1 無名さん

適当晒し581

2 無名さん
自治厨さんおつおつ
それとも天使たんかな
3 無名さん
いちだからおつしない
http://nanos.jp/mjkha/page/42/
載せてるツイ垢が仕事用アカウント?でモデルと本人の顔満載
4 無名さん
本人ヤバいやん
>>3
ここは荒らしが立てたスレだから>>>10657こっちに書き込んだ方がみんな見ると思うよ
オエーー!!!! ___
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これは叔父さんがイギリスに滞在していた時に、現地のイギリス人の仕事仲間から聞いた話だ。

とある青年がいたと言う。学生で、同じ学年に付き合っている彼女がいた。
非常に仲睦まじく、お互い卒業したら結婚の約束までしていたと言う。

だが、ある日不幸が起きた。彼女が交通事故で死んでしまった。
彼女は歩行者で、運転手の脇見運転からなる、悲劇の事故だった。

彼は病院に駆けつけた。
死因は脳挫傷で、遺体は眠っているだけの様な、本当に綺麗な物だったと言う。

彼は深く悲しみ、絶望した。
葬儀は、彼女の遺族らと共に、深い悲しみの中、行われた。

彼は抜け殻の様になってしまった。
学校へもあまり出席せず、彼女と同居していた古いアパートに篭りっきりの生活をしていた。

少しでも彼女の思い出に触れていたいが為、居間・台所・風呂・玄関・寝室・トイレに至るまで、彼女との思い出の写真を置き、何時でも目に入るようにしていた。

そんな彼を心配して、友人達が良く部屋に出入りして励ましていたが、あまり効果は無かった。
2Fの真上の部屋は小さな教会になっており、彼と親しく、割と歳も若い神父も励ましにやってきていたが、効果はなかった。

毎日、飢えない程度の粗末な食事をし、彼女の写真を見つめて過ごす日々が続いた。
ある夜。彼は、子供の頃に聞いた話をふと思い出した。

「死者と必ず会える方法がある」

その方法とは、

「時刻は、深夜2時前後が良い。まず、会いたい死者を思い浮かべる。その死者の遺品があればなお良い。家の門を開けておく。ただし、家の戸締りは必ず完璧に施錠する事。遺品を胸に抱き、蝋燭1本にだけ火を灯し、部屋の灯りを消し、ベッドに入り目を瞑る。そして、死者が墓場から這い出てくるのを想像する。生前の綺麗な姿のまま…。死者は、ゆっくりゆっくり、自分の家に歩いてくるのを想像する。1歩1歩、ゆっくりと…そして、門を通り、玄関の前に立つのを想像する」

想像するのはそこまで。

そして、絶対に守らなければいけない事は、

「死者が何と言おうとも、絶 対 に 家 の 中 に は 入 れ な い 事」

だった。

扉越しにしか話せない、何とも切ない事ではあるが、それがルールらしい。

青年は、漠然とそんな話を思い出していた。

会いたい。迷信だろうが作り話だろうが。もう1度会って話したい。

もちろん、迷信だとは頭では思っていたが、もしも「彼女と話した様になった気がしたら」いくらか心も休まるかもしれない。と、自分へのセラピー的な効果も期待し、それをやってみる事にした。
時刻は、深夜2時ちょっと前。
オートロックなんて洒落た物は無いので、アパートの門を開けておく。

生前、彼女が気に入っていたワンピースを胸に抱き、蝋燭を灯し、部屋の灯りを消し、彼女の「蘇り」を想像した。

アパートは老朽化が激しく、2Fの真上の教会(彼の部屋の天井に当たる)から、何やら水漏れの様な音がする。
ピチャッ…ピチャッ…彼の部屋のどこかに水滴が落ちているらしい。

そんな事はどうでも良い…集中して…生前の…綺麗な姿で…彼女が微笑みながら…部屋にお茶でも飲みに来る様な…


ドンドン ドンドン

ハッ、と目が覚めた。いつの間にか寝ていたらしい。

ドンドン ドンドン

何の音…? 隣の住人? 隣人も夜型の人だから、うるさ

ドンドン!! ドンドン!!

…違う。自分の部屋の玄関のドアを、誰かが叩いている。

時計を見ると、深夜2時50分。こんな時間に友人…とは考えにくい。

…まさか。流石に冷汗が額を伝う。

蝋燭を手に持ち、恐る恐る、玄関に近づく。叩く音が止んだ。
「…誰?」

返事がない。

「○○か…?」

彼女の名を呼ぶが、返事が無い。恐る恐る、覗き穴から覗く。

長い髪の女が、後ろを向いてドアの前に居る!! 何者かが、確実に居る!!

「○○なら答えてくれ…」

青年は、ふいに涙が溢れてきた。楽しかった思い出の数々が蘇る。

「寒い…」

ふいに、女が口を開いた。彼女の声の様な気もするし、そうではない気もする。

「寒い…中に入れて…○○」

女は青年の名を呼んだ。涙が止まらない。抱きしめてやりたい!!

青年は、ルールの事など忘れて、ドアを開けた。
女は信じられないスピードで、後ろ向きのまま、スッ、と部屋に入った。

青年が顔を見ようとするが、長い髪を垂らし、俯いたまま必ず背中を向ける。
青年が近づこうとすれば、スッと距離を置く。

「とりあえず、ベッドにでも腰掛けてくれよ…」

青年が言うと、女は俯いたままベッドに腰を落とした。

しかし、この臭い…たまらない臭いがした。
彼女が歩いた跡も、泥の様なモノが床にこびり付いている。

しかし、彼女は彼女だ。色々と話したい。
死人にお茶を出すのも妙な気がしたが、2人分の紅茶を入れ、彼女の横に座った。

蝋燭をテーブルに置き、青年は語り尽くした。
死んだ時苦しくはなかったか、生前のさまざまな思い出、守ってやれなかった事…。
1時間は一方的に語っただろうか。相変わらず彼女は俯いたまま、黙ってジッとしている。

やがて、蝋燭の蝋が無くなりそうになったので、新しい蝋燭に変える事にした。
火をつけて彼女を照らす。

…おかしい。ワンピースの右肩に、蛇の刺青が見える。
彼女はタトゥーなど彫ってはいない。

足元を照らす。右足首にも、ハートに矢が刺さっている刺青。

というか、黒髪…??

彼女はブロンドだ…言い様のない悪寒が全身を走る。

誰だ…!?

電気をつけようとしたその時、女が凄まじいスピードで起き上がり、青年の腕を掴む。凄まじい腐臭。
女がゆっくり顔を上げると、蝋燭の灯りの中、見たくもない顔が浮かび上がってきた。

中央が陥没した顔面。合わせ絵の様に、左右の目が中央に寄っている。
上唇が損壊しており、歯茎が剥き出しになっている。飛び出ている舌。

青年は魂も凍るような絶叫を上げたが、女は万力の様な力で、青年の腕を締め上げる。

女が何か呻く。英語じゃない…ロンドンのチャイナタウンで聞き覚えのある様な…まさか…!!
彼女を轢いたのは、在英の中国人女と聞いている…その女も即死している…こいつが!? 殺される!!
青年がそう思い、女が顎が外れんばかりに損壊した口を大きく開けた瞬間、凄まじい雷か破裂音の様な音が室内にこだまし、天井が崩壊してきた。
女は上を見上げ、青年はとっさに後方に飛びずさる。

崩壊して落下する瓦礫と共に、大量の水が流れてきた。
女は「ギッ」と一言だけ発し、瓦礫と大量の水に埋もれて消えた。

崩壊は、天井の一部だけで済んだ様だった。
青年が唖然として立ち尽くしていると、上から寝巻き姿の若い神父が、驚愕の表情で穴を見下ろしていた。


その後、アパートは、消防・警察・深夜に爆音で叩き起こされた野次馬達、等で大わらわとなっていた。

調べによると、2Fの神父の教会兼自宅の、バスタブと下の床が腐食しており、それが崩壊の原因だと言う。

ただ、確かに腐食はしていたが、今日の様に急に床ごとブチ破る様な腐食では無い、という点に、警察消防も、首を傾げていた。
さらに、神父は月に1度、聖水で入浴していた。その日、バスタブに浸っていたのは聖水だったという。

もちろん、青年は女の事など誰にも話さなかったし、瓦礫の下にも誰もいなかった。
ただ、血の混じった泥の様な物が一部見つかったという。

そして、青年は不思議な事に気がついた。
部屋の至る所に散りばめていた、彼女との思い出の写真立てが、全て寝室に集まっていたのだと言う。まるでベッドを円形に囲む様に。

青年は、部屋を覗き込む野次馬の中に、微笑む彼女を見た様な気がした。
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今回は、ある友人の話をしようと思います。

僕にはAという友人がいる。いや、学生時代のことだから、だったという表現だろう。
Aは男の僕が嫌になるぐらい、嫌な奴だった。

何が嫌かというと、自分に有利になることのためなら、平気で嘘をつくし、とにかく女癖が悪い。
気に入った女の人がいれば、しつこく言いより、半ば強引に肉体関係を迫って既成事実を作ってしまう。

そして、自分が飽きてしまえば別れ、別れられそうになれば涙を流しながら懇願する。
もし別れられてしまったら、ストーカーばりの嫌がらせをして相手をまいらせる。そんな奴だった。

何故Aと学生時代に友人だったのか今だに分からないが、多分学生時代に最初に友人だったのがAだったからだろう。

さて、ある日友人達と話していた時、Aがこんなことを言ってきた。

A「最近さぁ、別れようとしている彼女(麒麟)の行動が少し変なんだよ」

適当に聞き流していたからよく覚えてないが、話を要約すると別れようとしている彼女が、家に来てはただひたすら肉体関係を迫り、風呂場に1〜2分ぐらい籠もって帰るんだという。

当時Aを煙たがっていた僕達は、適当なことを言ってその場を切り上げた。

それからすぐに、Aと麒麟が別れたと聞いた。
同じ学科内の二人だったから、そういう話はすぐに耳に入った。

それから少しして、Aがまたこんなことを言ってきた。

A「何かさぁ、最近風呂場から女の声が聞こえるんだよぉ」

はっきり言ってどうでもよかったが、Aがどうしてもと言うので、皆でAの家に行くことになった。
家に着くと、前に何回か訪れた時と何ら変わりはなかった。いや、僕には変わらないように見えた。
僕達も特に何も感じなかったし、大丈夫だろうって言われたことでAも安心したらしく、僕達は帰ることにした。

帰り道、僕達がまたAの虚言癖が出たか? なんて話をしていると、別の友人(キョウスケ)がこう言ってきた。

キョウスケ「あいつ、とんでもない女に手を出したなぁ」

僕達は?? って感じだったが、キョウスケはいわゆる感じる人で、こういう話が好きな奴だった。

僕達がどういうことか聞くと、

「前あいつの家に行った時、あいつのベッドの辺りに嫌な感じがフワフワしてたんだ。多分、あいつが捨てた女の恨みの念みたいなもんだと思っうんだけど。で、今日行ったら、風呂場から嫌な感じが凄く鋭く感じたんだよ。分かりやすく言うと、一つ一つフワフワしてたのが、まとまったような感じ」

