冷やしてペットボトルに詰めての 作業をして。

私には霊感がある。当時、心霊現象に悩まさ れていた。それは、ご先祖様に対して供養が 足りないという訴えだった。

親に話しても信じてもらえず、家族に次第に 話さなくなった。霊の悪さにムカついて供養 なんかしないと決めた私。何もできないと決 め込んで日常を送っていた。

そんなある日。作ったばかりのお茶を飲んで いたのだけど、いたみやすいのか、不純物が 現れていた。飲めないじゃん。

そのお茶を捨て、私は新しい冷蔵庫に入って いたお茶に口をつけた。二階の部屋に上が り、することもなく昼寝。窓辺に置いたお茶 は直射日光を浴びて熱くなっていた。

昼寝から起きてお茶を飲もうとペットボトル に目を向けて、すぐに飲めないと判断した。 一センチ近くの不純物が沈澱していたから だ。

揺らしてみると、霊の念の残骸だということ がわかり、心中は複雑。ご先祖様以外の霊も 供養を求めて寄って来ていたのだ。

お茶に移っていなくなるならそれに越したこ とはない。そんなつもりはないのだけど、ま た中途半端に飲みのこしたお茶入りのペット ボトルを今度は玄関先に置いた。

しばらくして見に行くと、さっきの倍近い不 純物がボトルに現れていた。飲む目的ではな いにしろ、この量はどうなんだろう……。

ボトルを揺らしてみると、不純物はちぎれた 人の形をしていた。霊視してみると、複雑さ は更に増した。

そこに現れていたのはご先祖様関係ではな く、元カレの生き霊の残骸だったから。

今年の夏、買ったお茶を飲み切れずに常温に してしまうけど、あの時のように不純物は現 れていない。
紙袋は、初め見た時より黒く薄汚れていた。姉は、それを持ったまま部屋を出て、それっきり、鈴の音がすることは無かった。

後に、姉に尋ねると

「私には鈴の音なんて聞こえなかった。怒ってる声がずっとしてたよ。何て言ってるのか聞き取れたのが5日目。すぐ危ないと思って、解決しようと思った」

「何て言ってたの?」
「ずーっと、あんたに呟いてた恨み言なんだから、聞かない方がいいよ。呪詛になる」

「あれは何?どこやったの?」
「何でも知ろうとしないほうがいいよ………あれは母さんに返した。元々母さんのなんだしね」

「全部、かえしたよ」

母はこっそり神社か寺に行ったみたいだった。全部とは?何を返したのか?恨み言?

大して怖い思いはせずに済んだのだが、大体の流れが分かってから、姉の行動を思い返すと怖くて仕方がない。
私は物心ついた頃から霊感が強く、眠ってい るとき霊が近くにいると怖い夢をよく見ま す。

