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3 無名さん
いちおつ
友人Aが体験した話。

その日Aは一人暮らしのアパートから久々に実家に帰った。
夕方ぐらいに実家に着いたのだが、この時間帯だと両親も弟もいるはずなのに家の中が妙に静かだ…。

鍵がかかっていたから家族で外出したのかな? と思ったAだが、台所に行くと母が包丁を研いでいるのを見つけた。

さっきただいまと言ったのに…聞こえなかったのか? と、Aはもう一度ただいま、と言った。

母はただ静かに包丁を研ぎながら、

「ああぁぁ……」

と返事かもわからない声をあげ…そしてAの方を見た。

Aはぎょっとして固まった。

母の眼は真っ赤に血走っていた。血走ったどころではない、完全に真っ赤なのだ。
母は真っ赤な眼でただ、Aをじっと見つめた。

怖くなったAは、とっさに外に出ることにし、玄関へ走った。
玄関で靴を履いていると、包丁を研いでいた母が台所から顔を出し、まだAを見つめていた。ただじっと…。

母と目があった。
Aは身の毛がよだつ程に悪寒を感じた。

明らかに母は、笑っていた。口だけ。
真っ赤な目で見つめながら笑っている。

Aは無我夢中で家を飛び出し、近くの友人宅へ逃げ込んだ。
そして父の携帯に電話をかけ、母の事を話した。

だが父は、今日は昼から家族全員で出掛けている、と驚いたような口調で答えた。
当然母もずっといた、と言うのだ。

それを聞いたAは絶句するしかなかった。
じゃああれは一体何だったんだ…。

結局Aは実家に帰らずにそのままアパートに戻った。
後日家に電話をしてみたが別段変わったことはないようだ。

が、あれからAは度々、誰かに見つめられている感じがするようになったらしい…。
僕が実際に体験したことです。

真夜中ゲームをしていました。
眠たくなったので自販機にコーヒーを買いに行きました。

玄関のドアを開けようとしました。するとドアノブが回らないのです。
無理やりこじ開けました。なんとか開きましたのでとりあえず、自販機へコーヒーを買いに行きました。

急に悪寒が走ったので走って帰りました。
買い終わった後、家に戻りドアを開けようとしました。ですがまた開かないのです。

その時後ろに悪寒が走りました。
鍵がなぜか閉まってたのでドアに向かってタックルしました。

やっとこじ開けて家に転がり込みました。
ドアが開いたままなのでためらいつつもドアを閉めようとしました。

すると僕の目線の先には、

恨めしそうに僕を見ている兄の顔があった。


翌朝兄が、僕に対してあらぬ事を喋り出しました。

昨日さあ〜夢見たんだよ。お前がゲームしてくつろいでいた時、俺もそこで本を読んでたんだ。
するとお前が家から出ようとしたから止めたんだが、なかなか聞かなくてな。

しょうがないからドアに鍵を掛けたんだよ。それでも開けようとしたから、俺もついて行ったんだ。
自販機でコーヒーを買った時、急に変質者みたいなのが現れてな、お前が急に走りだしたから俺も慌てて走ったんだよ。

すると俺が鍵を掛けといたからドアが回らないんだよ。
たちまち追いつかれて俺にナイフで刺してきたんだ。

お前に助けを求めてもお前は、ドアを開けるのに必死で結局自分だけ助かりやがった。そういう夢を見たんだ。


今年の4月。
本当にあった事です。
10年以上も昔の話。

短大の裏手が、造成地というか山みたいになっていた。木が鬱蒼と茂っていて、土が建物より大きく盛ってあったり。
「切り崩して作ったとはいえ、こっち側(裏手)は暗くてなんか嫌な感じだよねー」とよく生徒は話していた。

短大の建物群のうち、一番その裏山に近いのは講堂なんだけど、その講堂はすり鉢状になってて立派な作り。
天井が高く、一番後ろの席から講壇を見下ろすとはるか遠くって感じだった。

ある日のこと、何かの講義の終わったその講堂に居たんだけど、別の場所に座っていた数名が急にざわざわとしはじめた。
短い悲鳴や、やだっ!! という涙声、がたつく椅子、なんかとにかく異常事態が起きているのは明らかだった。

自分達はその人達と顔見知りではなかったけど、どうもただごとではない様子に「なに、どうしたの?」と声をかけた。
集団の一人が「あれ…!」と指差したのは、講堂の天井の角。そこに、女の顔が浮かんでいた。

生首が浮かんでいるという感じではなく、等身大の女の顔の写真みたいなものが、フワフワと薄くなったりはっきりしたりする感じで。
顔だけではなく、時には肩の辺まで見えた。ショートカットで表情はよく見えなかったけど、目のあたりが黒かった。
自分は視力が弱いので眼鏡を手でクッとこらしてみたけど、確かに居る。
つーか、ある。怖さと言うより、なんなんだ、なんだアレ……という意識が先立ち、その場から動けなかった。

ざわざわしていると、壁沿いに少し移動していって、やがて消えた。

その1週間も経たない頃、裏の土を盛った山に全裸の女性死体が見つかるという事件があった。
絞殺されてたそうだけど、犯人が捕まったのかとか、今回の関連性とかについては全く知らない。

<追記>

首から下は見えなかったんだよねえ。顔だけが浮きあがってる感じで。
その亡くなった方と同一人物(?)かどうかもわからんし…。

自分だけが体験したのか、集団ヒステリーで「私も見える!」という連鎖になったのか分からなかったので、その場に居た人達全員ダッシュで講堂から出て、食堂に行って「今見えたものを描く」という事をした(余裕あるんだかなんなんだかわからんw)。

そしたら10人くらいいる全員が大体同じような絵だった…。
1人だけ、正面じゃなく少し斜めの図だったんだけど、その子は講堂の後ろの席から見てたので、どうやら写真のような平面ではなく3Dだったのだと推測した。

この話は短大時代の友人に会ったりすると「あれは思い出したくない」「その話やめよう」「ヒーやめてあれから自分寝こんだんだから!」となるのにやっぱり誰かが口にしてしまう、定番の思い出話です。
「沖縄のガマにて」でお話したユウリちゃんは、家系的にすごく見えます。

見えるし、相応の忍耐力があります。

私達はこの春まで学校の寮で暮らしていました。
見えるひとには見えるらしく、そーいう話は後を絶ちません。

ユウリちゃんが寝苦しいな…と思っていると金縛り。
ああまただ…と、やり過ごそうとするけれど、気配が気になって見てしまったら、ベッドの横に着物を着たおばあさん。

「わたし、これからいかなきゃいけないところがあるんだけど、あなたについてきてほしいの」

このひとが行くところなんて決まってる。生きてるひとが行くとこじゃない!!!!

偶然口が動いたのでユウリちゃんはおばあさんに言った。

「無理です。ひとりで行ってください」

「困るわ、あなたがきてくれないと困るのよ。ね、いきましょう。一緒にいきましょう」

ユウリちゃんは関西のちょっときつめの口調の地方育ちで喧嘩も強い。
優しく諭しても食いさがってくるおばあさんにぷっつんした彼女は真夜中に怒鳴った。

「うっせえウチはまだ生きてるんじゃっっ!!!!!!! あんたは死んでんねん一緒にいけるわけないやろっっ!!!!!!! 生きとるもん連れていこうとするなっっ!!!!!!! さっさと消えろっっっっっっ!!!!!!!」

って言ったら、おばあさんすごすごと消えていったよと、部活中に聞いた私。

じゃあ今度はなんか私のとこに髪の長い女の人がきて、体に乗ってきました。

顔に髪があたって、息づかいまで近くって私は固く目をつぷってパニック寸前。
ふとユウリちゃんに言われたことを思い出して、口も動かないので必死に心で唱えました。

「帰って帰って帰って帰って帰って帰って帰って…………」

そしたら耳元で

「ふふふ」

ぷっつんと意識が途切れて気がつけば朝……。

ユウリちゃんなら追い払えたのか、私のとこにきたひとが強かったのか……。
原因はたくさん考えられますが、たくさん金縛りになっては上に乗られました。

また機会があればお話させてください。
乱文失礼いたしました。
これは俺が高校生の時の話し。

梅雨が明けたぐらいに毎年行ってた川があるんやけど、いつもは昼間に泳ぎに行ってたんやけど、その日は夜に行こうって事になってみんな乗り気で行った。

俺を合わせて5人やったんやけど、その川に向かってる途中に1人が『もう帰りたい』って言いだした。
まーその川ってのはだいぶ山奥にあるし道中もかなり暗いからただビビったなと思って無視してどんどん進んだ。

着いてからはそいつもいつものように楽しんでた。
遊び始めてから30分ぐらい経ったころにまたそいつが『帰らなヤバイって』とか言いだした。しかも震えながら涙目で言ってきた。

俺が『どうした?』って聞いたら『なんか居てるって。マジでヤバイって。俺ら皆ここで死ぬって』っとか言いだした。
さすがにヤバイって感じた俺らは帰る準備をしだした。震えるやつは座ったまま、まだ震えてた。

俺が『大丈夫か?』って聞いた瞬間そいつの中になんか白い影みたいなんが入っていってそいつは気失った。
その後そいつを単車の後ろに乗せてダッシュで帰った。

それ以来そいつは別人みたいに何も喋れへんようになって結局その川で自殺した。
後から聞いた話しやけど、その川は昔遊びに来た子供があまりの水の冷たさに心臓マヒでよく死んだらしい。
以前に『家族の見た者』に出て来た主人の話を。。。

数年前まで主人と私はよく夜の10時頃に散歩[メタボ予防]に出掛けていました。
私達の散歩コースは庄〇川の西沿いで往復1時間の道程でした。

その日も何時もの様に散歩に出掛けたのですが『たまにはコースを変えよう!』と主人が言い出したので、東沿いを歩く事にしたのです。

二人で歩くこと数分、さっき迄は楽しく会話を楽しみながらの散歩だったのに、急に主人が黙り込み…『どしたん? しんどい?』の問い掛けに‥
『さっき黒い影がスッと後についた。今も近くにおる』と言い出すのです。

気になり後ろを振り返りましたが、私には何も見えず気配も感じられません。
取りあえず以前に姉から教えられた通りの事を旦那と二人で念じました。

『私達はアナタの話を聞く事も力になる事も出来ない無力な人間です。アナタを理解し助けてくれる力のある人の所に行って下さい』

と二人で何回も何回も念じました。
が、離れる様子はなく更に主人が首がダルいと言い出しました。

“優しく言ってりゃ舐めやがってっ”と怒り浸透の私は

‘ナンも出来ひんゆうとうやろうがぁ。己の相手する程、暇人ちゃうねん。ちゃっちゃか消えんかい。ダボぉ〜っ!’

