1 無名さん

ジャンル不問神サイト晒し

教えて!
2 無名さん
ランク一位はみんな神サイトだよ!
3 無名さん
あげあげ
4 無名さん
教えてよお
とある国のとある街に、500円玉好きな商人がいた。

どんな商品も500円玉1つで買えるということで、街の人からはとても人気があった。

ある日、商人はどんな病気にも効く「秘薬」を売っていた。

そこに一人の若者が来て、500円玉を1枚出すとこう言った。

「すみません、その秘薬を売って下さい」

商人が秘薬を差し出そうとすると、今にも死にそうな1人の老人が来て

「その秘薬を売ってくれ」

と言って、500円出した。

1時間後、老人は死んだ…。
彼女はイタズラ好き。二人っきりなのに、いきなりちっちゃな両手で「だーれだっ!」なんてしてくる。
答えたら「良くできました」ってよしよししてくれるのは嬉しいけど、それより早く手をどけてよ。

僕の彼女はすぐ拗ねる。この前バイトで帰りが遅くなった時なんて、布団被ってふて寝してた。
おまけに直後に来たメール、「今日友達と飲み会で遅くなるね><」って何その嘘。

僕の彼女は少しドジ。僕の帰りをクローゼットに隠れて待ってたらしいが、長い髪の毛が扉の隙間からはみ出ててるぞ。
意地悪して玄関の外で出てくるのを待ってたら、照れ隠しかわざわざ髪まで濡らして出てきて「お風呂入ってたんだー」なんて嘘をつく。

僕の彼女はすごく物知り。「さんずいにしめすへん」って漢字知ってる?
なんか、僕にぴったりな漢字らしいんだけど、どんな辞書にも載ってないんだ。

僕の彼女は花が好き。彼女が植えたあじさいの花。
そう言えば死体を埋めた場所のあじさいの色が変わって事件発覚、なんて話を読んだことがあるよと言うと、でたらめと彼女は言う。「そんなことなかったよ」って。

僕の彼女は子ども好き。公園なんかに行くと絶対子どもたちに囲まれる。
でも時々、怯えたように彼女に近づかない子もいる。彼女も「見えてるものは同じはずなのにね」と首をかしげる。

僕の彼女は負けず嫌い。サザエさんじゃんけんで毎回負けて悔しがる。
僕とやってもいっつも負ける。「鏡の自分には勝ったもん!」って、そりゃ良かったね。

僕の彼女は向こう見ず。隣がうるさかった時、相手は集団だろうしと泣き寝入りの僕を尻目に単身、文句を言いに行った。
帰って来た彼女が笑って「一人だったよ、テレビと話してただけ」って、なーんだビビッて損した。

僕の彼女は少し意地悪。「ロープ買ってきて」って言うからどんなの?って聞くと「首吊れる奴」って。
僕が驚いて「自殺なんてしないでよ!」って言うと、イタズラっぽく笑って「自殺はしないよ」って、もう脅かさないでよ!
過疎化が進み老人だらけになってしまった村があった。

村の将来に希望を持てない老人達は、せめてもと老いた仲間達を大切にするようになった。

そして今日、染め物屋の甚吉が死んだ。100歳の大往生だった。

葬式は、村を挙げての盛大なものにすることが決まった。

「甚吉は、遺言で、海の見える土地に墓ぁ建てて欲しいっつってたっぺよぉ」

「んだんだ、叶えてやるべぇ、その願ぇ。甚吉は山のもんだったからなぁ、一片海が見たかったにちげぇねぇ」

「俺らみなして海さ行くだ」

「葬式、するだで」

「フガフガ(賛成です、やりましょう。最後なのですから)」

老人達、甚吉の棺桶を交代で担ぎながら海を目指した。

♪ 山越え谷越え川を越え、総勢100いるジジイだらけの大行進。
夜なく昼なく突き進む。
突き動かすはお前に向けての愛情ゆえか。ああ大行進。

そしてようやく海に辿り着いた。

海は穏やかな凪の状態で、太陽の光に煌めき輝いていた。

「甚吉、見えるべが。きれいな海だで。おめぇの見たがってた海だぁ。だがな甚吉、村の連中もみんなここに移ることになりそうべした」

老人は一人呟く。
大行進は終わった。
今日風呂に入ろうとしたら本格的な温泉ぽい香りがしたので、母に「入浴剤替えたの?」と尋ねると、「そ、そうなのよ、今日特売で安かったから^ω^;;)」というなんだかぎこちない返事が返ってきた。

しかしいざ入浴してみるとこれがなんとも気持ちがいい。体の芯から温まる。本当に温泉に浸かってるみたいだ。こんなものが特売だったなんて。

しばらく温泉気分を楽しんだ後、おもむろにボディソープを手に取る。
……手に違和感を覚えた。少しヒリヒリするような感じだ。そしてなにか嗅ぎ覚えのある臭い…。

小学校のトイレ掃除の時間が何年もの時空を越えていきなり鮮明に一瞬頭に現れた。
それと同時に、なぜか小6の修学旅行のときに行った箱根の大涌谷の映像も頭をかすめた。

臭い、手の感覚、バスルームの中の空気、頭の思考回路…すべてが異様であった。

そしてふと後ろを振り向くと、モザイクドアガラスのはるか向こうに、こちらをじっと伺うような黒いシルエットがゆらゆらと揺れているのであった。
佐藤忍(さとうしのぶ)は人気デザイナーである。

若くして自分のブランド会社を立ち上げ、様々な業界から注目を浴びている。

資産も潤沢な為、幼い頃からの夢を叶える事にした。
自分の作ったアニメキャラクターをマスコットにした遊園地を建てる事である。

仲間の支援もあり、遊園地はオープン。はっきり言って大赤字だったが、夢を叶えられた。
元々あったブランド会社の利益があるので大丈夫だろう。

しかし、それから彼女のブランドの利益は急降下。
悪質な噂が巷に蔓延したためだ。


「せめてサトウランドにしておけば良かった」
老舗八百屋の一人娘A子と、大手スーパーに勤めるB子が同じ男性を好きになった。

彼は酒も煙草もやらず、毎日5キロのジョギングを怠らない健康嗜好の好青年だった。

A子は店の手伝いばかりしていて、お洒落をする暇も無い。
そればかりか、生まれつき歪な顔をしていた。

対するB子はエステに通ったり流行りの服を着たりと、モデルのように美容に気を使っている。
街を歩けば人気芸能人に間違われる事も多い。

貧乏で醜いA子と金持ちで美人のB子。
端から見てもB子の勝利は明らかだった。

しかし、彼が選んだのは醜いA子だった。

A子自身も不思議に思い、彼に理由を尋ねた。
すると彼は優しく微笑んで答えた。


「健康が一番だよ」
ある日、一人の男が家で新聞を読んでいた。

その中で

「断言! 西武V宣言だ!」

と書かれた見出しに妙に違和感を感じた。

(なんだ…)

違和感の意味が分からないまま、男は広げていた新聞紙を閉じた。
12歳になったサムは最近女性の肉体に強い興味を持つようになった。

街を歩いていても、すれ違う女性のバストが気になってしかたない。

「ねえ、パパ見てよ! あのお姉ちゃんのおっぱい、たまんねぇな!」

街中でパパの服をひっぱりながら大きな声を出すサムにパパは困っていた。

ある日、サムのパパは息子のことをカウンセラーに相談することにした。

「うちの息子が女性のおっぱいに興味を持ち過ぎて困ってるんです。おっぱいに気をとられずに街を歩けるようにならないでしょうか?」

「なるほど、それはお困りですね。しかしそれは簡単に矯正できますよ。半日程度のカウンセリングで大丈夫です。こんど連れて来なさい」

パパは喜んで次の日にサムをカウンセラーのもとに連れて行った。

半日のカウンセリングが無事終了し、帰り道にパパは心配そうにサムを観察していた。
しかしサムはどんなに魅力的なバストの女性とすれ違ってもいっさい興味を持たず、パパはその様子に安心した。

そのうち、突然サムがパパの服を引っ張り大きな声で叫んだ。

「ねえ、パパ見てよ! あのお兄ちゃんのケツ、たまんねぇな!」
ある正義感の強い男が運転中、携帯でメールを打ちながら運転している女性を発見した。

男は女性が違反している事に対して持ち前の正義感が疼き、直ぐに警察に電話を掛けた。

男「もしもし警察所の方ですか? 今運転中、前の車の女性が携帯でメールを打ちながら運転しています。危ないので止めさせてください。ナンバーは*******です」

所員「それは危険ですね。ところであなたは今何処から掛けていらっしゃいますか?」
ここはアメリカのとある大学。

ABCDの4人は、いつも通り、4人でランチを食べていた。

A『昔々、8人の騎士が、光に満ち溢れた光景を取り戻すために闘ったんだ。それはそれは、きつい闘いだったんだろうね』

B『その通りだよ。なんでも、彼らは夜に闘ったそうじゃないか?』

A『まったく、頭が下がるよね。Cちゃん、君はどう思う?』

C『素晴らしいわね。でも私は、彼らの功績よりも、彼らがどんなにカッコ良かったかの方が気になるわ。きっと顔は整っていて、スラッと身長が高かったんでしょうね』

B『ははっ! Cちゃんはミーハーだなあ』

ABCが話に花を咲かせていると、Dが溜め息をついてからこう言った。

D『お前ら…くどい』
ある日、教会が火事になる事件があった。
しかし負傷者は誰1人も出なかった。

なんと牧師と生徒含む12人が全員、その日に限って遅刻したらしい。

トムとジョニーの兄弟は学校で遅くまで遊んでいた為。キャサリンは子供を病院へ送って行った為。アンリとナンシーの親子は買い物で遅くなった為。ピーターとマリーとマイケルの仲良し3人組は図書館で勉強していた為。サムは仕事先でトラブルがあった為。テリーはクラブ活動の居残りで練習していた為。いたずらっ子のボブは教会の隣の空き家でロケット花火で遊んでいた為。牧師のタイラーは昼寝で寝過ごした為。

