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大学入ってすぐの時に体験した話です。
その日は新宿で飲み会があり、深夜一時頃にやっとお開きになりました。
結構酔っていた私は、家が徒歩で帰れる距離な事と、夜風が気持ちよかったこともあり、青梅街道を荻窪方面へダラダラと歩いていました。
途中、警察署をちょっと過ぎたあたりにある、二十四時間営業の肉の専門店? みたいなところの前あたりで、喉が乾いたのでジュースでも買おうと思い、道の向こうのコンビニに行くことにしました。
深夜だったので交通量も少なかったのですが、警察署が近くにある事もあり、私は大人しく横断歩道で信号が変わるのを待つ事にしました。
ちょうど歩行者の信号が青に変わったあたりで、結構なスピードで走ってきた一台の車が、私の目の前で急停車をしました。
その時でした。その車の下から白と黒の布のようなものが、ズルッという感じで車の前にはみだしてきました。
私は一瞬、その車がビニール袋でも引きずってきたのかと思いましたが、そのモノをよく見た時、私は思わず息を飲みました。
それは明らかにうつ伏せになった人間でした。
その人? は白いTシャツのようなものを着ていて、髪は長くてあまり綺麗ではない、パサパサした質感をしていたと思います。
そしてそれは車から飛び出してすぐ、左手一本で急ぐように車の下に戻っていきました。
その戻る時の腕の異様な動きと早さに、急に恐怖を感じた私は急いで道路を渡りました。
信号が変わると、その車は急発進をして走り去っていきました。
その後、ひき逃げではないかと一人興奮し、道路を調べましたが血痕などは無く、また翌日の新聞にもそれらしい事故の記事はありませんでした。
以上が私の体験です。
その日は新宿で飲み会があり、深夜一時頃にやっとお開きになりました。
結構酔っていた私は、家が徒歩で帰れる距離な事と、夜風が気持ちよかったこともあり、青梅街道を荻窪方面へダラダラと歩いていました。
途中、警察署をちょっと過ぎたあたりにある、二十四時間営業の肉の専門店? みたいなところの前あたりで、喉が乾いたのでジュースでも買おうと思い、道の向こうのコンビニに行くことにしました。
深夜だったので交通量も少なかったのですが、警察署が近くにある事もあり、私は大人しく横断歩道で信号が変わるのを待つ事にしました。
ちょうど歩行者の信号が青に変わったあたりで、結構なスピードで走ってきた一台の車が、私の目の前で急停車をしました。
その時でした。その車の下から白と黒の布のようなものが、ズルッという感じで車の前にはみだしてきました。
私は一瞬、その車がビニール袋でも引きずってきたのかと思いましたが、そのモノをよく見た時、私は思わず息を飲みました。
それは明らかにうつ伏せになった人間でした。
その人? は白いTシャツのようなものを着ていて、髪は長くてあまり綺麗ではない、パサパサした質感をしていたと思います。
そしてそれは車から飛び出してすぐ、左手一本で急ぐように車の下に戻っていきました。
その戻る時の腕の異様な動きと早さに、急に恐怖を感じた私は急いで道路を渡りました。
信号が変わると、その車は急発進をして走り去っていきました。
その後、ひき逃げではないかと一人興奮し、道路を調べましたが血痕などは無く、また翌日の新聞にもそれらしい事故の記事はありませんでした。
以上が私の体験です。
諏訪湖に旅行に行ったときの思い出。
仲のいい友人数人と行ったんだけれど、カメラを持ってるのが俺だけだったのね。
で、体よくカメラマン扱いされて、フィルム五本ぐらいかな、撮りまくった。
旅行から帰って次の休みのときに、一緒に行った友人の一人とフィルム現像して整理してたんさ。
心霊写真が写ってんじゃないのーとか言いながら。
ま、騒ぎまくってた賑やかな旅行だったし、心霊スポットなんて立ち寄りもしなかったんで、何もないだろうと信じてた。
が……一緒にフィルムを整理してた友達が、一枚の写真持ったまま凍りついてんのよ。顔なんか真っ青で。
当然、「あーきたな」って感じで、「演技すんなよ、クセえなっ」とか言いながら、その写真取り上げてみたのね。
そしたら何のことはない風景写真で、生首も浮遊霊も写ってやしねぇ。
びびらせんじゃねぇよって言ったら、その友人が写真をよく見てみろって言うのね。
諏訪湖の近くの売店の近くで写した一枚。売店の周辺に客がわらわら。
一緒に行った女の子がカメラに横顔向けて写ってる。誰かと喋ってる感じ。
たぶん、画面の外にいるボーイフレンドだろう。
もう一人、俺が写ってた。売店のレジのところに、ちょっとだけ写ってる。
「この写真がなんだよ。つまんない演技すんなよ」
「なにが演技なんだよ! その写真よく見てみろよ!」
みたいなやりとりが数回あって、写真をよく眺めて……やっと気づいた。
レジのところにいる、俺。
売店でフィルム買って、フィルム入れ替えてる最中なんだ。
フィルム入れてるのは当然、この写真を写したカメラ。
ちなみに、誰かが他にカメラを持っていた様子はなかったし、あったとしても、カメラ屋さんから直行でフィルム現像して持って帰ってきたわけだから、混ざるわけがない。
仲のいい友人数人と行ったんだけれど、カメラを持ってるのが俺だけだったのね。
で、体よくカメラマン扱いされて、フィルム五本ぐらいかな、撮りまくった。
旅行から帰って次の休みのときに、一緒に行った友人の一人とフィルム現像して整理してたんさ。
心霊写真が写ってんじゃないのーとか言いながら。
ま、騒ぎまくってた賑やかな旅行だったし、心霊スポットなんて立ち寄りもしなかったんで、何もないだろうと信じてた。
が……一緒にフィルムを整理してた友達が、一枚の写真持ったまま凍りついてんのよ。顔なんか真っ青で。
当然、「あーきたな」って感じで、「演技すんなよ、クセえなっ」とか言いながら、その写真取り上げてみたのね。
そしたら何のことはない風景写真で、生首も浮遊霊も写ってやしねぇ。
びびらせんじゃねぇよって言ったら、その友人が写真をよく見てみろって言うのね。
諏訪湖の近くの売店の近くで写した一枚。売店の周辺に客がわらわら。
一緒に行った女の子がカメラに横顔向けて写ってる。誰かと喋ってる感じ。
たぶん、画面の外にいるボーイフレンドだろう。
もう一人、俺が写ってた。売店のレジのところに、ちょっとだけ写ってる。
「この写真がなんだよ。つまんない演技すんなよ」
「なにが演技なんだよ! その写真よく見てみろよ!」
みたいなやりとりが数回あって、写真をよく眺めて……やっと気づいた。
レジのところにいる、俺。
売店でフィルム買って、フィルム入れ替えてる最中なんだ。
フィルム入れてるのは当然、この写真を写したカメラ。
ちなみに、誰かが他にカメラを持っていた様子はなかったし、あったとしても、カメラ屋さんから直行でフィルム現像して持って帰ってきたわけだから、混ざるわけがない。
10年以上前の話だが未だに忘れられん。
学生で金の無かった俺は、居酒屋の2階を格安で借りて住んでいた。
ほぼ新築に近い感じで、当時流行りのロフトもついてて結構気に入っていたんだが…。
11月半ば深夜2時頃、ロフトで布団に寝っころがって漫画読んでたら、外の鉄の階段で
カン…カン…
って誰かがゆっくり上がってくる音がする。
もちろん2階には俺1人。
下の居酒屋は23時には閉まってるし、そんな時間に来るような友人もいない。
誰だ? っと思った瞬間金縛り。
寝てもいないのに金縛りにあったのはこれが最初で最後だったな。しかも目開いてる。
ロフトの電気は点いてるし、そういうのは結構慣れてるから、来るなら来いやー! ぐれーに思ってたら、なんか急に香水の甘ったるい匂いがしてきた。
んで、いつの間にか俺の頭の右横にスリムジーンズに赤い七分丈のニット着た女が正座してる…。
なぜか顔だけがぼやけていて見えない。
髪は肩ぐらいで真っ黒だったな。
さすがにヤベーと思い必死で体動かして金縛り解こうとしたら、なんとパフ?(女の子が化粧に使うあのスポンジみてーの)で俺の顔とか首とか、すげー勢いで撫で始めたんだよ…。
もう怖くて、絶叫したら金縛り解けて女も消えた。
冬なのに汗ぐっしょり。
ロフトから降りたら部屋全体が香水臭くてマジに背筋が凍った。
速攻アパート出て、その日はファミレスで一晩過ごしました。
学生で金の無かった俺は、居酒屋の2階を格安で借りて住んでいた。
ほぼ新築に近い感じで、当時流行りのロフトもついてて結構気に入っていたんだが…。
11月半ば深夜2時頃、ロフトで布団に寝っころがって漫画読んでたら、外の鉄の階段で
カン…カン…
って誰かがゆっくり上がってくる音がする。
もちろん2階には俺1人。
下の居酒屋は23時には閉まってるし、そんな時間に来るような友人もいない。
誰だ? っと思った瞬間金縛り。
寝てもいないのに金縛りにあったのはこれが最初で最後だったな。しかも目開いてる。
ロフトの電気は点いてるし、そういうのは結構慣れてるから、来るなら来いやー! ぐれーに思ってたら、なんか急に香水の甘ったるい匂いがしてきた。
んで、いつの間にか俺の頭の右横にスリムジーンズに赤い七分丈のニット着た女が正座してる…。
なぜか顔だけがぼやけていて見えない。
髪は肩ぐらいで真っ黒だったな。
さすがにヤベーと思い必死で体動かして金縛り解こうとしたら、なんとパフ?(女の子が化粧に使うあのスポンジみてーの)で俺の顔とか首とか、すげー勢いで撫で始めたんだよ…。
もう怖くて、絶叫したら金縛り解けて女も消えた。
冬なのに汗ぐっしょり。
ロフトから降りたら部屋全体が香水臭くてマジに背筋が凍った。
速攻アパート出て、その日はファミレスで一晩過ごしました。
小さい頃からよく見ちゃうほうだったんだけど…。
小学4年の時、親父からカメラを貰って、何かを撮りたくて電車の写真を撮りに行ったの。
地元の千葉を走っている新京成線の北習志野駅の栄えてない側で、いい場所を探しながらふらふらしてたら、線路沿いに廃屋があって庭があった。
ちょうど電車が津田沼の方からカーブしながら入ってくる辺りで、「いい写真が撮れそうだ」と庭に入っていった。
庭には雑草が結構高く生えてて、盆栽とかを置く台(階段状になってる奴)が置いてあった。
その上に腰をかけてカメラを構えて電車を待ったの。
で、その日はバシバシ写真を撮って現像に出して家に帰った。
後日、現像された写真を取りに行ったら結構よく撮れてたんだけど、フィルムを間違えたのか全部の写真が白黒。
まぁ気にしてなかったんだけど、一枚気になるのがあって、車内に和服の人が座ってて、どうも首から上が見えない。
注意して見てみると、昼間に撮った写真なので車内の人はシルエットしか写ってないのに、その和服の人だけがしっかり写って居る感じ。
ありゃー撮っちゃった!
と友達にも半ば自慢気味に写真を見せびらかしたりしてた。
で、数日後。
学校の帰りに駅前を通ると、あの廃屋の前にパトカーが。
近づいて行くと、廃屋は半分くらい重機で壊されてて、ドカタのおじちゃんがお巡りさんと話をしていた。
話に混ざって聞いてみると、庭から人の頭が出てきたとのこと。
数ヶ月前、この場所で飛び込み事故があり、頭と右手首が最後まで発見できなかったらしい。
で、その頭が廃屋の庭から出てきた。
詳しく場所を聞くと、あの盆栽の壇の下にあったということだった。
小学4年の時、親父からカメラを貰って、何かを撮りたくて電車の写真を撮りに行ったの。
地元の千葉を走っている新京成線の北習志野駅の栄えてない側で、いい場所を探しながらふらふらしてたら、線路沿いに廃屋があって庭があった。
ちょうど電車が津田沼の方からカーブしながら入ってくる辺りで、「いい写真が撮れそうだ」と庭に入っていった。
庭には雑草が結構高く生えてて、盆栽とかを置く台(階段状になってる奴)が置いてあった。
その上に腰をかけてカメラを構えて電車を待ったの。
で、その日はバシバシ写真を撮って現像に出して家に帰った。
後日、現像された写真を取りに行ったら結構よく撮れてたんだけど、フィルムを間違えたのか全部の写真が白黒。
まぁ気にしてなかったんだけど、一枚気になるのがあって、車内に和服の人が座ってて、どうも首から上が見えない。
注意して見てみると、昼間に撮った写真なので車内の人はシルエットしか写ってないのに、その和服の人だけがしっかり写って居る感じ。
ありゃー撮っちゃった!
と友達にも半ば自慢気味に写真を見せびらかしたりしてた。
で、数日後。
学校の帰りに駅前を通ると、あの廃屋の前にパトカーが。
近づいて行くと、廃屋は半分くらい重機で壊されてて、ドカタのおじちゃんがお巡りさんと話をしていた。
話に混ざって聞いてみると、庭から人の頭が出てきたとのこと。
数ヶ月前、この場所で飛び込み事故があり、頭と右手首が最後まで発見できなかったらしい。
で、その頭が廃屋の庭から出てきた。
詳しく場所を聞くと、あの盆栽の壇の下にあったということだった。
「〜したら霊から電話かかってきた」っていうような霊現象と人間が作った文明が交わる話。
よく聞くけど、全く信じていなかった。
でも本当にあったんだよね。
自分が体験してやっと信じる事ができたの。
私の家は田舎で周りはかなりの森。その日は暑い夜でまさに熱帯夜。
たまりかねた親父が近くの自販機に飲み物を買いに出掛けたの。
家を出て人通りが全くない畦道をしばらく歩くと、20メートル先にお婆さんが石に座ってたらしい。
親父は昔から霊感強くてこの時も「やばい」と感じたみたい。
そのうちにお婆さん、だんだん親父の方を向いてきた。
親父は焦ったらしいけど足がすくんで動かなかったんだって。
そしてとうとうお婆さんと目が合った。
血走っていて白目を剥くほど睨んでいたらしい。
睨むと言うには足りないくらい恐ろしかったそう。
で、親父は目が合って我に返り、そのまま踵を返し家に帰ってきたらしい。
話はまだ終わらない。
ここからは私も体験したの。
親父が帰ってきてちょうど2時間後くらいの深夜2時に家の電話が鳴った。
出たのは祖母(祖母以外爆睡)。相手は無言だったんだって。
次の日、親父が携帯を見ると、ちょうどその無言電話があった時間に親父の携帯から自宅にかけた形跡。
でもそんなのありえないの。
みんな二階に寝てて携帯は一階で充電しているから、そんな時間にかけるはずなんかない。
親父の携帯を家族で回しながらリダイヤル履歴を見てたの。
私がその履歴を見た瞬間、パッと消えたの。まるで画面をかえたように。
今まで得体の知れないものの存在を信じてはいなかったけど、自分の目の前で起きてしまったから受け入れざるを得なくなりました。
よく聞くけど、全く信じていなかった。
でも本当にあったんだよね。
自分が体験してやっと信じる事ができたの。
私の家は田舎で周りはかなりの森。その日は暑い夜でまさに熱帯夜。
たまりかねた親父が近くの自販機に飲み物を買いに出掛けたの。
家を出て人通りが全くない畦道をしばらく歩くと、20メートル先にお婆さんが石に座ってたらしい。
親父は昔から霊感強くてこの時も「やばい」と感じたみたい。
そのうちにお婆さん、だんだん親父の方を向いてきた。
親父は焦ったらしいけど足がすくんで動かなかったんだって。
そしてとうとうお婆さんと目が合った。
血走っていて白目を剥くほど睨んでいたらしい。
睨むと言うには足りないくらい恐ろしかったそう。
で、親父は目が合って我に返り、そのまま踵を返し家に帰ってきたらしい。
話はまだ終わらない。
ここからは私も体験したの。
親父が帰ってきてちょうど2時間後くらいの深夜2時に家の電話が鳴った。
出たのは祖母(祖母以外爆睡)。相手は無言だったんだって。
次の日、親父が携帯を見ると、ちょうどその無言電話があった時間に親父の携帯から自宅にかけた形跡。
でもそんなのありえないの。
みんな二階に寝てて携帯は一階で充電しているから、そんな時間にかけるはずなんかない。
親父の携帯を家族で回しながらリダイヤル履歴を見てたの。
私がその履歴を見た瞬間、パッと消えたの。まるで画面をかえたように。
今まで得体の知れないものの存在を信じてはいなかったけど、自分の目の前で起きてしまったから受け入れざるを得なくなりました。
夏休み。
剣道部の顧問だった先生は、いくつかある学校指定の合宿所から何気なく民宿を選んで、そこに強化合宿をしにいきました。
合宿も最終日になり、その夜は先生とコーチと民宿の女将さんとで酒を飲み宴会を開いたのです。
宴会もお開きになり部屋で寝る準備をしていた時、備え着けの電話が鳴ったそうです。
受話器を取ると相手は無言でしたが、奥から子供の声がしました。
これはあいつら(部員)の悪戯だなぁ。と思い早速部員達を叱りにいきました。
が、誰も知らないと言うのです。
備え着けなのである番号を入力すれば先生の部屋にかけることはできますが、その部屋には電話はありませんでした。
不思議に思いながらも先生は寝る事にしました。
深夜。
物音にふと先生は目を覚ましました。
誰かが部屋の上でドタドタ走っている音がしたそうです。
部屋の上は物置になっていて、人はいるはずがありませんでした。
しばらく聞いていましたが、いつの間にか先生は寝ていたそうで気づけば朝になっていました。
夜の事をコーチに聞かせると、コーチは自分も別の意味で起きたと言います。
なんでも寝ていると布団の下から背中を押されたと言い、今もそれは布団の下から出ている。と言いました。
布団をどけてみると下には人間の手のような突起物があったそうです。確かに寝る前はなかったのに。
民宿を出発する間際、先生は昨夜の宴会の御礼を女将さんに言いました。
が、女将さんはそのことを全く覚えていませんでした。
変な気持ちでしたが先生はその民宿を後にしたそうです。
先生が体験したのは以上ですが、この話には後日談があります。
まず、その民宿はとうの昔に学校指定リストから除外されていた所だったのです。
そして、その民宿は合宿の後、跡形もなく火事で焼け落ちてしまったそうなのです。
出火したのは先生が泊まった部屋からだったそうです。原因は分かっていません。
剣道部の顧問だった先生は、いくつかある学校指定の合宿所から何気なく民宿を選んで、そこに強化合宿をしにいきました。
合宿も最終日になり、その夜は先生とコーチと民宿の女将さんとで酒を飲み宴会を開いたのです。
宴会もお開きになり部屋で寝る準備をしていた時、備え着けの電話が鳴ったそうです。
受話器を取ると相手は無言でしたが、奥から子供の声がしました。
これはあいつら(部員)の悪戯だなぁ。と思い早速部員達を叱りにいきました。
が、誰も知らないと言うのです。
備え着けなのである番号を入力すれば先生の部屋にかけることはできますが、その部屋には電話はありませんでした。
不思議に思いながらも先生は寝る事にしました。
深夜。
物音にふと先生は目を覚ましました。
誰かが部屋の上でドタドタ走っている音がしたそうです。
部屋の上は物置になっていて、人はいるはずがありませんでした。
しばらく聞いていましたが、いつの間にか先生は寝ていたそうで気づけば朝になっていました。
夜の事をコーチに聞かせると、コーチは自分も別の意味で起きたと言います。
なんでも寝ていると布団の下から背中を押されたと言い、今もそれは布団の下から出ている。と言いました。
布団をどけてみると下には人間の手のような突起物があったそうです。確かに寝る前はなかったのに。
民宿を出発する間際、先生は昨夜の宴会の御礼を女将さんに言いました。
が、女将さんはそのことを全く覚えていませんでした。
変な気持ちでしたが先生はその民宿を後にしたそうです。
先生が体験したのは以上ですが、この話には後日談があります。
まず、その民宿はとうの昔に学校指定リストから除外されていた所だったのです。
そして、その民宿は合宿の後、跡形もなく火事で焼け落ちてしまったそうなのです。
出火したのは先生が泊まった部屋からだったそうです。原因は分かっていません。
19の頃に体験した話。
それまで中学生の頃から金縛りとかの体験はあったけど、心霊体験はその時が初めてだった。
夜、寝ていると夜中に目が覚めて金縛りに遭った。
チキンなので目は開けません。
それまで何回か金縛りを経験してたから、「またか」と思っていたら、足先にドンっと何かが乗る感覚。
「え? 何?」
重くもないし軽くもない。ただ何か重りのようなものが確かに足先に乗っている。
その「何か」が足先からふとももへと飛び跳ねるような感じで、ふとももからお腹へとどんどん顔の方へ上がってくる。
飛び跳ねる力も強くなっていき、ついに胸のあたりまできた。
ドン、ドン、ドン、と胸の上で何かが飛び跳ねている。
その衝撃がすごいのなんのって、表現するなら胸を強打されてる感じです。
思わず反動で目が開きそうになるんだけど、チキンなので必死で目を閉じてた。
絶対これ目開けたらナマ首とかってオチだろうから、目を力いっぱいつぶってたんだ。
すると、俺の粘りに根負けしたのか、ピタっと何かが飛び跳ねるのが止まった。
心の中で勝利を確信する俺。でも金縛りはまだ解けない。
何分経っただろうか…金縛りは解けないが何も起きない。
心の中でちょっと目を開けてみようかなという衝動に駆られて、薄め状態からゆっくりと目を開けてみた。
暗いけど視界がはっきりしてる。
何もない。視界に広がるのは天井だけ。
「よかった」
そう思って目をつぶろうとしたその時、ふと違和感を感じた。
何かおかしい…何だ。
ふと、ベッドのすぐ横の壁に貼ってあるアーティストのポスターを見た。
メンバーの1人の顔が違う。
明らかに生気を失った白い顔が映っていた。
その顔と目が合うとニターっと顔が歪んだ。
と同時に、ポスターからポロっと首だけが外れて俺の体の上に落ちてきた。
そこから気を失いました。
起きたら普通のポスターのままでしたが、気持ち悪かったのですぐ処分しました。
それまで中学生の頃から金縛りとかの体験はあったけど、心霊体験はその時が初めてだった。
夜、寝ていると夜中に目が覚めて金縛りに遭った。
チキンなので目は開けません。
それまで何回か金縛りを経験してたから、「またか」と思っていたら、足先にドンっと何かが乗る感覚。
「え? 何?」
重くもないし軽くもない。ただ何か重りのようなものが確かに足先に乗っている。
その「何か」が足先からふとももへと飛び跳ねるような感じで、ふとももからお腹へとどんどん顔の方へ上がってくる。
飛び跳ねる力も強くなっていき、ついに胸のあたりまできた。
ドン、ドン、ドン、と胸の上で何かが飛び跳ねている。
その衝撃がすごいのなんのって、表現するなら胸を強打されてる感じです。
思わず反動で目が開きそうになるんだけど、チキンなので必死で目を閉じてた。
絶対これ目開けたらナマ首とかってオチだろうから、目を力いっぱいつぶってたんだ。
すると、俺の粘りに根負けしたのか、ピタっと何かが飛び跳ねるのが止まった。
心の中で勝利を確信する俺。でも金縛りはまだ解けない。
何分経っただろうか…金縛りは解けないが何も起きない。
心の中でちょっと目を開けてみようかなという衝動に駆られて、薄め状態からゆっくりと目を開けてみた。
暗いけど視界がはっきりしてる。
何もない。視界に広がるのは天井だけ。
「よかった」
そう思って目をつぶろうとしたその時、ふと違和感を感じた。
何かおかしい…何だ。
ふと、ベッドのすぐ横の壁に貼ってあるアーティストのポスターを見た。
メンバーの1人の顔が違う。
明らかに生気を失った白い顔が映っていた。
その顔と目が合うとニターっと顔が歪んだ。
と同時に、ポスターからポロっと首だけが外れて俺の体の上に落ちてきた。
そこから気を失いました。
起きたら普通のポスターのままでしたが、気持ち悪かったのですぐ処分しました。
弟の友人の話。
その友人の地元にある怖くて有名な廃墟。そこに何人かのグループで、ふざけ半分面白半分で遊びに行った奴らがいた。
廃墟をうろつく中で、ある一つの部屋にたどり着いた。
皆で固まって入ろうと扉を開ける。先頭になっていた女が足を踏み入れた瞬間、彼女一人を部屋に入れたまま扉が閉まった。
最初はふざけてやっているのかと思ったが、そうじゃないみたい。扉は開かないし、中からは彼女の壮絶な悲鳴。
何度も『開けて助けて』と断末魔のような叫びと、ガタガタと何かの大きな音。
3人の男の力を持っても、扉は開かなかった。
ただ事じゃないことに気付き、ひょっとしたら既に中に人がいて、彼女が襲われてるのかも…と思い、警察を呼びに行った。事実、地元の族やヤンキー共がたむろしたりすることもあったようだ。
警察が来て、扉を開けようとするが…開かなかった。
すると、その内彼女の悲鳴と物音が止まった。それまで開かなかった扉がスッ…と開いた。
彼女が倒れていた。身体のほとんどの関節が曲がるはずのない方向に折れた状態で。
これは地元のニュースでも流れたらしい。『変死体発見』という形で。
この廃墟にまつわる似たような怖い話は私も弟も知っていた。
でも、この話をしてくれた弟の友人が、最後に涙ながらに教えてくれた。
彼はだいぶ前にお姉さんを亡くしている。
「コレ、俺の姉ちゃんの話なんだ」
…なんとも言えない気分になった。
その友人の地元にある怖くて有名な廃墟。そこに何人かのグループで、ふざけ半分面白半分で遊びに行った奴らがいた。
廃墟をうろつく中で、ある一つの部屋にたどり着いた。
皆で固まって入ろうと扉を開ける。先頭になっていた女が足を踏み入れた瞬間、彼女一人を部屋に入れたまま扉が閉まった。
最初はふざけてやっているのかと思ったが、そうじゃないみたい。扉は開かないし、中からは彼女の壮絶な悲鳴。
何度も『開けて助けて』と断末魔のような叫びと、ガタガタと何かの大きな音。
3人の男の力を持っても、扉は開かなかった。
ただ事じゃないことに気付き、ひょっとしたら既に中に人がいて、彼女が襲われてるのかも…と思い、警察を呼びに行った。事実、地元の族やヤンキー共がたむろしたりすることもあったようだ。
警察が来て、扉を開けようとするが…開かなかった。
すると、その内彼女の悲鳴と物音が止まった。それまで開かなかった扉がスッ…と開いた。
彼女が倒れていた。身体のほとんどの関節が曲がるはずのない方向に折れた状態で。
これは地元のニュースでも流れたらしい。『変死体発見』という形で。
この廃墟にまつわる似たような怖い話は私も弟も知っていた。
でも、この話をしてくれた弟の友人が、最後に涙ながらに教えてくれた。
彼はだいぶ前にお姉さんを亡くしている。
「コレ、俺の姉ちゃんの話なんだ」
…なんとも言えない気分になった。
私の身に起きた『唯一』の恐怖体験です。
現在の家に引っ越して10年程になりますが、話は5年前に遡ります。
私の家は、個人スペースが一階、共有生活スペースが二階という造りになっているんです。
そんなわけで、友人が訪ねてくると窓を叩いたり舌を鳴らして私を呼ぶんです。
ある日の夜中、窓を叩く『コンコン』という音で目が覚めました。
友達かな? と思いカーテンを開けても誰も居ません。
気のせいということにして暫く本を読んでいると、再び『コンコン』っと音がするんです。
誰か来て隠れてるのか? と思い見渡しても誰も居る気配はありません。
その時、私は『見るともなく』窓の下を見たんです。
すると、小さなお爺さんなのかお婆さんなのか分からない老人が窓に両手を附き私を見上げていたんです…。
その顔は無表情で眼球がなかったのですが、間違いなく私を見ていました。
怖くなりカーテンを閉め、すぐに寝てしまいました。
翌朝カーテンを開けると、窓に小さな手形が残っていました。二重ガラスの内側に…。
その後すぐに手形は消え、何の異常もなく生活していますが、あれは一体何だったのでしょうか…
現在の家に引っ越して10年程になりますが、話は5年前に遡ります。
私の家は、個人スペースが一階、共有生活スペースが二階という造りになっているんです。
そんなわけで、友人が訪ねてくると窓を叩いたり舌を鳴らして私を呼ぶんです。
ある日の夜中、窓を叩く『コンコン』という音で目が覚めました。
友達かな? と思いカーテンを開けても誰も居ません。
気のせいということにして暫く本を読んでいると、再び『コンコン』っと音がするんです。
誰か来て隠れてるのか? と思い見渡しても誰も居る気配はありません。
その時、私は『見るともなく』窓の下を見たんです。
すると、小さなお爺さんなのかお婆さんなのか分からない老人が窓に両手を附き私を見上げていたんです…。
その顔は無表情で眼球がなかったのですが、間違いなく私を見ていました。
怖くなりカーテンを閉め、すぐに寝てしまいました。
翌朝カーテンを開けると、窓に小さな手形が残っていました。二重ガラスの内側に…。
その後すぐに手形は消え、何の異常もなく生活していますが、あれは一体何だったのでしょうか…
自分は22歳。十年以上も前からの話です。
最初の出会いは分かりませんが、自分には何か『事』がある度に双子を見る事がある。
例えば小学校の入学式の帰り道、卒業式も含め当然、一学期、二学期、三学期の始業式、終了式。子供会のクリスマス会の日やキャンプから帰った日など、それは中学、高校も続いた。
そして必ず現れる双子。
見た目も髪型も服も同じ。いつも二人で手を繋いで歩いている。
歳は多分自分と同じ位、だから見る度に互いに背が伸びていった。
昔から不思議に「何だろうなぁ? 気持ち悪りぃ」と思うだけで大して気にはしてなかった。
そして高校生になると見なくなった。
と言うより、実家に帰らず友達の家を転々としたり女の家に泊めてもらったりなど、それなりに荒れていたので見る機会も気にする事も無くなってしまったからだろう。
しかし、卒業式の前日、流石に今日はおとなしくしてようと実家へ戻りその日は寝た。
そして次の日、卒業式。
それなりの事を済まし、家に帰り制服を着替え早速遊びに行こうとした時、当時自分は電車通学だったのですが、電車を降り切符を駅員に渡し駅を出ると、そこに双子はいた。
いつもと同じみすぼらしい格好。二人で手を繋いで横断歩道の向こう側にいる。
「気持ちわりぃ…」
と思いながら、そそくさと自分も横断歩道を渡り双子とすれ違う。
何だろう…ホコリっぽい匂い?