僕達がAがヤバイんじゃ? って心配してたら、

「いや、死人が出たわけじゃないから、そこまで心配しなくても大丈夫だろ。不運が続いたり、悪夢を見たり、風邪引いたりとかはあるかもだけど。まぁ、Aの報いってやつだな」

それから間もなく、Aがヤクザの女に手を出して、故郷に逃げるために1年間休学することを知った。


ちなみに、後日僕とキョウスケは麒麟と話すことがあったんで、ついでにAに関する話を聞いてみた。

すると、麒麟はこう言った。
「いや、私も最初はそんな気はなかったの。でも、私が彼のベッドにいる時にあの女の子達の顔を見て、あぁ彼はこういう人なんだって分かっちゃったんだ。ただ、私と付き合って変わってくれればって期待してたの。なのに、彼ったらまた同じように私を捨てようとしたから。だから、少し懲らしめてやろうと思ってね」

麒麟が言うには、Aのベッドにあった女の子達の念みたいなものを、肉体関係を持つことで自分の中に入れ、更に風呂場に置いていたらしい。

何でも、その念がその場所でAにされていたことを自分もされることで念と同調し、それを水の溜まっている風呂場で出していたということらしい。
念や霊は水の溜まる場所を好むらしいのだ。

さて、これを機に僕とキョウスケ、そして麒麟は仲良く……とまではいかないものの、よく話したり遊ぶようになった。
また機会があれば、その話もしたいと思う。
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まだ私が小学生の時によく近所の山で遊んでいた(ど田舎だった)。

ある日友達(仮にNとします)と裏山に遊びに行ったんだ。
いつもと同じ場所じゃつまらないから違う場所に行ったのよ。

崖登りをしながら遊んでいたらNが遠くの林の中に神社を見つけたのね。
崖登りも飽きてきたからその神社に行ってみよう! ってなったんだ。

二人で神社の方向に歩くんだけど、小学生で歩く速度が遅いからか、森の中で歩きにくいからか全然神社は見えてこなかったのね。

私もNも飽きっぽいから普通なら諦めるのに、何故か二人とも黙々とその神社に向かって歩き続けたんだわ。
今考えたら呼ばれてたのかなって思う。

神社に向かって歩いていた時の記憶が飛んでて思い出せないんだけど、気付いたら神社の前にいたんだわ。
でも、着いてみたら神社っていうより祠って言うの? よく分からないんだけど神社っぽくなかった。

んで、来たからには調べてみよう! ってなったんだけどNが恐がりだして、彼女は遠くで見てるって言ったのね。
仕方ないから1人で鳥居(のようなもの)をくぐって奥にある本堂みたいな所に近づいていったんだ。

その瞬間足元の空気が変わったのが分かった、夏だったんだけど妙に冷たい空気が足元だけ流れてた。
やばいかなって思ったんだけど、とりあえず後にも引けず本堂に向かって歩いた。

そしたら本堂の隣に小さい膝丈くらいの石碑みたいなのが一つあったんだ。
ツタがぐるぐる巻いてあってその石碑がなんなのかよく見えなかった。

私がその石碑とにらめっこしていたら、ようやくNが追い掛けてきて私の隣まで来た。
Nは「なんだ。思ったより普通じゃん」

とか言ってて、最初のビビりはどこへやら、いきなり石碑のツタをむしり出したんだ。
止める暇なんて無かったのは覚えてる。

そしたらその石碑には「昭和朋子」って薄く掘られてた、左下にも何か書いてあったけど、あまりにも削れてて読めなかった。

Nは「昭和朋子ってなんだろ? えらい人かなー」

って話してた。

私はだんだん気持ち悪くなってきて、帰ろうって言ってもNは帰ろうとしなかった。
むしろ「ここには何か宝がある!」とか言い出して、1人で本堂の周りを調べ始めてた。

本堂には立派な鍵がかけられてて、中には入れないようになってたんだ。


日も暮れ始め、本気で足元の空気が冷たくなりはじめた。

私はいくら帰ろうと誘っても本堂に侵入しようと躍起になってるNは聞いてくれなくて、仕方ないから1人で先に帰ったんだ(Nの同意は得ました)。


その夜どうにも体のだるさが抜けなくて早めに寝ることにした。

夜中に暑くて寝苦しくて目を覚まし、トイレに行こうとしたけど体が動かなかった。いわゆる金縛りです。

ビビりまくった私はどうにか動こうと力を入れた瞬間、

「ゴトン」

って音がした。
「えっ」

と思って音のした方向を見ようとしたら、何かが頭の上、ちょうど視界には入ってこない位置に何かがいるのが分かった。

怖くなって目を瞑ったんだけど、好奇心で少し目を開けてみた。
目を薄く開いたら視界の端っこに黒いぼさぼさした物が見えた。咄嗟にそれは人の頭だって気付いたんだ。

そこからまぶたが閉じれなくなって、視界の端っこの黒い物体はゆっくりと私の耳元に寄ってきたのが分かった。

うわっヤバイ! って思った瞬間、

「おまえじゃない」

って枯れたおばあさんのような声で囁かれた。

あの時の声と生ぬるい息は今でも覚えてる。

囁かれた後、金縛りは解けて急いで両親の部屋に向かい一緒に寝かしてもらった。

これで終わりなら良かった。


次の日学校に行くとNの姿が無かった。

風邪で休みとの事だったが、不安になった私は帰りにNの家へ寄ったんだ。
もしかしたらNの所にもあの黒い物体が行ってるかもしれないと思ったから。

Nの家へ行くとおばさんがうつろな顔をして出てきた。
Nの事を聞くと昨日の出来事について聞かれたので、神社に行ったことや、Nが石碑のツタを取ったことなど全て話した。
おばさんは泣き出して、私をNと合わせたくないって言ってたけど、頼み込んで合わせてもらった。

Nは髪がなくなって耳が聞こえなくなってたんだ。
しかも頭はかさぶただらけで、抜けたって言うより抜いたって感じだった。

おばさんの頼みでそこの神社に行くことになった。
その時は私の母親も同行した(前の晩に両親の部屋に転がり込んだ時、その日あったことを全て話してた。信じてなかったけど)。

神社に着くと異様な空気がながれてて、石碑の前まで行くとその正体が分かった。
石碑には髪の毛がへばりついていた。

髪の長さからしてNの物とすぐ分かった。
Nの母親は泣き出し、私も怖くなって泣いてしまった。

泣き続けるNの母親をなだめて、Nの家に戻り昨日のNの様子を聞いた。


夜7時頃にNは帰ってきて、その時は全く普通だったそうです。髪もありました。
ただ、異常なハイテンションだったのは覚えていたそうです。

朝になって学校に行く時間になっても起きてこないNを母親が見に行くと、髪が無くなり、ぼけっと床のうえに座っていたそうです。

医者に連れていくと耳が聞こえない事が分かりました。
医者は何か一時的なショック状態で、自分の髪を抜いてしまったのだろう。と話していたそうです。
私は前日の黒い物体についてNに話し掛けた。

Nは一瞬反応して、

「私☆§○$*〜」

と、わけ分からないことを一言だけしゃべりました。

その後Nはしゃべらなくなった。
Nの家族はすぐに引っ越していなくなった。


祠が何なのか、原因とか分からなくてごめんなさい。調べる伝が無いんです。

長くなりましたが以上です。
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俺のマジ洒落にならなかった話。ちょい長いが聞いてくれ。

だいぶ前だが、デパートに行ったの。
買い物終わって、外のベンチに座りながら煙草吸ってて、何気なく隣に置いてたゴミ箱覗いたの。

中はほとんど空で綺麗なんだけど、携帯が捨てられてた。
放っておけばいいのにさ、本当に何気なく拾ってみると、折りたたみ部分がネジれてて、完全に壊れてたんだ。

ゴミ箱に戻そうと思って、ふとメモリカードを確認したら、1ギガのミニSDが入ってた。
ラッキー、と思ってカードだけ持ち帰ったの。これが最悪だった。

家に帰って、カードをPCに差し込んでみたんだ。何が入ってるのか気になるでしょ?
エッチな奴でも入ってないかなぁ(最低?)と、ドキドキしながら開いてみたら、写真が100枚位入ってた。

一枚目を開いて、次々に>で見たんだけど、全然面白くない。
中年の女やその子供らしい若い女(まったく×)がメインで、後は東京や福岡とかの名所が写ってるだけ。
オッサンが家族や出張先を写したんだろなって思った。

かなりテンション下がったけど、惰性で次々見てたら、変な写真が出てきた。
暗い部屋の中で、髪の長い女の後姿が写ってるの。

少し期待したね。だって女が裸なんだもん。
ワクワクしながら次の写真見たら、女がこっち向いてたの。首だけ。

えっ? て思った。身体は向こう向いてるの。でも顔はこっち。
エクソシストみたいだけど、更に気持悪かったのが女の目が無いんだ。

隠れてるんじゃなくて、目の部分が皮膚になってるの。頬みたいに自然にさ。
なんじゃこりゃ? って思ったけど、次の写真も見てみた。
そしたら真っ黒になってた。
その次も、次のやつも真っ黒で、3枚真っ黒が続いて終わり。

正直気味が悪かったけど、オッサン(かどうか知らないが)が、何かふざけて撮ったんだろって思うことにした。
肝だめしの練習とかさ。

気にしないことにして、カードをフォーマットすることにしたんだが、フォーマットをクリックした途端、部屋の電気が消えたの。全部。

俺はマンションで一人暮らしなんだけど、5年住んでてそんなの初めて。
夜の10時くらいだったから、当然暗いんだけど、PCの明かりがあったから真っ暗じゃなかった。

窓の外見たら向かいのスーパーの光が見えたから、停電じゃないと分かったよ。
ブレーカーかなと思って、玄関に行こうとしたところ、カツンて台所から物音がした。

ドキッとする。一人暮らしなんだから、俺以外にいるわけがない。
気のせいだろって、深呼吸して、廊下に出た。

真っ暗なことに気付いて、明かりの代わりに、さっきまで使ってたPC(ノート)を持ち上げた。
その瞬間、カツカツカツ! て台所から聞こえてきたの。堅い靴履いて歩くような音。

もう気のせいとかいうレベルじゃないのね。確実に聞こえるもん。
俺は、ワー!! て叫びながら、玄関めがけて走ったんだけど、後ろから何か追いかけてくるような足音が聞こえたの。
半泣きになりながらブレーカーを上げた(やっぱり落ちてた)ら、ニ三回点滅しながら電気がついて、いつもの白い廊下が見えた。
勿論何もいない。

俺がさっきまでいた部屋から、大音量でTVが鳴ってる音が聞こえたの。
恐る恐る引き返してみると、TVがついてて、音量がマックスになってた。ブレーカー落ちるまでTVつけてなかったし、音量も普通にしてた筈なのに。

