1 無名さん

帰れ荒らし

どうせ数日中にいなくなるくせに
2 無名さん
なぜかもう3年以上はいるよ^^
他の皆さんのように毎日張りついてはいないけどww
3 無名さん
入れ替わり立ち代わり(荒らしは)気分次第
4 無名さん
これも埋めるのかな
5 無名さん
あげ
6 削除済
7 無名さん
荒らし楽しいね!みんなの十八番じゃないか!一体どうしたの!
8 無名さん
荒し楽しいお!
他にもいるとわかってからはなお楽しい
家に優しい絵が掛けてあった。みんな大好きな絵です。

だけど何か変です。

その時の私は子供でした。

ある時、絵が地震で床に落ちました。家には誰もいません。
私は絵を額から外して直接見ました。優しい絵です。

絵の裏がざらざらしました。裏を見てみると絵が描かれていました。
裏の絵は優しくはありません。怖い絵です。

私は怖くなり何処に絵を隠しました。

十数年経ち、私は大人になりました。

私は今、あの絵を見ています。表は優しい絵、裏は怖い絵。
あの時のまま、まるで人間みたいです。

作者は本当に優しい絵を描くには相対するものを、怖さを並べなくては成らないと考えたと私は思います。
だから裏側に怖い絵を描いたのかもしれません。

だってこの世は全て相対して存在しているのですから。
これはある男の日記…

六月二十二日

毎日毎日玄関にゴミ袋が置いてある。
一体誰がこんな事を…中身はどうやら生ゴミのようだ。

六月二十三日

今日もだ…今日は中身は動物の死体が入っていた。
たちが悪い。警察に明日相談しようか…。

六月二十四日

きょうはひとのしたいがはいってる。
だれがやったんだ。あたまがおかしくなりそうだ。

六月二十五日

なまくびはいってる
たくさん
しんだひとの
おれがやった


日記はここまでで終わってる。
今この男はどこにもいない。行方不明になったようだ。
最近こんな噂がある。

近所に坂道があるのだが、そこで大量の首を紐で繋げて歩く男が夜な夜な現れるらしい。
そしてそいつに遭遇すると首を狩られコレクションの一つにされるらしい。

そんな噂を聞いた友人は一人で行くと言い出した…。
もちろん止めた! だが友人は無視して一人でそこに向かった。

「さぁてホントに出るのかねぇ」

ツカツカと登って行く。そして登り終わった…。

「…んだよ! つまんねぇ! やっぱ噂…」

ズルズル…ズルズル…ズルズル…

「!!!」

『クビヨコセ…クビ…クビ…』

「ヒッ」

そこにいたのは目の焦点があっていない、大量の首を引きずった男が立っていた。

『クビヨコセ―――――』

鉈を振り回して男が襲いかかる…

「うわぁぁぁ…」


それから友人を見た人はいない。
コレクションの一つにされたのだろうか…。


クビヨコセ…クビヨコセ…
私の実家には祖父が仏壇にずっと隠してあった、古い珊瑚の数珠がありました。

祖父亡き後、他県に嫁いでいた伯母が突然この数珠をバラしてアクセサリーにするから、形見分けしてくれ、と家にやってきた事がありました。

ところがこの数珠、仏壇の奥の隠し引き出しにしまわれていて、普段は全然目につかない所にあり(何せ祖母でさえ在処を知らされていなかった)、

「じいちゃんが隠してあったのも何か訳があるんじゃ? ましてやバラすなんて止めたほうが良いんじゃ?」

と皆で言ったんですが、伯母はお構いなしにこの数珠を持ち帰ってバラし、高いお金を払ってネックレスに加工し直したそうです。

この伯母、嫁いだ家の商売が上手くいっていて、この時はかなり羽振りが良かったんです。
でもその後…。

・突然、家業が立ち行かなくなり億の借金地獄に陥り、倒産
・夫が借金とアル中を苦に自殺
・舅・姑が同時に認知症を患い、数年後に病死
・数珠をバラして加工したデザイナーが脳溢血植物状態に
・このデザイナーの母親が心臓麻痺で突然死
・伯母にこのデザイナーを紹介した親戚が不治の難病を患い、立体駐車場から飛び降りて自殺

と、とても偶然では済まされないような事が続発…。

絶対あの数珠、何かあるな。と思っていたら父からこんな話を聞きました。

「あの数珠は、元々別の装飾品だったらしい。じいさんの叔母さんにあたる人のものだったが、その人がある日入水自殺してしまった。自殺した時も身につけていて大切にしていたから、供養の為に数珠にしてもらって仏壇に大切にしまってあったんだ。それをバラしたりするから…何かあるとは思ったけどな。だから止めろと言ったのに…」

とのこと。

ちなみに伯母もこの由来を知っているはず、だそうです。だとしたら自業自得ということかも知れません。

ちなみに伯母は今、家業を廃業して、パートで働きながら、細々と借金を返しているらしいです。死ぬまで働いても返しきれないみたいですけどね。
僕たち兄弟2人は今日からお祖母ちゃんの家に泊まる事になった…。

そこは田んぼや畑のある緑の多い場所だったんだ。
でもゲームとか無いから仕方なく外で鬼ごっこする事になったの。

場所はトウモロコシ畑。隠れたりするのは一番いい所なんだ♪
でもお祖母ちゃんは行っちゃダメだって言うんだよ……。

だからね…秘密でそこに行ったんだぁ♪
でね♪じゃんけんを3人でやる事になったんだ♪あぁ…僕が負けちゃった…。

弟「もうイイかい?」
兄「ま…まぁだだよ…」

お兄ちゃん震えた声だ…何でだろ?

弟「もうイイかい」
兄「モォ〜イゥ〜ヨォ〜」

変な声…クスクス…

弟「お兄ちゃんどこ〜?」

1時間後…

あっやっと見つけた♪

弟「お兄ちゃん♪なんで寝た振りしてるの?(笑)僕が見つけたから今度はお兄ちゃんが鬼ね!」

兄「モォ〜イゥ〜カァ〜イ…」
弟「まぁだだよ!」

兄「モォ〜イゥ〜カァ〜イ…」
弟「もうイイよ!」

ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ

??「ミィ〜ツケタァ〜………」
私の友人はかなり霊感が強く、例えば修学旅行に行った時は旅館の廊下で、何かブツブツと言って居たので「どうしたの?」と聞くと、

「うん。ちょっと着いてきちゃったみたいだから、説得してる所なの」

どうやら、色んな観光地を回ってるうちに、彼女に数人着いてきたようです。

まぁ、そんな彼女ですから、多少の霊を見ても驚かず、冷静に対処できる人なのです。

しかし…彼女が20歳の誕生日を迎えた日から…怪奇な事が起こりだしました。

仲の良い友人数人でプリクラを撮りました。出来上がったプリクラを見た友人の1人が変なことを言いだしました。

「ねぇ、これ誰?」

明らかに1人多いのです。

すると、彼女が言いました。

「これ…私が預かる。ヤバイわ。私が、どうにかするわ」

そう言って走って行ってしまいました。

それから…彼女の姿を数日見ませんでした。

心配になった私達は、彼女の携帯に連絡するのですが、数回コールが鳴ると、ブチッと切られてしまいます。

彼女の家に行こうと、私が言いだすと、皆、後に続けと着いてきてくれました。

と言うのも私自身、何か良くない事を感じ、正直、1人で行くのも怖かったのです。

彼女の家に着くと、彼女の母親が出てきて言いました。

「原因不明の高熱が続き、学校に通えない」と。

せめて、お見舞いだけでも、と。

「やめたほうがいい」

母親は、真顔で言いました。

仕方なく、帰ろうとした時、不意に2階にある彼女の部屋を見ました。

すると、カーテンの隙間から、彼女が、こちらを見ていました。

「あっ…」

と私が彼女に声を掛けようと思った時…

彼女の肩に数本の手が折り重なるように伸びていました。

そして…彼女は、何かに引っ張られるようにして、カーテンを締めました。

数日後、彼女は、何事も無かったかのように、登校してきました。

「大丈夫なの?」

私が聞くと、彼女は笑って言いました。

「うん。危なかったよ。数体の霊に連れていかれる所だった」
この前行ったキャバクラで女の子から聞いた。

キャバ嬢仲間のA子はバイトの帰り、終電で駅に着いた。

彼女のアパートは駅からそんなに離れていないし、結構ケチなA子は今までタクシーを使った事はなかった。
しかし最近ストーカー被害に遭ってる女の子の話が出ていた事も有り、ちょっと嫌な感じがしていたのでその日はタクシーに乗ったのだそうだ。