古い段ボールの様な匂いがすれ違い様に臭った。
そしてその日以来、自分はその双子を見ていない。
今は地元を離れて仕事をし、暮らしているからだ。
そして興味本意で、この事実の不思議な話を書いていて思った事がある。
あの双子。
自分と同じ歳位なのに、いつもみすぼらしい「私服」だった。
自分の住んでいる地域は私服の学校など絶対にない。
そしてもう一つ。
双子が握り合っていた手。
左手と左手だった。
最初の出会いは分かりませんが、自分には何か『事』がある度に双子を見る事がある。
例えば小学校の入学式の帰り道、卒業式も含め当然、一学期、二学期、三学期の始業式、終了式。子供会のクリスマス会の日やキャンプから帰った日など、それは中学、高校も続いた。
そして必ず現れる双子。
見た目も髪型も服も同じ。いつも二人で手を繋いで歩いている。
歳は多分自分と同じ位、だから見る度に互いに背が伸びていった。
昔から不思議に「何だろうなぁ? 気持ち悪りぃ」と思うだけで大して気にはしてなかった。
そして高校生になると見なくなった。
と言うより、実家に帰らず友達の家を転々としたり女の家に泊めてもらったりなど、それなりに荒れていたので見る機会も気にする事も無くなってしまったからだろう。
しかし、卒業式の前日、流石に今日はおとなしくしてようと実家へ戻りその日は寝た。
そして次の日、卒業式。
それなりの事を済まし、家に帰り制服を着替え早速遊びに行こうとした時、当時自分は電車通学だったのですが、電車を降り切符を駅員に渡し駅を出ると、そこに双子はいた。
いつもと同じみすぼらしい格好。二人で手を繋いで横断歩道の向こう側にいる。
「気持ちわりぃ…」
と思いながら、そそくさと自分も横断歩道を渡り双子とすれ違う。
何だろう…ホコリっぽい匂い?
古い段ボールの様な匂いがすれ違い様に臭った。
そしてその日以来、自分はその双子を見ていない。
今は地元を離れて仕事をし、暮らしているからだ。
そして興味本意で、この事実の不思議な話を書いていて思った事がある。
あの双子。
自分と同じ歳位なのに、いつもみすぼらしい「私服」だった。
自分の住んでいる地域は私服の学校など絶対にない。
そしてもう一つ。
双子が握り合っていた手。
左手と左手だった。
当時中3だった私。師匠ってゆうあだ名の女の子と仲が良くてよく騒いでた。
確か冬の雨の日。その日あたしたちはノリで鬼ごっこをはじめた。
初めの内に校舎の説明しとくと、四角い建物の真ん中が四角く空洞になってて…上から見ると『回』←こんな感じ。
で、各階に東階段と西階段があって。
まぁ鬼ごっこを始めたわけだ。始めの鬼は師匠。
「いい? 追っ掛けるよ!」
そう言って師匠が追い掛けて来たとき、かなりの距離が空いてたんだ。
で、ほぼその距離のまま2階を何回もぐるぐる。
さすがに疲れてきた私は、一気に階段を登って4階の自分たちのクラスにかけこんでしまおうと考えた。
急に曲がって階段をかけ登り始める私。
ここからがおかしいんだけど…。
3階に差し掛かるころでふと振り向くと、師匠が急に私のすぐ後ろに迫ってるの。
しかも、なんか下むいて頭から突っ込んでくるような走り方。
顔がよく見えなくて、今まではギャーギャー叫びながら走ってたのになんもしゃべらないし。
あたしはなんか恐くなってそのまま4階にかけ登って、師匠が真後ろに付いてきてるのを確認してから廊下を曲がって教室にかけこんだ。
教室に駆け込んだあたしの目に入ってきたのは…一番前の席に座ってる師匠。
「は!?」
後ろを振り向くと、今まで追い掛けてきてたはずの師匠がいない。
「ちょっと師匠どうやったの!? すぐそこまで追い掛けて来てたじゃん!」
あたしはパニクって問い詰めた。
するとポカンとした師匠は信じられない話をし始めた…。
師匠の説明によると、彼女はあたしが階段を登り始めた時点で追い掛けるのをあきらめて、反対側の階段から教室に戻ってたんだってさ。
…あたしは一体誰に追い掛けられてたんだろう。
<追記>
なんかその階段を登ってる間中やけに暗くて、変に静かだったのを覚えてる。
やけに階段がながーく感じられて。
それから恐くて鬼ごっこはしてません。
確か冬の雨の日。その日あたしたちはノリで鬼ごっこをはじめた。
初めの内に校舎の説明しとくと、四角い建物の真ん中が四角く空洞になってて…上から見ると『回』←こんな感じ。
で、各階に東階段と西階段があって。
まぁ鬼ごっこを始めたわけだ。始めの鬼は師匠。
「いい? 追っ掛けるよ!」
そう言って師匠が追い掛けて来たとき、かなりの距離が空いてたんだ。
で、ほぼその距離のまま2階を何回もぐるぐる。
さすがに疲れてきた私は、一気に階段を登って4階の自分たちのクラスにかけこんでしまおうと考えた。
急に曲がって階段をかけ登り始める私。
ここからがおかしいんだけど…。
3階に差し掛かるころでふと振り向くと、師匠が急に私のすぐ後ろに迫ってるの。
しかも、なんか下むいて頭から突っ込んでくるような走り方。
顔がよく見えなくて、今まではギャーギャー叫びながら走ってたのになんもしゃべらないし。
あたしはなんか恐くなってそのまま4階にかけ登って、師匠が真後ろに付いてきてるのを確認してから廊下を曲がって教室にかけこんだ。
教室に駆け込んだあたしの目に入ってきたのは…一番前の席に座ってる師匠。
「は!?」
後ろを振り向くと、今まで追い掛けてきてたはずの師匠がいない。
「ちょっと師匠どうやったの!? すぐそこまで追い掛けて来てたじゃん!」
あたしはパニクって問い詰めた。
するとポカンとした師匠は信じられない話をし始めた…。
師匠の説明によると、彼女はあたしが階段を登り始めた時点で追い掛けるのをあきらめて、反対側の階段から教室に戻ってたんだってさ。
…あたしは一体誰に追い掛けられてたんだろう。
<追記>
なんかその階段を登ってる間中やけに暗くて、変に静かだったのを覚えてる。
やけに階段がながーく感じられて。
それから恐くて鬼ごっこはしてません。
実家の裏庭に建っている茶室が現在開かずの間になっています。
自分の実家は祖父の代まで古物商を営んでいました。
その祖父がかなりのオカルトマニアで、古物商の情報網を使い色々な所から曰く付きの品を集めていました。
ほとんどの品は単なるガラクタでしたが、中には何品か本物も混ざっておりその中にソレはありました。
ソレは南北朝時代の太刀で、祖父の話によると罪人の首を斬る為の太刀、つまり処刑刀として使われていた品なのだそうです。
祖父はコレクションの中でもこの処刑刀を一番気に入っており、茶室の床の間に飾り毎日眺めて楽しんでいたそうです。
ところがある日、処刑刀の下の畳にある小さな染みに気付いたそうです。
その染みはちょうど処刑刀の鍔元その真下にあり、日を追うごとに大きくなっていったそうです。
さすがの祖父も恐くなり茶室ごと封印したそうです。
自分は小学生の時に、祖父の話を確かめる為に友人三人と茶室の鍵を壊し中に入った事がありました。
中は至る所にお札が貼られ、床の間には例の処刑刀が置いてあり、祖父の言葉どおり床の間の畳は赤黒く変色していました。
畳は湿っていて、畳に触った友人の指先に真っ赤な液体がべっとり付着したのを良く覚えています。
その後家族全員に怒られた事も…。
それ以来25年茶室は開かずの間になっています
自分の実家は祖父の代まで古物商を営んでいました。
その祖父がかなりのオカルトマニアで、古物商の情報網を使い色々な所から曰く付きの品を集めていました。
ほとんどの品は単なるガラクタでしたが、中には何品か本物も混ざっておりその中にソレはありました。
ソレは南北朝時代の太刀で、祖父の話によると罪人の首を斬る為の太刀、つまり処刑刀として使われていた品なのだそうです。
祖父はコレクションの中でもこの処刑刀を一番気に入っており、茶室の床の間に飾り毎日眺めて楽しんでいたそうです。
ところがある日、処刑刀の下の畳にある小さな染みに気付いたそうです。
その染みはちょうど処刑刀の鍔元その真下にあり、日を追うごとに大きくなっていったそうです。
さすがの祖父も恐くなり茶室ごと封印したそうです。
自分は小学生の時に、祖父の話を確かめる為に友人三人と茶室の鍵を壊し中に入った事がありました。
中は至る所にお札が貼られ、床の間には例の処刑刀が置いてあり、祖父の言葉どおり床の間の畳は赤黒く変色していました。
畳は湿っていて、畳に触った友人の指先に真っ赤な液体がべっとり付着したのを良く覚えています。
その後家族全員に怒られた事も…。
それ以来25年茶室は開かずの間になっています
大学生の俺はごく普通のアパートの二階に住んでいた。
一階には同じゼミの友達が住んでおり、週末になれば毎晩友達の部屋で飲み会をして夜を明かしていた。
その日もいつもの飲み会をしていたのだが、酔っ払った勢いで携帯電話で写真を撮って遊んでいた。
そしてある写真に心霊写真が写り込んでしまった。
電子レンジに髪の長い女の人の顔が写り込んでいた。
飲み会に女などいないし、髪の長い奴もいないのは確かだ。
実は以前この部屋で他の友達が泊まった時、ふと目が覚めた時に金縛りに合ったと同時に女の人が立っていたと話していたが、誰もそいつの言う話は信じることもなく笑いながら受け流していた。
みんな「本当にいたんだ!」と驚き飲み会はさらにヒートアップ。
撮れた写真を飲み会メンバーは面白がってみんなの携帯に転送して記念に残していた。
そして飲み会はなに事もなく終わった。
ある日、高校時代の親友から電話が鳴り、
「最近小学校でボランティアとして先生をやっているんだ。昨日の授業で小学生に怖い話をしてくれと言われて来週話をする事になったんだが…お前のアパートの話したいから詳しく教えてくれ」
とのこと。
俺も面白おかしくなり、親友に話を詳しく教え「この写真を拡大コピーしてくばってやれ」と写真を転送した。
そして数日が立ち、高校時代の親友から連絡がきた。
小学校の授業で怖い話をしたところ、あまりにも話がリアルすぎて女の子達は半泣きになってしまったらしい。
心霊写真をクラス全員に配ったのが悪かったんだろうと親友は話していた。
「実は…クラスにすごい霊感の強い子がいたんだけど。授業が終わって俺が帰ろうとした時にその子が『写真の人理科室で見たよ。白いワンピース着てた』って言われたんだよ」
以前その部屋で金縛りにあった友達は、女の人は白いワンピースを着ていたと言っていたな。
一階には同じゼミの友達が住んでおり、週末になれば毎晩友達の部屋で飲み会をして夜を明かしていた。
その日もいつもの飲み会をしていたのだが、酔っ払った勢いで携帯電話で写真を撮って遊んでいた。
そしてある写真に心霊写真が写り込んでしまった。
電子レンジに髪の長い女の人の顔が写り込んでいた。
飲み会に女などいないし、髪の長い奴もいないのは確かだ。
実は以前この部屋で他の友達が泊まった時、ふと目が覚めた時に金縛りに合ったと同時に女の人が立っていたと話していたが、誰もそいつの言う話は信じることもなく笑いながら受け流していた。
みんな「本当にいたんだ!」と驚き飲み会はさらにヒートアップ。
撮れた写真を飲み会メンバーは面白がってみんなの携帯に転送して記念に残していた。
そして飲み会はなに事もなく終わった。
ある日、高校時代の親友から電話が鳴り、
「最近小学校でボランティアとして先生をやっているんだ。昨日の授業で小学生に怖い話をしてくれと言われて来週話をする事になったんだが…お前のアパートの話したいから詳しく教えてくれ」
とのこと。
俺も面白おかしくなり、親友に話を詳しく教え「この写真を拡大コピーしてくばってやれ」と写真を転送した。
そして数日が立ち、高校時代の親友から連絡がきた。
小学校の授業で怖い話をしたところ、あまりにも話がリアルすぎて女の子達は半泣きになってしまったらしい。
心霊写真をクラス全員に配ったのが悪かったんだろうと親友は話していた。
「実は…クラスにすごい霊感の強い子がいたんだけど。授業が終わって俺が帰ろうとした時にその子が『写真の人理科室で見たよ。白いワンピース着てた』って言われたんだよ」
以前その部屋で金縛りにあった友達は、女の人は白いワンピースを着ていたと言っていたな。
俺の友達が経験した実話。
そいつのことを仮にSとするけど、Sは肝試しとか好きで、よく地元のツレとかと一緒に心霊スポットに行ってたらしい。
ある秋の夜、いつものノリでツレ二人と、R寺というスポットにSの車で赴いたんだ。
R寺は県内でもそこそこ有名な場所で、特にその寺に続く下り坂がヤバいらしいんだが、S達がその坂にさしかかって車を停めたんだが、何ともない。
雰囲気も普通で、全開にした窓から秋の涼しい風が吹き込んできて心地いいくらい。
あまりにも期待外れだったので、Sは車のエンジンを切り、ライトも消してツレと談笑しはじめた。
数分後、後部座席に座っていたやつが、急に寒くなったと言い出した。
まぁ、秋も深まる季節だし不自然ではなかったし、Sは大して不審には思わずに「脅かすなら上手くやれよw」とか言っていた。
だが、後部座席のやつが寒い寒いとあまりに言うものだから、切り上げて帰るかということになった。
そして、車を発車しようとキーを回す。
が、セルが回る音がするだけでエンジンがかからない!
何度も何度も試すがかからない。
さすがに肝を冷やしたが、Sは冷静に考えてバッテリーがあがってるか確認しようとドアレバーを引く。
しかし、ロックは解除されているにも関わらずドアが開かない。
慌ててガチャガチャやっている間に車内の体感温度がどんどん下がってくる。
もう車内はパニック状態で、後部座席のやつなんかは失神しそうな勢いだった。
そして、Sがヤバい!! と思った瞬間、後ろから強烈な光に照らされた。
次の瞬間、エンジンがかかったんだが、後ろから照らしてきたタクシーの運転手が降りて、慌てて駆け寄ってくる。
そして運転手はしきりに「大丈夫か? なんともないか?」と聞いてきた。
タクシーの運転手の慌て様があまりにもすごかったので、Sは「な、何が大丈夫なんですか?」とか聞いちゃったらしい。
すると運転手が神妙な顔でこう言った。
「今、あんたらの車の後部座席の窓から、車内に入ろうとしてる女がいた…」
と…。
もう一目散に逃げ帰って、心霊スポット探索は自重したそうな。
そいつのことを仮にSとするけど、Sは肝試しとか好きで、よく地元のツレとかと一緒に心霊スポットに行ってたらしい。
ある秋の夜、いつものノリでツレ二人と、R寺というスポットにSの車で赴いたんだ。
R寺は県内でもそこそこ有名な場所で、特にその寺に続く下り坂がヤバいらしいんだが、S達がその坂にさしかかって車を停めたんだが、何ともない。
雰囲気も普通で、全開にした窓から秋の涼しい風が吹き込んできて心地いいくらい。
あまりにも期待外れだったので、Sは車のエンジンを切り、ライトも消してツレと談笑しはじめた。
数分後、後部座席に座っていたやつが、急に寒くなったと言い出した。
まぁ、秋も深まる季節だし不自然ではなかったし、Sは大して不審には思わずに「脅かすなら上手くやれよw」とか言っていた。
だが、後部座席のやつが寒い寒いとあまりに言うものだから、切り上げて帰るかということになった。
そして、車を発車しようとキーを回す。
が、セルが回る音がするだけでエンジンがかからない!
何度も何度も試すがかからない。
さすがに肝を冷やしたが、Sは冷静に考えてバッテリーがあがってるか確認しようとドアレバーを引く。
しかし、ロックは解除されているにも関わらずドアが開かない。
慌ててガチャガチャやっている間に車内の体感温度がどんどん下がってくる。
もう車内はパニック状態で、後部座席のやつなんかは失神しそうな勢いだった。
そして、Sがヤバい!! と思った瞬間、後ろから強烈な光に照らされた。
次の瞬間、エンジンがかかったんだが、後ろから照らしてきたタクシーの運転手が降りて、慌てて駆け寄ってくる。
そして運転手はしきりに「大丈夫か? なんともないか?」と聞いてきた。
タクシーの運転手の慌て様があまりにもすごかったので、Sは「な、何が大丈夫なんですか?」とか聞いちゃったらしい。
すると運転手が神妙な顔でこう言った。
「今、あんたらの車の後部座席の窓から、車内に入ろうとしてる女がいた…」
と…。
もう一目散に逃げ帰って、心霊スポット探索は自重したそうな。
ある男が、仕事で現地のホテルに泊まることになった。
彼が友人にその話をすると、友人は表情を曇らせて『あそこはヤバイよ。出るらしいぜ…』と言う。
男は詳しく聞きたかったが怖くなるので聞かなかった。
しかし、前日になるとどうしても気になって、結局聞くことにした。
すると友人が言うには、
『あそこ、昔火事で何人も死んだらしい。それからあのホテルに泊まると、必ずノックする音が聞こえるんだ…』
次の日男はホテルに泊まった。
夜、寝ようとベッドに入ると…
「コンコン」
ドアの方から聞こえる。
男は来たな、と思った。ノックの音は止まない。
「コンコン、コンコン、コンコンコンコン」
男はだんだん嫌になってくる。
ノックの音もそれに比例するように激しさを増す。
「コンコンコンコンコンココンコンコンコンンコンコンコンコンドドドドドドドドドドドドドド…」
男は絶対にドアを開けなかった。
その瞬間、男の体が燃えるように熱くなった。
そしてノックの音は朝4時頃に止まったという。
男はホテルから帰ってきて、友人にこのことを話した。
すると友人はまた言った。
『それって外からじゃなくて、中から出してってノックしてたんじゃないの?』
彼が友人にその話をすると、友人は表情を曇らせて『あそこはヤバイよ。出るらしいぜ…』と言う。
男は詳しく聞きたかったが怖くなるので聞かなかった。
しかし、前日になるとどうしても気になって、結局聞くことにした。
すると友人が言うには、
『あそこ、昔火事で何人も死んだらしい。それからあのホテルに泊まると、必ずノックする音が聞こえるんだ…』
次の日男はホテルに泊まった。
夜、寝ようとベッドに入ると…
「コンコン」
ドアの方から聞こえる。
男は来たな、と思った。ノックの音は止まない。
「コンコン、コンコン、コンコンコンコン」
男はだんだん嫌になってくる。
ノックの音もそれに比例するように激しさを増す。
「コンコンコンコンコンココンコンコンコンンコンコンコンコンドドドドドドドドドドドドドド…」
男は絶対にドアを開けなかった。
その瞬間、男の体が燃えるように熱くなった。
そしてノックの音は朝4時頃に止まったという。
男はホテルから帰ってきて、友人にこのことを話した。
すると友人はまた言った。
『それって外からじゃなくて、中から出してってノックしてたんじゃないの?』
自分は以前広島に住んでいたのですが、そこに住んでいたときだけ、いろいろな怖い体験をしてきました。その中でも一番怖かった話です。
確かその日は、小学校の運動会でした。
父と母は運動会を見に来てくれましたが、お昼を食べた後にすぐに帰ってしまいました。
運動会が終わったのは5時位で、疲れていたのですぐに家に帰りました。
自分の住んでいるマンションに帰ると、家の中には誰もおらず、自分はすぐに部屋で寝てしまいました。
その後、洗面所のドライヤーをかける音で目を覚ました僕は、母親がいる洗面所にいき、「きょうは疲れたなー」などと話をしていました。
すると父親がリビングのほうから、「今日は外で食べに行こうか」と言っていたので、僕は「お腹はすいてないから寝るよ」と言って部屋で寝てしまいました。
そのとき、母親が小さく舌打ちしたのを覚えてます。
その後、起きたのは12時位でした。
さすがにお腹がすいてしまった僕は、リビングに向かいました。
すると、洗面所から(ジャージャー)とドライヤーの音がしたので、見てみると母親がドライヤーをかけていました。3,4時間前と同じ光景でした。
僕は母親に「お母さんいつまでやってるの?」と聞くと、
「別にいつでもいいだろ、殺してやろうか」
他にも何か言っていた気がしますが、目は充血していて真っ赤で、あまりにも怖かったので無我夢中で家族の話し声がするリビングへ走りました。
すると、リビングは真っ暗でテーブルに置いてある一枚の手紙に目が留まりました。
内容は半分くらいしか覚えてないのですが、こうでした。
「お帰りなさい。午前中しか居れなくてごめんね。今日はあなたが帰って来る前に出かけちゃうから。おやつと晩御飯はキッチンに置いとくね。お腹がすいたら食べてね」
…その手紙を暗いリビングで読んだときは死ぬほど怖かったです。
そのすぐ後に家族は帰ってきたのですが、母親に泣きながら飛びついたのは言うまでもありません。
確かその日は、小学校の運動会でした。
父と母は運動会を見に来てくれましたが、お昼を食べた後にすぐに帰ってしまいました。
運動会が終わったのは5時位で、疲れていたのですぐに家に帰りました。
自分の住んでいるマンションに帰ると、家の中には誰もおらず、自分はすぐに部屋で寝てしまいました。
その後、洗面所のドライヤーをかける音で目を覚ました僕は、母親がいる洗面所にいき、「きょうは疲れたなー」などと話をしていました。
すると父親がリビングのほうから、「今日は外で食べに行こうか」と言っていたので、僕は「お腹はすいてないから寝るよ」と言って部屋で寝てしまいました。
そのとき、母親が小さく舌打ちしたのを覚えてます。
その後、起きたのは12時位でした。
さすがにお腹がすいてしまった僕は、リビングに向かいました。
すると、洗面所から(ジャージャー)とドライヤーの音がしたので、見てみると母親がドライヤーをかけていました。3,4時間前と同じ光景でした。
僕は母親に「お母さんいつまでやってるの?」と聞くと、
「別にいつでもいいだろ、殺してやろうか」
他にも何か言っていた気がしますが、目は充血していて真っ赤で、あまりにも怖かったので無我夢中で家族の話し声がするリビングへ走りました。
すると、リビングは真っ暗でテーブルに置いてある一枚の手紙に目が留まりました。
内容は半分くらいしか覚えてないのですが、こうでした。
「お帰りなさい。午前中しか居れなくてごめんね。今日はあなたが帰って来る前に出かけちゃうから。おやつと晩御飯はキッチンに置いとくね。お腹がすいたら食べてね」
…その手紙を暗いリビングで読んだときは死ぬほど怖かったです。
そのすぐ後に家族は帰ってきたのですが、母親に泣きながら飛びついたのは言うまでもありません。
これは私の友達が体験した本当の話です。
最初この話を投稿するか大変迷ったのですが…話したいと思います。
私の友達(仮にAとする)が友達三人と体育館で遊んでいました。
暫く遊んでいると、Aがおびえるように「おい…あれみろよ…」とあるところを指差していました。
そこは、ステージの横にある小さな窓でした。
Aが言うにはそこに、凄い形相でこっちを見ている血だらけ女がいたと、言うのです。
「気のせいだろ」
と他の三人は言うのですが、やっぱりAは気になるというので、四人で見に行ったそうです。
ステージにいくための階段を上り、問題の窓を見てみたのですが、女らしき人は見つかりませんでした。
「やっぱり気のせいだったろ! そんな深く考えんなよ!」
と少し馬鹿にしたように三人は去っていきました。
Aも、あれは気のせいだったんだ、とステージを降りようとしました。
その時、後ろに気配を感じたことにドキッとしたAが恐る恐る後ろを振り向くと、生首を持った血だらけの女が立っていて一言。
「お前も死ぬか?」
最初この話を投稿するか大変迷ったのですが…話したいと思います。
私の友達(仮にAとする)が友達三人と体育館で遊んでいました。
暫く遊んでいると、Aがおびえるように「おい…あれみろよ…」とあるところを指差していました。
そこは、ステージの横にある小さな窓でした。
Aが言うにはそこに、凄い形相でこっちを見ている血だらけ女がいたと、言うのです。
「気のせいだろ」
と他の三人は言うのですが、やっぱりAは気になるというので、四人で見に行ったそうです。
ステージにいくための階段を上り、問題の窓を見てみたのですが、女らしき人は見つかりませんでした。
「やっぱり気のせいだったろ! そんな深く考えんなよ!」
と少し馬鹿にしたように三人は去っていきました。
Aも、あれは気のせいだったんだ、とステージを降りようとしました。
その時、後ろに気配を感じたことにドキッとしたAが恐る恐る後ろを振り向くと、生首を持った血だらけの女が立っていて一言。
「お前も死ぬか?」
夏の日に四国の母方の実家に泊まった夜のことなんだが、そこは典型的な日本家屋で、廊下のつきあたりに日本人形が置いてあった。
昼はひたすらに遊びまくって、夜、俺は畳の部屋で思いきり寝てたはずが、ふと目が覚めたんだ。
ふとというのは正しくないかもしれない、明らかに嫌な予感――寒気みたいなものがして起きた。
恐ろしいことにそれは当たった。俺の足に何かが絡み付いている。
何かと思って両足をこすり合わせたらすぐに気付いた。髪の毛だ。
子供ながら俺はゾッとなり、布団から身を引かせた。
何の抵抗もなく髪の毛も足から離れて、俺はあっさりと布団から出て後ずさったんだが、よく卒倒しなかったなと思う(この体験のせいもあってか、今もソレが苦手だ)。
廊下に置いてあるはずの日本人形が足元に立っていた。
もうワケが分からなかった。
とにかく逃げようとした、障子を開けて廊下に出た。何故かばあちゃんの許に行こうと廊下を走った。
だが、廊下の角を曲がった所で、つきあたりにある昼見た時に人形が置いてあった場所を見たら、もう絶望に近いものを抱いた。
日本人形が置いてない。
途端に足をとられた。
無様にその場に倒れた俺は振り返ると、まるで当たり前のことのように日本人形が目の前にいる。
絡み付いてくる髪の毛から逃げるように尻を床に着けながらも後ずさる、だけどダメだった。
もう人形は鼻先にいた。
そこから先の記憶は無くなった。
ただ、気が付いた時、俺は母親に頬を叩かれていて、朝だった。
夢かと思って視線を動かした俺は戦慄した。
目の前に日本人形がある。
何も起きなかったかのように、昼に置いてあった場所に日本人形がいる。
俺が目を覚ました場所は廊下だった。
昼はひたすらに遊びまくって、夜、俺は畳の部屋で思いきり寝てたはずが、ふと目が覚めたんだ。
ふとというのは正しくないかもしれない、明らかに嫌な予感――寒気みたいなものがして起きた。
恐ろしいことにそれは当たった。俺の足に何かが絡み付いている。
何かと思って両足をこすり合わせたらすぐに気付いた。髪の毛だ。
子供ながら俺はゾッとなり、布団から身を引かせた。
何の抵抗もなく髪の毛も足から離れて、俺はあっさりと布団から出て後ずさったんだが、よく卒倒しなかったなと思う(この体験のせいもあってか、今もソレが苦手だ)。
廊下に置いてあるはずの日本人形が足元に立っていた。
もうワケが分からなかった。
とにかく逃げようとした、障子を開けて廊下に出た。何故かばあちゃんの許に行こうと廊下を走った。
だが、廊下の角を曲がった所で、つきあたりにある昼見た時に人形が置いてあった場所を見たら、もう絶望に近いものを抱いた。
日本人形が置いてない。
途端に足をとられた。
無様にその場に倒れた俺は振り返ると、まるで当たり前のことのように日本人形が目の前にいる。
絡み付いてくる髪の毛から逃げるように尻を床に着けながらも後ずさる、だけどダメだった。
もう人形は鼻先にいた。
そこから先の記憶は無くなった。
ただ、気が付いた時、俺は母親に頬を叩かれていて、朝だった。
夢かと思って視線を動かした俺は戦慄した。
目の前に日本人形がある。
何も起きなかったかのように、昼に置いてあった場所に日本人形がいる。
俺が目を覚ました場所は廊下だった。
自分はタクシードライバーをしてるんですが、仕事の先輩が体験した怖い話。
今年のお盆、先輩は駅で客待ちをしていたそうです。
そして30代前半くらいのサラリーマン風の男性が乗車して、○○霊園にお願いします、と行き先を言って来たそうです。
まぁ、お盆ですからお墓参りに行くお客さんは一年で一番多い時期なので、なんも気にせず『はい』と返事をして向かったそうです。
そして霊園に着くと、男性が帰りもお願いしたいので待っててくれないか? と聞いてきたので、メーター入ってしまいますけど、それで良かったらお待ちしますよと言うと、じゃお願いしますと話がまとまり、先輩は待つ事になったそうです。
ところが、一時間経っても男性は戻って来ません。
乗り逃げされたか? と思い先輩は辺りを捜しに行ったそうです。
すると霊園の少し外れの森の中で、男性が首を吊って死んでいたそうです。
警察が調べた結果、死後3日は経っているとの事…。
確かに先輩はその男性を乗せて来たのに…3日前に死んでいた…。
きっと見つけて欲しかったからタクシーに乗ったんですかねぇ…。
今年のお盆、先輩は駅で客待ちをしていたそうです。
そして30代前半くらいのサラリーマン風の男性が乗車して、○○霊園にお願いします、と行き先を言って来たそうです。
まぁ、お盆ですからお墓参りに行くお客さんは一年で一番多い時期なので、なんも気にせず『はい』と返事をして向かったそうです。
そして霊園に着くと、男性が帰りもお願いしたいので待っててくれないか? と聞いてきたので、メーター入ってしまいますけど、それで良かったらお待ちしますよと言うと、じゃお願いしますと話がまとまり、先輩は待つ事になったそうです。
ところが、一時間経っても男性は戻って来ません。
乗り逃げされたか? と思い先輩は辺りを捜しに行ったそうです。
すると霊園の少し外れの森の中で、男性が首を吊って死んでいたそうです。
警察が調べた結果、死後3日は経っているとの事…。
確かに先輩はその男性を乗せて来たのに…3日前に死んでいた…。
きっと見つけて欲しかったからタクシーに乗ったんですかねぇ…。
私が高校一年の夏の事です。
明日はバイトがあるから早く寝ようと、布団に入ったのが10時。
しかし本を読んで、携帯をいじって…とあれこれしている内に時刻は0時過ぎに…早く寝ないとやばいと、私はすぐに電気を消しました。
眠気はすぐにやってきて、夢の中へ…しかし突然体の違和感にはっ、と目を覚ましました。
体が動かない…そう、金縛り。
意識ははっきりし、耳なりが酷い。息もしてないし、心臓も動いてないように感じました。
『ここで目を開けちゃ行けない』
そう感じた私は、ずっと目を固く閉じていました。
すると、激しい耳鳴りに混じって何か聞こえるのです。
『…ぼ……あ…』
『?』
『遊ぼう、ねぇ…遊ぼう…遊ぼう…』
まだ小さな可愛らしい少女の声。
しかし私はあまりの恐怖にパニック…にはならなく、何故か冷静に『うるさい』と思い、動かない指を必死に動かそうとし、心の中で何度も『うるせぇ、うるせぇ!』と怒鳴りました。
それからの記憶はなく、気が付くと朝に。
あれは絶対に霊現象だと今更ぶるり。
バイトの時間もありすぐに風呂に入りました。
シャンプーをしている時、私は少し右にずれようとしました。
しかしふっ、と『ああ、あの子がいるんだった。ぶつかっちゃう』と思い、左に移動。
その異常にはすぐに気が付きました。
『なんで? 今私一人だよ?』
私はどうやらあの少女に憑かれてしまったらしい。
明日はバイトがあるから早く寝ようと、布団に入ったのが10時。
しかし本を読んで、携帯をいじって…とあれこれしている内に時刻は0時過ぎに…早く寝ないとやばいと、私はすぐに電気を消しました。
眠気はすぐにやってきて、夢の中へ…しかし突然体の違和感にはっ、と目を覚ましました。
体が動かない…そう、金縛り。
意識ははっきりし、耳なりが酷い。息もしてないし、心臓も動いてないように感じました。
『ここで目を開けちゃ行けない』
そう感じた私は、ずっと目を固く閉じていました。
すると、激しい耳鳴りに混じって何か聞こえるのです。
『…ぼ……あ…』
『?』
『遊ぼう、ねぇ…遊ぼう…遊ぼう…』
まだ小さな可愛らしい少女の声。
しかし私はあまりの恐怖にパニック…にはならなく、何故か冷静に『うるさい』と思い、動かない指を必死に動かそうとし、心の中で何度も『うるせぇ、うるせぇ!』と怒鳴りました。
それからの記憶はなく、気が付くと朝に。
あれは絶対に霊現象だと今更ぶるり。
バイトの時間もありすぐに風呂に入りました。
シャンプーをしている時、私は少し右にずれようとしました。
しかしふっ、と『ああ、あの子がいるんだった。ぶつかっちゃう』と思い、左に移動。
その異常にはすぐに気が付きました。
『なんで? 今私一人だよ?』
私はどうやらあの少女に憑かれてしまったらしい。