TVを消して、座り込んだ俺は、自分が未だにPCを持ってることを思い出した。
PCのモニタに、フォーマットが完了しましたってメッセージが出てたよ。

それ見て、何となくだけど、終わったような気分になった。
さっきの台所の音や足音も気のせいに思えてきた。

寝ることにしたんだけど、さすがに怖くて部屋中の電気つけたまま横になった。


どのくらい寝たのか分からないけど、なんか息苦しくなって目が覚めた。
起きる寸前まで呼吸が止まってたような感覚がした。

ハアハアと息しながら、電気つけようと思って、思い出したの。
寝る前に電気つけてた筈なのに消えてる。

そう思った途端、カサカサって音に気が付いた。
台所じゃなく、今いる部屋の中で。

カサカサカサカ…

昆虫が這う音にも聞こえるし、それならゴキくらいだろ。嫌いだが怖くはない。
そう思いこもうとしたけど、身体は多分違うって気づいてんだろうね。
心臓が破裂するくらい早くなって、耳が詰まったようになる。

起きて電気つけようかと思ったけど、またブレーカーだったら、今度は玄関まで辿り着けない気がした。
目を閉じて、そのまま寝ることにしたの。

そしたらだんだん音が近づいてきて、顔の上を何かが撫でたの。
感触で分かったよ。髪の毛だ。

そんですぐ耳元で聞こえたんだ。

「だれ」

凄く小さな声だったけど、間違いなく聞こえた。女だったよ。

俺のセリフだよと思ったけど、黙って返事しなかった。
そしたらカサカサいう音がまた聞こえて、離れていったよ。


いつの間にか眠ってた俺は、翌朝起きて鏡見てびっくり。
顔中にミミズ腫れができてた。

とりあえず会社休んで、病院行こうと思ったんだけど、その前に気になってPC立ち上げたの。
そんで、拾ったカードを開いたんだけど、フォーマットした筈なのにデータが復活してた。マジ勘弁してよって泣きそうになった。

見たくなかったけど、昨夜のことが気になって、もう一回見てみると、やっぱりあの目の無い女が写ってる。
女の次の真っ黒な写真に代わったところで、あることに気付いたの。
昨日は分からなかったけど、真っ黒の中に、ほんの少しだけ光が見えるの。裂目みたいに。
次の写真もそう、端のほうが黒が薄くなって、その向こうに肌色が見えるの。

気になって、フォトショップ使って明るさ調整したり拡大して見てたら、思いついたの。

これってもしかして、レンズに髪の毛が巻き付いてんじゃないかな? って。
向こうに見えるのは、あの女の目の部分じゃないかな? って。

違うかもしれないけど、1度そう思ったらたまらなく気分悪くなってね。

カード抜いて、御守り(祖母から貰った縁結び)に突っ込んで、近所の神社に走ったの。
そんで、境内の隅に埋めて、猛ダッシュで逃げ帰った。


その日は会社休んで皮膚科に行って薬貰って、スパに行ってのんびりして、家に帰る頃には、俺馬鹿だから恐怖感も失せてたの。
で、部屋に入ったんだけど、なんか意味なく心臓が痛くなったの。耳もおかしい。

えっ? て思いながら、PC確認したけど、当然カードは無い。
神経過敏になってるのかなって思いながらモニタ見たら、マイドキュに記憶にないフォルダがあったの。

嫌な予感がして開いてみたら、予想通り、あの写真だったよ。全部入ってた。
コピーなんかしてないよ?

もう無理と思った俺は、その日の内にPCを中古屋に持ち込んで下取りして貰った。
中身は個人情報入ってるからとOSごと一度消して貰った。


それからは怖くてPC持ってない。だからこれも携帯からのカキコ。
その後は、顔の腫れも引いたし、変な音も聞こえなくなった。
たまにポケットに長い髪の毛が入ってるけど、気のせいと思う。

皆さんも、拾い物には注意して下さい(こんなに長いと思わんかった。全部読んでくれた人有り難う)。
6年前の話になりますが、私がある美容院に勤めていた時の話です。

その店舗は、明るい雰囲気で「霊」などという言葉とは、まるで無縁の雰囲気でした。
ただ、たまに「自称霊感がある」お客様から、

「ここは、男性の霊がいる」

「受付の辺りから、男性の話し声がしている」

と指摘される事がありました。

スタッフは、あまり気に留めていなかったのですが、たまたま、チェーン店の一つで、「お化け騒ぎ」があり、ついでだからと言う事で、心霊駆除で有名だとか言う僧侶を呼んで「お払い」をしてもらうことになりました。
ハッキリ言って、私にはオーナーも馬鹿馬鹿しい事を信じるんだなぁ、と言う気持ちしかありませんでしたが…。

実際、当日現れたのは、「織田無道」のような、いかにもの姿の(首に太い数珠をぶら下げ、下駄を履いているような)身体のやたら大きな僧侶。
本部の美容室本部のスタッフも、2人付き添ってきて、大層、大袈裟な気がしました。

本部のスタッフ曰く、例のお化け騒ぎのあった店舗には霊はいなかったとのこと。
地鎮祭だけしてきて、電気配線が接触不良なのを直して来たそう。
どうやら、電気がついたり消えたりするのを怖がった若いスタッフが言い出した噂だったようで、何ともお粗末な結果でした。

さて、私たちのお店はと言うと、その僧侶は、しばらく店内を歩き回っていたのですが

「このお店は、全ての窓が羽目殺しで、開かないことが、不純なものを溜め込む結果となっている」

などと言う内容の事を話し、誰も説明していない(本部スタッフも知らない)のに、受付の前に、『塩、酒(水だったかも?)、米』を並べました。

客が入る前の30分ほど、私達スタッフ、本部スタッフもお払いをしてもらい、特に私達スタッフ6人は、杓子(?)で身体をバンバン叩かれました。
読経の後、

「かなり、強い悪霊がいます。今、この塩や、酒に霊を封じ込めましたから、午前中のうちに、川に流すか、神社の裏に誰にも見られないように、コッソリ埋めてきてください」

「ただし、埋めたり流したりした後、店に戻るまでは、絶対振り向かないで下さい。誰かに呼ばれた気がしても、絶対振り向いては駄目です。車で行くのも止めて下さい」

「これから、店舗のドアは開けっ放しにする事」

と念を押され、僧侶は帰りました。

その時もまだ、私達は、僧侶の声が馬鹿でかかった事や、大袈裟な話に大笑いで、話半分に聞いていました。
そして、それが、その後の間違いにつながったのです。


結局、次の日の午前中、私(店長)とサブトレーナー(以下S・T)で、神社に埋めるのはあまりに怪しいので、近所の川に、お供え物を捨てに行くことになりました。

実は、お払い当日S・Tは、店を休んでいたのですが、上でも話した通り、まだ私達は、霊だとか呪いだとかを深く考えていませんでした。
S・Tと私は仲が良かったので、お店での開店前のありふれた掃除や所要から解放され、お散歩気分で川まで15分ほどの道を歩くのは、むしろ楽しそうに感じられたほどです。

川に着いて、私がお供え物を捨てようとすると、S・Tが、

「店長、水の入っている瓶って、そのまま捨てちゃ駄目ですよね? 中身だけ捨てましょう」

と言い出し、

『それもそうだ』

と思った私達は、水の入っていた瓶、米や塩の入っていた袋は持ち帰る事にしました。
そして帰り道、しばらく歩くとS・Tが、ふと立ち止まり、

「あれ? 誰か呼びました?」

と聞くのです。

私が、

「またまた〜〜w」

と笑うと、S・Tも

「そうですよね〜w」

と、笑顔で返し、その時、目に付いた青いゴミ捨て用のコンテナに

「これ、やっぱり持って帰るのは気持ち悪いから、あそこに捨てていきます」

と言って、私の手から袋と瓶を取り上げると、コンテナに向かって、走っていきました。

その時、コンテナが進行方向より、少し後ろ、つまり、行き過ぎた後、戻る状態で「振り向いた」と言えなくも無い場所だったのが気になったのですが、何度も言うように、もとから今回の話を舐めてかかっていたので、それほど真剣には考えませんでした。

お店に戻って、10分ほどした頃でしょうか。S・Tが

「何だか気持ちが悪いので、横になっていていいですか? 予約が入ったら起きますから」

と言ったときも、霊現象=S・Tの体調が悪くなった事と繋げて考えず、スタッフルームで横になってもらいました。

中には、気持ち悪がる子もいましたが、ハッキリ言って、仕事が出来るタイプのスタッフ達は、S・Tの調子が悪いと忙しくなるなぁ、くらいにしか思っていなかったと思います。
ここでS・Tのパーソナリティを説明すると

「年齢21歳。真面目で裏表がなく、スポーツ推薦で高校にも進んだ健康優良児。いままで病気らしい病気はしたことが無く、ここ1年も遅刻、病欠は皆無」

と言う子です。

ですから朝から4時まで寝続けて

「やっぱり、どうしても無理そうなので帰っていいですか?」

と彼女が言い出した時は、誰も彼もが

「チョット、おかしいぞ」

と、思い始めていました…。


皆さんもご想像がついているかとは思いますが、次の日の朝、S・Tは出勤してきませんでした。
電話はしましたが繋がりません。

無断欠勤などしたことがないS・Tでしたので、よほどのことだろうと思い、その日はS・T無しで仕事をしました。
夜にも電話をしてみたのですが、携帯も自宅も繋がらず、その次の日になって、初めて自宅に電話が繋がりました。

帰ってから「気持ちが悪い」と言って、布団に入ったS・Tは夜中に、丼に何杯もと言う位の血を吐き、救急車で市民病院に運ばれたそうです。
しかし、市民病院では原因が分からず、国立病院に移送され、そこで、「大動脈瘤破裂」と診断されたそう。

私には知識が無いのですが、石原裕次郎もそれで亡くなったそうで、動脈の血管が詰まって、コブのようになり、血管が切れる病気だそうです。

病院の医師曰く、

「若い女の子がかかるなんて、物凄く珍しい」

「40代以上の男性がかかる病気」

なのだと言うことでした。
彼女は1ヶ月の入院をして胸元を大きく切開する手術を受けました。
退院後は、大事をとって、2ヶ月ほど仕事を休むことにして、電話では明るい声で

「毎日、カラオケとか行って遊んでいるんです」

と、意外と元気で、回復も順調に感じられました。

それなのに、手術後、1ヶ月以上過ぎて

「毎日、遊んでばかりで退屈」

と、S・Tはお店に遊びに着た途端、またもや体調がその場でおかしくなり、救急車で緊急入院することに。
今度は「脾臓」という場所が悪くなっていて、摘出する事になったそうです。

その後S・Tの母親からお店に電話があり、

「本人が直接、お礼と挨拶に伺いたいのだけれど、もう怖くて店にも行けないし、その店舗のスタッフに会うのも、怖いので、お見舞いも遠慮してください」

と言う事で、それきり彼女に、私は会うことが出来ませんでした。


只、風の便りに、彼女は今は元気で結婚もなさったとの事。
私には、直接、霊が見えたとか、声が聞こえたわけでは無いので、「怖い」と言うより、未だに「不思議」な出来事に思えます。