「どちらまで?」

タクシーじゃ近いかな? って微妙な距離だった事も有って、A子はアパートの先のコンビニの場所を告げた。
ワンメーターでも無く良い距離だし、ついでにコンビニで買い物をして行こうと思ったんだそうだ。

タクシーはA子のアパートの前を通りかかった。やはりタクシーだとあっと言う間だった。

(あ〜あ、なんかバカバカしい。勿体なかったな)

とA子が思った時、タクシーが停止した。不思議に思ったA子に、タクシーの運転手がこう言ったのが聞こえた。

「あ、そうか。コンビニだったよな」
取引先の部長さんを接待して、俺と上司と部長さんとで飲んでいた。
この部長さんが話好きで、面白い話を連発しちゃって、コッチが接待してるんだけど、立場を忘れて俺も上司も爆笑していたんだ。

そんな中で部長さんが話してくれたんだが、数年前にまだ課長だった頃、単身赴任で結構地方を飛び回っていたそうだ。
そういう時に住むのがワンルームとかのマンションが多かったらしい。

「そんな一人住まいでさ、週末とかになると淋しくなるじゃないか」

意味有り気にニヤリとして部長さんが言うと、上司も「そうですよねぇ」といやらしく言う。俺もニヤニヤ。

「だろ? で、オネエちゃんを呼ぼうと思ってな」

部長さんはポストに投函されていたピンク系のチラシをゴミ箱から引っぱり出して電話してみた。出張サービスとかのアレ。

風俗とかさんざん通っていた部長さんだったけど、デリヘルとかは初めてだったので期待と緊張で待ってたところへオネエちゃんが到着した。

で、部長さんがドアスコープで覗くと、これが又いい女だった。若くは無いんだけど美人。

「いや〜大当たり」

って思ったんだって。で、早くも下半身ギンギンでもの凄くニコニコしながらドアを開けた。

女「○○さんのお宅ですか?」

「はい」と答えて部長さんがドアから出た。

開けたドアの横の壁に、もの凄い音を立てて何かがぶち当たった。

女の後ろから何かが飛び出して来たのを見たというより、感じたという方が合っていた程の一瞬の出来事だったそうだ。
呆然としてる部長さんの足元に、血塗れになった男が倒れていたそうだ。

そのマンションは二棟建っていて、両方のつなぎ目にEVと階段の有る、コの字型をしている。
ドアを出ると廊下は吹き抜けに面していて、向こう側のマンションの廊下が見える。

「屋上から、この吹き抜けに向かって男が飛び降り自殺したんだよ」

回転しながら落ちてきた男の両足が、ちょうど部長さんの部屋の前の廊下で手すりに掛かり、バウンドして廊下に飛び込んできたと言う事だった。
5年程前、Y県に住む友人のアパートに泊まりで遊びに行った時の事です。

そのアパートはちょっと立地が変わっていて、割と街中にも関わらず、深い谷があり、その谷をずっと降りていった底の大きな川の側に建っていました。
友人の部屋は一階で、ベランダの窓を開けると目の前は大きな石がごろごろ転がる広い河原でした。

その時は特に何もなく、バカな話で盛り上がって普通に就寝しました。

が、深夜、私は大きな物音で目を覚ましました。

川の方からドボン! ドボン! という音が1分置き位の間隔で響いてきます。
何か重いものを川に投げ入れているような音です。

最初は魚かな? それとも流れの関係でこういう音が? と思いましたが、音は規則的で魚ではないだろうし、寝る前はこんな音していなかったし、流れの関係というのもおかしいかぁ…まさか不法投棄とか。嫌だなぁ、と気になって仕方なかったので、ベランダのカーテンの隙間からそっと川の様子を伺ってみました。

すると、川岸にあるかなり大きい岩の上にぼんやりとした白い人影のようなものが立っているのが見えました。

と、次の瞬間、その人影は倒れこむように川の中へ…ドボン! という音と共に消えていきました。
呆気にとられてそのまま見ていると、また岩の上に白い人影が…そしてまた倒れるように川へ…。

そこで急激に恐怖に襲われ、慌てて布団に入って一人震えていました。

次に気が付くと、空はすっかり明るくなっており、あの音も全く聞こえませんでした。

朝食の時、友人がこんな話をしてくれました。

「うちのお祖父ちゃんが話してくれたんだけど、ベランダの外の河原さ、昔眼科の病院があったんだって。で、昔だから。ちょっとした病気でも失明しちゃう人が多かったらしくて、お医者さんに『もう見えるようにはならない』って言われた人が、この川に身を投げちゃった。ってことがしょっちゅうだったらしいよ。あの大きい岩の辺り。あそこからドボンと。怖いよね〜引っ越してからそんなこと言われても困るわ」

ちなみに、友人のお母様(霊感持ち)は絶対にこのアパートには近寄らないらしいです。
友人が風邪をひいて助けを求めたときも断固拒否されたとか(苦笑)
18 無名さん
たま
娘の子供会の七夕祭りに参加した時の話し。

7月7日。

この日は“七夕”といい、子供達みんなで短冊に願い事を書いて笹に飾って楽しむ親子参観があった。もちろん私も私の娘も参加した。

子供達もみんなそれぞれ願い事を書き、笹に飾りつけている姿はとても微笑ましかった。

会も終わりに近付き、

「みんなー、そろそろ教室に入りましょーう」

と先生が言い、子供達は楽しそうに教室に入って行く。

ふと、ある短冊が目に入った。真っ黒の折り紙の裏に真っ赤なクレヨンで

「ままはきようもこなかつたてす ままぼくをぶたないで
ごめんなさいこめんなさいごめんなさいごめんなさい」

小さな折り紙一面に、ぎっしりと書かれていた。

これは少なくとも“子供”が書いた短冊。

それ以来、毎年7月になるとこのことを思い出します。
ついこの間、ケータイを海に落としてしまいました。
すごく必死に乾かしたんですけど結局電源すらつくことなく、諦めてケータイショップに行きました。

ここで話はちょっと変わるんですけど。

ケータイを水没させる一週間くらい前に、友達と心霊スポットに行きました。
地元じゃかなり有名な心霊スポットで、特にトンネルが有名なんですよ(O阪府のTトンネル。いくつかあるトンネルの中で三つ目が一番ヤバいらしいです)。

その時お酒も飲んでいてかなりテンションの高かった私たちは、心霊写真を撮ろうと言ってトンネルをかなり低速度で走りました。
車のミラー越しに写メを何枚も撮ります。

やがてトンネルを抜け、明るい所に出ました。
その時偶然友達カップルの車と出会った私達は、心霊写真のことは忘れてそのまま地元に戻り居酒屋へ。

翌日。出勤するときの電車内で思い出して確認したんですけど……

映ってたんです。手が。
ミラーに張りつくようにベタベタベタ! と。

元々暗いトンネルで、しかもブレていたのでわかりにくいのですが…私にはいくつもの手が張りついてるシルエットにしか見えませんでした。

しかし友達Cに見せると、「気のせいだろ」と一刀両断。
ABには会う機会がなくまだ見せてないのですが。

結局Cの一言で怖さの半減した私は写真のことは忘れて、旅行に行きました。
そこでケータイを水没させてしまい、話は冒頭に戻るわけですが。

聞いてほしいのはここからなんです。

実はケータイ保証サービスというもののおかげで、ケータイは無事同じ色・同じ機種の新しいものと取り替えてもらうことができました。

電話帳も「電話帳お預かりサービス」というやつのおかげである程度復旧させることができました。
しかしやはり音楽・写真・ブックマークなどのデータは消えてしまい……。

しかし、今私のケータイのデータフォルダには一つだけ残っていたデータがあります。


窓に手がベタベタベタ! と張りついた、あの心霊写真が。
こいつはキャバクラの店長から聞いた話。

会社員の男は、仲間と飲み会の帰り、かなり酔っ払って自宅へ向かっていたが、途中から一人の女が後ろを付いてくるのに気が付いた。
チラ見すると、紙袋を持った女で、地味な顔立ちだったが出るとこは出てる、まあまあ良い体つきの女だった。