と叫びました。

すると頭にきたのか、反撃に出た何者かが主人を一層苦しめ出し、主人は『アカン気分悪い』とその場に座り込みました。

‘このまま旦那を連れ帰ってもコイツ迄ついてきてまうしマズイなぁー’と思った私は最後の手段として[これも姉からの請け負いですが(汗)]背中に

「臨:兵:闘:者:皆:陣:裂:在:前」

と書き、手で刀をつくり空を払いました。
そしてお経を唱えながら肩や背中を叩き、それを何度も繰り返し続けました。

主人にも『立ち去れ! 立ち去れ! 立ち去れ!』と心の中で念じ続けてもらい、どの位経ったのか、重苦しさを感じなくなった主人が『今の内にハヨ帰るぞっ』と私の手を引っ張り、足早にその場を立ち去りました。

最後の最後まで私には黒い影が見えず[なんせ霊感0なんで(笑)]あの日の黒い影が何者だったのか、本当に払え切れたのかは分かりませんが、あの件がトラウマになった主人は、あの日からメタボ予防の散歩は一切しなくなりました。

主人曰く『あん時、気持ちがナンかドロドロしてたから、あんまエエ奴ちゃうなぁー』と話しています。
この前の話し載せていただきありがとうございます。黒猫です。

今度の話は私が小学校を卒業して中学校で知り合った慎之助(以後Aと呼ぶ)との話です。

Aも、霊感があるようで私と馬が合いすぐ仲良くなりました。
私は小6の時以来あまりあのような体験はなく、まだ霊を完璧に信じてるわけではなかったのですが、この体験で信じるようになりました。

前置き長くなりました。

それは中2の時放課後Aが「コックリさんやろう」と言い出し、友達のB、Cも誘って(ほとんど強制)私、A、B、Cの四人でコックリさんを始めました。

「コックリさんお出でください。コックリさんお出でください...」

何回も言ってるのに十円玉は全く反応しない。

B「もう、やめようぜ」

C「そうだよ もし何かあったらやばいよ」

二人がそう言うので、

私「そうだな〜やめるか?」

と終わらそうとした時

A「あと少しでいいからお願いっ!」

とせがむので

私「じゃ、じゃあ、あと少し」

と続けました。
今思えばここで止めとけば良かったのだと思います。

「コックリさんお出でください。コックリさんお出でください」

すると

ススッ〜
十円玉がYesに動いた。

それからA、B、C、私の順でしょうもない質問をして盛り上がっていました。

10個くらい質問してから

B「やべぇ! 俺今日塾だ」

と言ったので

「コックリさんどうぞお帰りください。コックリさんどうぞお帰りください…」

「NO」

C「おい! 帰らねぇぞ!」

B「もう怖いよ! 帰る!」

そう言ってBは十円玉から指を離した。そのとき、

C「うわぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」


と叫んだ後、口から泡ふいて気を失った。

そのとき私はメチャクチャ怖かったのですが友達の前で格好悪い所は見せられないので、なんとか叫ばないで済みました。

その後、残った私とAでなんとか帰ってもらいました。
しかし帰る前に 十円玉が動き

「オマエハ…」


と書いて消えました。

これでこの話は終わりますが、私にはまだまだ体験談あります。

<後日談>

それから数日経って、一応平和な日を送っていたら、指を離したBが心臓発作で亡くなり、泡ふいたCが原因不明の病気で入院しました。
私とAはまだ大丈夫なのですがそろそろやばいような気がします。

長文、駄文、失礼しました。
これからお話するのは私が19歳の時に初めて幽霊を見た時の事です。

私は当時、都内にある2階建てのボロアパートに家族で住んでいました。
それは昭和の始めに建てられたものらしく、瓦屋根にピンクの外壁という一風変わった? 外観のものでした。

しかも、そこは曰くつきのとこで1階に住んでいた住人の途中でアパートを出た1人を除いて全員、死んでしまいました(ちなみに私は2階に住んでいました)。

そして私が体験したのは1階の最後の住人(Bさん)が死んで数日が経ったある日の事です。

夜更かしをしていた私はそろそろ寝ようと、アパート共同の洗面台で歯を磨いたりしていました。
すると、誰かが1階から2階に階段を上がってくる気配と音がしたのです。

私はふいに2階に住んでいる誰かが仕事から帰ってきたのかと階段に目をやりましたが、そこには人の姿も影もありません。

不思議に思いながらまた、洗面台に向いてるとまた階段から音と共に人の気配がしました。

「‥‥‥?」

私が再度、階段のほうを見ると相変わらず誰もいないのですが、階段を上る音と気配は続いていました。
そして暫くしてその足音は一瞬やんだ後、その日仕事で家を開けていたSさんという住人の部屋の前へと移動して行きました。

すると、突然

ドンドンドンドン!

ドンドンドンドン!

とSさんの部屋のドアを叩く音が聞こえました。

私がビックリしていると、しゃがれたオジサンの声が聞こえてきました。

「Sさぁん、Sさぁん」

それと同時に廊下の裸電球がパッと消えたかと思うと、Sさんの部屋のドアの前に死んだBさんが暗闇に浮かびあがるように立って、木造のドアを叩いてる姿が目に映りました。

Bさんはなおも、

「Sさぁん、Sさぁん」

と言いながらドアを叩いていましたが、私は恐怖を感じながらも初めて幽霊を見たという思いから暫くBさんの行動を見ていました。

すると‥Bさんが私の気配に気づいたのか、ゆっくりと顔を私のほうへ振り返り、不気味な表情でニタ〜ッと笑っていました。
私はそれを見た途端、「ヤバイ! こっちに来るかも!」と思い、慌てて部屋に戻り、布団をかぶってガタガタ震えていました。


気がつくと、朝になっていてウチの中で一番霊感の強い母に昨夜の事を話しました。

その時、母が言ったのは

「Bさんは生前、Sさんとよくお酒を呑み交わしていた仲だったから、死んだ後も一緒にお酒を呑もうと誘いに来てたのね」

というものだった。

それを聞いて私は、Sさんに悪い事をしたという風に思った。
またまた載せていただきありがとうございます。
3度目の投稿です。黒猫です。

この話は「友達Aとコックリさん」から半年経った話です。
あのコックリさんのあの最後の言葉が気になり、知り合いのお寺の住職に聞きに行った話です。

そこは神奈川県のY市にある少し有名なお寺です。
その近くに私の祖父母の家があり、祖父母の知り合いが住職なのです。

Y市に着いて、お寺に行くと、そこにはもう住職さんがお経を唱えていました。
唱え終わると、

住職「お待ちしておりました」
私 「へ?」

聞くところによると、昨日の夜住職さんが寝ている時、夢を見ていました。
その内容は詳しく覚えていませんが、

〜枕元に何か(神様の名前)がいて「明日R(私)と言うものがお前に尋ねて来る、きっとすぐ分かるだろう」と言われる〜

という感じの夢を見たらしい。

住職 「なるほど…」
私 「へ?」

住職 「あなたはすごい。こんな強いとは…」
母親 「あの…、何が強いんですか?」

そしたら住職さんと母親が私から少し離れたところで話始めた。
その間私と妹は怖い話をしていました。

それから三十分くらい経ったでしょうか、私は夢を見始めました。
それは…

〜私は暗い所に立っていました。そこには一匹の黒い猫(?)がいました。するとその猫が

猫「もうすぐ時が来る…」

私「どうゆう事?」
猫「……」

私「じゃあ、いつなんだ?」
猫「……今年の夏」

そう言われた時母親に起されました。

母「今日はお寺に泊まりなさい」
私「へ?」

なぜか私の母親はこの寺に泊めようとします。
まぁ、次の日は学校休みだったので、泊まる事にしました。

そしてその日自分について知る事になりました。
その日の夜、住職さんが私にこんな話をしてくれました。

「あなたは、何と言ったら良いのでしょうか。あなたの前世は昔の悪魔祓いをしていた偉い牧師(映画のエクソシストみたいな)と強い魔力を持った悪魔が混ざりあった存在です。つまり、あなたは良い方にも悪い方にもなる可能性がありました。しかしあなたは自分が持ち合わせた力で聖力とも魔力とも違う力を持っています。そのお陰であなたは本来死ぬかもしれなかった時も生き抜く事が出来た。しかし本当はあなたはこの世界にあってはならない力を持っている。どうかその力は時が来るまで使わないで下さい。その間何か遭ったらこの札をお使い下さい」

と言われて、お札を何枚かくれた。

最初言われた時はその言葉が理解出来なかったけど、後に少しずつ分かって来るようになりました。

長文、駄文、失礼しました。
この話はちょうど今から一年ぐらい前の話です。
その頃僕は休みの日になると夜友達と遊んではしょうもない事をしていました。

そんなある日一人の友人がいきなり心霊スポットに行こう、と言い出しました。
そして夜に駅に行って結構離れた町まで行きました。

その町は海沿いの町でハワイのワイキキビーチみたいなキレイな海水浴場があります、だから夏場はすごい観光客で溢れかえっています。
そして心霊スポットが多くある町です。

その町に一部で有名な黒いビルと言われる心霊スポットがあります。
なにかそのビルは未完成で鉄骨が出ていて不気味だそうです、20年ぐらい前から未完成の状態だそうです。

そして駅につき、そこからタクシーで黒いビルに向かいました。
そして黒いビルに入り、何の変哲もないので写真を二枚撮って帰りました。

そして数日後、写真を現像しに行き写真を見ていると、
黒いビルの鉄骨の上に無数の作業員がこっちを手招きしています。

鳥肌が立ち、黒いビルのことをインターネットで調べてみました。
実は数十年前そのビルを建設していた時ある一人の男性作業員がいきなり暴れ出し、止めに入った仲間が次々と下に落とされ死んだと言う話でした。

そしてその写真はお祓いして供養しました。
もう軽い気持ちで心霊スポットには行かないでおこうと思いました。
では、ひとつネタっていうか、実話を。

私は何十体もの人形を持っているが、1体だけ怖い事があった。

そのドールはある店で1体だけいつまでも残っていたのだが、高価な人形で先立つ物もない自分は買う事が出来なかった。

しかし何度も何度も週に2、3日はその人形を買って帰る夢を見た為、何としてもその子を買わなくてはならないのだという使命感に駆られ、私は店の人に必ず買いに来るから他の人には売らないようにと頼み、その子に私の名前の札をつけて人目に触れさせないようにして貰った。

その後もその子を連れて帰る夢は見続け、必死でお金を貯め、遂にある午後、夢で見たままの光景を現実のものとした。

それからは休日は一歩も外に出ず朝から晩までその子を見ている程魅入られてしまった。

徐々に存在感が増している気がしたが、気のせいと片付けていた。
その時は自分の思い入れが原因と思っていた。

しかしある日その子の置き場所を変えたら他の子を置いた時と違って、明らかにその方向から強い視線や何かの気配を感じた。
これまでは同じ場所にあったせいで、日増しに濃くなるその方向からの気配に慣らされていただけの自分に気づき、背筋が凍った。

