1 無名さん

血液型と星座教えて

どっちかでもいいよ
緒方
3 無名さん
B型
4 無名さん
尾形
5 無名さん
備型
6 無名さん
蠍座の女
7 無名さん
正座は苦手な小型
8 無名さん
いいえ私も蠍座の女
9 無名さん
便座
10 無名さん
エビとカニ
11 無名さん
高座
12 無名さん
楽市楽座
13 無名さん
フリーザ
14 無名さん
っょぃ
ピザ
ゴザ
エリザ
18 無名さん
あげ
19 無名さん
あげ
コンビニでアルバイトをしている男がいました。

ある日、店の入り口に一枚の写真が落ちていることに気付き、男は拾って同僚と一緒に見ました。
それは雑木林を背景に赤い鳥居を写しただけのもので、特に気にせず拾得物の保管所に放置しました。

翌日、シフトの時間になっても男は出勤してきませんでした。連絡も無く、携帯に掛けるも電話口にでません。
2〜3日音信不通状態が続き、男の住所を知っていた同僚がそこへ向かいました。

到着し、呼び鈴を鳴らすも返事は無く、どうしたものかと途方に暮れ、なんとなくドアノブを回すと鍵が掛かっていません。
不審に思いつつも同僚はドアを開けて様子を伺うことにしました。

しかし、部屋の中には誰もおらず、諦めて帰ろうと考えたその時、ふと足元に写真を見つけます。
それは先日、店の入り口で男が拾った写真でした。

よく見ると、先日とは違う部分があります。鳥居の左側にニワトリがいるのです。
同僚は勘違いかとも思いましたが、気になったので写真を持ち帰る事にしました。

そして、問題のニワトリの部分を引き伸ばし、そこを凝視した途端、一気に青ざめます。
そのニワトリの足の爪の部分に居なくなった男が苦悶の表情で写っているのです。
以前、出張帰りに妙なもんを見たことがある。
峠越えの最中に、サイドミラーにちらちら変な影が映ってた。

「なんだ?」と思ってそっちを見ると、ひょいっと車の真後ろに回りこむ。
バックミラーを見ても、何も映らない。

今考えると正気じゃないと思うんだが、疲れも溜まってて苛ついたんだと思う。
それが車の真後ろに来た瞬間に思いっきりブレーキをかけたんだ。けど、想像していた音や衝撃はなかった。

思いっきりブレーキ踏むと、シートベルト部分がかなり痛いのな。
前のめりになって、必死で息吸ってた。

すると「ベコッ、ガンッ…ベコッ、ガンッ…」って、車の板金を凹ませて戻す音がした。トランクの所から。
振り返っても、なんもない。音はすでに車の屋根から聞こえていた。

音は、ちょうど人の歩幅くらいの感覚を保って、一定のペースで聞こえる。
その時は、もうひたすら怖かったから、ハンドル抱いてガクガク震えてた。

音は運転席の上を過ぎて、ボンネットのところにいる。
その時、「せめて後姿くらい見てやろう」って思った。

で、恐る恐る顔を上げると、男と目が合っちゃった。

そいつ、歩いてたわけじゃなかった。
腰のところから二つ折りになって、ブリッジ状態で動いてたんだ。
これは私の叔父の話です。
叔父は普段から豪快な人間で霊のたぐいは一切信じない人ですが、特に酒が入るといつも以上に豪快になり、大酒を食らってはいつも大虎になり恐い物無しになってしまう人です。

そんな叔父が例のごとく大酒を食らって正体を無くし終電も無くなってしまったのであたりをふらふらしていた時、大きい方がしたくなり日比谷公園の公衆便所に飛び込んだそうです。

酔っているためしゃがんでいてもふらふらと危ないので前の壁に手をついて用を足していると、誰かが肩を「とんとん」と叩いたそうです。
泥酔している叔父が無視しているとさらに「とんとん」と肩を叩いてきたそうです。

恐いもの無しの叔父はさらに無視していると、

「やめろよ、今大切なところなんだからやめろよ」

と男の声が後ろから聞こえてきたそうです。

大虎の叔父は、

「うるせえな! 人が気持ち良く用を足しているのに邪魔すんな」

と文句を言いながら思いっきり後ろを振り向いたそうです。

するとそこには舌をべろんと出して、目をひん剥いた男が首にロ−プを巻き付けてぶら下がっていたそうです。
叔父の肩に「とんとん」とぶつかっていたのはその男のつま先だったのです。

さすがの叔父も一辺に酔いが覚め、お尻も拭かずに公衆便所から飛び出して交番に駆け込んだそうです。
後に交番の警官に事情を聞くと、首吊り自殺だったそうですが、叔父が発見したときには既に死亡して何時間も経った後だと言われたそうです。
私は自分に霊感なんてないと思ってます。実際そう言った人達と話をしてもなんにも感じられない、と何度か言われました。
ただごくたまに私の周りで不思議な事が起こるのです。

最初に起こったのは幼稚園の時でした。
祖母に連れられ向かった先は親戚の家。幼稚園児の私には大人の話が理解出来ず、外で地面に絵を描いていた。

「お嬢ちゃん」

振り向けば老人とドラム缶に乗った日本人形がいた。
私は気味悪がって家に帰ろうとしたが老人がいきなり人形に火をかけた。

「あ!」

と声を出す頃には人形はブスブスと黒い煙を出して燃え尽きようとしていた。
私は怖くてその場から動けず、人形が燃えるのをただ観ていた。

ふと思い出したかのように回れ右をして家に入った。
怖くて振り向けない。

泣きじゃくりながら祖母に今起こった事を話したが信じて貰えなかった。
それから祖母と二人で外に出てみたけど老人も人形もドラム缶も何も無かった。

あの時見た人形の無表情の顔が今でも忘れられない…。
今から5年程前の夏の夜の話です。
僕は部屋で母と一緒に寝ていました。

当時の僕はおばけや幽霊を信じていて、心霊写真の番組やホラー映画を観た日には必ずビクビクして過ごしていました。
お風呂に入る時も寝る時も怯えてしまうのに、その癖そんな番組が大好きでした。

ちょうどその日も何かの幽霊番組を観た日でした。
僕はなかなか眠れず、布団に入りながら部屋を見渡していました。

すると暑くて目が覚めたのか、母が「窓をもう少し開けて」と言ってきたので、僕は窓を5〜6cm開けました。
そしてもう一度布団につくと母が 「全部開けてとはゆってないのに」と不満げに言いました。

「人に頼んでおいて…」

母に少しムカつきながら再び僕は寝ようとしました。

「………全部??」

僕は少し遅れておかしい事に気がつきました。
窓を見てみると確かに窓は数cmしか開いていません。

母は何をどう見てそんな事を言ったんだろう。
そんな疑問を感じながらもう一度窓を見ると、ほんの一瞬だけ赤ん坊の姿が見えました。

ほんの一瞬。本当に一瞬。しかし気のせいではない。
確かに見た。血塗れの裸の赤ん坊を……。

僕は恐怖を感じました。
寝返りを打ち、僕の方を向いた母を起こそうとすると母が

「おぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
私が中学生の頃、帰る時はいつもお寺を通って帰っていました。

そのお寺にはお墓から少し離れた所にブランコがあります。
そのブランコは誰も乗ることがなく錆び付き、乗る部分の木は腐っていました。

ある日部活が長引き、いつもより遅くなってしまいました。

いつも通りお寺を通っていると、何故かブランコがキィ、キィと動いていました。
きっと近所の子供がさっきまで遊んでいたんだろうと思い、その日は気にすることもなくそのまま通り過ぎました。

それから、次の日もまたその次の日も私が帰る時にブランコは動いていました。
さすがに不審に思い、ある日ブランコを観察してみることにしました。

1分経っても2分経ってもブランコは一定の動きをしています。
もちろんブランコを動かすような風は吹いていません。

急に恐怖を覚えた私は走って家に帰りました。
それからは怖くなり、少し遠回りですがお寺を通らないで帰りました。

高校生になってその事もすっかり忘れてたまたまそのお寺を通る時がありました。
2、3年前とほとんど変わらず、未だにブランコは残っていました。

ブランコを見て私は中学生の時の事を思い出しましたが、今回はブランコに女の子が楽しそうに乗っていました。
内心ホッとしてブランコを通り過ぎると後ろから

「待ってたよ」

と声をかけられ、後ろを振り向くと女の子はいなくなっていました。
ある日一人暮らしをしているAを遊びに誘おうと電話をしましたが

『悪い、女が来てるからさ…』

『じゃしょうがないなぁ、じゃ、またな』

で、その日以来いつAを誘っても同じ答え。

『そんなに女が入り浸ってるのか? Aはそんな男じゃないし…、第一いつ彼女ができたんだ?』

と思い、思い切ってAの部屋を直接訪問してみました。

呼び鈴を押し、Aが出て部屋に入れてくれました。

『最近どうしたんだよ? 女・女って…』

Aが『いや、今日も来てるんだよ。俺がいないと寂しがるからさ…』

Aの部屋はワンルーム、私とAしかいません。

『今日も来てるってお前、誰もいねぇじゃん!』

『いるんだよ、そこに』

と玄関を指差すA。

『はぁ!? 何言ってんの? どこにいるんだよ』

ともう一度玄関のAが指差す下駄箱を見ました。

何か視線を感じる私。

よく見ると、壁と下駄箱の1センチ程の隙間から女性がこちらを覗いているんです。
しかも1センチの大きさではなく普通の大きさの女性が、まるで襖か障子を1センチ程開けてこちらを見ているかのように。

Aは寂しがりのその女の霊が可哀想でしばらくの間一緒にいてやろうと思っていたらしく、その後しばらくしたらその女は来なくなったそうです。
二組のカップルが肝試しに行った。

目的地はもう誰も住んでない団地のようなところ。
そこは地元の肝試しスポットになっている。

で、一組ずつエレベーター(なぜかまだ使える)で最上階まで行って、階段で降りてこようと言う事になった。

まず四人は記念撮影をした。
それから、一組目のカップルがエレベーターで上がっていった。

でもなかなか下りてこない。遅い。おかしい。
そう思った後発のカップルは自分たちも上がって様子を見ようとしてエレベーターを呼んだ。

ドアが開いて乗り込もうとしたら、中で先発カップルが倒れていた。
なにがあったのかは不明。後発カップルは急いで救急車を呼んだ。

彼女の方は既に死んでいた。
彼氏の方は、三日間わけのわからない事を喋って、入院先の病院の屋上から飛び降りて死んだ。

後日、後発だったカップルはそのときに撮影した写真を現像した。
その写真はエレベーターホールで、セルフタイマーで撮影した。後発カップルはエレベーターの前で、先発カップルはエレベーターに乗っていた。