親戚夫婦が旅行から帰ってきて、撮った写真をみんなで見てたんだと。
で、ある一枚の写真にふと目がとまった。
そこには夜景をバックに二人が映ってるだけの写真。
でも親はなぜかその写真の「右下」が気になった。
そこには赤い光の点がふたつあるだけ。
でも気になって仕方がないのでずっと見つめていたら、その赤い点が「目」に見えてきた。
最初は気のせいだと思ってまたじっと見つめていたら、その目がだんだんハッキリとしてきて、そこから鼻、口、輪郭…と浮き出てきて「おかっぱの女の子の顔」が浮かび上がったそうで。
親はゲェーってなったけどもう少し見てみた。
すると、その女の子の身体(着物を着てた)が持ってた写真の端を「はみでて」浮かびあがってくる…。しかもこっちを見ながら近づいてくる…。
親はその瞬間速攻で写真を伏せて元に戻したそうです。
心霊写真にしても映ってる霊が写真をはみ出してきたのは怖すぎる…って言ってた。
で、ある一枚の写真にふと目がとまった。
そこには夜景をバックに二人が映ってるだけの写真。
でも親はなぜかその写真の「右下」が気になった。
そこには赤い光の点がふたつあるだけ。
でも気になって仕方がないのでずっと見つめていたら、その赤い点が「目」に見えてきた。
最初は気のせいだと思ってまたじっと見つめていたら、その目がだんだんハッキリとしてきて、そこから鼻、口、輪郭…と浮き出てきて「おかっぱの女の子の顔」が浮かび上がったそうで。
親はゲェーってなったけどもう少し見てみた。
すると、その女の子の身体(着物を着てた)が持ってた写真の端を「はみでて」浮かびあがってくる…。しかもこっちを見ながら近づいてくる…。
親はその瞬間速攻で写真を伏せて元に戻したそうです。
心霊写真にしても映ってる霊が写真をはみ出してきたのは怖すぎる…って言ってた。
鼻歌
現在も住んでいる自宅での話。
今私が住んでいる場所は特に曰くも無く、昔から我が家系が住んでいる土地なので、この家に住んでいれば恐怖体験は自分には起こらないと思っていました。
ここ最近ですが、リビングにいると昼夜を問わず、女性の低い声で鼻歌が聴こえてきます。
「ん〜…ん〜ん〜…」
最初はよ〜く耳をすまさなければ気づかないほどに遠くから聴こえてくるのですが、放っておくとどんどん近づいてきます。
「ん〜…ん〜ん〜…」
それでも放っておくと、意識を集中しなくても聴こえるほどに近づいてきます。
「ん〜…ん〜ん〜…」
なので私は、その声に気づいたらいつも般若心経の最後の部分を繰り返し唱えるようにしています(これしか知らないもので……)。
とにかく般若心経の「ぎゃーていぎゃーてい」のくだりを唱え続けると、声はだんだん遠ざかっていきます。
このリビングではテレビにも集中できません。
声が聴こえ始めるのは完全に不定期ですし、早く声に気づいて般若心経を唱え始めなければ、時としてそれは部屋にまで入ってきます。
「ん〜…ん〜ん〜…」
そういえばこの前、大好きなバンドのニューアルバムが発売されました。
発売日を楽しみにしていたので、お店で買った時はもうテンション↑↑
さっそく家に帰ってヘッドフォンで聴いて、一通り聴き終え、よかったな〜と余韻に浸りながらヘッドフォンを取ったら耳元で
「んーーーーーーーーーーーーーーー」
現在も住んでいる自宅での話。
今私が住んでいる場所は特に曰くも無く、昔から我が家系が住んでいる土地なので、この家に住んでいれば恐怖体験は自分には起こらないと思っていました。
ここ最近ですが、リビングにいると昼夜を問わず、女性の低い声で鼻歌が聴こえてきます。
「ん〜…ん〜ん〜…」
最初はよ〜く耳をすまさなければ気づかないほどに遠くから聴こえてくるのですが、放っておくとどんどん近づいてきます。
「ん〜…ん〜ん〜…」
それでも放っておくと、意識を集中しなくても聴こえるほどに近づいてきます。
「ん〜…ん〜ん〜…」
なので私は、その声に気づいたらいつも般若心経の最後の部分を繰り返し唱えるようにしています(これしか知らないもので……)。
とにかく般若心経の「ぎゃーていぎゃーてい」のくだりを唱え続けると、声はだんだん遠ざかっていきます。
このリビングではテレビにも集中できません。
声が聴こえ始めるのは完全に不定期ですし、早く声に気づいて般若心経を唱え始めなければ、時としてそれは部屋にまで入ってきます。
「ん〜…ん〜ん〜…」
そういえばこの前、大好きなバンドのニューアルバムが発売されました。
発売日を楽しみにしていたので、お店で買った時はもうテンション↑↑
さっそく家に帰ってヘッドフォンで聴いて、一通り聴き終え、よかったな〜と余韻に浸りながらヘッドフォンを取ったら耳元で
「んーーーーーーーーーーーーーーー」
オレが中学の時の先輩から聞いた話。
1990年、夏休みが終わり体育祭の練習で忙しい、そんな頃、2年の女子生徒が死んだ。
その子、体育祭の実行委員で結構遅くまで友達と学校にいたそうだ。
仕事も片づいて女友達と2人、帰ろうとしたんだけどトイレ行きたくなっちゃったんだと。
女友達がトイレの外で待ってたんだが、5分、たっても出てこない。
声をかけても、ドアをたたいても反応がない。
不安になった友達は新校舎まで走った。
そこのトイレは旧校舎の3階の職員用トイレ。新校舎の職員室までかなりの距離がある。
友達が居残ってた教師を捕まえて戻ってきたのは10分後くらいだった。
教師は慎重にドアを壊した。
……女の子は死んでいた。個室が血塗れで。
普通の人が見てられるものじゃなくて友達もその場で吐いたらしい。
数日後、女友達は別の教師に聞いたそうだ。
あのトイレのデザインを変更する予定だったこと。発注の電話の際「女の子好み」を間違えて「女の子殺し」と業者が聞き間違えていたことを。
1990年、夏休みが終わり体育祭の練習で忙しい、そんな頃、2年の女子生徒が死んだ。
その子、体育祭の実行委員で結構遅くまで友達と学校にいたそうだ。
仕事も片づいて女友達と2人、帰ろうとしたんだけどトイレ行きたくなっちゃったんだと。
女友達がトイレの外で待ってたんだが、5分、たっても出てこない。
声をかけても、ドアをたたいても反応がない。
不安になった友達は新校舎まで走った。
そこのトイレは旧校舎の3階の職員用トイレ。新校舎の職員室までかなりの距離がある。
友達が居残ってた教師を捕まえて戻ってきたのは10分後くらいだった。
教師は慎重にドアを壊した。
……女の子は死んでいた。個室が血塗れで。
普通の人が見てられるものじゃなくて友達もその場で吐いたらしい。
数日後、女友達は別の教師に聞いたそうだ。
あのトイレのデザインを変更する予定だったこと。発注の電話の際「女の子好み」を間違えて「女の子殺し」と業者が聞き間違えていたことを。
友人Aの彼女が殺された。
報道こそされなかったものの、かなり無惨な殺され方だった(Aが直接私だけに教えてくれた)。
数ヶ月が経ったある日、気晴らしにと、Aと別の友人Bと三人で食事する機会があった。
その帰り道、三人で人通り少ない道を歩いていた時に、前方から女の歩いて来るのが見えた。
その時突然Aが「ぁあああ…」と、頓狂な声を発して震えだした。
その女は殺されたAの彼女だった。
恐怖で固まる私達三人を無言で見つめる彼女。
何を訴えたいのだろうと私が考えているとBが震えながら小さい声で言った。
「舌だ、舌が無いからしゃべれないんだ!」
そうだ、と私は思った。
無惨にも彼女は舌を切り取られて殺されたのだった。だから喋れないのだと気づいた。
その瞬間、凄まじい形相になった彼女が、何かを訴えるかのように激しく口を動かし始めた。
…確かにその彼女には舌がなかった…!
何も無い空洞のような口からニチャニチャという血糊の音が聞こえた。
私は気を失った。
十数分後、野次馬の人だかりの中で気がついた私は凄まじい惨状を目撃した。
Bは包丁で自分の舌を切り取って絶命していた。
目撃者の話によると、発狂したように自分の口に包丁を突き刺していたらしい。
Aは恐怖のためか、急に車道に飛び出して車に引かれたという。
幸い、Aは骨折程度ですんだ。
しかし事故を起こした車の運転手の話によると、車道に飛び出すAの後ろにシャツを引っ張っている女の姿を見かけたが、いつの間にかその女は消えてしまったということだ…。
報道こそされなかったものの、かなり無惨な殺され方だった(Aが直接私だけに教えてくれた)。
数ヶ月が経ったある日、気晴らしにと、Aと別の友人Bと三人で食事する機会があった。
その帰り道、三人で人通り少ない道を歩いていた時に、前方から女の歩いて来るのが見えた。
その時突然Aが「ぁあああ…」と、頓狂な声を発して震えだした。
その女は殺されたAの彼女だった。
恐怖で固まる私達三人を無言で見つめる彼女。
何を訴えたいのだろうと私が考えているとBが震えながら小さい声で言った。
「舌だ、舌が無いからしゃべれないんだ!」
そうだ、と私は思った。
無惨にも彼女は舌を切り取られて殺されたのだった。だから喋れないのだと気づいた。
その瞬間、凄まじい形相になった彼女が、何かを訴えるかのように激しく口を動かし始めた。
…確かにその彼女には舌がなかった…!
何も無い空洞のような口からニチャニチャという血糊の音が聞こえた。
私は気を失った。
十数分後、野次馬の人だかりの中で気がついた私は凄まじい惨状を目撃した。
Bは包丁で自分の舌を切り取って絶命していた。
目撃者の話によると、発狂したように自分の口に包丁を突き刺していたらしい。
Aは恐怖のためか、急に車道に飛び出して車に引かれたという。
幸い、Aは骨折程度ですんだ。
しかし事故を起こした車の運転手の話によると、車道に飛び出すAの後ろにシャツを引っ張っている女の姿を見かけたが、いつの間にかその女は消えてしまったということだ…。
これは私が体験した怖い話です。
私は友達と3人である有名な心霊スポットに肝試しに行きました。
しかしこれといって何かおこるわけでもなく、段々3人は飽きてきて写真を数枚撮りその日は帰りました。
数日後、その写真をみんなで見てみると一枚だけ心霊写真ととれなくもない変わった写真がありました。
その写真はある看板を撮っただけの写真なんですが、その看板に顔のように見えなくもない汚れが二つ写ってました。
しかし特別怖いわけでもなく私たちはがっかりしていました。
すると友達Tが『なんだよ…つまんねぇ〜』と写真を全て捨ててしまいました。
それからまた数日後、Tが行方不明になりました。
私と友達Aは怖くなり警察にこのことを話しましたがろくに聞いてもらえませんでした。
それからまた数日後、今度はAが行方不明になりました。
私は怖くて気が狂いそうでした。
私は本格的にヤバイと思い近所の神社に住み込みでかくまって貰うことにしました。
私はそれから一年近く何ごともなく過ごし、恐怖心も薄れ普通の生活に戻ることができました。
しかし先日私の元に一枚の封筒が届きました。
差出人はTとなっていて私は急いで中身を確認しようと封を破り捨てました。
しかし中身を見て私は固まりあの恐怖を思い出し崩れ落ちました。
中身は写真でした。
あの日Tが捨てたはずの“看板”の写真でした…。
しかし、私の知っているあの写真とは少し違うことに気づきました……。
顔らしき汚れが4つになっていました……。
私はどうなるのでしょうか…今だにTとAは見つかっていません。
私は友達と3人である有名な心霊スポットに肝試しに行きました。
しかしこれといって何かおこるわけでもなく、段々3人は飽きてきて写真を数枚撮りその日は帰りました。
数日後、その写真をみんなで見てみると一枚だけ心霊写真ととれなくもない変わった写真がありました。
その写真はある看板を撮っただけの写真なんですが、その看板に顔のように見えなくもない汚れが二つ写ってました。
しかし特別怖いわけでもなく私たちはがっかりしていました。
すると友達Tが『なんだよ…つまんねぇ〜』と写真を全て捨ててしまいました。
それからまた数日後、Tが行方不明になりました。
私と友達Aは怖くなり警察にこのことを話しましたがろくに聞いてもらえませんでした。
それからまた数日後、今度はAが行方不明になりました。
私は怖くて気が狂いそうでした。
私は本格的にヤバイと思い近所の神社に住み込みでかくまって貰うことにしました。
私はそれから一年近く何ごともなく過ごし、恐怖心も薄れ普通の生活に戻ることができました。
しかし先日私の元に一枚の封筒が届きました。
差出人はTとなっていて私は急いで中身を確認しようと封を破り捨てました。
しかし中身を見て私は固まりあの恐怖を思い出し崩れ落ちました。
中身は写真でした。
あの日Tが捨てたはずの“看板”の写真でした…。
しかし、私の知っているあの写真とは少し違うことに気づきました……。
顔らしき汚れが4つになっていました……。
私はどうなるのでしょうか…今だにTとAは見つかっていません。
オカルト的な話とは別なんですが…。たった今起きた話です。
入浴後、彼氏が眠ってしまった為暇を持て余しこのサイトを閲覧しておりました(いつもは怖いので明るいうちにしか閲覧しません;)。
怖い話短編の「ヌイグルミ」を読んでた時。
私の部屋にヌイグルミがあった事を思い出しました。
それは去年の6月頃に以前付き合っていた恋人にプレゼントされたものです。
その人とは今年7月に別れて以来つい最近まで嫌がらせを受けていた事もあり、なんとも言えない不安にかられヌイグルミを調べました。
少し躊躇われましたがヌイグルミの縫い目を外し綿の中を調べると、黒くて小さい正方形のものが綿の中に埋め込まれていました。
父に見せると盗聴器ではないかと言われました。
このヌイグルミは昨年6月からずっと私の部屋にあったものです。
まだ警察に行っていないので本当に盗聴器だったら…。私は1年半近くもの間プライベートを盗聴されていた事になります…。
そういえば今の彼氏が出来た時に、話してもいないのにその人から「もう新しい男作ったのか」と言われたのを思い出しました。
入浴後、彼氏が眠ってしまった為暇を持て余しこのサイトを閲覧しておりました(いつもは怖いので明るいうちにしか閲覧しません;)。
怖い話短編の「ヌイグルミ」を読んでた時。
私の部屋にヌイグルミがあった事を思い出しました。
それは去年の6月頃に以前付き合っていた恋人にプレゼントされたものです。
その人とは今年7月に別れて以来つい最近まで嫌がらせを受けていた事もあり、なんとも言えない不安にかられヌイグルミを調べました。
少し躊躇われましたがヌイグルミの縫い目を外し綿の中を調べると、黒くて小さい正方形のものが綿の中に埋め込まれていました。
父に見せると盗聴器ではないかと言われました。
このヌイグルミは昨年6月からずっと私の部屋にあったものです。
まだ警察に行っていないので本当に盗聴器だったら…。私は1年半近くもの間プライベートを盗聴されていた事になります…。
そういえば今の彼氏が出来た時に、話してもいないのにその人から「もう新しい男作ったのか」と言われたのを思い出しました。
嫁のちょっと不思議な能力について。
嫁は幽霊は見えないんだが、時々『影』が見えるらしい。
人の後ろにぺったりくっついているものや、電柱の影でひたすら人を見ているもの、また、溝のなかからじーっと何かを見ているものもあるとか。
ある日、嫁と散歩中、Aさん家の前で、嫁が「あの家の玄関先に影がいる」と言いだした。
「誰か待ってるのかな。なんかわかんないけど、中に入りたそう」
だそうな。
気になるので翌日も見にいったら「影が増えてる」らしい。
「二つ影があるの?」
と聞くと、
「そうじゃなくて、影の大きさが増えてる。んで濃くなってる」
と。
しばらくAさん家の前を通って散歩にいくようにしたが、毎日のように増えていき、やがて、玄関が見えなくなるくらい黒い影が増えていった。
そしてその影は少しずつ少しずつ玄関のほうに近づいていった。
嫁が「気持ち悪い。もう見たくない」と言いだしたので見に行くのを止めた二日後、Aさんが焼身自殺し、その家と隣の家が延焼した。
「影って死神なの?」
と聞くと、
「違うと思う。そういうんじゃなく、なんか悪い『モノ』なんだよ。で、多分Aさんが自殺を考えたから寄ってきてどんどん寄って来たんじゃないかな…」
だそうな。
しばらくして嫁とAさん家の近くを歩いてみたら、焼け跡に最初の頃見たまだ小さい影が残っていて、じーっと空を見上げていたそうだ。
数日したらそれも消えてしまったが、なんだかとても寂しそうだった…と。
嫁は幽霊は見えないんだが、時々『影』が見えるらしい。
人の後ろにぺったりくっついているものや、電柱の影でひたすら人を見ているもの、また、溝のなかからじーっと何かを見ているものもあるとか。
ある日、嫁と散歩中、Aさん家の前で、嫁が「あの家の玄関先に影がいる」と言いだした。
「誰か待ってるのかな。なんかわかんないけど、中に入りたそう」
だそうな。
気になるので翌日も見にいったら「影が増えてる」らしい。
「二つ影があるの?」
と聞くと、
「そうじゃなくて、影の大きさが増えてる。んで濃くなってる」
と。
しばらくAさん家の前を通って散歩にいくようにしたが、毎日のように増えていき、やがて、玄関が見えなくなるくらい黒い影が増えていった。
そしてその影は少しずつ少しずつ玄関のほうに近づいていった。
嫁が「気持ち悪い。もう見たくない」と言いだしたので見に行くのを止めた二日後、Aさんが焼身自殺し、その家と隣の家が延焼した。
「影って死神なの?」
と聞くと、
「違うと思う。そういうんじゃなく、なんか悪い『モノ』なんだよ。で、多分Aさんが自殺を考えたから寄ってきてどんどん寄って来たんじゃないかな…」
だそうな。
しばらくして嫁とAさん家の近くを歩いてみたら、焼け跡に最初の頃見たまだ小さい影が残っていて、じーっと空を見上げていたそうだ。
数日したらそれも消えてしまったが、なんだかとても寂しそうだった…と。
ある時、3人で沢登りに行ったが、15メートルほどの滝が、状態が悪くどうにも直登できなかった。
やむを得ず、滝の左側の斜面を大きく回りこみ、滝の頂上に出ようとした時、先頭を行く友人(A)が突然落下した。
滝つぼには岩が突き出ており、Aはその岩に顔面をぶつけたように見えた。
苦労してよじ登った斜面を別の友人Bとふたりで転がるように駆け下りたが、その時、俺の耳に甲高い笑い声が響いた。
そして眼前に哄笑する男性の顔。
その顔に構わず突っ込んだ刹那、足がもつれて俺は転んでしまった。
とにかく、そんな事は気にせず起き上がり、下まで降りると、先に下りたBがAを滝つぼから引き摺り揚げている所だった。
Aの顔は腫れ、膨れ、鼻と目から出血していた。
鼻といっても完全に潰れて顔の中に埋まっている。のっぺらぼうというのは、あのような顔の事を言うのかもしれん。
麓のキャンプ場で救急車を呼び、救急隊員が滝に到着し、Aを担架に固定した。
滝までは獣道があるだけなので、救急隊員と俺とBの4人が交替で担架を持ったが、顔面からの出血がひどく、その血が流れてくるので、担架を持つ手が何度も滑り、その都度担架は大きく揺れ、Aは痛みを訴え続けた。
ようやく救急車にAを乗せ、Bは病院まで同行する事になった。
俺はもう一度滝まで引き返し、散乱している荷物を回収し、麓まで戻った。
Aの車で出かけた為、仕方なくヒッチハイクしたが、あちこちに血をつけた俺を良く乗せてくれたもんだと妙な感心をしている。
退院後、Aは落ちる直前に滝の上に赤い服を着た釣り人の姿を見たと言い、それから後の事は良く覚えていないらしかった。
病院に担ぎ込まれた直後、赤い服を着た人が居るとか、その人を滝で見たとか、大騒ぎしたらしいが、それも本人にすればうわごとで、一切覚えていないとの事。
Aはかなりの手術の末に一命を取り止め、結婚し子供にも恵まれた。
そして2年ほど前、仕事中の事故で高所から落下し、死亡した。
<追記>
見えたのはほとんど肩から上だけで、服装までは良く覚えてないんだが、Aが赤い服の釣り人…と言い出した時、同じだ、とぎょっとした事は覚えている。
やむを得ず、滝の左側の斜面を大きく回りこみ、滝の頂上に出ようとした時、先頭を行く友人(A)が突然落下した。
滝つぼには岩が突き出ており、Aはその岩に顔面をぶつけたように見えた。
苦労してよじ登った斜面を別の友人Bとふたりで転がるように駆け下りたが、その時、俺の耳に甲高い笑い声が響いた。
そして眼前に哄笑する男性の顔。
その顔に構わず突っ込んだ刹那、足がもつれて俺は転んでしまった。
とにかく、そんな事は気にせず起き上がり、下まで降りると、先に下りたBがAを滝つぼから引き摺り揚げている所だった。
Aの顔は腫れ、膨れ、鼻と目から出血していた。
鼻といっても完全に潰れて顔の中に埋まっている。のっぺらぼうというのは、あのような顔の事を言うのかもしれん。
麓のキャンプ場で救急車を呼び、救急隊員が滝に到着し、Aを担架に固定した。
滝までは獣道があるだけなので、救急隊員と俺とBの4人が交替で担架を持ったが、顔面からの出血がひどく、その血が流れてくるので、担架を持つ手が何度も滑り、その都度担架は大きく揺れ、Aは痛みを訴え続けた。
ようやく救急車にAを乗せ、Bは病院まで同行する事になった。
俺はもう一度滝まで引き返し、散乱している荷物を回収し、麓まで戻った。
Aの車で出かけた為、仕方なくヒッチハイクしたが、あちこちに血をつけた俺を良く乗せてくれたもんだと妙な感心をしている。
退院後、Aは落ちる直前に滝の上に赤い服を着た釣り人の姿を見たと言い、それから後の事は良く覚えていないらしかった。
病院に担ぎ込まれた直後、赤い服を着た人が居るとか、その人を滝で見たとか、大騒ぎしたらしいが、それも本人にすればうわごとで、一切覚えていないとの事。
Aはかなりの手術の末に一命を取り止め、結婚し子供にも恵まれた。
そして2年ほど前、仕事中の事故で高所から落下し、死亡した。
<追記>
見えたのはほとんど肩から上だけで、服装までは良く覚えてないんだが、Aが赤い服の釣り人…と言い出した時、同じだ、とぎょっとした事は覚えている。
湯○曽のキャンプ場でAさんと数人の仲間が焚き火を囲んで、静かな夜をビールなぞ飲みながら楽しんだ。
そのうち夜も遅くなってきたので、そろそろ焚き火を消してお開きにしようということになったのですが、Aさんは小さな焚き火の炎に照らされてうつらうつらするのが心地よく、一人残る事にしました。
まわりを見渡しても小さな女の子が一人ボール遊びをしているだけでとても静かな夜でした。
でも、良く考えるとキャンプ場だとはいえ夜遅く女の子が一人で遊んでいるなんて少し妙な気がして良く見てみると、暗くて遠いためかゆがんだシルエットではありますが、間違い無く5〜6歳の女の子がボールを放り投げたり、蹴飛ばしたりして遊んでいます。
Aさんはさほど気にもせず、また目を閉じてうつらうつらしていたそうです。
しばらくして自分の横の草むらがガサッと音を立てました。
すると小さな声で“ボール…”と言う女の子の声が聞こえましたが、Aさんはそのまま目を閉じていました。
すると今度は足音がAさんに近づいてきて“おじちゃん、ボール…”と言っています。
Aさんは「ああ、ボールを取ってくれと言っているのか」と理解しうつむいたままそっと目を開けると焚き火に照らされた女の子の靴が見えて、大きな声で“おじちゃん! ボール!”と声をかけられました。
Aさんはハッとしました。
大きな声をかけられたからではありません。その声がAさんの横の草むら、ボールが落ちたと思われる場所から聞こえてきたのです。
Aさんはハッとして顔を上げると、そこには頭が無く体の形が歪むほどキズだらけの女の子が立っていました。
そうです、女の子が遊んでいたのはボールではなく自分の頭だったのです。
なんでもこのキャンプ場の近くで幼女のバラバラの遺体が見つかったことがあるということで、今でもこの場所には無邪気に自分の頭でボール遊びをする女の子が現れるそうです。
「おじちゃん! ボール!!」
そのうち夜も遅くなってきたので、そろそろ焚き火を消してお開きにしようということになったのですが、Aさんは小さな焚き火の炎に照らされてうつらうつらするのが心地よく、一人残る事にしました。
まわりを見渡しても小さな女の子が一人ボール遊びをしているだけでとても静かな夜でした。
でも、良く考えるとキャンプ場だとはいえ夜遅く女の子が一人で遊んでいるなんて少し妙な気がして良く見てみると、暗くて遠いためかゆがんだシルエットではありますが、間違い無く5〜6歳の女の子がボールを放り投げたり、蹴飛ばしたりして遊んでいます。
Aさんはさほど気にもせず、また目を閉じてうつらうつらしていたそうです。
しばらくして自分の横の草むらがガサッと音を立てました。
すると小さな声で“ボール…”と言う女の子の声が聞こえましたが、Aさんはそのまま目を閉じていました。
すると今度は足音がAさんに近づいてきて“おじちゃん、ボール…”と言っています。
Aさんは「ああ、ボールを取ってくれと言っているのか」と理解しうつむいたままそっと目を開けると焚き火に照らされた女の子の靴が見えて、大きな声で“おじちゃん! ボール!”と声をかけられました。
Aさんはハッとしました。
大きな声をかけられたからではありません。その声がAさんの横の草むら、ボールが落ちたと思われる場所から聞こえてきたのです。
Aさんはハッとして顔を上げると、そこには頭が無く体の形が歪むほどキズだらけの女の子が立っていました。
そうです、女の子が遊んでいたのはボールではなく自分の頭だったのです。
なんでもこのキャンプ場の近くで幼女のバラバラの遺体が見つかったことがあるということで、今でもこの場所には無邪気に自分の頭でボール遊びをする女の子が現れるそうです。
「おじちゃん! ボール!!」
あるところにAとBという少年がいた。
AとBはとても仲が良く休みの日はいつも遊んでいた。
ある休みの日BがAの家に遊びに行った。
Aの家はアパートだ。Aの家の玄関がコンコンっと鳴った。
A「お、B来たな!?」
と思い玄関に行き、覗き穴を覗く。
しかし、そこには誰もいない…。
A「あいつふざけてんな〜」
と思いBが現れるまで待つ事にした。
すると、Aの家の電話が鳴った。出るとBだった。
A「おめぇふざけんなよ。今玄関開けっから入れよ」
とゆうとBが、
B「開けるな!!」
と言った。
Aが「なんで?」と聞くと、Bが
「今お前の家の前に階段を四つんばで上がっていった女がいる!!」
AとBはとても仲が良く休みの日はいつも遊んでいた。
ある休みの日BがAの家に遊びに行った。
Aの家はアパートだ。Aの家の玄関がコンコンっと鳴った。
A「お、B来たな!?」
と思い玄関に行き、覗き穴を覗く。
しかし、そこには誰もいない…。
A「あいつふざけてんな〜」
と思いBが現れるまで待つ事にした。
すると、Aの家の電話が鳴った。出るとBだった。
A「おめぇふざけんなよ。今玄関開けっから入れよ」
とゆうとBが、
B「開けるな!!」
と言った。
Aが「なんで?」と聞くと、Bが
「今お前の家の前に階段を四つんばで上がっていった女がいる!!」
私の家族は夏になると必ずおじいちゃんと旅行に行っていました。
その夏は親戚のお姉ちゃん2人も加わって、皆でFランド(遊園地)に行きました。
Fランドに着くとお姉ちゃん2人は待っていましたと言わんばかりにお化け屋敷に入りました。
本当は私のお父さんもお化け屋敷に入りたかったと思うのですが、私が怖がってお化け屋敷に入るのを嫌がったのでしぶしぶお姉ちゃん2人を見送りました。
2人が入ったお化け屋敷は最低でも回るのに30分かかります。
ただ待っているのはつまらないので、私とお父さんでお化け屋敷の隣にあるミラーハウスに入る事にしました。
そのミラーハウスは中が迷路みたいになっていてお父さんと二手に別れたり、はしゃぎながら奥に進んで行きました。
途中でお父さんと合流してミラーハウスの一番奥に着きました。
しかし変なのです。
そこにはモナリザの絵が飾ってあり、さらに奥に進む道があったのですが、その道は今まで通ってきたミラーハウスの迷路みたいに明るい道ではなく、まっ暗な道です。
不審に思った私は引き返そとお父さんに言ったのですが、もう少し先を見て変だったら引き返そうと言いました。
その時です! モナリザの目が動き、私を見ました。
このまま進んではまずいと思った私は泣きながらお父さんを説得し、しぶしぶミラーハウスを後にしました。
しかしお父さんはミラーハウスが気になったらしく私を外に出すとまたミラーハウスの中に入って行きました。
外で待っていたお母さんに事情を説明してなんとかお父さんを連れ戻そうとしましたが、お化け屋敷の隣にミラーハウスがある事から「お化け屋敷と繋がってるんでしょう」と相手にして貰えませんでした。
暫くしてお化け屋敷から出て来たお姉ちゃん達と合流。
さっきのミラーハウスの話しをすると、「お化け屋敷とミラーハウスは繋がってない」と言いました。
ミラーハウスに入った父がなかなか帰ってこない事もあり、心配したお姉ちゃんと私で又ミラーハウスに入りました。
一番奥に着くと不思議そうな顔をしたお父さんが立っていました。
しかしさっきとは違ってモナリザも暗い道もありません。
もしあのまま奥へ続く道に進んでいたら、どうなっていたでしょうか…。今考えても怖いです。
その夏は親戚のお姉ちゃん2人も加わって、皆でFランド(遊園地)に行きました。
Fランドに着くとお姉ちゃん2人は待っていましたと言わんばかりにお化け屋敷に入りました。
本当は私のお父さんもお化け屋敷に入りたかったと思うのですが、私が怖がってお化け屋敷に入るのを嫌がったのでしぶしぶお姉ちゃん2人を見送りました。
2人が入ったお化け屋敷は最低でも回るのに30分かかります。
ただ待っているのはつまらないので、私とお父さんでお化け屋敷の隣にあるミラーハウスに入る事にしました。
そのミラーハウスは中が迷路みたいになっていてお父さんと二手に別れたり、はしゃぎながら奥に進んで行きました。
途中でお父さんと合流してミラーハウスの一番奥に着きました。
しかし変なのです。
そこにはモナリザの絵が飾ってあり、さらに奥に進む道があったのですが、その道は今まで通ってきたミラーハウスの迷路みたいに明るい道ではなく、まっ暗な道です。
不審に思った私は引き返そとお父さんに言ったのですが、もう少し先を見て変だったら引き返そうと言いました。
その時です! モナリザの目が動き、私を見ました。
このまま進んではまずいと思った私は泣きながらお父さんを説得し、しぶしぶミラーハウスを後にしました。
しかしお父さんはミラーハウスが気になったらしく私を外に出すとまたミラーハウスの中に入って行きました。
外で待っていたお母さんに事情を説明してなんとかお父さんを連れ戻そうとしましたが、お化け屋敷の隣にミラーハウスがある事から「お化け屋敷と繋がってるんでしょう」と相手にして貰えませんでした。
暫くしてお化け屋敷から出て来たお姉ちゃん達と合流。
さっきのミラーハウスの話しをすると、「お化け屋敷とミラーハウスは繋がってない」と言いました。
ミラーハウスに入った父がなかなか帰ってこない事もあり、心配したお姉ちゃんと私で又ミラーハウスに入りました。
一番奥に着くと不思議そうな顔をしたお父さんが立っていました。
しかしさっきとは違ってモナリザも暗い道もありません。
もしあのまま奥へ続く道に進んでいたら、どうなっていたでしょうか…。今考えても怖いです。
以前働いていた食品関係の工場の話。
立ち仕事で足と腰が痛いので、仕事がはじまるギリギリまでトイレに籠っていたことがあった。
そこのトイレは更衣室から遠くてあんまり人が来ないところでした。
得に一番奥は、電気はついているのに何だか暗い感じがしたが、一番目立たなそうなので、よくその一番奥に座っていた。
その日もいつものようにトイレに座ってボーッとしていた。
何となく視線を感じて足元を見ると、隣のトイレとの壁の下が数センチあいているところから人の目が見えた。
しかも両目。
地面すれすれのところに顔をどうくっつけても両目見えるわけない。
急いでトイレから出たけれど、隣の個室にも誰もおらず、トイレから誰かが出入りした気配もなかった。
怖くなって、そこの工場に長く勤めているパートさんに聞いてみたら
「あぁ、あのトイレ滅多に使う人がいないのは、そういうのが『出る』からなんだよねぇ…」
と言われた。
「あの目と視線があったんですが、呪いとかそういうのは無いですよね?」
と聞くと、
「そういうのは無いけど、飽きるまで付きまとうらしいから注意してね」
と言われた。
付きまとう…?