公園を通る時、尿意も有って公衆便所に入ったんだそうだ。
酔いがまわっていた男は、アダルトビデオの痴女物なんかを思い出して、付いて来ねえかな? なんて馬鹿な事を思って、後ろを振り返った。

一瞬だったが女と目が合ったんだそうだ。

「あの女、ノックしてきたりして…へへ」

馬鹿な妄想たくましく個室に入った男は、用を足した後聞き耳を立てて、様子を伺っていたが、しばらくすると便器に座ったまま眠りこんでしまった。

寒気がしたのと、外で怒鳴り声がしたのと、目が覚めたのは同時だったらしい。
ドスンという音と、『大人しくしろ!』って怒鳴り声がしていた。

何がなにやら分からずに、慌ててドアを開けると、便所の中に制服の警官が居て、床の上で暴れてるヤツを押さえてる。
白い足がバタバタしてるのと、紙袋が目に入った。

早朝パトロールしていた警官が、公衆便所の個室によじ登っていた人影が見えたため、覗きに来ると、男子便所の中で女が個室の壁に上がって隣の個室を覗き込んでいたという。
慌てて取り押さえようとすると、女は紙袋からハサミを取り出して警官に切りつけたそうだ。

ビックリ仰天の男は、辺りが明るくなっているのに気が付いた。

深夜の数時間のあいだ、眠りこけてる自分をずっとハサミを持った女が個室の上からジッと見ていたらしい。
これは数年前に私の祖母が入院した時の話です。

その病院は今でこそ建て直され綺麗な建物ですが、以前は古く『いかにも出そう』と言った感じでした。

祖母は個室で、祖母の病室に行くまでも、いくつかの個室がありました。
祖母の手前(隣)の病室にも、結構年配のおばあちゃんが入院しているようでした。

しかもそのおばあちゃんが何故かいつも『とおりゃんせ』のカセット? つまり音楽を流しているのです。

祖母はいつも嫌がっていました。気味が悪いと…。
私も当時は小学生でしたが、その『とおりゃんせ』を聞く度に怖い気持ちになったものです。

しかし、数日たったある日、そのおばあちゃんの部屋の前に消毒液やらマスクやらが並べられており、ドアには『面会謝絶』の張り紙がありました。

その数日後、その部屋は、もぬけの殻になっていました。私の母は『あぁ〜、亡くなったのか』と一言。
しかし母は、祖母も病気で気を落とさせたく無いからと、隣の部屋のおばあちゃんが亡くなった事は誰も祖母には話ませんでした。

そして、次の日、また祖母のお見舞いに行った時に、祖母が言いました。

『昨日もかかってたよ、とおりゃんせ…もぅ、やめて欲しいよ』

祖母には言えませんでした。隣のおばあちゃんは亡くなってて、隣には誰もいないんだよ…。
日本人形でよく怖い話しを聞くと思います。

我が家の日本間にも私の為にと言って日本人形を買ってくれましたが、生憎、日本人形やお雛様のたぐいが幼い頃から嫌いだった私は部屋にあると見えないように隠す。もしくは、後ろを向ける事を必ずやってからその部屋に居座ります(笑)

その時もわざわざガラスケースに入った日本人形を後ろに向けてから部屋を使いました。

その部屋で過ごす夜の事。
電気を全部消すのは怖かったので薄暗いオレンジの光の中で寝ていると、ガチャ、ガチャという音で目を覚ましました。

音がする方へ視線を移すとな、なんと薄明かりの中でガラスケースごと後に向けた日本人形がケースから出ようもがいてる姿でした。
異様な姿に『電気全部消した方が怖くなかったー』と心の中で叫びましたが既に手遅れ。

そんな事を思いながらも、人形は必死にガチャガチャと鳴らしながら着実に外に出てきている…
ガチャンと痛恨の一撃で出て来れるスペースを得ると外に出てきました。

私は布団の四隅にはケッカイの盛り塩してあるから入って来れないはずだと思い、人形も私の周りを回りながら『入れて』『遊ぼう』等を笑いながら話し掛けてくる。もちろん無視。

これでも生きた心地がしなかったのに、一瞬で空気が変わったと思ったら、今度は怒りだし、『入れろ』『遊べ』と髪を振り乱しながら叫んでくる。
ここまでくると無視と言うより、声もでないし、心の中で悲鳴をあげてました。

明け方まで続き、雀が鳴く頃にようやく解放されてホッとしたらいきなり、人形が顔に墜ちてきて『大事にしろ』の一言でようやく気を失いました。

ケッカイ意味無し。

朝気付くと人形はちゃんとガラスケースに納まっていました。

もちろん人形を大切にするどころか、トラウマとなり、より一層嫌いになりました。
今度は殺されるかも(笑)
私が、小学2年の時。
母から、誕生日プレゼントに前から欲しがっていた「人形」を買ってもらいました。

メーカーや賞品名は覚えていないけど、実物大の赤ちゃんくらいで、横にすると目を閉じたり、軽くお喋りをするタイプの人形でした。
質感も、柔らかいゴムのような素材でとてもリアルな造りでしたね。

私は毎日、その人形を妹が出来たかのように可愛がりました。

そんなある日、3つ年上の兄と兄の友人達が人形に悪戯をしたのです。

「化粧だぞ!」とか、「ピアスを付けてやるよ!」なんて言いながら、人形にマジックで悪戯書きをしたり、安全ピンをあちこちに刺して付けたのです。
揚げ句の果てに、何度も壁に力いっぱい投げ付けたりもしました。

私は泣きながら止めましたが、年上の兄達が言う事を聞いてくれるハズもなく、人形はボロボロにされてしまいました…。
結果、人形の指や耳・まぶた等に安全ピンが刺さっており、髪はハサミで切り落とされ、顔は赤や紫のマジックで悪戯書きをされた状態になっていました。

私は、とても悲しかったのを覚えています。
しかし、それ以上に覚えているのは、人形がとても不気味で恐くなったことでした。

その日からです。
人形が勝手に喋り出したり、横にしたままなのに瞬き(まばたき)をするようになったのは…。

あまりに不気味な人形に耐え切れず、一週間もしないうちに近くのゴミステーションに人形を捨てに行きました。
人形に、「ゴメンね…↓」と泣きながら謝り自宅に戻ると、何と玄関を開けたところに今捨てたハズの人形がいるのです!

私は心臓が凍り付くほど驚いたのですが、勇気を出し、もう1度捨てに行きました。そして、自宅へ…。
人形は、やはり玄関にいるのです!

さすがに耐え切れず、泣きながら母に説明をして(最後まで信じてくれなかったけど)、一緒に捨てに行ってもらいました。
すると、今度は人形は帰ってきませんでした。

あれから18年の月日が経ちますが、街で似た人形を見掛けるとあの時の事を思い出します…。

人形は、私に何かを伝えたくて帰ってきてたのでしょうか?
それとも、人形を捨てた私を怨んで帰ってきてたのでしょうか?

結局、何も分からず仕舞いですが、26歳になった今でも人形は苦手です…。
25 無名さん
`ω´
俺の母ちゃんの実際に体験した話。

東京で知人が亡くなったので葬式に向かった。

式場で久々に再会した友人と終電の中○線に乗って帰ろうとしたそうだ。
その友人は昔から霊感を持っていた人だったらしい。

空いた席に座ると向かいのドアの横に座る髪の長い女がいた。
顔が見えないくらいの長い髪。その髪の間から見える笑顔が妙に気持ち悪かったらしい。

母ちゃん「向かいに座ってる人なんか怖くない?」

すると友人が母ちゃんに耳打ちした。

友人「あれ、この世の人じゃないから。何がなんでも気づかないフリしててね!!」

それを聞いて母ちゃんは背筋が凍ったそうだ。
そんなこと言われたら逆に気になってしまってチラ見ばっかしてたそうだ。

そんで目的の駅に到着し、席を立ってドアに近づいた瞬間、その女が両足を伸ばし進路を塞いだ。
「踏んだらマズイ」と母ちゃんは思って足を跨いだ。

その瞬間!! 友人が母ちゃんの腕を掴み、ダッシュで電車を降りた!!