後発カップルは普通に写っていた。
しかしフラッシュをたいたはずなのに、エレベーターの中は真っ暗で、先発カップルは写っていなかった。
会社員に聞いた話。

ダムサイトで弁当を食べた後、柵にもたれてダム湖を眺めていた。
強い陽射しの中、断崖の下の湖面には真っ黒な影が広がっている。

と、聞き慣れない音が聞こえてきた。紙を擦り合わせるような乾いた音。
聞こえると言うより、耳鳴りのように頭の芯に響いて意識を揺さぶる…

「**さん!」

突然、同僚に後ろから呼び掛けられて我に返った。

上半身が覗き込むように断崖の方に乗り出していて、両足が宙に浮いている。
いつのまにか柵を乗り越えようとしていたらしい。

そこで初めて気が付いた。
真昼のこんな時間に、影があんなにも広がるはずが無い…。

慌てて柵を離れようとした時、湖面の影が無数の人型に分かれてサ─ッと散った。
知り合いの話。
仲間三人で夏山を縦走していた時のこと。

開けた場所を選んでテントを張った。
その野営地には、たくさんの白い百合の花が咲いていた。

真夜中、仲間一人が急に起き出したために、他の二人は目を覚まされた。
眠りを邪魔した仲間は、テントの床を這いずり回っていた。

何度呼びかけても返事がなく、やがて芋虫のように這い出ていったという。
開け放たれた入口から、百合の花が一輪ゆっくりと揺れているのが見えた。

二人が続いて外に出て見ると、月光の下で揺れていたのは百合ではなかった。
白く細い手が大地から突き出て、おいでおいでをして招いていた。

這いつくばった仲間を無理矢理テントに連れ戻し、まんじりともせず夜を越した。

翌朝、白い手は跡形もなく消えていた。
誘われた仲間は、昨夜のことをまるで覚えていなかったそうだ。
大学の近くのアパートに実家から越したときの話。

家賃が安いのは、バス停から遠いものだと思っていました。
数週間は何事もなく暮らしていました。

しばらくしてから、朝起きるとカップの位置が動いていたり、玄関の靴がバラバラになることがありました。
まずいと思いつつ、カップがどこにあろうと、割られなければ困らない。

部屋のいる存在を特に気にせず生活をしているうちに、だんだん悪戯が頻発するようになりました。
カーペットがめくれる、いつのまにかリモコンが箪笥の中にある、等。

子供かお前は、などとつっこみを入れたくなるような可愛いものばかり。
僕はなめていました。

ある日の晩、レポートをまとめ終わった僕はベッドに入りました。
ぐーすか眠る夢の中、僕は電車の夢を見ました。

車掌さんがやってきます。

「切符を拝見しまーす」

カチッ。

夢で、切符を切る歯切れのよい音が鳴り続けていました。

目が覚めると、もう朝でした。
寝ぼけ眼で部屋を見回すと、思わず叫びました。

部屋を解約したのは、その日の昼でした。
それは、もう僕にはとうてい悪戯でかたづけられない事件だったのです。

僕が眠る枕の端を、びっしりとホチキスでとめられていたのですから。
これは僕の祖父母の家がある〇岡県の、ある山道での話です。

始まりは今から10数年前と言われています。
その山道を特定の人が通ると必ずといっていいほど出てくるらしいのです。

その山道を深夜〜夜明け前の間に通りかかると視界の端にチラチラと何かが見えてくるのですが、それが何なのか、なぜか確認できないのです。

しかし、そのときに確認しようと横を向いてはいけません。
横を向くと目の辺りが空洞の女が手にした鉈を振り下ろしてくるからです。

車ならまだいいのですが、徒歩やバイクならまず助からないと言われています。
足がとても速く、並大抵のバイクなど簡単に追いつかれてしまうそうです。

その山道は昔、恋人が事故で崖から落ちてしまい、生存したほうは精神が不安定になり、山道の崖から落ちて死んだ事件が実際にあり、女はまだ彼氏が生きていると思い込み、似ている男性を見つけては向こうへ引きずり込んでいると祖父が話してくれました。

みなさんも○岡地方のドライブは気を付けたほうがいいかもしれません。
「お母さんが抱っこ」

そう言って泣いている。

何度も何度も、壊れたCDプレーヤーみたいに同じトーンで小さな女の子独特の甲高い声が深夜のアパートの廊下にこだましていた。

お母さんが抱っこ、お母さんが抱っこ、お母さんが抱っこ、お母さんが抱っこ、お母さんが抱っこ、お母さんが抱っこ、お母さんが抱っこ…。

俺は古い友人と部屋で懐かしい話をしていたのだけれど、女の子があまりにもうるさいので友人は注意してくると部屋を出ていった。
俺は気にもとめずにタバコに火をつけて、未だ響く叫び声を聞いていた。

友人は、「違う階みたいだ」だからめんどうなので諦めたと言いながら戻ってきた。
昔から鈍感なこの友人は本当に幸せ者だと俺は思う。

「ていうかお母さんが抱っこ。って何だよ」

「さあ、抱っこしてほしいんじゃない」

俺は二本目のタバコに火をつけた。
友人はグラビア雑誌を眺めながら、女の子の事をもう忘れ去ってしまったようだ。

ここは古いせいか上や隣からの音がよく聞こえる。特に上の足音がヒドいったらありゃしない。
このアパートは、一階建てのハズなのに。

「お母さんが抱っこ」

そう泣き叫ぶ声は友人が入ってきた時点で止んでいた。

そりゃそうだ。
両足の欠けた女の子は青白い笑顔をしながら、目の前の友人の背中にしっかりとおぶさっているのだから
自転車仲間に聞いた話。

夕暮れ時。林道をMTBで爆走し、小さな湖のほとりで休憩していた。
日没に赤く染まった湖面を眺めていると、妙なものが目に入った。

水際に、黒い蓮の葉のようなものが浮いている。

(黒い蓮の葉なんてあるのか? サイズもアマゾンの大蓮なみに大きいし…)

そんなことを考えながら水を飲んでいた。

と――― 蓮の中央がゆっくりと盛り上がる。最初は耳。次に鼻。口…
長い黒髪の女が水面から姿を現した。

肝を潰して自転車に飛び乗った。全速力で来た道を下る。
麓の駐車場に着いた。一息つく間もなくキャリアに自転車を積み込む。

ふと、下ってきた道の入口に目をやった。全身が凍りつく。

さっきの女がこっちを見ていた。
こんな時間で追いつけるハズがないのに…青白い顔に、そこだけが紅い唇を少し開け、ゆっくりと近づいてくる。

車に乗り込み、猛然とスタートさせた。
国道に出るまで、バックミラーは一度も見なかった。

自宅にたどり着いても震えが止まらなかった。
自転車を玄関から放り込んで鍵を掛ける。

そのまま、友人の家に転がり込んだ。

翌日の昼、友人と一緒に自宅に戻った。
鍵を開けて中の様子を伺ったが、妙な気配は無い。

玄関に放り出しておいた自転車を仕舞おうとしゃがみ込んだ。
前輪のスポークとサスペンションに、長い黒髪が絡みついていた。
3日前のこと、いつものように自分の部屋に行き電気を消してベッドに入った。
この時妙に何か違和感? っぽいものを感じた、何もしてないのに体がだるい。

明日も早い、もう眠ろうと目を閉じた、この時もう一時をまわっていた。
するとなんか右下らへんに何か白っぽいものが見えた、目を開ける、勿論なにも無い、再度目を閉じた。

やはり何か見える、見えるどころか左右に揺れながら近づいてるように見える…。
この時初めてそれが何かわかった、左右に揺れながら近づいている髪が長く白っぽいワンピースの女性だということが…。

とっさに目を開けようとしたが開けられない、こんなことはあり得ない! ニヤニヤしながら近づいてるもうすぐ前まで来てる!
消えろ、消えろ! と念じた、心の底から消えろと念じた、顔が見える寸前で目が開いた!

そして布団の上に長い髪がどっさりあった。
瞬きするのが怖くなった。
友人の話。

彼がヘラブナ釣りにはまり始めた頃のこと。
夜中に無性に竿が振りたくなり、山奥の溜め池へ出かけたのだという。

餌の準備をしていると、向こう岸に誰かが立っているのに気がついた。
月明かりの下で、髪の長い女がこちらをじっと見つめていた。思わず目を見返してしまったのだそうだ。

すると、女は水に向かい歩を進め始めた。
足が水に入っても歩みを止めない。ざぶざぶと水音を立てながら、やがてその姿は完全に水中に没してしまった。

危ないものを見たと直感し、すぐに撤収を始めたという。
片付け終わると、もう一度池の水面を見やった。

いきなり、数メートル前の水面に黒いものが浮かび上がった。
濡れた女の頭だった。

彼女が池の底を歩いてきたことを理解するや否や、彼は猛然と車へ逃げ帰った。

車に乗り込んだ時、バックミラーに歩み寄ってくる影が映った。
即座にエンジンをかけ山を下りたのだという。

真っ直ぐに家に帰る気がせず、明け方までファミレスで時間を潰したそうだ。
彼は二度と夜釣りには行かないと言っている
6階建の雑居ビルで、5階にある、とある会社の支店で働いていました。
スタッフ7〜8人のこぢんまりとした事務所です。

その事務所でいつの頃からか、ドアから男の人が覗いている…トイレから女性や子供の声が聞こえる…といった霊現象が度々目撃されるようになりました。
私も一人で事務所にいる時に、『誰かが室内を歩き回っている気配』をはっきり感じ、事務所内に人がいると思って探し回ってしまった位です。

あまりにそういう話が出るので、従業員のつてで霊能者に来てもらったところ、土地的にも霊の多い場所で、建物の位置としても通り道になっているとの事。

さらに、このビルの6階に入っていた建設会社(当時は空室)の社員が社内イジメにあって、ビルの屋上から飛び下り自殺をし、その彼女まで同じ場所で後追い自殺をしたとの事。
会社に恨みを持って死んだその人が、別の会社にもちょっかいを出しに来ているという話でした。

霊能者が蚊取り線香のような渦巻き状に塩を紙の上に撒いたのですが、誰も触っていないのに翌朝見たらただの盛り塩になっていました。

後日、これらの事情を知らないアルバイトの女の子がそのビルに入る時に駐車場の一部を指さして『何かここが気になるんですよ…』と言うんです。

そりゃそうですよね…
そこで二人死んでるんだから。

結局、霊現象は収まらないまま私は会社を退職したのですが、今でもその霊は室内を歩き回っているのでしょうね。
私の友達が体験した気持ち悪くて怖い体験です。

友達の名前はCちゃんって子で、毎朝ゴミ出しに行くのが習慣でした。
朝早くからゴミ出しをしていた時に、

C「なんか臭い…」

でも、その時は誰か腐った生ごみでも出したのかな? くらいしか思わなかったそうです。

ですがその日から異臭は毎日のようにしました。
Cちゃんは我慢が出来ずに、大家さんに言い一緒に原因を探す事にしました。

ゴミが持っていかれた後なのに隅っこに小さい黒い袋が一つ置かれていたそうです。
Cちゃんはその袋から異臭がするのに気づき、用意してたビニール手袋をつけ中を確認した所…
 