その言葉の意味はその日の夜お風呂に入った時にわかった。
髪を洗って顔をあげた瞬間、目の前に「目」があった。
一瞬で消えたけれど、空中に浮かぶ「目」はマジで怖かった…。
立ち仕事で足と腰が痛いので、仕事がはじまるギリギリまでトイレに籠っていたことがあった。
そこのトイレは更衣室から遠くてあんまり人が来ないところでした。
得に一番奥は、電気はついているのに何だか暗い感じがしたが、一番目立たなそうなので、よくその一番奥に座っていた。
その日もいつものようにトイレに座ってボーッとしていた。
何となく視線を感じて足元を見ると、隣のトイレとの壁の下が数センチあいているところから人の目が見えた。
しかも両目。
地面すれすれのところに顔をどうくっつけても両目見えるわけない。
急いでトイレから出たけれど、隣の個室にも誰もおらず、トイレから誰かが出入りした気配もなかった。
怖くなって、そこの工場に長く勤めているパートさんに聞いてみたら
「あぁ、あのトイレ滅多に使う人がいないのは、そういうのが『出る』からなんだよねぇ…」
と言われた。
「あの目と視線があったんですが、呪いとかそういうのは無いですよね?」
と聞くと、
「そういうのは無いけど、飽きるまで付きまとうらしいから注意してね」
と言われた。
付きまとう…?
その言葉の意味はその日の夜お風呂に入った時にわかった。
髪を洗って顔をあげた瞬間、目の前に「目」があった。
一瞬で消えたけれど、空中に浮かぶ「目」はマジで怖かった…。
これは彼氏から聞いた話です。
彼の家系は割と霊感があるらしく、親戚のおばさんが一番霊感が強いらしいです。
ある日、まだ幼かった彼とおばさんが踏切を待っていた時のこと。
「おばさんは本当に幽霊が見えるの?」
と尋ねる彼に、
「見えるわよ」
おばさんはそう言うと、
「幽霊はね、本当は日常的に見えているものなのよ」
と続けた。
おばさん曰わく、幽霊は私たちと変わらない容姿をして、日常生活にとけ込むように存在しているらしいのです。
幼い彼は尋ねました。
「じゃあ、今この中に幽霊はいるの?」
「いるわよ、反対側にいる、赤いランドセルを背負ってる女の子」
その女の子は本当に普通の人間で、幽霊だなんて有り得ないと彼は思ったそうです。
やがて電車が通り過ぎ2人は歩き出しました。
そして女の子とすれ違った時、彼女が一言。
「何で分かったの?」
彼の家系は割と霊感があるらしく、親戚のおばさんが一番霊感が強いらしいです。
ある日、まだ幼かった彼とおばさんが踏切を待っていた時のこと。
「おばさんは本当に幽霊が見えるの?」
と尋ねる彼に、
「見えるわよ」
おばさんはそう言うと、
「幽霊はね、本当は日常的に見えているものなのよ」
と続けた。
おばさん曰わく、幽霊は私たちと変わらない容姿をして、日常生活にとけ込むように存在しているらしいのです。
幼い彼は尋ねました。
「じゃあ、今この中に幽霊はいるの?」
「いるわよ、反対側にいる、赤いランドセルを背負ってる女の子」
その女の子は本当に普通の人間で、幽霊だなんて有り得ないと彼は思ったそうです。
やがて電車が通り過ぎ2人は歩き出しました。
そして女の子とすれ違った時、彼女が一言。
「何で分かったの?」
浪人時代、ストレス絶頂だった友達が一人行動に目覚めた時の話。マジ話。
ある日、俺の家に遊びに来たA君は、
“気分転換に、ちょっと一人で夜中に山の中で寝てくるわ。アブネーだろw”
と言って笑顔で出て行った。
原付にラジカセと寝袋、缶詰などを積んで、目的地は箱根の山奥。
別れて以来連絡が途絶えて、心配した俺はマンションへ様子を見に行ったんだ。
チャイムを鳴らしても誰も出ず、帰ろうときびすを返したその時…ガチャっと鍵をあける音がした。
俺は名乗って隙間から顔を覗かせると…なんと、ゲッソリ痩せこけて、真っ青な顔した友達が充血した目で俺を見ていた。
口は半開きで、ホント普通じゃなかった。
俺驚いちゃって、どうしたのか聞いても何も言わずに戸締められちまった。
仕方なく帰ったんだけど、帰り道でA君の母親に鉢合わせした時に聞いた話は。どうやら何かを見たらしい。
理由を問い詰めると絶叫して暴れるんだって。
俺も理由を聞かれたんで、寝袋もって出かけた話をした。
母親はどうしたら言いかわからない様子で帰っていった。
それ以来、A君は引き篭もったままだ。
ある日、俺の家に遊びに来たA君は、
“気分転換に、ちょっと一人で夜中に山の中で寝てくるわ。アブネーだろw”
と言って笑顔で出て行った。
原付にラジカセと寝袋、缶詰などを積んで、目的地は箱根の山奥。
別れて以来連絡が途絶えて、心配した俺はマンションへ様子を見に行ったんだ。
チャイムを鳴らしても誰も出ず、帰ろうときびすを返したその時…ガチャっと鍵をあける音がした。
俺は名乗って隙間から顔を覗かせると…なんと、ゲッソリ痩せこけて、真っ青な顔した友達が充血した目で俺を見ていた。
口は半開きで、ホント普通じゃなかった。
俺驚いちゃって、どうしたのか聞いても何も言わずに戸締められちまった。
仕方なく帰ったんだけど、帰り道でA君の母親に鉢合わせした時に聞いた話は。どうやら何かを見たらしい。
理由を問い詰めると絶叫して暴れるんだって。
俺も理由を聞かれたんで、寝袋もって出かけた話をした。
母親はどうしたら言いかわからない様子で帰っていった。
それ以来、A君は引き篭もったままだ。
私の友人でFと言う奴がいます。
Fの祖母は、いわゆるイタコと言うのを商売としており、FやFの母ちゃんにも霊が見えるようです。
だから共鳴? して、Fと一緒に居る時に限って、もの凄い霊体験をしていました。
今回は、そのうちの一つを紹介致します。
ある日、Fが唐突に遊びに来ました。
F「カレー作ったから、うちに遊びにこねー?」
俺「はぁ? 今何時だと思ってんだよ!?」
F「(深夜)1時」
俺「車で迎えに来たら、行ってやるよ!」
F「解った! じゃぁ、今から行くよ!」
Fは車で迎えに来て、自分のマンションの近くに路駐した。
俺「路駐大丈夫なん?」
F「この辺はオマワリ来ねーから大丈夫!」
車を停めると、後ろに黒シルビアがボロボロになって捨ててあった。
俺「勿体ねーな、せっかくのシルビアが…」
友人「事故ったんだろ、窓バリバリに割れてるし!」
そんな話を二人でしながら、車を降り歩き出したら、急に後ろから光を照らされた!
振り返ると、シルビアからアッパービーム(車で一番明るい上向きの光)を照らされてた!
びっくりしながら、友人と真相を確かめるべく、シルビアへ引き返した。
引き返す途中で、光は突然消えたが、車まで見に行くと、背筋が凍った!
グチャグチャに潰れたシルビアの運転席の下に、白い菊の花が置いてあった。
俺とFは一目散に逃げた!
Fの祖母は、いわゆるイタコと言うのを商売としており、FやFの母ちゃんにも霊が見えるようです。
だから共鳴? して、Fと一緒に居る時に限って、もの凄い霊体験をしていました。
今回は、そのうちの一つを紹介致します。
ある日、Fが唐突に遊びに来ました。
F「カレー作ったから、うちに遊びにこねー?」
俺「はぁ? 今何時だと思ってんだよ!?」
F「(深夜)1時」
俺「車で迎えに来たら、行ってやるよ!」
F「解った! じゃぁ、今から行くよ!」
Fは車で迎えに来て、自分のマンションの近くに路駐した。
俺「路駐大丈夫なん?」
F「この辺はオマワリ来ねーから大丈夫!」
車を停めると、後ろに黒シルビアがボロボロになって捨ててあった。
俺「勿体ねーな、せっかくのシルビアが…」
友人「事故ったんだろ、窓バリバリに割れてるし!」
そんな話を二人でしながら、車を降り歩き出したら、急に後ろから光を照らされた!
振り返ると、シルビアからアッパービーム(車で一番明るい上向きの光)を照らされてた!
びっくりしながら、友人と真相を確かめるべく、シルビアへ引き返した。
引き返す途中で、光は突然消えたが、車まで見に行くと、背筋が凍った!
グチャグチャに潰れたシルビアの運転席の下に、白い菊の花が置いてあった。
俺とFは一目散に逃げた!
職場の先輩から聞いた話なので詳しい内容はわからないのですが、男女数名で出ると噂の廃病院に行ったそうです。
廃病院に着くととりあえず、院内を見て回ろうと言うことになり各部屋を一通り見て回ったみたいです。
廃病院とだけあって中はすごく荒れ果てており、危ないねぇなんて笑いながら見て回って何事もなく車まで帰った。
車に着くと、一人が携帯を忘れてきたから中に取りに行こうってことになり、再度院内に行ったらしいです…。
とりあえず、自分達が回った各部屋を回り、
『ないなぁ。どこに忘れたかなぁ』
なんて話をしていると、
『携帯鳴らしてみるか』
と言い携帯を鳴らしたらしいんです…。
着信音が鳴ったので、みんなで音が鳴ったほうへ雑談をしながら歩いて行っていると、妙な事に全員が気付きました。
全員が無言になりとりあえず、携帯が鳴った部屋まで辿りつき置き忘れた携帯を見つけ数名は足早にその場を去りました。
何がこの数名を恐怖に煽ったかというと…。
実は、携帯があった場所というのが先輩達が行っていない地下の部屋だったのです…。
しかも、その部屋というのが霊安室だったみたいです…。
廃病院に着くととりあえず、院内を見て回ろうと言うことになり各部屋を一通り見て回ったみたいです。
廃病院とだけあって中はすごく荒れ果てており、危ないねぇなんて笑いながら見て回って何事もなく車まで帰った。
車に着くと、一人が携帯を忘れてきたから中に取りに行こうってことになり、再度院内に行ったらしいです…。
とりあえず、自分達が回った各部屋を回り、
『ないなぁ。どこに忘れたかなぁ』
なんて話をしていると、
『携帯鳴らしてみるか』
と言い携帯を鳴らしたらしいんです…。
着信音が鳴ったので、みんなで音が鳴ったほうへ雑談をしながら歩いて行っていると、妙な事に全員が気付きました。
全員が無言になりとりあえず、携帯が鳴った部屋まで辿りつき置き忘れた携帯を見つけ数名は足早にその場を去りました。
何がこの数名を恐怖に煽ったかというと…。
実は、携帯があった場所というのが先輩達が行っていない地下の部屋だったのです…。
しかも、その部屋というのが霊安室だったみたいです…。
中3の夏休みに、さいたま市(現在)から秩父まで皆でサイクリングに行こうと計画が出て、私とF・O・Tの4人で行く事になりました。
チャリを走らせ、太腿も悲鳴を上げ始めた頃、川越を抜け、日高に入る手前に、焼け落ちた? 朽ち果てた? ばかりみたいな幼稚園? 保育園? みたいな場所を通りました。時間は夜11時くらいでした。
ふと、先頭を走っていたFが立ち止まり、朽ち果てた廃墟を凝視しているかと思うと…
F「何にも見ないで前だけ見てダッシュで走れ!」
と怒鳴り、一人チャリを飛ばして行きました!
普段からのFの霊感は、OもTも勿論俺も把握していたので、何かまずいモノでも見たか? と思い、すかさずダッシュしました…。
しかし、私は好奇心が抑え切れず、チラッとFが凝視していた方に目を向けると目玉が無く、黒い空洞になった子供達の顔が、こちらをジーっと見ていました…。
「!?」
私は無理矢理目を背け、一目散にFに追い付くと、Fに
俺「な、何今の!?」
F「見えた? んじゃ、かなり強い怨念だったんだね(笑)」
俺「笑い事じゃねーだろ」
F「理由は解らないけど、集団で逝ったね! ありゃ…近づくだけで危ないから、帰りは違うルートにした方がいいな!」
と、淡々と説明してくれました。
勿論帰りは違うルートを使い帰宅しましたが、後日談のFの話では…
F「多分皆焼死! 時期は解らないから、もしかしたら戦時中かも…」
との事でした。
チャリを走らせ、太腿も悲鳴を上げ始めた頃、川越を抜け、日高に入る手前に、焼け落ちた? 朽ち果てた? ばかりみたいな幼稚園? 保育園? みたいな場所を通りました。時間は夜11時くらいでした。
ふと、先頭を走っていたFが立ち止まり、朽ち果てた廃墟を凝視しているかと思うと…
F「何にも見ないで前だけ見てダッシュで走れ!」
と怒鳴り、一人チャリを飛ばして行きました!
普段からのFの霊感は、OもTも勿論俺も把握していたので、何かまずいモノでも見たか? と思い、すかさずダッシュしました…。
しかし、私は好奇心が抑え切れず、チラッとFが凝視していた方に目を向けると目玉が無く、黒い空洞になった子供達の顔が、こちらをジーっと見ていました…。
「!?」
私は無理矢理目を背け、一目散にFに追い付くと、Fに
俺「な、何今の!?」
F「見えた? んじゃ、かなり強い怨念だったんだね(笑)」
俺「笑い事じゃねーだろ」
F「理由は解らないけど、集団で逝ったね! ありゃ…近づくだけで危ないから、帰りは違うルートにした方がいいな!」
と、淡々と説明してくれました。
勿論帰りは違うルートを使い帰宅しましたが、後日談のFの話では…
F「多分皆焼死! 時期は解らないから、もしかしたら戦時中かも…」
との事でした。
一時期、活字本に目覚めて古本屋に行けば古書を買ってアパートでポテチとコーラをパートナーに読みふけっていた。
ある日、行き着けの古本屋で本を漁っていると真っ白な本があった、よく見ると白い本カバーでカバーを取ったらえらく不気味なタイトルだった。
「遺書の本」
俺は正直引き気味だったが中身が気になりチラッとだけ読んでみたんだ。
以後記憶を辿りながら書く。
「生きるのがつらい、俺は死ぬから」
「クラスのみんな、私じゃないの、それを証明するため私は死んで身の潔白を証します」
「死ね、俺も死ぬ、俺を見つけた奴は死ね、これを読んでいるお前、死ね」
こんな超ネガティブな内容ばかり。
んで最後のページ見てもなにも書いていない、自費出版でも出版社、著者名くらいは書くだろうに。
古本屋の顔なじみのオヤジに
「何かこの本、気味の悪い本っすね〜」
と言うとオヤジは、
「ん? ああそれかい、何だか一週間くらい前に中年の女性がお金はいらないから置いてほしいっていうから置いたんだ」
当然買う気もないから金額も聞かなかった、だが後日、同サークルの先輩がすごい興味を持ってその本を読んでみたいっていって古本屋に案内したんだが、あの「遺書の本」は無くなっていた。
店のオヤジに聞いても、
「あれ? 誰も買ってないしすばる君が手にとったのが最後だぞ」
オヤジ商売やる気あるのか!? って思ったよ。
ってゆうか何の本かオヤジ知らないし。
まあもう二度と読みたくないけどね。
ある日、行き着けの古本屋で本を漁っていると真っ白な本があった、よく見ると白い本カバーでカバーを取ったらえらく不気味なタイトルだった。
「遺書の本」
俺は正直引き気味だったが中身が気になりチラッとだけ読んでみたんだ。
以後記憶を辿りながら書く。
「生きるのがつらい、俺は死ぬから」
「クラスのみんな、私じゃないの、それを証明するため私は死んで身の潔白を証します」
「死ね、俺も死ぬ、俺を見つけた奴は死ね、これを読んでいるお前、死ね」
こんな超ネガティブな内容ばかり。
んで最後のページ見てもなにも書いていない、自費出版でも出版社、著者名くらいは書くだろうに。
古本屋の顔なじみのオヤジに
「何かこの本、気味の悪い本っすね〜」
と言うとオヤジは、
「ん? ああそれかい、何だか一週間くらい前に中年の女性がお金はいらないから置いてほしいっていうから置いたんだ」
当然買う気もないから金額も聞かなかった、だが後日、同サークルの先輩がすごい興味を持ってその本を読んでみたいっていって古本屋に案内したんだが、あの「遺書の本」は無くなっていた。
店のオヤジに聞いても、
「あれ? 誰も買ってないしすばる君が手にとったのが最後だぞ」
オヤジ商売やる気あるのか!? って思ったよ。
ってゆうか何の本かオヤジ知らないし。
まあもう二度と読みたくないけどね。
これは私が高校生の頃です。
いつも通り学校から帰る途中に見てはならないものを見てしまったんです…。
私は自分には霊感がまったくないと思っていました。
生まれてから1度も霊を見た事も金縛りにもあった事がなかったからです。
ですが、霊感がない人に限って「1回でもいいから見てみたいわ」などの好奇心的な発言をしますよね。
皆さんに言っておきます。見たいなんて絶対に思わないでください。
では本題に入ります。
私は当時バス通で学校に通っていました。
バスで帰る途中に幽霊が出るというトンネルを通らなければなりません。
私はいつも一番後ろの席に座り乗ってくる人を後ろから見てるのが習慣になっていました。
その日は雨がひどく全身ビショビショになりながらバスに乗り込みいつも通り1番後ろに座りました。
私の他にいつも乗っている人が前の方にたくさん座っていました。
その日もオバケトンネルを通りました。
すると、急に何故かとてつもない寒気に襲われ体が言う事をききません。
首は少し動いたので窓の方を見ました…。
「憎しみや恨みを一瞬で感じさせる物凄い形相のいろんな顔が窓にびっしり……」
しかし、私は驚きませんでした。
何故かって?
バスの中で私の前に座っているたくさんの人の顔と同じだったからです…。
私は次のバス停で下りました。
私はその日気付いた事がありました。
「私には霊感があります」
いつも通り学校から帰る途中に見てはならないものを見てしまったんです…。
私は自分には霊感がまったくないと思っていました。
生まれてから1度も霊を見た事も金縛りにもあった事がなかったからです。
ですが、霊感がない人に限って「1回でもいいから見てみたいわ」などの好奇心的な発言をしますよね。
皆さんに言っておきます。見たいなんて絶対に思わないでください。
では本題に入ります。
私は当時バス通で学校に通っていました。
バスで帰る途中に幽霊が出るというトンネルを通らなければなりません。
私はいつも一番後ろの席に座り乗ってくる人を後ろから見てるのが習慣になっていました。
その日は雨がひどく全身ビショビショになりながらバスに乗り込みいつも通り1番後ろに座りました。
私の他にいつも乗っている人が前の方にたくさん座っていました。
その日もオバケトンネルを通りました。
すると、急に何故かとてつもない寒気に襲われ体が言う事をききません。
首は少し動いたので窓の方を見ました…。
「憎しみや恨みを一瞬で感じさせる物凄い形相のいろんな顔が窓にびっしり……」
しかし、私は驚きませんでした。
何故かって?