母ちゃん「どうしたの!?」
友人「いいから!! 後ろ振り向かずに走って!!」

そのまま改札を出て駅の外に出て立ち止まった。

友人「バカ!! 何で足跨いだの!! 絶対気づかないフリしてろって言ったのに!!」
母ちゃん「………」

友人「振り向かなかったよね?」

母ちゃんは首を縦に降った。友人も安堵し、そのまま帰宅した。

母ちゃんは見てしまったらしい……走り去るなか、振り返って電車を見ると、その女が閉まったドアにへばりついて恐ろしい形相で母ちゃんを睨んでいたそうだ……。
私の知り合い(Tさん・男性)が、二十歳を過ぎた頃に友人カップルが同棲を始めたそうです。
それから何週間か過ぎ、Tさんとカップルの彼氏の方だけ(仮にSさん)、それに他の友人何人かで呑みに出掛けました。

ちなみに、その頃は今のように携帯などは普及しておりませんから、家の電話でやりとりをするのが普通だったそうなのですが、Sさんの彼女は仕事柄、早くに携帯を持っていたらしいです。

Tさん達が呑みに出た夜、Sさんの彼女もまた用事があり出掛けていました。

その帰り道です。
彼女は運転中、家に電話を掛けたのですが誰も出ず、途中で留守電に切り替わりました。

「S居ないの? 私だけど、用事が済んで今から帰るとこなんだけ…キャァ〜!!? ガッシャァーーッン!!」


Sさんが帰宅後、彼女はまだ帰っておらず「あれっ?」と不審に思いつつも、留守番のメモリーが光っていたので何気なく聞いてみる事にしました。
何と、彼女の最後の瞬間が留守電に残されていたのです…。

Sさんは大変悲しみ、同棲していたアパートに一人で暮らしていく事を決めました。


それから3年ほど経ち、Tさん達が「このままじゃダメだ!」と説得をしてSさんは何とか立ち直り、ついに引越しを決意したそうです。

引越し当日の事でした。
友人みんなが手伝いに来てくれ、Sさんも荷物をまとめていき、あと少しという時にあの留守電が鳴りだしたのです…。

Tさんは、「誰が鳴らしたんだよ!!? Sがやっと立ち直りかけてるのにフザケ…えっ?」

そこには、電話線を抜き、ダンボールの中から鳴っている留守電がありました…。
先日つい2〜3日前に福岡で有名な旧犬○トンネルでの、出来事を書きます。

その日、友達と2人で旧犬○トンネルに行ってトンネルの奥まで行って帰って来ました。

トンネルの入り口はブロックで封鎖されてるのですが、少しよじ登ればトンネル内に入れるスペースがあるんですよね。

そこからトンネル内を覗くと何時もは反対側の出口まで見えるのに、その日はトンネル内に霧が出て2メール先も見えないくらい霧がかかってました。

友達と、今日は気味が悪いな〜とか喋りながらトンネル内を歩いて、反対側の出口まで歩いていって、出口の所で友達がピースしてる写メを撮って引き返してる途中、俺たち以外の足音が俺たちの前から聞こえてきたので、「誰か来たんだろ、ちょっと脅かすか」位の勢いで、霧も出てたのでトンネル内に隠れて座って待ってたけど、いくら待っても誰も来ない。でも、足音と話声は聞こえる。

俺達は怖くなり、顔を見合わせてダッシュでトンネルを抜けでて、急いで車に乗ってエンジンをかけて、近くのコンビニまで逃げ帰りました。

そのコンビニでさっき撮った写メを見てみると、友達以外に無数の手や顔が写ってました。怖くなり、すぐその写メは消した。

今は友達や俺に変わった事はないのですが、これから何かありそうで、怖いです。
ある夜、その友人は男2女2の計4人で地元では有名な心霊スポットに行ったそうです。

その場所は昼は観光地で賑わい夜は街灯すらないまさに心霊スポットに相応しいとこです。

その島に行くためには50bほどの赤い橋があるのですが、その橋の手すりの上に誰かがイタズラで置いたであろう空き缶が2〜3本ならんでいました。

それを見た男二人が空き缶をふざけて橋の下に落としていきました。
女の子は「やめなよ!」的なことを言いましたが、男二人は「大丈夫だって、下は海だし流れていくから(笑)」と言いながら全て下に落としていきました。

そうこうしてるうちに島に入るための階段の前に着きました。

さすがに夜だけあってなんとも言えない雰囲気でちょっと怖くなりましたが、ここまできたので折角来たから島を一週してから帰ろうぜということになり、男女1組ずつになり、時計周りと反時計周りで入り口の反対側で合流しようと二手に別れて出発しました。

友人は時計周りの方の道を選びました。

怖がりながらも順調に1/3程度進んだ時でした、目の前にぼんやりと何かが浮かんでいます。
近づいて行くとお坊さんが着ている袈裟だけがその場に浮いていたのです。

それを見た二人は慌てて来た道を引き返しました。

友人「何あれ…何で……」
女の子「……………」

そうこうしてるうちに入り口の階段に着いたとき向こうの組も帰って来ました。

話を聞くと大体同じ位置で全く同じ袈裟を見たのです……。

友人「やべーよここ! 帰ろう!!」

とみんなパニックになり急いで階段を下りて橋の中腹辺りに来た時でした、

「カンッ!」 

空き缶がぶつかる音がして4人が一斉に振り返ると、最初手すりから落とした筈の空き缶が全て元の位置に戻っていたのです。

その瞬間全員無言のまま車に乗り込みすぐさま家に帰りました。


後で聞いた話だと、その島の橋は近くの自殺スポットから海に飛び込んだ死体が流れ着く場所らしいのです。

ちなみに友人は「あそこには二度と行けない……」と言っていました。
30 無名さん
あげ
私はある県に住んでいるのですが、この前自動車事故の瞬間を見てしまいました。

見通しの悪い交差点で女性が大型トラックに跳ねられ20メートル程飛ばされました。

怖いのはこれからで、その女性がぐちゃぐちゃの状態で立ったのです。
みな呆然で顔が青ざめていました。

女性? は直ぐに崩れ(本当に)動かなくなったのですが、これは即死と言えるのでしょうか?
私には生後5ヶ月の赤ちゃんがいました。
その子は、外に散歩に行ったりすると、何もないところをじっと見つめていたり、かと思うと突然泣き出したりするという事がよくありました。

幼い頃は『よく視える』と言うことを雑学程度に知っていたので、そんな時私は、すぐにその場を離れたり、赤ちゃんの意識を自分に向けさせたりしていました。
お化け屋敷にも一人で入れない私ですが、これ位なら大丈夫だったんです。

けれどある日。
旦那が飲み会で遅い日に、私は赤ちゃんと一緒に先に寝ていました。

…って言うか、起きてられません。(^_^;)
初めての育児と言うことで、心身ともに私は疲れきっていました…。

何時もなら赤ちゃんが泣かない限りぐっすりなのですが、その時は何故かすぅっと目が覚めたんです。

でも眠くない訳じゃなかったんで、取り敢えず赤ちゃんの様子を見てもう一回寝直そうと、隣を見たんです。
そしたら、すっごい目が覚めました。

なんか、髪の長い女が四つん這いになってたんです。
どこもかしこもすっごいボロボロで、なんか生臭そうな感じがするんですけど、「うっ!」とはならなかったです。

もう頭パニックで、怖いし、どうすりゃいいのか分かんないし、金縛りにはなってなかったんですけど、でも下手に動いてこっち来られたら困るとか思ってたりしてて…。

考えながら女の人を見てたら、気付いたんですよ。何で女の人が四つん這いになってるのか。

赤ちゃんの胸を両手で押さえて押し潰してたんです。

それを見たらもう、なんか、頭真っ白になっちゃって、気付いたら絞めちゃってたんですよねえ…。女の人の首を。

その時、その人確か、なんか変な声を出しました。
でも私、超ムカついてムカついて、子供を確認しなきゃって思うんですけど、手がもう、「子供の仇!」みたいになってたんですよ。

そしてギリギリやってたら突然子供が泣き出して、ハッてした時にはもう、女の人はいなくなってました。

その後すぐ旦那が帰って来たんですけど、家から誰か出て来たとか、そんな影は見てないそうです。

今でも時々、あの女の人は何だったんだろうと考えます。
ちなみに子供は5つになりまして、もう何かを見たりはしていません。
僕には長男と三男(以後ユウとする)がいます。