でもこれは霊とは多分関係ないと思います。 夢って、自分の潜在意識からきているらしい です。それを踏まえて見てください。

今から6年程前…中学1年の頃見た夢です。

紫や赤やら黒やらの絵の具がぐちゃぐちゃに なったような空間で、私はナイフを手に髪の 長い女の子を追いかけていました。

私は「よくも〇〇(覚えてない)を殺した な!!」と言いながら。こころの中にはその 女の子に対する怒りでいっぱいでした。

遂に追いつき、その子の腕を掴んで馬乗りに なり胸から腹までめったざしにしました。ぶ しゅっ、ぐちゅ、と気持ちの悪い音が響きま す。

その子は既に事切れていたのに体がぐちゃぐ ちゃになるまで刺し続け、しばらくしてやっ と落ち着きを取り戻し、はぁはぁと息を切ら しながら呆然としていました。

顔を確認しようと思い、顔を隠していたその 長い髪をそっとどけると、それは私でした。

私が私を殺した…

「いやぁぁあああぁあぁ!!」

自分の絶叫で目が覚めました。全身汗ぐっ しょりです。

あの夢は6年経ち、私が専門学生になった今 でも鮮明に覚えています。あの音、血の匂 い、自分自身の死に顔…

今私は解離性障害というこころの病気で悩ん でいますが、あの時の自分はただ弱い自分が 憎かったんです。

あの夢は何だったんでしょうか。自分への憎 悪の気持ちか、未来を示す予知夢か。

それとも私はいつか、自分自身に殺された がっているのでしょうか。
友達の話。友達が盆くらいに体験した話。

俺と友達4人でキャンプへ行った。海でキャ ンプファイヤーやら花火やらを泥酔した状態 で好き放題にやっていた。

俺は酔って眠くなり先に寝てしまった。俺が 目を覚ますともう朝方だった。

しかし友達はあれだけ泥酔したにも関わら ず、青い顔をして放心状態で起きていた。聞 けば夜通し起きていたらしい。

何も言わずに片付けを済ませて車に乗り込 む。すると1人が重い口を開いた。

「昨日、お前は寝てたから分かんなかっただ ろうけどよ…俺たち死にかけたんだ」

はぁ?と一言。

「砂浜少し行けば灯台のある防波堤があった だろ? 俺たち、その防波堤から身を投げる寸 前だったんだ。

気が付けば防波堤の端に立ってて…海の方を見 ると数え切れないほどの黒い影が俺たちを呼 んでるみたいに手招きしてたんだよ」

俺は先に寝ていて良かったと思った。
二階堂さんというアンティークショップを経営なさっている方から聞いた話。

ある日の昼下がり。この店ではあまり客足のない時間帯。会計でぼけっとしていると(かららん)と鈴の音が聞こえた。

なんのことはなくドアについている鈴が鳴っただけだ。お客さんが入ってきた。

立派な髭をたくわえた杖をついた初老の男性が、若い眼鏡を掛けた男性に付き添われゆっくり会計に近づいてくる。

見ると一抱えもある大きな袋を若い男性が持っている。会計に来るや否や初老の男性が買取をして欲しいと申し出た。

では、少々鑑定のため数分時間をいただきますと断りをいれ二階堂さんはその袋からものを出した。

それはたくさんの人形が飾り付けられたアンティークのオルゴールだった。

スーツやドレスに身を包んだ外国人らしき男性や女性を模した陶器の人形がダンスをしている華やかな装飾で、見た目にも豪華なつくりになっていた。

しばらくしたのち鑑定が終わり22万円という買取査定をした。

少し痛みがあり欠けている部分や塗料がはげている部分が見受けられたための少し低い値段となったが、老人はそれでも満足したようで引き取ってくださいと頭を下げた。

22万円を渡し帰りしな老人は一言。

(ああそうそう、このオルゴールは鍵がついてますが、その鍵は絶対にまわさんようにお願いします。次に買いなさるお客人にもそう伝えてくださいまし)

そう言い残し、老人は若い男性が運転する外車に乗り帰って行った。

なんだろうなあとは思うがまあ気にせずに幾日か過ぎたある日。年若い夫婦が例のオルゴールを気に入ったらしく即決で買っていった。

次の日、その夫婦が目の色を変えてものすごい形相でそのオルゴールを引き取ってくれと抗議してきた。

あまりの剣幕に唖然としたまま元のお金を払い、怒りのおさまらないまま憤慨しながら帰る夫婦の背中を見送った。

見るとあのオルゴールの人形の配列が違っていた。その時思い出した。このオルゴールを売ってきた老人の言葉。(鍵はまわすな)という約束を。

そうか。それを伝えてなかった。でも伝えなかったからといって回したところでなにがあるというのか。その真相は鍵を回してしまったあの夫婦しか知らない。

(そうそう。あのオルゴールね、今も倉庫にあるよ。売り物には到底できない。だってあれから同じようなことが何度もあった。回さないでと言っても客が聞いてくれない。なにがあっても知らないと言っても回してしまう。それで返品。だから倉庫に放り込んだわけ。あのオルゴール回したらなにが起きるんだろうね。俺は怖いから回さないけど)