バスの中で私の前に座っているたくさんの人の顔と同じだったからです…。
私は次のバス停で下りました。
私はその日気付いた事がありました。
「私には霊感があります」
日本橋に会社があるサラリーマンなんです。まだなったばかりですけどね。
話は変わりますが、最近のケータイってほとんどカメラ機能ついてますよね。
なんか珍しいものみつけたら携帯で撮影。芸能人にあったら勝手に撮影。ネコも杓子もカメラ携帯の時代ですよね。
会社の帰りの時間でした。夜8時頃だったと思います。
日本橋はサラリーマンが多い街ですから、夜の8時といえば帰宅するサラリーマンや一杯やっていこうとするサラリーマンで賑わう時間です。
交差点で信号待ちをしていると、原付と車が衝突しました。事故です。
結構な勢いだったので原付に乗ってた方の人が勢いよく飛ばされて、私を含めたサラリーマンの塊が信号待ちをしている横断歩道の前に投げ出されました。
顔は血だらけで、頭からはおびただしい血がどろどろと流れ落ちていました。
私はびっくりして119番しなければと思いながら携帯を取り出そうとしつつ何気なくあたりを見てみると、信号待ちをしているサラリーマンが老いも若きもこぞってその血だらけの人を携帯カメラで撮影しだしたんです。ぞろぞろと前に携帯をかざしながら、顔はニヤニヤと。
あるものは、同僚と話しながら「ヤベー、コレ。エグいなあ」とか、「すげーもんに出くわしたなあ」とか結構立派そうな服装のサラリーマンや年配の方も。誰も止めに入らない。撮影をやめない。
私は119番し、その場を足早に立ち去りました。あそこに1分でもいたくなかったからです。
あの時。携帯カメラで撮影してた人たちのなんともいえない悪意ある笑みを今も忘れることができません。
日本はやっぱり病んでるんですね。いや、ひょっとしたら私が狂ってるんですかね。
話は変わりますが、最近のケータイってほとんどカメラ機能ついてますよね。
なんか珍しいものみつけたら携帯で撮影。芸能人にあったら勝手に撮影。ネコも杓子もカメラ携帯の時代ですよね。
会社の帰りの時間でした。夜8時頃だったと思います。
日本橋はサラリーマンが多い街ですから、夜の8時といえば帰宅するサラリーマンや一杯やっていこうとするサラリーマンで賑わう時間です。
交差点で信号待ちをしていると、原付と車が衝突しました。事故です。
結構な勢いだったので原付に乗ってた方の人が勢いよく飛ばされて、私を含めたサラリーマンの塊が信号待ちをしている横断歩道の前に投げ出されました。
顔は血だらけで、頭からはおびただしい血がどろどろと流れ落ちていました。
私はびっくりして119番しなければと思いながら携帯を取り出そうとしつつ何気なくあたりを見てみると、信号待ちをしているサラリーマンが老いも若きもこぞってその血だらけの人を携帯カメラで撮影しだしたんです。ぞろぞろと前に携帯をかざしながら、顔はニヤニヤと。
あるものは、同僚と話しながら「ヤベー、コレ。エグいなあ」とか、「すげーもんに出くわしたなあ」とか結構立派そうな服装のサラリーマンや年配の方も。誰も止めに入らない。撮影をやめない。
私は119番し、その場を足早に立ち去りました。あそこに1分でもいたくなかったからです。
あの時。携帯カメラで撮影してた人たちのなんともいえない悪意ある笑みを今も忘れることができません。
日本はやっぱり病んでるんですね。いや、ひょっとしたら私が狂ってるんですかね。
あれは四年前位の冬の深夜二時を回った頃でした。
俺は当時から、心霊サイトや都市伝説のサイトを見るのが好きで、その夜も部屋の明かりを暗くしてサイトを見てました。
しばらく時間が過ぎた頃でした。突然携帯の電源が切れました。
当時、機種変更したばかりだったのでフリーズするなんてまず無いはずです。
心霊サイト見ていたばっかりに、嫌な予感が頭を過りました。
『まさか、おばけ?』
必死で電源ボタンを押すものの、全然びくともしません。
5分位してからでしょうか、さっきまで全く動かなかった携帯に電源が入り一安心…
も、つかの間。
天井を見上げると青白い人影が居ました。
顔の辺りを見ると、目があるところは眼球が無くぽっかり2つの穴が空いていて、口元は怪しげに笑っている感じに見えました。
しばらく硬直していると、風が流れるように消えていきました。
今考えても、あの人影は何のために出てきたのか見当もつきません。
ただ、あの瞬間の恐怖は今でも忘れられません。
俺は当時から、心霊サイトや都市伝説のサイトを見るのが好きで、その夜も部屋の明かりを暗くしてサイトを見てました。
しばらく時間が過ぎた頃でした。突然携帯の電源が切れました。
当時、機種変更したばかりだったのでフリーズするなんてまず無いはずです。
心霊サイト見ていたばっかりに、嫌な予感が頭を過りました。
『まさか、おばけ?』
必死で電源ボタンを押すものの、全然びくともしません。
5分位してからでしょうか、さっきまで全く動かなかった携帯に電源が入り一安心…
も、つかの間。
天井を見上げると青白い人影が居ました。
顔の辺りを見ると、目があるところは眼球が無くぽっかり2つの穴が空いていて、口元は怪しげに笑っている感じに見えました。
しばらく硬直していると、風が流れるように消えていきました。
今考えても、あの人影は何のために出てきたのか見当もつきません。
ただ、あの瞬間の恐怖は今でも忘れられません。
数年前のことです。
当時、私は会社の寮を出て一人で暮そうと計画し、賃貸の物件を探していました。
何冊もの賃貸情報誌を買っては、いい物件を探していました。
そうしているうちに、一つのとてもいい物件を見つけました。
会社に通うのに交通も良く、また駅からも近く、そして余裕のある間取りの広い部屋…家賃も相場よりずっと安く、私はその雑誌を持ってすぐに不動産屋に行きました。
そして、不動産屋に雑誌を見せて、「この部屋まだあります?」と尋ねると…中年ぐらいの男の店員さんがその雑誌の物件をじっと見て、とても複雑な…強張った様な顔をして黙り込んでしまいました。
少しして…小首を傾げて
「これは出したらいけないものなんだけどなぁ」
と、独り言の様につぶやきました。
それから、店員さんは真顔になって、奥の部屋へ来て欲しい、と言いました。
他に誰も客のいない部屋で、その店員さんは、話し辛そうに切り出しました。
「その部屋はあるんですけど、でも、絶対に入らない方がいいです」
理由を尋ねると…その部屋は最初に住んでいた人が失踪した、というイワク付きの部屋だそうで…その失踪した人はどうなったのか、聞いてみると…
「埼玉の山で発見されたんですよ」
「山で?」
「殺されて、埋められていたんです」
私が絶句していると…店員さんが遠い目をしながら話を続けました。
「その後にね、入居した人もいたんですけど、入って三ヶ月でノイローゼになってしまって…その次の人も…」
もちろん、その部屋を借りるのは止めて、その店員さんの案内で、ちょっと狭いけどオススメの物件を選びました。
一通りの話が終わった後、その店員さんは話してくれました…。
「この業界やってると、どうしても出てくるんですよ。入る人が次から次へと自殺する部屋、みんなノイローゼになってしまう部屋。条件が良くて破格の物件ってそういうワケアリとかありまして…本来なら広告なんて出さないんですけど、時として、客寄せで出してしまうこともあるんです。期待させてすいません」
何だか、不動産屋のベテラン店員さんの話だけに、妙に現実味があり、恐かったです。
当時、私は会社の寮を出て一人で暮そうと計画し、賃貸の物件を探していました。
何冊もの賃貸情報誌を買っては、いい物件を探していました。
そうしているうちに、一つのとてもいい物件を見つけました。
会社に通うのに交通も良く、また駅からも近く、そして余裕のある間取りの広い部屋…家賃も相場よりずっと安く、私はその雑誌を持ってすぐに不動産屋に行きました。
そして、不動産屋に雑誌を見せて、「この部屋まだあります?」と尋ねると…中年ぐらいの男の店員さんがその雑誌の物件をじっと見て、とても複雑な…強張った様な顔をして黙り込んでしまいました。
少しして…小首を傾げて
「これは出したらいけないものなんだけどなぁ」
と、独り言の様につぶやきました。
それから、店員さんは真顔になって、奥の部屋へ来て欲しい、と言いました。
他に誰も客のいない部屋で、その店員さんは、話し辛そうに切り出しました。
「その部屋はあるんですけど、でも、絶対に入らない方がいいです」
理由を尋ねると…その部屋は最初に住んでいた人が失踪した、というイワク付きの部屋だそうで…その失踪した人はどうなったのか、聞いてみると…
「埼玉の山で発見されたんですよ」
「山で?」
「殺されて、埋められていたんです」
私が絶句していると…店員さんが遠い目をしながら話を続けました。
「その後にね、入居した人もいたんですけど、入って三ヶ月でノイローゼになってしまって…その次の人も…」
もちろん、その部屋を借りるのは止めて、その店員さんの案内で、ちょっと狭いけどオススメの物件を選びました。
一通りの話が終わった後、その店員さんは話してくれました…。
「この業界やってると、どうしても出てくるんですよ。入る人が次から次へと自殺する部屋、みんなノイローゼになってしまう部屋。条件が良くて破格の物件ってそういうワケアリとかありまして…本来なら広告なんて出さないんですけど、時として、客寄せで出してしまうこともあるんです。期待させてすいません」
何だか、不動産屋のベテラン店員さんの話だけに、妙に現実味があり、恐かったです。
大学時代に俺が講義を受けていたんだが、少しゾクッとしたんだ。
「少し」だから大したことないなって思いながら講義を聞いていたんだが、よく見ると講師の教壇の横に若いメガネをかけた小太りの男がいた。
格好はカジュアルでジーンズにチェックのシャツ。
誰も男には気付かないし多分見えているのは俺だけだと思ってまわりを見たら、数人だけは気付いたようで少し驚いたような顔をしていた。
「誰だ? コイツ?」
って思った時にいつの間にか俺の目の前に立っていた。
さすがに少し驚いた、見えている数人は俺の方を見ていたのを横目で確認。
ソイツ、口から血を流しながら
「お前こそ誰だ?」
って言った途端に煙のように消えた。
講義が終わってから見えていたであろう数人は俺のところにきた。
やはり見えていたようだ、しかしあの霊の目的は未だにわからない、何のために現れたのかは不明。
「少し」だから大したことないなって思いながら講義を聞いていたんだが、よく見ると講師の教壇の横に若いメガネをかけた小太りの男がいた。
格好はカジュアルでジーンズにチェックのシャツ。
誰も男には気付かないし多分見えているのは俺だけだと思ってまわりを見たら、数人だけは気付いたようで少し驚いたような顔をしていた。
「誰だ? コイツ?」
って思った時にいつの間にか俺の目の前に立っていた。
さすがに少し驚いた、見えている数人は俺の方を見ていたのを横目で確認。
ソイツ、口から血を流しながら
「お前こそ誰だ?」
って言った途端に煙のように消えた。
講義が終わってから見えていたであろう数人は俺のところにきた。
やはり見えていたようだ、しかしあの霊の目的は未だにわからない、何のために現れたのかは不明。
俺の勤務先では弁当屋が出入りをしているんだ。
安くて量が多いし味も悪くないから結構需要がある。
その弁当屋の配達員にN君って若くてさわやかな青年がいる。
N君「いつもご利用いただきありがとうございます!」
弁当を配達する笑顔がたまらないと女性陣には人気がある。
実はこのN君には生霊が憑いている。
若い女性なんだがこれがまた強そうなんだ、俺が視線を合わせるとすごい顔で睨むのさ。
忠告したいけどアンチ心霊派だと鼻で笑われる、それはシャクだから遠まわしに聞いてみた。
俺「N君、最近体の調子はどう?」
N君「あ、すばるさん、絶好調ですよ!」
こんな会話が続き煮え切らなくなって、
俺「後ろにいる女の子さ、何とかした方がいいぞ、それ生霊だよ」
N君「あ、すばるさんは見えるんですね、前に付き合っていた彼女ですよ、未練がましくて参りますよ」
俺「そうなんだ、だがそれは…」
N君「あ、無視してますから、前彼女は事故で下半身不随になっちゃってそれで俺はイヤになって別れたんですよ、しかし本人にいくら言っても消えないから今は無視してます」
笑顔ですごい内容を抵抗もなく話すN君。
笑顔の下には鬼畜の顔があるんだとN君を見る目が変わった。
その後N君、事故で下半身不随になって弁当屋を辞めた。たぶん事故の原因は…。
今は普通のおばさんが配達にきている。
人間は怖いと思う出来事だった。
安くて量が多いし味も悪くないから結構需要がある。
その弁当屋の配達員にN君って若くてさわやかな青年がいる。
N君「いつもご利用いただきありがとうございます!」
弁当を配達する笑顔がたまらないと女性陣には人気がある。
実はこのN君には生霊が憑いている。
若い女性なんだがこれがまた強そうなんだ、俺が視線を合わせるとすごい顔で睨むのさ。
忠告したいけどアンチ心霊派だと鼻で笑われる、それはシャクだから遠まわしに聞いてみた。
俺「N君、最近体の調子はどう?」
N君「あ、すばるさん、絶好調ですよ!」
こんな会話が続き煮え切らなくなって、
俺「後ろにいる女の子さ、何とかした方がいいぞ、それ生霊だよ」
N君「あ、すばるさんは見えるんですね、前に付き合っていた彼女ですよ、未練がましくて参りますよ」
俺「そうなんだ、だがそれは…」
N君「あ、無視してますから、前彼女は事故で下半身不随になっちゃってそれで俺はイヤになって別れたんですよ、しかし本人にいくら言っても消えないから今は無視してます」
笑顔ですごい内容を抵抗もなく話すN君。
笑顔の下には鬼畜の顔があるんだとN君を見る目が変わった。
その後N君、事故で下半身不随になって弁当屋を辞めた。たぶん事故の原因は…。
今は普通のおばさんが配達にきている。
人間は怖いと思う出来事だった。
これは以前私が勤めていた会社での話です。
私は一階で顕微鏡などを使い研究をし、二階でその結果をパソコンに打ち込むという作業を毎日朝八時〜夜中の二時くらいまでしていました。
そんなある日、いつものように一階で顕微鏡を覗いていると目の前を誰かが通り過ぎました。
私は先輩だと思い『お疲れ様です』と言ったのですが…返事がなく誰も見当たりません(工場は安全上全体が見渡せるような施設配置であるにも関わらず)。
疲れての錯覚かな? と軽くとらえ仕事を続けましたが、また人が通り過ぎました。
しかも、今度は足まで確認できたので、また『お疲れ様です』と言ったんですが…誰もいません。隅々まで確認したのに…。
かなり疲労がたまっているのか? と思いそろそろ帰ろうと思いながら顕微鏡を覗いていると私の顔のすぐ横にぴったりと顔をつけてくる人がいたんです。
いつも私の上司はそうしてくるので上司かぁと思い『私そろそろ帰ります』と言ったんですが…また誰もいません…。
気味が悪くなり足早に帰宅しました。
といっても私の会社は工場の敷地内に銭湯(15人くらいが入れる)や寮があります…。
私はまず疲れを癒やす為お風呂に入り、体を洗っていました。
すると私の背後で勢いよくシャワーを出す音が聞こえたんです。
二時半近くなのに誰だ? と思い後ろを見ると案の定、誰もいません。
私は耐えられず、すぐお風呂からあがり、部屋に戻り寝ました。
いつもならそのまま目覚まし時計に起こされるまで起きないはずなんですが…その日はなぜか四時に目が覚めました。
しかし、体が動かず、声も出ない!
しかも、私のお腹の上には黒い人影が座っている。
私は夢だろうと思って部屋の隅々まで見渡した(夢であれば現実と違うところやおかしなところがある為)。
だがおかしなところは見当たらない…。
これはヤバいと思い題目を数回唱えました。
すると黒い人影がすうっと消え、その瞬間動けるようになりました。
<後日談>
先輩に話したところ俺たちみたいに過酷に働かされて亡くなった人が警告に来たんじゃないか? とのことでした。
私は一階で顕微鏡などを使い研究をし、二階でその結果をパソコンに打ち込むという作業を毎日朝八時〜夜中の二時くらいまでしていました。
そんなある日、いつものように一階で顕微鏡を覗いていると目の前を誰かが通り過ぎました。
私は先輩だと思い『お疲れ様です』と言ったのですが…返事がなく誰も見当たりません(工場は安全上全体が見渡せるような施設配置であるにも関わらず)。
疲れての錯覚かな? と軽くとらえ仕事を続けましたが、また人が通り過ぎました。
しかも、今度は足まで確認できたので、また『お疲れ様です』と言ったんですが…誰もいません。隅々まで確認したのに…。
かなり疲労がたまっているのか? と思いそろそろ帰ろうと思いながら顕微鏡を覗いていると私の顔のすぐ横にぴったりと顔をつけてくる人がいたんです。
いつも私の上司はそうしてくるので上司かぁと思い『私そろそろ帰ります』と言ったんですが…また誰もいません…。
気味が悪くなり足早に帰宅しました。
といっても私の会社は工場の敷地内に銭湯(15人くらいが入れる)や寮があります…。
私はまず疲れを癒やす為お風呂に入り、体を洗っていました。
すると私の背後で勢いよくシャワーを出す音が聞こえたんです。
二時半近くなのに誰だ? と思い後ろを見ると案の定、誰もいません。
私は耐えられず、すぐお風呂からあがり、部屋に戻り寝ました。
いつもならそのまま目覚まし時計に起こされるまで起きないはずなんですが…その日はなぜか四時に目が覚めました。
しかし、体が動かず、声も出ない!
しかも、私のお腹の上には黒い人影が座っている。
私は夢だろうと思って部屋の隅々まで見渡した(夢であれば現実と違うところやおかしなところがある為)。
だがおかしなところは見当たらない…。
これはヤバいと思い題目を数回唱えました。
すると黒い人影がすうっと消え、その瞬間動けるようになりました。
<後日談>
先輩に話したところ俺たちみたいに過酷に働かされて亡くなった人が警告に来たんじゃないか? とのことでした。
沖縄のユタについての話を投稿します。
沖縄には「ユタ」といわれる霊能力者みたいな人がいます。
その人達はビックリするくらいなんでも分かるんですよね。教えてもない家系のこととか、名前とか。
そのユタになるためには能力的なことはもとより、修行が必要みたいなんですよ。
その修行は絶対に普通の人には見られちゃいけないらしい。
これから話す話は友達から聞いたある修行の仕方。
まず、数名で輪になる(3人以上)で、互いに手を重ねる。
んで1人が呪文を言って皆目を瞑る。そしたら道が見える。
その道を歩いて行く。
その時足元に骨が落ちてるので拾いながら進まなければいけない(骨は見る人それぞれ違う形をしている)。
そうして行くと今度は道の端に女が立っていて自分を見ている。
この時絶対にこの女と目を合わしちゃいけない。
また進んで行くと今度は後ろから自分の知人の声が聞こえてくる。自分の名前を呼んでる声がする。
この時絶対に後ろを振り向いてはいけない。
また進んで行くと小さな水溜まりがある。
そこに飛び込んで修行は終わりらしい。
私の友達は部活のメンバーでやったらしいんですが、全員が見たそうです。
沖縄には「ユタ」といわれる霊能力者みたいな人がいます。
その人達はビックリするくらいなんでも分かるんですよね。教えてもない家系のこととか、名前とか。
そのユタになるためには能力的なことはもとより、修行が必要みたいなんですよ。
その修行は絶対に普通の人には見られちゃいけないらしい。
これから話す話は友達から聞いたある修行の仕方。
まず、数名で輪になる(3人以上)で、互いに手を重ねる。
んで1人が呪文を言って皆目を瞑る。そしたら道が見える。
その道を歩いて行く。
その時足元に骨が落ちてるので拾いながら進まなければいけない(骨は見る人それぞれ違う形をしている)。
そうして行くと今度は道の端に女が立っていて自分を見ている。
この時絶対にこの女と目を合わしちゃいけない。
また進んで行くと今度は後ろから自分の知人の声が聞こえてくる。自分の名前を呼んでる声がする。
この時絶対に後ろを振り向いてはいけない。
また進んで行くと小さな水溜まりがある。
そこに飛び込んで修行は終わりらしい。
私の友達は部活のメンバーでやったらしいんですが、全員が見たそうです。
僕が中学3年の頃に体験した話しです。
その当時コックリさんが流行っており男友人5人で友人の家に集まり深夜2時にロウソクの火を頼りにコックリさんをやることにしたんですよ。
始めのうちは皆コックリさんを信じていない事もあり動かなかったんですが、ある友人Mが
【確かコックリさんやる時って入って来やすいために窓を5センチ位開けてやるんだよなぁ】
と言いました。皆納得して再度やることにしたんだ。
再度やることにしたら、今度は動くんですよ。
皆、恐怖と好奇心で色々な事を聞いてそれがことごとく当たったんだ。
そんで始めて1時間位してそろそろ飽きてきたころ、友人Aが【この部屋気持ち悪い】って言うんですね。
んでコックリさんを止める事にしたんです。
でもコックリさんがなかなか帰ってくれないんですよ。何回やってもNOなんですよ。
友人Mがビビって手を放してしまったんです。
結局その日に何回かやったらコックリさんが帰ってくれたんですけどそれからなんですよ。
手を放したMは体調を崩して学校に来なくなったんですよ。
心配した俺はそいつん家に行ったんだ。Mは体がやつれて挙動不審で何かブツブツ喋っていました。
誰も居ない場所に喋りかけたり、俺に【お前は危ない】とかまぁまず普通の人ではないんですね。
そんでその事もありMの家族は崩壊して離婚してしまい、Mは遠い親戚に預けられて今はどこに居るかも分かりません。
昔流行ったコックリさん、決して遊びでやってはいけない。
その当時コックリさんが流行っており男友人5人で友人の家に集まり深夜2時にロウソクの火を頼りにコックリさんをやることにしたんですよ。
始めのうちは皆コックリさんを信じていない事もあり動かなかったんですが、ある友人Mが
【確かコックリさんやる時って入って来やすいために窓を5センチ位開けてやるんだよなぁ】
と言いました。皆納得して再度やることにしたんだ。
再度やることにしたら、今度は動くんですよ。
皆、恐怖と好奇心で色々な事を聞いてそれがことごとく当たったんだ。
そんで始めて1時間位してそろそろ飽きてきたころ、友人Aが【この部屋気持ち悪い】って言うんですね。
んでコックリさんを止める事にしたんです。
でもコックリさんがなかなか帰ってくれないんですよ。何回やってもNOなんですよ。
友人Mがビビって手を放してしまったんです。
結局その日に何回かやったらコックリさんが帰ってくれたんですけどそれからなんですよ。
手を放したMは体調を崩して学校に来なくなったんですよ。
心配した俺はそいつん家に行ったんだ。Mは体がやつれて挙動不審で何かブツブツ喋っていました。
誰も居ない場所に喋りかけたり、俺に【お前は危ない】とかまぁまず普通の人ではないんですね。
そんでその事もありMの家族は崩壊して離婚してしまい、Mは遠い親戚に預けられて今はどこに居るかも分かりません。
昔流行ったコックリさん、決して遊びでやってはいけない。
これは、僕が小さかった時に父の友達の先生から聞いた話です(父が前に勤めていたI中学校で起きた話です)。
ある日の放課後、遅くまである一人の女の先生が職員室で仕事をしていました。
すると「ドタバタドタバタ」と騒がしい足音が聞こえてきました。
あまりにもうるさかったので上の階に行ってみましたが誰もいないのです。
職員室に残って一時たつとまた「ドタバタドタバタ」と聞こえてきます。
それでまた行ってみても誰もいません。
そこで女先生は決意して上の階の教室の一つに隠れていました。
すると「ドタバタドタバタ」とあの騒がしい足音が聞こえてきたので、教室の扉の窓から覗き込んでみると、
…なんと、血だらけの二人の女の子が笑いながら鬼ごっこをしていたのです!
女先生があっと叫んだ瞬間、その女の子たちの姿がスーッと消えていったのです。
あとで僕がその友達の先生に聞いた話によると、昔、窓を拭いていた二人の女の子が落ちて死んだそうで、またその二人の女の子が落ちた場所である花壇の土に時折人の形をしたふくらみが現れることがあります
ある日の放課後、遅くまである一人の女の先生が職員室で仕事をしていました。
すると「ドタバタドタバタ」と騒がしい足音が聞こえてきました。
あまりにもうるさかったので上の階に行ってみましたが誰もいないのです。
職員室に残って一時たつとまた「ドタバタドタバタ」と聞こえてきます。
それでまた行ってみても誰もいません。
そこで女先生は決意して上の階の教室の一つに隠れていました。
すると「ドタバタドタバタ」とあの騒がしい足音が聞こえてきたので、教室の扉の窓から覗き込んでみると、
…なんと、血だらけの二人の女の子が笑いながら鬼ごっこをしていたのです!
女先生があっと叫んだ瞬間、その女の子たちの姿がスーッと消えていったのです。
あとで僕がその友達の先生に聞いた話によると、昔、窓を拭いていた二人の女の子が落ちて死んだそうで、またその二人の女の子が落ちた場所である花壇の土に時折人の形をしたふくらみが現れることがあります
これは、私が小六の時の話です。
暑い夏に友達二人と三人で遊んでいたんですが、いきなり一人がいなくなってしまったんです。
しばらく二人で歩き回っていたら、お寺の隅にある小屋の前に、住職さんと立っていたんです。
「何やってんの?」
と私がたずねると、眉を寄せて
「女の子がおる言うけど見えへんねん」
と言ったのでもう一人が見たんですが、いないと言って私を呼びました。
扉の前は血生臭く、私は鼻がきくからだなと思ったんですが、でも何故こんなに血生臭いのか、ありえないだろうと思いました。
でも、見てくれと言われて住職さんが開けた中を見たんです。
そこには、手足があらぬ場所にあったり、首が曲がっていたり、ぐちゃぐちゃの状態の女の子がいたんです。
血生臭くて、気持ち悪くて、怖くて、吐いてしまいました。
私が落ち着いたあと、話を聞いてみたら、事故にあった女の子が、あの場所から動けなくなってしまい、住職さんが小屋をたてたそうです。
私はあれ以来、いろんなものが見えてしまいます。
皆さんも気をつけてください、何が引き金になるかわかりませんよ。
暑い夏に友達二人と三人で遊んでいたんですが、いきなり一人がいなくなってしまったんです。
しばらく二人で歩き回っていたら、お寺の隅にある小屋の前に、住職さんと立っていたんです。
「何やってんの?」
と私がたずねると、眉を寄せて
「女の子がおる言うけど見えへんねん」
と言ったのでもう一人が見たんですが、いないと言って私を呼びました。
扉の前は血生臭く、私は鼻がきくからだなと思ったんですが、でも何故こんなに血生臭いのか、ありえないだろうと思いました。
でも、見てくれと言われて住職さんが開けた中を見たんです。
そこには、手足があらぬ場所にあったり、首が曲がっていたり、ぐちゃぐちゃの状態の女の子がいたんです。
血生臭くて、気持ち悪くて、怖くて、吐いてしまいました。
私が落ち着いたあと、話を聞いてみたら、事故にあった女の子が、あの場所から動けなくなってしまい、住職さんが小屋をたてたそうです。
私はあれ以来、いろんなものが見えてしまいます。
皆さんも気をつけてください、何が引き金になるかわかりませんよ。
高校時代の話です。
部活の大会で遠征してホテルに泊まりました。
そのホテルはとても綺麗で皆のテンションが上がりました。
普通こういう大会や修学旅行は5、6人で一部屋とかじゃないですか。けど今回は1人部屋でした。
綺麗な部屋で皆も遠征ということでテンション上がり、怖い話好きな私達は怪談をして楽しんでました。
そろそろ寝ようということになって、各自部屋に戻りました。
私は旅行先や友人宅ではどうも寝付けなくて寝ても1時2時に目を覚ましてました。
すると金縛りに遭ったんです。
初めての金縛りでびっくり。でもベットが心なしか揺れています。
そして耳元で女の人のうめき声が聞こえていました。
まるで私を起こそうとしてる感じにベットががたがた揺れます。
もう怖くて怖くて、前テレビで女優さんが金縛りに有ったら「ホンボラソモビルフルフルフル」と唱えると良い。と云っていたのでずっと唱えてました。
気が付くと朝で、私は友達に昨夜のことを話しました。
すると隣の部屋だったSが私は女の人を見たと言いました。
Sは霊感が強くてSの実話の怪談はとても怖いのです。
Sは廊下にある鏡…ベットで寝ながら見れる位置に有りしかし実際の廊下は見えない。
そんな作りだったんですが、Sはその鏡に女の人が映っているのを見たそうなんです。
しかしSは慣れていたせいか「お〜こえ〜」と思いどうせ夢だろうと寝たらしいです。
もうびびりの私は怖くて怖くてもう一泊あったんですがSの部屋で一緒に寝ました。
後日皆に話したら数名が「消したはずのテレビが朝ついてた」とか「夜中に何回も電気がついて眠れなかった」と云いだしました。
やっぱり何かあるんですかね。
部活の大会で遠征してホテルに泊まりました。
そのホテルはとても綺麗で皆のテンションが上がりました。
普通こういう大会や修学旅行は5、6人で一部屋とかじゃないですか。けど今回は1人部屋でした。
綺麗な部屋で皆も遠征ということでテンション上がり、怖い話好きな私達は怪談をして楽しんでました。
そろそろ寝ようということになって、各自部屋に戻りました。