C「……!!!!!!!!」

声にもならない悲鳴で袋を投げ捨てました。
中には髪の毛混じりの部分的な赤黒い肉塊が透明のビニール袋に入ってたそうです。

それだけでも気持ち悪いのですが…Cちゃんが言うには

「業者の方が毎朝ゴミ袋を一つ残らず持っていってたんだって…」

異臭を感じたのもCちゃんだけだったそうです。

それ以来ゴミ捨て場にはあまり近づかないそうです
娘の元同僚A君。
三年前に今の借家を借りて住んで居る。

普段からおとなしい子で青白い子だったらしいが最近更に青白くなって来た。
なんでも住んで居る借家に子供づれの幽霊がいるらしい。

その女性の霊がA君に惚れていて連れて逝きたいのだと。
A君が言うには物が動いていたり、携帯では聞き取れない程のノイズがはいるんだとか。

そこで霊能力のあるZさんに見て貰った。
物が動くのは子供の霊が遊んでいるとか。携帯ノイズは母親霊が電話元で「死ね死ね死ね」と繰り返し言っているために起こる。

A君に御祓いに行く様に話すのだがA君自体が拒否。
周りの人が連れて行こうとするが急に恐怖にかられるそうで、一度などBさんが心配してA君を車に乗せて御祓いに行こうとした。

しかし耐え難い恐怖に負け途中でA君に車から降りて貰ったと言っていた。
Zさんいわく母親霊が邪魔してるんだって。

最後に娘が言った。

「A君もうすぐ死ぬんだって」
私は時々『何か』を見ることがあるのですが1番嫌な気を感じた出来事です。

先日私が会社の若手で飲み会に行ったときの体験なのですが、2軒目にビルの4階にあるバーでの体験です。

たわいもない雑談をしている中で1人が心霊スポットの話を始めました。
それにつられて1人ずつ恐怖体験を話し出したときです。

それまでカッターシャツ1枚でしたが急に悪寒に襲われました。
ガクガクと震えだしコートを羽織だしてから同僚も気付いたのかこの話を止めてくれましたが震えは止まりませんでした。

窓の外を見ると丁度真向かいが古びた病院があり、一番上の階だけ電気が消えていました。
そこから1人の男性がこちらを凝視していたのです。

怖かった。本当に怖かった。
急いでみんなを連れて店を出ましたが、寒気が引きませんでした。
修学旅行での話です。
その日はある旅館に泊まりました。

僕が一番で部屋に着いたので部屋を整理するかと思い、ドアを開けると女性の方がいらっしゃるようで間違えた、と思いすいません、と言って閉めました。

しかし明らかに僕は間違っていませんし、他の友達も来たので、その時既に嫌な予感はしていましたが開けました。
その時にはもう姿はありませんでした。

その後、食事をしたり温泉に入ったりして、いよいよ就寝時間になりました。
僕は不眠症なので大抵起きていました。しかし、突然眠たくなり眠ってしまいました。

そして目が覚めた時、僕は横を向いて寝るクセがあるので最初に壁が見えました。
そしてふと天井を見ると、白い着物を着た女性が身体が浮いた状態で凄い形相で睨んできました。

目をそらす事が出来なくてしばらく目があっていましたが、彼女が消えていきました。
もちろんもう寝れるはずがありません。ずっと起きていました。

その時にバスガイドの方がおっしゃっていたのを思い出しました。

『ここは江戸時代に犯罪者、特に無罪の犯罪者が連れてこられて拷問され、殺されたり、温泉石(温泉水で熱くなっている石)に身体を押し付けられ大火傷を負わされたりしていました。今でもこの人たちは死にきれずにこの旅館に出る事があるそうです。皆さん注意して下さいね』
よく保育園児とか幼稚園児対象のぬりえコンクールってありますよね?
その中の一枚なんです。某駅の改装工事の壁面に、張り出してある中に、赤一色の絵があるんです。

ただただ真っ赤に塗りたくってあるだけなら、『あー、あんまりぬりえが好きじゃないのかもねー、この子』で済むんですが…。
電車の先頭車両のフロントガラスがある部分と、『せんろのわきであそぶとあぶないよ』みたいな文言の脇に立っているツーテールに結った女の子の絵が、水性ペン(赤)でぐちゃぐちゃに塗りたくられているんです。

その絵の女の子が電車にはねられたように、頭から洋服、手指の一本一本に至るまで、縁取りや色を変えることなくただひたすら真っ赤なんです。
鮮やかな赤、赤、赤、………。

他の子供の絵とはまったく違って異様な感じがします。
使っている色が少ないから、というだけでは無いような、無知の怖さとでも言うような…。

単なる子供のぬりえ遊びでしょう。気にするほどのことでは無いかもしれないけれど、それを優秀賞に選んでしまう募集した企業のセンスって…。
かなりブラックなユーモアだなぁと思いました。

それともその子は、もしかしたら、過去にそういうものを見てしまったのかもしれませんね。
この話は僕が高校2年の冬の話です。

僕の行ってた学校は2年生で修学旅行があります。
行き先は毎年、スキーです。

そして修学旅行当日、荷物を詰め込んでバスに乗り込みN県に向かいました。
そして7時間ぐらいでN県に着きました。その日は到着も遅かったのでスキーはありませんでした。

その夜、友達と夜中まで騒いでいて、疲れたので寝ることにしました。
だけどなかなか寝付けません。寝付けないので、窓の外の景色でも見ようと窓を開けて見ていると。

50代ぐらいのおじさんがこっちを見て手招きしてます。
何かな? と思ったけど、気にせずに窓を閉め寝つきました。

そして3泊4日の旅行も終わり帰るとき、バスのバスガイドさんが帰り道N県の怖い話を始めました。
その話は僕たちが行ってたホテルの外に夜な夜な男の幽霊が現れるという話です。

その男は手招きをして、もし返事をしたりその場所に行くと、あの世に連れて行かれるという話でした。

僕はぞくっとしました。
そうです、僕が見たのは幽霊だったのです。

あの時もし返事をしたら、どうなっていたか。
考えただけでも寒気がします。
以前、仲の良い友人と京都に遊びに行ったときのことです。
時に土地勘もなく京都のお寺を回っていると、少し寂しい通りに入った時に、『それ』はそこにいました。

なんと鎧武者がこちら(お寺側)に向かって『ガシャガシャ』と音を立てながら向かってきました。
嫌な雰囲気をまとった『それ』を見てはいけないと私の何かが訴えていたので、下を見ながら進みそのまま通り過ぎようとしました。

ただ友人は全く気付かないまますれ違いそうになったときに、鎧武者はピタッと止まり私に対して『お前…俺が見えるのか』と話しかけてきました。
私は思わず『逃げろ!』と叫び走り出しましたが、友人は訳も分からない様子でした。

それ以来、その友人は時々おかしな言葉(奇声に近い)を発するようになり、ある日突然『行ってきます』とメールが入り広島に行ったそうです。
今でも時々、連絡を取り合いますが怖くて何も聞けません。
この話しは、後輩から聞いた話しです。

随分前だけど、日本坂トンネルで事故がありましたよね。
行きはなんともなかったらしいんだけど、帰り道にトンネルに近付くにつれてだんだんと背中が熱くなって来たそうです。

霊感の強い彼は、これはやばいと思いアクセルを踏み込みトンネルの中に入りました。
背中の熱さはどんどん強くなって来ました。

早くトンネルから出なくちゃと思いながら車のスピードを目一杯上げました。
背中は益々熱くなる一方でした。

やっとトンネルの出口が見えて来たんだけど、そこには、誰もいるはずのない高速道路の中央分離帯なのに。

真っ黒に焼けた人間が数人、彼の車を待っていたように、ずっと彼を覗き込むように見ていたそうです。
真っ黒い顔で目だけが白く、ギョロギョロしていたそうです。

背中の熱さは消えていました。
これは僕が実際に体験した話です。

僕はいつものように実話怪談のゲームを夜の2時にやっていた。
ただただ話を聞くだけのゲームだったので特に恐怖も感じずいつもどおり右耳だけにイヤホンを付けて聞いていた。

しかし20分くらい経ってからイヤホンを付けていない左耳から知らない女の声が聞こえてきた。
初めは気のせいだと思い無視していたがとうとう無視できない状況に陥った。

イヤホンを付けている右耳からは語り手の男の声、しかし左耳から聞こえてくるのは女の声だったのだ。
僕は怖くなりすぐゲームを止めた、そうすると女の声は何事も無かったかのように聞こえなくなった。

それから時々だがタンスの隙間から手がでていたり鏡の後ろに白いワンピースを着た女が立っていたりした。
僕は特に被害があるワケではないので誰にも言わないでいた。

1ヶ月くらい経ったある日、あの時と同じように左耳から声が聞こえてきた。

「これからもずっと見てるからね」

確かにこう聞こえた。
これは私の友人の霊感が強い弟から聞いた話です。

その日友人Kの家族は旅行の帰りだったそうです。
その駅にはあまり人がいなくてホーム全体が見渡せたそうです。

突然Kの弟が一人の男性を見て泣きだしたらしく、理由を聞いても何も答えようとしません。
するとホームにいた誰かが大きな声で「人が跳ねられた!!」と言ったそうです。

その事故を聞きつけてきた周りの野次馬は、飛び込む理由がわからないなどと言っていたそうですが、Kの弟は「違う! 違う!」と首を横に振ってばかりだったそうです。

家に帰ったKの家族が弟に聞くと、Kの弟はこう言ったそうです。
ホームから伸びてくる無数の手に引っ張られていた…と。
私の実家のすぐ近くに踏切があるのですが、久し振りにその踏切を通った時、驚く事に踏切付近は全て分譲住宅地になっておりました。
何故驚く事があるのかと言うと、実はその踏切では自殺者が出ているからです。

私が知っているのでは五年前に起こったものだけですが、以前にも何度か同じ場所で飛び込み自殺があった様で母の知り合いは

『やっぱり吸い込まれるんだよね。あそこにあった畑も少しおかしかったみたいだし』

と言っておりました。

畑と言うのは自殺者が出る場所にあったのですが、どんな対策を取っても畑はいつも水浸しで持ち主は売り払ったそうです。

今まさにその畑の場所には立派な一軒家が建っており、

『よくあんな場所に家建てるよなぁ…私ならどんなに安くても絶対嫌だ』

と思っております。

やはり知らない人ではないと住めないですね。
地元の人は皆知ってるので何となく敬遠してるそうです。
知らぬが仏とはよく言ったものです。

霊感の強い友達がその場所を通った時物凄い嫌な感じがしたそうです。
見るとヤバイ感じのもやが掛かっていたと…。

友達にあの踏切は自殺者が出てるんだよと教えると

『あぁ、やっぱりね。あれヤバイよ。この先まだまだ連れてかれる人いるよ』

と言われた時はゾッとしました…。
これは僕が修学旅行に行った時の話。

クラスの女子が肝試しをしたいと言い出すので先生に無理を言ってついてきてもらった。
先生にはゴール地点まで先に行ってもらい僕はみんなを怪談話で軽くビビらせて遊んでいた。

僕はあんまり怖くなかったので一番怖がっている女子iと一緒に行くことになった。
その子が霊感の強いことを知ったのは後のこと。

僕は少しでも恐怖を和らげてあげようとiを笑わせてあげた。
はじめは笑ってくれていたんですがすぐに顔が強張り泣き出してしまい、僕が困っていると後ろから、

ペタ、ペタ、ペタ、

と足音が聞こえてくる。

おかしい!
明らかに靴を履いていたら出ない音だ!