話の終わりに彼はそう言って軽く笑った。
これは僕(と友達)が実際に体験した話です。

高校の当時僕たちがハマっていたのが、部活 が休みの日に放課後に集まって、レンタルビ デオ店から借りてきた『呪いのビデオ』シ リーズを観ることでした。

ちょうどその年は雨の日が続いて、ジメジメ した蒸し暑さを怖いDVDでも観て紛らわそ うってことで始めたのですが。

「うわっ怖い」とか「今のは作り物だろー」 とか「えっ今ので終わり!?」とか、ガヤガヤ 言いながら観ているとそれなりに盛り上がっ て楽しんでいました。

そんなある日、いつものようにDVDを借りて きて観る予定が中止になってしまい、そのま ま返却日前日になり、「観ないで返すのもっ たいないし…」とひとりで観ることにしまし た。

今でも忘れない…最後の投稿映像が画面一杯に 映る人の顔だったのですが、僕はなんとも言 えない嫌な感じを覚えてすぐにそれを返却し に行きました。

そして翌日、僕は部活の練習中に「何か」と 接触し鼻骨を骨折。大会にも出られなくなり ました。

そしてそれから数日後、同じ部活の友達が練 習中に「何か」と接触し脚を骨折。同じく大 会には出られなくなりました。

なぜ「何か」なのかと言うと、2人とも怪我 をした原因が他の部員(30人ぐらい)が観てい る練習中なのに解らないのです。それだけで なく一緒に練習していた部員も何故怪我をし たのか解らないのです。

ただ2人に共通していたのは画面一杯に映る 人の顔の映像を観たことでした(友達の方は別 の日に自宅のパソコンで同じ映像を観ていた らしいです)。

これは呪いか何かだったのか。それともただ の偶然だったのか。確かめる術はありません が、誰かが同じような目に遭わないことを祈 るだけです。

最後まで読んでいただきありがとうございま す。他にも話があるので機会があればまた。
つい最近の話です。

親父に言われて代理で隣県のとある町の某地区に行く事になりました。

跡は継がないとは親父やじい様にも明言していますが、2人目の子供も生まれ金がかかるご時世(笑)行けば5万円やると言われ・・・。

何をするかと聞いたら簡単な話で神社にある御神体の様子を見てくるだけ、もし御神体のお札がボロボロだったら張替えしてくれればいい。

その神社はインターネットで探したらあって車で1時間程度、ガソリン代考えても5万円はお得と思い快諾してしまいました(今思えば軽作業で5万円という高い報酬を逆に怪しいと思えば良かった)。

その週末、その神社に行きました。その神社は郊外の住宅地にある普通の神社、そして神社は名ばかりの神主さん(後で聞いたら管理人)に神社のカギを借りて神社に向かいカギをあけ・・・

ギイイィィィ・・・・

間取りは正方形で10畳程、奥にひな壇がある、管理人さんは緊張した顔で宜しくお願いしますと言って外に出てしまった。

よ〜く見てみると何か古めかしい布でグルグルと巻かれた長い棒が1本、古そうな座布団みたいなものの上に置かれています。

『・・・・ヤバいやつじゃね?』

何となく直感的に思いました。人の本能や直感ってのは案外とアテになるもので(笑)

何かでこぼこした木の棒らしきものに凡字みたいな文字が書かれた古めかしい布がグルグル巻き、しかし負のエネルギーみたいなのを感じました。

『何でこんなのに・・・・?』

管理人に聞くとやはり木の棒だそうで、しかし既にゲームでいう呪いのアイテムでしたが、ただ近くにいなければ問題ないとの管理人の話でした。

以下は管理人から聞いた話。

・この木の棒は江戸時代、その地域で起きた飢饉に関連するもの。

・持っていなくても近くにいるだけで大変な事になる、管理人さんの兄がソレで亡くなったらしい。元々は神主の家系、今はいない兄が由来を知っていた。

・神社では毎年豊作祈願を別の神社から神主を招いて行う。

・死に方が不思議で栄養失調による餓死、いくら食べても痩せていく、管理人はその話を兄から聞いている可能性大。

何と無く原因が分かる気はしました、親父ももう分かっているだろうけど、何で木の棒なんだろ?