そしてもう目もそらせず、背も向けられない程、その子に追い詰められていった。

それからも日に日に表情が禍々しく、そして美しくなって行って、寝る時も枕元にないと発狂する程その子を見ていないと落ち着かない自分に気づき、冷静になろうと、一度ヘッドを外して仕舞いこみ、そこには他のヘッドを乗せ、後日改めて首をつけたらその気配は消えていたが、以前程その人形に魅力を感じ取れなくなってしまった。

造形は変わっていないはずだが、なんだか普通の人形なのだ。

やはり何かしら入ったせいで魅入られていたのが、一度首を取った事により抜けて行ったのではないかと今では思う。
あれほど呼び寄せられていたものも抜けてしまったのなら寂しい気もするが。
中学生の話しです。

私の家は平屋の横に7部屋あって、小学生までは妹と寝ていたんですが、さすがに中学生になったから一部屋が欲しくて、一部屋貰って、けどずっと使ってなかったので最初は嫌な感じしました。

一部屋なんですがちょっと怖いというか、嬉しい反面、私の部屋はレースカーテンだけで窓から人が通るのが分かります。

しばらく経って、朝ふと目が覚めました。
そしたら、私の部屋の前を通る人影が。

お父さんかな? って気にはしなかったんですが、今度はすごいスピードで部屋の前を通りました。
居間に戻ったら、家族はまだ皆寝ていて、なんだろう? とまた部屋に戻ったらまた人影が通り、朝から人の敷地内をと怒りと怖さはありましたが、外に出てみました。

そしたら全身真っ黒な人が。

タイツとかじゃなく本当に黒いだけの人。だけど顔のパーツはなく、だだ私の方をじっと見ている様な。

怖くなってお父さんに話して探して貰ったんですがもう見あたらず。
あれは何だったのか。

他のサイトにも同じ体験をした人がいると書いてありました。
その人は事故に遭ったりしたらしいです。私も実際事故を4回やりました。

あれは何だったのか、今だに忘れられません。
嫌いな生き物っている? 俺は虫が苦手なんだ…別に嫌いって訳じゃない触ろうと思えば触れる、でも蝉だけは違うんだ。

この話は俺が小学生の時の話なんだ。

夏真っ盛りに俺達は花火やろうよってことになって学校に集まったんだ。
花火って言っても爆竹なんだけど。

しばらく俺らは壁なんかに爆竹ぶつけて楽しんでたんだ。
そしたら一人が「蝉の鳴き声がうるせーな! 蝉に爆竹つけて飛ばそうぜ!」なんてこと言ったんだ…今思うと残酷だな。でみんなで蝉を捕まえ始めた。

蝉を捕まえて爆竹をつけて飛ばす…何が面白いんだかでもあの時はみんな楽しんでやってたんだ。
でも結局飽きてみんなそれぞれ家に帰った。

夜になって普段は弟と二人で寝てるんだけどその日は何か暑くて両親の部屋でクーラーつけて寝ることになったんだ、父母弟俺みたいな形で…。

しばらくは親父がテレビ観てたんだけどタイマーかけて寝る準備を始めた。
俺もなかなか寝付けなかったんだけどいつの間にか眠りに落ちた。

…どれくらい経ったんだろう。クーラーが切れたんだろう部屋の中が暑くなってきた。扇風機でもつけようと動こうとしたが身体が動かない…金縛りのようだ。
金縛りは初めてじゃない。しかも霊的なものじゃないってテレビでやってたから俺は寝る努力をしてみた。

やがて眠りに入ろうとしてた時に俺の身体の上にドン! っと何かが乗った。
弟かな? と思ったが違う! 身体をガッチリと固定されている!

こんなことは初めてだったのでさすがに俺も怖くなってきた。
背中の感触から虫のような手足で締め付けられている。

助けを呼びたいけど声が出ない。…俺を締める力も強くなってきた。
…息が出来ない。涙が止まらない。骨が軋んで折られるっと思った時に

焦げたようなまるで火薬のような臭いを感じた。


…朝、俺はうなされてたらしい。母親が俺を起こしてくれ俺は戻ってこれた。

この話を親父にすると叱られた。でもそれはお前が罪悪感から見た夢だろうと言ってくれた。

でも本当に俺が罪悪感から見た夢だったんだろうか…最近はないが朝起きると手から焦げたような臭いが…。
その日は蒸し暑くて寝苦しい夜でした。

かなり遅くまでパソコンをいじっていた私は、午前2時を回ったころ、やっとベッドに入りました。
あまりに蒸し暑いのでエアコンのドライを着け、涼しくなったころに、ようやく睡魔が襲ってきました。

起きているのか寝ているのか私でもわからないようなまどろみの中、不意に頭の先がツンッ、と引っ張られるような感覚に目が冴えました。
寝ぼけていた私は、

「んもう、ウザイ!」

だとかなんとか言ってまた寝ようと思っていたのですが、中々にしつこく何かが私の髪の毛を引っ張ります。

しかもその力はどんどん強くなり、私の頭はベッドの縁にガンガン当たり、首がぐんぐん曲がっていきます。

「いたたたたた、痛いっ!」

怖いとかそんな感情の前にとにかく痛くて、自分の髪の毛を引っ張り返したとき、ぶよぶよしたモノに触れました。
生の鶏の皮みたいな……冷たくてぐにゅぐにゅして、少したるんだ感じの何かに。

その何かはベッドの下から伸びてきているようでした。

(なにこれ!?)

その瞬間金縛りにあい、得体の知れない何かのなすがままに。
生理的な涙が出てくるほど頭皮が痛く、時折ブチブチっという音が鳴るのを聞きながらいつの間にか気を失っていました。
朝目が覚め、昨夜の事は夢だったと割りきろうとしたとき、枕に散らばった私の髪の毛が目に入りました。
夢じゃなかった……(´Д`)

しかも髪の毛がなんか生臭いorz
気分最悪のまま一階に降りると最強母が一言。

母「うっわぁ…(引)」

引かないで(T-T)

母「何してんのそれ」
私「や、そんなんうちが聞きたいし…」

母「また凄いもん憑けたなぁー。どうやったら毎度毎度飽きもせず変なもんつけられるんや」

と言いながら私の背中に九字を切る母。

私「寝てただけやねんけど…」
母「わざわざ心霊スポットに行かんでも幽霊さんの方から向かって来てくれるなんて贅沢やな(笑)」

笑い事じゃない(´Д`)

母「ま、あんたの部屋すでにちょっとしたお化け屋敷みたいなもんやしな。引き寄せられた霊やろ」
私「そ、そうすか…」

母「うちもあんたを産むまで苦労したんや。その体質。1人産めば楽になるからさっさと子供作り!」

先祖代々長女に受け継がれる霊媒体質……とか言葉にするとなんかかっこいいけど実際嫌なことしかないや!

とまあ、体験談はこんなもんじゃないです。また次の機会に別のお話を投稿したいと思います。
まずはエンツコについて。

藁で編んだ籠で、赤ん坊を寝かせて置くためのものです。
他の地方にも呼び名こそ違えど同様の物はあった筈です。…最も、今は全く使われる事無く廃れてしまいましたが。

ハゲ樫の地元の怪談として聞いた、明治の頃にあった話。

当時はホントに何も無く、電話が役場にかろうじて一台きり。そんな田舎に一人の男が暮らしていた。
ヤモメで男手一つで赤ん坊を育てており、近所から貰い乳をしていた。

男は小作農で、農作業に従事している間、我が子をエンツコに寝かせ目の届く所に常に置いていた。
男の、子を慈しむ姿は微笑ましく周りにとっては農作業の合間の一服の清涼剤であった。

そんな晩秋の事。来るべき冬に備え山に薪を集めに入る事にした。
この時は流石にエンツコ抱えて赤ん坊を山に連れて行く訳にも行かず、お隣さんに頼んで預かって貰う事になった。

…が。その朝。お隣さん、とは言っても当時の、しかも田舎の事。住宅は密集しておらずあちらにポツリ、こちらへポツリ(数十mごとに一件、と考えると感じとして掴み易い)。そんなお隣さんに我が子を預けようとエンツコを抱えて家を出て。
…早起きの筈の男が中々やって来ないのを不審に感じた隣家の住人が様子を見に外へ。
見ると野犬が数匹何かに群がっている。近頃鶏が被害に遇った事もあり、犬を追い立てて見ると待っていた父子が血まみれで地に伏していた。

父は息があったが、赤ん坊は手遅れだった。エンツコは紅く染まっていた…男が虫の息で尋ねた。

「ウチの…子…は…」

死んだ、とホントの事が言えず、

「大丈夫、怪我して気を失ってるけど大丈夫、だからアンタも気を確かに、今医者に、な、大八車牽いて来るから!」

大丈夫、と聞いて安心した男はそのまま意識を失い、そして二度と目を覚ます事は無かった…そして父子の葬式が終わったその晩から。最早住む者の居ない父子の家の方から赤ん坊の泣き声が聞こえる様になった。

住民は不審に思って外を見ると…真っ赤なエンツコが自ら燐光を発し宙に浮き、泣き声と共に家の周りをぐるぐると回り続けていた。
この目撃談は翌日には村中に広まり、住職(ハゲ樫の祖父だか曾祖父)の所に村人達が相談にやって来た。

相手は赤ん坊だし死んだ事を理解させる事は困難だ。それでも一通りの供養はしたが案の定効き目は無かった。
皆成仏出来ない赤ん坊を憐れんだが、だからといってどうなるものでも無かった。

…数年経ったある時、件の隣家の奥さんが患いついた。きちんと治療を受ければ治るとは言え、財政的に無理があった。
謝る旦那さんに奥さんは思いがけない事を言った。

「どうせ助からないなら、私が隣のあの子を連れて行きます。母親代わりにいつもお乳を与えていた私なら、きっと言うことを聞いてくれます」

驚いた旦那さんだったが、助からないまでも出来る限りの看病を続けた。駄目なら駄目で納得したかったのだろう。

そして奥さんが亡くなってのち、確かに紅いエンツコが宙を舞う事は絶えた。

ホントに連れて行ったのだな…と皆手を合わせたと言う。
今は平気だけど高校生の時は霊感が強すぎて普段から妙なものを見たり憑かれてしまい奇行が多く、友達からは変人扱いやら精神病扱いされて一時期は人間不信に陥ったことがあった。

見かねた婆ちゃんは俺に透明な水晶の数珠とミサンガをくれた。

「これはいつも身に付けていなさい、数珠は危ないと思ったら握って「去れ!」と念じる事」

と言われた。

ミサンガとは俺が呼んでいただけで正式名称は忘れた。
この2つはある有名な寺でもらった品で効力は霊感の無い人でも弱い霊なら浄霊出来るくらいの力がある品だと言っていた。

「霊感が強いお前が使えばまず負けないよ」

と婆ちゃん。
それを身に付けてからは何も見えなくなり憑かれる事もなくなり次第に友達とも距離が近くなっていった。

まあそんな感じになって夜、友達2人でゲーセンで遊んでいたんだ、当時、KOF(ゲーマーなら知っている)って格ゲーを友達がやっているのを後ろでもう1人の友達と笑いながら見ていたら乱入(要は対戦申し込み)があってどんな奴だ!? と思ってチラ見したら普通の大学生くらいの男、だけど…

背中に髪の長い裸の女と大きな蛇がその男にガッシリとつかみかかっていた、大蛇は巻き付く感じで。

「うわぁぁ〜メッチャヤバそうな感じ」

と思っていたら女が俺の方を向いた。

顔を見たときマジ小便が出そうだった。
何て言うか別に血みどろとかじゃないんだけど、目の焦点があっていない顔をしていて舌が異常に長い。


ブツッ…!