私は旅行先や友人宅ではどうも寝付けなくて寝ても1時2時に目を覚ましてました。
すると金縛りに遭ったんです。
初めての金縛りでびっくり。でもベットが心なしか揺れています。
そして耳元で女の人のうめき声が聞こえていました。
まるで私を起こそうとしてる感じにベットががたがた揺れます。
もう怖くて怖くて、前テレビで女優さんが金縛りに有ったら「ホンボラソモビルフルフルフル」と唱えると良い。と云っていたのでずっと唱えてました。
気が付くと朝で、私は友達に昨夜のことを話しました。
すると隣の部屋だったSが私は女の人を見たと言いました。
Sは霊感が強くてSの実話の怪談はとても怖いのです。
Sは廊下にある鏡…ベットで寝ながら見れる位置に有りしかし実際の廊下は見えない。
そんな作りだったんですが、Sはその鏡に女の人が映っているのを見たそうなんです。
しかしSは慣れていたせいか「お〜こえ〜」と思いどうせ夢だろうと寝たらしいです。
もうびびりの私は怖くて怖くてもう一泊あったんですがSの部屋で一緒に寝ました。
後日皆に話したら数名が「消したはずのテレビが朝ついてた」とか「夜中に何回も電気がついて眠れなかった」と云いだしました。
やっぱり何かあるんですかね。
この前母親が勤める病院にまつわる話とか無い? って聞いてみた。
そしたらこんな話をしてくれた。
母曰く。
「患者を運ぶ方じゃなくて、給食運搬用のエレベーターなんだけど、同じ病棟の看護婦さんが、給食のワゴン返しにエレベーター呼んだんだって。でね、地下の給食室からハコがせり上がって来るでしょう? チーンって音がして目の前で扉が開いたんだって。そしたらね、エレベーターの中にね…防空頭巾を被った人たちが所狭しと座ってて、その看護婦さんの事睨んだんだって」
うへぇ…と思ってると更に続ける母。
「それだけじゃないのよー。夜中に看護婦さんが見回りに行くでしょう。給食のエレベーターの前を通ったらハコがせり上がって来る音がするの。夜中の12時過ぎてんのよ? 給食室になんて誰もいない筈なのに。で、(えー? なになに!?)って思って看護婦さんそのまま見てたんだって。そしたらガーッと扉が開いたの。でね、何が乗ってたと思う…?」
一体何!? と思ってると母が追い討ちをかけた。
「車椅子。車椅子がね、給食用のエレベーターからひとりでにこう…キュルキュルッ…って音を立てながら出てきたんだって。人? 乗ってるわけ無いじゃない給食用のエレベーターだよ? 無人の車椅子がキュルキュルッって…。看護婦さん叫びながら逃げ帰ったって言ってたよ」
その他にも、
「食事制限かけられて満足に食べられないまま亡くなったお婆ちゃんが給食のエレベーターの前でじっとしてるのを見た」
だのそんな話もしてくれた。
現在、母の勤務先における「なるべくなら近寄りたくないスポットBest3」は、
3位・透析室
2位・霊安室
そして堂々の第1位が給食用エレベーター…だそうだ。
そしたらこんな話をしてくれた。
母曰く。
「患者を運ぶ方じゃなくて、給食運搬用のエレベーターなんだけど、同じ病棟の看護婦さんが、給食のワゴン返しにエレベーター呼んだんだって。でね、地下の給食室からハコがせり上がって来るでしょう? チーンって音がして目の前で扉が開いたんだって。そしたらね、エレベーターの中にね…防空頭巾を被った人たちが所狭しと座ってて、その看護婦さんの事睨んだんだって」
うへぇ…と思ってると更に続ける母。
「それだけじゃないのよー。夜中に看護婦さんが見回りに行くでしょう。給食のエレベーターの前を通ったらハコがせり上がって来る音がするの。夜中の12時過ぎてんのよ? 給食室になんて誰もいない筈なのに。で、(えー? なになに!?)って思って看護婦さんそのまま見てたんだって。そしたらガーッと扉が開いたの。でね、何が乗ってたと思う…?」
一体何!? と思ってると母が追い討ちをかけた。
「車椅子。車椅子がね、給食用のエレベーターからひとりでにこう…キュルキュルッ…って音を立てながら出てきたんだって。人? 乗ってるわけ無いじゃない給食用のエレベーターだよ? 無人の車椅子がキュルキュルッって…。看護婦さん叫びながら逃げ帰ったって言ってたよ」
その他にも、
「食事制限かけられて満足に食べられないまま亡くなったお婆ちゃんが給食のエレベーターの前でじっとしてるのを見た」
だのそんな話もしてくれた。
現在、母の勤務先における「なるべくなら近寄りたくないスポットBest3」は、
3位・透析室
2位・霊安室
そして堂々の第1位が給食用エレベーター…だそうだ。
決して悪ふざけでしないでください。
その日友人が学校で、
『深夜2時に合わせ鏡をして見ると手前から何番目かの自分が死ぬ直前の顔でうつるんだってさ。それを見たら鏡の中に引き込まれるらしいよ』
と言っていたのを夜にゲームをしてるときに思い出した。
『ハハ…あいつやっぱバカだよな』
とか1人で呟いていた。
時刻を見ると1時半でそろそろ寝ようと洗面所に向かった。
歯を磨きながらまた友人の言葉を思い出した。
正直歯を磨いてるだけで相当ビビっていたが、好奇心と友人に対する変な意地でやってみることにした。
うちの洗面所の鏡は開けられる鏡になっていて中に歯ブラシなどがしまえる。
それが3枚つながっているので1つあけると勝手に合わせ鏡になるのだ。
手が震えながらもなんとか鏡を開け、覚悟を決めて鏡にうつる自分を見た。
同じ格好の自分が10人くらい続いていた。
ため息をついて、明日友人にゆってやろうと思っていた。
洗面所を出てドアをしめた瞬間だっただろうか、前方にある時計が鳴りだした。
時刻は2時…。後ろから寒気がした。
そしてドアの向こうから、
『こっちに来い』
と男とも女ともわからない声で言われた。
ダッシュで自分の部屋に行ったので助かった…。
その日友人が学校で、
『深夜2時に合わせ鏡をして見ると手前から何番目かの自分が死ぬ直前の顔でうつるんだってさ。それを見たら鏡の中に引き込まれるらしいよ』
と言っていたのを夜にゲームをしてるときに思い出した。
『ハハ…あいつやっぱバカだよな』
とか1人で呟いていた。
時刻を見ると1時半でそろそろ寝ようと洗面所に向かった。
歯を磨きながらまた友人の言葉を思い出した。
正直歯を磨いてるだけで相当ビビっていたが、好奇心と友人に対する変な意地でやってみることにした。
うちの洗面所の鏡は開けられる鏡になっていて中に歯ブラシなどがしまえる。
それが3枚つながっているので1つあけると勝手に合わせ鏡になるのだ。
手が震えながらもなんとか鏡を開け、覚悟を決めて鏡にうつる自分を見た。
同じ格好の自分が10人くらい続いていた。
ため息をついて、明日友人にゆってやろうと思っていた。
洗面所を出てドアをしめた瞬間だっただろうか、前方にある時計が鳴りだした。
時刻は2時…。後ろから寒気がした。
そしてドアの向こうから、
『こっちに来い』
と男とも女ともわからない声で言われた。
ダッシュで自分の部屋に行ったので助かった…。
夏の日の朝煙草を買いにチャリでコンビニまで行って、その帰りの話。
朝の空気が爽やかだー。
今日から2連休だし、今日は買い物でも行くかなぁとそんな建設的な事を考えつつ家までの道を走っていた。
そうしたら、前の方から小学生5〜6人がランドセル鳴らしながら走って来るのが見えた。
ランドセルって背負いながら全速力で走ると凄い音するよね? 箸箱だのペンケースの中身だの色んな物がカチャカチャいう音。
それが一人じゃなくて数人。
朝っぱらから元気だなぁ…って思いながら、自転車漕いでた。
段々と小学生達と自分の距離が近づき、子供達の顔がはっきりと見える位まで接近した。
見るんじゃなかった。
だって全員顔が潰れてたんだもん。
子供達はそのまま走って自分を追い越していった。
遠くの方から子供の甲高い笑い声が幾重にも重なって聞こえてきた。
心臓をバクバク言わせながら、どうにか家に戻った。
その日はそれから一歩も外に出ることが出来なかった。
朝の空気が爽やかだー。
今日から2連休だし、今日は買い物でも行くかなぁとそんな建設的な事を考えつつ家までの道を走っていた。
そうしたら、前の方から小学生5〜6人がランドセル鳴らしながら走って来るのが見えた。
ランドセルって背負いながら全速力で走ると凄い音するよね? 箸箱だのペンケースの中身だの色んな物がカチャカチャいう音。
それが一人じゃなくて数人。
朝っぱらから元気だなぁ…って思いながら、自転車漕いでた。
段々と小学生達と自分の距離が近づき、子供達の顔がはっきりと見える位まで接近した。
見るんじゃなかった。
だって全員顔が潰れてたんだもん。
子供達はそのまま走って自分を追い越していった。
遠くの方から子供の甲高い笑い声が幾重にも重なって聞こえてきた。
心臓をバクバク言わせながら、どうにか家に戻った。
その日はそれから一歩も外に出ることが出来なかった。
短いが聞いてくれ。
つい昨日の話なんだが生まれて初めて腰抜かした。
タクシーの運転手やってるんだが、昨日の深夜、閑散としてる道路沿いに7、8人の集団が手を上げてた。
あーこれ、一台じゃ無理だな、と応援の無線を送って止まろうとしたんだが、すごい違和感に気付いてその瞬間におもいっきりアクセル踏んでその場から逃げた。
その集団、全員服は違うのに皆まったく同じ顔してたんだよ…気味悪いショートカットの女の顔。
暫くして落ち着こうとして停車したけど腰抜けてて立てんかった。
つい昨日の話なんだが生まれて初めて腰抜かした。
タクシーの運転手やってるんだが、昨日の深夜、閑散としてる道路沿いに7、8人の集団が手を上げてた。
あーこれ、一台じゃ無理だな、と応援の無線を送って止まろうとしたんだが、すごい違和感に気付いてその瞬間におもいっきりアクセル踏んでその場から逃げた。
その集団、全員服は違うのに皆まったく同じ顔してたんだよ…気味悪いショートカットの女の顔。
暫くして落ち着こうとして停車したけど腰抜けてて立てんかった。
私は今、某ガソリンスタンドで夜勤スタッフとして働いています。
今回はそこで同僚が体験した事を投稿させていただきます。
私が入社する前の話だそうです。
当時も彼は夜勤として働いており、いつもの様に決まった仕事をして休憩に入ったそうです。
休憩時間は2時間あり、食事をしたり仮眠をとったりと自由です。
彼もその日は仮眠をとっていたそうです。
時刻は午前3時前。
休憩が終わる30分前と記憶しているそうです。
ふと、目を覚ますと頭の方から、男の非常に低い声で何か言っているのが聞こえてきたそうです。
彼は耳を凝らしていると、次第にはっきり聞こえてきました。
その瞬間、彼の意識は体を離れ少し離れたところで自分を見ていたそうですが、その時視界に飛び込んで来た光景を見た彼は驚きました。
織田無道のような坊主が経典を手に持ち、お経を唱えていたそうです。
そして、お経を唱え終えた男はオノのようなモノを振り上げ彼の頭上に振り下ろした刹那、彼はヤバイと思い目を覚ましたそうです。
目を覚ました彼の耳にはお経の余韻が離れなかったそうです。
あの男は一体、何だったのか? と語ってくれました。
死神以外の何者でもないとは思いますがね…
今回はそこで同僚が体験した事を投稿させていただきます。
私が入社する前の話だそうです。
当時も彼は夜勤として働いており、いつもの様に決まった仕事をして休憩に入ったそうです。
休憩時間は2時間あり、食事をしたり仮眠をとったりと自由です。
彼もその日は仮眠をとっていたそうです。
時刻は午前3時前。
休憩が終わる30分前と記憶しているそうです。
ふと、目を覚ますと頭の方から、男の非常に低い声で何か言っているのが聞こえてきたそうです。
彼は耳を凝らしていると、次第にはっきり聞こえてきました。
その瞬間、彼の意識は体を離れ少し離れたところで自分を見ていたそうですが、その時視界に飛び込んで来た光景を見た彼は驚きました。
織田無道のような坊主が経典を手に持ち、お経を唱えていたそうです。
そして、お経を唱え終えた男はオノのようなモノを振り上げ彼の頭上に振り下ろした刹那、彼はヤバイと思い目を覚ましたそうです。
目を覚ました彼の耳にはお経の余韻が離れなかったそうです。
あの男は一体、何だったのか? と語ってくれました。
死神以外の何者でもないとは思いますがね…
私達の住む所は、有名な某心霊スポットでKはその中でも墓場の近くに住んで居ました。
ある日の夜、Kはテレビを見ていたそうです。
家には、KとKの兄の二人っきりしか居ません。
その時、Kは金縛りに合ったそうです。
しかも、妙に足首が痛い…。
Kは、足首を見ました。
すると、両足首を女の人に掴まれていたそうです。
その女は、目から上の部分しか出ていなくそれより下が床に埋まっている状態。
Kはズルズルと引きずられて、もう壁にぶつかる! と思ったとき兄が入って来てくれて助かったそうです。
その後Kの足首には引きずられた痣が残っていました。
これは私も確認済みです。
ある日の夜、Kはテレビを見ていたそうです。
家には、KとKの兄の二人っきりしか居ません。
その時、Kは金縛りに合ったそうです。
しかも、妙に足首が痛い…。
Kは、足首を見ました。
すると、両足首を女の人に掴まれていたそうです。
その女は、目から上の部分しか出ていなくそれより下が床に埋まっている状態。
Kはズルズルと引きずられて、もう壁にぶつかる! と思ったとき兄が入って来てくれて助かったそうです。
その後Kの足首には引きずられた痣が残っていました。
これは私も確認済みです。
うちの兄ちゃんの体験談です。
兄が大学時代、サークル仲間と夜中にドライブをしていた時の事。
サークル仲間とドライブ中、通りかかった所にダダっ広い駐車場があり、トイレや自販機などもあったので、トイレ休憩と運転手交代を兼ねてそこへ車を止め休憩する事に。
友人らはタバコを吸うため、車の外で地べたに座り、兄は運転席で夜風に当たりながら涼んでいました。
兄はふと100mくらい先に目をやると、何かが動いているのが見えたそうです。
暗くてよく見えないのでよ〜く目を凝らして見ると、小学3年生くらいの髪の短い女の子が、縄跳びをしていてぴょんぴょん跳ねているのが見えたので、
「夜中に小さい子を連れ回すなんて、なんて親だ」
と、的外れな事を思ったらしいのですが、実はその駐車場は、沖縄県南部にある戦争の激戦区で、慰霊碑や記念館がある施設の道向かいにある駐車場。
女の子が居た場所は、
地面なんか無くて、すぐ下は、崖。
兄は霊など信じないので、普通に話すのですが、聞いてるこっちが恐ろしくなった話です。
兄が大学時代、サークル仲間と夜中にドライブをしていた時の事。
サークル仲間とドライブ中、通りかかった所にダダっ広い駐車場があり、トイレや自販機などもあったので、トイレ休憩と運転手交代を兼ねてそこへ車を止め休憩する事に。
友人らはタバコを吸うため、車の外で地べたに座り、兄は運転席で夜風に当たりながら涼んでいました。
兄はふと100mくらい先に目をやると、何かが動いているのが見えたそうです。
暗くてよく見えないのでよ〜く目を凝らして見ると、小学3年生くらいの髪の短い女の子が、縄跳びをしていてぴょんぴょん跳ねているのが見えたので、
「夜中に小さい子を連れ回すなんて、なんて親だ」
と、的外れな事を思ったらしいのですが、実はその駐車場は、沖縄県南部にある戦争の激戦区で、慰霊碑や記念館がある施設の道向かいにある駐車場。
女の子が居た場所は、
地面なんか無くて、すぐ下は、崖。
兄は霊など信じないので、普通に話すのですが、聞いてるこっちが恐ろしくなった話です。
某県に地蔵山という山があります。
山と言っても塚のようなもので、本当に小さいものです。
その山にはいやな伝承がありまして、かつて江戸時代の初期に豪農が金の力に物言わせて黄金の地蔵をつくり、塚に埋めたという黄金伝説があるのです。
しかし、この地蔵を掘り起こした者には豪農の祟りがあり、ことごとく死んでしまうと言います。
その埋めた場所を暗号で記した古文書がありまして、明治時代に地元の若者5人組が地蔵の発掘に挑んで3人が発狂、1人が自殺、1人が行方不明になったこともあったそうです。
大正時代にも発掘をした人がいて、この人も原因不明の病気でうなされ「地蔵がくる。地蔵がくる」とうわごとを言いながら、亡くなっていきました。
そして昭和の頃、またまた成金がこの地蔵の発掘に挑みました。
今度の成金は強引で、この山ごと崩してしまったのです。しかし、地蔵は出て来なかったのです。
おさまらない成金のおやじはその土地に大型マンションを建設しはじめました。
地元では祟りがあるからやめろという声があったのですが、工事は押し進められました。しかし悲劇は起こったのです。
現場の視察にきた成金親父はコンクリートの打設工事を見学していました。
しかし、柱のコンクリート打設面をおさえていた型枠がはずれ、成金親父はコンクリートの下敷きになってしまったのです。
5分後、救出された親父は既に窒息死していました。
そしてその体はコンクリートが全身につき、まるで「地蔵」のようになっていたそうです。
山と言っても塚のようなもので、本当に小さいものです。
その山にはいやな伝承がありまして、かつて江戸時代の初期に豪農が金の力に物言わせて黄金の地蔵をつくり、塚に埋めたという黄金伝説があるのです。
しかし、この地蔵を掘り起こした者には豪農の祟りがあり、ことごとく死んでしまうと言います。
その埋めた場所を暗号で記した古文書がありまして、明治時代に地元の若者5人組が地蔵の発掘に挑んで3人が発狂、1人が自殺、1人が行方不明になったこともあったそうです。
大正時代にも発掘をした人がいて、この人も原因不明の病気でうなされ「地蔵がくる。地蔵がくる」とうわごとを言いながら、亡くなっていきました。
そして昭和の頃、またまた成金がこの地蔵の発掘に挑みました。
今度の成金は強引で、この山ごと崩してしまったのです。しかし、地蔵は出て来なかったのです。
おさまらない成金のおやじはその土地に大型マンションを建設しはじめました。
地元では祟りがあるからやめろという声があったのですが、工事は押し進められました。しかし悲劇は起こったのです。
現場の視察にきた成金親父はコンクリートの打設工事を見学していました。
しかし、柱のコンクリート打設面をおさえていた型枠がはずれ、成金親父はコンクリートの下敷きになってしまったのです。
5分後、救出された親父は既に窒息死していました。
そしてその体はコンクリートが全身につき、まるで「地蔵」のようになっていたそうです。
新道が出来てから誰も通らなくなった峠道を一人で流していた。
道幅は狭く、ガードレールも無い、おまけに街灯や反射板すらない寂しい道だった。
休憩にしようとトンネル内の待避所で一服している時だった。
カツン…
何かがコンクリートを叩いた音が響いた。
風で石でも転がって落ちたのかと思って気にも止めなかったが、次の瞬間、またその音が聞こえてきた。
カツン…カツン…
明らかに石ころが転がったような音ではない。
タバコを灰皿に押し付けて、じっくりと音を探した。
カツン…カツン…カツン…カツン…
単調なリズムで段々と自分の方に近づいてくる。
窓から顔を出して後ろを覗いてみる。
追尾灯の赤い光の中、遠くから来る足が見えた。
誰か来たのか? と思ってドアを開けようとした瞬間、見てしまった。
真っ赤に光るハイヒールを履いた足だけが、カツン…カツン…と音を鳴らしながらこちらに近づいてくるのが……。
慌てて車を出そうとした。
ギアを入れて発進しようとすると、ハイヒールの歩く音が、
カツン…カツン…カツンカツンカツンカツン
カツッカツッカツッカツッカッカッカッカッ!
と走ってくる音がした。
その後、どうやって麓まで帰ってきたのか覚えていない。
とにかくフルスロットルでアンダー気味にカーブを曲がりながら帰って来たのは事実だった。
タイヤのショルダーはものの見事に溶けて消えかけている。
とにかく、帰ってこれて良かった…と、自動販売機でコーヒーを買ってプルタップを引き上げる。
遠くから何かが聞こえてきた。
…カッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッ
カッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッ!
道幅は狭く、ガードレールも無い、おまけに街灯や反射板すらない寂しい道だった。
休憩にしようとトンネル内の待避所で一服している時だった。
カツン…
何かがコンクリートを叩いた音が響いた。
風で石でも転がって落ちたのかと思って気にも止めなかったが、次の瞬間、またその音が聞こえてきた。
カツン…カツン…
明らかに石ころが転がったような音ではない。
タバコを灰皿に押し付けて、じっくりと音を探した。
カツン…カツン…カツン…カツン…
単調なリズムで段々と自分の方に近づいてくる。
窓から顔を出して後ろを覗いてみる。
追尾灯の赤い光の中、遠くから来る足が見えた。
誰か来たのか? と思ってドアを開けようとした瞬間、見てしまった。
真っ赤に光るハイヒールを履いた足だけが、カツン…カツン…と音を鳴らしながらこちらに近づいてくるのが……。
慌てて車を出そうとした。
ギアを入れて発進しようとすると、ハイヒールの歩く音が、
カツン…カツン…カツンカツンカツンカツン
カツッカツッカツッカツッカッカッカッカッ!
と走ってくる音がした。
その後、どうやって麓まで帰ってきたのか覚えていない。
とにかくフルスロットルでアンダー気味にカーブを曲がりながら帰って来たのは事実だった。
タイヤのショルダーはものの見事に溶けて消えかけている。
とにかく、帰ってこれて良かった…と、自動販売機でコーヒーを買ってプルタップを引き上げる。
遠くから何かが聞こえてきた。
…カッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッ
カッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッ!
今から2年前の夏。
僕は当時職場の先輩(A)と付き合っていた。
これを知っていたのは、同じ時期に職場内恋愛で付き合いだしたBとCだけだった。
特に喧嘩もなく、昔から憧れていたAさんと付き合えて、僕は幸せの絶頂にいた。
ある日、母が懇意にしてもらっている占い師に会う機会があった。
この占い師というのがなかなか凄い人らしく、県外からも占いの依頼がくるような人だった。
そんな人に、母と一緒に僕も占ってもらうことになった。
そしてまず、「貴男は今、誰かお付き合いしてる女性がいますね?」と言ってきた。
何も話してないのによく分かったなぁとか思っていたら、「その人とは今すぐにでも別れた方が良い」と言ってきた。
……勿論僕は不機嫌になり、その日はさっさと帰った。
しかし、男女の関係は何が起こるか分からず、結局喧嘩が原因でAさんと別れることになった。
それから半年程たったある日、休みの日にTVを見ていたら近くの遊園地の近くで交通事故があったとニュースが流れていた。
何気なく見ていたが、事故にあったのがAさんとB、そしてCの3人だと知り、愕然とした。
……即死だったらしい。
職場に行っても、もう3人には会えないと思うと、いつの間にか涙が流れていた。
そしてそれを見つけた母になだめられながら、こんな話を聞いた。
あの占い師が、後日母に電話してきた時に、こう言ったらしいのだ。
「息子さんねぇ、今付き合っている人と一緒に居ると、未来が見えないのよ。だから、本当に別れなきゃまずいわよ」
……僕の頭の中に、ある言葉が思い出されてきた。
A「今度さ、私達とBとCでダブルデートしようよ。場所は、んー、遊園地なんかいいかも。私絶叫マシーンとか大好きだしさ。今はまだ無理だから、半年後ぐらいに」
僕は当時職場の先輩(A)と付き合っていた。
これを知っていたのは、同じ時期に職場内恋愛で付き合いだしたBとCだけだった。
特に喧嘩もなく、昔から憧れていたAさんと付き合えて、僕は幸せの絶頂にいた。
ある日、母が懇意にしてもらっている占い師に会う機会があった。
この占い師というのがなかなか凄い人らしく、県外からも占いの依頼がくるような人だった。
そんな人に、母と一緒に僕も占ってもらうことになった。
そしてまず、「貴男は今、誰かお付き合いしてる女性がいますね?」と言ってきた。
何も話してないのによく分かったなぁとか思っていたら、「その人とは今すぐにでも別れた方が良い」と言ってきた。
……勿論僕は不機嫌になり、その日はさっさと帰った。
しかし、男女の関係は何が起こるか分からず、結局喧嘩が原因でAさんと別れることになった。
それから半年程たったある日、休みの日にTVを見ていたら近くの遊園地の近くで交通事故があったとニュースが流れていた。
何気なく見ていたが、事故にあったのがAさんとB、そしてCの3人だと知り、愕然とした。
……即死だったらしい。
職場に行っても、もう3人には会えないと思うと、いつの間にか涙が流れていた。
そしてそれを見つけた母になだめられながら、こんな話を聞いた。
あの占い師が、後日母に電話してきた時に、こう言ったらしいのだ。
「息子さんねぇ、今付き合っている人と一緒に居ると、未来が見えないのよ。だから、本当に別れなきゃまずいわよ」
……僕の頭の中に、ある言葉が思い出されてきた。
A「今度さ、私達とBとCでダブルデートしようよ。場所は、んー、遊園地なんかいいかも。私絶叫マシーンとか大好きだしさ。今はまだ無理だから、半年後ぐらいに」
とある老人ホームに就職して2年目の夏。
時刻は13時半くらいで僕と先輩のMさんでオムツ交換をしていた。
すると130号室から風鈴の音が聞こえてきた。
Mさんが「風鈴の音だ。いいねえ。夏だね」とかわいらしく言ってきたので、僕が
「どうします? 『しかしそこには風鈴なんてなかった(不気味な低い声で)』だったら(笑)」
と怖がらせた。
すると、Mさんが「やめてよ〜」と怖がるので、僕は「冗談ですよ(笑)」と言って130号室に入ると、
そこには本当に風鈴はなかった!
さっきまで聞こえてた風鈴の音が扉を開けたとたんパッタリと止み、しかも異様に寒い空間で違和感を感じた。
クーラーをかけていないのにだ。冬場みたいだった。
普通130号室から風鈴の音が聞こえるなら、扉を開けた途端、風鈴の音は大きくなるはずだ。
なのに、カセットテープの音がブッツリ切れたようにピタッと音が止んだのだ。
130号室での出来事はMさんに言いたかったがあえて言わなかった。
怖がりだし本気で怒られそうだからだ。
誰にもその事は言わなかったがKさんという違う先輩も、
「130号室がたまに気持ち悪いんだよね。夏なのに異様に寒かったりして」
とある時言っていた。
あの風鈴、寒さは何だったのでしょうか?
時刻は13時半くらいで僕と先輩のMさんでオムツ交換をしていた。
すると130号室から風鈴の音が聞こえてきた。
Mさんが「風鈴の音だ。いいねえ。夏だね」とかわいらしく言ってきたので、僕が
「どうします? 『しかしそこには風鈴なんてなかった(不気味な低い声で)』だったら(笑)」
と怖がらせた。
すると、Mさんが「やめてよ〜」と怖がるので、僕は「冗談ですよ(笑)」と言って130号室に入ると、
そこには本当に風鈴はなかった!
さっきまで聞こえてた風鈴の音が扉を開けたとたんパッタリと止み、しかも異様に寒い空間で違和感を感じた。
クーラーをかけていないのにだ。冬場みたいだった。
普通130号室から風鈴の音が聞こえるなら、扉を開けた途端、風鈴の音は大きくなるはずだ。
なのに、カセットテープの音がブッツリ切れたようにピタッと音が止んだのだ。
130号室での出来事はMさんに言いたかったがあえて言わなかった。
怖がりだし本気で怒られそうだからだ。
誰にもその事は言わなかったがKさんという違う先輩も、
「130号室がたまに気持ち悪いんだよね。夏なのに異様に寒かったりして」
とある時言っていた。
あの風鈴、寒さは何だったのでしょうか?
私が小学3年の時に引っ越しした家なのですが1ルームの小さい部屋なんです。
そして一つ気になることがあったのですがベランダにお札が貼ってありました。
その家のちょうど裏手にお墓があるんですが、私は霊感がないので幽霊なんか信じていませんでした。
母親は霊感があり、はっきり霊が見える程霊感が強い人です。
ある夜中、私は先に寝ていたのですが母親は友達と電話をしていた時です。
私も母親が電話していたのは知っていたのでうっすら半目で天井を見ていました。
そして! いきなりベランダのドアが
『バァァァアンッ!!』
と開いたのです!!
母親が、
『ハヨ閉めろ!! 入ってくる!!』
と言われたのでバッと閉めました。本当に焦りました。
母親と私しかいないのにいきなりドアが開いたのはあとに母親に聞いたら、
『あれはな、隣がお墓やからたまにドアをあけて入ってきよんねん』
と。
私が毎日寝ている間いつも開くらしいです。
もうその家からは引っ越したのですが今でも霊が入って来るかはさだかではありません。
そして一つ気になることがあったのですがベランダにお札が貼ってありました。
その家のちょうど裏手にお墓があるんですが、私は霊感がないので幽霊なんか信じていませんでした。
母親は霊感があり、はっきり霊が見える程霊感が強い人です。
ある夜中、私は先に寝ていたのですが母親は友達と電話をしていた時です。
私も母親が電話していたのは知っていたのでうっすら半目で天井を見ていました。
そして! いきなりベランダのドアが
『バァァァアンッ!!』
と開いたのです!!