また私の考えが正しければ豊作祈願は皮肉な話。真相は分からず仕舞いです。
私の父方の家系は除霊を専門にしていたの で、継ぐ気のない私にも潜在的に「力」があ り、幼い頃から亡くなられた方にご縁があり ました。

生きている方と見分けがつきにくく、幼い頃 は悩みの一つでしたが、大人になるにつれ見 分けがつくようになりました。

さて本題に戻ります。

私の職場にはかなりプレイボーイなM先輩と いう方がいて、過去に泣かされた女は数知れ ず、今も彼女らしき人が数人…「うまく言い包 めれば刺されるような事はない」がM先輩の 座右の銘です。

ある日の休憩時間、M先輩が新入社員に「女 の落とし方」みたいな話をしているときでし た。

窓際でもたれかかるM先輩のすぐ後ろに、 ショートボブの女の人がM先輩を物凄い形相 で睨んでいました。M先輩が楽しそうにすれ ばするほどぱっちり二重の目はつりあがり、 充血していくのです。

私はそういうものに慣れ切っていて、話に参 加する人数が一人話に増えたような感覚でし たが、何か違和感があるんです。

見れば見るほどおかしいんです。生きている 人間がビルの三階に浮いているわけがないの ですが、亡くなっている感じがしないんで す。

疑問を抱きつつM先輩の話を聞いていました が、M先輩の下ネタがピークを迎えた時でし た。彼女と目が合いました。

彼女がとても驚いていたので「驚いた?」と 聞いてみました。すると彼女は「見ないで よぉ」と可愛い声で言い、消えてしまいまし た。消える瞬間のはにかんだ顔がとても可愛 かった。

消えるってことはやっぱり亡くなっているの だなと思い、M先輩の下ネタを聞き始めてか らすぐでした。耳元であの可愛い声がしたの です。

「まだ生きてるよ。だってさ、アタシM連れ ていかなきゃだから」

何があったかは知りませんが、生きている人 の念がこんなに恐怖感を与えるものなんだな と感じた瞬間でした。

ちなみにその後もM先輩は健在ですが、小さ な怪我が絶えないそうです。
私の実家は、私が中三の時に建て直しをしたのですが、その間少し古い借り家に仮住まいをしていました。

母の職場も私と妹の学校も遠くなり、おまけにボロくて隙間だらけ。隙間から虫が入り、見たこともないような変な虫が枕元を歩いているような家でした。

ですが、ハウスメーカーの方が骨を折って探してようやく見つけてくれた物件です。虫とボロさ以外は不自由はなく、家が出来るまで有り難く住んでいました。

虫の他にも出るものがあり、それまで心霊体験などしたことのない私ですが、夜中に女性の姿を見ました。

台所と廊下の間の窓ガラスにぼんやりと。私の顔の写り具合と比較して、明らかにこの世のものではありませんでした。

泣きながら母に言うと、母が玄関の周りに塩を撒いてくれました。

何故玄関かと言うと、大屋さんが、玄関の脇に生えていた大きな桐の木を切ってしまったからなんです。木の精が出てくる、なんてのはよくある話ですから。

母の塩が効いたのか、それから女性の姿を見ることはありませんでした。

しかしつい最近、妹が急に「あの借り家でね、私も見たんだ」と言い出しました。見たものの様子を聞くと、ぐちゃぐちゃに腐った生首だとか。

時期的には家が完成する直前なので、母が塩を撒いてからかなり後になります。

もしかしたら桐の木の精の供養が足りなかったのかなーなんて笑い混じりに話していると、母が重い口を開きました。

借り家のあった場所の近くに、昔の処刑場の跡があるそうです。勿論、処刑場跡なんてでかい看板は作りませんから、妹と私は全く知りませんでしたが。

もしかしたら、今からでもお祓いをする必要があるかもしれません。
80 無名さん
昨日両方使うってことになったんじゃないの
ちょうど1年くらい前の話です。

ボクは実家暮らしをしてるんですが、友人と飲んで家に帰った時の事。

家で酔いも醒めないまま、ぽーっとテレビ見ながらくつろいでました。ほろ酔いの頭で、明日は学校もあるしもう寝ようっと思い、寝る支度を始めました。

寝る前にいつもボクはタバコを吸うのですが、部屋の中は空気が悪くなって嫌なので、ベランダで吸うためにガラス戸を開けました(ちなみに部屋は3階にあります。ベランダは畳2畳分くらいあってかなり広いです)。

タバコを吸いながら外の寒い風に震えていたら、どこからかカチャン、カチャンと音がします。

不思議に思いながらも、以前から祖父がやっている家業でシートを干すためのロープが当たって似た音がするので、さして気にしませんでした。

しかしそれにしても規則的に音が鳴り続いている。ボクは気になり始めました。

カチャン、スルスル。
カチャン、スルスル。
カチャン、スルスル。

カチャ!!