そう思った僕はiの手をとって後ろを見ないでおもいきり走った。

ゴールまであと少しのところで気づいた。
iはさっきから一言も喋らない。

怖い気持ちを必死に抑えて僕は後ろを向いた。
そこには、痩せ衰えている全身傷だらけの女が手を握っていた。

「ねぇ、いっしょにいこ…」


それからの記憶は無いが、僕は2日後に発見されたらしい。
体には異常は無かったが全身切り傷だらけで倒れていたらしい。iも無事だった。

その後その町の歴史に詳しい人に話を聞くと、そこには昔道に迷って出られなくなり傷だらけの死体で発見された女性がいたそうだ…。
ある夜、先輩(仮にT)は彼女(仮にM)とドライブに出かけたそうです。
もうとっくに12時は過ぎドライブにもそろそろ飽きてきたころ、Tの提案で肝試しをすることになり、近くにあるかなり有名なM公園の塔にのぼることになりました。

M公園は近くに墓地があるは塔から身を投げる人はいるは、で肝試しにはピッタリの場所でした。
公園につき、嫌がるMの手をひきTは、塔に近づいていきました。

M公園は森林公園なので、静寂が恐怖をドンドンあげていく、とMが突然「トイレにいきたい」と言いだし塔の下のトイレの前でMを待つことにしました。
Mがトイレに入って何分もたたないで出てきて、少しTは奇妙に思ったが、肝試しの興奮が勝りMの手をひき塔をのぼりはじめた。

階段は螺旋状になっていて2人の足音が響いてまた恐怖がこみあげてくる。
そうこうしているうちに塔の最上部に辿り着き、夜の町を2人で見下ろしていた。

「なにもでねぇ〜〜なぁ」

と下のトイレを見るとトイレから女が1人出てくる。

「でた!!!!」

と思い驚いてはいたが、よく見ると何か見覚えのある、髪型、服装、、、、、
トイレから出てきたのは、まぎれもなくTの彼女のMだった!!!!

あまりにも不可解な光景に不思議と恐怖に頭が混乱したT。

「じゃあ、この手の人は?」

振り返ったそこには、見知らぬ女。
首は90度に折れ、血だらけの服からは内蔵までも見えた。。

気づいたTを見て発狂したかのように「ハハハはハハハハハハハハハハハハハハは」と塔の最上階から笑いながら落ちていったそうです。

Tは急いでMを連れ逃げ帰ったそうです。
数年前。暴力姑に流産させられて精神的にキていた私。

事故により数か月寝たきりとなった姑の介護を引き受け(舅故人・夫単身赴任)、毎日献身的な「介護」をしたつもりだった。
……いつの間にか「育児」になっていた。

「ちぃちゃん」と、生まれて来る子につけるはずだった名前を呼び、「おいちいよ」と人肌ミルクを飲ませ、「ねんねしよっか」とお昼寝の時は添い寝して子守歌を歌った。
「ちぃちゃん」は常に泣きわめくか怯えていたので、つきっきりで「育児」をした。

結果、一か月で姑はボケてしまい、施設入所となった。
宜野湾市にある、某公園です。
沖縄県の人は、これで分かる位マジヤバい場所です(ちなみに、公園がある市自体が公園の一部にフェンスを張り、命の危険がある為立ち入り禁止て看板を立てる位ハードな場所です)。

去年の8月に大学の友人6人で、そこに行く事にしました。
夜は、マジ怖いので、太陽がガンガンのお昼に行きました。

まず、フェンスを乗り越えた瞬間空気が重たいのを感じて6人一斉に無言になりました。
その時に引き返せば良かったんだけど、みんな可笑しくなってたのか、誰1人帰ろって言葉も無くほとんど無意識な状態で奥に向かって歩き始めたんだけど。

林を抜けて行くと奥には小高い丘があって、丘に向かってセメントで出来た鳥居が5本並んで奥には小さな祠があって、祠に向かって鳥居をくぐって歩いて行くと、確かに鳥居を1本くぐるたびに空気が重く冷たくなって行くのが分かって、頭の何処かではマジヤバいて思うけど、止まらないんだよね。

祠の前に立つと、そばに湧き水があってちょっとした水溜まりが出来てて、いやに太陽が反射してたかな。
夏の沖縄で太陽の下にいるんだけども、汗をかく位暑いのに、その時は汗をかく処が寒く、みんな震えてたな。

みんな無言のまま、頭の何処かではヤバいって分かってるけどそこで動けなくなって、3時間位みんな無言で立ってた。
それ迄は覚えてるけど、気を失ったのか眠ったのか分かんないけど、自分に戻った時は病院のベッド上だった(6人とも)。

親に話を聞くと、6人揃って公園の中をうつむいた状態で歩いてる処を公園管理者が見付けて110番通報してくれたみたいなんだけど、可笑しな事にみんな背中にミミズ腫れして文字が書かれてた。

内容は、コノヨヤウチミヤヌゥテヤビ(沖縄の方言でこの世に未練がないなら、こっちに来なさいと言う意味です)。

一緒に行った友人の1人は、あいまいな記憶だが、祠から、無数のシロボケした手が出てみんなを祠に引っ張ろうとしてる処を見たと話をしていた。
帰り道に赤錆びて穴だらけのベニヤ張りの物置みたいな建物がある。
周りに新築マンションが増えてるからかなり浮いた感じ。
で、ゆうべ遅くに帰ろうとしたら丁度その物置の所でコケてしまった。
思わず手をついたら物置のベニヤを突き破って手首まで入ってしまい、壊したかと思って焦ったんだけど手が抜けない。

抜こうとすると避けたベニヤが手首に刺さる。
擦り傷だらけだし痛いしよく見えないし、ってやってたら、全く人の気配のない向こうから突然手を触られた。

痴漢みたいな触り方で、その時は霊とかより正直貞操の危険を感じて尚更焦る。
しかも向こうの手らしきものがどんどん汗ばんできて力も強くなってくる。

ライターかざそうかと思ったけど穴から目でも見えたらと考えたら怖くて実行出来なかった……。

暫くしたら自転車の音がして、ビクッとしたら警官だった。
話しかけられたら向こうの手の感触がなくなって、落ち着いたせいもあるだろうけど自分の手も抜けた(怪しかったらしくこっちが職質された)。

ちなみにさっき改めて見たら私の開けたらしき穴はあって、でもどう見ても人が住んでる雰囲気じゃない。
屋根も穴だらけだから雨漏りするだろうし……。

そもそもどのお宅の物置なのか近所の人に聞いてみたら、隣の駐車場と同じ持ち主らしく今は別の所に住んでいるとのこと。
私は普段霊感なんてありません。
町を歩いていても見たことは一度だってありません。

でもなぜか、自分の家だと見えます。聞こえます。
まず私の家族構成は、母父弟と犬(ヨーキー)です。

@先日夜部屋でベッドに寄りかかり膝の上に犬を寝かせた状態で本を読んでいました。
弟の部屋と私の部屋はロフトで繋がっていて普通に声とか聞こえます。

すると『コンコン。○○(弟の名前)』と父が弟の部屋に入っていく声がしました。
時計を見ると12時、『仕事帰ってきたのかな』と思った瞬間、膝の上にいた犬が呻き出しました。

そして『コンコン。○○』と今度は全く知らない女の人の声がして弟の部屋に入っていきました。
『ありえない』と思って弟の部屋に行くと。誰もいませんでした。

A時々視界の端にふと犬が見えます。
茶色犬です。父も見たそうです。

B夜中ふと目が覚めると枕元でソフトボールの跳ねる音が聞こえました。
友達に聞かせようと思って電話したら『シネシネシネシネ』と声がすると言われて電話切られました。

Cトイレに行こうとしたら視界の隅に赤い服を着た上半身だけの女の子がよつんばで這ってきました。
トイレに逃げ込みました。

D海外に家族旅行に行くことになりしばらく会えないので犬のムービーを撮りました。
むこうのホテルで再生すると私と犬しかいないはずの部屋から『ばかやろう。死ね』と変な声が入っていました。
これは友達が体験した話です。

俺の友達(仮にAとする)が部活で帰りが遅くなり暗い道をひとりで歩いていたそうです。

しばらく歩いていくと、人が顔を押さえてうずくまっているのが見えたそうです。

「どうしたんですか?」

とAが聞くと、その人はゆっくりと立ち上がり言った。

『僕には顔がないんだ』

その人の顔は原型がなくぐちゃぐちゃでした。

やばい と思ったAは無我夢中で走った。

『ねぇ 見てよ 僕の顔ないんだよ。僕の顔どこにあるの?
教えてよ! 教えろよ! 教えろ! 教えろ! 教えろ! 教えろ! 教えろ!』


Aは必死に走りつづけようやく家にたどり着き、家の中に入ってドアを閉めた。

いつの間にか後ろをつけてくる声も消えていた。

「助かった〜 母さ〜ん」

Aは母を呼んだ。

A「母さんただいま」

母「……………」

A「母さん?」

母「……教えろよ 僕の顔どこにあるの?」
これは自分が小学3年の時。
上級生に毎日イジメられててその日もトラックの前に押し出されて、トラックは止まってくれたんですけど体が動かないんですよ。
最初は怖くて動かないんだと思ったんですけど、次の瞬間自分の意志で動けなくて体が勝手に近くにあった木の棒でその突き飛ばした上級生を殴っていた。
自分は気の弱い人間なんで絶対そんなことは出来ないのに、しかも一回殴っただけで血が吹き出すくらい強く、普通小2の子供にそこまで強い力は出せないのに。
結局自分は何かに操られるように二人の上級生に大怪我を負わせてしまった。
その後先生に怒られると思ったら意外にも自分の心配をされた。
どうやら突き飛ばされたのを誰からか聞いたらしい、とにかく親には連絡しとくから今日は帰りなさいと言われた。
その日の夜、誰も居ないのに自分の耳元で
『助けてやったんだからお前からあれを貰っていく』
確かに聞こえた。
あれとは何だ、その日は不安で眠れなかった。

次の日、朝居間に行くと飼っていたハムスターが死んでいた。
昨日はあんなに元気だったのに。

それ以来自分が不利になると似たような現象が起こり数日後ペットが死ぬ。
もしペットを飼わないでいたらいったい何を持っていくのだろう。
ウチのオヤジは、バッチリ霊が見えるタイプなのです(最近は見えないらしい)。
息子の俺は霊感ゼロですが(・ω・)

で、うちは3人家族なんすよ、父・母・俺で。
今は新潟に住んでんすけど、俺が6歳くらいまでは北海道に住んでました。

オヤジは昔暴走族とかやってて、あんまり怖いもの知らずなんです。
けど、仕事でトラック運転してる時に幽霊を何度も目撃していて「怖いなんてもんじゃない」て言ってました。そんなオヤジの怖い話…。