ほんと誰も怪我がなくて良かった。神様はいるもんだな。
男はバーテンの前でため息をついた。

バーテン「どうかしたんですか」

すると突然、男は残っていた手元の酒をバーテンにぶっかけた。

バーテン「ぶふぉっ..なにするんですか..」

男「すみません!! バーで飲むと人にお酒をかけたくて仕方なくなるんです!! お恥ずかしい〜!」

しかしそんな男をバーテンは心優しく受け止める。

バーテン「構いませんよ」

男「すいません..お酒をかけた後とても恥ずかしくなるんです..どーにかならないかなぁ..」

バーテン「私の友人がカウンセラーなので、そちらで相談してみてはどうでしょう?? 彼は癖を直す達人です」

男「ありがとうございます!! 何て優しい方だ!!」


数日後。

嬉しそうに酒を飲む男。

バーテン「そのご様子ではカウンセリングは上手く行ったようですね」

男「もちろんだ!! 君には感謝してもしきれないよ!」

バーテン「ふふふ..いいんで...」

ばしゃ。

またも酒をぶっかける男。

バーテン「..本当にカウンセリング、いきましたか?」

男「ああ! 上手くいったよ!! 君のおかげだ!!」

男はすっきりした顔でバーを出た。
「なぁ、いい加減、俺とお前とどっちが先発か決めようじゃないか」

「何言ってんだよ、お前は所詮二番手だ。嫌われ者はおとなしく人気者の俺様を追いかけな!」

「もうやめなさいよ、どっちでもいいじゃない。たいして可もなく不可もない地味な私からしたら二人とも羨ましいわよ」

「僕なんてどっちにしろビリのほうだ…」

「お前なんかまだいいよ、みんな喜んで出迎えてくれるじゃねーか。俺なんてよくため息つかれるんだぞ」

「あたしはわりと好かれてるから順番なんて気にならないわ♪」

「俺は女にモテりゃそれでいいよ」
跡取り息子が結婚する事になり、三人の女性が候補に上がった。

三人とも同じくらい器量良しだったため誰を息子の嫁にするか両親は悩みに悩んでいた。

すると息子が父親に

「一人ずつ三週間付き合う。その後僕が三日ほど姿を消すから、相手が尋ねてきたらこう言ってくれ」

父親はこれを受け、尋ねてきた相手に言われた通りの言葉を言った。

それを聞いた一人目の女性は

「人殺しなんてする男性とは結婚できません! 信じてたのに…」

と言い、二人目の女性は

「殺人鬼だとしても私があの方を愛する心は変わりませんわ。あの方が死刑になる時は私も死にます」

と言い、三人目の女性は

「あの人に人を殺す度胸なんてありませんよ! 優秀な刑事か探偵を呼んで下さい!」

と言った。

息子はめでたく三人目の女性と結婚した。
気球飛行中に風で地図を飛ばされてしまった。

目視では進むべき方向がわからなかったため、仕方なく、眼下を歩いていた男に呼びかけた。

「すみません、ここがどこだか教えていただけませんか。一時間前には戻っている約束をしているのですが、迷ってしまって…」

男は、こう答えた。

「あなたがいる場所は、ざっと見て地上三十メートルほどの上空です。位置としては、北緯三十六度三十分と三十五分の間、東経百三十九度四十五分と五十分の間というところでしょう」

これを聞いて、女は尋ねた。

「失礼ですが、ご職業はエンジニアでいらっしゃいませんか?」

「そうです。なぜわかったのですか?」

「今いただいた情報はきっと理論的には正しいのでしょうけれど、数字は解釈の仕方がわからないと役に立ちません。現に私は相変わらず迷っていて、問題は何も解決されていないからです」

すると、男はこう言った。

「あなたは、プロジェクトマネージャーでいらっしゃいませんか?」

「ええ、そうですが、なぜおわかりに?」

「まず、あなたは自分が今いる位置も、自分が向かっている方向もわかっていない。さらに、守れもしない約束を自分でしておきながら、私に問題解決を求めている。要するに、置かれている状況は私と会う前とまったく変わっていないのにもかかわらず、あなたは、さりげなく全部私のせいにしているからです」
今日俺は先輩の勧めでとあるパーティーに出席している。

といっても今日は訳あって早く帰らなきゃならないのだ。
こんなに豪華な料理や酒になんて滅多に巡り会えないっていうのに…(泣

まぁいいや、ある程度上司やお偉いさん方の相手もしたことだし後は食べるだけ食べて帰ってやろう。
にしてもデザートはまだかな…お、来た来た。

いかにもパーティーって感じのデザートだな。長くなりそうとみて大量の氷も使われているじゃないか。
よしこれ食ったら帰らしてもらうとするか…。


翌朝。

俺はいつものようにテレビをつける。そしてあり得ないニュースが流れた。

「某ホテルで行われたパーティーにおいて大勢の死者が出ました。死因は全員が毒によるもので使われた毒は会場に一つだけ用意されているデザートの様なものから検出され、警察は…」

…俺何で生きてんの?
今日、仲のいいA君がピアスを空けて欲しいとお願いしてきた。

僕は人の耳に穴を空けるなんて考えてもゾッとするけど、どうしてもと言うので引き受けた。

授業をサボり学校のトイレの個室に二人で入る。

僕はライターで針を熱し、ピアスを空けるのが上手いと言うB君に渡した。

そして穴を空ける。

―プス

なんとか出血などもあまりせず、無事に終わった。

よかった。よかった。
あれ? でも何か見落としてるような…。
昼食のチャーハンを眺めながら、積年の疑問を考えていた。

それは「なぜチャーハンは美味いのだろうか」という問いである。
簡単に見えて、奥の深い問題だ。

「美味いから美味いのだ」などとトートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間もいるが、それは思考停止に他ならず、知性の敗北以外なにものでもない。

「フライパンの中のものは美味そうに見える現象」という現象がある。
フライパンの中で、高速で揺さぶられている料理ほどドップラー効果により、その料理が美味そうに見えるという現象である。

つまり、本来のチャーハンがどんな味であろうとも、チャーハンがフライパンの中で高速で揺さぶられているとすれば、とても美味そうに見えるはずなのだ。

目の前のチャーハンは「フライパンの中のものは美味そうに見える現象」の影響を受けているか否か?
それは床に落ちたチャーハンを食べてみることでわかる。チャーハンは床に落ちることで、「フライパンの中のものは美味そうに見える現象」の影響は無くなり、真の味が分かるはずなのだ。

実際に食べてみたところ、チャーハンは美味かった。
よってこのチャーハンはとても美味いと言える。
哲学教授が、ある日発言した。

「このクラスで無知を自認する人がいたら、立ち上がってください」

ところが、生徒は誰も立ち上がろうとはしない。

哲学教授は、しびれを切らして言った。

「君たちは、『無知の知』と言う言葉を知らないのか?」

すると、生徒の一人が、

「えーと。もちろん、その言葉は知っていますが、先生が真っ先に立っているので、無知であることに、よっぽど自信があるのかと思って…」
ヒトラー迷言集

・女性が権力を持った国は数年以内に滅びる

・少数の男性が大多数の女性と性交渉する時代が来る

・老人が多く自殺する国は滅ぶ

・男性は女性と比べ、生物学的にも全てにおいて能力が上。だからといって男は女性に優しくする必要はない。女性に優しい女性優遇国家は成長しないどころか衰退する

・一般人までもが近代科学文明に頼るようになると性交渉の低年齢化が進み、子供が子供を産む時代が来る

・私は間違っているが世間はもっと間違っている
嫁「アナタ! 聞いてよ!! 今さっきお風呂入ったら窓から覗かれたのよ!! 何とかしてよもう!!」

夫「なんだって!? それは可哀想だな。よし、ちょっと看板立てる事にするよ」

嫁「え? 看板は逆効果じゃない? 覗くなって書いてあったらよけい覗いちゃうわよ?」

夫「大丈夫だよ、生ゴミ置き場って書いておいたら誰も覗かないだろ?」
嫁「アナタ! 聞いてよ!! 今さっきお風呂入ったら窓から覗かれたのよ!! 何とかしてよもう!!」

夫「大丈夫だよ、きっと捕まえられるから」

嫁「でも悲鳴あげちゃったからたぶんもう遠くへ逃げちゃったわよ?」

夫「大丈夫、大丈夫」

プルルル…プルルル…

夫「もしもし、あ、スミスですが。今からそちらへ最初に行った男を捕らえて縛っておいてください」

ガチャッ

嫁「なになに? どこに電話したの? 警察?」

夫「ん? いや、目医者だよ」
嫁「アナタ! 聞いてよ!! 今さっきお風呂入ったら窓から覗かれたのよ!! 悲鳴あげたら逃げちゃったけど!」

夫「え? 何も盗らずにかい?」
今俺はある都会にいる。

なんでも親父が言うにはお前にピッタリな会社だから、との事だからそこに就職として来ている。
会社の名前は秘密だ。

会社に着いた。いよいよ面接だ。
だが面接官は履歴書を見るなり合格! と俺に言った。

やった! とは思ったが内心疑問が沸いていた。

ちなみに面接官の名前は田口 圭一。中森 大貴。中田 百合。
だったかな。まあいいか。

何日か経ち、ようやく今日から仕事が始まる。
よし頑張るぞ!