!? 何かが、かかった…。

その音を便りに後ろを向くと、フックがかかっています。その先にはロープが垂らしてあり、さらにその先、焼け爛れた顔の老婆がニヤニヤと笑いながら立っていました。

ゾクッと寒気を感じた時にはもう遅く、老婆は笑ったままありえないようなものすごい速さでロープを伝って登って来たのです。

やばい、やばいやばいやばい!!!

ボクはフックをとにかく外そうともがきましたが、手が悴んでいたし、おかしい事にフックは投げてベランダの手摺に引っ掛けられるような輪の大きさではありませんでした。

その間にも老婆はどんどんロープをよじ登り、ボクはとにかく部屋に入ってガラス戸を閉め鍵をカチャンとかけ、奴が入って来られないようにしました。

しかし、外をガラス戸越しに確認しても、奴が来る気配がありません。

ああ、よかった。きっと諦めたんだ。しかし今のは何だったんだ…と振り返ると

ボクの顔の至近距離に焼け爛れた顔がニヤニヤ笑っていたのです。

そいつは骨と皮しかないような体で、ボクと同じくらいの背の高さでした。何かが焦げたような臭いを感じながら、ボクは意識を失いました。

それ以来、ボクはカチャンという音を立ててしまったあとはしばらく後ろを振り返る事が出来ません…。

だって今も後ろに…。
82 無名さん
埋めたんが頑張ってるけどスレ住人が許せない
私は生まれつき、少し霊感があります。

私は当時、マンションに住んでいたんです。そこは田舎で、裏には大きな林がありました。

そこでは首吊りや薬などでの自殺者が多く、大人達からは近づくな、と言われてました。

ある時、友達が『林に入ってみない?』と言ってきました。私も好奇心旺盛な時期で、一緒に入ることになりました。

林に入る道は少し坂道になっていて、進むに連れて体がすごく重くなっていったんです。

〈あ…男の霊がいる〉

私は瞬時に理解しました。ここはきちゃいけない、と。

「ねぇ…戻らない?」

しかし、友達は「なんでや〜!入り始めたばっかやん!」、聞きませんでした。

私は諦めて、知らんぷりして進むことにしました。

体はさらに重くなり、頭痛や吐き気が増しました。友達も私の異変に気付き

「大丈夫?戻る?」と聞いてきました。

「いや…大丈夫」

何故私はそんなこと言ったんでしょう? 大丈夫じゃ無いのに。肩が重い。

ゆっくり振り返ると、さっき見た男が肩に乗っていました。

「きゃぁぁ!」

悲鳴をあげたのは私ではなく、友達でした。

急いで友達のほうへ行くと、少し道と外れて空き地がありました。そこの一角を指差し、友達は震えていました。

「あ、あ…あれ」

彼女が指差した先には、ヤバそうな薬瓶がありました。そして…

「血、じゃない?」

そう、その横には血がたくさんありました。

そこから私と友達は逃げ帰りました。

近くの公園に着いたとき、私の携帯と友達の携帯が同時に鳴りました。

〈非通知〉

そう記された電話に出る気はしませんでした。

しかし…友達は出てしまいました。

電話で何が聞こえたかはわかりません。ただ、友達は震えていました。

友達は、泣き出して帰っていきました。

電話で何を聞いたんだろう? そう思いながらも、一人は気味が悪いので帰りました。

霊感がある母が言いました。

「厄介なのに憑かれたね」

私の妻が人づてに聞いた話をします。

その方を仮に荒井さんとします。その方の子 供、仮にシンヤくんがそれを見始めたのはか れこれ数年前からだという。

当時、荒井さんは貧しいながらも大好きな旦 那さんと一緒に暮らしていた。狭いアパー ト。絵に描いたような日々。

そんななか、二人の間にシンヤくんが産ま れ、すくすくと育ちもう少しで小学一年生に あがるころ、お部屋で初期の白黒のゲーム ボーイで遊んでいたところ、いきなり目をま ん丸くして窓の外を指差しこう言った。