音を立てて婆ちゃんからもらったミサンガが切れた。

女は不気味にニヤアァって笑っていた、んでポケットに入れておいた数珠を取り出して「去れ!」と声を出したら女の顔は険しくなった。
また「去れ!」と叫んだら女と大蛇は消えた、同時に数珠がブツッ! と切れた。

友達がキョトンとしていたが、俺は散らばった数珠を拾おうとしたら見事に珠一つずつが真っ二つに。
その男の人は普通にゲームしてたけどさ。


家に帰ってから婆ちゃんに話したら

「たぶんその人は触れてはいけないものに触れてしまったんだろうね〜、数珠が切れるくらいだからたぶんその男の人は助からないだろうね」

マジでゾッとした、しかしあの男の人はなにをやらかしたか不明。
前回の「海上に立つモノ」に続き、今回もまたオレのばあちゃんの話を。
まあこれは叔父に聞いた話なんだけど。


叔父が中学生の頃、当時は5人の兄弟全員が同じ部屋で寝ていたらしい。
で、その叔父は兄弟の中でも1番上で、学校があるから早く起きなきゃいけないってことでドアのすぐそばで寝ていた。

ある晩、叔父はふと目が覚めた。
時刻は真夜中。他の兄弟は皆ぐっすり眠っている。

眠れずにしばらく天井を見つめていると、近くにあるドアの向こうから、かすかに歌声が聞こえた。
耳をすますと、それは何やら民謡のような、聞いたこともないような歌だった。しかも、明らかに子供の声で。

こんな真夜中に子供が外にいるわけない。
まだ両親が起きていて、ラジオでも聞いてるんだろうと思った叔父は、トイレに行こうとドアを開けた。

すると、向かいに面した両親の寝室の障子は真っ暗で、誰も起きている気配がない。
しかし、やはり歌が聞こえる。それは左の廊下に面した庭の方から…

ここで叔父は途端にゾーッとして、トイレも行かずに部屋に戻ってフトンを頭からかぶって寝てしまった。

それからというもの、真夜中に目を覚ますと必ずといっていいほどあの歌が聞こえたらしい。
不思議と他の兄弟は全く気付くことなく眠ったまま。

叔父はばあちゃんに相談しようかとも思ったけど、逆にそれが幽霊の仕業だってわかってしまったら怖くて仕方がない。
そんなわけで、ビビりだった叔父はばあちゃんに何も話さなかった。


半年ぐらい経ったある晩、叔父が目を覚ますと、やっぱりいつもの歌が聞こえてくる。
この頃になると、ビビりの叔父でもさすがに慣れていて、その歌に好奇心がわいていた。
誰かがイタズラしてるだけなんじゃないかとか、いろいろ考えているうちに、実際に見に行ってやろうと思ったらしい。

フトンを抜け出て、ドアを開け、廊下に出る。庭に向かおうと両親の寝室の前を通った瞬間…

障子がバッと開いて

「行くな!!」


ばあちゃんが鬼のような形相で叫んでいたらしい。フトンから上半身だけおこして、白眼むいて。

歌より何よりばあちゃんに心臓か飛び出るほど驚いた叔父は、逃げるようにして自分の部屋に戻った。
家中に響き渡るような大声だったのに、何故か他の兄弟は全然起きなかった。ぐっすり寝てたらしい。


次の日の朝、叔父がばあちゃんに昨日の事を尋ねてみたら、キョトンとして、

「何ねそれ?」

どうやらばあちゃんは無意識に叔父を助けたらしい。

その日から歌も聞こえなくなったって。
ただ、その日庭を見たら大きなカラスが1羽死んでいたらしい。

「ばあちゃんが止めてくれなきゃ、俺は死んでたかもな」

と叔父は言っていた。

「それにしてももっといい止め方はないもんかね。あん時のばあちゃんの顔は怖すぎて、逆にショック死しそうだった(笑)」

…ばあちゃんが1番恐ろしいかもしれない。
俺小さい頃、多分幼稚園位の20年位前くねくね見たわ。

親父と弟と俺で、たまに山にピクニックに行ってたんだよ。
ピクニックっつても直ぐ近くの栗山、家の所有じゃなかったから不法侵入ってやつか(笑)

でさ、俺、基本的に動くの面倒臭がって行きたくなかったんだけど、山に行く途中で親父がジュースを買ってくれるんだよ。
俺はコーラ、弟はコーヒー牛乳。それが目的で付いて行ってた訳。

山頂に向かいながら、親父が天狗の鼻とか何とか瓜?(赤い実)とか指差して教え俺達を楽しませてた。

ここまでの記憶ははっきり覚えてるんだけど、その次の記憶は親父が居ない。弟と二人っきり。
親父が居ないのが不安で不安できっと先に頂上に向かったんだと泣きながら弟の手を引いて頂上を目指した。

もう少しで頂上という所で弟が何かを見つけた。

「まー君(あだ名)あれなぁに??」
弟の指先の先100m位離れた木の影にゆらゆらしているグレー? 色の何かがいた。
分からなかった、何回もこの山に入ったがあんな物見た事が無かった。手足をジタバタしている。顔は見えない。

俺は思い出した。親父に誕生日プレゼントとして貰った双眼鏡が背中の小さなリュックに入ってた。
「あれ」が何なのか異常に知りたくなってリュックを下ろし開き取り出した。弟も見せて見せてと言っていたが、「後でね」といい覗きこんだ。

覗き込んだモノは想像を絶するモノだった。
1、2、‥分、もう見たくもないのに目が離せない。弟の「まーくん!!」の声がなかったら1人で見ていたらどうなっていたか分からない。多分発狂してた。

でもこれは言える断言できる。
あれは踊っているんじゃない。苦しがってた。

顔も見た。色んな顔だった。男の子、女の子、若い男、女、年取った男、女。
顔がドンドン変わっていく、まるで1秒毎にスライドしているかの様に。

だが全ての顔が同じ表情。「苦悶」。

俺は荷物を投げ捨て弟と一緒に下を目指して走った、俺も弟も何度も転んだ。
でも、そんな痛みよりもアイツに捕まる方が何倍、何十倍も怖かった。

途中でお爺さんに会ったが、まず何よりもこの山から下りなければと思った。

数分後見慣れた鳥居が見えた、出口だ。その時、後から声がした。
親父だった、何故か怒鳴っている。

2人して父親に駆け寄って泣きながらくねくねしていた物の事を必死に説明しようとしたが伝わらなかった。

親父の話では少し目を離した瞬間に居なくなったらしい。
結局、俺が弟連れて山に入って行った事になった。

この日以来山には行ってない。また見てしまいそうな気がするから。

最後に一言、皆さんが「くねくね」と言ってるモノは確かに居ます。
今回初めて投稿します。

話は約10年前、高校を卒業して働き始めて九州の方に出張した時の話です。

先輩Aと2人で行ったのですが、行く前にAさんが安いホテルには良く出るから気を付けるようにと言われました。
僕はこれまでに何回か視ることは無くても感じやすいらしく、誰も居ないのに気配を感じることがあります。

仕事場に着き急ぎの仕事なのでその日は深夜の2時位まで働きました。
予約していたホテルに着き疲れていたのでシャワーを浴びて寝ることにしました。

浴び終わった後、ふと、先輩に言われた事を思い出し部屋の中を見ていました。
見た感じ何も感じる事も無く寝ました。しかし、暫くして寝苦しさを感じ起きました。

水でも飲もうと思い起きようとしても起きることが出来なく目だけが動きます。
金縛りに遇いました。今まで一度も無く正直言って怖かったです。

そして暫くしてベッドの横に鏡があるのだが、その鏡を見ていたらベッドの下に何かがいました。
暗くて良く解らない、それでも良く見ると男の顔が見えました。

怖くて仕方がなく起きようと思いましたが無理です。
何故なら男が僕の手を握っていたからです。

その恐怖で気を失ったようで、起きたら朝でした。

その日に先輩に話しホテルの人に聞きました。
そしたら何年か前にその部屋で男が殺されベッドの下に隠されていたそうです。

因みにそのホテルは二千円でした。

<後日談>

今僕の左腕は全く動きません。
何故なら左腕を強く握られていたからです。
大分投稿が遅れましたが此れは祖母が体験した話だそうです。

幼い頃の自分にはとても怖くまた婆ちゃんはそんな事言ってーなんて思ってましたが、祖母は嘘を付く様な人間では無く其の怪異に祖母の姉(まだピンピンしている)も其の遭遇しているからです。


祖母が小学生、姉二人が中学生の頃だった時の話です。

当時祖母一家は今棲む田舎では無く東京に住んでいたそうです。
戦時中乍祖母家族は裕福だった様で友人も比較的裕福な生活をしていたそうです。

有る日の事、祖母が二番目の姉と共に友人宅に向かおうとした所母に呼び止められました。

「今日は親子丼を食べに連れて行ってあげるから絶対に四時には帰って来なさい。でないと家に入れないからね?」

祖母と祖母の姉は喜びました、親子丼を食べれる嬉しさ更に仲の良い友人の家に行けるのだからこんなに良い日は無いと。

楽しく遊び回ると時間は直ぐに過ぎるもので既に夕刻が迫り母に指定された時間も近づいてきました。
祖母は友人に別れの挨拶を告げ姉に肩車をして貰い乍歩いていました。

「お姉ちゃん、今の見た?」

「◯◯ちゃんも見たのね?」

二人はすれ違う黒服の男がはっきりと包丁を持ち乍歩き去って行く姿を見たそうです。

祖母は顔を覗こうとしましたが吸い込まれそうな黒服を着た男に何だか怖くなり黙りました。

何事も無かったかの様に自宅に着き、約束通り母に連れられ親子丼を食べた祖母は幸せの余り先程の出来事を忘れる程でした。


翌日、祖母が起きると父親と母親が神妙な顔つきで衝撃の事実を告げたのです。

「お前が行った家のな…家族全員一家心中したそうだ」

祖母は驚きましたが、それに拍車を掛ける様に祖母の母は小さく呟いたそうです。

「やっぱりか…」

と。


どうやら祖母の母には鋭敏な予知力があったそうなのですが……もしあの時祖母が決められた時間に帰って来なかったら…。

黒い服の男、もしかしたら死神なのかもしれないと祖母は語っていました。
初投稿です。1年位前の話。

私は友達と二人で公園のブランコに乗っていました。
その公園は普通のブランコとその隣に、もう一つ小さなブランコがあります(小さい子が乗りやすい位の)。

私達が見た時は、小さい男の子が乗っていたのですが、夕方になり男の子は帰って行きました。
二人でブランコに乗りながら「暇だねー」と話していると友達が小さいブランコを見て「あれ? あのブランコ動いてない?」と言うのです。