俺の科の部長は真田 里士。
いかつい。柔道参段らしい。

俺の科のマドンナは未来ちゃんだ。
だが何ヶ月かしたら結婚したらしく会社を辞めてしまった。残念。

何年か経ち俺も遂に社長になった。
美人秘書の名前は百合さん。やばい綺麗。

そしてやっと親父が言ってた意味が分かった。
ありがとう親父。
人里離れたとあるお屋敷に、1人の大富豪が数人の執事やメイド達と住んでいました。

神経質な男は彼らが無断で自室と寝室に入れないよう悩みぬいた末、2つの部屋に男しか開錠することのできない専用の単純な錠を2つつけ、1つしかない鍵を落とすことなく、誰にも見せることなく常に持ち歩いていました。

男は彼らの優れたサポートのおかげで健康に、彼らと仲良く暮らしていました。

ある夜、男は自室での仕事を終えて寝室へと向かいました。男は頑丈そうな扉に鍵をさし、2度回して扉を開け、部屋に入り、扉を閉め鍵をかけ、電気もつけずにそのままベッドに飛び込みました。

その翌日、庭の掃除をしていた1人のメイドは見たことのない赤色の模様のある鍵を拾い、皆に見せ、確認したあと、お屋敷には誰もいなくなりました。

このお屋敷のお話はこれでおしまい。
先日、俺が妹の部屋で大便していたら、旧・日本兵の格好をした見知らぬ男が入ってきた。

最初は泥棒かと驚いたんだけど、無言のまま血走った眼でこちらを睨みつけてくる。

ちょっと薄気味悪くなって、「貴方は誰ですか、何をしているんですか?」って尋ねたら、「バカヤロー!」って叫んでそのまま霞みたいに消えてしまった。

その後、帰宅した妹に事情を話したんだけど、泣き叫ぶばかりで話にならなかった。両親も怒鳴ったり喚いたりするばかりで、その男の話は何も出来なかった。

もしかすると家族は俺の知らない秘密を抱えているんだろうか? いま思い出しても背筋が凍る思いだ。
悩まされながら寝返りを打っていた。

すると隣に寝ていた妻が起き上がり、蚊を退治して欲しいと男に懇願した。

面倒臭がり屋の男は妻を無視して布団をかぶった。
しかし妻はやはり蚊がうるさくて眠れないらしく、しつこく男に蚊の退治を催促した。

仕方なく男は起き上がって言った。

「わかった、わかった。わかったよ。それじゃあ、網戸を外してこよう」

妻は男のおかしな返答にあきれ、怒鳴った。

「あなたはなんて馬鹿なの? そんなことをしたら余計に蚊が入ってしまうじゃない!」

しかし男は妻の言うことも聞かず外へ出て行ってしまった。

5分後、男は隣の家の網戸を外して帰ってきた。
今年も大会を絶賛開催です。いや、もう強制です。

大きなホールのCAKEが沢山の人々の前に一つ置かれました。
おっと! 一割の人々が贅沢にかつ優雅に九割のCAKEを取っていきました!

さあここからが見物です。残った九割の人々が残った一割のCAKEの奪い合いです!
泣いても笑っても最後!

あー、取れなかった人々が多数いる模様ですが知ったこっちゃないので大会を終わりにしま〜す。
私の名前は万俵よね。

今日はママにおつかいを頼まれたの。ママの書いてくれたメモはナゾナゾですごく面白い!

買ってくるもの。

1.ゴツゴツして固くてお洋服も泥だらけ。だけどママがちゃんとお洗濯してお風呂にいれてあげると柔らかくきれいになるよ

2.もともと甘いけど、お風呂に入るともっともっと甘くなるよ

3.ママがどんなに頑張ってもママのことを泣かせるの。お風呂に入ると優しくなるんだけど…

4.柔らかくて、一番美味しくて一番大切なもの。ママが大好きなものだよ

な〜んだ簡単簡単。

「ただいま〜」

「お帰りなさい。あら? 何も買ってこなかったの? クイズ難しかった?」

「ううん。だっていつもお家にいるじゃない」
男の家は代々夫婦の仲が睦まじく、浮気も離婚もした事がないのが自慢の家系でした。


男が結婚を控えたある日、難病に冒されている事を知りました。
しかも長く持って一年だというではありませんか。

男は悩んだ末、婚約者の娘に打ち明けそしてこう告げたのです。

「君が老後まで人生を楽しく過ごしたいなら、婚約は解消した方がいいね。新しい幸福を見つけた方が君の為だ」

「そんな寂しい事を言わないで。私をあなたの素晴らしい家系の一員に、加えて下さらないの? たとえ短い間でも楽しい思い出はつくれるわ。これからもずっと一緒にいましょう」

「ずっと一緒にいてくれるのかい? 有り難う…。僕達はこれからもずっと一緒にいよう」

『ずっと一緒に…』

呟きながら二人は固く互いの手を握りしめ、見つめ合いました。

程なくして二人は予定通り結婚式を挙げました。


次の年、男の葬儀がしめやかに執り行われました。

参列した人々は故人の顔を一目でも見て、生前を偲びながらお別れをしたいと思いました。
しかし残念ながら、棺の蓋はしっかり閉じられていたので、それは叶わぬ事でした。

そうしてその棺は、それはそれはもう通常の倍は有りそうな程、大きくて頑丈そうだったとの事です。
男「今まで黙ってたが、おまえが好きだ! 結婚してくれ!」

女「そんな! 今まで付き合わないで、やっとの思いで離婚したのに!?」

男「俺の気持ちはやわらかいんだ!」

女「私、あなたが運命の人って思ってた!」

男「俺もさ…だが、これは仕方あるんだ! わからないでくれ」

女「わからないわよ…じゃあ、結びましょ」

次の日、ニ人は離婚届けを出した。
<プロポーズ>

80歳の大富豪が20歳の美人と結婚しました。

「失礼ですが、いくら大富豪とはいえあんなに年下の女性を口説き落とすなんて。なんと言ってプロポーズしたのですか?」

「簡単だよ、年齢サバ読んだの。90歳って言ったんだよ」


<元気の秘訣>

80歳の大富豪が、若い美人の愛人を何人も侍らせ、毎晩違う愛人とベッドを共にしていた。

「失礼ですが、お歳に似合わないその活力。何か元気の秘訣でもあるのですか?」

「簡単だよ。愛人には、ワシが死ぬ時、一番近くにいた女性に財産を譲ると言ってあるんだ。ワシが元気にならなくとも、彼女たちの方が必死に元気にしてくれるよ」
A、B、C、D、Eの住んでいる地域が全く違う五人が、自分の住んでいる地域について話し合うという会をしていた。

話題は豊富で話は盛り上がったのだが…。

Bがあることに気がついてしまった。

B「今日って…四人で集まって話し合うんじゃなかったっけ?…」

C「そういえばそうだな…」

考えていても仕方がないので、一人ずつどこから来たのかを言うことにした。

A「俺はあそこにある山のほうから来た」

B「俺は隣街の海のほうから来た」

C「俺はここから北の森のほうから来た。空気がきれいなんだ」 

D「俺はすぐそこに見える川から来た。俺ん家はそこにある」

E「俺はここから遠くにある都会からきた。だからこの辺より利便性が高いよ」

偽物が誰なのかは分かったのだが、口に出せばどんな目に合うか分からないので、誰も口を開こうとしなかった…。
凄まじい洞察力を持つ男がいた。

自分の現状況と周囲の状況を分析し、自分にとって最高の判断をとり、幾多の危機を乗り越えて、自分の望みを手に入れ続けてきた。

そんなコンピュータの様な男がある女に恋をした。

飾らない性格で顔もかわいいその女性を持ち前の洞察力で自分に惚れさせて、難無く両想いになる事に成功。

一緒に暮らす様になり結婚もし、数年の月日が流れた。

が、ある日、男は自殺する。

男は見えたのだ。

男の望みは妻の幸福。

その幸福を与えるにはそれしか無かったのだ。

魂となり自分の葬式の中、泣いてるフリをして、時折、ほくそ笑む妻を見て、「これで良かったんだ」と思い、昇っていった。
司会「ハーイこんばんは〇〇ラジオの時間です。では早速皆様から送られてきた不思議な話を紹介します。最初はペンネーム:ボブさんからのおはがきです」

「最近、朝目覚めるとよく人形が動くんですよ。それで怖いから次動いたら壊してやろうと思っていました。翌朝目覚めると凄い音で人形が動いてたから壊してやりました。すると翌日から目覚めが悪くなり学校に遅れるようになりました。何故かな? と不思議に思っています」
 
司会「何故でしょかね〜さっぱりわかりません。では次のおはがきです」

「僕は自分が人類で最も優れていると思います。なぜなら学校で最も頭がよくて喧嘩も最強だからさ! しかも歌もうまくて家事もこなせるし楽器ならなんでも弾けるからね☆ でも一つだけこんな僕にもわからないことがあるんだ。朝起きると人形が勝手に動くんだ。…………………………………さんからのおはがきです」
蟹を食った時の話

先日、蟹を食った時の話し。

父:(;`・ω・´)‥‥(蟹の身をひたすら取り出し、溜めている)

母:(゚д゚)お父さんったら、もう。嫌な食べ方してー。

父:(;`・ω・´)‥‥(脚の取り出し作業終了。胴体へ移行)

母:(*゚∀゚)あらすこい蟹味噌!

父:(;`・ω・´)‥‥(蟹味噌の詰まった甲羅に取り出した身を苦心して盛り付けている)

母:(*゚д゚)もう、お父さん! 子供みたいな事しないでっでば!

父:(;´・ω・`)フゥ‥‥終った。

父:(*´・ω・`)はい、お母さんどうぞ。

母:(*゚д゚*)‥‥。
僕には生まれた時から黒い男がついてくる…。

その男が誰なのかは全く分からない!

ついてこられるような事をした覚えはない!