「ねえ、ママ。ぱんださんがいるよ。こっち に手を振ってる」

ぱんだ?と聞いて、動物の?とたずねたが、 その時はよくわからなかったようでシンヤく んもそれ以上は言わなかったし彼女も追求し なかった。

そんな日々が幾日か過ぎたある日の夕時、シ ンヤくんはまたも(ぱんださんがいる)と言っ た。

(ぱんだがいる)というそのセリフを忘れていた ために、いつか聞いたそのおかしなセリフが いやに怖く不気味に感じた。そして気になっ て聞いてみた。

「ねえ、シン(シンヤ)くんが言うぱんださんっ て動物のぱんださんかな?」

そう言うと、シンヤくんは笑顔でこたえた。

「ううん、違うよ。あのね、目の玉がなくて ね、穴ぼこがふたつ空いてるの。だからぱん ださん。顔も手も真っ白でね。裸んぼなんだ よ。絵本のホラーマンにそっくりなの」

その時、シンヤくんが見ているものが頭の中 にはっきり浮かんだ。

最後のホラーマンという言葉。そして、目の 玉がなくて穴ぼこだけ。我が子が見ているも のとは衣服も身につけず裸の骸骨。しゃれこ うべなんだっていうことが。

“その時、なんとなくですが、小さな笑い声み たいなものが聞こえたような気がしました”

その数年後、そのアパートを越してしまった ので今はどうなってるか、シンヤくんが見て いたというあの骸骨らしきものは今でもいる のか。それはわからない。

ただなんの罪もない(パンダ)に何か例えようの ない恐怖をしばらく感じていたということで ある。
そう言い母は仏間へと行きました。

その日の夜中、友達は自殺しました。

遺体が発見されたのは…林の中。薬があった場所で自殺していました。

私は彼女のお通夜に出席し、その帰り道に電話が鳴りました。

〈非通知〉

私は急いで帰りました。

母は険しい顔をしている私を見てこう言いました。

「Aちゃん(友達の名前)は、地獄に逝っちゃったよ」

それから、3年が経ちますが、私は今も母の言葉の意味が分からないでいます。

今も、友達の事やあの時のことを思い出すと、電話が鳴ります。

ほら、また電話が鳴る…。
86 無名さん
あーあこっちも使ってたのに
私の妻が人づてに聞いた話をします。

その方を仮に荒井さんとします。その方の子 供、仮にシンヤくんがそれを見始めたのはか れこれ数年前からだという。

当時、荒井さんは貧しいながらも大好きな旦 那さんと一緒に暮らしていた。狭いアパー ト。絵に描いたような日々。

そんななか、二人の間にシンヤくんが産ま れ、すくすくと育ちもう少しで小学一年生に あがるころ、お部屋で初期の白黒のゲーム ボーイで遊んでいたところ、いきなり目をま ん丸くして窓の外を指差しこう言った。

「ねえ、ママ。ぱんださんがいるよ。こっち に手を振ってる」

ぱんだ?と聞いて、動物の?とたずねたが、 その時はよくわからなかったようでシンヤく んもそれ以上は言わなかったし彼女も追求し なかった。

そんな日々が幾日か過ぎたある日の夕時、シ ンヤくんはまたも(ぱんださんがいる)と言っ た。

(ぱんだがいる)というそのセリフを忘れていた ために、いつか聞いたそのおかしなセリフが いやに怖く不気味に感じた。そして気になっ て聞いてみた。

「ねえ、シン(シンヤ)くんが言うぱんださんっ て動物のぱんださんかな?」

そう言うと、シンヤくんは笑顔でこたえた。

「ううん、違うよ。あのね、目の玉がなくて ね、穴ぼこがふたつ空いてるの。だからぱん ださん。顔も手も真っ白でね。裸んぼなんだ よ。絵本のホラーマンにそっくりなの」