私も見てみると確かにブランコは揺れているのです。
私は「どうせ、風で揺れてるんでしょ」と暫らく様子を見ていたのですが、風が止んでもブランコは小刻みに揺れています。

私達は「まさか、オバケ!?」と話ながら、あのブランコのムービーを撮ろうと言う事になりました。
まず、友達がムービーを撮りました。とくに、何も写っていませんでした。

次に私が撮りました。私は何回も連続で撮っていました。
二人でムービーを見ていると、少し異変が起きたのです。

友達が撮ったムービーでは普通のブランコだったのに、私が撮ったムービーは画面に写っている土の色が赤くなり、そこに小さな男の子の顔が浮かび上がったのです。
もう一度確認すると今度は女性の顔が浮き上がりました。

私達は「ヤバいっ!!」と思いとりあえずその日は解散という事になりました。

それからは、私にも友達にも異変がありませんでしたが、ついこの前その公園に行ってみると、なんとそのブランコだけが撤去されていました。
私達二人は「今思うと、なんか埋まってたんだね」と話ながらその公園を後にしました。

これが私が体験した怖い話です。
父の知り合いの人が友人同士で登山に出掛けた時の話。

朝から何時間も掛けてようやく頂上に到着して山を下り始めた頃、辺りはだんだん霧に包まれてきたんだって。
皆ははぐれちゃマズイって事で慎重に歩いてた。

しばらくすると前から子供連れのフードをかぶった女の人が歩いてきて、お互い会釈してすれ違ったんだって。
通り過ぎて10m位そのまま歩いたんだけど、その女の人の連れてた子が登山するにはあまりにも幼くて、メンバーの1人が心配して声を掛けに戻ったんだって。

そしたらその人、女の人の前まで行ったのに声もかけずに戻ってきた。
しかも何を話しかけても顔面蒼白のまま答えない。

体を揺さぶって「しっかりしろ! どうしたんだ?」って言ったらようやく口を開いた。

「だめだ......あいつら.....人間じゃない」

皆は当然「何馬鹿なこと言ってんだよ。どういう意味だよ!?」ってその人を問い詰めた。
そしたら

「か..かおが...か..かおが」

「か..顔が何なんだよ」

もう皆ガクガク震えだしちゃってる中、その人は言った。

「ほ..骨なんだよ..ガイコツだったんだよ!!!!!!!」

もう皆パニックになって猛ダッシュで山を駆け下りたんだって。

山に霧が出ると異次元に繋がるって話があるんだけど、正にこれはあの世と繋がっちゃったケースだと俺は思う。
9度目の投稿となります風音(いお)です。
前回『次姉の体験談』を投下しましたが、今回は私が姉の部屋で体験した奇妙な話をさせて頂きます。


怖がりの私は、父母が旅行に出掛ける際は姉の部屋に泊まる事にしていました。
中2の頃、何時もの様に姉の部屋に泊まる事になり、眠りについて暫くすると息苦しさを感じ寝返りを打とうとすると身体が動かない事に気付きました。

焦った私はジタバタ(気持ちだけ)したものの身体に自由が効かず、目を綴じて“冷静になろう”と考え“無”になった時に耳元で

『うヾぅ〜っ あヾぁ〜っ』

と唸り声が聴こえてきました。そして身体が少しづつ宙に浮き始めたのです。

ベッドに眠る(私は床に布団をひいて眠って居ました)姉に助けを求めるにも声が出ず、悲壮な事態に思考回路はショート寸前でパニパニパニック。
ようやく20cm程(多分)浮いた所で停止“止まったぁ”っと思った瞬間に“パタン”と布団に落とされました。

その後は金縛りも解けていましたが、恐怖の余り硬直したまま“今起きた事態”を頭の中で必死に整理していたのを覚えています。


〈その2〉

私が高校生の頃、父母が留守にしてるのを良い事に、姉が彼氏を部屋に呼んで遊んでいました。
そんな中、姉が私の部屋を訪ねて来て“この人を預かっといてぇ”と誰かを連れて来たのです。

私には全く見えない誰かを…‥!?
しかし冗談だと思った私は“分かったぁ”と軽く返事をし、姉は部屋に戻りました。

私はベッドに転がりゴロゴロとくつろいでいると電気がパチンと消え“停電かなぁ”と廊下に出ると廊下の電気は点いたまま。
考える間もなく私の部屋から女の人の『ウフフ』っと云う笑い声。

そのまま姉の部屋に逃げ込み、誰かさんを姉の部屋に戻してもらったのは言う迄もありません。

教訓“幽霊って持ち運びが可能”改めて知った出来事です。


ヨク分からない話ですが、嘘偽りのない本当にあった私の体験談でした。
お付き合い頂き、有り難う御座いました。
父の知り合いの人が友人同士で登山に出掛けた時の話。

朝から何時間も掛けてようやく頂上に到着して山を下り始めた頃、辺りはだんだん霧に包まれてきたんだって。
皆ははぐれちゃマズイって事で慎重に歩いてた。

しばらくすると前から子供連れのフードをかぶった女の人が歩いてきて、お互い会釈してすれ違ったんだって。
通り過ぎて10m位そのまま歩いたんだけど、その女の人の連れてた子が登山するにはあまりにも幼くて、メンバーの1人が心配して声を掛けに戻ったんだって。

そしたらその人、女の人の前まで行ったのに声もかけずに戻ってきた。
しかも何を話しかけても顔面蒼白のまま答えない。

体を揺さぶって「しっかりしろ! どうしたんだ?」って言ったらようやく口を開いた。

「だめだ......あいつら.....人間じゃない」

皆は当然「何馬鹿なこと言ってんだよ。どういう意味だよ!?」ってその人を問い詰めた。
そしたら

「か..かおが...か..かおが」

「か..顔が何なんだよ」

もう皆ガクガク震えだしちゃってる中、その人は言った。

「ほ..骨なんだよ..ガイコツだったんだよ!!!!!!!」

もう皆パニックになって猛ダッシュで山を駆け下りたんだって。

山に霧が出ると異次元に繋がるって話があるんだけど、正にこれはあの世と繋がっちゃったケースだと俺は思う。
私がまだ高校生の頃の話なので、二年前くらいの話です。

彼氏の家に遊びに行った帰りのことでした。

彼氏の家から駅に向かって帰る時、大きな公園を通ります。
山に面している公園なので、猪が出たり、猿が出たりはいつものことだそうです。

夜は街灯がなく、あまり通ることがなかったのですが、私と彼氏は好奇心でその公園を通って帰ることにしました。

山と公園の境にフェンスがあります。
フェンスの向こうは雑木林のように、無造作に木が生えています。

そんな中に、人が一人、立っていました。
昔の兵隊のような格好をしている人が微動だにせず。

木だと思いたかったのですが、周りの木は風は吹かれて揺れています。

私は寒気がして、彼氏に違う道から帰ろうと伝えました。
彼氏は気付いていないようで、違う道に行くことを応じてくれません。

「なんかおるから! 嫌や!」

と勇気を出して言うと彼氏もその人の存在に気付きました。

私はその場にいたくなくて、彼氏の手を引っ張りました。
でも彼氏は、逆に引っ張りました。

「なにあれ、見に行こう」と。

普段は凄いおとなしい人で、私の嫌がることは一切しない人なのですが、私の手を無理矢理引っ張るんです。
怖くなって泣くと、我に返ったみたいで、二人で一目散に違う道に走りました。

しばらく歩いていると、彼氏に異変です。

「腹痛い」
さっきまで元気だったのにいきなり顔色も悪くなり、そのまま彼氏はタクシーで帰りました。
彼氏はその時だけだったようで、家についてからは腹痛もなくなったようです。


後日、放課後、誰もいない教室で親友にその話をしました。
親友はその公園と家が近く、その公園の怖い話をいろいろ知っていました。

「だってあの公園、夜ヤバいやん。真っ暗やし」

その話を見間違えだと言い聞かせようと二人で話していました。
暗かったから見間違えたってことにしよう、って。

その話を終わり、互いに携帯をいじり始めた瞬間。
教室にラップ音が鳴り響きました。

元々、良くラップ音は鳴るような古い学校だったのですが、普段は一回か二回鳴る程度。
でも、一分間くらいずっと鳴り響きました。

鳴り響いていた時間は二人で顔を見合わせて動くことはできませんでした。

鳴り終わったら、二人で教室を飛び出ました。カバンもなにもかも置いたまま。

カバンは落ち着いてから取り、そのまま家に帰りました。

私の家はラップ音は鳴ることのない、新築だったのですが、私の部屋だけ鳴り響きました。

彼氏に言って、またその公園に行きました。

「ごめんなさい」

と人が見えた場所に向かって二人して頭を下げました。


それ以来、ラップ音も突然の体調不良もなくなりました。

聞いた話によると、昔、その山は兵隊さんのお墓として使われていた、そうです。
オヤジから聞いた話。

オヤジが子供の頃住んでた家に開かずの土蔵が在ったらしい。
なんでも土蔵の中には誰の物だか判らない首塚が在り中に入ると「首を斬られて死ぬ」なんて言い伝えが残ってたそうだ。

当時オヤジはその言い伝えを全く信じて無かったそうだ。
「ホントかよ?」「誰に首斬られんだよ?」「土蔵に武士でも住んでんのか?」等と完全に馬鹿にしていたらしい。

そんなオヤジが十歳の時、学校で肝試しが流行った事があったそうだ。

学校では、「昨日の晩は、何処の墓場に行き幽霊を見た」「何処のトンネルで、おかしな声を聞いた」そんな話しばかり。
肝試しから帰ってきた奴等は「ヒーロー」として皆から崇められていたそうだ。

オヤジも幾つかの凸(突撃すること)に参加しそれなりに楽しんでいたのだが狭い田舎の肝試しスポットなど限りがある。
次第にネタ切れ状態になったらしい。

そんな時にオヤジは「自宅に在るじゃん!」と開かずの土蔵を思い出したそうだ。
早速学校でオドロオドロしい言い伝えを友達に言い振らしパーティーを集め凸ったそうだ。


決行日…。
オヤジと仲間達は深夜二時過ぎに、それぞれ担当の道具を装備して開かずの土蔵に集まったそうだ。

灯り担当、閂破壊用の大工道具担当、塩や酒担当など変わった物だとパーティーに神主の息子が居て、そいつは色々御札セットだったとか(交通安全とか豊作祈願も混ざってたらしいw)とにかく当時のオヤジ達に出来る最高の装備で凸ったそうだ。

そしていよいよ閂をノコギリで切断して土蔵の扉を少し開け中の様子を伺う。
真っ暗で何も見えなかったそうだ。

そこでオヤジの家で飼ってた鶏(オヤジの装備品だったらしい)を土蔵の中に投入し様子を見ていると…

「ケッー! コケッ! ゲキョッ!!」

シーン…。
突然、鶏が騒ぎ断末魔の叫びを残して静かに!