夜中に、色んなトンネルを通っていたらしいのですが、中にはいわく付きのトンネルもあるんですね。
その日、親父は隣に助手を乗せて長い距離を走行中、そのトンネルに入ったそうです。助手は隣でぐっすり寝ていました。

トンネルの中ほどに差し掛かった頃、突然目の前に、おじいさんと小さな男の子が乗った自転車が現れたそうです。
もちろんブレーキは間に合わず、ドンっと轢いてしまったのです。

当たる直前、自転車に乗っていた2人は、親父の顔を怒りの眼で睨んでいたそうです。

人を跳ね飛ばした!
と思った親父は、すぐに外に出て後ろを確認しましたが、あたりにはなにも無かったし、誰も居なかったそうです…。
少女はいつも綺麗なフランス人形を大事に抱いていました。
なんでも事故で両親を亡くしたらしく両親の形見だそうです。

両親を亡くしたショックで言葉をしゃべれない少女は伯母の元に行くも伯母に酷い扱いをうけ、少女はある晩死んでしまいました。
やっと煩わしい小娘がいなくなったと伯母は高笑いしました。

しかし次の日から少女がいた部屋から異臭が漂ってきました。
伯母は仕方なくその部屋に行くと部屋には強烈な異臭が充満していました。

どこからだと部屋を見渡すと部屋の隅に人形が後ろ向きでポツンと置いてありました。
伯母は少女のものだとすぐにわかり腹が立っていたのでしょうその人形を蹴り上げました。

すると人形の首がボロリと転がりました。
その人形の顔を見て伯母は発狂しました。

人形の顔は腐って眼はいまにも飛び出さんばかり、
歯はむき出しになっていました。

伯母はその後おかしくなり自殺してしまいました。
綺麗なフランス人形を抱きかかえたまま………。
ウチの親父は良く霊を見ていました。

ある日の夕方、親父は土砂降りの中トラックで峠を通っていました。
峠の丁度頂上付近、左側の路肩に、赤いワンピースを着た髪の長い女を見たそうです。

近くに民家などは無く、大雨だというのに傘もささずに、ただ道路の方を向いて立ち尽くしています。

助手席側の窓は、滴る雨粒のせいで多少向こうが見えにくい状態でした。
親父はその窓を通して、すれ違いざまに女を見ました。

顔が半分崩れていたそうです…。
親父の怖い話…。
親父がトラックを運転中、狭いあぜ道を通っていた時の事…。

突如後方から、ものすごいスピードで赤いスポーツカー(Z)がついてきた。
ギリギリ2台並べるあぜ道で、そのZは親父のトラックの横にピッタリついて併走していた。

少しの間、並んで走っていると、Zの助手席の窓が15cmほど開いた。
するとその隙間から、異様に青白くか細い手がゆっくりと出てきた。

そして上から見下ろす親父に向かって、

おいで…おいで…

と手招きすると、その車はまた猛スピードで、夜の闇に消えて行ったそうな…。
爺さんが死んだ時の話。

爺さんの部屋の整理を俺も手伝ったんだが、押し入れに古い木箱が入ってた。
開けてみると、どうやら戦争の時の思い出の品々が入ってるみたいだった。

俺はそれをこっそり自分の部屋に運んで調べたんだ。
何かお宝が、例えば刀とか軍服とかカッコイいものがあるかもと思って。
今思えばとんでもないバカなガキだった。

中には赤茶色のぼろ切れ、銃剣の剣、水筒や変な置物、手帳、ワケわからんガラクタ、何枚かの写真、そして…白っぽい何か。

「なんだこれ?」

白っぽい何かは布にくるまれてた。長いのが二本、細かい欠片が多数。

しばらくして気づいた。腕だ。
これは人間の、肩から先の骨だ。細かいのは指だろう。

しかし誰の? 爺さんは五体満足で帰って来た。
戦争の話は一度もしなかったが、親父が言うには結構な地獄を見てきたらしい。戦友の骨だろうか。

手帳を開いてみた。恐らくは日記帳だと思う。日付と共に戦場も移っていく。
良く読めなかったが知ってる地名がいくつかあった。多分南方だろう。軍オタが読めば面白いのかもしれない。

日記は唐突に終わっていた。
最後のページにはただ一行だけ、

『我、餓鬼道ニ堕チタリ』
ビジネスホテルに勤めてるんだが、最近ちょっと怖い事があった。
別に幽霊を見たとかじゃないし、幽霊の噂も特に無いホテル。
数年前に飛び下り自殺があった部屋があって、そこは今は普通に客室として使われてるんだが、あ、もちろんそんな事は古めのホテルならどこでもある事で。
その部屋に前日の宿泊客の忘れ物を取りに行った。
ふと窓を見た時に、飛び下りた下の屋根部分(食堂の屋根がある)に凹みがある事を思い出して、好奇心か何かわからないけど、なんだか無性に見たくなった。
清掃中だったので窓は開いていて、そっと覗いて見たら、ベコッと凹んだ屋根が見えた。
あんな固い材質が凹むなんて、相当痛いだろうな〜なんて思った瞬間、なんだか自分にはあの凹みが直せる気がしてきた。
自分ならこの窓からピョーンと飛び下りて、軽く屋根に着地できるし、触っただけで屋根が直るに決まってる。
体の体重が突然感じられなくなって、今この窓をつかんでる手にちょっと力を入れれば、空中にフワリと浮かんで外に出れる気がした。
さぁ直さなきゃ直さなきゃ、ホテルマンとしてあの凹みは直さずにいられない。
直さなきゃ直さなきゃ直さなきゃ直さなきゃ直さなきゃ直さなきゃ…
「清掃入っていいですか〜?」
突然後ろから話かけられてハッと我に返った。
指が白くなるくらいの力で窓の桟を握っていた。
霊感なんて全く無いし、そういうのを信じてる訳じゃないけど、あの部屋には二度と入りたくない。
今日も通常通り、その部屋にはお客様が入ります。
これはある少年の話。

少年はいつも夜遊びをしていました。
親は何度言っても聞かない少年に呆れていました。

そんなある日また夜遊びをしていた少年は裏道から帰っていました。
あまり裏道を通らない少年。何故ならそこは昼でもやや薄暗い場所な上ある噂があったから。

その噂とは裏道を通る前に『口無しさん遊びましょ!』と言ったあと走るのです。
少年はふざけ半分で実行しました。

『口無しさん遊びましょ!』

すぐに走り始めた少年は驚愕しました!
なぜなら後ろからは走って来る人影が…

その顔は赤い目を見開き、人にあるはずの口が無いのです。

少年は泣き叫びながら裏道を走ります!

「助けて! 誰か助けて!」

そんな声も空しく響くのみ…。
ついに少年は捕まってしまいました。


次の日少年は変死体で見つかりました。
その顔はまるで口無しさんのように赤い目と口のあるはずの場所は皮膚のみでした。
これは俺が小四の時本当に体験した話…。
季節は秋。

その日は朝から薄暗く雨がじとじと降っていて少し肌寒い感じだった。
俺は部活で少年野球をやっていて、終わったのが夕方? 時。日も傾きかけてた。

ちなみに残ってる生徒は少年野球のメンバーだけだった。
俺は薄汚れて汗ばんだユニホームを着たまま同じ部活の仲間のAと帰宅する事にした。

校門はグラウンドの反対側にあるのでとぼとぼ校門まで歩いてた。
途中で鳥小屋があるのだがそこに差し掛かった時何気なく鳥小屋を見た。

すると、中に俺らと同い年くらいのおかっぱ頭でいかにも昔の子みたいな女の子が鳥をいじめて遊んでいた。
肌の色が灰色っぽかったのは今でも覚えてる。

とにかく見覚えない女の子なのでおかしいと思ったが注意した。

俺、A「鳥いじめたらダメだよ!!」

そう言った瞬間、女の子は凄い勢いで俺達の前まで来て、「ここの学校の人?」「音楽室はどこ?」と聞いてきた。

俺が「あそこの二階だよ」と校舎を指差して答えると女の子は「ありがとう」と言って本当にもの凄い勢いで蜘蛛のように校舎の壁をよじ上り始めた!!

…俺とAは声にもならない恐怖で家まで一気に走った!!
…走ってる時も追ってきそうな気がして心臓破裂しそうな勢いで生きてる感覚なかった…。


あとから聞いたんだけど、かなりの昔、まだ木造だった時、女の子が誤って二階の音楽室から転落して亡くなったらしい…。
俺の地元に首くくりの木と呼ばれている楠がある。
何もない坂の上にポツンとあって、やたらでかい。樹齢数百年はあると思う。
何で首くくりの木と呼ばれているかというと、その名の通り、やたらとその木で首を吊る人が多いから。
数人とかじゃない。じいちゃんに聞いたところ、分かってるだけで十人以上がその木で首を吊ってるらしい。
楠のある坂は中学の頃通学路になってたんだけど、気持悪いから遅くなる時は必ず友達と一緒に通ることにしてた。
ある日の夕方、太陽が山陰に隠れだして周囲が薄暗くなり始めた頃、友達と楠の前を通った。
暗いといってもまだ自転車のライトを点けるほどでもなく、それほど怖いとは感じなかった。
グダグダ話をしながら惰性で坂を下っていたところ、友達が何気なく後ろを振り返って叫んだ。
俺も自転車を止めて後ろを見てみると、楠に何かがぶら下がっているのが見えた。
沈みかけた太陽が正面にあり、逆光で影のようにしか見えなかったが、人間のようだった。
それも1人や2人ではない。枝いっぱいに鈴なりにぶら下がっていた。20人以上はいたと思う。
友達と一緒に必死で自転車を漕いで帰ったのは言うまでもない。
男は焦っていた。
話は数時間前までさかのぼる。


男はその日引っ越しをしていた。
新しい部屋はとても三万とは思えないほどの間取りだった。

多少不動産屋の反応がおかしかったが気にしていない。なんせ男は霊なんか存在しないと言う奴だからだ。
「都会でこれだけ安いなら助かるぜ」と喜んでいた。

そして一通り荷物の整理が終わり男は夕食でも買いに行くかと外に出ようとした。
………が、「ドアが開かない! 何故だ! なんで開かないんだよ!」男は多少苛立つ様に叫んだ。

ドアでも壊れたのかと思い業者に携帯電話でかけようとするがなぜか圏外。
「最悪だよ」と、うなだれたがすぐに立ち直ると一階だからベランダから出ようとした。

しかしやはりベランダも開かない。
ようやく事態を飲み込んだのか。本気で焦り出した。

その時部屋のふすまがスーッと勝手に開いた。ますます焦る男。
早く出なければと後先考えずベランダの窓を割ろうと物をぶつけようとした時後ろに何かぶつかった。

男は思わず振り向いた。そこには顔が焼けただれた女がいた。
男驚く間もなく女に引きずられふすまの中へ………。


それから三日後その部屋で遺体が見つかった。あの男の焼死体だ。
そこには何故か身元不明の女の白骨死体が男を掴んでいた。

………まだその部屋は残っている。
高校時代の友達に、Eという奴がいました。

Eの家は和風な作りで、玄関は引き戸、玄関から外は駐車場で、砂利が敷きつめてありました。

なので誰か家族が帰ってくると、車のタイヤで砂利をガリガリする音が聞こえます。
それからカギを開けて、引き戸を開けるカラカラという音が聞こえます。

彼は両親と姉の4人家族でした。

ある日の夜、仕事に疲れて帰ってきた彼は、2階の自室ですぐ寝てしまいました。

夜中に突然目が覚めると、誰かが玄関をカラカラと開ける音が聞こえてきました。

(姉ちゃん帰ってきたんだな…)