その時、シンヤくんが見ているものが頭の中 にはっきり浮かんだ。

最後のホラーマンという言葉。そして、目の 玉がなくて穴ぼこだけ。我が子が見ているも のとは衣服も身につけず裸の骸骨。しゃれこ うべなんだっていうことが。

“その時、なんとなくですが、小さな笑い声み たいなものが聞こえたような気がしました”

その数年後、そのアパートを越してしまった ので今はどうなってるか、シンヤくんが見て いたというあの骸骨らしきものは今でもいる のか。それはわからない。

ただなんの罪もない(パンダ)に何か例えようの ない恐怖をしばらく感じていたということで ある。
これは私の友人(以下A)が体験した話です。

数年前、Aを含めた数人で鍋パーティーをする事になったそうです。

決められた時間に主催者の家に行ったんですが、一歩入った瞬間に変な違和感があったそうです。

Aはもともと軽く霊感があってたまに『見える』事もあるそうで…なので慣れていたし、そこまで嫌な感じもなかったし、ここで周りに話して場の空気を悪くするのも嫌だったんで黙ってたそうです。

鍋パーティーが始まり、仲間とお酒を飲みながら談笑してるといつの間にかAはさっきの違和感を忘れていました。

そしてふと部屋の隅に目をやると、手の平がベッタリはりついてたそうです。慌てて見直すと消えていて、お酒も入ってるし見間違いかなぁと思っていました。

数分後、今度はTVの画面にまたさっきの手の平が…。でもさっきとは違い、親指を折り曲げて(手で数字の4を表すみたい)いました。

そこでもAは、周りに言うとパニックになると思っていたので黙っていました。気分を変えようと窓の外を見ると、今度はそこに親指と小指を曲げて数字の3の形をした手が…

さすがにAも気持ち悪くなってきて、仲間を見たが誰も気付いてる様子はありません。そうしているうちに今度は仲間の肩越しにピースサインの手が見えました。

その瞬間Aは背筋に悪寒が走りました。

初めて見た時は手が開いた状態、次は親指を折り曲げて、その次は数字の3の形、そして今はピースサイン…5、4、3、2……まるでカウントダウンしてるみたいに…

さすがに怖くなって帰ろうと玄関を見ると、そこに人差し指をピンと立てた手が浮いている。

とうとう1まできた。この次何か起こってからだと遅いと思い、友人には何も告げずに慌ててその家を出たそうです。

次の日その場にいた友人に話を聞いたけど、誰もそんな手を見てないし何か変わった事もなかったそうです。

もしあの時Aが最後までその場に居たらどうなってたのでしょうか…。
89 無名さん
朝から最悪の気分
最近変なものを手に入れてから妙な事が起こ る。

語ってくれたのはカナダに住む安池さんとい う日本人の方だ。なお、この方は結構な体験 談を持っていらっしゃるので追々数を増やし シリーズものにしていきたい。

久々に日本に帰国して骨董屋に寄った。趣味 でいろいろなお皿や置物、古い茶器などを集 めているいわゆる蒐集家だった。

この方かなりの変人。いわく付きのものから 出どころはわからないいかがわしいものま で、値段を問わず買ってしまうどうしようも ない人なのだ。

蒐集家をしてまだまもない頃、これまた出ど ころのわからない壷を手に入れた。最初に書 いたようにある骨董屋で買ったものだ。

値段はものがはっきりしないとの理由から言 い値で構わないとのことで30万に少し色をつ けた値段で購入した。いい買い物ができたと 喜んでいたが、その壷妙なのである。