だけどついてくる…。

そいつは面白い…というか変わった奴で、地面に寝そべりながら移動したり、大きくなったり小さくなったりする。時には複数でついてくる。

だが、その化け物みたいな男も僕が眠る時まではさすがについてこない。

なんでだろう…。
女が目を覚ますと、見たこともない森にいました。

女は傍に立っていた木に、此所は何処か尋ねました。
木は言いました。

「此所は忘却の森、全てを忘れてしまう森」

「全てを?」

「あなたが望むのなら」

女は森を歩き出しました。
途中、鹿や兎を見ましたが、彼らは何もせずにぼんやりしていました。

やがて女は一人の老人に会いました。
老人は息も絶え絶えに木の根元に座っていました。

「どうしたの?」

「儂はある国の王じゃ。娘にいきなり襲われた。従者と共にこの森まで逃げたが、従者は森の入口で死んでしまった」

そうだ、私はこの人を追っていたんだ。この人の背中を覚えているもの。

老人の傍らには一振りの剣がありました。女はそれを掴むと老人の首を切り落としました。

女は刀を片手に尚も歩きました。やがて森の出口に着きました。
森から出ると、そこには鮮やかなドレスを着て斧を握った女が倒れていました。

それを見て女はあることを思い出しましたが、その時には全てが終わっていました。
ガンマンがビールを飲み終わって店を出た。

彼はすぐに戻ってきて銃を抜き、天井に向けて二発撃った。

「誰が俺の馬を盗みやがった? いいかおまえら、よく聞け。俺はこれからもう一杯飲む。飲み終わるまでに馬が戻らなければ、いつかテキサスでやったのと同じことをやらねばならん」

それを聞いた客たちはまきぞえで殺されてはかなわん、と慌てだした。

数分後、男が飲み終わって外に出ると、馬は杭に繋がれていた。

そこへ後から来たバーテンが興味深そうに尋ねた。

「それで、テキサスでは何をなさったんです?」

「歩いて帰ったんだ」
ある男が行き倒れの老人を助けると、その老人は神に姿を変えて言った。

「心清き者よ。汝の願いを言うがよい。どのような願いでも聞いてやろう」

すると男は言った。

「この世からすべての争いや諍いを無くしてください」

「うむ、汝の願い。しかと聞いた」

そういうと神は男の前から消えた。

今でも世界中で争いや諍いは続いている。
今日も私は会社に一番乗り。窓を開け、花を活ける。

私の集中力は尋常ではない。机につくとあっという間に午後5時になる。その間昼食はとらない。
同僚に「お疲れ様〜お先に」と言うと「もう仕事終わったの?」といいたげな顔でポカ〜んと口を開けてる。私は元気溌剌である。

電車で自宅へ帰る。その間は資格の勉強。自宅では私服に着替え、途中で買った食材で自炊する。

そうこうしていると午後8時。私は繁華街に繰り出す。青少年の健全な育成の為、家出、飲酒、喫煙をする少年少女に声をかける。
彼らは家庭に何らかの問題を抱えている。決して上から話しかけないで同じ目線で話す事が大切である。

その後は町内の防犯対策である見回りのボランティア。最近、町内では放火、痴漢の被害が多発している。よかった今日も平和だ…。

帰宅すると午前5時。シャワーを浴びて朝食を食べるともう出社の時間。私は道で摘んだたんぽぽを窓辺に飾り「行ってきます」と言って部屋を出る。

会社のある日は毎日こうして暮らしている。
彼女と僕は約束をした。

ずっと一緒にいよう!
そして夏には必ず海に行こう!
それから僕の故郷にも行こう!

と約束したのが春の事だった。

彼女は自分の体に自信がなく今まで海に行った事がない。そんな彼女の体に僕は疑問を感じた。
世間一般から見て彼女の体は誰が見ても標準。太ってもないし、痩せてもない。然程気にする物ではなかった。

僕も彼女も約束を破るのは大嫌いだった。しかしあの時あんな約束をしなければ良かった。
彼女の自分への体の嫌悪感は想像以上だった。痩せない、醜い、と嘆きながら極度のダイエット…結果…拒食症…餓死。

こんな事があっていいものなのか。
彼女は僕との約束を守るべく命をかけた。次は僕の番だね。

そして夏が来た…僕は彼女との約束を守るべく、彼女の遺骨と共に故郷へと向かった。そう人類の故郷に。

これで君との約束は全て守れたかな?
これからもずっと一緒だね。
「よう」

声をかけられ振り向くと友人がいた。友人は壁に立っていた。

「お前……何やってんの?」

「重力に逆らってんの」

「……そうか」

それから友人と散歩しながらいろいろ話をした。やはり友人は壁や塀をすたすた歩いていく。

俺はフトあることに気付いた。

「なぁ……」

「なんだ?」

「重力に逆らうってんなら、逆らう方向が違ってないか?」

友人は空に消えていった。
『なんで私のメアド知ってたの』

「僕のメール届いたんだ」

『凄く嬉しかった』

「Β君からメール貰ったでしょ」

『キモいだけだね』

「僕を見てたって事」

『ずっと前から知ってたよ』

「僕は頭悪いし、スポーツ出来ないし、不細工だから」

『だから私はあなたにはふさわしくないって言うの』

「君はカワイイからみんなにモテるだろうって思ってた」

『ありえない、どうしてそんな風に思うの』

「僕の事が好きなの」

『そうよ』

「Β君の方が好きなんじゃないの」

『嫌だ誤解してるよ、そんな仲じゃない』

「Αちゃんって呼んでいいかな?」

『明日から、呼んで下さいね』
ここは本庁でも迷宮入りした時効成立事件を担当する部署。

われわれは今世間の強い風当たりを受けている。時効警殺。世間はわれわれをこう呼ぶ。

ここ三ヶ月、新編成として新採されたわれわれ八名によって七件もの未解決殺人事件が解決していた。そして、今日も一件。

しかし、問題はその後である。この未解決事件の真相が分かれば、我々は本庁に連絡し、本庁の者が確認のためにやって来るのだが、そのたった数時間の間に容疑者を何者かに殺害されてしまっていた。七件全て。

まさに警殺。世間の言うとおりだ。

しかし、これだけの難事件の容疑者で解決から逮捕までの短い時間でなぜ情報が流れたのか。

そして遺憾なことに今日も、25年前起こったOL殺人事件の真相をわれわれが暴いた直後、容疑者が自宅で惨殺されていた。

なんてこった。

そんな中、今日正式に我々の部署のスポークスマンが逮捕された。我々の捜査を盗聴し先回りしたのだろう。正義の鉄槌のつもりだろうか。

夕暮れ時、我々遺族は達成感と虚しさを抱き、愛する者が眠る墓に報告に向かった。
バイトに向かっている時、小学二年生のミコトちゃんに出会った。

ミコトちゃんはお隣の斉藤さん家のお子さんだ。一人暮らしの僕に何かとよくしてくれる斉藤さん。ミコトちゃんも僕に懐いてくれているようだ。

僕「やあ、ミコトちゃん」

ミコトちゃん「うん…お兄ちゃん」

いつもは笑顔で挨拶を返してくれるミコトちゃんだが、今日は違う。具合が悪いのかな?

僕「具合が悪いの?」

ミコトちゃん「ちがうの。お兄ちゃん、いちたひ」

僕「へ?」

ミコトちゃんが何を言ったのか解らなかった。でも、「行きたい」と言ったんだと無理矢理解釈。

僕「一緒に行きたいの? ダメだよ。お兄ちゃんは今からアルバイトだからね」

ミコトちゃん「ちがうの」

僕はわけがわからなかったけど、バイトに遅刻しそうな時間になったので、ミコトちゃんにバイバイして駆け出した。

僕(でも、ミコトちゃんは妹みたいで可愛いな)

僕がそう考えていると、歩道なのに何故か目の前に大型のトラックが突っ込んできた。避ける間もなく、僕はそれに…轢かれた…。

一瞬だけ赤く染まり、黒く沈んでいく脳の中。僕は解った。

警告ありがとう、ミコトちゃん。でも気付かなくてゴメンね。ミコトちゃんはまだわからなかったから分けたんだね。

僕は「いちたひ」を理解して眼を閉じた。
1998年8月の真夏の日でした。

私は寒がりなので家でコタツに入ってみかんを食べていました。外は雪が降っていて本当に真冬って感じでした。
あと2時間で新年を迎えるってときにそれは起こったのです。

私は、コタツから出てみかんの皮を捨てようとした瞬間です。
突然、「ぅぅ・・・・・うぅぅぅ・・・・・」という、低い声が校庭に響き渡りました。

ちょうどマラソンをしていた私はその声にびっくりしてその場に立ち止まりました。
他の同級生たちは何事も無く校庭を走っています。みんなには聞こえないのだろうか? それともただの空耳? と思いながら、みかんの皮を捨てて、コタツに入りなおしました。

すると、また、「ぅぅ・・・ぅぅうううぅぅ・・・・ャ・・・・マ・・・・・・シ・・・・・・・タ・・・・・・」
空耳ではありません! 幻聴ではありません! 確実に「ヤマシタ」と聞こえました!

私はみかんの皮を剥きながら思わず

「ヤマシタ? ヤマシタって誰?」

と、聞き返しました。

すると突然!!

グゴオオオオオゴオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!

「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!」

私は見てしまったのです。あのおぞましい光景を。言葉では言い表せないとんでもない事を目にしてしまったのです。
次のメールは東京都にお住まいの○山×一さん…。

おっと、ラジオネームがありましたね、失礼しました。
「ルイズとちゅっちゅしたいよぉ」さんからのメールです。
「ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁあああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー! あぁああああああ!!! ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ! クンカクンカ! スーハースーハー! スーハースーハー! いい匂いだなぁ…くんくん、んはぁっ! ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお! クンカクンカ! あぁあ!! 間違えた! モフモフしたいお! モフモフ! モフモフ! 髪髪モフモフ! カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! 小説11巻のルイズたんかわいかったよぅ!! あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!! ふぁぁあああんんっ!! アニメ2期決まって良かったねルイズたん! あぁあああああ! かわいい! ルイズたん! かわいい! あっああぁああ! コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!! にゃああああああああん!! ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!! コミックなんて現実じゃない!!!! あ…小説もアニメもよく考えたら… ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い? にゃあああああああああああああん!! うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!! いやぁぁぁあああああああああ!! はぁああああああん!! ハルケギニアぁああああ!! この! ちきしょー! やめてやる!! 現実なんかやめ…て…え!? 見…てる? 表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる? 表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ! ルイズちゃんが僕を見てるぞ! 挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!! アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!! よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!! 僕にはルイズちゃんがいる!! やったよケティ!! ひとりでできるもん!!! あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!! いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあアン様ぁあ!! セ、セイバー!! シャナぁああああああ!!! ヴィルヘルミナぁあああ!! ううっうぅうう!! 俺の想いよルイズへ届け!! ハルケギニアのルイズへ届け!」
俺はしがない安月給のサラリーマン。ちなみに社会人一年目。
大学ではサークルの代表とかしちゃって、ちょっとした人気者。
だが今は、窓はあるが隣の建築法を無視した風俗ビルが建ってるせいで昼も電気が必要なアパート5階に住んでる。くそ、大学にもどりてえ。
そういやこないだ、藤沢と会ったな……あいつ、風俗ビルと俺のアパートの路地から出てきやがった。まああのなりじゃあ、風俗でも行かなきゃ魔法使いwww
よく大学時代、飯をご馳走になったな〜。
いつになく不健康そうな顔を白くして、「このビルの8階の風俗トパーズはいい、行ってみろよ」ってさ。トパーズてwww 誕生石かwww
まあ俺はそこまで飢えてねえけど一度行ってみたいな。
そんなことを考えながら、なけなしの窓を開けて洗濯物を干してたらパンツが落ちた。俺の勝負パンツ。
あれ履いて明日のプレゼンに是非とも望みてぇのに……いつもはスルーだが、案外ジンクスとか縁起を気にする俺は路地に取りに行く。
下まで降りると風俗ビルにブルーシートにポリスマン……話を聞くと、なんでも8階の風俗店でヤクがはびこっててラリったヤクザが銃を乱射して3人死んだって。それも前になんかあったらしくて、腐敗した男性の遺体も発見。うげえ。これは大家に直訴して家賃革命だな。
それに下まで降りたのに、風俗店と俺のアパートの間狭すぎて通れねえ。30センチぐらいか? くそ、パンツがとれねえじゃねえか…。
仕方ねえな、今日はパンツを替えずに明日は運をつけて……てねーよwww とりあえず胸くそわりぃ休日だな。
中学校の午前。
Aは授業も聞かず妄想に耽っていた。


――もしテロリストが学校に乗り込んできたらどうする?