病院にお見舞いに行ったとき、すっかり痩せてしまったS・Tが、

「店長、迷惑かけてスミマセン。でも、お供えを川に捨てに行ったとき、本当に、男の人が呼んだんですよ」

と言ったのが、未だに思い出されます。

私は、未だに霊の存在には、半信半疑なのですが、これは実話です。
長い文章を読んでいただいて、ありがとうございました。
オエーー!!!! ___
    ___/   ヽ
   /  / /⌒ヽ|
  / (゚)/ / /
  /   ト、/。⌒ヽ。
 彳   \\゚。∴。o
`/    \\。゚。o
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         U
友人(H)が自殺をしたときの話。

高校時代からの仲で凄く良い奴だった。
明るくて楽しい事も言えて、女子には人気が無かったが、男子には絶大なる人気を持ってる奴だった。

高校卒業後に俺は東京の大学に行き、彼は地元の大学へ通ったため別々になり、連絡もあまり取らなくなった。
大学卒業後、俺は東京で就職をしたが、彼は引き篭もりになった。

彼が一切笑わなくなっていたことを、彼の葬式の時に彼の父親に聞いて俺と友人達は驚いた。
大学で何かあったのか聞くと、3年生になったあたりから段々と引き篭もり始めたとの事だった。

葬式には彼の大学時代の友人も来て居た為、俺や友人達は彼らに色々尋ねてみたが、彼らもわからなかった。
ただ、3年生の9月になってから彼らをも避けるようになったという。

色々情報を集めていると彼が大学の2年生の2月頃に両親が別居をし、彼の母親が家を買い、彼と2人で住む事になったらしい。

ただ、これが原因とも思えなかった。
彼の両親の不仲は彼が高校時代から嘆いていたし、本人が「早く離婚しないかなー」とさえ言っていたのだから。

それから三年が経ったある日、友人のSから電話があった。

「あのさー、すっごい変な事言うけど、信じてくれ」

とかなり神妙な感じで話を切り出す。

「あのね、Hから着信があった…」

冗談にも程がある。Hが死んでもう既に三年。

「お前、馬鹿にすんなよ?」
流石に怒って言う。だけどSは、

「いや、いや…。三年経ってるから携帯は解約してるはずだよね?」

と涙声。

「昨日、久しぶりにG(高校時代の友人)と会って飲みに行ったのよ。そしたら、23時ごろに携帯が鳴って見てみたらHから着信って…」

SはHの携帯番号を残しておこうと思い削除していなかったらしい。勿論俺も残してた。

ただ、それでも信じられなかった。

「お前掛け直してみたか?」

と聞いてみた。

「うん…。2回掛け直したけど、不思議な事に2回とも繋がった…」

この時はかなり背筋がゾッとした。

「え? 繋がった? ってことは誰か出たって事?」

「いや、いや…」

とSは泣き始めた。

何が起きたか分からなかった為「何? どうした? おい?」と呼びかける事しかできなかった。

「お前さー、マジで信じてくれるかわからないけど。Gも次に電話してみたから知ってるよ。お前も確認してくれたら分かるけど…」

と話を続けない。

「だから、何だよ? 何があったのか言えよ」

と少々声を荒げて言う。

聞かなきゃ良かった(内容は後で書きます)。


その後、「お前もHの携帯に電話してみろ…。嘘かどうかは直ぐ分かる」と、Sはそれだけ言って電話を切った。
俺は怖くて電話できなかった。聞かなきゃ良かった。と思った。
何故聞かなきゃ良かったかというと、その夜電話が鳴ったから。着信はHの携帯から。

Hは三年前に自殺してる。棺の中でのお別れもした。

彼の母親が泣き狂いながら、

「H! 起きなさい! まだ、間に合うから!」

と叫んでたのを思い出した。

その時にふと思った。
もしかしたらこれは彼の母親が子供が死んだ事が悲しくて受け止められずにやってる事なのでは? と。

2回目の着信が鳴った時に俺は思い切って出てみた。

「もしもし? Hのおばちゃん?」

と少し震えるような声で言うと、電話口で「ちがうよ」とHの声で言われて切られた。

ぞくっとした。
低い男の声で、しかもHの声で返事があったから。

意味がさっぱり分からなかった。Hは死んだはず。
じゃぁ、今のは誰だ?

何で俺らの電話番号を知ってるのか。何故彼の携帯からの着信履歴が残ってるのか。
30分近く震えながら考えたが答えは出てこない。

こっちから電話をしたいがSの話が忘れられず躊躇してしまう。
ただ、このままだと埒があかない。結局電話をする事に。

手は振るえ、心臓はどきどきしていた。
部屋中の電気をつけて襖やドア、部屋のカーテンを閉めて着信履歴からHの携帯に電話をしてみた。

やっぱりするべきじゃなかった。
受話器から聞こえるコールの音。1回、2回、3回…心臓がバクバクする。5回、6回、7回。プッ。。。

留守番電話に切り替わる。その瞬間、

「今から死にます」

とHの声が流れ始める…。

「今から死にます。全部の音を残しておくよ。お前を呪ってやるから。呪ってやるからなあああああああ。ガああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ピーー……。

直ぐに電話を切って放り投げた。Sの言った事は本当だった。

「電話したら、Hの声で。。死ぬ前に取ったっぽいのが留守電のボイスに入ってた…」
すぐにSに電話した。
夜中だったが怖くて、怖すぎて、他人の迷惑とかに気が回らなかった。

Sは寝てたらしいがHの携帯から着信があったこと、誰か出た事、電話したら同じように声が流れた事を説明したら、Sは「どういうことなんだよ」とポツリと言い、その後は落ち着くまで付き合ってくれた。しかし、恐怖は未だ続いた。

「なぁ、S、お前はどういう事だと思う? 俺は最初Hの母親があ プッ やしいとおもってたんだけ プッ ど、どうも プ…」

やばい…キャッチが入った…。
怖くて誰からか見れない。

「おい、×(俺の名前)。無視しろ…。俺と話しとけ」

とSが言うので、そのまま話を続ける。

が、手から汗が吹き出てくる。
耳下にある携帯が凄く異質なものに感じて今すぐ投げ出したい。プッ プッ とキャッチの音は続く。

数秒後やっとキャッチの音が終わった。
直ぐに電話を自分から離したかった俺はSに断りをいれ電話を切り投げて部屋のTVをつけ、DVDに撮っていたお笑いを入れて見続けていた。


朝まで起きており、会社に行く気になれずに上司に電話しようと携帯を取ると着信履歴14件。
全てHの携帯から。最後の一件には留守電が入っていた。

朝になっていた為か少し強気になってきていた俺はそれを聞いてみた。

ピー 「お前じゃないかあ。お前かあ? ははははははははははははははははははははははははは」

一気に寒気が来た。
「はははは」の笑い方がHの笑い方にそっくりだったから…。
直ぐにSに連絡しHの家に行って欲しいと言うと、他の友人とGも一緒に行って確認してくれる。
との事だったのでお願いをして連絡を待った。


夕方の4時ごろ電話が鳴った。
Sの話をまとめると、昼過ぎにSとGとM(高校時代の友人)はHの家に行くが誰も出ない。

MがHの大学時代の友人と知り合いだった為連絡を取り、母親の家の住所(同じく地元)を聞き向かう事へ。
しかし、母親の家の住所にあるのは蔦がグルグル巻きになっており見た目はボロボロに。

買ってまだ10年も経って無いはずだが手入れも全くされていない様子で、ガラスが割れている窓さえある。
人が住んでる様子には見えなかったらしい。

Sが何度かチャイムを押すも音は出てない様子だったので玄関を何度か叩き、高校時代の呼び方で

「Hのおばちゃーん、Sですー。居ませんかー?」

と呼びかけるも出てこない。

ダメかと思い帰ろうとした瞬間にSに電話が。着信はHから。

かなり恐怖を感じたらしく逃げようとした瞬間に割れている窓から目が見えた。
Sは怖さから逃げようとしたが、腰を抜かしたらしい。

しかし、霊などに全く恐怖を感じないMは

「居るなら出てきてください。警察よびますよ。これは犯罪ですよ」

と言う。

見ていた人物は直ぐに奥に。
その後Sの携帯に再度電話が。
ここでMはSにしか電話して来ないのは、先ほどの人物がSの呼びかけで、Sの名前しか確認できなかったのではないかと思い、ドアを開けて(鍵は開いてたらしい)

「おい! いい加減に出て来い! Hに対しても侮辱になるだろうが!!」

と叫んだらしい。

そうすると奥から携帯を持ったHが出てきたので流石に驚いたらしい。
でもHだと思っていたのは、Hの弟で泣きながら「お前らが兄貴もおかんも殺したんだ!」と殴りかかってきたらしい。

Gが直ぐに取り押さえて話を聞いたところ、Hの母親はHが死んだ事を受け入れられずに携帯などは解約しておらずお金を払い続けていたらしい。
しかし、Hは自殺する際に遺書の代わりにMP3レコーダーに声を残しており、それを母親が見つけてしまい毎日仕事にもいかず聞いて、最終的に気が狂い、同じ部屋で自殺したらしい。

弟は母親の遺書に【Hは誰かを恨んで死んでいった。それを見つけれなかったのが悔しい】と書かれていたのを見て、MP3から音源を取り携帯の留守電のヴォイスに変えて全員に電話をかけるつもりだったらしい。

数人目にかけた俺が、電話に出て「Hのおばちゃん?」と言ったため、何故この電話が母と思ったのかと疑い、兄の恨みの相手は俺に違いないと思い、何度も電話をしたらしい。
Sが、俺は高校以後あまり会えなくなっていた旨を伝えると理解してもらえたらしく、SとMとGが必死にこのようなことはしないようにと説得し何とか分かってもらったとの事だった。
ただ、弟はS達が来た時はずっと2階から様子を見ていたので下には誰も居なかったとの事。
S達が誰か居たよ。俺ら見てたよと言うと、Hの弟は涙を流しながら

「お払いしてもらって、もう2人とも成仏してもらいます」

大泣きしたとの事(ただし、S達もかなりの恐怖だったらしく、Mでさえも何度もHの弟に聞いてたぐらいらしい)。

結局Hの自殺の原因は不明ですが、今まで生きてきた中で一番の恐怖体験(霊ではなかったですが)だったので書いてみました。
長文なうえに駄文になってしまい申し訳ないです。


<追記>

弟君は現在Sと大の仲良しになっており、一緒に良く遊んでます。
俺にも一応、すぐに謝罪の電話をしてきました。もちろん許しました。

現在は、弟君は母の家をお払い+リフォームして一人で住んでいます。
彼は元々は父方の家で暮らしてたようですが、父親の許しもありそうすることになったようです。

Hの自殺については真相を知ろうとは思ってません。
これは、弟君も同意してくれています。
彼がそれまでに調べてた事によると、イジメが原因ではなさそうなのと、Hが精神的に病んでいたことを教えてくれました。
そこでこれ以上蒸し返すのや、本人が望む望まないに関係なく他人を巻き込むのはやめようという事になりました。

Hが死ぬ2週間前にSに送ったメールで「今度又皆で飲みにいこうぜ」との内容を見た弟君が「兄はSさんたちを恨むはずが無いです」と納得。
Sが「お前の兄ちゃんは人を恨む奴じゃない」と言うと大泣きしてたそうです。