と思いましたが、砂利の音は聞こえなかったし、よくよく考えると玄関のカギを開ける音もしていませんでした。

そして良く耳を澄ましていると、その何者かは

ピチャ…ピチャ…ピチャ…

と濡れた足音で1階をさ迷っています。

怖くなった彼は、来るな来るなと思っていましたが、やがて階段をのぼって来ました。

ピチャ…ピチャ…ピチャ…

濡れた足音は彼の部屋の前まで来ると、ピタリと鳴り止みました。

しばらく布団を被っていましたが、待てど暮らせど何も起こらなかったので、安心して布団から顔を出した瞬間…
いきなり金縛りになり、彼の顔から10cmもないくらいの距離に、血だらけの苦しそうな女の顔がありました。

女の霊は、仰向けに寝ていた彼の首に両手をまわすと、すごい力で彼の首を締め付けました。
なんとかもがいていると、フッとその霊は消えていきました。


次の日の朝、歯を磨いていた彼は、首に赤黒いアザがついているのに気がつきました。
67 無名さん
あげ
これは私が小さいときに、従兄弟から聞いた話です。

当時付き合っていた彼女の家に行く道に大きく広い墓地があり、近道なのでほぼ毎日そこを通っていたそうです。

その日も夜、彼女に会いに墓地の間を車で通っていました。
なんだかとても寒気を感じて、「ヤバイな」と、思ったそうです。

車の中の空気が一瞬変わったと思ったら、窓も開いていないはずなのにハンドル近くに挟んであった地図が、いきなりパタパタと強風が当たるかのように動き出しました。

「まずい!」

と思い、再び前を見て運転していると遠くに緑色の光を放つものが見えたそうです。
そして、それが物凄い勢いで近付いて来ているのがわかりました。

見てはいけないと思いつつも目が離せず、見てしまったそうです。

それは、上半身のない下半身でした。
それも飛脚のような感じで、裸足にふんどし姿で緑色のオーラを放ち、物凄い勢いで走って来たそうです。

それが横を通過した瞬間、アゴと首に激痛が走りハンドルの操作を失い、墓地を囲っているコンクリートの塀に激突したそうです。

事故のケガは、幸いにも首の鞭打ち程度で済んだそうです。
もちろん、病院では“事故での衝撃”と診断されたそうですが…。

一体、従兄弟が見たあれはなんだったのでしょうか?
あるところにとても怖い話を作って投稿する高校生がいました。
その高校生の作った怖い話はサイト内で大反響を及ぼし、人気が高かったそうです。
そんなある時、いつものようにサイトに入り、スレを見ていると、もっと作ってくださいという人のスレがありました。
嬉しくなった男は、怖い話を作って投稿しました。
するとまた、もっと作ってというスレが書かれてあったので、少し待ってくださいと書いておいた。
その数日後、学年末試験で怖い話を作るどころじゃなかった。
久々にパソコンを開いてみると、メールが何十通もきていた。
なんだあ? 迷惑メールか?
何だろうと思い、メール内容を見ていると、誰からも知らないアドレスで内容はもっと作ってと書かれてあった。
ああ、そういや忘れてたなあ。
と思いつつ、他のメールを見ると、ぎょっとした。

その他の何十通のメールが同じ内容でもっと作ってと書かれていたのだ。
恐怖心を抱いた男はサイトを退会し、今度は携帯サイトのほうで投稿した。

1ヶ月後、休みの日に男は携帯を開くと唖然とした。
あの時と同じ、もっと作って、という内容でそのメールが100通以上きていたのだ。

恐ろしくなった男は携帯サイトを退会し、携帯の電源を切った。
その瞬間、家から電話が鳴った。

男はためらいがちに電話をとると、男のような女のような声が聞こえた。

もっと作って

男はすぐに電話のコードを抜いた。
その瞬間、今度はインターフォンが鳴った。

男は、思い切ってドアを開ける。
だが、誰もいない。

その時、後ろから肩を叩かれた。


モットツクッテ
70 無名さん
怪談怖いね!
この話しは5年くらい前にあった話しなんだ。

季節はだいたい春先くらいかなぁ。
仕事で北陸方面に向けて走っていたんだ。

場所がわかる人も居るかもしれないが時々、日本海が見えるバイパスで気持ちよく走っていた。
そこは短いトンネルがちらほらあってアップダウンとくねくねした峠道、潰れた食堂や旅館があるんだ。

前後に走る車も居なくて対向車もほとんどなくて段々眠くなってきた。
短いトンネルを抜けてすぐ右カーブする手前にトラック一台停めれるスペースで仮眠をとる事にしたんだが、ゆっくり停車してタバコをふかしてた。

ドンドン…

と助手席の窓を叩く音がして「えっ」って思って窓もミラーも見ても何もない。

トラックを降りて見に行ったらガードレールすれすれで停まってるし車の下も見たけど何もない。
気のせいかと思ってまたタバコをふかしてた。

後ろの仮眠用ベッドに移って寝ようとした時ふと視線を感じて助手席の窓を見たら、10〜14歳くらいの女の子が左半面の顔を出しながら窓を叩く寸前で視線がバッチリ合った瞬間、下に消えたんだ。

この時点ですでにガクブル! ミラーも丸ミラーも確認したけど何もない!
この場所に停まるなって事かと思って眠気も吹き飛んですぐ移動したよ。
72 無名さん
階段の上で会談しながら怪談話
その日は学校で学園祭がある日でした。
私は最高学年で朝早くから準備があったので、一人で早めに学校に行くことにしました。

学校に行くと門の前に見たことのない女の子が恨めしそうに学校を見ていたんです。
そのときは別に気にしていなかったんですが、学園祭が始まってからその女の子をよく見かけるようになったんです。

学園祭では何もなかったんですがその日の放課後、忘れ物をしたので学校に取りに行くことにしました。
私は恐がりだったので友達についてきてもらったんです。

教室についたとき何かの視線を感じたんです。視線の方を見たらあの女の子がいたんです。
その女の子はこっちを見て何かをぼそぼそ言っているんです。

私はそれから学校を出るまでの記憶がないんですが、友達が言うには何か声が聞こえてきて私が勝手に動き出したそうです。
不思議に思って見ていると急に窓を開けて飛び降りようとしたらしいです。

友達は私の名前を呼んだんですが反応しなかったらしくって声がした方を見て何かを投げたらしいです(覚えてなくてごめんなさい)。
そしたらギャアァァァァァと聞こえた後、私は気を失ってしまったそうです。

友達を誘ってなかったら死んでたと思うと今でも怖いです。
先日たまたま学校の近くの保育園を通った時の話。

その日は帰りが遅くなり9時くらいに保育園の前を通りました。
中には何人かの子供が遊んでいました。

近くには墓地があり不気味に思いましたが、その時は早く帰りたかったからあまり気にしませんでした。
でも保育園が遠くなっても子供達の声が聞こえてきます。

振り返ると、そこには荷台にしがみつく子供達がいました。

「あははははははははははははははははははは!」

そう笑うと自転車によじ登ってきました。

そこで自転車が倒れて、僕が痛みで呻いていると首にものすごく冷たい掌が触れた。

「あ〜あ、このまま死ぬのかなぁ〜」

みたいなことを考えていると頭の中に好きな女子の顔が浮かんできて、

「死ぬなら告ったあとだ!」

と全力で走り出しました。

無事に家に着いたら、焼けて体が焦げていた子供達がこっちを見てそのまま消えていきました。
自転車は見つかりましたが、ほとんど炭の状態になっていました。

父が言うには昔この保育園の場所には空襲で焼け死んだ人達が多くいたそうです。
きっと子供達は寂しかったんだと思います。
あれは夏のお盆入りのことでした。
先輩3人と自分で4人での部活帰りでした。その時は夜遅く10時頃でした。
1人の先輩と話ながら帰ってると赤い服装で帽子を深くかぶったおばさんが自分と先輩の間に入ってきて、自分の耳元で「危ない死ぬよ」ってズゴイ声で言って車が来てるのに道路を渡りました。
普通なら轢かれてるのに消えていてその人はいませんでした。思えばそのおばさんは足がありませんでした。
その夜から2晩金縛りにあい声を聞いた3人の1人の先輩も金縛りにあったそうです。
それに誰か後ろから見てるような気がするしあげくに先輩と自分が同じ日に左足に重度のケガなどとんでもないことが起きました。
お祓いに行くとどうやら足が欲しく2人に付きまとってるらしくお祓いの場所では扉が勝手に開いたりしてとんでもない抵抗でした。
お祓いをした後はまったくなんでもないけど霊が見えるようになってしまいました。
今でも鮮明にあの声が耳に残ってます。
とんでもない夏休みでした。
私が通っていた中学の近くに霊が出ると有名な廃病院がありました。

昔、廃病院の取り壊しが行われたそうなんですが、取り壊しが行われそうになると何時も事故や原因不明の病にかかって結局取り壊しは行われなかったそうです。
私の家はその廃病院の前を通らなければならなかったので毎日気持ち悪いなぁと思いながら帰っていました。

そんなある日、友達が「おいA(私の名前)あの窓見ろ!!」と言い私は見たのですが何も見えませんでした。

すると友達が「あそこに手を振ってる奴がいる」と言いました。
でも私には全く見えなかったので「気のせいやはよ帰ろうや」と言ってその場から離れました。

その帰り道信号待ちをしていると、歩道に車が突っ込み友達を轢きました。
横にいた私は何故か無事でした。すぐに病院に運ばれましたが、その友達は亡くなりました。

それから数日して私の中学で病気やら交通事故で亡くなる生徒が増えその全員に共通しているのが、皆あの病院の窓にこちらに向かって手を振ってる人を見たということでした。
しかし、それを見たのは亡くなった人だけなので、正体は分かりませんが、もしかしたら、もうすぐ死ぬ人にバイバイをしているのではないのかと思います。

私は今も廃病院の前を通って家に帰っています。
いつか、私も見てしまうのかと思うとぞっとします。

以上が私の体験した話です。
皆さんも廃病院の窓に手を振ってる人を見たら気をつけて下さい。
友達3人と一緒に缶蹴りをしていると1人、子供が来て、ねえ僕も入れてよ、僕が鬼でいいからさあと言い、俺たちは仕方なく入れてやる事にした。

その子供はまず1人目を見つけ、缶を踏んだ。
その瞬間、見つかった友人が消えてしまったのだ。

さあ〜て、次はどこかなあ〜?