オヤジと仲間達はそりゃあもうパニクったらしい。
神主の息子があわてて御札乱舞を繰り出し、閂の切れ端を皆で扉にハメてオヤジの家に逃げ込み、大騒ぎしながら全員で塩を浴びたそうだ。

そこで、オヤジのオヤジ(つまり俺のじいちゃんだ)に見つかり凸は終了。
オヤジと仲間達は怒られるのを覚悟して、じいちゃんに事情を話したそうだ。

予想通りじいちゃん大激怒!
全員布団叩きで尻をひっぱたかれたそうだ(腫れが退くまで痛くて椅子に座れなかったらしい)。


次の日の朝じいちゃんとオヤジは土蔵に行き中を覗いて見たそうだ。
中には大きな石碑の様な物と首の無くなった鶏が…オヤジはそれを見て恐ろしさと鶏に申し訳無い事をした自責の念で、その場で泣き崩れたそうだ。


その後土蔵は厳重に封印されて誰も入らぬまま現在は新幹線の線路に…もし今も残っていたら俺は凸っただろうか?
オヤジの話しを聞いていなければ凸ったかもなぁ。

…因みにじいちゃんも子供の時に凸って怖い目にあったそうだ。
大学2年の前期の英語の先生が面白い人だった。

ウチの大学の先生ではなくて、専攻も全然違うけど、英語だけ教えに来てたらしい(ウロ覚え)。
先生の専攻はその名も妖精学(!?)。

妖精の伝承なんか(生態もか…?)を調べているらしく、授業中に妖精のフェロモンが入っている瓶とやらを見せてくれた、かなりファンキーな先生だった。
先生自身見える人らしく、授業の行われてた教室の建物(新しめの八階建て)のどこどこで自殺者の霊を見た〜などと授業の導入で聞かせてくれていた。

そんな先生がある日心霊写真の話をしてくれた。

「TVで取り上げられてるやつは殆どがでっちあげなんだよ〜」

と訳知り顔の先生。

「本当の心霊写真はね…」

以下先生の話。


ある日写真を整理している時に、懐かしい写真が出てきた。
学生の頃に旅行に行った時に撮った写真だ。

何人かで並んで写っている写真に何か違和感。
違和感の正体は写真に写る一人の人物の顔だった。

若りし頃の自分と並んで写る、明らかに今の自分と同年代に見える男。
その人物は、当時のそこに写っていたはずの彼が、何十年も歳を重ねた姿のように見えた。

ただならない雰囲気を感じ、十何年かぶりに彼と連絡を取ると、予想に反して何も変わりなさそうな当人が出た。
取り越し苦労かと思い、しばらくその写真を放置していた。
何日か経った後、再びその写真を見ると、件の人物の顔にまたしても違和感があった。
写真には変わらず若い時分の自分と数人の仲間、それに同年代に老けた男が写っていたが、その彼が、前に見た時よりも老けているのだ。

見間違いかとも思ったが、数日後、更に間違いなく老けていた。

暫く経ち、すっかり老人と化した写真の中の男。
いよいよおかしいと思った翌日なんと、男の首から上が、『無くなっていた』。

驚き慌てて彼に再び連絡を取ると、電話には彼の妻が出た。
彼はどうしているかと尋ねると、

「実は、先日お電話を頂いた次の日から身体を壊し、入院をしていたんです…。でも、昨日とうとう死んでしまって…」


「本当の心霊写真は写真の中の人が変わっていくんだよ…」

とは先生談。

二年ぐらい前に聞いた話だから、かなりウロ。創作しちゃってるかも。

ただ、先生はオーラとかも見えるらしくて、死ぬ直前の人間がわかるんだとか。

「見て欲しい人〜?」

って聞いて、何人か手挙げてたけど、マジっぽくて逆に手挙げられなかったー。
5年前に僕は友達Sと僕の家で遊びました。
その頃僕達は小学3年生ぐらいで、好奇心旺盛な年頃でした。

僕の家は極普通の家で、新しくタンスを買ったばかりでした。
そのタンスは僕の部屋に置くことになりましたが、まだ荷物を入れていませんでした。

僕の部屋でSとゲームをしていましたが、僕はゲームで勝ち残り、Sは負けて見ているだけでした。
次第に飽き始めたのか、部屋の物を物色していました……。

が、タンスを開けた瞬間

「手だ……」

と言ってSは怯えながら僕にもタンスを見ろと言ってきました。

僕はそういうのを信じていなかったが一応見てみる事にしました。

そしてタンスを開けた……。
すると何もないはずなのにタンスの中から手が伸びていました。

僕はあまりの驚きで兄を呼んでもう一度見てもらう事にしました。
が、何も起こらずふざけた話しだな。と言われました。

それ以来Sは怖がって僕から離れてしまいました。

僕はあのタンスが不気味で仕方なかったため、親に言って神社で調べてもらったところ、昔タンスに無理やり入れられ殺された霊が、助けを求めているというのです。

僕はそれを聞いて霊にとりつかれるんじゃないか怖くなり、処分してもらいました。
それ以来僕はタンスを買っていません……。

だけど何もないタンスには気をつけて下さい。
霊がいるかもしれませんよ。
『ビジネスホテル、ビデオテープ』を載せて頂き有り難うございます。
今回の話は、つい最近の話です。


前回話した祖父が戦争に行って帰って来た話をしたのだが、もう1人行った親族が居ます。

その人は、俺にそっくり、瓜二つで似ている。
実際にどれだけ似ているのかは、俺には解らないが似ている。祖父の話だと間違える位だと言っていた。

家は昔から剣道やら空手やら格闘技何かも良くやる家系で、家に道場もある。そんな俺も剣道、空手をやっていた。
今は手が動かなくなったからやってはいないのだが、久し振りに道場に行ってみた。

ちょうど、練習が終わったみたいで片付けを何人かでしていた。
その何人かも終わったみたいで帰って行った。

俺も、久し振りに素振りをしたくなり用具入れに竹刀が無いか探しに行ったのだが、中々見付からなく自分のを何処にしまったのか考えた。
その時、思い出した。用具入れの奥にまた引き出しが有ったのを忘れていた。

しかし、違う事も思い出した。
その引き出しには、俺とそっくりな人が使っていた真剣があると言われて触るなと注意をくらっていた。

何故? 触ってはいけないのか?
昔は単純に危ないからだと思った。怪我をするからと。しかし違うらしい。

今まで気が付かないでいたが、殺気を感じ始めた。
武道をやるとそういうのに敏感になる。引き出しの中から殺気をビンビン感じる。

おずおずと引き出しを開けてみたら、中には真剣が入っていた。
しかも、御札で完全に封印してあった。かなり古くなっていた。

俺は怖くなり後退りした。その瞬間後ろの何かにぶつかった。
何だと思い振り向いたら俺がいた。そうもう死んだはずのそっくりの人がそこにはいた。

俺は絶叫しながら逃げて逃げて逃げまくった。殺されると思った。


家に帰り家族に話してみた。そうしたら親父が、殺されるかって言って怒りだした。
何故? って思ったら逆に救って貰ったんだと言っていた。

何故? 親父が言うには、その人は、人を救う時にしか真剣を抜かないと言っていた。


後日、訳が解らなくてもう一回道場に行った。

そして、用具入れに入ったら髪の毛が散らばって落ちていた。長い髪の毛だ。何故?
そして引き出しを開けてみたら真剣の御札が破けていた。何故?

いったい何が起きたんだ? 今でも解らない? あの時何がいたのか?
お久しぶりです。今回は私ではなく友人の話をお話します。

つい先日、友人(Mとします)が学校の廊下に立っていたそうです。
その時彼女は壁の方を向いて立っていました。

すると、職員室側から黒い人(だと思ったらしい)が歩いてくるのが視界の隅に映っていたそうです。

─────壁─────
職    △←M
員 ●
室 ↑黒いの

その黒い人は彼女の傍まで来て後ろを通りました。

後ろに来たのは気配で分かったそうです。
ですが、その後、いなくなっちゃったんです。

反対側に出てくるはずなのにいつまでたっても人は来ない。
思わず出てくるはずの方を見たけど、やっぱりいない。

怖くなって走って戻ってきたとの事。

…でもね、Mちゃん。後ろにその黒いの、ぴったりくっついてるよ;
その時、後ろ振り向かなくて良かったね。

私のいる学校、結構たくさんいるので、今度は私の話も聞いて下さい。
最近体験した話です。

僕が学校から帰ると電話にメッセージが残っていたので聞いてみると、砂嵐のような音が聞こえかすかに低い声で

「逢いたい」

と聞こえるのです。

最初は間違いかなと思って気にしていませんでした。


次の日もメッセージがあり、聞くと

「入れて」

と言ったのです。

僕はなんだか怖くなり間違いだ、間違いだと自分の心に何度も言い聞かせました。


次の日またメッセージがあり、砂嵐の後に

「来ちゃった」

と言ったのでヤバいと思った瞬間、ピンポーンと鳴り、隙間から覗くと赤い服を着た人が立っていたのです。

その時僕は半泣きでした。
何度もチャイムを鳴らすので耳をふさぎました。

するといつの間にかチャイムの音が無くなり赤い服の人の姿も無くなっていました。
僕は安心して眠っていました。


次の日またメッセージがあり、聞くといつも通りに砂嵐のような音が聞こえてから低い声で

「我慢出来ないから入っちゃった」

と言ったのです。

それを聞いた瞬間二階からカツン、カツンとハイヒールの音が聞こえて降りて来るのです。

僕は泣きながら急いで隠れました。
するとハイヒールの音がこっちに近づいて来るのです。

ヤバいと思っていると隠れている前でハイヒールの音が消えました。
すると物凄い勢いで扉を開け僕に向かって

「見い〜つけた」

と言いました。女の顔は白く目は充血していました。


僕は気を失い、目を開けると女の姿は無くなっていました。

僕は怖かったと思い洗面所に行くと僕の顔に血で

「またくるからね」

と書いてあり僕は急いで顔を洗いました。


後から考えると砂嵐の正体が分かりました。

砂嵐は僕の家の二階のテレビの音だったのです。

二階はテレビが壊れていて砂嵐しか映らないのです。
そうなると女は僕の家の二階から電話を掛けていたということになるのです。

つまり女は僕の家に何回も来ていたのではなくメッセージがあってから一週間女はずーっと二階にいたのです。
去年の夏から秋に変わるくらいの頃だった。

その日は日曜日で、朝から溜まっていた仕事を続け、気付けば夕食時、「今日は釣りに行きたかったのに」と外を見るときれいな満月。
時計は9時に差し掛かるくらい。

「こりゃいいや」とベイト1本に小さなボックス1つで近くの人工湖へ。
それが悪夢の始まりだった…。


釣り場にはもちろん電灯などは無かったが、月明かりで困るほど暗くはない。

家を出た時は気持ちの良い涼しい風が吹いていたのに、釣り場は風も無く、生暖かさすら感じるほどだった。
「気持ち悪いな」と思ったが、どうしても釣りがしたくて釣り場に立った。