壷には(封呪)と書かれた古くて長いお札が壷を 縦に一周する形で貼られ、なおかつ厳重に鎖 で何重にも巻かれ開かないようにされてい た。

安池さんはそれでもそんなものほど興味を惹 かれてしまうため当然買ったのであるが、そ の日以来生活にある変化が起き始めたのだ。

その変化とは気づくと壷が勝手に移動してい るという点だ。いつの間にか一階から二階の 和室へ、洋間からお風呂場へ、挙げ句は天井 裏へ。見境なく移動する。

それだけでは終わらなかった。夜寝ていると カタカタと蓋が音を立て始める。気づくと自 分は厳重に巻かれた鎖をとろうとしている。

そんなことが続いたためやむを得ず手放す覚 悟をして骨董屋に売り戻したという。久々に あの骨董屋に出向いたが、あの壷はなくなっ ていたそうだ。

今ではどこの誰が所有しているのか、それさ えわからないが、あの壷の中には何が入って いるのやら。開けてしまったら、さぞかし恐 ろしいことが起きそうである。

彼はその後も蒐集を続けているが、奇妙なも のをまた手に入れたらその時はまた聞かせて くださると約束してくれた。
子供の時に父から聞いた話です。実話らしく、かなりリアルです。

父が子供の頃(昭和20年代)、近所の悪ガキ数人と墓地で遊んでいた時の事です。

その中のお調子者の一人が、立派で大きなお墓によじ登り、事もあろうか悪ふざけで小便をしたそうです。

彼は仲間に小便をひっかけようと、お墓の上で回ってたところ、足を滑らせてお墓から落ちました。

びっくりして皆で駆け寄ったところ、頭からたくさんの血と、脳みそか何か分からないけど潰れた豆腐みたいなものが飛び出していたそうです。

彼は一命は取り留めたものの、歩くことも話すことも出来ず、ほとんど廃人になってしまいました。

時々、唯一、発する言葉が「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」だったそうです。
92 無名さん
あーあ
ああごめんね!使ってたの?スレタイと全然関係ない話ばっかだったし荒らしがいるんだと思って下げ梅してたや
最近変なものを手に入れてから妙な事が起こ る。

語ってくれたのはカナダに住む安池さんとい う日本人の方だ。なお、この方は結構な体験 談を持っていらっしゃるので追々数を増やし シリーズものにしていきたい。

久々に日本に帰国して骨董屋に寄った。趣味 でいろいろなお皿や置物、古い茶器などを集 めているいわゆる蒐集家だった。

この方かなりの変人。いわく付きのものから 出どころはわからないいかがわしいものま で、値段を問わず買ってしまうどうしようも ない人なのだ。

蒐集家をしてまだまもない頃、これまた出ど ころのわからない壷を手に入れた。最初に書 いたようにある骨董屋で買ったものだ。

値段はものがはっきりしないとの理由から言 い値で構わないとのことで30万に少し色をつ けた値段で購入した。いい買い物ができたと 喜んでいたが、その壷妙なのである。

壷には(封呪)と書かれた古くて長いお札が壷を 縦に一周する形で貼られ、なおかつ厳重に鎖 で何重にも巻かれ開かないようにされてい た。

安池さんはそれでもそんなものほど興味を惹 かれてしまうため当然買ったのであるが、そ の日以来生活にある変化が起き始めたのだ。

その変化とは気づくと壷が勝手に移動してい るという点だ。いつの間にか一階から二階の 和室へ、洋間からお風呂場へ、挙げ句は天井 裏へ。見境なく移動する。

それだけでは終わらなかった。夜寝ていると カタカタと蓋が音を立て始める。気づくと自 分は厳重に巻かれた鎖をとろうとしている。

そんなことが続いたためやむを得ず手放す覚 悟をして骨董屋に売り戻したという。久々に あの骨董屋に出向いたが、あの壷はなくなっ ていたそうだ。

今ではどこの誰が所有しているのか、それさ えわからないが、あの壷の中には何が入って いるのやら。開けてしまったら、さぞかし恐 ろしいことが起きそうである。

彼はその後も蒐集を続けているが、奇妙なも のをまた手に入れたらその時はまた聞かせて くださると約束してくれた。
95 無名さん
ううん埋めたんは悪くないよ
悪いのはスレ住人だから気にしないで続けて
96 無名さん
この同一感は流石に見てて笑うwwww朝から笑わせに来てんのかと思ったwwww
97 無名さん
朝から何やってんだよボケ住人どもが
ほんとごめんね…
でもなんでスレ住人?
99 無名さん
卑怯者
100 無名さん
謝らなくていいよ
埋めたんありがとう