長男は若干霊感があるようです(親族が死ぬ直前に急に大泣きする程度)。僕は多分ありません。
…しかしユウの霊感は恐ろしい。たくさんの霊的現象を経験してます。

話せば長くなるのでユウが中学の頃の話を。

ユウが中学の頃学校に許可を取り早朝の新聞配達のバイトをしてた頃、ユウとその友達(友達もかなり霊感あり)は配達で団地を回るルートがあり、仕事中に待ち合わせして、最後に二人で喋りながら団地を回ろうという話になったらしく合流。

そして5階に新聞を配るため二人で階段を上がる途中に二人とも急に身体が重くなり、それでも「何か身体重くね?」程度で流した。

そのまま4階まで上がった時、5階の方で「ペタン!」と軟体生物がコンクリートに落ちた様な音がしたらしく、二人はとっさにヤバイもの感じて立ち止まったらしい。
それでも怖いもの見たさでユウは嫌がる友達を引っ張って恐る恐る5階までたどり着いた。

が、変わった所は何もなかったらしく、階段を降りようとしたらまた「ペタン!」と音が鳴り、音が鳴る方を振り向くと、天井にある縦横50センチの窪みに蜘蛛の様に手足が折れ曲がった状態のユウと全く同じ顔した人間? が目を見開いて睨んでおり、二人は絶叫しながら1階まで駆け降りたらしい。
夢で見た内容が猿夢と酷似していた。

コンクリート剥き出しのうすら寒い部屋の中、何故か全裸で、目の前に開いている小さな窓をじっと見ている。
その小さな窓の向こうには全く知らない人が気味の悪い真っ白な奴に色んな拷問器具で責め立てられている。見たくもないのに、見てしまうんだ。

ある時は棘のついた大きな車輪、ある時は有名な鉄の処女……一番強烈だったのは、小さな子供が透明なケースに無理矢理入れられ、足元から熱く沸騰した油を少しずつ入れられていく…というものだった。勿論、熱さと皮膚や筋肉や脂肪の溶ける痛みに子供は泣き叫び、足元から焼け焦げ溶ける様を俺はただ凝視している。

(覚めろ覚めろこれは夢だ夢なんだだから早く覚めろ)

頭でそう考える度に鮮明になる景色。もう幾度この夢を見たか分からない。でも、窓の向こう側にいる人が息絶え“次は○○(俺の名前だったり処刑の名前? だったり)です”と言いながら小さな窓から白い奴がぬるりと這い出てくるのを見つめて……と、そこで何時も夢が覚める。

なのに今回は違った。

何時ものように見ず知らずの人が死に、どうせ此処ら辺で目覚めるんだろうと思うも中々目覚めない。
ヤバい、と思った時にはすでに手遅れで白い奴はすぐ目の前に立っていた。

その白い奴は歯を剥き出しにして満面の笑みで俺に近寄りこう言った。

“コンドコソニガシハシナイ”

夢の中で俺は手足の爪を剥がされた。本当に夢かと思う程、痛い。

ふいに、腹に何か衝撃が走った――と、同時に目が覚めた。


…飼い猫が、現実の俺の腹の上にダイブしたようだった。何だやっぱ夢は夢だよなと、手をついて身体を起こそうとした。

そこで俺はぞくりとした。


両手足に爪が一枚もなかったからだ。
これは私の姉が本当に体験した話です。

ある日姉はベットで横になって昼寝をしていました。
すると部屋の隅に気配を感じ、それはじっと姉を見ていたそうです。

(見ちゃダメだ…見ちゃダメだ)

と怖くて顔を見れなかったんですが、急に頭の中で

タタ、タ、タータッ…

と変なリズムが響いてきました。
なんだこれって思ったら次に全く同じリズムで

ユメ、ノ、ノーロイッ…

と聞こえてきたそうです。

凄く怖くなって助けを求めようとしたんだけど体も動かないし声も出ない。
するとあの隅にいる誰かの方にむかって足がどんどん浮いて行きました。

もう恐怖感でいっぱいになり何が何だかわからなくなって姉はパニックになったそうです。
でもどんどん足はあがって腿までベットから離れてしまいました。

(もうだめだ。連れて行かれる!)

そう思った瞬間! ベットから二本の手が伸びてきて浮いていた足を元に戻してくれたそうです。 

その手はとても優しい感じがして最後に姉の頭をよしよししてすぅーっとベットに消えていきました。
隅にいた気配も消え金縛りも解けたそうです。

一体あれは何だったんだろうと言っていました。

もしあの手が助けてくれなかったら姉は連れて行かれていたかもしれないです。
友達が埼玉に住んでいるんですが、ちょっと前に変な相談をされました。

近所に美容室がありそこのスタッフの一人に黒い煙がついている。
最初見た時はタバコの煙だと思ってあまり気づかなかった。

店の前を毎日通るので店内で働いている時にそのスタッフを見たら、仕事中なのに黒い煙がついていて変だと思った。
お客さんの送り迎えの時も黒い煙がまとわりついていたらしい。

もともと友人はそんなに見える人ではなく、やばそうな場所に行くと吐き気、頭痛、見えても一瞬モヤモヤが見える程度らしいので、普通にずっと見えているのでなんだろうという相談でした。

私に相談してきたのは、私は霊感ゼロで全く気配も感じないのですが、知り合いにめちゃくちゃ見える人がいるので、こっちに来る機会があったらその人に頼んで店の前を通って見てもらえないか? という事でした。

知り合いに頼んだ所、そっちに行く機会があったら通ってみると言われました。

後日、電話で聞いた所「煙じゃなくて人の顔の集まり、たまに同じの見るよ」とあっさり言われました。

知り合いいわく美容室は、髪の毛、水場、鏡、があるので水場と鏡の配置が悪いと集まりやすいらしいです。

友達にまだ煙見える? と連絡した所、スタッフと喋ってたお客さんに煙がついていって、ずっと煙を見ていたら引き返してこっちにきたから早足で逃げたらしいです。

何日か経ってスタッフの人を見るとまた煙が戻ってきたらしいです。
M県M市(ブランド牛で有名な場所)のI系(全国区の大手)ショッピングセンターにて、2008年11月27日に受水槽から男性の死体が見付かりました。

飛び降り自殺をした男性が、受水槽の蓋をやぶり、中に入ってしまったみたいです。

家族の話では、男性は11月1日から行方不明になっていました。
つまり、一ヶ月近く受水槽の中に男性の遺体が入ってたって事ですよね?

受水槽の水から、水道水を供給するシステムになっていたそうです。
ショッピングセンターの水に死体のエキス? が入ってた事になりますよね?

店側は「水質的に問題はなかった」と言っているそうですが、受水槽に死体が入ってたんだよね?
その水が水道水として供給されてたんだよね?

水道水として問題はなくても、精神的に嫌過ぎ…。
中学二年の冬の話。

年明けてすぐに雪が降った次の日だから、六日だったと記憶している。
その日は寒かったが晴天で、積もった雪も夕方には殆ど溶けた。

既に外は暗かったけど、借りたCDを返すために自転車で二キロ離れたレンタルショップまで行った。
CDを返して、その帰り道だった。

街灯の殆どない道を、自転車のライトだけで走っていると、後ろからハイヒールで走るような音が聞こえてきた。

カンッ カンッ
カンッ カンッ

自転車の後ろからずっとついてくる足音に、すぐに「これは変だ」と感じたが、止まって振り返る度胸なんかない。そのまま自転車を走らせ続ける。

足音は追って来る。
数百メートルもそれが続いた時、妙なことに気付いた。

足音の間隔が開きすぎている。地面を蹴るような音は確かに走っている音なのに、間隔はまるで歩いているように緩やかだ。
走っているなら、もう一つ足音が無ければ説明がつかない。

いや、そんなことを考えている場合ではない。
この旧道から、人通りのある大通りに抜けるには、あとカーブを二回曲がらなければいけない。

そんなことを、頭の中で考えていた。
慣れた道だから考える余裕があったのだろう。知らない道だったら、逃げ道だけに神経を注いでいた筈だ。

カンッ カンッ
カンッ
カンッ

一つ目のカーブを、減速なしで曲がった。濡れた地面とタイヤの擦れる嫌な音が、まるで笑い声のように聞こえた。

二つ目のカーブがすぐに近付く。右カーブの道の左側に街灯とミラーが光っていた。

通過しようとした時、ミラーに自分の自転車が映った。
自転車の後ろから、黄色いハイヒールを履いた血塗れの足が、一本だけ走ってきていた。

>>38

驚くと同時に、自転車のタイヤがスリップして、横倒しのまま数メートル滑って、電柱に激突した。
血塗れの足は、こちらに気をとめることなく、走り去って行った。

なんだったんだろう、と呆然としながら自転車を起こした。
幸い厚着だったので手を擦りむくだけで済んだが、それでも痛かった。

とにかく大通りに出たかったが、自転車を見ると籠とタイヤカバーが歪んでしまっていた。漕いでも真直ぐ走れない。
仕方なく、それを早足で転がしながら、残りの道を突っ切った。

ようやく大通りとの交差点に出た。もう平気だ、と安心した刹那、後ろから

カンッ!