弟君はGやMや俺(帰郷時)とも飲みに行ったりするようにはなりましたが、未だに誰も弟君の家には行ってません。
怖い+悲しい思いがするのが原因ですね。

これで最後です。読んだ方お疲れ様でした。
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私の母は元々霊感があったらしいのですがこの体験から頻繁に霊を見るようになったそうです。
長くなりますがお付き合いいただければと思います。

話の前に突然ですが、家族紹介したいと思います(笑)
私には兄弟が、姉二人、兄二人それに両親がいます。

母の体験話は、20年前後ぐらい前の私がまだ生後、半年〜一歳ぐらいの話なんですが母は夜のドライブが好きでよく行くんですが、この話もドライブに行った時に体験したそうです。

長女が助手席、その彼氏が運転、後部座席に母と次女と生後半年の私とでドライブにでかけたそうなんですが、特に行くあても無くブラブラするだけでも楽しみでした。
目的地もないし時間もたっぷりあるので適当にお菓子やら飲み物やらつまみやらを調達してみんな楽しんでたんですが、母だけいつもとは違う雰囲気を感じてたそうです。

ある旧国道の入口にさしかかった時、前方を見ると結構奥の(今は封鎖されてます)道路の端に白いワンピースを着た髪の長い女性が、体育座りで車が通り過ぎるのを目で追って見ていたのを母は、

「こんな時間に何してるのかしら?」

何てジーッと見ていたそうです。

その女性と母が乗っている車が並んだ瞬間、その女性と母の目が合って急に女性はバッと立ち上がっていたそうです(その時点で母はこの人はこの世の人じゃないと気付いたらしくヤバイと思ったそうです)。

立ち上がった女性はスーッと母の車に近づき窓にしがみつく形で母の顔を覗き込んできたそうです!!(女性は浮いていて足が見えなかったそうです)。

私に何かあったら大変と思い抱きしめる形で顔を埋めてお店で買ったゆでたまごに付いていた塩を握りしめて、私の胸にも置いていたら長女が調度髪の毛をいじろうとしてバックミラーを見るのと同時に女性をバックミラーで見てしまったらしく、

長女「!! お母さん!!! 窓に女の人が…!!」

母「分かってるから黙って前を見なさい!! 目を合わせちゃダメよ!!」
母(私に何か伝えたい事があると思うけど私にはあなたを救える能力が無いからお願い!! あなたの家族のところに戻って…!!)

と車内はパニック状態!!

彼氏は死ぬ程恐くて震える手で明るい所まで運転したそうです。
それから少ししてコンビニに着いて落ち着きを取り戻して朝になって帰宅したらしいのですが、話はまだ終わってなかったのです。


ここからは私の体験談。
私は上の件があるからか幼い頃から霊感が強く、小学生の頃からその類を見たり感じたりすると頭痛がします(今も少々するのですが…)。

母の話を聞いた次男の方の兄がその旧道路に行くから一緒に行こうって事になったんですね…(兄と私は友達みたいに仲がよかったんです。今になって後悔してます…)。
以前の話に出てきたMと私の友人と四人で昼間に行ったんです。

到着してすぐにヤバイ…と思いました(汗)
周りが森のおかげで空気はすごく澄んでてマイナスイオンって感じなんですが昼間なのに気味が悪いんですよ…。

封鎖されているんですが道路自体に草などは生えてなくて至って普通でした。
兄がビデオカメラ持って撮影していて、

「なんか写ってたら怖いねぇ」

何て言うもんですから

「そんな事言うなよ」

何て言って歩いてたんです。

気味は悪いんですが特に何事も無くそろそろ帰ろうって事になり、帰り道でさっそく映したやつを見てたら兄が

「何か撮れてる…」
私「…冗談言わないでよ〜」

兄「マジかも…」

って青ざめてるもんだから帰ってテレビに接続して見たら…

所々写ってるんです!!!

しかも必ず私の後ろに…。
悲しいような、憎しみを込めてるような。

リ〇グの貞〇いますよね? まさにあぁ言う見た目で俯き加減…。
ワンピースの髪の長い女性でした…。

母に見せたら、

「あんた達あそこに行ったの!!?? この女の人…」

(母の顔が真っ青になり鳥肌が立ってるのが目に見えました)

その後ムービーはすぐに消しました。
今は何ともないけど当時はすごく怖かったです、、、


―後日談―

その旧道路の付近で白骨化した殺害されたと思われる女性の遺体が発見されたとニュースでやってました。
犯人も特定されたのですがもう大分昔の事件なので時効だったそうです…(私の出身県はこういった事件が滅多にないんで、犯人をどんな人か書くとどこだかすぐにバレちゃうんで…すいません…)。

きっと母と私に助けてって伝えたかったんでしょうね…。
その方に申し訳ないです。

以上長文、駄文、失礼しましたm(__)m
これはホントの体験談です。
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これは私が中学二年のときに体験した出来事です。

当時通っていた学校から少し離れたところに一軒の廃屋があり、そこは『幽霊が出る』と学校中で噂になっていました。
ある日、私は友人に誘われ、放課後その廃屋を探検しに行こう! という事になりました。

放課後、私達は校門の前に集合しました。
メンバーは私を含め三人。はりきって廃屋に向かいました。

十五分くらいで廃屋に到着。
私は初めて近くで見ましたが、その廃屋は木造二階建てでボロボロになっており、結構不気味でした。

「ほんとに出るかもな」

などと言いながら中に入りましたが、入って見ると埃っぽいだけで特に何もなく、十分もしないうちに探検は終わりました。

拍子抜けしてしまったのか、友人二人は「もう帰る」と言って先に帰ってしまいました。
私はというと、家に帰ってもやる事が無いので、廃屋の近くにある小高い丘(?)でぼーっと寝転がっていました。

しばらくして気が付くと、辺りは薄暗くなっていました。

「そろそろ帰るか」

起き上がり、帰ろうと思いました。
その時..さっき行った廃屋の庭に、物置がある事に気付きました。

「帰る前に中を見ていくか」

そう思い、物置の前に行きました。
その物置は、ボロボロの廃屋に似つかわしくない、比較的新しいものでした。
その為でしょうか。私は何のためらいも無く戸を開けてしまったのです。

ガラガラガラ...

今でも私は、あの物置を見つけてしまった事を、そして開けてしまった事を後悔しています。

戸を開けた私は、物置の奥に広がる光景を見て愕然としました。
荒れ果てていてどこまでも続いていそうな地面...気味の悪い真っ赤な空...そして.....頭が無かったり、血塗れだったりと、様々な恐ろしい姿をしたたくさんの人間...まさに地獄としか言いようのない世界が、物置の中に広がっていたのです...!

あまりの恐ろしさに、私は声も出ずただ呆然と立ち尽くしていました。
すると...突然何かが私の腕を掴みました。見ると、それは血塗れの手でした...。

我に返った私は、狂ったように手を振りほどきました。
物置の中を見ると、さっきの恐ろしい姿をした人間達が手招きをしながら、

「オ前モコッチニコイ...!」

と言いました...。

いよいよ恐ろしくなり、無我夢中で戸を閉めました。
すっかり後腰が抜け、その場にへたりこんでいると...

ガン!...ガンガン!!.....ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!!
56 削除済
内側から大勢の人間が戸を激しく叩く音がしました...!
もう限界だった私は気絶してしまいました。


その後目を覚ますと、辺りはすっかり暗くなっていました。
私は逃げるように廃屋から立ち去りました。

その途中、一人の老人に話しかけられました。

「君、こんな時間にこんなところでどうしたんだい?」

その優しい声にすっかり安堵した私は、さっきの恐ろしい出来事を話しました。

私「...と言うわけなんです。でも何とか助かりましたよ」

老人「つまり、危なく引き込まれそうになったんだね」

私「ええ、そうです」

老人「そうか、それはそれは...」

そう言って老人は去って行きました。
私もさっさと帰ろうとまた歩き出した時、後ろから老人の声が聞こえました。

「実ニ惜シイ事ヲシタ...!」

さっきまでの優しい声とは違う、機械のような口調に驚き、私は振り返りました。

しかしその後ろ姿を見た私は、一目散に逃げました。
その老人の後ろ姿は.....あの物置の地獄で見た人間達の一人と全く一緒だったのです。
次の日、友人二人に物置の事を話しましたが、やはり信じてもらえませんでした。
あの出来事があってからしばらくは、普通の物置を見るだけで怖かったです。


《後日談》

物置への恐怖心も薄れた頃、あの時一緒に廃屋に行った友人二人と再び物置を見に行きました(さすがに一人では怖いので)。
友人が開けて見ると、中にはびっしりと御札が貼ってありました。

「なんだこりゃ!?」

と私と友人の一人が気味悪がっていると、もう一人の友人が、

「お、おい、これ..」

と物置の右の方を指差しました。
.....そこには血がべっとりと染み付いたらしい御札が何枚もありました。

その後は戸を閉めてさっさと逃げました。
その日から私はあの物置に一回も近付いていません。

結局、あの物置はなんだったのか、今でも分かりません。
読みづらい上に長文ですみませんでした。
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昔山で遭難しかけた事がある。

叔父と祖父の趣味が狩猟だったので、当時厨房だった俺はよく山について行った。
その時は福島の某山。

山に行くって言ってもハイキングじゃないんで、当然道らしい道なんて無い。
そんな地元山師しか通らないような道を歩いているうちに、俺はどっかでチャリ鍵を落としてしまったらしい事に気付いた。

祖父はかなり迷信深い人で、日頃から山での注意事項を散々聞かされていたんだが、その中に

「山で無くし物をした時は探しちゃいけない」

というのがあったんだけど、厨房としてはチャリ鍵がないと非常に困るわけで…幸いまだ早朝で日も高かったので俺は「自動車に忘れもんをした」と嘘を吐き、かわいがっていた猟犬を一頭連れて来た道を戻り始めた。

まぁ正直獣道に等しい山道でチャリ鍵を探すなんて正気じゃない。
小一時間程山を降りたが当然鍵はなかった。

猟犬を頼りに山道を祖父たちの元へと戻って行くと、妙な事に俺は気がついた。
山は昼夜問わず音に満ちてるもんだ。鳥の声や得体の知れない虫の鳴き声、それらが一切聞こえない。

ナ ン カ ヤ バ イ

見ると猟犬は尻尾を股に挟み酷く怯えていた。
得体の知れない恐怖で俺はいっぱいいっぱい。

まだ昼前だっていうのに冗談ジャナイ!
俺は一刻も早く祖父達と合流したくて足を速めた。
ザザ…ザ…ざぁ…ざざざざざざざざざざざざざざざざざ
ざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざざ

何かが俺の後を追いかけてくる音がする!
薄情にも俺を抜きさり走り抜ける猟犬。

とてもじゃないが走れるような道じゃないのに、藪を揺らす音はすごい勢いで近づいてくる!

ざざざざざざザザザザザザザッザ…

音が止んだ…ナンカ猟犬が戻ってきた。
俺は走る! 走る! 少しでも距離を離したい!