子供は薄気味悪い声を出して、2人目の友人を見つけ、物凄い速さで缶を踏みに行った。
その瞬間、また見つかった友人が消えてしまった。

さあ〜て、あと2人だけだあ〜

だんだん子供の声が図太くなってきている。その時、横で隠れていた友人が走り出した。
だが、必死の抵抗も虚しく、缶を踏まれ……最後の友人も消えてしまった。

あと1人…あと1人…

もはや子供の声ではない、酷くドスの訊いた声でぼそぼそ呟きながら歩いている。

その時、チャンスが来た。子供は自分とは真後ろの方向で、向こうへ向かっている!!!
俺は、全力で走った!

ちらりと子供を見ると、首が真後ろに回転して後ろ向きのまま、子供は笑い顔で物凄いスピードでこちらに向かってくる!!!

このままじゃ…ヤバい!!!
俺は何かに突き動かされるような感覚だった。俺はそのまま全力疾走した!

俺と子供は缶とは、同じ距離だったが紙一重で俺の方が速い!
俺はわずかの差で、缶を蹴り上た!!!

ヤメロォー!!!!!

最早、子供ではない恐ろしい形相で俺の顔がつくかつかないかの距離でそいつは叫んだ。
俺はその場で気絶した。
先輩の地元は日本一有名な某樹海があるところで、これは先輩のお父さんが体験した話です。

先輩のお父さんとお祖母さんは少し遠出をして帰り道に樹海に近い山道を車で走っていたそうです。
しばらく走っているとお祖母さんが

「まだだ……」

とつぶやきました。
最初は気にしないでスルーしたそうですが、時折

「まだだ…」

と言うので、お父さんは何がまだなのか聞いてみました。
するとバックミラーを見ながら

「まだついてくる」

と言ったので見ると、

上半身だけの老婆がスゴいスピードで後ろからついてきていたそうです。
樹海から離れると消えたらしいですがそれまでずっとついてきたみたいです。

これは宅飲みをしていたときに聞いた話ですが、この話が終わった時別の先輩が

「それ俺の友達も同じ体験した。ずっとついてくるんだろ?」

その先輩の友達も同じ場所を通ったとき老婆がついてきたそうです。
79 無名さん
あげ
僕が某自動車メーカーの下請会社に勤めていた時の話です。

ある日メーカーから設備のメンテナンス依頼を受けました。

話を聞くと異常は見当たらないのに警告灯が付く、時折設備内部から異音が聞こえるといったものでした。
場所はエンジン製造工場の中にある排風機(屋内の空気を外部に吸い出す機械)でした。

くまなく探してみましたが異常は見当たりませんでした。しかしこのまま帰る訳にもいかないので夜通しで監視することにしました。
日曜日でしたので夜勤はなく、僕以外に数人の方がいるだけで自動車工場とはいえ非常に不気味だったのを覚えています。

何の異常もなく時間は過ぎていきましたが、深夜2:40分を回った頃でした。問題の設備の警告灯が付いたのです。
時間が時間なだけに本当に怖かったのでメーカーの方に立ち会っていただき現場に向かいました。

するとダクトの内部から「ゴトン、ズッズッ」と音がしました。
動物が入り込んでいるかもしれないということでダクト内に入る事になりました。

中に入ると無数の手形が所々に付いていました。
清掃の時に付いたものだろうと思い周辺を調べ何もないのを確認し外に出ました。

メーカーの方に報告し帰ろうとした時、「肩どうしたの?」と聞かれ肩を見ると中で見たのと同じような手形がベッタリ付いていました。
そこから先の事は覚えていません。

後の話ですが、その排風器は老朽化の為取り壊され、その時に中から白骨化した遺体が見つかったそうです。
81 無名さん
あげ
冬のある日、彼以外の家族で炬燵に入っていました。
そこに彼が帰って来て、突然こんな事を言いました。

彼「兄貴の後ろに誰かいる!」

兄「誰かいるって言ったって、俺の後ろには箪笥しかねぇよ」

彼「その箪笥の中から、人の気配がするよ」

家族が呆気に取られているうちに、彼はまたどこかに行ってしまったそうです。

暫くして彼の姉が言いました。

「箪笥の中から人の気配がするって言ったよね?」

と言うと、立ち上がり箪笥の引き出しを開け、「アイツが言ってたのはこれの事だよ」と言うと、何個かの綺麗な石を取り出しました。

「この石はKがどこかに行って、みやげの替わりに海辺で拾って来た石だよ」


Kは兄の友達で、うつ病になり自殺してしまった。

Kはうつ病になる前に行ったどこかの神社の鳥居の前で写真を撮りました。
その写真に霊が写り、その頃から言動がおかしくなり、自ら命を断ってしまいました。

箪笥の中にあった石には、Kのなんらかの強い思いがこもっていたようです。
先輩は夜遅くまで友達と遊び、帰ろうと人通りの少ない、海沿いの小さい駅で一人で汽車を待っていたそうです。

そろそろ汽車が来る頃かなと、待合所から出た時です。
線路の近くにあった車用のミラーがガタガタと揺れたそうです。

風も強くないのにおかしいな、と先輩は思いふとミラーを見ました。
するとミラーごしに見た先輩のうしろの線路に誰かが倒れているのが見えたそうです。

びっくりして、先輩は振り向きました。
その時はそこにはなにもなかったと言っていました。

しかしもう一度ミラーを見ると確かに人が倒れています。
しかもさっきよりあきらかに先輩に近づいていたそうです。こっちに向かっています。

恐怖と焦りで振り向くとやはりなにもいません。
しかしミラーを見るとさっきより近くに人が這ってきています。

それが血だらけの女の人だとわかった時には金縛りにあい、動くことも叫ぶこともできなかったそうです。
先輩はこのままだと確実にヤバイと思い、本当に最悪のことを考えてた。と言っていました。

その女の人が先輩のすぐうしろまで来た時、線路近くをたまたま歩いていた後輩のカップルが先輩に話しかけてくれたそうです。
その瞬間に金縛りは解け、先輩はその場に腰をぬかして、後輩に泣きながら今あったことを話したそうです。

先輩はもしあの時後輩が通らなかったら……と話していました。
84 無名さん
怖いねえ
85 無名さん
ふえぇ…!
とある家に若夫婦と老夫婦が住んでいました。
若夫婦は老夫婦に厳しく接していました。特におばあちゃんの方に。

そして、とうとうおばあちゃんは病気になってしまいました。
余命は3ヶ月だったそうです。

おばあちゃんは病院でずっと、「お赤飯が食べたい…」と言っていました。
しかし、若夫婦はお赤飯を食べさせませんでした。

そして、おばあちゃんは死んでしまいました。大好きなお赤飯を食べるコトなく…。
お葬式も、人も集まらず、寂しいお葬式だったそうです。

おばあちゃんが死んでから一年後の命日…。
若夫婦には子供が出来、幸せに暮らしていました。おばあちゃんのコトなど考えず。

いつものようにおかずを食卓に並べ終え、炊いた白米をお茶碗に盛ろうと、炊飯器を開けると、
白米が真っ赤に染まっていたのです。

それから若夫婦は一生懸命供養に勤めました。

そしておばあちゃんの二度目の命日。
家族全員でお墓参りに行き、お赤飯をお供え物として置いてきました。

その日の晩、いつものように炊飯器を開けると、
血がべっとり付いた白米が炊けていました。

おばあちゃんはまだ許していないようです
現在は2階建ての下宿ですが、当時は木造の3階建ての建物でした。
ですがこの下宿の3階、何か曰わくがあるのか管理人はどの部屋も明け渡すことすらなく、掃除以外では近寄らない立ち入り禁止区域として扱っていました。

ところがある日、前々から入っていけないと言われる3階に興味を持っていたAが、ついに管理人に黙って3階に上がったのです。
薄暗い3階に上がった途端、Aはすぐそばの壁に赤色のクレヨンで描かれた何かを見つけました。

それは蛇の落書きでした。
幼稚園児が書いたような汚い線で、妙な形をした蛇が無数に描かれていたのです。

暗い、しかも不気味な場所なだけにAはかなりビビったそうですが、問題は蛇の横に書いてあった幼稚園児の汚らしい文章でした…。そこには、

『へびみたよねむかえにいくからまっててね』

これを見たAは無我夢中で3階から駆け下り、管理人に正直に話しました。

管理人はすぐにAの部屋を3階の階段から最も遠い部屋へ移したそうですが、それ以降、Aが

「階段の上から子供が見てる!」

と異常に怯えてしまったので、管理人はAを連れて除霊に行き、しばらくしてから3階を取り壊すことにしたんだそうです。

昔、3階で一体何があったのか…管理人は知ってるみたいですが、俺は怖くて何も聞くことができません。
例え今、その3階が存在しなくても…。
父の友人(Mさん、Yさん)が体験した話です。

飲み会の帰り、時間は深夜の1時を回っていました。
Yさんが運転席に、Mさんが助手席に座って居ました。
〇〇城跡の近くにある池は昼間は凄く綺麗なんです。
でも夜中は霧がかかって不気味で…落ち武者が出るという心霊スポットでした。
その池の前でたまたまMさんがトイレに行きたくなったそうです。
Yさんは「池の奥の方でしてこい」と言ったのでMさんは奥まで行ってしまいました。
なかなかMさんが戻ってこなくてYさんが少し心配した時、Mさんは戻ってきました。
真っ青な顔で、はぁはぁと息がきれていて、いつものMさんじゃなかったそうです。
Mさんは「早く逃げよう」とそれしか言わなかったそうです。
不思議に思いながらYさんが車のエンジンをかけようとしたのですが、エンジンがかかりません。
その時、「カシャーン、カシャーン」と鎧の音が聞こえたそうです。
Yさんはエンジンをかけるのに必死でした。

ふとMさんを見ると、前を見て泡をふいていたので、何だと思って前を見たら、前のガラスに落ち武者がべったり張り付いていたそうです。
人間離れした顔だったそうです。

その後、Mさんは精神科にしばらく入院したそうです。
未明に地震があって、目が覚め、そのまま眠れなくなってしまいました。
時間は午前1時を回ったばかり。
眠れないとはいえ明日は仕事。目を瞑ってまた眠りにつくことを祈りつついると……。
ピンポー…ン
玄関のチャイムが鳴った気がしたんです。
それは何だか電池切れ間近のような、変に歪みのある音でした。
ウチの電話は、市内のタクシー会社の電話番号と似てるので夜中にかかってくることはたまにあったんですが、チャイムは初めてでした。
気のせいか? と思い、目を瞑ったままいると、今度は変な映像が見えました。
黒いレインコートを来た、女。
服のままシャワーでも浴びたようにびしょびしょでした。