奴らは銃器の扱いに長け、格闘のプロフェッショナルでもある。つまり全員が戦闘のエキスパートだ。

奴らの目的は100億円の大金と、同胞である『民革連』の開放。
奴らは学校を占拠、俺達を人質にして要求を通そうとする。

俺はまず最悪のパターンを避けねばなるまい。それは奴らに捕まること。

正面突破は無理だ。窓から飛び出し、教室を出、身を隠す。
俺が逃げ出しても、所詮中学生一人と奴らは侮るはず。そこに付け込む。

恐らく持久戦になる。夜を待ち、闇に紛れ見張りの一人を襲い、銃と服を奪う。そして奴らに成り済まし、一人一人消していく。

完璧だ――


Aがほくそ笑む、と同時に騒がしい音。そして武装した集団が教室に飛びこんできた。

「この学校を占拠する!!」

――!! まさか本当にテロリストが来るとは。良いだろう、上等だ。
まず俺がすべきは、窓へ!!――


いきなり教室中の男子全員が一斉に窓へ突っ込んでいった。
ジョンが4人集まった。

ジョン「やぁ」
ジョン「やぁ」
ジョン「やぁ」
ジョン「やぁ」
ジョン「やぁ」

一同「………」

ジョン「今、一人多くなかったか?」
ジョン「スマン、最後の『やぁ』は俺だ。ついノリで」
ジョン「何だよ紛らわしい」
ジョン「確かに。そうだ、一人一人にアルファベット振っていこうぜ」

ジョン「じゃあ俺ジョンAな。お前ジョンBで良いか?」
ジョンB「良いよ。じゃあお前らCとDな」
ジョンC「おう」
ジョンD「……」

ジョンB「どうした? ジョンD」
ジョンD「俺はAが良い」
ジョンA「しょうがねぇな、Aはくれてやる」
ジョンA「ありがとう」

ジョンD「でもやっぱりアルファベットはそっけないな。思い切って改名しようぜ」
ジョンA「……」

ジョンB「じゃあ俺は武蔵」
ジョンC「ギャクティカ」
ジョンA「……ジャンで」
ジョンD「トミー&ジョーが良いな」

ギャクティカ「それじゃ5人じゃねぇか」
武蔵「それやりたかっただけだろ」
トミー&ジョー「バレた?」

ジャン「もう良いよ。そろそろ時間だ。遊びは終わり。名前も元に戻そうぜ」
ジャン除く一同「そうだな」

ジョン「じゃあな」
ジョン「じゃあな」
ジョン「じゃあな」
ジャン「じゃあな」

ジョン「お前名前気に入ってんじゃねぇか」
彼女はカレーの国から来た。出会いは町の小さな喫茶店だった。お互い一目惚れ。程なくして同棲を始めた。

俺の名前は佐藤。今は大手の家電量販店の営業マンをしている。

初めて同棲したアパートは酷い欠陥アパートだった。毎日トイレがつまる。揚句の果てに床が抜け彼女もろとも一階の住人を押し潰した。俺は管理不動産会社に怒鳴り込み、今の鉄筋でできた三階建てのマンションの二階の角部屋に同棲している。

俺は彼女程美しい存在はないと思っている。毎朝弁当を作ってくれ、駐車場にいる俺に二階のベランダから渡してくれる。

そんな幸せな日々は長く続かなかった。得意先のポットやジャーを作っている大手家電メーカーの受け付け嬢と浮気をしてしまった。初めは軽い気持ちだがデートを重ねるうちに本気になってしまった。

そしてオープンカフェを借り切り彼女と浮気相手と俺で話あいが始まった。

彼女は俺の本気を知ると大粒の涙を流し吠え、路駐の車を薙ぎ倒し、通行人を吹き飛ばし、何処へ行ってしまった。

全部俺が悪い、でも今度の彼女とは上手くやっていける気がするんだ。

彼女の出身は…

アフリカだ。
おれには昔から付き合いのあるおさななじみの少女がいた。まぁ、ちいさいころはよくあそんでいたが成長すると疎遠気味になっていった。男女なんてそんなもんだし。

ま、何だかんだいってはみたが結局おれたちは恋人になったんだ。別に自慢じゃないぞ、うん。

えいえんかとおもわれたこいもやがては終わりを告げてしまったんだ。

はるのことだ。いきなり呼び出されたおれは一方的にわかれを告げられた。ショックでわけがわからなかった。そのあとのことは覚えちゃいない。これだからおんなは。

誰もが…というか男ならば一度はおもったことがあるんじゃないか? そんなところがれんあいのむずかしさだよな。そう簡単にじょうじゅせず。

だが数年後、再び彼女に会った。あの日以来何も変わっちゃいない。かおもこえもすべてがきおくと同じまま。ただうれしかったなぁ。だからおれは自分自身をだまし、またかのじょを愛するだろう。こんどこそは本当にえいえんなんだ。すべてがうそで塗りかためられたものであってもだ。
『相談したい事があるんだけど』
「悩み事か? とりあえず聞いてみるよ」

『今度俺の娘が結婚する事になったんだ』
「そりゃあ良かったな、おめでとう」

『それがあんまり良くないんだ』
「なんでだ相手の男がろくでなしなのか?」

『俺の親父はろくでなしじゃないよ』
「いや、今お前の親父の話してね〜し」

『あっ…いや、説明不足だな。俺の義理の娘同い年なんだけどな、その娘が俺の親父と結婚するんだ』
「なんか複雑だな…」

『だろっ、そうすると俺の親父は義理の息子で義理の娘は義理の母になるよな、で俺と母と娘は同い年になるよな』
「なんか頭痛い…」

『それだけなら、ちょっと複雑な家庭って訳だけどな』
「充分複雑だと思うけどな」

『子供が生まれたら、どうなるんだろう…』
「それはおめでたいんじゃない?」

『例えば俺んとこと親父んとこに息子生まれたとすると俺の息子と親父は義理の兄弟で親父の息子と俺も義理の兄弟で』
「それは義理のじゃねえだろ」

『俺は親父の義理の父だから親父の息子の義理の祖父で兄弟って訳だ』
「もう無理だ! それ以上聞くと頭痛くなってくる。結局何悩んでんだ!」

『スピーチどうしようか? 俺口下手なんだ』
「そこかよ! ってかスピーチすんのかよ!」
「なあ、本当にこれで終わりにするのか?」

「ええ、もちろん」

「この世に未練が…」

「あったらこんな場所には来ないでしょ?」

「いや…もう一度考え直さないか?」

「だめよ。今止めたらきっと後悔する」

「だけど…」

「美しい姿のまま、愛する人に殺されるの。こんなに贅沢なことある? 年老いてからじゃ、もう遅いの。さ、早く準備して」

「わかったよ。僕も男だ。覚悟を決める」

「…そう。それでいいのよ。さよなら、私の愛する人…」

「さようなら…本当に愛していたよ…」


そしてまたこの世界から一人、死者が出た。

その後、男の姿を見た者はいない。それだけのお話。
ネクタイって知ってるよね?

首から下げるアレね。布のヤツ。
社会人じゃない子もファッションで着けたことあるかな?

重さなんて感じないよね。だって布だもんね。

でも、最近私のネクタイ重いんだ。凄く重いの。
最初はもちろん重さなんて感じなかったよ。だって布だもん。

家族が出来て子供が産まれた時ぐらいからかな。少し重くなったのは。
でも、全然苦じゃない。むしろ、頑張るぞって張り合いが持てるぐらいの重さ。

その次に重くなったのは社長になった時かな。
結構重いけど全然平気だった。頑張ってるぞって実感が沸くぐらい。

でも暫く経ったら会社潰れちゃってさ。

今、ネクタイ凄く重いんだ。どんどん重くなってくし。
もう立ってるのが精一杯。困ったな。

あっ、良いこと思い付いたよ。簡単じゃないか。

だってこれ、ぶら下がってるから重いんだろう?
だったら私がぶら下がれば良いじゃないか。

何で気付かなかったんだろう。

ほら、楽になった。
ピンポーン…

チャイムの音だけが寂しくこだまする。
やっぱり、君が出て来る事はなかった。


最近、彼女は僕を避けるようになった。
僕が近付くと、さっと目をそらして離れて行ってしまう。

君は僕に気付かれないようにしているみたいだけど、そんな事は無い。
君のその行動に、僕は心底傷付いたんだから…。

一体どうしたって言うんだ…? 僕が何をしたって言うんだ…?