―――あと少しで追い付けたのに………
これは、この前友人から聞いた(見たのかな?)実際の話しです。

友人の名前を仮にヒロとします。

ヒロは最近何物かはわからないらしいんですけど、いわゆるストーカーにあっていたみたいで、どこにいても誰かの視線を感じていました。
夜一人で歩いていれば後ろから足音が聞こえ、家にいればピンポンダッシュに無言電話と、ヒロは心身共に疲れていました。

そんなある日、いつものように家の電話が鳴りヒロは電話に出まして

「………………………」

いつもの無言電話です。

心身共に限界の来ていたヒロは、「いい加減にしろ、誰だかしらねーけど、嫌がらせはほかでやれ」と強い口調で言い電話を切りました。

少しストレスを発散して、気分が落ち着いた時携帯に一通のメールが届きました。

「非通知??」

ヒロは不審に思いましたが、そのメールには画像が貼られており、ヒロは恐る恐る画像を開きました。

その画像は自分の家の前に女がたたずむ画像でした。
驚いたヒロはカーテンを開き外を確認しましたが外には誰もいません……。

その瞬間「ピンポーン」とチャイムの音が、ヒロはその場に固まり動けないでいました。

数回チャイムを鳴らし帰った様子で、安心しきったヒロは、風呂に入って寝ようと思ったその時

「チェッ、居留守かよ」

と声が外から聞こえて来ました。

ヒロは怒りが恐怖を越え、勢いよくドアを開けました。
家の前にいたのは17,18くらいの赤い服を着た女でした。

ヒロはその女に怒鳴り散らしドアを閉めて寝ました。

以上の話しをヒロが僕に話しました。

>>40

僕たちはこの時怖い話しをしていたので、これのどこが怖い話しなんだろうと思い、「全然怖くないんだけど」とヒロに言うと、ヒロは一冊の古いアルバムを持ってきました。
そしてその中から数枚の写真を抜き取り僕に見せました……。

僕はその写真を見て一瞬で鳥肌がたちました。

一枚目、三歳くらいのヒロが父親と遊園地で遊んでる写真
二枚目、小学校入学式の写真
三枚目、高校の卒業式の写真
最後に、ヒロのストーカーから送られてきた写メール、ヒロ自宅前の画像

そのすべての写真に赤い服を着た若い女が写っていた……………………。

これはまじで怖いと思った。写真の女は確実に歳をとってない。着ている服も赤い服。これって………………………………あれだよなと思っているとヒロが口を開いた。

「俺…幽霊にストーカーされてんだわ…………」
ある、同窓会での話し…。

私の元に一通の手紙が届きました。内容は同窓会。

十年以上も会ってない学校の仲間達に会いたいという気持ちから私は参加する事にしました。

同窓会当日、私は集合場所の学校に着き、昔の仲間や先生と学生の頃の話しで盛り上がりました。

話しの途中友人の一人が指を指し

「あれ見てみろ、あいつ来てるぞ」

指の先には当日学校でいじめをうけていた、女の子(まぁ〜仮にミキとします)がいました。

友人は「久々にからかってやるか」と言うと、ミキに近づき、「同窓会の手紙お前にもいってたんだな」と言いました。
私は友人にやめろよと言ったものの、聞く耳もたずでした。

ミキはからかわれていたにも関わらず、ずっとニヤついていまいた。

当時の担任の先生がタイムカプセルを開けようと言いだし、みんなで校庭の木を掘り箱の中から一本のビデオテープが出てきました。
早速教室に戻りビデオを再生してみると、当時の私達が十年後自分が何をしているかという夢に答え、最後に十年後の友人達へのメッセージという内容でした。

私の映像が流れ友達と和んでいると、「あっ次私の番だ…」とミキの声が耳に入りました。

これはそのビデオテープでミキが語った内容です。

先生「十年後ミキちゃんは何のお仕事してるかな??

ミキ「……………………
死んでると思う」

先生「最後に十年後の友達に何かメッセージある??」

ミキ「さちこ、みか、よしえ、たろう、ひろや、ゆか、しんたろう、あい、よしゆき、まなみ、らん、じゅん、あき……………………………………呪う呪う呪う呪う呪う呪
殺す殺す殺す殺す殺す」

このビデオを見たあと先生は「何これ?? 私ミキちゃんとこんな話しした覚えない、何でクラスの子全員呪う何て…」とガタガタ震え始めました。

ただ事ではない感じに私はミキを探しましたが、見当たらない。

先生に連絡先を聞き、消えたミキの事も心配になり自宅に電話。

「もしもし、ミキさんの友人ですが、ミキさんは家戻られてますか??」

ミキ母「ミキ?? ミキはもう何年も前に他界しましたが…………………」
これは私の姉の友達A(男)が体験した話しです。

Aはよく心霊スポットなどに行っており、この日の夜も、出るという噂がある山にドライブに行こうと男友達BとC2人を連れて山道を走っていました。

出るかな〜なんて話しながら車を走らせていると、道の横に車一台分が入るスペースとジュースの自動販売機がありました。
特に気にせず通り過ぎようとした時、自動販売機の横に青い服を着た男が立っているのに気がつきました。

その男は道を背にして立っていたので、顔は見えなかったのですが、なんだか白いモヤモヤした煙みたいなものに包まれている感じだったそうです。

通り過ぎたあとに、Aは2人に聞きました。

A「今、人いたよな?」
B「どこに?」

A「さっきの自販機の横だよ」
B「いねーよ(笑)C見た?」

C「わかんねえ、見なかった」
B「見間違えただけか、それかホントに誰かジュースでも買ってたんだろ」

A「…だよなー!(笑)」

どうやらAだけが見たらしいのです。

しかし、こんな山道なのにしかも夜に、車もバイクもなかったよなーと思ったが、Aは特に怖いとは思わず、そのまま車を走らせました。
しばらく山道を登りましたが何事もなく、そろそろ帰るか、となり来た道を戻ることにしました。

例の自動販売機の道にさしかかりましたが、見たところ人もいなかったので、やはり気のせいかと思ったとき、

♪〜♪〜♪♪〜♪〜

Aの携帯が鳴りました。発信者はAの母でした。

A「もしもし」
母「あんたこんな遅くに家の前でタバコ吸ってるの?」

A「は? 吸ってねーよ、てか今家の前にいねーし」
母「えぇ? どこにいんのよ?」

A「今友達と〇〇山の道、車で走ってる」
母「じゃあ、あれあんたの友達かしら?」

A「どんなやつ?」
母「青い服着た男の人が家の前に立ってんのよ」

A「………」

>>43

そのあとすぐに家に帰ったが家の前には誰もいず、あらためて母に聞いてみたら、夜に目が覚めてリビングで水を飲んで雨が降ってないか外の様子が気になってカーテンを開けたらしい。

リビングからはちょうど、玄関のあたりが見えるので見たら、白い煙(タバコの煙だと思った)と人が見えたのでAだと思ったらしく、でも違ったら嫌なので一応電話をしてみたという。

Aは間違いなく自販機の男だと思い母に被害がなくてよかったと思い、念のため塩をまいた。

その後なにもないがAは心霊スポット巡りが好きなのでまだまだ怖い話しがある。それはまた後日書きたいと思います。
今回も僕の兄弟、三男(ユウ)が団地で化け物? 霊? ドッペルゲンガー? を見て逃げ出した1週間後の話をします。