1時間くらいだったか、45を1本、30ほどを3本となかなかの釣果、そんな時だった。

「釣れますか?」

背後から低い声がした。

何の気配も無く、物音ひとつさせずに人の声がする。
とても驚いたし、怖かったので振り返らずに「つ、釣れますよ」と答えた。

「そうですか…ところで…」

と言葉が発された次の瞬間

ロッドを持ち立ったまま金縛りに。
しかし頭だけは妙に冴えている。

「この辺で、右手見ませんでしたか?」

今度は真後ろから声が。
わめき叫びたくとも声が出ない。

「そう、ちょうどこんな感じの太い腕…」

と言って何かが右手を掴んだ。

その時「うわぁー!」金縛りが解け声が出た。
途端にその場に座り込み10分そこらその場から動けなかった。


ふと我に返り、車まで一目散に走り家に帰った。
家に帰り私の顔を見た家族が「どうしたの?」と言った次の瞬間妻が

「きゃーっ」

右腕を指しながらガタガタ震えている。
見るとはっきりと手で掴まれた痕が。しかもそれは1つではなく3、4つも…そして急に激痛が…。


次の日手にあざは無かったが 車に行ってみて血の気が引いた。
人の手形が車中にびっしりとつけられている。

その日は仕事を休み家で過ごすことに。


結局それからは何も無くその後もその池には普通に釣りに行っている。
皆さんも夜釣りには十分気をつけて下さい。
またまた投稿させて頂きます。今回は兄の話です。

兄が社会人になり一人暮らしをしていた時、兄のアパートは中・高時代の友人や同僚の溜まり場になっていました。
人の出入りが多く鍵は昼夜を問わず開けっぱなしになっていました。

ある晩、次の日が休みだった事もあり遅く迄A君B君兄と3人で騒いでいたらしいのです。
すると玄関を“コンコン”とノックする音が聞こえました。

いつも開けっぱなしなのに変だとは思いつつ『空いてるぞぉ〜っ』と声を掛けました。
でも返答はなく入ってくる様子もありません。

兄が玄関を覗きに行きましたが誰もいませんでした。
『?』と思ったものの気にせず、また話しに花を咲かせていました。
暫くすると“ドンドン”と先程より強くノックする音が…。
少しビックリしましたが、また『おぉ〜っ入って来いやぁ』と声を掛けました。

またまた応答がなく“シーン”としたまま。
怖くなったA君と兄はツイ強がってしまい『なにフザケとぉんねん! そんなんでビビると思っとぉんか! 幽霊やったら出て来てみい! いっこも怖ないねん!』と叫びました。

でも反応はなく、いい気になったA君と兄は『何ビビっとぉんねん! ヘタレ幽霊がっ!』と続けました。

その後、何も起こらず強がってみたものの部屋には居ずらくなりツーリングに出掛ける事になりました。
何時も走り慣れた道。全て知り尽くした道。なのに‥突然A君のバイク(B君と2ケツ)は左側に投げ出され、兄のバイクはウィリー(かなぁ?)状態で前が浮き上がり転げてしまったそうです。

後は記憶にないそうですが…気がつけば病院に搬送されていて、兄は全身打撲と頚椎捻挫。A君は左の手足骨折。そしてB君は投げ出された際に電柱に頭を強く打ち意識不明の重体でした。

後日、お見舞いに来てくれた数人の友達にアノ晩の出来事を話すとC君とD君が青い顔になり、こんな話を聞かせてくれました⇒

『事故の3日前にB君C君D君とで神戸で有名な心霊スポットに行ったそうです。B君はソコで魔法陣を書いたり、藁人形が無いので太い小枝に持ってきた釘を打ち込んだり、呪いの言葉を落書きしたりしてフザけていたそうです』

それが関係有るのか無いのかは判りませんが‥23年経った今もB君は眠り続けています。

この件以来、兄は『亡くなった方々を面白ろ半分で馬鹿にしたりおちょくったりしたら絶対に駄目だ』と肝に命じて生きています。

以上、兄の体験談でした。ではでは。
これは私が宮城県の陸上自衛隊の駐屯地で体験した時の話しです。

当時、私はこの駐屯地で新隊員教育を受けて4号隊舎の3階に住んでいました。

6月中旬、いつものように訓練を終え疲れた状態で寝てた時、その日まで一度も夜中トイレに起きた事のない私でしたが異常な腹痛で目が覚めました。

しかし、トイレに行くまでの廊下は暗く、軽い恐怖感があり朝まで我慢しようと思ったその時でした。
廊下で電気をつける音がしたのです。

私は誰かがトイレに起きたのだと思いトイレに向かいました。
廊下に出てトイレの方を見ると、明かりの前に誰かが立ちすくんでいました。

私がトイレに近付くとゆっくりとトイレの中へ…不思議に思いながらも私も中へ入ると窓から先程の人物が跳び降りようとしています。
私はとっさに「何やってんだお前!」と叫びました。

それと同時に窓の外へ…、私はパニックになり直ぐさま窓へ駆け寄り下を見ました。
するとそこには窓の枠にぶら下がり口が異様にでかい、男? がキョロキョロ辺りを見回していました。

私は明らかに人じゃない! と思いただ数十秒ずっと『ソレ』を見ていました。

すると『ソレ』はゆっくりと私の方を向き満面の笑みを浮かべました。
でかい口の中には新聞を丸めたような物が入っていたのを覚えています。


次の瞬間には私は廊下で沢山の同期と班長に囲まれていました。

私を第一に発見した同期の話しによると、「何やってんだお前!」という声で目が覚め、すぐにトイレに行くと、真っ青な私が座り込み窓を指差していたそうです。

とりあえず廊下に引きずり出したところ、急に気を失ったとの事です。
そこへ駆け付けてきた班長が「まだあいつここにいるのか…」と小さな声で言ったそうです。

そうなると私がキョロキョロ辺りを見回す『ソレ』を見ていた数十秒は何だったのでしょうか…未だに新聞を見ると吐き気に襲われます。

私が来る少し前、この隊舎では屋上からの飛び降り自殺があり、その際、3階のトイレの窓にはしがみつこうとした痕跡が残っていたそうです。
私は大阪に住んでいる間、家庭の事情でクラブ〔水商売〕に勤めていました。

そして今回の話に出てくるユナちゃんも『不思議ちゃん』シイナも同じ職場の仲間でした。


ユナちゃん(当時23歳)は多額の借金を背負い九州から大阪に出て来ており、返済の為に必死に働いていました。

でも思う様に借金の返済が出来ず(ドラッグとの黒い関係もあって)デリヘル〔風俗〕に身を移す事になったのです。
仲の良かった私達は強く‘反対’したのですがユナちゃんの意思は変わらず、結局、店を後にしました。

それから数ヵ月後、出勤すると店長からユナちゃんの‘死’を知らされました。

店長の話では、大阪市天王寺区のホテルで絞殺死体で見つかったそうです。
そして所持品の中にウチの店の名刺が入っていて、店長に『身元確認に来て欲しい』と警察から連絡が入り『確認して来た』『ユナに間違いなかった』との事でした。

そして『遺留品の指紋照合の為、店の関係者の指紋を採取させて欲しい』との申し出があり、警察の方が話を聞きに来、その際にユナちゃんの写真(絞殺死体)を見せられ不審な点・交友関係など一人一人が詳しく話を聞かれました。

結局、犯人に結びつく手がかりは見つからず未だ未解決事件のまま本日に至ります。


と…前置き長くなりましたが‥そのユナちゃんの幽霊が現れるのです。

お客様からホテルの噂は幾つか聞いていましたが、私はコミック(実話)で掲載されたのを見た事があり、内容は⇒

「天王寺区のラブホにお泊まりした時の話。ウトウト浅い眠りに入った時に金縛りにあってしまい、天井に目を向けると天井から上半身だけ抜け出る様に垂れ下がっている女の人がコチラを見て居た。そのホテルでは数年前に上の階で殺人事件があったそうです」

と言った内容の物で、思わずユナちゃん…??? と口に出してしまいました。

その噂を確認する為に、店の女の子が実際にホテルに行ってみた様ですが、彼女に会う事は出来ませんでした。

彼女の‘お骨’は九州に帰りましたが‥ユナちゃんの魂は其処に残ったままなのでしょうか?!

お付き合いを頂き有り難う御座いました。
「えっ…―嘘…」

本当に突然の事だった。
親友の子が転校すると言うのだ。

親友と仲良くなったのは、去年の夏の暮れ。
ただ何処で会ったかと言う記憶は、少しも無い。

「そろそろ…行かなきゃいけないの…」

親友は転校して行く間際にそう言った。

『そろそろ…行かなきゃいけないの…』

親友の言った言葉の意味は、全く分からなかった。


そして親友が転校してしまう日が来た。

「生きるって素晴らしい事だったのね…」

そう言うと親友は手を降って、階段を下りて行った。

不思議な事に誰も見送らない。まるで親友が見えて居ない様な…―

「ねぇ…廊下に出て何してたの??」

教室に戻るとクラスの女の子に話し掛けられた。

「何って…っ!?」

その時私は知ってしまった。

親友の名前が解らない…顔も体型も性格も、何もかもが解らない…―初めから《親友の子》なんか居なかったと言う事を…―

存在する事の無い親友…。

じゃあ一体アノ子は何だったの…!?
私は何を見ていたの!?