訳を訊こうにも、君とコンタクトがとれないんじゃどうしようも無い。
直接はもちろん、電話をしても、メールを送っても、君からの返事は無いんだから。

そして今、僕はこうして君の家の前にいる。

でも、彼女は留守みたい。
部屋の灯りがついているのを、この目で確認してるんだけどな…。


次の日、君は知らない男と手を繋いで家に帰ってきたね。

彼女は幸せそうな笑顔を見せていた。僕には見せた事の無い顔を。
そうか…。君は僕といるより、そいつといた方が幸せなんだね…。

OK分かった。僕は大人しく身をひくよ。
これ以上未練がましく君に固執していても、君が僕に振り向く事は無いだろうしね。

これからは友達として、君と付き合って行こう。

「やあ! 今帰りかい?」

悲しみをこらえ、初めて僕は、彼女に話しかけた。
最初に死んだのは5歳の時。よく覚えていない。

次に死んだのは小学生の時。あまり理解できなかったが泣いた。

その次に死んだのは大学生の時。不器用な性格からか友人はあまりいなかった。

次に死んだのは子どもが中学生になった時。今までありがとう。

その次に死んだのは退職後。逝く時は独りきりだ。

最後に死んだのは今日。平凡だが良い人生だった。皆が泣いている。最初に死んだ時のことを少しだけ思い出せた。
ある男性がレストランで食事をしようと写真付きのメニューを見ていた。

とても立派なロブスターが美味しそうだったので注文したら、実際に出てきたのは写真の半分も無いようなロブスターだった。

男性は支払いの際、キャッシャーに「写真とはずいぶん違うようだが」と言うと、キャッシャーは「あれはサンプルですから」と答えた。

すると男性は言った。

「ではサンプルではない値段を教えてくれ」

するとキャッシャーは半分の大きさのメニューを取り出した。
大学生「私が御社を受けた理由は…」

面接官「えっ」
大学生「えっ」

面接官「悪いことでもしたんですか」
大学生「いえ、特に」

面接官「じゃあどうして恩赦を受けたんですか」
大学生「社員の方に惹かれたからです」

面接官「えっ」
大学生「えっ」

面接官「何ていう社員に轢かれたんですか」
大学生「説明会でお会いした方全てです」

面接官「えっ」
大学生「えっ」

面接官「大丈夫ですか」
大学生「はい。体力には自信があります」

面接官「すごいです。でも、耐力って言っても、限度が…」
大学生「自己紹介させていただきますと…」

面接官「まだ事故があるんですか?」
大学生「たくさんあります」

面接官「えっ」
大学生「志望理由の方がいいですか」

面接官「死亡してるんですか!?」
大学生「はい」

面接官「なにそれこわい」
大学生「えっ」

面接官「いつから死亡してるんですか」
大学生「実は社員の方に惹かれる前から志望していましたが、社員の方に惹かれて更に志望度が高まりました」

面接官「なにそれもこわい」
大学生「えっ」
男は、山に生きる凄腕の猟師だった。

自分が生きるために他の命を戴く。そうして生きてきた。
そこに疑問はなくただ感謝だけがあった。己と、守るべき家族のために感謝してきた。そして、無駄な命を奪うことは決してしなかった。

秋。葉が落ち、山々の実りも尽き始めたある日、1頭の雌猪を見つけた。

雌猪は、猟師に気付くやいなや逃げ去ろうとした。
猟師は、勿論逃がさない。長年の智恵と技術と経験を駆使し、追い付め、弓矢を構えた先は雌猪の巣穴だった。

巣穴には、6頭の子猪達がいた。
突然現れた猟師に対し、子の1頭はあわてふためき逃げ惑い、1頭は訳も分からず鳴き喚く。そして1頭は母親に体を擦り寄せ震えていた。

ふと、自分の子供達の笑顔が頭をよぎる。

母猪は、迫る死の恐怖を子への愛情で振り払い、(こいつも守るべきものがあるのだ……)、猟師へと突進してきた。

猟師は母猪の突進を軽くいなし、(この母親も必死に生きようとしている、それは)弓矢を構え直――

(俺と同じ、子供のためだ)

父親は、弓を捨てた。


「今日は猪鍋だぞ。7頭捕れた。今日は手っ取り早く銃で仕留めたよ。弾がもったいなかったがね」
「わーい」

猟から帰った父親を、80人以上の子供達と10人程の妻が出迎えた。肉は、全然足りなかった。
山の生き物もそのうち絶滅した。
「こんにちは、今日もお元気そうですね?」

笑顔で語りかける私に不安そうなあなたも破顔する。私が常に心掛けている事は、清潔で爽やかなイメージを保ち、相手を和ませる物腰だ。

私はいつものように大丈夫ですよと囁きあなたに触れる。そんな時、僅かにあなたに緊張感が走るのもいつもの事だ。

「我慢出来なくなったら言って下さいね?」

この言葉は多少の安心感をもたらすが、それで何かが変わる訳でも中断する訳でもない。
あなたの為にだってならないから。あなたも私も単なる社交辞令だと解っているのだ。儀式の始まりの様なものだ。

不快だと云われる音も私には軽妙だと感じる。
時々込み上げそうになる笑いを堪えて、あなたの表情を見つめる。

あなたがつらい時、私が楽しい…少しだけど少しだけどそう感じてしまう自分がいるのは内緒の話。
だからその気持ちを押し隠し、ドアの向こうに消えるあなたに優しく言う。

「それではまた来週のこの時間にね」
こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。

この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。

どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ? ちんゃと よためら はのんう よしろく。
スーパーの店員に初老の紳士が話しかけた。

「君、レタスを半分だけ売ってくれないか」

「申し訳ありません。レタスは1個単位でしかお売りできないんですよ」

「包丁で半分に切ればいいだろう。半分だけ売りなさい」

「…少々お待ちください。店長と相談してきます」

店員は店の奥へ行き、店長に言った。

「店長、レタスを半分だけ売れなんていうしみったれた客が来てやがるんですが…」

店員はそこまで言うと、すぐ後ろに先ほどの客がついてきているのに気が付き、言葉を続けた。

「そしてこちらの紳士が残りの半分を買ってくださると仰っています」
2人パイロットがコックピットに座って飛行機を操縦していた。

しばらくすると正パイロットの帽子が落ちたので、副パイロットが「サー、帽子が落ちました」と注意した。

すると正パイロットは「フライト中だって言うのに、『落ちた』はないだろ。『無事着陸した』とか言うセンスはないのか??」と唇を尖らせて言った。

副パイロットが「すみません」と言いながら帽子についた埃をはたき、丁寧に正パイロットに帽子をかぶせながら言った。

「よし、これで大丈夫です。ちゃんとはまりました。これで絶対に『無事着陸』することはないと思います」 
ローマ法王が観光を終え、リムジンに乗って空港に行くことになった。

リムジンを一度も運転したことがないローマ法王は、運転手に運転を代わって貰えないか頼んだ。
運転手は法王様の命令には背けないので後部座席に座ると、法王がハンドルを握った。

ローマ法王はリムジンがどのくらい速いのか試した。
時速150キロぐらい出たところまで来ると…やってしまった! ミラーにはパトカーが。

警官が窓の所に来る。警官が運転手の正体を知ると、

「ちょっと待っててください。無線で連絡しなくては」

警官は無線で署長を呼び出す。

警官「すごく重要な人物を止めてしまったんですけど、どうしたらよいか教えてください」

署長「またテッドじゃないだろうな?」

警官「いえ、もっと重要な人物です」

署長「知事か?」

警官「いえ、もっともっと重要な人物です」

署長「まさか大統領だなんて言うんじゃないだろうな?」

警官「いえ、さらに重要です」

署長「一体誰なんだよ!」

警官「神様だと思うんです!」

署長「なんで神様だと思うんだ?」

警官「ローマ法王をリムジンの運転手に使ってますから!」
私はいたって普通の会社員。

しかし職場の仲間からはハンターと呼ばれている。まぁ、そう呼ばれている理由は解らないでもないが‥。

私のハンターと言われる仕事が始まるのは終電間近の終点から3〜4駅手前の駅。バス停前で張っているんです。この辺の駅はバスが無くなるのが早いんですよ。

ほら、バス停前で時刻表と時計を見ているOLを発見。今日は幸先が良い。獲物を捜すのも学生はまずダメ。いろいろしがらみがやっかいで。

そうこうしているとOLらしい彼女は歩き始めました。まさに理想の足取り。こっちは住宅街へ続く道。私はそっと彼女に気付かれないように距離をとって後を追います。

住宅街に入り街灯もまばら。彼女もさすがに不安な様子。私はまだ焦りません、様子を伺います。携帯を取り出さないとこを見るとどうやら一人暮らし。理想的です。

何やらあらぬ気配を感じたのか彼女の歩みも速足になる。ここまでこれば私のペース。私は迂回し彼女の前へと先回りをする‥。

そして突然! 彼女の前へ飛び出す!