元々ユウは兄弟の中で1番大物になる器と思うし、頭のネジが少しぶっ飛んでるせいかも知れないのですが…。

団地で一緒にいた友達とその霊を倒すという作戦を立てたらしく、霊と遭遇した同じ時刻にその団地に向かった。
陽もまだ上り始めてない時間で薄暗い感じの団地に。

5階に霊がいると思ったのでとりあえず階段を上った。
3階辺りからやはり身体が重くなった。

ユウは「きてるきてる」などふざけていたが、友達は身体の芯から震えていたそうです。
ちなみにタバコを挟んでた指がめちゃめちゃ震えていたらしい。

やっとの思いで5階に着いて天井を見ると霊はいない。
ユウはがっかりして帰ろうと4階まで降りた途端、5階の方で「ペタン!」

その瞬間友達は逃げだそうとしたが、ユウは友達を捕まえて「待て! 闘うぜ!」と一喝。
それでも友達は階段の手すりを掴んで半べそ状態になっていたらしく、ユウがいくら説得しても断固拒否したので、ユウは覚悟を決めて1人で「うぉー!」と、5階まで特攻したらしい。

で、5階に着いたがどうしても天井を見る事ができなかった。
自分と同じ顔の霊が上からユウを見下ろしているという気配は確実にあったが動けず、しまいには4階から呼ぶ友達の声に心折れ、しぶしぶ階段を降りたのです。

ちなみにこの後ユウに会ったらかなり悔しがっていました。
高校の時に見た雑誌の話。

オシャレ専門誌みたいなやつで、その号では男のコスメティック特集を掲載していた。
肌荒れ対策についてのページで、顔の油分量を計るみたいなことをやっていたのだが、今考えるとあり得ない内容だったわ。

写真でも分かるくらい油分でテカテカに光った読者モデルの男の子の顔から、特殊な油取り紙を使って油を吸い取る(紙は4センチ四方で5枚くらい使用)。

それをプレスして油だけ採取。更に鼻を指でつまんでニュルニュルと虫のように出てきた角栓も採取。
それらをまとめフライパンに投入して火を付ける。

ここでカワイイ女の子が登場して、笑顔で温まったフライパンに卵を落とす…。
次のページではカリカリの目玉焼きが完成していた。

皿に盛ったそれをカメラ目線の笑顔の女の子が手に持ち

「見て見て〜! 顔の油だけでできちゃった!」

というフキダシ。

これだけでも胸クソ悪い内容だったが、最後の一文は今思い出して吐き気がしたわ。

「出来上がった目玉焼きは油の持ち主である○○君が美味しく頂きました(はぁと」

この雑誌は5年ほど前に廃刊になったけど。
これは私が体験した話です。

幽霊ではないんですが、本当に最近で、まだ恐怖心が残ってるんですけど…。


最近になり、私はアパートから住宅地に引っ越してきました。
4階建ての2階に住んでいます。

説明しにくいのですが…1階には小さな庭があり、2階、3階、4階にはベランダがある建物です。

それで私がいつも洗濯物を干すときに、すぐ下の庭が見えるんですが、1階に住んでいるであろうお婆さんが、お花に水をあげているんですね。いつも。
でも、生き生きとした表情だから、(あぁ、お年寄りはそれが楽しみなのかな)って思ったぐらいでした。

ある日、回覧板を届けに1階に行き、チャイムを押すとあのお婆さんが出てきたので、回覧板を渡すと同時に「庭のお花、綺麗ですね」って言ったんです。
そしたらお婆さん、ニッコリ笑って「ありがとうねぇ。私は暇でしょうがないもんでねぇ、毎日あの花たちが育つのを見るのが楽しくて…」って答えてくれました。本当にいいお婆さんでした。

それから一週間後くらいでしょうか…私が洗濯物を干していると、またお婆さんが見えました。
ですが何だか様子がおかしいんです。どうしたのかな? ってよく見ると、お花が枯れていました。私、(かわいそうに…)って思いました。

しばらく見つめてたけど、仕方がないか…と思い、洗濯に取りかかろうとした瞬間!
目の前を四角い、大きな物体が上から下へと落ちていったんです!

一瞬のことで、(え?)でした。
その後、すぐに

バァァァアアン!!!!

って音がして、慌てて下を見たら、タンスが下の庭に少し欠けて転がってました。
そしてタンスの下から、お婆さんの手らしきものが見えたんです。

その手が痙攣を起こしていたのに気付き、その後は必死になって救急車を呼びました。
しばらくしてお婆さんは運ばれていったのですが、手遅れのようでした…。

後から私が聞いたところによると、4階の方が原因のようです。
ベランダに掃除道具などを入れるためのタンスを積み重ねていて、それが落ちたと…。

でも私は事故ではないと思っています。

私、何回か見ているんです。
帰宅する際には建物全体が見えるのですが、4階の方が1階のお婆さんにタバコを投げ落としているのを…。
これはマンション住まいのA先輩が体験した話です。

家族3人で就寝中のある晩、

『お父さん! 起きて!! そこの階段の踊り場に人がいる! 怖い…』

息子さんのB君が必死に顔を歪め訴える様相にただ事ではないと跳び起きたそうです。

A先輩は念のため玄関から金属バットを持ち出し、窓から数メートルくらいそばに位置する踊り場へと目をやると…

…います。

男性が踊り場を足音たてながら、行ったりきたり落ち着きの無い様子。
その足音はうるさくB君が目覚めることも納得出来る程です。

また、時計は夜中2時を廻ってる中、男の取るその奇怪で異様な行動には不気味に感じました。

しかし、注意深く凝視したところ、ブレザーを着た真面目そうな男子高生です。年齢は17歳くらいでしょうか。
またその制服から、R高校と有名校の生徒であることも判明しました。

そこでA先輩は地元で有名な進学校の生徒なので、『勉強の気晴らしに夜風でも当たってるんだろう』と判断し、B君にも優しく説明し、先に寝床に伏せようとした時、

『あっ! お兄ちゃんが手摺りによじのぼりよった!!!』

!?
自殺か!?

そう思った瞬間A先輩はとっさに起き、窓を開け怒鳴り、注意していました。

『そんな所のぼってあぶないやろがっ! おりんかい!!』

しかし直後、学生はこちらを見ながらゆっくりと身体を前方に傾け、そのまま投身してしまったのです。

ドスン

A先輩、B君はしばらく放心状態。

踊り場を眺めながらB君はボッソリ呟きます。

『笑ってた…』

二人がガク然としたことは、目の前で人が死に行く瞬間を目の当たりにしたことは勿論ですが、それ以上にショックだったのは死ぬ間際の人間が、ニヤついた顔でこちらを睨みつけながら何の躊躇いもなく身投げしたことです。

その彼の顔が焼き付いてしまい、現在も尚、A先輩の心に傷をつけ苦しませ続けています。

一方、B君は相当ショックだったのでしょう。
精神に異常をきたし、隔離病棟での入院生活を、現在も余儀なくされていらっしゃるようです。
以前に半年間ほど付き合っていた、彼女のお話です。

知り合った当初の彼女は人を選ばず親切で気立ての良い子でした。
ただ、喧嘩をするとその穏和な性格が一変し、包丁などの刃物で執拗に威嚇してくるなど異常な一面を持っている事が、交際から2ヶ月目ぐらいでわかりました。

喧嘩している時以外はおっとりした優しい女の子でしたので怒らせないように注意しようと誓いました。


しかし、ある日私は彼女を怒らせてしまいました。
理由は私の飼い犬が彼女の手を噛んでしまったのです。

その時の喧嘩(一方的に恫喝してくる)で彼女の振り回す刃物で腕を切り付けられ、13針縫う重傷を負ってしまいました。
さすがに私は恐くなり別れを告げ、連絡先も全て変えました。


別れてから数日後のことです。

出先から帰宅しており、家も見えてきた時、自宅前に元カノがしゃがみこんで何かしています。
嫌な予感がした為、声をかけずそのまま物陰から様子をうかがいました。

見張りだして15分程で彼女は立ち去りました。
私は家に近付き、あの女がしゃがみ込んでいたところを見て震え上がりました。

そこには、愛犬の無惨な姿が横たわっていました。
口元が酷く傷つけられており、既に息はありませんでした。

また、身体の周囲には白い破片が散らばっており確認すると、それは愛犬の歯でした。
まさかとは思いましたが、彼女は噛まれたことを根に持ち執拗に歯を叩き潰していたのです。