だが俺は確かに聞いた。
何かが止まったときに聞いてしまった。

「… オ イ テ イ ケ …」


どこをどう走ったかもわかんない、地図も磁石も無い。
これが山でどれだけ絶望を感じさせるかわかるかな。

もう気持ちも肉体も恐怖も限界だった、ワケワカンナイ。
犬は小便もらしてたし、俺は泣きながら必死に逃げた。

周りは緑につぐ緑。
振り向けば「ソレ」がいそうで、俺は止まれなかった。

いつのまにか鳥の声が、祖父や叔父が撃ったであろう銃声が戻った。
本当に劇的に普段連れてきてもらう俺の知っている山に戻った。

時計を見るともう昼過ぎ…あぁもう駄目だな…と観念したよ。
どうあがいても明るいうちに合流なんてできない。

第一、ここはドコナンダ?
落ち着く為にヤニを吸う俺。
早朝に家を出たので食事もまともにとっていない。空腹を満たそうにも食料は全部叔父のリュックだ。
それでもとぼとぼと歩くしかない。

幸いにも10分ほど歩いたところでロープの張られた山道に出た。
これで下山できると道を下る俺は道祖神? を見つけた。

それには何故か生魚(生きてた)が供えられており、俺は手ごろな枝で串刺しにして、持っていたジャンプを火種にして犬と半分ずつ魚を焼いて食べた…今ならアリエナイけどね。
物凄く美味い魚だったよ…うまかったんだよな。


ほどなく林道に出た俺は、山菜取りにきてた地元民に送られ、叔父の車まで戻った。
祖父も叔父もめちゃくちゃ怒って、泣いて安堵して…猟犬もうれしそうに尻尾を揺らしてた。

獲物や荷物を積み込み、犬を車に乗せようとすると、一匹見当たらない…俺といた犬がいない…。

「ぎゃいーん!」

犬の声がした。

猟銃を片手に声の方に走る祖父と叔父!
少しして戻った祖父は犬を連れていなかった。

「死んどった」

簡単に埋葬してきたそうだ。
俺は何も言えなかった、車中やけに皆無口。

それ以来、祖父が俺を山に連れて行ってくれることは無かった。
俺も行きたいとも思わない。
そんな祖父も先日亡くなり、祖父をしのびつつ交わす酒の席。
昔話に花が咲き、山の話から俺の遭難事件まで話は及んだ。

叔父は言った。

「あの時の犬はかわいそうな死に方だった」

「舌を噛み千切られるなんてマトモな死に方じゃない」

「S(俺)ちゃん…あの時なんかあったんじゃないの?」


…俺はあの時、あの山で何を置いてきてしまったんだろう?

山のルールを破ったからなんだろうか。

実は今の俺には味覚という感覚が、ない。
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これは自分が体験した話です。

自分は霊感てゆうのはさほどありません。たまに見たり感じたりする程度です。

自分は肝試しとか行くのが大好きで(怖がりですが…)友達とバイク数台でよく行きます。
その日行った所はあまり有名では無い所で、聞いた話では「ヤバい!」との事なので行くことになりました。

その日は友達とバイク3台・友達6人で行き、いざ到着するとみなビビって『俺やっぱ行かね』の始末…。
結局行く事になったのは、自分とTとゆう友達2人で行く事に…(この時までは気持ち的に余裕だった)。

その場所ってのが山で、行く道が悪い!
途中、駐車できるスペースがあるのでそこまでバイクで俺が運転、Tをケツに乗せて行きました。

到着してみると俺はその雰囲気にやられそうでした。
一度行ったことはあるんですが、夜行くと全然違いますね…。Tの方はそうゆうの信じないタイプなので余裕そうな顔してました。

懐中電灯を持ってなかったので携帯のライトを頼りに山道を登っていくと、地蔵があるわあるわ! これでもかっ!! って、ぐらいありました。

自分は怖くてTにずっとしがみついて登っていくと、ちょっとした広間みたいな所に出ました。
その中央にでっかい地蔵みたいな物があって、近づいて携帯のライトで照らしてみると、それは青っぽいカラーの鬼みたいな地蔵でした。

正直それを見て自分は少し拍子抜けしたんですけど、Tの方は爆笑してました…(いま思うとそれがいけなかったのかな…)。

まだ登るとこはあったんですが、雰囲気がなんか違ったんで行きたがるTを必死に説得し来た道を戻ることに。
ちゃんと手ェ洗った?
        ∧ ∧
     ⊂◯⊃(・ω・`)
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  ┌──┘├┘│し´
  │┌──┴┐││
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∵。゚ ゚。∵
ブオオォォォォォ …

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 │   __(≡≡≡) |
 │` 〔_◎ |∪|◎〕
 (@@@@)ヽノ##))
wwwwwwwwwwwwww
バイクの所まで戻って自分がバイクでUターンして、Tがケツに乗ろうとした瞬間にっ!
端っこの方に使われてないトイレがあって草とかも生えまくってて、いかにも! って雰囲気出してるんですけど、そこから男とも女ともつかない声で

「あぁ゛〜〜〜〜〜」

って、聞こえてきたんですよ!

その瞬間、自分とTは3秒ぐらい止まりましたね!
それで顔を見合わせて、自分が『早く乗れって!』って、言って、Tを乗せて急いで山降りました!

霊かはわかりませんが、イタズラだったらやめてほしかったです。
でも、自分らが行った時は車は1台もなかったし、ましてや夜に歩いて行く人なんていないと思います。

あまり怖くないかもしれませんが、自分はめちゃくちゃ怖かったです。


―後日談―

それから数日後、自分とTとHってゆう友達で昼過ぎにまた行きました。
その時は怖いってのはなかったんですけど、前に登らなかったとこを登ってる途中、恐い物しらずのTが地蔵蹴って倒していったんですよ! しかも直しもしないで!

それで、頂上まで登って景色よかったんで結構そこで景色見てて、そろそろ帰るかっ! ってなったんで山降りてたんですよ。
Tはさっさと降りてって、自分とHが自分らのペースで降りてたんですよ!

そしたら、Tが地蔵を倒した所を過ぎたぐらいで、嫌なものを後ろに感じて背中に全神経集中さして歩いてたら、絶対なにかが後ろついてきてるんですよ!
足音とかじゃないんですけど、気配ってゆうんですか?
自分はヤバいなぁとか思いながら歩いてて、バイクのとこまで着いたらいつのまにか気配がなくなって、

『あれ? 気のせいかなぁ』

って思ってたんですけど、バイク乗ってエンジンかけた瞬間耳元ってゆうか直接脳ってゆうか、あまり経験少ないんで説明難しいんですけど、

「もう来るな」

って聞こえました。

内心ビビりながら平然装って山降りました!

それで、その日ばぁちゃんと母さんにその事話したら怒られました…。
なんでも昔ばぁちゃんの知り合いがTと同じ事した後電車にひかれて亡くなったらしいです…。

今のところTはまだ元気です!

長くなりましたが読んでくれた方ありがとうございます。
文章下手でスミマセン。
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早く起きろ!ゴルァ!

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   ゲシ! (゚Д゚#)=
`∧_∧三 / つつ=
(`Д´(て⊂ニ  /≡=
⊂ ⊂ ヾ、 ミし≡=
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今、つきあってる霊感の強い女性から今日、初めて聞いた話。

「これまで、いろんな霊体験してきて洒落にならんくらい怖い目にあったことってないの?」って尋ねたら教えてくれた。
俺が聞き伝えでここで書いても、その時の恐怖の状況がうまく伝わるかどうかわからんが、これまで色んなとこで聞いた話の中ではダントツに怖かった。

舞台は今から18年前、Y県の山中にある、Nダムというダム湖のそばで起こった。実話です。
彼女はある家電量販店で働いていて、その日、Y県T市内のとある町に注文を受けたテレビを一人で配達に行ったんだそうだ。

たまたまその町には彼女の叔母が住んでいて、叔母さんの方にも私用があったから、配達の前に叔母さんの家に寄り、ついでにテレビの配達先の家を知らないかと叔母さんに尋ねたんだそうだ。
そしたらお客さんの家は叔母さんの家から目と鼻の先で、テレビの配達も無事にすませて帰路についたらしい。

帰る前、叔母さんに、隣接するK市内に寄って帰りたいから、ここから近道はないのかと再度尋ねたら、Nダムのそばを通る裏道を教えてもらったそうで、彼女はその道を通って車を走らせていた。

その日は昼間から曇天で薄暗かったらしいが、あまり気にせずに近道と教わった山中の一本道をずっと走っていたのだが、そろそろ山を下ってK市内に出てもいいはずなのに、一向に山道を抜けないし、それどころかアスファルトの舗装もなくなり、車が一台通れる程度のすごく狭いデコボコ道になってきた。

彼女はさすがに道を間違えたのかな? と不安になっていたら、ちょうどそこに農作業の帰り道とおぼしき一人のお婆さんが通りかかった。

彼女がそのお婆さんに「すみません。この道はK市に抜ける道であってますか?」と尋ねると「いや、この道は違うけえ。この先もうちょっと行った所に民家があって、そこの家の前が広うなっとるけえ、そこでUターンしんさい」と親切に教えてくれたそうだ。

 ∧,,∧
.(´・ω・`) ♪
 ( つ つ
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  し' u

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 ∩´・ω・`)
 ヽ  ⊂ノ ♪
(( (  ⌒) ))
  u し'

 ∧,,∧
(・ω・`) /')
⊂⊂:::: _ノ彡
  し彡
彼女はお礼を言い、教えてもらった民家まで車を進めた。

しばらく行くとお婆さんの言った通りに民家が見えてきたのだが、それがこんな山中になんで? っていうくらい大きな屋敷で、母屋の他に納屋と倉まで建っているような昔の豪農のようなたたずまいだった。

ともかく彼女はその家の前を借りて、車をUターンさせようとした、その時に先程、道を教えてもらったお婆さんがなぜか車の横に立っている。
車でかなり走ってきたのに、なんでさっき別れたばかりのお婆さんがこんなところに?