すると彼女は驚きと同時に私に敗北を表すかのように手を挙げた‥。

「こんばんは、どちらまで‥?」

こうして今夜も長距離客をゲットするのです。
愛人「あたし、このお髭があまり好きじゃないの。剃ってくださらない?」

ジャック「いや、この髭は妻が気に入ってるんだ。剃ったら離婚と言われているんだよ」

愛人「そんなこと言わずにお願い。1度だけ、あなたの顔をちゃんと見たいのよ」

ジャック「仕方ないなあ」

髭を剃ったジャックはこっそり夜中に帰宅した。妻はもう寝ていた。

ベッドに入ると妻はジャックの気配に気づいたようで顔を触った。妻が「あら?」と言ったのでジャックは「しまった!」と思った。

妻「ダメよマイケル。今日はもうすぐ夫が帰って来るんだから」
ある夫婦がボールで遊んでいたら、そのボールがある家の窓ガラスを割ってしまった。

仕方なく2人でその家に謝りに出向いたところ、出てきた男はこう言った。

「怒ってなどいません。私はこの家にあったランプの精です。あなたがボールをぶつけてくれたおかげでこうして出てくることができました。お礼にお二人の願い事をひとつ叶えてさしあげます」

「それでは私たちは大きな家が欲しいです」

「わかりました。あなた方が帰る頃にはそこに大邸宅が建っていることでしょう」

「ありがとうございます」

「しかし、実はランプの精である私は人間の女性と寝たことがありません。奥さん、1回だけお願いできませんか?」

「わかりました。では夫は先に家に帰ってもらいます」

ベッドで事が済んだあと。

「奥さん、あなたの旦那さんの年はいくつですか?」

「45歳ですわ」

「ふーん、45にもなってランプの精を信じているとはねえ…」
ある男が会社から家に電話し、興奮した様子で妻に言った。

「ごめん、急に出張しなきゃならなくなったんだ。これから荷物を取りに帰るから、一週間分の着替えを旅行カバンに詰めておいてくれないか。出張先でお得意さんと接待ゴルフをするから、僕のゴルフセットも出しておいてくれ。それと、パジャマは青のシルクのやつにしてくれ」

その後しばらくして帰宅した男は、用意してあった旅行カバンとゴルフバッグを持って出張へと出かけていった。

一週間後、出張から帰ってきた男を迎えながら、妻が尋ねた。

「おかえりなさい、ダーリン。出張はどうだった?」

「いやあ、初日からずっと接待ゴルフばかりで本当に疲れたよ。ところでさ、頼んでおいたシルクのパジャマを入れ忘れてたよね?」

男がそう言うと、妻は平然と答えた。

「あら。パジャマはちゃんとゴルフバッグの中に入れておいたわよ」
♪〜♪〜

「もしもし?」

「ねぇ、後ろから変な足音がするんだけど…」

「今度は何だよ、お前は本当トラブルメーカーだな」

「う〜(泣)。達也の意地悪!!」

「この前だって猫のミィが居なくなったーって言って大騒ぎして家の前野次馬だらけだったじゃん」

「あれはTVでやってた猿まわしの真似させようとしたら怒ってどっか行っちゃって…(照)」

「はぁ、、、とりあえず俺ん家まで来いよ」

〜15分後〜

「怖かったー。あ!! そうだ今日特番で子犬大集合やるんだった。見せて!」

ピピッ

「いーから寝ろよ、明日も早いんだろ」

「えーっと、只今入りましたニュースです。先程○○動物園から動物が逃げ出した模様です。そのうちの何頭かは職員の手によって連れ戻されましたが、依然見つかって居ないのは…」

プツン

「あ〜!! 何が見つかってないのか気になるじゃん!!」

「寝るぞ!!」
カトリックの神父とイスラムの僧侶がレストランで同席した。

「このスモークベーコンはとても美味しいですよ。よろしかったらあなたもいかがですか」

『いや、私の宗教では豚を食べることを禁じられているのです』

「なんという悲劇だ! この最良の味を知らない人生なんて!」

『ところで神父さん、あなたは奥さんと子どもが何人居ますか?』

「私は神父なので妻も子どもも持ってはいけないのです」

『なんという悲劇だ! あの最良の味を知らない人生なんて!』
男「妻が行方不明になったので捜して欲しいのです」

警官「ではあなたの奥さんがどんな女性か教えてください」

男「パンを焼くのが上手です。でも掃除は苦手で、親は田舎に住んでいます」

警官「そうではなくて、奥さんを捜すために役立つ情報が欲しいんです」

男「たとえばどんなことでしょう」

警官「たとえば私の妻は20歳です。まっすぐな長い黒髪をしていて黒い大きな瞳。胸が大きく体型はスレンダー。いつも金のピアスをしています。そういった情報です」

男「私の妻はもういいです。あなたの妻を捜したいのでもっと情報を」
ボブが新聞を読んでいると、「最新型フェラーリを500ドルで売ります」という広告が目に留まった。

何かの間違いだとは思いながらも広告主に電話を入れると、上品そうな婦人が応対した。話を聞くと本当に500ドルだというので、ボブは早速見に行った。

教えられた場所はものすごい豪邸で、召使いがボブを迎えに出てきた。ガレージへ行くと先ほどの婦人がにこやかに待っていた。

ボブはフェラーリを調べたが、どう安く見積もっても50万ドルはする車だった。

「本当に500ドルで良いのですか?」

「はい」

婦人はそう答えると、不思議がるボブに手紙を見せた。

「ハニー、僕だよ。急に姿を消して戸惑っていることだろう。僕は今まで仕事のことだけを考えて生きてきた。事業は成功し、銀行家の娘である君との結婚を機にさらに会社は成長し、ついには大金持ちになった。でも気が付くともう60歳だ。残りは20年くらいしか生きられないだろう。君との結婚に愛はなかった。二人を繋いでいたのはお金だけだ。でも僕は真実の愛を見つけた。残りの人生はメイドのメアリーと過ごしたい。でもこれは僕のワガママだから、僕が築いた財産は全部君にあげよう。ただ一つ、最後のお願いを聞いてくれ。僕のフェラーリを売って、そのお金だけを僕の口座に振り込んでくれないか」
「先生、うちの夫は寝言がすごいんです。毎晩なんです。結婚して3年ずっとです。気になって夜眠れません。何が原因なんでしょう? どうしたら治るでしょう? 悪化したりしますか? 悪化するとどうなりますか? よその旦那さんもこうなんでしょうか? もう心配で仕方ありません。妻として私に何ができるでしょう?」

「昼間、旦那さんに喋らせてあげることですな」
「いつもありがと」

雨の中、ひとりぼっちだった私に手を差し延べてくれた貴方。今もずっと側に居てくれる貴方に、私は毎日お礼を言っている。

でも貴方は私の言葉が解らない。どんなに声を枯らしても、私が伝えたい言葉は届かない。パンチは当たらないと意味が無いのと同じ。

貴方が私の言葉を理解できないと、意味が無いのにね。

「ありがと」

意味が無い。意味が無い。私がしている事は何の意味も無い。だけど、

「ねぇ」

解らなくても

「いつも」

意味が無くても

「本当に」

この言葉は

「ありがと」

嘘じゃないよ。

「うるさいな―。もうご飯の催促か?」

「ニャ―」
マイクは、ある日服屋にやってきた。

そこは服の買い取りもするのだが、主人は頑固なことで有名だった。

マイク「すみません。このジーンズいくらになりますか」
主人 「2ドルだ」

マイク「ウソ! もっとすると思ったのに! どうしても2ドル?」
主人 「どうしてもだ」

それを聞いてマイクは満足そうにポケットから2ドルを取り出して

マイク「これはあなたの店先に10ドルと書かれて掛かっていたんですよ」

といってジーンズを持ち帰った。
洋品店で困った様子の紳士に女性の店員が話しかけた。

「何かお探しですか?」

「実は妻の誕生日に手袋を贈ろうと思ったのだが、肝心の手の大きさが今ひとつ思い出せなくてね」

店員は優しく笑みを浮かべて、紳士の手の上に自分の手をそっと重ねた。

「これでいかがでしょう?」

「ああ、そうだった、妻の手はもう少し小振りだったよ。ありがとう」

そう言うと紳士は買う手袋を決めた。

「他に何かお手伝いしましょうか?」

彼女の申し出に紳士はちょっと考えた後でこう言った。

「実は手袋の他にブラジャーも買ってやりたいのだが…」
金曜の夜、毛皮店に派手な姿の男がゴージャスな美女を伴って来店し、店員に言った。

「そこのミンクの毛皮をもらおうか」

店員は思いがけない上客の来店を喜び、手もみしながら言った。

「お支払いは如何なさいますか?」

「小切手でいいかな?」

店員は満面の笑みのまま言った。

「もちろんでございます。ただ…」

「わかってるさ。一見の客だからな。品物は月曜に小切手を現金にしてからでいいよ」

「ありがとうございます!」

そして月曜日、男が再び来店すると、店員が金曜とは別人のような表情で言った。

「何しに来たんだ! おまえの口座には1セントも入ってなかったぞ!」

すると男はニヤリと笑って言った。

「最高の週末を過ごせたお礼を言いにさ」
ある村で少女が言った。

「大変、みんな寝たままなの」

確かに周囲の民家を調べてみると、村人全員まだ昼間だというのに寝ていた。老若男女村人全員が寝ているのだ。

不思議に思った私は少女に尋ねた。

「何でお嬢ちゃんは起きているの?」

少女は答えた。

「だって私の髪は長いもの」

私はしばらく考えた。なるほど、そういうことだったのか。
これは小児用解熱剤です。12歳を越える場合の効能は確認されていないため服用は避けること。

用量:2歳から6歳児:1回1錠 6歳から12歳:1回2錠 それぞれ1日3回服用のこと。

注意:この薬は眠気を来すので用量を守ること。自動車の運転、複雑な機械の操作を避けること。アルコール飲料を同時に飲まないこと。緑内障、慢性呼吸器疾患、前立腺肥大患者、及び妊娠中、授乳中の服用は安全性が確立されていないため、服用を避けることが望ましい。
サーカスの目玉であるライオン使いが始まった。

豊かな金髪にまっ白い肌。大きな目がキラキラと輝くものすごい美人。彼女がムチを打つと獰猛なライオンも子羊のようにおとなしくなって、彼女のかわいらしい舌の上にのせた角砂糖をなめる。

観客はみな感心して眺めていたが、ただ一人、叫んだ男がいる。

「あんなこと、オレだってできらあ」

ざわめく会場。するとサーカス支配人が怒って

「じゃあ、旦那。ここへ来てひとつ試しにやってもらおうじゃないですか」

するとその男。

「よし来た。それじゃあ、ライオンを檻にしまってくれ。そうしたらオレがライオンと同じことをやって見せるから」
母「早く宿題やりなさい」

子「お腹が空いて出来ないよ」

母「ホットケーキを焼けばいい」

子「粉がないから焼けないよ」

母「粉はお店で売ってます」

子「店員はグーグー昼寝してるよ」

母「水ぶっかけて起こしたら?」

子「バケツに穴が空いている」

母「フーセンガムで塞ぐのよ」

子「虫歯があるから噛めません」

母「早く歯医者に行っといで」

子「歯医者はハワイへ行ってます」

母「電報うって呼び戻しなさい」

子「お金が無いから出来ないよ」

母「銀行に行って借りといで」

子「ハンコがないから借りれません」

母「自分で彫って作ったら?」

子「まだ宿題が済んでいない」
俺はある日、学校の授業中にいきなり屁がしたくなった。

しかし今は授業中。こんな静かな時に屁なんかすれば1発でバレる。ましてや臭いがきつければ最悪だ。

でも我慢が出来ない! 出すしかない! だが今出せばバレる…。そうだ! 音さえごまかせば臭いがあってもなんとかなるはずだ。

そこで俺はポケットティッシュを取り出しこよりを作ってくしゃみと同時に屁をこけば不可能は可能になると考えた。

頭の中で何度もイメージトレーニングを重ねる。よし、完璧だ。

そして俺はこよりを作りくしゃみを出そうする。すると、

『はっ!!! くしゅん!!』

しまった!! 先にくしゃみが!!