母親が、
『ハヨ閉めろ!! 入ってくる!!』
と言われたのでバッと閉めました。本当に焦りました。
母親と私しかいないのにいきなりドアが開いたのはあとに母親に聞いたら、
『あれはな、隣がお墓やからたまにドアをあけて入ってきよんねん』
と。
私が毎日寝ている間いつも開くらしいです。
もうその家からは引っ越したのですが今でも霊が入って来るかはさだかではありません。
これ、北海道でわりと有名な話し。
湧別にある廃墟の村、そこにまだある廃墟の病院。
その病院は他に何もない道路沿いの林の中に「ポツン」とある。
肝試しに行って最初に感じるのはその病院の立地条件の矛盾である。
先に述べたように、道路沿いと言っても林の中にその病院はあり、車では病院の前まで入る事はできない。
そう、林が切り開かれていないのである。
救急車が近寄る事も出来ない病院。
訪れれば分かるのだが、「この病院、どうやって建てたの?」そして「なんの為の病院だったの?」って話になる。
十数年前、俺の彼女の先輩にあたる人が、男女二人づつの四人(A男とA子、B男とB子)で肝試しにこの病院に訪れた。
手を繋ぎ二組のカップルで上の階から徘徊していた。
これといって特に何事もなく最後の地下の階へと四人は入っていった。
手を繋いだ二組のカップルで地下室を何部屋か徘徊してた時、B子が突然立ち止まり一言。
B子「ねー…、何があっても手を離さないよね? 置いて行ったりしないよね?」
B男「ああ、大丈夫だよ」
B子「……」
B男「どうした?」
B子「…誰かに足を掴まれて動けない」
その瞬間、それぞれの手を振りほどき、B子を置いていちもくさんに地下室を飛び出し、車へ三人で逃げてきてしまった。
この三人はビビりまくって一人のB子を置き去りのまま家へと帰ってしまう。
翌日の朝、A子は両親に昨夜の事を話した。
B子の両親、担任の先生、A男とB男を呼び出し、警察と一緒に昨夜の病院へと向かった。
病院に着き昨夜の出来事を説明しながら地下室へ行こうとするが、階段が見つからない。
そうなんです、この病院に地下室は始めから無かったのです。
このお話しは、B子の事実上の失踪事件として当時は新聞に載ったらしいです。
湧別にある廃墟の村、そこにまだある廃墟の病院。
その病院は他に何もない道路沿いの林の中に「ポツン」とある。
肝試しに行って最初に感じるのはその病院の立地条件の矛盾である。
先に述べたように、道路沿いと言っても林の中にその病院はあり、車では病院の前まで入る事はできない。
そう、林が切り開かれていないのである。
救急車が近寄る事も出来ない病院。
訪れれば分かるのだが、「この病院、どうやって建てたの?」そして「なんの為の病院だったの?」って話になる。
十数年前、俺の彼女の先輩にあたる人が、男女二人づつの四人(A男とA子、B男とB子)で肝試しにこの病院に訪れた。
手を繋ぎ二組のカップルで上の階から徘徊していた。
これといって特に何事もなく最後の地下の階へと四人は入っていった。
手を繋いだ二組のカップルで地下室を何部屋か徘徊してた時、B子が突然立ち止まり一言。
B子「ねー…、何があっても手を離さないよね? 置いて行ったりしないよね?」
B男「ああ、大丈夫だよ」
B子「……」
B男「どうした?」
B子「…誰かに足を掴まれて動けない」
その瞬間、それぞれの手を振りほどき、B子を置いていちもくさんに地下室を飛び出し、車へ三人で逃げてきてしまった。
この三人はビビりまくって一人のB子を置き去りのまま家へと帰ってしまう。
翌日の朝、A子は両親に昨夜の事を話した。
B子の両親、担任の先生、A男とB男を呼び出し、警察と一緒に昨夜の病院へと向かった。
病院に着き昨夜の出来事を説明しながら地下室へ行こうとするが、階段が見つからない。
そうなんです、この病院に地下室は始めから無かったのです。
このお話しは、B子の事実上の失踪事件として当時は新聞に載ったらしいです。
横浜に住んでいた従兄弟がさ、実家(茨城県)の近くに、中古の住宅を買ったんだよね。
従兄弟は自営業をしててさ、俺は横浜に住んでた頃から手伝いに行ってたんだ。
茨城に引越しても、仕事の手伝いには行ってたんだ。
もちろん俺の家は千葉だから、泊まりなんだけどね。
そしたら、その家にはシングルベッドとロッキングチェアが何の理由か? 置いてあったんだ。
従兄弟は邪魔になるから、棄ててしまうと言うので、何の考えもなく貰って来た。
暫くして、そのベッドで寝ていたら、誰かに凄い力で引っ張られ、寝ていた向きとは逆にされた感じで目が醒めた。
普通に寝ていた、少しホッとした。
それはすぐに恐怖に変わった。
例のベッドの足元にある、ロッキングチェアの辺りに何かの気配が感じるからだ。
断わっておくが、俺には霊感など全然ない。と思う。
暗闇の中眼を凝らしても、何も見えない。
と、そのうちに、足元から重くなって来た。
俺の体の上を、え体の知れないモノが上がってくる。
体は金縛りで動かない。もちろん声も出ない。
胸の上でずしっと止まり、首を絞められているのか、苦しい。
以前金縛りにあった時は、ナムアミダブツ、と唱えたらスウッと楽になったので、同じ様に念仏を唱えてみた。ダメだった。
金縛りにあっている時って、時間が長く感じる。
しまいには、腹立って来たので、しつこいんだよコノヤローって口で言いながら、両手に力を入れて振り払ったら、スッと楽になった。
安心したのか、そのまま寝てしまった。
その後、従兄弟に会った時に、金縛りの話しをした。
意外に驚いてはいなかった。従兄弟は言った。
まだ横浜に住んでいた頃、実家に用事があったので買った家の写真を撮って帰った。
暫くして、写真が出来てびっくりしたそうな。
二階家全体を写した写真には、ベッドとロッキングチェアの置いてあった、二階の部屋の誰もいないはずの窓に、横向きの女の人の顔が写っていたらしい。
残念? ながら、従兄弟は写真をなくなってしまったと言って、俺には見せてくれなかった。
その後、ベッドもロッキングチェアも処分した。
従兄弟は自営業をしててさ、俺は横浜に住んでた頃から手伝いに行ってたんだ。
茨城に引越しても、仕事の手伝いには行ってたんだ。
もちろん俺の家は千葉だから、泊まりなんだけどね。
そしたら、その家にはシングルベッドとロッキングチェアが何の理由か? 置いてあったんだ。
従兄弟は邪魔になるから、棄ててしまうと言うので、何の考えもなく貰って来た。
暫くして、そのベッドで寝ていたら、誰かに凄い力で引っ張られ、寝ていた向きとは逆にされた感じで目が醒めた。
普通に寝ていた、少しホッとした。
それはすぐに恐怖に変わった。
例のベッドの足元にある、ロッキングチェアの辺りに何かの気配が感じるからだ。
断わっておくが、俺には霊感など全然ない。と思う。
暗闇の中眼を凝らしても、何も見えない。
と、そのうちに、足元から重くなって来た。
俺の体の上を、え体の知れないモノが上がってくる。
体は金縛りで動かない。もちろん声も出ない。
胸の上でずしっと止まり、首を絞められているのか、苦しい。
以前金縛りにあった時は、ナムアミダブツ、と唱えたらスウッと楽になったので、同じ様に念仏を唱えてみた。ダメだった。
金縛りにあっている時って、時間が長く感じる。
しまいには、腹立って来たので、しつこいんだよコノヤローって口で言いながら、両手に力を入れて振り払ったら、スッと楽になった。
安心したのか、そのまま寝てしまった。
その後、従兄弟に会った時に、金縛りの話しをした。
意外に驚いてはいなかった。従兄弟は言った。
まだ横浜に住んでいた頃、実家に用事があったので買った家の写真を撮って帰った。
暫くして、写真が出来てびっくりしたそうな。
二階家全体を写した写真には、ベッドとロッキングチェアの置いてあった、二階の部屋の誰もいないはずの窓に、横向きの女の人の顔が写っていたらしい。
残念? ながら、従兄弟は写真をなくなってしまったと言って、俺には見せてくれなかった。
その後、ベッドもロッキングチェアも処分した。
Aは塾帰りに少しのんびりしながら帰ろうと、いつもよりかなり遠回りに帰りました。
少し歩いていると、前で小1ぐらいの子供が三人で遊んでいました。
こんな時間にこんなちっちゃい子供が何で遊んでいるんだ? とAは思いましたが、気にせず通り過ぎようとしました。
するとちっちゃい子供達がAに気づき、近寄ってきました。
しかしAは見てしまいました…Aが子供達の顔を見ると、真っ青を通り越すほどすごい青ざめていて、みんな両目がつぶれていました。
つぶれているというのも今この瞬間ペンみたいなもので押しつぶしたようになっていました。
Aは即叫びたかったし、超走って逃げたかったのですが、みんなつかんで離しません。
小さい子供達は、
「だるまさんが転んだで勝ったら帰っていいよ。負けたら…シンデイイヨ…」
Aはすごい勢いで走ろうとしましたが、足が動きません。
子供達がしがみついてたからです。
Aは適当に全員動いたことにしよう! と考えながらゲームスタート。
二人ははじめの一歩を使い、一人は使いませんでした。
Aは二人をすぐに適当に動いたことにしましたが、一人は夜だったので、見失ってしまい、探し出したのですが、あと一歩近づいてたらやられてたぐらい危ないところで見つけました。
そして適当にまた動いたことにしようと口を開こうとしたそのとき、少年が不気味に笑いながら言いました。
はじめのいーっぽ
少し歩いていると、前で小1ぐらいの子供が三人で遊んでいました。
こんな時間にこんなちっちゃい子供が何で遊んでいるんだ? とAは思いましたが、気にせず通り過ぎようとしました。
するとちっちゃい子供達がAに気づき、近寄ってきました。
しかしAは見てしまいました…Aが子供達の顔を見ると、真っ青を通り越すほどすごい青ざめていて、みんな両目がつぶれていました。
つぶれているというのも今この瞬間ペンみたいなもので押しつぶしたようになっていました。
Aは即叫びたかったし、超走って逃げたかったのですが、みんなつかんで離しません。
小さい子供達は、
「だるまさんが転んだで勝ったら帰っていいよ。負けたら…シンデイイヨ…」
Aはすごい勢いで走ろうとしましたが、足が動きません。
子供達がしがみついてたからです。
Aは適当に全員動いたことにしよう! と考えながらゲームスタート。
二人ははじめの一歩を使い、一人は使いませんでした。
Aは二人をすぐに適当に動いたことにしましたが、一人は夜だったので、見失ってしまい、探し出したのですが、あと一歩近づいてたらやられてたぐらい危ないところで見つけました。
そして適当にまた動いたことにしようと口を開こうとしたそのとき、少年が不気味に笑いながら言いました。
はじめのいーっぽ
母姉妹の父は仕事が出来人望がある等で、仕事場では男女共に人気がある人でした。
それは、結婚してからも変わらず、女性から食事に誘われることも多々あったそうです。
ですが、父は一度も誘いに乗らず、ずっと母一筋の人でした。
その為、母は仕事場で羨ましがられる事が多かったそうです。
その日の夜は母が珍しく早く帰ってきて、母姉妹は母の布団で一緒に寝ることになりました。
妹と母は先に眠ってしまい、姉(私の母)だけが眠いのに何故か眠れず、じーっと天井を見ていました。
暫く見ていると、姉は天井に違和感を感じ始めました。
隣で寝ている妹を呼ぼうとしたら、急に金縛りになり、声が出ません。
辛うじて動く手で妹の手を掴むと、妹の手を掴んでいる筈なのに、手が床に沈んでいきます。
慌てて床から手を抜こうとしても、完全に手が床に埋まってしまい、全く動けなくなってしまいました。
姉は怖くなり天井を見ないように目を閉じました。
ですが、目を閉じても瞼が透けてるみたいに、天井が見えます。
どうすることも出来ずに天井を見ていると、天井の一部が黒くなっていきます。
姉は何だろうと思い、目を凝らしてみると、黒い部分から長い髪の毛が垂れてきます。
姉は何とか金縛りを解こうとしていると、今度は髪の持ち主であろう、真っ白な女性の顔が出てきて、姉を睨みつけて来ます。
顔が完全に天井から出ると、その女性は目を見開き髪を振り乱し、母に向かってきました。
その時、今まで寝ていた母が突然
「何をしに来た!」
と、女性に怒鳴りつけ、丸めた新聞で女性を叩きつけました。
流石に新聞で叩かれると思わなかったのか、女性は一瞬恨めしそうに母を見て消えました。
次の日帰ってきた父に話すと、仕事場に父を頻繁に食事に誘う女性が居てその人に似ているそうで。
その女性は、母を羨ましがって、生き霊を飛ばし家族に危害を加えようとしたようでした。
生き霊は跳ね返された方に相当な被害が行くそうで、その女性は体調不良か何かで仕事場から居なくなったそうです。
それは、結婚してからも変わらず、女性から食事に誘われることも多々あったそうです。
ですが、父は一度も誘いに乗らず、ずっと母一筋の人でした。
その為、母は仕事場で羨ましがられる事が多かったそうです。
その日の夜は母が珍しく早く帰ってきて、母姉妹は母の布団で一緒に寝ることになりました。
妹と母は先に眠ってしまい、姉(私の母)だけが眠いのに何故か眠れず、じーっと天井を見ていました。
暫く見ていると、姉は天井に違和感を感じ始めました。
隣で寝ている妹を呼ぼうとしたら、急に金縛りになり、声が出ません。
辛うじて動く手で妹の手を掴むと、妹の手を掴んでいる筈なのに、手が床に沈んでいきます。
慌てて床から手を抜こうとしても、完全に手が床に埋まってしまい、全く動けなくなってしまいました。
姉は怖くなり天井を見ないように目を閉じました。
ですが、目を閉じても瞼が透けてるみたいに、天井が見えます。
どうすることも出来ずに天井を見ていると、天井の一部が黒くなっていきます。
姉は何だろうと思い、目を凝らしてみると、黒い部分から長い髪の毛が垂れてきます。
姉は何とか金縛りを解こうとしていると、今度は髪の持ち主であろう、真っ白な女性の顔が出てきて、姉を睨みつけて来ます。
顔が完全に天井から出ると、その女性は目を見開き髪を振り乱し、母に向かってきました。
その時、今まで寝ていた母が突然
「何をしに来た!」
と、女性に怒鳴りつけ、丸めた新聞で女性を叩きつけました。
流石に新聞で叩かれると思わなかったのか、女性は一瞬恨めしそうに母を見て消えました。
次の日帰ってきた父に話すと、仕事場に父を頻繁に食事に誘う女性が居てその人に似ているそうで。
その女性は、母を羨ましがって、生き霊を飛ばし家族に危害を加えようとしたようでした。
生き霊は跳ね返された方に相当な被害が行くそうで、その女性は体調不良か何かで仕事場から居なくなったそうです。
私が通った小学校には、回旋塔という遊具がありました。
支柱の天辺から、鉄製の円盤が鎖で繋がれた円錐型をしており、円盤に掴まって回転速度を上げ、遠心力によって振り回されるという物です。
小学校入学時、他県から引っ越してきたばかりで慣れない環境に戸惑っていた私に、最初に話しかけてきたのはMでした。
教室の窓から校庭を指差し、「回旋塔の横に片足の兵隊さんがいるよね」と。
戦後○十年経ち、見渡した校庭には兵隊などいる訳がないのですが、「回旋塔」を知らなかった為、彼女が何処を見ているのか分からず、「うん」と返事をしてしまいました。
自宅に戻ってから、同じ学校に転入した兄に「回旋塔」について尋ね、兵隊などいない事も確認しましたが、一度肯定してしまった話でもあり、Mもその話を二度と口にしなかった為、蒸し返す事なく、記憶の片隅に留めるままにしていました。
Mは2年生の途中で、別の学校へ転校していきました。
回旋塔は低学年は使用を禁止されていましたが、2年生にもなると教師の目を盗んででも遊びたがる人気の高い遊具の一つでした。
一人が円盤の中に入り、支柱を軸にして円盤を引き寄せ、大きく傾げて高速回転させる「円盤乗り」も禁止されていましたが、危険が大きい程魅力的でもあり、時には円盤を握っていた指を離して怪我をする事はあっても大事には至らなかったようです。
5年生の冬休み明け、回旋塔は鎖で固定され使用禁止になっていました。
担任の説明によると、冬休み中に同学年の男子数名が、回旋塔で円盤乗りをし、投げ出されて大怪我をしたと。
負傷したSは円盤の上に乗った状態で接続部に指を挟まれ、手指のほとんどを切断、残った指もちぎれかけていたとの事でした。
後日担任から、噂に対する厳重注意がありました。
Sが事故を起こした時、回旋塔の上にもう一人顔面が焼け爛れた兵隊が乗っていたという。
Sが学校に戻ってきたのは学年が変わってからでした。
指は全て縫合されたものの、自在に動くまでは戻らないようでした。
支柱の天辺から、鉄製の円盤が鎖で繋がれた円錐型をしており、円盤に掴まって回転速度を上げ、遠心力によって振り回されるという物です。
小学校入学時、他県から引っ越してきたばかりで慣れない環境に戸惑っていた私に、最初に話しかけてきたのはMでした。
教室の窓から校庭を指差し、「回旋塔の横に片足の兵隊さんがいるよね」と。
戦後○十年経ち、見渡した校庭には兵隊などいる訳がないのですが、「回旋塔」を知らなかった為、彼女が何処を見ているのか分からず、「うん」と返事をしてしまいました。
自宅に戻ってから、同じ学校に転入した兄に「回旋塔」について尋ね、兵隊などいない事も確認しましたが、一度肯定してしまった話でもあり、Mもその話を二度と口にしなかった為、蒸し返す事なく、記憶の片隅に留めるままにしていました。
Mは2年生の途中で、別の学校へ転校していきました。
回旋塔は低学年は使用を禁止されていましたが、2年生にもなると教師の目を盗んででも遊びたがる人気の高い遊具の一つでした。
一人が円盤の中に入り、支柱を軸にして円盤を引き寄せ、大きく傾げて高速回転させる「円盤乗り」も禁止されていましたが、危険が大きい程魅力的でもあり、時には円盤を握っていた指を離して怪我をする事はあっても大事には至らなかったようです。
5年生の冬休み明け、回旋塔は鎖で固定され使用禁止になっていました。
担任の説明によると、冬休み中に同学年の男子数名が、回旋塔で円盤乗りをし、投げ出されて大怪我をしたと。
負傷したSは円盤の上に乗った状態で接続部に指を挟まれ、手指のほとんどを切断、残った指もちぎれかけていたとの事でした。
後日担任から、噂に対する厳重注意がありました。
Sが事故を起こした時、回旋塔の上にもう一人顔面が焼け爛れた兵隊が乗っていたという。
Sが学校に戻ってきたのは学年が変わってからでした。
指は全て縫合されたものの、自在に動くまでは戻らないようでした。
黒い塊
大阪のとある町の5年前くらいに潰れたビルがある。
風俗とかが入ってて、有名だった。
先週、友達Aと二人で肝試しに行った。
この季節にって感じだが、酔ってて感覚が麻痺してた。
ビルは、7階建ての結構キレイなとこだった。
前をAが歩いて後ろをついていった。
ガラスを割って侵入すると、すぐ空気の違いに気づいた。
「帰ろか?」
って俺が言うと、
「ヘタレか!!」
って怒られた。
真っ直ぐ進むと階段が見えてきた。
懐中電灯で照らすと5m前ぐらいに黒い塊が落ちてる。
瞬間的にヤバイって感じた。
ゴミやろって事で前に光を向けると、フワッってそれが浮いた。
生首だ。
目があった。髪が長い。目は、黒い穴。
口には、牙みたいに剥き出しの歯。
二人して走って出口を目指した。
ガラス突き破って外に転げ出た。
その時、
「絶対殺す!! 絶対殺す!! 見た奴殺す!! なめやがって!! バカにしやがって!」
ってでかい声で生首が叫んで消えた。
二人共半泣きでAの女ん家にダッシュした。
それから3日後俺もAも右目を失明。
今は、Aが左手を複雑骨折。俺は、昨日、足場から落ちて右足を骨折。
ただの偶然であって欲しいが、毎晩あいつに喰われる夢を見る。
大阪のとある町の5年前くらいに潰れたビルがある。
風俗とかが入ってて、有名だった。
先週、友達Aと二人で肝試しに行った。
この季節にって感じだが、酔ってて感覚が麻痺してた。
ビルは、7階建ての結構キレイなとこだった。
前をAが歩いて後ろをついていった。
ガラスを割って侵入すると、すぐ空気の違いに気づいた。
「帰ろか?」
って俺が言うと、
「ヘタレか!!」
って怒られた。
真っ直ぐ進むと階段が見えてきた。
懐中電灯で照らすと5m前ぐらいに黒い塊が落ちてる。
瞬間的にヤバイって感じた。
ゴミやろって事で前に光を向けると、フワッってそれが浮いた。
生首だ。
目があった。髪が長い。目は、黒い穴。
口には、牙みたいに剥き出しの歯。
二人して走って出口を目指した。
ガラス突き破って外に転げ出た。
その時、
「絶対殺す!! 絶対殺す!! 見た奴殺す!! なめやがって!! バカにしやがって!」
ってでかい声で生首が叫んで消えた。
二人共半泣きでAの女ん家にダッシュした。
それから3日後俺もAも右目を失明。
今は、Aが左手を複雑骨折。俺は、昨日、足場から落ちて右足を骨折。
ただの偶然であって欲しいが、毎晩あいつに喰われる夢を見る。
夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察する。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。
遠くに見える大きな給水タンクとか、酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、 ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。
俺の家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ俺の家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に収めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら「あ、大きな蛾が飛んでるな〜」なんて思っていたら、坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」
と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴は明らかにこっちの存在に気付いているし、俺と目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ。
ドアを閉めて、鍵をかけて「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。
明らかに俺を探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」
って心の中でつぶやきながら、声を潜めて物音を立てないように、リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、ドアをダンダンダンダンダンダン!! って叩いて、チャイムをピンポンピンポン! ピポポン! ピポン!! と鳴らしてくる。
「ウッ、ンーッ! ウッ、ンーッ!」
って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声も止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。
もう二度と夜中に双眼鏡なんか覗かない。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。
遠くに見える大きな給水タンクとか、酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、 ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。
俺の家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ俺の家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に収めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら「あ、大きな蛾が飛んでるな〜」なんて思っていたら、坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」
と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴は明らかにこっちの存在に気付いているし、俺と目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ。
ドアを閉めて、鍵をかけて「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」って怯えていたら、ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。
明らかに俺を探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」
って心の中でつぶやきながら、声を潜めて物音を立てないように、リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、ドアをダンダンダンダンダンダン!! って叩いて、チャイムをピンポンピンポン! ピポポン! ピポン!! と鳴らしてくる。
「ウッ、ンーッ! ウッ、ンーッ!」
って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声も止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。
もう二度と夜中に双眼鏡なんか覗かない。
姉貴のアパートに居候してから1年。
何日か前から寝ると金縛りや知らない男に見下ろされるという変な夢が続き、姉貴に相談したら以下の話を聞かされた。
姉貴のよく遊ぶ友達が霊感? がある人で、よくそういう体験を語っていたらしい。
当時短大に通ってた姉貴は、車を持ってなかったからいつもその友達に車で送ってもらってた。
ある日(今住んでる)アパートの駐車場で姉貴を待っている間暇だったため、友達が車内で自分をケータイで5、6枚撮ったそうだ。
姉貴が来て2人で見ていると、そのウチの2枚だけ、バックの窓ガラスいっぱいに手形が写っていたそうだ。それも大きさ全部違うヤツが。
後日霊能者? の人に聞いた所、どうやらその友達が霊を引き寄せやすい体質で引かれてきたらしい。
しかも、「そのアパート結構集まりやすい所みたい」との事。写メはすぐ消したようだ。
普段そういうの信じてない&冗談なんて言わない姉貴から、
「あんたも見たら間違いなく手形だってわかるよ」
と言われ、俺はその日以来まだ見ぬ霊に怯える日々。
オマケにまだ変夢は続いている。
夢に出てくる男が、だんだん俺の方に近づいてきてるのは気のせいだと思いたい
何日か前から寝ると金縛りや知らない男に見下ろされるという変な夢が続き、姉貴に相談したら以下の話を聞かされた。
姉貴のよく遊ぶ友達が霊感? がある人で、よくそういう体験を語っていたらしい。
当時短大に通ってた姉貴は、車を持ってなかったからいつもその友達に車で送ってもらってた。
ある日(今住んでる)アパートの駐車場で姉貴を待っている間暇だったため、友達が車内で自分をケータイで5、6枚撮ったそうだ。
姉貴が来て2人で見ていると、そのウチの2枚だけ、バックの窓ガラスいっぱいに手形が写っていたそうだ。それも大きさ全部違うヤツが。
後日霊能者? の人に聞いた所、どうやらその友達が霊を引き寄せやすい体質で引かれてきたらしい。
しかも、「そのアパート結構集まりやすい所みたい」との事。写メはすぐ消したようだ。
普段そういうの信じてない&冗談なんて言わない姉貴から、
「あんたも見たら間違いなく手形だってわかるよ」
と言われ、俺はその日以来まだ見ぬ霊に怯える日々。
オマケにまだ変夢は続いている。
夢に出てくる男が、だんだん俺の方に近づいてきてるのは気のせいだと思いたい
何年か前に大学時代の後輩が遊びに来て、その橋を車で通りかかったんです。
地元じゃ有名な心霊スポットだと話すと、何を思ったか車窓から写メを撮りました。
彼は、私に霊感めいたモノがあるのを知っていましたから、撮ったものを見せて、『何か写ってる?』なんて無邪気なもの。
しぶしぶその携帯を手にした直後。
訳のわからない不安感に苛まれ、頭が痛くなってきたんです。楽しくドライブしてたはずなのに。
それに写っていたものは、橋の隅っこから真ん中辺りの往来を撮影したもの。
他と違っていたのは白い帯状のモノが画面中央にあったんです。
今思えば、ワイシャツの袖をすごく近くで撮影したみたいな感じでしたか。
『お願いだから、この画像はすぐ消して! 洒落になんないから!』
とっさに言いました。
後輩はたまたま撮った心霊写メを消すことに不服そうでしたが、私が強く言ったのでその場で消し、何事もなくその日は過ぎました。その日は、ね……。
半月ほど経って、こんな新聞記事が。
『八木山橋で遺体発見』
遺体が見つかった場所は、帯状の白いものが写ったところのちょうど真下だったそうです。
地元じゃ有名な心霊スポットだと話すと、何を思ったか車窓から写メを撮りました。
彼は、私に霊感めいたモノがあるのを知っていましたから、撮ったものを見せて、『何か写ってる?』なんて無邪気なもの。
しぶしぶその携帯を手にした直後。
訳のわからない不安感に苛まれ、頭が痛くなってきたんです。楽しくドライブしてたはずなのに。
それに写っていたものは、橋の隅っこから真ん中辺りの往来を撮影したもの。
他と違っていたのは白い帯状のモノが画面中央にあったんです。
今思えば、ワイシャツの袖をすごく近くで撮影したみたいな感じでしたか。
『お願いだから、この画像はすぐ消して! 洒落になんないから!』
とっさに言いました。
後輩はたまたま撮った心霊写メを消すことに不服そうでしたが、私が強く言ったのでその場で消し、何事もなくその日は過ぎました。その日は、ね……。
半月ほど経って、こんな新聞記事が。
『八木山橋で遺体発見』
遺体が見つかった場所は、帯状の白いものが写ったところのちょうど真下だったそうです。
私はいつも霊が見えるわけではないのですが、たまに見たり、感じたりする時に気がついた事があります。
私は何故だか女性の霊しか見た事がないのです。
過去、一度も男性の霊を見た事がありません。
それに気がついたある日。
いつものように彼氏とドライブし、送ってもらった時、なんでかいつも一瞬、彼氏の車が走り去る時に女の顔が彼氏の横に見えるんです。
初めはきっと幻覚だ…と思い、あまり気にしなかったのですが、それを見る回数が増えてあらためてあれは幻覚ではないんだ…と、ぞっとしました。
今の所、彼にも異常はなく健康無事故ですが…なんかあれを見る度不安になってしまいます。
だって、あの女の顔…鬼みたいに歪んでるんですもん。
私は何故だか女性の霊しか見た事がないのです。
過去、一度も男性の霊を見た事がありません。
それに気がついたある日。
いつものように彼氏とドライブし、送ってもらった時、なんでかいつも一瞬、彼氏の車が走り去る時に女の顔が彼氏の横に見えるんです。
初めはきっと幻覚だ…と思い、あまり気にしなかったのですが、それを見る回数が増えてあらためてあれは幻覚ではないんだ…と、ぞっとしました。
今の所、彼にも異常はなく健康無事故ですが…なんかあれを見る度不安になってしまいます。
だって、あの女の顔…鬼みたいに歪んでるんですもん。
なぜ
この間高校の友人のSが亡くなった。死因は肺癌だった。
それでそいつの葬式に行った話です。
葬式は昼からだったけど手伝いをするために10時頃に向かった。
何事もなく葬式が終わり高校の時の友人たちと飲みに行った。
夜の8時ぐらいだろうか、おれの携帯に電話が鳴った。
だいたい分かると思うがSからである。
S「なんでおれ死んだんだ??」
俺「肺癌やで。たばこの吸いすぎやろ笑」
となぜか冷静なおれ。笑
S「肺癌かぁ。まぁええわ! あっ! Nに言うといて」
俺「なにを??」
S「たぶん連れていくから」
おれはゾクッとした。
その声はさっきまで話しをしていた声とは違い憎しみがこもった声だったから。
俺「なっなにがやねん??」
と聞くもすでに電話が切れていた。
すぐにNにSになにかしたのかと聞いたが全く見当がつかないとのこと。
その一週間後、Nはバイク事故で死亡。
普通のカーブで転倒したそうだ。
ただ不可解なのは内臓がほとんど溶けていたそうだ。
警察は事故死と判断し新聞にも載らなかった。
あとからNと仲の良かった友達に聞いてみると、どうやらNはSを嫌っており、Sが生きてる時に人工呼吸器を切っていたらしい。
当然Sは苦しみ、一言言ったらしい。
「絶対にお前だけは許さない。必ずお前も連れていく。最大の苦しみを与えてやる」と。
Nも言い返した。
「連れていけるもんなら連れてってみろよ」と。
やはりNは連れて行かれたのだろうか。
今は向こうで仲良くやっていてほしいと願っている
この間高校の友人のSが亡くなった。死因は肺癌だった。
それでそいつの葬式に行った話です。
葬式は昼からだったけど手伝いをするために10時頃に向かった。
何事もなく葬式が終わり高校の時の友人たちと飲みに行った。
夜の8時ぐらいだろうか、おれの携帯に電話が鳴った。
だいたい分かると思うがSからである。
S「なんでおれ死んだんだ??」
俺「肺癌やで。たばこの吸いすぎやろ笑」
となぜか冷静なおれ。笑
S「肺癌かぁ。まぁええわ! あっ! Nに言うといて」
俺「なにを??」
S「たぶん連れていくから」
おれはゾクッとした。
その声はさっきまで話しをしていた声とは違い憎しみがこもった声だったから。
俺「なっなにがやねん??」
と聞くもすでに電話が切れていた。
すぐにNにSになにかしたのかと聞いたが全く見当がつかないとのこと。
その一週間後、Nはバイク事故で死亡。
普通のカーブで転倒したそうだ。
ただ不可解なのは内臓がほとんど溶けていたそうだ。
警察は事故死と判断し新聞にも載らなかった。
あとからNと仲の良かった友達に聞いてみると、どうやらNはSを嫌っており、Sが生きてる時に人工呼吸器を切っていたらしい。
当然Sは苦しみ、一言言ったらしい。
「絶対にお前だけは許さない。必ずお前も連れていく。最大の苦しみを与えてやる」と。
Nも言い返した。
「連れていけるもんなら連れてってみろよ」と。
やはりNは連れて行かれたのだろうか。
今は向こうで仲良くやっていてほしいと願っている
廃村の案山子
知り合いの話。
大学の研究室で山に登った時の事。
廃村を見つけたので、そこで一泊することにした。
まともに残っている家屋敷は一つだけで、その前にはかなり広い田圃があった。
田圃は荒れ放題で水も入っておらず、案山子が一つだけ、ぽつんと立っていた。
翌朝、起き出してきた者は田圃を見て唖然とした。
一晩寝ている間に、田圃は見渡すかぎりの案山子で埋め尽くされていた。
どれもぼろぼろで、その数は百を優に超えていたらしい。
帰り道では、その廃村を通らなかったそうだ。
知り合いの話。
大学の研究室で山に登った時の事。
廃村を見つけたので、そこで一泊することにした。
まともに残っている家屋敷は一つだけで、その前にはかなり広い田圃があった。
田圃は荒れ放題で水も入っておらず、案山子が一つだけ、ぽつんと立っていた。
翌朝、起き出してきた者は田圃を見て唖然とした。
一晩寝ている間に、田圃は見渡すかぎりの案山子で埋め尽くされていた。
どれもぼろぼろで、その数は百を優に超えていたらしい。
帰り道では、その廃村を通らなかったそうだ。
寂しい案山子
友人の話。
学生時代、彼が所属していたサークルでのことだ。
キャンプ地の横に廃棄された田圃があり、そこに案山子が一つ残されていた。
彼はテントを設営する前から、その案山子に違和感を感じていたらしい。
そのうちに、違和感の正体が分かった。
どこに行っても、あの案山子は、常に顔を彼の方に向けているのだ。
案山子が動いているらしいことを先輩に訴えると、こう言われたそうだ。
「案山子だって寂しいだろうし、好奇心もあるんだろうさ」
急に拍子抜けして、そのまま最終日まで過ごしてしまったのだという。
友人の話。
学生時代、彼が所属していたサークルでのことだ。
キャンプ地の横に廃棄された田圃があり、そこに案山子が一つ残されていた。
彼はテントを設営する前から、その案山子に違和感を感じていたらしい。
そのうちに、違和感の正体が分かった。
どこに行っても、あの案山子は、常に顔を彼の方に向けているのだ。
案山子が動いているらしいことを先輩に訴えると、こう言われたそうだ。
「案山子だって寂しいだろうし、好奇心もあるんだろうさ」
急に拍子抜けして、そのまま最終日まで過ごしてしまったのだという。
くねる案山子
知り合いの話。
家族で山の高原に遊びに出かけたのだという。
ススキの野原で秋の風を楽しんでいる時、妙なものに気がついた。
原っぱの向こう側に、案山子が一つだけ立っていた。
案山子といっても、全身をくねらせているように動いている。
こんな人里離れた場所に電気はないだろうし、動力は一体何だろう?
そんなことを考えていたそうだ。
子供がいきなり、おーいと言って、その案山子に向かって手を振った。
案山子は、ひょいと手を上げて振り返してきた。
それを見た途端、彼は子供を抱えて車まで走り戻ったそうだ。
知り合いの話。
家族で山の高原に遊びに出かけたのだという。
ススキの野原で秋の風を楽しんでいる時、妙なものに気がついた。
原っぱの向こう側に、案山子が一つだけ立っていた。
案山子といっても、全身をくねらせているように動いている。
こんな人里離れた場所に電気はないだろうし、動力は一体何だろう?