彼女は気味が悪くなったのだが、一応、窓を開けて先程のお礼を再度、述べたそうだ。
するとお婆さんは「せっかくだから家でお茶でも飲んでいきんさい」と彼女に強くすすめるので、導かれるままに、彼女は車を降りたそうだ。

すると、お婆さんが家の中に向かって

「おじいさーん、きょうこさんが帰ってきたよー」

と意味不明のことを口走り、その声に応じて家の中からお爺さんが出てきて、

「ああ、きょうこさん、よう帰ってきたね〜」

などと、彼女にとって全く理解できない内容の声をかけてきたのだ。
彼女の名前は「きょうこ」ではないしその老夫婦もその日初めて会った見知らぬ他人だったのにもかかわらずだ。

その時、彼女は母屋の中から彼女をじっと見つめる明らかな視線を感じた。
ぎょっとして納屋の方を見るが、もちろん中の様子はわからない。

彼女は気味が悪いのをこらえて、お爺さんにすすめられるまま、縁側に腰をかけた。
縁側に彼女が腰をかけてもそのお爺さんは「きょうこさん、よう戻ってきた」などと変わらず、意味不明のことを彼女に言うので、彼女はこのお爺さんはきっと少し痴呆が入ってるのだ、と解釈し

「いえ、私はただの通りすがりの者で、きょうこさんじゃありませんよ」

と言ってみたのだが、お爺さんは全く聞く耳をもたない。
ねむくな〜れ〜
      ∧,,∧
     〇´^ω^)
    /.|\_ノつ
  /  .|し.\)
((◎ミ ◎ 彡 ◎))
次の瞬間、彼女は意識を失ってしまい、ふと気がつくと母屋の中の仏間にお爺さんと二人でなぜか座っていた。

彼女は自分の意識がなぜ飛んだのかわからなかったが、お爺さんはまた一方的に彼女に話しかけてきた。

「昼の間は他のもんは出払っとって、ワシ一人じゃけえのう」

彼女は気味悪さをこらえつつ

「あ、そうなんですか? でも、納屋の方にひょっとしたらどなたかいらっしゃるんじゃないですか?」

と聞きかえした。すると、

「ああ、あれは家の孫の子なんじゃが、結核を患ろうて、ここに置いとるだけじゃ。数のうちには入りゃあせん」

とお爺さんは言う。

「ああ、病気の療養されてるんですか。それは大変ですね」

と彼女が言った瞬間、何者かが彼女の腕をギュッと掴んだ。

びっくりして彼女が自分の腕を見ると、3歳くらいの女の子が腕を掴んでいた。
いつの間にその部屋に来たのか、まったくわからなかったのだが、その少女は無表情な顔でじっと彼女を見つめている。

彼女はもう、本能的にこの家がただごとではないことに気がつき、逃げようとしたのだが、体がまったく言うことをきかない。
するとお爺さんが「こりゃ! この人はおまえのお母さんじゃあないんで!」と女の子を叱りつけたそうだ。

次の瞬間、彼女は目を疑った!
なんと女の子はいきなりお爺さんに飛びかかり、首筋に噛みついたのだ!
/ // / /// / / / / /
`/// /凄い雨… / / // / /
┏=======┓///
‖ ゜  ┃  。 ‖ / /
‖  ∧ ヘ ┃ ι  ゚ ‖/ //
‖ (・ω・`)┃    ‖ //
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_人人人人人人人人人_
>キエエェェェェェェ<
 ̄YYYYYYYYY ̄

     ハハ
 /\(´◔౪◔)/\
((⊂ /\   /\ つ))
    )  ノ
    (_⌒ヽ
    ヽ ヘ |
     ノノ J
しかも、先程の無表情な顔とは一変し、獣のような牙をむき出しにし、赤く光る不気味な目を輝かせながら!
彼女の話では本当に身の毛もよだつような恐ろしい顔だったそうだ。

とにかく彼女はもう、限界だった。
逃げようと体を起こそうとしたのだが、体がまったく言うことをきかない。

ふと自分の体を見ると、畳の中から無数の手が伸びてきて彼女を掴んでいたのだ!
そればかりではない。その無数の手は彼女を掴みながら、

「きょうこさん、やっと大旦那さんのとこに帰ってきてくれたんじゃねえ」

「もうどこにも逃げられんよ〜」

などと語りかけてくるではないか!
もう、彼女は気を失いそうになった。

そしてふと横にいたお爺さんを見ると先程まで首筋に噛み付いていた幼女は消え、そのお爺さんはお爺さんではなく40代の中年の男になっていたのだ!

その男も周りの手の声と同調するかのように、

「きょうこさん、あんたはもう戻れんのんじゃけえねえ」

とニタニタ笑いながら語りかけてくる。
まさに、どうしようもない状況であったらしい。

その悪夢のような状況が変わったのは、その男(元・爺)がいきなり立ち上がり、彼女の手を掴んで、外に連れ出した時だった。
彼女は抵抗もできず、家の外に連れていかれ、倉の前に立たされた。

わけもわからず、彼女がおびえていると、男は倉の戸を開け、彼女に中の様子を見せたのだ。
倉の中に入っていたものは…時代劇などに出てくる座敷牢がその中にはあり、牢の中には一人の女性が横たわっていた。
今日からおせわになります
 , -―-、、
/::::::::::::∧ ∧
l:::::::::(  ◜‿◝)
ヽ、:::フづとノ’
  ‘〜|  |
   し―-J
キチガイです
┌──────────┬──┐
│プリキュアになる方法│検索│
└──────────┴──┘

バンバンバン
バンバンバンバン゙ン バンバン
(∩`・ω・)バンバンバンバン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
  \/___/ ̄
彼女は恐る恐る、

「こ、これは誰ですか?!」

と男に問いかけた。すると、

「誰って、おまえの妹じゃろうがあ」

と男はニタニタしながら答えた。
彼女はもう、パニック寸前でそこから一刻も早く逃げ出そうとした。

ふと、横を見ると自分の乗ってきた車はまだそのままの場所にある。
彼女は男を振り切り、車までなんとか駆け出した。

すると突如車の前に、最初出会ったお婆さんが現れ、フロントガラスの上にカラスの死骸を置きながら

「きょうこさん、あんたもうどこにも行かれんのんじゃけえねえ!」

と睨みつけてきたそうだ。

彼女は気が狂いそうになるのを必死でおさえながら、フロントガラスの上のカラスの死骸をはねのけ、車に乗り込んで、必死にエンジンをかけようと試みた。

この手の話の展開ではお約束のような感じだが、案の定、車のエンジンはなかなか始動しなかった。
それでもようやくエンジンがかかり、急いで車の向きを変え、もと来た道をひたすら戻ったそうだ。後ろも振り返らず…。

話はここで終わればよかったのだが、この時、彼女にとり憑こうとしていた霊は、そんな生易しいものじゃなかったのだ。

彼女はやって来た一本道をひたすら走らせていたにもかかわらず、道はなぜかどんどん狭まっていき、ついには車が走行不可能な幅にまでなってしまった。
彼女はその場で立ち往生してしまい、どうしようかと悩んでいると、道の前方に、来た時にはなかったはずの赤い橋がぼんやり浮かんできたそうだ。
奈落の底までイッテQ

  ○
 く|)へ
  〉 ヾ○シ
 ̄ ̄7 ヘ/
  /  ノ
  |
 /
`|
次の刹那、車の横にはあの老婆が立っており、

「戻れん言うたじゃろう? あの橋はあんたのために作ったんじゃけえ、渡ってもらわんといけんのんよ」

と、車の窓越しに語りかけてきた。

彼女はもう、覚悟を決め、車を後退させ、逃げれるとこまで逃げようとした。
老婆を無視して車をバックさせていると、今度はその老婆が逆さまで車のフロントガラスにはりつき、

「逃がさんけえねえ〜逃がさんけえねえ〜」

とずっと叫び続けていた。

窓にはりつき叫び続ける老婆を無視して、ひたすら後退を続けたのだが、今度はまたしても前方に、先程見た赤い橋が見えてきたそうだ。

もうその時は彼女も万策つきて、もうダメだ、と思ったらしい。
彼女は呼び寄せられるように、車を降りてしまい、その橋に向かって無意識に歩いて行こうとした。

その時!

頭の中に直接語りかけるように、彼女が小さい頃、自分を育ててくれたお婆さんの声で

「○○ちゃん! そっちに行ったらいけんよ!」

という声が聞こえたそうだ。

その瞬間、彼女はまたしても瞬間的に気を失ってしまった。

そして、気がつくと車を運転しており、そのまましばらく行くと、見慣れたアスファルトの道路にようやくたどりついたのだ。
まさに九死に一生というか、なんとかあの世の一丁目ともいうべき場所から解放された瞬間だった。
85 削除済
ここまで書き進めて、この話を読んでくれた方々は、「それはいかに言ってもネタ話だろ?」と思うかもしれない。
しかし、紛れもない彼女の実体験なんです。

しかも! 彼女の恐怖はこれだけじゃすまなかったんです。
なんというか、そのダムにまつわる因縁めいた後日談というか…。

その晩、彼女はほうほうの体で帰宅し、何気なく自分の所持品を調べたそうです。
すると大事なものが無くなっている。

彼女はその日の朝まで持っていたはずの運転免許証を紛失していることに気がつき、その日のうちに、再発行の手続きをするために、警察署に行ったんだそうだ。
信じられないことがあったのはまさにこの後から。

警察署に行くと、幸運にも紛失した彼女の免許証は落し物として届けられていた。
彼女は安堵しつつ、引き取りの手続きをしようとした。

ところが、その運転免許の顔写真が彼女の写真ではなく、まったくの別人の顔に変わっていたというのだ。
当然、警察では偽造とか犯罪の可能性もあるので、彼女の免許証をしばらくあずかり検査したのだが、これが写真が本人と入れ替わっている事実は別にして、まったく偽造した形跡がない正真正銘の免許証だったのだ。

後日、警察を通してわかった事実なのだが、その顔写真の主とは、彼女が恐怖体験をした日にテレビを配達に行ったF家というお宅の娘さんで、名前は「きょうこ」さんだったのだ!
しかもその顔写真の主は、2年前に彼女が怖い目に会った場所の近辺で交通事故死していたというのだ。
ここからは、すごく因縁めいた話になるのだが、そのテレビを買われたF家のお婆さんという人は、その近辺の豪農の娘で、若い頃、自分の実家と折り合いが悪く、駆け落ち同然で、家を飛び出したんだそうだ。

駆け落ち後はずっと長い間、東京に住んでいたらしいのだが、偶然にもその娘さんがY県のお婆さんの実家のある町の人と結婚し、年をとったからというので、娘さん夫婦に引き取られる形で、自分の生まれ故郷に戻ってきてたらしい。
そして、亡くなったきょうこさんとは、お婆さんの娘さんの子供、つまり孫にあたる女性で、亡くなった時の年齢は、恐怖体験をした彼女と同じであったとのことだ。

なんでも、その方の実家である家(つまり彼女が導かれて迷い込んだ幽霊屋敷)はとうの昔にダムの底に沈んでいるというのだ。


かなり因縁めいた後日談は、まだまだこの先に衝撃の事実があるらしいのだが、俺が今日、彼女から聞いたのはここまで。

続きはまた今度、会った時に話してくれるそうだ。
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ひとつ昔の話を書かせてもらいます。
今から10年位前の話。

俺はその時26歳のサラリーマン。
その日、母から連絡があって親父の調子が悪くて病院に入院したらしい。

お見舞いもかねて久しぶりに実家に帰省する事にした。
家から実家まではだいたい2〜3時間で帰れる。

適当に2〜3日分の着替えと荷物を持って車に乗った。
家を出たのが、だいたい夜の12時ぐらいだったはず。

車を走らせて40分くらい経った時、俺は国道から道を抜けて田舎道を走っていた。

なんとなく、ぼーっと走っていると途中で車が捨てられていた。
たぶん廃車だろう、塗装は剥げて、あちこち錆びだらけだった。

何気なく見たら中に男がいた、「えっ?」と、思って道に車を停めて道を歩いて戻って中を確かめたら確かに男がいたんだが、それは「男の人形」だった。
俺は少し落ち着いてまじまじと男の人形を眺めていた。

その人形は本当に良くできていて、店頭に飾ったりしている、無機質な感じの人形じゃなくて、言うなれば、とてもうまくて生々しい「絵」を人形にした、見た時はそんな印象だった。