『そろそろ…行かなきゃいけないの…』

『生きるって素晴らしい事だったのね…』

そろそろ…逝く――
素晴らしい事だった――

「ち…違う…違うっ!!」

解った…解った…。
アノ子はとっくに死んでいたんだ…―


『私は貴女になりたい…もっと…生きたい…』

ふっ…と風が吹いた。

私は夢を見ていたんだ。
本当は怨まれていた…幸せに生きている私を、妬ましく見ていたんだ…。

『これからも…ずっとずっと先も…永遠の夢を一緒に見ようね…』


私は親友に夢を見せられる。

途絶えぬ夢を…―
私はラジオについて良い思い出がありません。

体験してきた、ラジオに纏わる怖い話はたくさんありますが、今日はその中でも最も怖かった体験をお話しようと思います。


あれは私が高校生の頃、ある晩の話です。

私の親は夜中の仕事で夜は兄と私の二人しか家にはいません。
私達は仲が悪い事はありませんが、お互いに部屋にこもりあまり顔を合わせません。

受験生だったこともあり部屋で何時間も勉強していた私は気分転換にリビングに水を飲みに行きました。
その時

『ザザー…ザ…ザ』

と異音が。

音源を探るとリビングの床に置いてあったCDラジカセからでした。
よく音を聞くと女の人の歌声だったんです。

『らぁーらぁ〜♪』
ノイズがうるさかったですがその声ははっきりと歌ってました。凄く楽しそうに。

私は母が昼間ラジオを聞いて電源を切り忘れたと思いました。
元々怖がりなのでそれだけでかなりビビってましたが、こんな事で兄を呼ぶわけにもいかず、そのままにしとくにもいかないので勇気を振り絞りスイッチを消しにいきました。

そのラジカセに近付くと……

『らぁー!!♪!! らぁ!!!!!』


めちゃめちゃびびりました。
その歌声が電源を切らせないでおこうと(私の推測)もの凄い大きな声になったんです。

もうダメだと思って兄の部屋に行きすぐさま応援を頼みました。
面倒臭そうにでてきた兄に事情を説明するとこれまた面倒臭そうについて来てくれました。

ラジオからは相変わらず歌声が…。
兄が近付くとやはり…あざ笑うかのように大音量で歌うのです。

兄は気にせずにそのままラジオに手を掛けました。
その時歌声は騒音か!? というぐらいうるさく…。

冷静に電源を切りスイッチを引っこ抜きました。

しかし恐ろしい事に…まだ歌声は消えず……。
私はただ兄の後ろで震えてました。

すると消えないラジオに兄は……思いっきり蹴りました。
ラジカセのカセットを入れる部分がふっとび壊れました。音も消えました。

………。

『んっ』

と兄は言うと部屋に戻って行きました。
残されたのは半壊ラジオと私。怖かったですが引き止める訳にもいかず…。

その後は何もないですが、壊れたラジオがそれが夢でなかった事を語ります。

兄と後からその事について語ると

『おれ怖いと暴力的になるかもなw 幽霊が現れたら殴りかかるかもしれん』

と笑いながら語ってました。


今でも私はラジオは嫌いです。
『憑いてきた』の投稿を載せて頂いたものです。

今回は、私が勤めていた時の実話をしようと思います。

私の勤めた会社は入社して初めての3ヶ月間を基本。そして後の3ヶ月を教育期間を専門分野として規則正しく、時間に追われる教育期間を過ごしました。

そんな毎日、時間と勉強に追われていた前半の教育が終わり、また、同じような毎日の後半の3ヶ月間に入っていたある日、それはやって来たのです。

私は、夜中にお手洗いに行きたくなり、部屋を出て、消灯時間が過ぎ薄暗い廊下を1人トイレに向いました。
自分で電気を付けないといけないトイレに、今日はやけに『嫌な感じがするなぁ』と思いながらトイレを済ましました。

このトイレは昼間でも嫌な感じが私はしてました。
用を済ましたのでトイレの電気を消し、また薄暗い廊下を歩いて自分の部屋に向かっていました。

部屋に行くには喫煙所を通り、何も使ってない椅子だけ置いてある空き室を通って自分の部屋に帰るのですが、私は空き室を何気なくチラッと見て通り過ぎた瞬間に椅子が動く『ガタン』と音がして、ヤバイと思いダッシュで自分の部屋に向いドアを閉めて布団に入りました。

そして少し経ってから、ドアが開きました。
ドアは開けて入る時に中に開くタイプなので、私が寝てるベットはドアを開いた側なので開けた時は姿は覗かない限り見えません。

そして、私は見てしまったのです。
ドアが開いたはずなのに誰の姿も居ないただドアが開いただけなのを…。

私は怖くなりドアと反対を向いた瞬間に金縛りにあいました。
そしてドアが閉まり足音だけが『ペタペタ…ぺた』と何かを探すように。

部屋は9人部屋なのですが友達の所に行っては確認するように足音が止む。
そして最後に私の所に来ようとした時に、私は必死に『こっちにくるなぁ〜!!』と心の中で絶叫していました。

そしたら、足音は消えドアが閉まる音が『カチャッ』として私の金縛りも解けました。

私が泊まっていた宿舎の前の道路は何故かボロボロなのに直そうとしない。と言うより直そうとすると事故が起きると言う事で舗装されてないらしいです。
それで、私の泊まっていた宿舎はよく心霊現象が起こると後から聞きました。

理由は頑なに教えて貰えませんでしたが…。

以上です。
足音だけでも十分怖いんだなとつくづく思い知らされた体験でした。
あんまり怖くないかも知れませんが実話です。

学校が終わって、ある友達S君(高校になって知り合った)と私の地元の公園に遊びに行ったときのことです。
確か6時頃でした…その頃僕らは怖い話にはまっていて、公園に着くまでずっと怖い話をして盛り上がってました。

その公園なのですが、小学生の頃、公園内のある場所で心霊写真を撮ってしまったことがあり、行ってみようと思ったわけです。

公園に着いてすぐ自転車を止め、その場所に向かいました。

「ここ」

とS君に写真を撮った場所を教えると、何か嫌な予感というか、嫌な感じがして一人自転車を止めた所まで引き返して来ました。

……
……

しばらくして、とても興奮したS君が

「う゛ー……ゆうた! う゛ー……ゆうた!!」

と言いながら走ってきました。

そして、話を聞くと、その写真を撮った場所でS君はふざけて立ち小便をしたそうです。
そしたらいきなりその草むらからおじさんっぽい人の唸り声が聞こえたのだそうです。


突然の心霊現象に驚きつつ、テスト前ということもあり、塾に自習に行くことにしました。
その間もずっと、寒気が酷く何かが起こるんじゃないかととても不安でした…。

自転車で塾に向かう途中、寒気が酷くなり、急に体にとてつもない負荷がかかり襟首をガシッと掴まれました。
そして頭上の蛍光灯の電気がプツンと消えたのです。

「うわぁ!!!!」

パニックになり猛スピードで塾まで飛ばして自習室へ。
到着し勉強も手に付かずなんやったんやろうなぁと会議していると、突然塾の僕らが座っている席の上だけ電気が一瞬消えました。

「出よう」

とてつもなく嫌な空気が流れていて、僕らは塾をあとにしてS君の家に向かいました。


そして家に上がり込むとS君の兄が

「お前ら! 何やってん! 部屋がヤバい!」

と喚き出して、テンションがた落ち…。

兄貴に今までの話をして、しばらく部屋で数々の怪奇現象と3人で戦いました…。

怪奇現象が起こる前のあの空気が重くなる感じをまだ忘れられません…。

空間から誰も使っていないガーゼが降ってきたり、ベッドの影が人型に伸びたり、左肩に重みを感じたとき兄貴が僕の左肩に女の首がおる…むっちゃお前睨んでる…て言われたりでほんとに泣きそうでした…(笑)

兄貴の話によると、部屋中が燃えるように真っ赤で霊の姿で埋め尽くされていたんだとか…。


兄貴はいわゆる見える人でとても怖かったと思うんですが、

「寝てしまってお前らが一人で目覚ました時はまずいだろう」

といって一晩中徹夜してくれました。。

結局霊の気配は3時過ぎまで消えずにビクビクしながら過ごしました…。


〈後日談〉

次の日の僕とS君の様子はまるで抜け殻のようになっていたとのこと(笑)

それから僕は少々見える体質になってしまい、最近その能力を失っています。
あと、僕の彼女は地震や人のオーラを見透かしてしまうのですが、また投稿させて頂きます。

読んでくださり有難うございました
とあるレトロな2DのMMO(オンラインゲーム)で実際に俺が経験した話だ。

もうかれこれ6〜7年も前になるが、初めてのMMOにかなりハマり込んだ。
とにかく家にいる時間は寝てようが起きてようがINしっぱなしだった。

仕事はしていたが、ネトゲ廃人一歩手前。レベルもそこそこに上がり、ゲーム内ではそれなりの顔役として振舞っていた。
ギルドと言うチームを作り、そこのマスターとして活躍? していたんだ。

次第にメンバーも増え、ギルドが活気づいてきた頃に一人の♀キャラが入ってきた。
ちょっと痛々しい言動もあったが、まぁ普通の子だと思ってた。

親しくなるにつれ、彼女がリアルでも女性である事。鬱病にかかり、大学を休学中である事がわかった。
その後も俺は普通にプレイを続けたわけだが、彼女を見かけない事に気付いたのは数週間経ってからだった。

何気なく検索してみると彼女は余り人がいない街のとある建物の中にいる事がわかった。
ギルドチャットで「〇〇いるじゃんw」と話し掛けたが返事がない。

特に気にせずその後もゲームを続けた。
何日か経って検索してみるとまだそこにいる。

どうしても気になった俺は、彼女のキャラがいる場所まで出向いた。
放置され動かなくなったキャラがそこにいた。話し掛けても当然なしのつぶて。

そんな事がさらに一週間くらい続き、俺は一つの疑問を抱いた。

そのゲームは週に一度メンテナンスがあり、すべてのユーザーはメンテ時には強制的にログアウトさせられる。が、彼女は相変わらずその場所に必ずいた。
と言う事は、メンテ明けに必ずINしなければならないと言う事だ。

ちょっと気味が悪くなった俺は、丁度メンテと仕事の休みが重なった事もあり、メンテ前に彼女の元へ行き、メンテ明けとほぼ同時にINしてみる事にした。
放置してる理由が知りたかったのもあるが、いい加減不気味すぎるからな。

で、メンテが明けるとほぼ同時にINした。
彼女はすでにそこにいた。

さすがにこのタイミングならいるだろうと思い

「おーい? いるー?」

と話し掛けた。

が、返事がない。
なんだこいつ? 意味わかんねーなんて思いながら彼女とコンタクトを取る事を諦めて、その建物を出ようとしたその時だ。

「ちゃ」

彼女がそう言った。

「なんだいるんじゃーん? wっつかなんでいつも放置なの?」

そう聞くと彼女はこう言った。

「一人で天国に行くのはさみしかったから^^」


そう言われた瞬間全身に鳥肌が立ち、チャットログが超高速で「一緒に死の^^」で埋め尽くされた。


慌ててログアウトし、友人に頼み見守ってもらいながらネカフェでINしてみたが彼女はいなくなっていた。

それ以来彼女の姿は見ていない。