そんなことを考えていたそうだ。
子供がいきなり、おーいと言って、その案山子に向かって手を振った。
案山子は、ひょいと手を上げて振り返してきた。
それを見た途端、彼は子供を抱えて車まで走り戻ったそうだ。
これは、私の先輩に教えてもらった話です。
先輩が小学4年生の頃、近所の小学生で夜集まって肝試しをしようということになったそうです。
そこは田舎で、殺人のような事件も起きないような地域だったので、夜に子どもたちだけで出ていっても親は心配しなかったそうです。
肝試しの内容は、まず高学年の5、6年生の子達が砂で地面に矢印を作ります。
その矢印に沿って皆で歩いて目的地であるお墓の前まで行こうという単純な内容でした。
そして皆でキャーキャー騒ぎながら矢印に沿って歩いて、最後の矢印地点に着いたとき、最初に矢印を見つけた1年生の子が悲鳴を上げました。
矢印が海側を指していたのです。
「どうせわざと私達を怖がらせるために海側に引いたんだろう」
と思った先輩が、6年生の人に聞いてみたが、自分たちはちゃんとお墓の方向に引いたと青ざめた顔で言うのです。
海側に引かれた矢印の先は、自殺の名所の場所だったそうです…。
先輩が小学4年生の頃、近所の小学生で夜集まって肝試しをしようということになったそうです。
そこは田舎で、殺人のような事件も起きないような地域だったので、夜に子どもたちだけで出ていっても親は心配しなかったそうです。
肝試しの内容は、まず高学年の5、6年生の子達が砂で地面に矢印を作ります。
その矢印に沿って皆で歩いて目的地であるお墓の前まで行こうという単純な内容でした。
そして皆でキャーキャー騒ぎながら矢印に沿って歩いて、最後の矢印地点に着いたとき、最初に矢印を見つけた1年生の子が悲鳴を上げました。
矢印が海側を指していたのです。
「どうせわざと私達を怖がらせるために海側に引いたんだろう」
と思った先輩が、6年生の人に聞いてみたが、自分たちはちゃんとお墓の方向に引いたと青ざめた顔で言うのです。
海側に引かれた矢印の先は、自殺の名所の場所だったそうです…。
地方の大学に入学したため、アパートで一人暮らしを始めた俺。
3ヶ月たちようやく一人暮らしに慣れ始めた頃、俺はある悩みを抱えるようになった。
夜眠っていると夜中の3時頃に人の話し声がボソボソと聞こえるのだ。
このため声が気になって寝付けなくなり、毎朝寝不足で大学の講義中ずっと居眠りしてる状態だった。
「ボソ‥ボソ‥ボソ‥」
今日の晩もまた聞こえる。いったい誰だろう?
壁の薄いボロアパートだから隣の人の声かもしれない。
ひょっとして右隣の部屋に住んでる一人暮らしの爺さんかな?
けどあの話し声は何を言ってるか全く分からないものの複数の声が聞こえるし‥左隣は確か空き部屋だったはず‥。
ひょっとして俺の幻聴?
まさか‥、そうだテープレコーダに録ってみよう!
翌朝テープを再生してみるとちゃんと録音されてた、あの話し声が聞こえる。
良かった幻聴じゃなかった。
後日俺はラジオ局の音響関係の仕事をしている叔父にこのことを相談してみた。
叔父はテープの声を機材を使って解析してみると言いテープを借りていった。
それから数日後叔父から電話がかかってきた。
「待たせたな解析結果がでたよ」
「どうでした?」
「どうしたもこうしたもない、あの話し声は10人以上の人間の声みたいだぞ」
「へ?」
「あとおまえの部屋は確か一階だよな?」
「そうですけど、それが何か?」
「あの話し声はおまえの部屋の真下から聞こえてるみたいだぞ」
3ヶ月たちようやく一人暮らしに慣れ始めた頃、俺はある悩みを抱えるようになった。
夜眠っていると夜中の3時頃に人の話し声がボソボソと聞こえるのだ。
このため声が気になって寝付けなくなり、毎朝寝不足で大学の講義中ずっと居眠りしてる状態だった。
「ボソ‥ボソ‥ボソ‥」
今日の晩もまた聞こえる。いったい誰だろう?
壁の薄いボロアパートだから隣の人の声かもしれない。
ひょっとして右隣の部屋に住んでる一人暮らしの爺さんかな?
けどあの話し声は何を言ってるか全く分からないものの複数の声が聞こえるし‥左隣は確か空き部屋だったはず‥。
ひょっとして俺の幻聴?
まさか‥、そうだテープレコーダに録ってみよう!
翌朝テープを再生してみるとちゃんと録音されてた、あの話し声が聞こえる。
良かった幻聴じゃなかった。
後日俺はラジオ局の音響関係の仕事をしている叔父にこのことを相談してみた。
叔父はテープの声を機材を使って解析してみると言いテープを借りていった。
それから数日後叔父から電話がかかってきた。
「待たせたな解析結果がでたよ」
「どうでした?」
「どうしたもこうしたもない、あの話し声は10人以上の人間の声みたいだぞ」
「へ?」
「あとおまえの部屋は確か一階だよな?」
「そうですけど、それが何か?」
「あの話し声はおまえの部屋の真下から聞こえてるみたいだぞ」
友達の話です。
私たちは、学生寮で知り合い、同じ地元ということで今も仲良くしてます。
一昨年の、ちょうど今くらいの頃でした。
用があって彼女の部屋に行くと、さっき非常口から上ってこなかったか? と聞くんです。
非常階段からつづく非常口は普段鍵が掛かっています。
人がやっと通れるような古い非常口にそもそも用はありません。もっともその日はずっと部屋にいましたから、なおさらです。
どしたの? と聞くと、さっき聞いたことないくらい激しく非常口のドアを叩く音がした、というのでした。
話によれば、初めはとんとん、という普通のノックだったらしいのですが、彼女がシカトしていたら、だんだん激しくなったそうで、『手のひらでばんばんばんばん叩いてるみたいな音』に変わったらしいです。
私が来るとぴたりと止んだので、注意したのか、それとも私が犯人かと思ったとのこと。
私らは同じ寮でも別棟でした。
でも外には誰もいなかったし、わざわざ狭いところから入るような物好きもいませんでした。
誰もいなかったと話し、話はそこで終わりましたが彼女の部屋はしばらく、得体の知れないノックに悩んでました。
まぁ、寮の隣が斎場でしたからね。
あの世へ旅立つ人が最期に人恋しくて来たのかも知れません。
そんなときはかならず、出棺間近の霊柩車が止まってましたから。
私たちは、学生寮で知り合い、同じ地元ということで今も仲良くしてます。
一昨年の、ちょうど今くらいの頃でした。
用があって彼女の部屋に行くと、さっき非常口から上ってこなかったか? と聞くんです。
非常階段からつづく非常口は普段鍵が掛かっています。
人がやっと通れるような古い非常口にそもそも用はありません。もっともその日はずっと部屋にいましたから、なおさらです。
どしたの? と聞くと、さっき聞いたことないくらい激しく非常口のドアを叩く音がした、というのでした。
話によれば、初めはとんとん、という普通のノックだったらしいのですが、彼女がシカトしていたら、だんだん激しくなったそうで、『手のひらでばんばんばんばん叩いてるみたいな音』に変わったらしいです。
私が来るとぴたりと止んだので、注意したのか、それとも私が犯人かと思ったとのこと。
私らは同じ寮でも別棟でした。
でも外には誰もいなかったし、わざわざ狭いところから入るような物好きもいませんでした。
誰もいなかったと話し、話はそこで終わりましたが彼女の部屋はしばらく、得体の知れないノックに悩んでました。
まぁ、寮の隣が斎場でしたからね。
あの世へ旅立つ人が最期に人恋しくて来たのかも知れません。
そんなときはかならず、出棺間近の霊柩車が止まってましたから。
伯父から聞いた話しです。
今から、60年程前当時母親の家族は、九州の山深い所に住んでいました。
伯父さんは線路の補修や点検をする仕事をしていて、その夏のある日も早朝に駅から出発し、線路を歩いて仕事をこなしながら、山の中の鉄橋辺りまで来た時には、昼時になっていたそうです。
線路脇に腰掛けて、休んでいると、来た道とは反対側から何かもやっとした人がこちらに向かって線路を歩いてくるのが、見えました。
伯父はとっさに、物の怪の気配を感じ身構えたそうです。
ですが、体が動かずにただこちらに向かって来るものを見つめるしか出来ずにいると、それは、綺麗な若い女の人でした。
伯父に向かって、おいで、おいでをしながら、近づいて来ます。
でも此処は山の上の鉄橋です。
伯父は、来るな! と、一喝すると、体が楽になり、慌てて来た道を、後ろを振り返ることなく引き返したそうです。
あの時握り飯を食べていたので狐が握り飯を欲しくて、若い女に姿を変えて、伯父の目の前に現れたんだろう、と。
屈強な大男の、まだ十八、九だった伯父さんは、その妖艶な女の姿に、思わず近くに行きたいと思ったそうですが、我に返って考えたら、山の上の鉄橋を命綱も掛けずに、歩ける場所ではない事。眼下は谷間が見えないほどの、高さの所だったのだから…。
もし、近くに行っていたら、生きて帰れなかった、と、話してくれました。
母の家族は、狐と関わった話が、幾つも有り、そのうちの一つの話です…。
今から、60年程前当時母親の家族は、九州の山深い所に住んでいました。
伯父さんは線路の補修や点検をする仕事をしていて、その夏のある日も早朝に駅から出発し、線路を歩いて仕事をこなしながら、山の中の鉄橋辺りまで来た時には、昼時になっていたそうです。
線路脇に腰掛けて、休んでいると、来た道とは反対側から何かもやっとした人がこちらに向かって線路を歩いてくるのが、見えました。
伯父はとっさに、物の怪の気配を感じ身構えたそうです。
ですが、体が動かずにただこちらに向かって来るものを見つめるしか出来ずにいると、それは、綺麗な若い女の人でした。
伯父に向かって、おいで、おいでをしながら、近づいて来ます。
でも此処は山の上の鉄橋です。
伯父は、来るな! と、一喝すると、体が楽になり、慌てて来た道を、後ろを振り返ることなく引き返したそうです。
あの時握り飯を食べていたので狐が握り飯を欲しくて、若い女に姿を変えて、伯父の目の前に現れたんだろう、と。
屈強な大男の、まだ十八、九だった伯父さんは、その妖艶な女の姿に、思わず近くに行きたいと思ったそうですが、我に返って考えたら、山の上の鉄橋を命綱も掛けずに、歩ける場所ではない事。眼下は谷間が見えないほどの、高さの所だったのだから…。
もし、近くに行っていたら、生きて帰れなかった、と、話してくれました。
母の家族は、狐と関わった話が、幾つも有り、そのうちの一つの話です…。
これは、僕の両親が体験した話です。
僕が生まれる前、両親は友達夫婦と一緒に旅行に行ったそうです。
その帰り、あるトンネルを通ることになったそうです。
なんのいわくもないこの真夜中のトンネルで事件は起きました。
トンネルに入ってしばらくすると、急に車がエンストを起こし止まってしまいました。
何度かエンジンをつけたり消したりを繰り返していると、なんとか直ったそうです。
そのとき、友達夫婦の夫(A)が「ヒッ」と声をあげた後、両親達に言いました。
A「お前ら、絶対後ろ向くなよ」
父は嘘らしいと苦笑しながらバックミラーを見たそうです。
後ろの窓に女の人が逆さになって張り付いていたそうです。
親父はビビり、大急ぎで車を発進させました。
そして、あともう少しでトンネルを抜ける。というところで、ふと横が気になり見たそうです。
逆さの女が今度は、横に張り付いていたんです。
父は、叫びながらエンジン全開で近くのファミレスに逃げ込んだそうです。
心を落ち着かせ。車に戻ろうと、席を立ち車を見てみると、あの女、車に乗っていたそうです。
僕が生まれる前、両親は友達夫婦と一緒に旅行に行ったそうです。
その帰り、あるトンネルを通ることになったそうです。
なんのいわくもないこの真夜中のトンネルで事件は起きました。
トンネルに入ってしばらくすると、急に車がエンストを起こし止まってしまいました。
何度かエンジンをつけたり消したりを繰り返していると、なんとか直ったそうです。
そのとき、友達夫婦の夫(A)が「ヒッ」と声をあげた後、両親達に言いました。
A「お前ら、絶対後ろ向くなよ」
父は嘘らしいと苦笑しながらバックミラーを見たそうです。
後ろの窓に女の人が逆さになって張り付いていたそうです。
親父はビビり、大急ぎで車を発進させました。
そして、あともう少しでトンネルを抜ける。というところで、ふと横が気になり見たそうです。
逆さの女が今度は、横に張り付いていたんです。
父は、叫びながらエンジン全開で近くのファミレスに逃げ込んだそうです。
心を落ち着かせ。車に戻ろうと、席を立ち車を見てみると、あの女、車に乗っていたそうです。
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高校生のA君が朝登校している時、制服の胸のポケットが気になった。
手を突っ込んでみると、封筒が入っていた。
差出人の名前がU子と書いてある。U子とは同じクラスでA君の彼女だった。
封筒の中に赤いお守りが入っていた。
「U子のやつ何でこんなものを?」
教室に着くとA君はU子に尋ねた。
「このお守りは何?」
ところがU子はそんなお守りは知らないと答えた。
誰のイタズラだろう? A君は奇妙に思った。
「それってもしかして幸せを呼ぶお守りかも」
横からU子の親友のB子が言った。
「強く幸せを願う人のところに、いつの間にか舞い込む赤いお守りで、中には白い紙が入ってるの。その紙に願い事を書くと何でも叶うのよ。でもその紙を取り出してもう一度見てしまうと…」
見てしまうとどうなるの? A君がB子に言った。
「祟りがあるそうなのよ」
B子が少し不安そうに答えた。
今そういうお守りの噂があるらしいのだ。
ただの都市伝説だろう、A君は思った。
昼休みにA君とU子は校舎の隅でお守りを開けてみた。
すると白い紙が本当に出てきた。
A君はボールペンで白い紙にこう書いた。
「U子とずっと仲良くやれますように」
U子の顔が少し赤くなった。
2日後、A君が死んだ。
深夜、歩道橋から飛び降り次々に車に跳ねられて即死だった。
U子はA君が自殺したとはどうしても思えなかった。
「もしかしたら、A君はお守りの中を見てしまったのでは?」
U子はA君の自宅に行き部屋に通してもらった。
A君の部屋は以前来た時と何も変わっていなかった。
机の隅にあの赤いお守りが置いてあった。
U子は恐る恐る中から白い紙を取り出した。
白い紙には真っ赤な字でこう書かれてあった。
『呪』
手を突っ込んでみると、封筒が入っていた。
差出人の名前がU子と書いてある。U子とは同じクラスでA君の彼女だった。
封筒の中に赤いお守りが入っていた。
「U子のやつ何でこんなものを?」
教室に着くとA君はU子に尋ねた。
「このお守りは何?」
ところがU子はそんなお守りは知らないと答えた。
誰のイタズラだろう? A君は奇妙に思った。
「それってもしかして幸せを呼ぶお守りかも」
横からU子の親友のB子が言った。
「強く幸せを願う人のところに、いつの間にか舞い込む赤いお守りで、中には白い紙が入ってるの。その紙に願い事を書くと何でも叶うのよ。でもその紙を取り出してもう一度見てしまうと…」
見てしまうとどうなるの? A君がB子に言った。
「祟りがあるそうなのよ」
B子が少し不安そうに答えた。
今そういうお守りの噂があるらしいのだ。
ただの都市伝説だろう、A君は思った。
昼休みにA君とU子は校舎の隅でお守りを開けてみた。
すると白い紙が本当に出てきた。
A君はボールペンで白い紙にこう書いた。
「U子とずっと仲良くやれますように」
U子の顔が少し赤くなった。
2日後、A君が死んだ。
深夜、歩道橋から飛び降り次々に車に跳ねられて即死だった。
U子はA君が自殺したとはどうしても思えなかった。
「もしかしたら、A君はお守りの中を見てしまったのでは?」
U子はA君の自宅に行き部屋に通してもらった。
A君の部屋は以前来た時と何も変わっていなかった。
机の隅にあの赤いお守りが置いてあった。
U子は恐る恐る中から白い紙を取り出した。
白い紙には真っ赤な字でこう書かれてあった。
『呪』
この間、久々に悪夢を見ました。
自分は墓場にいて遠くに坂があり、その坂をお婆さんが上ってたんです。
私はとっさにヤバい、と感じて走って逃げたんです(お婆さんはまだ坂を上ってる)。
そして、なぜかもう駄目だと思ってうつぶせになって隠れてたんです。
すると、さっきまで遠くにいたはずのお婆さんがそこまで来てるのです。
そして、お婆さんは私に寄って来て―
「ハアハア。夢か…」
私は汗びっしょりでした。
そして、ふと天井を見ると髪の長い女(顔と手だけ。天井に埋まってる感じ)がいたのです。
とたんに金縛りにあい、女が私に近付いてきて口を開けようとするのです。
私は必死に抵抗しました、女は私の口から入り込もうとしていたのです。
強い力でこじ開けようとしましたが、私も「入られたら何をされるかわからない」と思い、抵抗しました。
結局、私は女に粘り勝ちし何とかとり憑かれませんでした。
今でもあの女が入っていたらと思うとぞっとします。
あの憤怒の形相が忘れられません。
自分は墓場にいて遠くに坂があり、その坂をお婆さんが上ってたんです。
私はとっさにヤバい、と感じて走って逃げたんです(お婆さんはまだ坂を上ってる)。
そして、なぜかもう駄目だと思ってうつぶせになって隠れてたんです。
すると、さっきまで遠くにいたはずのお婆さんがそこまで来てるのです。
そして、お婆さんは私に寄って来て―
「ハアハア。夢か…」
私は汗びっしょりでした。
そして、ふと天井を見ると髪の長い女(顔と手だけ。天井に埋まってる感じ)がいたのです。
とたんに金縛りにあい、女が私に近付いてきて口を開けようとするのです。
私は必死に抵抗しました、女は私の口から入り込もうとしていたのです。
強い力でこじ開けようとしましたが、私も「入られたら何をされるかわからない」と思い、抵抗しました。
結局、私は女に粘り勝ちし何とかとり憑かれませんでした。
今でもあの女が入っていたらと思うとぞっとします。
あの憤怒の形相が忘れられません。
いわゆる「いわくつきの家」というものが出来上がっていく現場を見ていた。
最初、そこにあったのは普通の家で、住んでいたのは普通の家族だった。旦那、妻、長女、長男の4人家族だった。
旦那は仕事を独立してから羽振りも良くなり、中古で買ったボロい家を事務所兼3階建て鉄筋コンクリートの超豪華な家に建て直した。
建て直してすぐ、まずは子供の様子がおかしくなった。明るく愛想のいい、甘ったれな感じが憎めなかった子供たちが、急に人見知りを始めた。
旦那は家に帰らなくなった。妻は家から出てこなくなった。
旦那は子供たちにせがまれて、犬を飼った。が、1ヶ月で死亡。
その後、犬購入→死亡→犬購入を繰り返す。病死もあったが、ほとんどは虐待死だった。
半年で8匹の犬が死んだ。
その2ヶ月後に妻が死亡。
葬式が済んで、四十九日が過ぎる前に残った家族が失踪した。
家を建て直して1年目の事だった。
その後、新築同様&立地条件の良さに惹かれて何家族かがその家を購入したものの一家離散、死別などですぐに持ち主が変わってしまう。
母が「あの家の中を見たけど、廊下が変な形だから溜まりやすいのよね…」と呟いていた。
最初、そこにあったのは普通の家で、住んでいたのは普通の家族だった。旦那、妻、長女、長男の4人家族だった。
旦那は仕事を独立してから羽振りも良くなり、中古で買ったボロい家を事務所兼3階建て鉄筋コンクリートの超豪華な家に建て直した。
建て直してすぐ、まずは子供の様子がおかしくなった。明るく愛想のいい、甘ったれな感じが憎めなかった子供たちが、急に人見知りを始めた。
旦那は家に帰らなくなった。妻は家から出てこなくなった。
旦那は子供たちにせがまれて、犬を飼った。が、1ヶ月で死亡。
その後、犬購入→死亡→犬購入を繰り返す。病死もあったが、ほとんどは虐待死だった。
半年で8匹の犬が死んだ。
その2ヶ月後に妻が死亡。
葬式が済んで、四十九日が過ぎる前に残った家族が失踪した。
家を建て直して1年目の事だった。
その後、新築同様&立地条件の良さに惹かれて何家族かがその家を購入したものの一家離散、死別などですぐに持ち主が変わってしまう。
母が「あの家の中を見たけど、廊下が変な形だから溜まりやすいのよね…」と呟いていた。
これは、兄貴の体験した話です。
兄貴は塗装・防水の仕事をしています。
ある日、会社から、大阪市内の閉店した、靴屋へ仕事に行ったらしいです。
中を見ると、全面ガラス張りで遮光する為、青いフィルムを貼っていたそう。
多分、兄貴は、てか俺ら一家は霊感を全く持っていないはずです。
その兄貴が気持ち悪いと思ったらしいです。
で、4人で仕事してたみたいなんですが、会社から、他の現場に2人応援がほしいとの連絡が入る。
兄貴ともう一人の職人を置いて、二人が他の現場に向かった。
仕事をしてると、徐々に右足が痛くなってきたらしいのです。
ですが、現場を放っておくのは、まず無理なので、痛いのを我慢しながら仕事を終わらせたようです。
その夜、友達と夕食の約束があったらしく、出掛けていきました。
その友人は、霊感が鋭いようで、各々、解散後その友人から電話が掛かってきたそうです。
友人「お前、今日、右足痛くない? 多分、俺お前の貰ってるわ…」
兄貴は、ビックリしたそうです。
兄貴は、ふと、もう一人の職人が言っていた事を思い出しました。
職人「何や、この靴屋! 一足位、頂戴しようと思ったのに新しい靴が一足もないやんけ? ズタズタの靴ばっかりや! おまけに右足用の靴が無いしよ!」
これ、関係あるのでしょうか…
兄貴は塗装・防水の仕事をしています。
ある日、会社から、大阪市内の閉店した、靴屋へ仕事に行ったらしいです。
中を見ると、全面ガラス張りで遮光する為、青いフィルムを貼っていたそう。
多分、兄貴は、てか俺ら一家は霊感を全く持っていないはずです。
その兄貴が気持ち悪いと思ったらしいです。
で、4人で仕事してたみたいなんですが、会社から、他の現場に2人応援がほしいとの連絡が入る。
兄貴ともう一人の職人を置いて、二人が他の現場に向かった。
仕事をしてると、徐々に右足が痛くなってきたらしいのです。
ですが、現場を放っておくのは、まず無理なので、痛いのを我慢しながら仕事を終わらせたようです。
その夜、友達と夕食の約束があったらしく、出掛けていきました。
その友人は、霊感が鋭いようで、各々、解散後その友人から電話が掛かってきたそうです。
友人「お前、今日、右足痛くない? 多分、俺お前の貰ってるわ…」
兄貴は、ビックリしたそうです。
兄貴は、ふと、もう一人の職人が言っていた事を思い出しました。
職人「何や、この靴屋! 一足位、頂戴しようと思ったのに新しい靴が一足もないやんけ? ズタズタの靴ばっかりや! おまけに右足用の靴が無いしよ!」
これ、関係あるのでしょうか…
専門学生の頃、仲間内で百物語やったんだよな。
でも実際、百も話が無い。
んで、ネットで「自分的に怖い話」を掻き集めてなんとか百個、怖い話を集めたんだよな。
蝋燭立てんのは、火事になったら恐いから、煙草を、一つ話したら一本吸うって方法で。
んで百話し終わって、百本目の煙草を灰皿に押し付けたら、不完全燃焼でも起こしてたのか、なんか吸殻が燃え上がってさ、女の子ら、ビビッて泣き出したんだよ。
…でも、マジ怖かったのは。窓ガラスが突然割れた事。
いや、公民館だったんだけどさ。同窓会って名目でレンタルして。大会議室でやってたんだ。
窓は押し開くタイプで12枚あって、それが全部一気に割れたんだぜ。
「やっぱ、ネットで他人の話、集めたのは、ズルかったよなぁ」
仲間の一人がそう言ったら…
『そうだ』
って、天井から声がしたんだよ。
何つーか、上からした声なのに、地を這うみたいな声で。
で、何が怖かったって、その『そうだ』って声で、いや別に「怖い声」じゃなかったんだぜ。
なのに、全員気絶したんだよ、俺も。
目覚ましたら、すでに朝で、更に絶叫モンの恐怖が其処に…。
窓、割れてなかったんだよ。なのに、ガラスの破片が部屋中に散らばってて。
俺らガラスの破片の絨毯の上で、寝返り一つ打たずに寝てたんだ。
でも実際、百も話が無い。
んで、ネットで「自分的に怖い話」を掻き集めてなんとか百個、怖い話を集めたんだよな。
蝋燭立てんのは、火事になったら恐いから、煙草を、一つ話したら一本吸うって方法で。
んで百話し終わって、百本目の煙草を灰皿に押し付けたら、不完全燃焼でも起こしてたのか、なんか吸殻が燃え上がってさ、女の子ら、ビビッて泣き出したんだよ。
…でも、マジ怖かったのは。窓ガラスが突然割れた事。
いや、公民館だったんだけどさ。同窓会って名目でレンタルして。大会議室でやってたんだ。
窓は押し開くタイプで12枚あって、それが全部一気に割れたんだぜ。
「やっぱ、ネットで他人の話、集めたのは、ズルかったよなぁ」
仲間の一人がそう言ったら…
『そうだ』
って、天井から声がしたんだよ。
何つーか、上からした声なのに、地を這うみたいな声で。
で、何が怖かったって、その『そうだ』って声で、いや別に「怖い声」じゃなかったんだぜ。
なのに、全員気絶したんだよ、俺も。
目覚ましたら、すでに朝で、更に絶叫モンの恐怖が其処に…。
窓、割れてなかったんだよ。なのに、ガラスの破片が部屋中に散らばってて。
俺らガラスの破片の絨毯の上で、寝返り一つ打たずに寝てたんだ。
私の兄は叔母に似て霊感が強いらしく、様々なモノを見たり聞いたりします。
それは兄と一緒に居ただけでわかる事なのです。
ある年のお盆、親戚の子が遊びに来ました。
その子はまだ3才にもならない幼児で言葉も特定の単語しか話せません。
その子と兄と私で遊んで居ました。
そして兄がその子にお菓子をあげているといきなり
「殺してくれ…」
と低くだけどはっきり呟いたのです。
一緒の出来事で私は驚きました。
その子は女の子なのにその口から聞こえたのは明らかに男性の声だったのですから…。
それから数日後。
兄は高熱が続き、私も体調不良になり大変な思いをしました。
それは兄と一緒に居ただけでわかる事なのです。
ある年のお盆、親戚の子が遊びに来ました。
その子はまだ3才にもならない幼児で言葉も特定の単語しか話せません。
その子と兄と私で遊んで居ました。
そして兄がその子にお菓子をあげているといきなり
「殺してくれ…」
と低くだけどはっきり呟いたのです。
一緒の出来事で私は驚きました。
その子は女の子なのにその口から聞こえたのは明らかに男性の声だったのですから…。
それから数日後。
兄は高熱が続き、私も体調不良になり大変な思いをしました。
私の兄は霊感があるらしく様々な事が自分と自分を取り巻く人に起こる。
ある日兄ととても親しい友人が兄の所に相談しにきた。
内容は携帯が調子悪いとの事で、とても深刻な顔だった。
どんな感じで調子が悪いんだ? と聞けば、携帯を買っても買っても水没したように内側から水が出てくる、と言う内容だった。
そんな馬鹿なと実際に携帯を見るとそこには内側から水を滴らせた真新しい携帯があった。
その時兄と私はその友人の肩に小さな赤ちゃんを見た。
私は寒くて鳥肌が止まらなくてとても恐怖を感じていた。
兄は恐る恐る友人に「お前、子供下ろしてないか…?」と聞いた。
「何言ってんだよ! そんな事あるわけねーじゃん!」
そう憤慨する友人はうちから出ていった。
友人が立ち去った後私達兄妹はその場から暫く動けず、息切れを起こしていた。
後日、友人から電話がきて
「こないだは悪かった。あの後嫁さんに聞いたら、嫁さんが子供下ろしてた」
どうやら妊娠中の奥さんが一度下ろしていたらしくその子が友人に自分の存在を知られたくて出てきたようだ。
兄と会ってから友人の携帯は水が出なくなった。
ある日兄ととても親しい友人が兄の所に相談しにきた。
内容は携帯が調子悪いとの事で、とても深刻な顔だった。
どんな感じで調子が悪いんだ? と聞けば、携帯を買っても買っても水没したように内側から水が出てくる、と言う内容だった。
そんな馬鹿なと実際に携帯を見るとそこには内側から水を滴らせた真新しい携帯があった。
その時兄と私はその友人の肩に小さな赤ちゃんを見た。
私は寒くて鳥肌が止まらなくてとても恐怖を感じていた。
兄は恐る恐る友人に「お前、子供下ろしてないか…?」と聞いた。
「何言ってんだよ! そんな事あるわけねーじゃん!」
そう憤慨する友人はうちから出ていった。
友人が立ち去った後私達兄妹はその場から暫く動けず、息切れを起こしていた。
後日、友人から電話がきて
「こないだは悪かった。あの後嫁さんに聞いたら、嫁さんが子供下ろしてた」
どうやら妊娠中の奥さんが一度下ろしていたらしくその子が友人に自分の存在を知られたくて出てきたようだ。
兄と会ってから友人の携帯は水が出なくなった。
私の兄は霊感があるらしく様々な事が起こる。
ある日出来たばかりの彼女とデートの約束をした。
デートの日兄は体調があまり良くなかった。
彼女を迎えに行こうと車に乗り込むと違和感を覚えた。
誰かが後ろに乗ってる…。
そんな気配を感じたが、デートの待ち合わせ時間が迫っていたため兄は車を出発させた。
しばらく運転しているといきなり窓を白くて細い腕が叩いた。
兄は恐怖を感じて彼女の家に急いだ。
そして何事もなく彼女宅に着いた。
彼女を車に乗せるとデート場所に向かった。
彼女と一緒になってから特に変な事も起こらず、その日は無事終わろうとした。
「じゃあ、今日はありがとう。そういえば○○(兄の名前)君って車でなんか飼ってる? 助手席の後ろでなんか凄い気配? を感じたんだけど…気のせいかな?」
彼女の一言で兄は慌ててミラーを見た。
そこには薄ら笑いを浮かべた女性が座っていた。
ある日出来たばかりの彼女とデートの約束をした。
デートの日兄は体調があまり良くなかった。
彼女を迎えに行こうと車に乗り込むと違和感を覚えた。
誰かが後ろに乗ってる…。
そんな気配を感じたが、デートの待ち合わせ時間が迫っていたため兄は車を出発させた。
しばらく運転しているといきなり窓を白くて細い腕が叩いた。
兄は恐怖を感じて彼女の家に急いだ。
そして何事もなく彼女宅に着いた。
彼女を車に乗せるとデート場所に向かった。
彼女と一緒になってから特に変な事も起こらず、その日は無事終わろうとした。
「じゃあ、今日はありがとう。そういえば○○(兄の名前)君って車でなんか飼ってる? 助手席の後ろでなんか凄い気配? を感じたんだけど…気のせいかな?」
彼女の一言で兄は慌ててミラーを見た。
そこには薄ら笑いを浮かべた女性が座っていた。