それで、俺は芸術には興味ないんだがその人形に惹かれてしまって、というか、魅了されていた。
世界中の美女よりこの人形が美しい、そんな風に思っていた。

そして、気味の悪いことに俺はそれを持ち帰ろうと思って車に乗せて実家に帰った。

実家も近くなって、そろそろ田舎道を抜けようとした時に

「すいません、×××××、、、」(よく聞き取れなかった)

という、言葉が聞こえた。
「あ? え?」

俺は、困惑して周りを見たが誰もいなかった。

弱々しい男の声だった。
空耳だろうと思い、気にもしないで家に帰った。

家に帰ったら母は寝ていて実家は静かだった。
母には悪いが家に入って、起こした。母はとてもびっくりしていた。

「何もこんな夜中に帰ることは無いでしょ!」

「ごめん、休みが少ししか取れなかったから、急いで準備してきた」

それで、俺は自分の部屋で寝る事にした。


朝、俺は母と一緒に病院に行った。
親父は急に倒れたらしい、それで特に異常は無いが何故か体の調子が悪いらしい。

親父は元々ネガティブな考えの持ち主でたぶん「病気は気から」という言葉があるように、本人がまだ本調子じゃないと、思い込んでいるんだろうって思った。
適当に励ましの言葉を言ってやって、実家に戻った。

家に戻ると、廃車で見つけた人形のことを思い出して、俺の部屋に運んで飾っていた。
さすがに、裸のまんまの人形を置いていたらただ変態だから、俺の服を着せてやった。

それから、特にすることもなく夕方ごろにもう一度病院に行った。
病室で、母と親父が何か真面目に話をしていた、俺が入って来ると急に親父が

「大事な話がある」

と言ってきたので、また何かネガティブな事考えてるのかなと思いつつ、話を聞くことにした。

親父は「俺は、昔たくさんの動物たちを殺してきた、たぶん100はやっている」

俺「は? 何いってんのいきなり? 気が違ったのか親父?」

俺の言葉を流して親父は続けた。
親父「昔、俺は、動物とか弱いものを虐めるのが好きだった」

親父「猫・犬・鶏を色んな方法で殺した。(ここから殺し方が入ったのではぶきます)…とにかく、俺は最低な奴だった」

そこで、母が

「私は知っていたけど、その異常な行動以外は普通の人で…それに、怖くて横から口を出せなくて止めてあげることが出来なかったの…」

俺「いつから、していたんだ?」

親父「俺が子供のときから大学に上がるまでの間だ、その後はやっと自分の行動に歯止めを掛けることができた。それからは、やっていない」

俺「何でそんな事したんだよ?」

親父「……」(何度聞いてもだんまりだった)

俺「でも、何で今更そんな事いうんだ? わけわからん…」

親父「3年ぐらい前から殺した動物達が“迎えに来る”と夢に出てきた、それで頭痛で倒れた日の夢で動物達に“今日連れて行く”と言われて頭を捕まれたとき、俺の親父つまりお前のおじいちゃんが動物達をはらいのけ必死で説得してくれた。“孫とこいつを最後にお別れをさせてあげて欲しい”“いや、今連れて行く”“頼む、最後の一言を孫に言わしてやってくれ”“…もう一度来るその時はきかない”それで、目が覚めた。それから考えて母さんにお前を呼ぶように頼んだ、お別れを言いたくてな」

俺「いや、3年の間そんな夢見ていたのなら、坊主にお払いでもしてもらえよ!」
親父「俺は、ただ自分のために動物を殺していったから、これはしかたがない。悪いのは俺だからな地獄行きは確定だ、そんなので坊主に頼めるか? “昔殺した動物達に呪い殺されそうです死にたくないので助けてください”それは、いかんだろ…」

俺「…今日は帰るから、ちょっと頭を整理したい…」

それで、俺は実家に帰っていった。


部屋に篭って考えていた。

ふと、なんとなく部屋の人形を見ていたとき、気のせいかもしれない、人形が「そろそろですね」と、言いながら微笑んだ。
俺は完全に混乱して頭がイっちゃったのかなと、そのまま眠った。

夜中、目が覚めた、とても嫌な予感がした。虫の知らせとかなのかな。
俺は、病院に行った、親父の部屋に行ったのだが、特に異常は無かった。

まじで、ほっとした、涙がぼろぼろでた、本当に怖かった。
落ち着いて、親父の部屋から出ようとしたとき、全身の毛が総立った。

心臓の音もばくばく言っているのがわかる、部屋の左を曲がった廊下の奥のほうから何かが来るのがわかった。
霊感も無い俺だがこいつはマジでやばいと直感で感じた。

人形だった…俺は人形が歩いて来る中で冷静に考えていた。

(え? なんでこいつがいるんだ!? 親父は動物に恨まれているんじゃないのか!?)

こいつが、親父に何かしようとしていることはなんとなくわかったが、でも、そんなこと考えているうちに俺のそばまで人形が来ると無表情な顔で

「僕は“うじおや”なんです、だから“てんさつば”を与えにきました」
(“うじおや”“てんさつば”たぶんそう言っていた、何の事かわからないです)

そいつは部屋に入って動物の鳴き声みたいな声を上げていた、俺は体をなんとか動かして部屋を見たら人形はいなくて、親父は普通に寝ていた。

起こしたら、

親父「すまん、すまん、お前に本当にすまん…」


それから、次の日、親父は病院を散歩している時に車に轢かれて死んだ。
病院の散歩コースに車が突進して頭を潰した。車を運転していたのは母です。

この後、母も1年後に親父を追って自殺するのですが、遺書に

“私も××(親父の名前)に毒されていたのでしょうか、動物を殺したことがあります。×××(俺の名前)本当にごめんね、次は私の所にきました、こんな親を許してください”


親父の葬式の日の夜、家のどこかであの人形を見た、微笑んでいました。
10年経った今は俺は何ともありませんが、実家は捨てました。

俺には、もう、血縁はいないはずです、知っていたのが父方のおじいさんだけですので、それに、この“恨み”が俺に来ないようにしたかったからです。
100もの動物達の恨みはこんなもんじゃ治まらない気がしますので、あの日以来人形は見当たりません、どこかに行ったんでしょう。

最後に俺は動物に嫌われます。犬にも鳥にも猫にもいつも、威嚇されます。
一度猫に指先の肉を噛み千切られたことがありました。本当にさきっちょですが。

たまに、もう“恨み”は俺にも来ているんじゃないかと不安になります。
オエーー!!!! ___
    ___/   ヽ
   /  / /⌒ヽ|
  / (゚)/ / /
  /   ト、/。⌒ヽ。
 彳   \\゚。∴。o
`/    \\。゚。o
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これは11月頃の経験なんですが…恐怖の始まりは何のへんてつもないただの夢でした。
今でもあの日の夢の内容や映像も鮮明に覚えています。

私には好きな俳優さんがいてその俳優さん関連の映画や雑誌を見る事は結構多かったです。
この俳優さんを以降Mさんとします。

その夢の始まりは私がMさんと付き合っていると言う夢の様な設定でした(笑)
最初はもちろん浮かれていたのですが…ある時突然Mが私に刃物を突き付けてきたんです!

どうやらMは精神異常者で好きになった者を永遠に自分のものにするために殺してしまうと言う考えを持ち奇行に走ったようでした。
軽く切りつけられただけで大して怪我ではなかったのですが…その事件を知った母は私とMを強制的に別れさせました。まあ親としては当然ですよね…。

しかし別れてからもMは私の行く先々に現れ、時には私が家に1人でいる時勝手に家に侵入し片手に刃物を持ちながら私を探して室内を徘徊したりと…夢の中にも関わらず私は無我夢中で逃げ、2階の窓から外に逃げた記憶もあります…。

何とも恐ろしい悪夢。
しかしそれだけではありませんでした…。

その後夢の中で場面が変わり、それは私の家で親戚や私の家族、友達などが集まって食事会をしていたんです。
わいわいとしていて賑やかで楽しい雰囲気でした。

でもいたんです。Mが人混みの中にいるのを私は発見しました。
恐くて恐くて固まってしまったんですけど…Mはいつもの様に刃物を持っていませんでした。そして泣きそうな顏で立っていたんです。
Mは私に近づくと、今まで本当にすまなかった悪かった…許してくれ、と泣いて詫びてきたんです。
最初は私も脅えていたんですがMの言葉を聞いて、大丈夫だよ…と軽く抱きしめて彼を許しました。その時夢の中ながら、これでこの恐怖も終わるんだ…と心の底から安堵しました。

抱きしめていた腕を離してMを見ると、彼は笑っていました。そして私にこう言ったんです。

「今度はもっと大きな怪我がいいよね」

と…。

はっと気がつくとMはいつのまにか手に斧を持っていたんです。
固まっている私に母が、「逃げなさい!!」と叫び、私は一目散に自分の部屋に逃げ込みましたがMはあっと言う間に追いついて、私は部屋の端に追い詰められました。

その後はめちゃくちゃでした…何度も何度も斧は振り降ろされ私はMに斧でめった刺しにされました。

もちろん夢ですから痛みと言うのは感じませんでしたが、関節や筋が引き吊ったように体中に違和感を感じました。
特に目の横がきゅーっと引き吊るような感覚が強かったです。身体から血が溢れているのがわかりました。

しかし私の意識は途切れず私はそのまま自分の横にあった姿鏡に視線を移しました。
そこに写っていたのは私ではありませんでした。

髪の毛は腰の位置より長く前髪はだらりとたれさがり目は眼球が飛び出そうなほど見開かれて顏は血まみれでした。
その顏は今でも鮮明に覚えています。わかりやすく言えば貞子ですね…。

その顏を見た瞬間私は目を覚ましました…11月なのに汗びっしょりで呼吸がとても乱れてました。
夢でよかった…と心から思いました。ゆっくり呼吸を落ち着かせていましたが、恐くて動けず、寝返りもうてませんでした。
なにしろ起きた時は壁側を向いて寝ていたのですが…夢でめった刺しにされた場所は今私が寝ている自分の部屋。
反対側を向けば目の前はあの現場でした。

もちろん恐くて向く事などできません。
心拍数が早くてなかなか寝つけず、夢の最後に見た鏡に映ったあの顏が頭から離れませんでした…。

でも所詮夢。
落ち着きを取り戻した私は普通にごろんと寝返りをうちました。

そこには真っ黒な長い髪の人が立っていました。
おそらく後ろ姿だったため顏とかは見えませんでしたが、黒くて長い影ゆらゆらゆれていました。

見た瞬間幻かと思いました。と言うか夢の続きだと必死に思いました…。
そのまま体は固まり、必死に目をつぶって絶対に目をあけませんでした。


気が付いたら朝になっていて黒い人も消えていました。

私は今まで幽霊何て見たことがないし、霊感があるとも思えませんが、あの日の夢とあの黒い人の事は忘れられません。
もしかしたら寝ぼけていたのかもしれないし、本当に悪夢の続きだったのかもしれませんが、はっきりと覚えています。はっきりと見えました。

あの日あの夢と現実はどこかでリンクしていたのでしょうか…。
駄文&長文最後まで読んでいただきありがとうこざいました。
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糞スレ
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