ゆっくり顔を上げると、異様なほど目と口が大きく、そして鼻がつぶれていました。
顔に、鼻がめり込んだように、その部分だけ三角形に凹んでました。

スローモーションのようににたあっと笑うと、前歯が砕けていて口元の肉が見えてました。
顔から地面にでも突っ込んだような、そんなひどい有様で。

声にならない悲鳴をあげてました。
これ以上歪んだチャイムが聞こえないように必死に耳を塞いで、来るな来るなと必死で祈りました。

しばらくニタニタ笑っていた女でしたが、しばらくすると消えました。

しばらく、チャイムの音に怯える日々になりそうです。
2年前にERで勤務していたときのこと。

準夜勤で出勤するとき、病院の建物を見上げるといつも屋上にパジャマ姿の女の子が立っていた。
表情までは判らないが、柵越しにボケーっと風景を眺めている感じ。

屋上に上がって風景を楽しむ入院患者は普通にいることだから気には止めなかったが、準夜勤で出勤するときいつも見かけるから、彼女のことを覚えてしまった。

ある日俺のシフトのときに彼女が運ばれてきた。
あの屋上から飛び降りたらしく打ち所が悪く即死。

入院患者が将来を悲観して自殺して運ばれるのはERでは珍しくないケースだから、時間と共に彼女の死を受け入れた。

それから3日後。
彼女と同じ病室だった男性患者が、何を血迷ったのか病院を抜け出し、病院前の交差点で車に轢かれて運ばれてきた。

医師と懸命に治療をしたのだが、内臓も破裂していて彼を助けられなかった。

彼の死亡で俺がER内をドタバタしていると、女の子とすれ違った。
あれ? この子…、例の女の子だった。

彼女は俺と目が合うと、ニッコリ微笑んでこう言ったんだ。

「さっき死んだ子、私の彼氏にするために、私だけのものにするために外へ誘ったの」
これは俺が高校生の時の話し。

梅雨が明けたぐらいに毎年行ってた川があるんやけど、いつもは昼間に泳ぎに行ってたんやけど、その日は夜に行こうって事になってみんな乗り気で行った。

俺を合わせて5人やったんやけど、その川に向かってる途中に1人が『もう帰りたい』って言いだした。
まーその川ってのはだいぶ山奥にあるし道中もかなり暗いからただビビったなと思って無視してどんどん進んだ。

着いてからはそいつもいつものように楽しんでた。
遊び始めてから30分ぐらい経ったころにまたそいつが『帰らなヤバイって』とか言いだした。しかも震えながら涙目で言ってきた。

俺が『どうした?』って聞いたら『なんか居てるって。マジでヤバイって。俺ら皆ここで死ぬって』っとか言いだした。
さすがにヤバイって感じた俺らは帰る準備をしだした。震えるやつは座ったまま、まだ震えてた。

俺が『大丈夫か?』って聞いた瞬間そいつの中になんか白い影みたいなんが入っていってそいつは気失った。
その後そいつを単車の後ろに乗せてダッシュで帰った。

それ以来そいつは別人みたいに何も喋れへんようになって結局その川で自殺した。
後から聞いた話しやけど、その川は昔遊びに来た子供があまりの水の冷たさに心臓マヒでよく死んだらしい。
僕は休みの日になると夜友達と遊んではしょうもない事をしていました。

そんなある日一人の友人がいきなり心霊スポットに行こう、と言い出しました。
そして夜に駅に行って結構離れた町まで行きました。

その町は海沿いの町でハワイのワイキキビーチみたいなキレイな海水浴場があります、だから夏場はすごい観光客で溢れかえっています。
そして心霊スポットが多くある町です。

その町に一部で有名な黒いビルと言われる心霊スポットがあります。
なにかそのビルは未完成で鉄骨が出ていて不気味だそうです、20年ぐらい前から未完成の状態だそうです。

そして駅につき、そこからタクシーで黒いビルに向かいました。
そして黒いビルに入り、何の変哲もないので写真を二枚撮って帰りました。

そして数日後、写真を現像しに行き写真を見ていると、
黒いビルの鉄骨の上に無数の作業員がこっちを手招きしています。

鳥肌が立ち、黒いビルのことをインターネットで調べてみました。
実は数十年前そのビルを建設していた時ある一人の男性作業員がいきなり暴れ出し、止めに入った仲間が次々と下に落とされ死んだと言う話でした。

そしてその写真はお祓いして供養しました。
もう軽い気持ちで心霊スポットには行かないでおこうと思いました。
中学生の話しです。

私の家は平屋の横に7部屋あって、小学生までは妹と寝ていたんですが、さすがに中学生になったから一部屋が欲しくて、一部屋貰って、けどずっと使ってなかったので最初は嫌な感じしました。

一部屋なんですがちょっと怖いというか、嬉しい反面、私の部屋はレースカーテンだけで窓から人が通るのが分かります。

しばらく経って、朝ふと目が覚めました。
そしたら、私の部屋の前を通る人影が。

お父さんかな? って気にはしなかったんですが、今度はすごいスピードで部屋の前を通りました。
居間に戻ったら、家族はまだ皆寝ていて、なんだろう? とまた部屋に戻ったらまた人影が通り、朝から人の敷地内をと怒りと怖さはありましたが、外に出てみました。

そしたら全身真っ黒な人が。
タイツとかじゃなく本当に黒いだけの人。だけど顔のパーツはなく、だだ私の方をじっと見ている様な。

怖くなってお父さんに話して探して貰ったんですがもう見あたらず。
あれは何だったのか。

他のサイトにも同じ体験をした人がいると書いてありました。
その人は事故に遭ったりしたらしいです。私も実際事故を4回やりました。
10年前、高校を卒業して働き始めて九州の方に出張した時の話です。

先輩Aと2人で行ったのですが、行く前にAさんが安いホテルには良く出るから気を付けるようにと言われました。
僕はこれまでに何回か視ることは無くても感じやすいらしく、誰も居ないのに気配を感じることがあります。

仕事場に着き急ぎの仕事なのでその日は深夜の2時位まで働きました。
予約していたホテルに着き疲れていたのでシャワーを浴びて寝ることにしました。

浴び終わった後、ふと、先輩に言われた事を思い出し部屋の中を見ていました。
見た感じ何も感じる事も無く寝ました。しかし、暫くして寝苦しさを感じ起きました。

水でも飲もうと思い起きようとしても起きることが出来なく目だけが動きます。
金縛りに遇いました。今まで一度も無く正直言って怖かったです。

そして暫くしてベッドの横に鏡があるのだが、その鏡を見ていたらベッドの下に何かがいました。
暗くて良く解らない、それでも良く見ると男の顔が見えました。

怖くて仕方がなく起きようと思いましたが無理です。
何故なら男が僕の手を握っていたからです。

その恐怖で気を失ったようで、起きたら朝でした。

その日に先輩に話しホテルの人に聞きました。
そしたら何年か前にその部屋で男が殺されベッドの下に隠されていたそうです。

因みにそのホテルは二千円でした。
怖がりの私は、父母が旅行に出掛ける際は姉の部屋に泊まる事にしていました。
中2の頃、何時もの様に姉の部屋に泊まる事になり、眠りについて暫くすると息苦しさを感じ寝返りを打とうとすると身体が動かない事に気付きました。

焦った私はジタバタ(気持ちだけ)したものの身体に自由が効かず、目を綴じて“冷静になろう”と考え“無”になった時に耳元で

『うヾぅ〜っ あヾぁ〜っ』

と唸り声が聴こえてきました。そして身体が少しづつ宙に浮き始めたのです。

ベッドに眠る(私は床に布団をひいて眠って居ました)姉に助けを求めるにも声が出ず、悲壮な事態に思考回路はショート寸前でパニパニパニック。
ようやく20cm程(多分)浮いた所で停止“止まったぁ”っと思った瞬間に“パタン”と布団に落とされました。

その後は金縛りも解けていましたが、恐怖の余り硬直したまま“今起きた事態”を頭の中で必死に整理していたのを覚えています。
私が高校生の頃、父母が留守にしてるのを良い事に、姉が彼氏を部屋に呼んで遊んでいました。
そんな中、姉が私の部屋を訪ねて来て“この人を預かっといてぇ”と誰かを連れて来たのです。

私には全く見えない誰かを…‥!?
しかし冗談だと思った私は“分かったぁ”と軽く返事をし、姉は部屋に戻りました。

私はベッドに転がりゴロゴロとくつろいでいると電気がパチンと消え“停電かなぁ”と廊下に出ると廊下の電気は点いたまま。
考える間もなく私の部屋から女の人の『ウフフ』っと云う笑い声。

そのまま姉の部屋に逃げ込み、誰かさんを姉の部屋に戻してもらったのは言う迄もありません。

教訓“幽霊って持ち運びが可能”改めて知った出来事です。
97 無名さん
ひえぇ
私は友達と二人で公園のブランコに乗っていました。
その公園は普通のブランコとその隣に、もう一つ小さなブランコがあります(小さい子が乗りやすい位の)。

私達が見た時は、小さい男の子が乗っていたのですが、夕方になり男の子は帰って行きました。
二人でブランコに乗りながら「暇だねー」と話していると友達が小さいブランコを見て「あれ? あのブランコ動いてない?」と言うのです。

私も見てみると確かにブランコは揺れているのです。
私は「どうせ、風で揺れてるんでしょ」と暫らく様子を見ていたのですが、風が止んでもブランコは小刻みに揺れています。

私達は「まさか、オバケ!?」と話ながら、あのブランコのムービーを撮ろうと言う事になりました。
まず、友達がムービーを撮りました。とくに、何も写っていませんでした。

次に私が撮りました。私は何回も連続で撮っていました。
二人でムービーを見ていると、少し異変が起きたのです。

友達が撮ったムービーでは普通のブランコだったのに、私が撮ったムービーは画面に写っている土の色が赤くなり、そこに小さな男の子の顔が浮かび上がったのです。
もう一度確認すると今度は女性の顔が浮き上がりました。

私達は「ヤバいっ!!」と思いとりあえずその日は解散という事になりました。

それからは、私にも友達にも異変がありませんでしたが、ついこの前その公園に行ってみると、なんとそのブランコだけが撤去されていました。
私達二人は「今思うと、なんか埋まってたんだね」と話ながらその公園を後にしました。
小学3年生ぐらいで、好奇心旺盛な年頃でした。

僕の家は極普通の家で、新しくタンスを買ったばかりでした。
そのタンスは僕の部屋に置くことになりましたが、まだ荷物を入れていませんでした。

僕の部屋でSとゲームをしていましたが、僕はゲームで勝ち残り、Sは負けて見ているだけでした。
次第に飽き始めたのか、部屋の物を物色していました……。

が、タンスを開けた瞬間

「手だ……」

と言ってSは怯えながら僕にもタンスを見ろと言ってきました。

僕はそういうのを信じていなかったが一応見てみる事にしました。

そしてタンスを開けた……。
すると何もないはずなのにタンスの中から手が伸びていました。

僕はあまりの驚きで兄を呼んでもう一度見てもらう事にしました。
が、何も起こらずふざけた話しだな。と言われました。

それ以来Sは怖がって僕から離れてしまいました。

僕はあのタンスが不気味で仕方なかったため、親に言って神社で調べてもらったところ、昔タンスに無理やり入れられ殺された霊が、助けを求めているというのです。

僕はそれを聞いて霊にとりつかれるんじゃないか怖くなり、処分してもらいました。
それ以来僕はタンスを買っていません……。
100 無名さん
あげ