『ぶうっ!!!!』

なんと俺は馬鹿でかいくしゃみでクラス全員の注目を集め、その後に特大の屁をしてしまった。

そして俺の今まで築き上げてきたものは一気に崩れ落ちた。
親戚の親子が遊びに来た。

伯父さんに「○○(俺の事)は何やってるんだ?」と訊かれ、「ニートです」と答えると、

「ほら見ろ、○○は何の仕事かよくわからないけど、ちゃんとカタカナ商売に就いているのにお前は家でブラブラしおって!」

と従兄弟を叱りだした。俺は従兄弟にちょっとすまない気がした。

それどころか伯父さんは従兄弟をいきなり数発殴り、蹴りを入れた。うずくまる従兄弟を背に伯父さんは財布をとりだし、

「ニートの仕事もたいへんだろう。たまにはゆっくりしなさい」

そう言って1万円くれた。
いつからだろう。あなたが私をこんなに大事に愛してくれたのは。

いつからだろう。私もあなたを本気で愛し始めたのは。

いつからだろう。あなたとの暮らしを至福と感じるようになったのは。

いつからだろう。あなたのために生きていこうと決めたのは。

いつからだろう。ちょっとした喧嘩をするようになったのは。

いつからだろう。その度に痛みを感じるようになったのは。

いつからだろう。あなたと一緒に寝ることに幸せを感じるようになったのは。

いつからだろう。あなたが寝てばかりになったのは。

いつからだろう。私も眠くなってあなたの隣で寝るようになったのは。

いつからだろう。私が選択肢を間違えたのは。
金遣いが荒い夫婦がいた。2人はハワイで休暇を楽しむことを夢見ていたが、その費用はまるっきり貯まらなかった。

ある日、ある考えがひらめいた。セック/スする度に20ドルずつ貯金するというものだ。2人は貯金箱を買い、そのアイデアを実行する。

そして1年後のある日、休暇の費用ももう貯まっただろうから貯金箱を開けてみようということになった。

貯金箱をのぞき込んだ夫が言う。

「ちょっと変じゃないか? セッ/クスする度に20ドル入れたけど、これにゃあ50ドル札がいっぱいあるし、100ドル札もあるぞ」

妻が答える。

「みんな、あんたみたいにケチだと思ってるの?」
脳死が確認されて二週間を経過した彼の皮膚細胞は、無数のチューブに繋がれ、人工呼吸器と点滴によって生き続けていた。

しかしそれも、昨日までの話。彼は死んでしまった。

「すみません。手は尽くしたのですが…」

お医者さんはとても悲しそうな顔で告げた。

彼の亡きがらを抱いた時、とても軽くて、苦しかったんだと思う。でも、もう苦しまなくていいんだよ? 楽になれたね。

「………治療費は結構です」

決して裕福とは言えない私の状況を察してか、なんて優しいお医者さんなのだろう。私はすぐに泣いた。

「……遺体を見るのは辛いでしょう」

お医者さんがシーツを被せる。

「……思い出は彼と共に焼いて忘れなさい」

この一言で私は立ち直れた。ありがとうございます。お医者様。
どうしてもションベンが我慢できなくなって、汚いしへんな落書きもいっぱいで気が進まないが、しょうがなく公園のトイレに入った。

じょじょじょじょー

用を足しながら前を見たら、ちっちゃい字でなんか書いてある。

「←左を見てごらん」

特に深く考えずに反射的に左を見てみる。

「←いいよ! いいよ! その調子! もう一回左見てみようね?」

はいはい。どうせバーカとか書いてあるんだろ? と思いながらも一応左を見る。

「←よしよし、いい子だ。もう一回左見てごらん?」

もう、ついでだし左を見る。

「これを見てしまったお前はこのトイレから出るときに恐ろしいことが起こる」

つまんねぇオチ。だったら最初から「右を見ろ→」って書いとけよ。
僕はドン君が嫌いです。

ドン君は頭が悪いです。算数の授業で先生にあてられた時、ドン君はいつも俯いて黙ってしまいます。そういう時、先生はドン君をぶちます。先生もドン君が嫌いなのです。

ドン君はお父さんにもぶたれています。タバコの火を押し付けたりもされてます。ドン君はお父さんにも嫌われているのです。

ドン君は運動が苦手です。“ドン君”という名前も、ドン君が鈍くさいからみんなが馬鹿にしてつけた名前なのです。みんなもドン君が嫌いなのです。

でも僕のお母さんは、ドン君を好きだと言います。

この前ドン君が転んだ時なんか、駆け寄って助けていました。僕が「なんでドン君なんか助けるの」と言うと、お母さんは怒った顔をして「当たり前じゃない」と言いました。僕は僕のお母さんに好かれているドン君が、ますます嫌いになりました。

なので僕は、ドン君を殺しました。縄跳びで首をギュッとしたのです。

ドン君の死体を見下ろしていると、僕のお母さんに見つかってしまいました。お母さんは吃驚して、ドン君に駆け寄って泣き叫びました。僕は「ドン君のためになんか泣かないで」と言いましたが、聞こえてなかったみたいです。お母さんはずっと泣いていて、そんなお母さんを見ていると僕も悲しくなりました。

僕のお母さんを泣かせるなんて、やっぱり僕はドン君が嫌いです。
近未来。超巨大隕石地球襲来。

超未来型電子計算機による予測は全人類及び全生物の滅亡の可能性100%。先の世界大戦で軌道を反らす有効飛翔兵器残存数0。製造急務。間に合う確率は0。

大戦以前、国際超能力機関にS級能力者5名。S級能力者は能力はバラバラだが1つだけ確かな超能力を持ち1人で大戦を征してしまう程の者。そのうち4名 は先の大戦で所属国家人間決戦兵器として相殺しあう。

生き残りの1名は能力はS級、女子高生としか情報を得られず。人類はその超能力少女に僅かな望みをかけることとなる…。

必死の捜索の結果、遂にその少女を育てた研究員が判明する。隕石対策委員会が少女の居場所を尋ねた。すると研究員は言う。

「彼女なら知らせずとももう此処にいるはずですよ…」

すると電柱の上に穴だらけの黒いマントを靡かせたセーラー服の女子高生が半ばやけくそ気味に泣きながら立っていた。
【カンヌ映画祭の話】

仕事が暇だった為、男はテレビでカンヌ映画祭の中継を見ていた。

何処までも続いているかのようなレッドカーペットの上を映画監督、俳優が悠然と歩いている。ふかふかの真紅のカーペット。男は自分でも理由が分からなかったが酷い嫌悪感を持った。

まあもともと俳優志望だった過去があるから成功した俳優へのただの嫉妬だろうと自己分析してテレビの電源を切った。

その日は眠れなかった。何故か雨、それも豪雨が降って欲しかった自分がいる事を知った。
【北海道の少年の話】

少年の学校の近くにはコンクリートで舗装された10`直線道路がある。そこでは毎年持久走が開催される。少年には怠いイベントだった。

しかし今回はもの凄い転校生がいるらしい。たった数秒でその道路を走りきるいう俄かには信じられない話だった。

練習の日、転校生は超能力を同級生に見せつけた。事実だったが、転校生は途中で脚が縺れてこけた。…転校生は忽然と消えてしまった。

この話は誰にも信じてもらえない。少年はこの事件を広大な記憶の海に深く深く沈め、意図的に封印した。
【1月】初っ端から飛ばすと後でばてる。2月から本気を出す。

【2月】まだまだ寒い。これではやる気が出ない。3月から本気出す。

【3月】年度の終わりでタイミングが悪い。4月から本気を出す。

【4月】季節の変わり目は体調を崩しやすい。5月から本気を出す。

【5月】区切りの良い4月を逃してしまった。6月から本気を出す。

【6月】梅雨で気分が落ち込む。梅雨明けの7月から本気を出す。

【7月】これからどんどん気温が上昇していく。体力温存の為8月から本気を出す。

【8月】暑すぎて気力がそがれる。9月から本気を出す。

【9月】休みボケが抜けない。無理しても効果が無いので10月から本気を出す。

【10月】中途半端な時期。ここは雌伏の時。11月から本気を出す。

【11月】急に冷えてきた。こういう時こそ無理は禁物。12月から本気を出す。

【12月】もう今年は終わり。今年はチャンスが無かった。来年から本気出す。
B「なぁ、今日寒くねぇか?」

F「は?」

B「最近まで暖かい日が続いてたのによ。いきなりすぎるぜ全く‥」

F「俺は適温だと思うぜ?」

B「お前の住んでる場所が寒いだけだろ(笑)俺は寒すぎんの!」

F「どうのこうの言ってたら仕事出来ないぜ。このご時世、不況なんだからさ」

B「ふん。確かに言われてみればそうだろな。寒さにも慣れてきた事だし、仕事に専念するか!」

F「おう(笑)」

F「ん? お客が来たぜッ」

B「どうせお前をご指名だろ」

F「らしいな(笑)ちょっくら行ってくるわ」

B「おう。達者でな」

ガタンッ
僕は君の体から離れると、冷たい水へ落ちていく。追悼するように、君は僕に白い紙を被せた。

……そろそろお別れだね。一緒に居れたのは短い時間だったけど、僕は確かに君の一部だった。きっと、それを忘れない。

そして別れは訪れる。力は要らない。君は少し、手首を曲げるだけ。

……大きな音がして、急に水が動き出した。僕は暗い水中で、流れに身を任せる。きっとこれから、旅が始まる。長い、長い旅だろう。