警察へ通報も考えましたが器物損壊扱いですぐに釈放されることを考えると恐ろしくなり通報しませんでした。


明くる日、女から手紙が来ました。切手のない手紙だった為、直接持参し投函したのでしょう。

内容は以下の通りです。

……………………………

〇〇へ

貴方を傷つけた事は、例え不慮の事故と言っても私にも少しだけ悪かったところがあるのも事実。ゴメンネ。

これで仲直りできたし一安心♪

これからもヨロシクね♪♪♪♪♪

ところで私を噛んだワンちゃんは元気してるかな?(笑)

………………………………
私には、霊感というものがあるようです。

特に幼少期は強かったようで、これはその幼少期の話しです(私は覚えていなく、母から聞いたものです)。

その日、母と幼い私(5歳)は、兄の運動会を見にきていました。

どんどん競技は進み、次は兄が参加する短距離走です。
自慢じゃありませんが、兄は飛び抜けて足が速く、常に一位をとってきていました。

しかし、兄はビリになりました。
理由は、転んでしまったから。いえ、正確には

“転ばされてしまったから”

兄は、走ってる途中、服を引っ張られたのです。
犯人は、隣を走っていた、兄のライバルのような人でした。

それを兄から聞いた母と私。
母は泣く兄を宥めました。その時。

母の耳に私の呟きが聞こえてきたそうです。

「台壊れ、台から落っこち、怪我しちゃえ」

歌うように、ニコニコと笑いながら言う私に、母も笑いかけました。
母は、その呟きを何かの歌だと思ったらしいです。

でも、運動会が終わり、児童たちの表彰式の時、母はゾッとしたと言います。
例の兄を転ばせた子が、表彰台に乗った瞬間、木製の表彰台に穴が開いたのです。

その子はそのまま穴に落下し、両足がパックリ切れました。
それは、もう二度と歩けなくなるかもしれないと言われるほどの怪我でした。

ですが、なんとか大事には至らず、彼はその二年後に歩けるようになりました。
母はそれを聞いた時、安堵と同時に、恐怖を感じたそうです。

運動会の時、私が残念そうに言った言葉を思い出したのです。

「あーあ、二年だけかぁ‥」


幼い私は、彼に呪いをかけてしまったのでしょうか?
中学の時、校外学習で山登りがあった。

登山者コースなんてない、岩山をひたすら山頂目指して登る! みたいな。
まぁ、草木が顔や体中に接触するのさえ我慢すれば登りきるのは容易かったが。

んで、全員が山頂に着いたら各自、弁当を喰うことになってたんだが、何やら皆がザワザワしてて、悲鳴とかも聞こえてきた。
何だ? ケンカかな? と思い、野次馬根性で人だかりに近づくと、隣クラスのM子が

『ギャーっ! この化け物がー! 来るなぁ! 近寄るなぁ! 消え失せよぉぉぉ!!』

みたいなワケわからんことを、白眼剥いて、フラフラした足つきでわめきながら、周りの人間を押し退けながら暴れまわっていた。

すぐに教師数人に取り押さえられてたが、

『触るなぁ! 汚らわしい!! 薄汚い人間どもめがぁ!!』

みたいな、まるで自分は人間ではないみたいな事を叫んでいた。

普段はめちゃくちゃ大人しくて地味なM子とは思えないような光景だった。

目を吊り上げ白眼を剥き、大口を開け(泡も吐いていた)、顔色はメチャクチャ青白くなって、薄気味悪かった。
最後はゲロ吐きながら気絶して、ヘリで救急隊に運ばれて行った。

それから1ヶ月程、M子は学校に来なかったが、様々な噂が流れた。
山神に祟られただの、狐の霊だの…。

実際にその山の中腹に稲荷を祀ってあるのを最近気づき、怖くなった。
こっくりさんは幽霊を降ろす儀式ではない。無論、狐など降りて来ない。
来るのはもっと身近な者だ。私はそうだった。

小さい時に一度こっくりさんをやった。
あの時は何も起こらなかったのを覚えている。それでもあれは居た。

二度目はよく思い出せない。
いつやったのか、何処でやったのか、私はただ、無機質な感じだった。

三度目は今からやる。

私はうる覚えの記憶を辿り用意する物をテーブルに並べた。
十円玉と五十音を書いた紙だけでよかっただろうか、よく思い出せない。まあこんなとこでいいだろう。

私は十円玉に人差し指を置いた。一人でこっくりさんをやる時は声に出さないでやる。
私は心の中に思うだけでいいことを何故か知っていた。

何か言いたい事はありますか。私は心の中でこっくりさんに尋ねた。
その瞬間人差し指を乗せた十円玉が文字に向かって動きだした。

まずは『か』今度は『え』次は『し』最後は『て』
そして十円玉はぴくりとも動かなくなった。

その問いに私の顔はニコッと笑いこっくりさんに答えた。

「モウカエシテアゲナイダッテコンドハワタシノカラダ、ダカラ」

そしてまた、無機質の中に私は戻された。
これは昔、親父の友達から聞いた話です。

ある青年がいつものように自分の部屋で寝ていたそうです。
そして夢を見たそうです。

その内容はかなりの田舎で辺りは山ばかり、そこに静かに集落が佇み霧がはっているそうです。
そしてその青年が一人で集落を歩いていきます。本当に気味が悪く人っ子一人いません。

しばらく歩いているとどこからともなく鈴の音が

「チリーン、チリーン」

と聞こえてくるそうです。

鈴が鳴っている方向にいくとボロボロの服を着た、髪の毛は足まで伸びていて見るだけで吐き気がするような女が立ってました。

青年は「ヤバい!」と思い逃げ出しました。するとその女は四つん這いで凄い奇声をあげながら追いかけてきました。
青年は死ぬ気で逃げました。しかし女はどこまでも追いかけてきます。

そして青年はなんとつまずいてしまったのです。
女が青年に飛びかかる! その瞬間!

目が覚めました。青年は冷汗でいっぱいです。

「ハァ〜 夢か」

青年は落ち着きました。

しかし青年はいきなり吐き気がして来ました。
急いでトイレに走り、入った瞬間戻してしまいました。

そして青年は戻してしまった物を見て震え上がりました。

なんとそれはとても長い髪の毛の束だったのです。
それはまるで夢に出てきた女の髪の毛のように長い…。
自分が3年以上前に知り合いに聞いた話です。

完璧に暗記している訳ではないので分からないところは省略します。
心して読んで下さい。

何十年も昔、気温30度を超える真夏のある日の出来事。

昔の子供たちは、今の時代のようにゲームやサッカーなどの遊ぶ道具がなかった為、鬼ごっこやかくれんぼをして遊んでいた。

ある日、子供Aがいつものように友達数人とかくれんぼをしていた。

友達が鬼役になってA君は隠れる場所を探して遠くの方まで行った。
しかし、良い隠れ場所が見つからず結局いつもと同じように近くのゴミ捨て場に隠れることにした。

ゴミ捨て場に隠れるといつも一番最初にA君が見つかってしまう。
だから、今回は見つからないようにゴミ捨て場に捨ててあった冷蔵庫の中に隠れることにした。

昔の冷蔵庫は今の冷蔵庫とは違い、外から開けることは出来ても、中から開けることは絶対に出来ない。

そして、案の定いつもと違う場所に隠れてしまったA君を誰も見つけられなかった。
友達も『いつも一番最初に見つかるのが嫌だから帰ったんじゃない?』とあまり気にもせず家に帰った。

そして、次の日になりAが家に帰っていないことが分かり、警察に依頼して大規模な捜索活動が始まった。

警察の捜索のおかげで数時間もかからずにA君は見つかった。
死体として…。

A君が見つかったと報せを聞いてすぐに家族と友達がかけつけた。
しかし、青ざめた顔をした警官の1人が

『…今は見せることが出来ません』

もちろんその言葉に家族と友達は激怒した。

その怒りにたじろいだ警官が渋々家族にだけ死体を見せた。

(…)

『ギャアァァー!!』

>>54

母親は気が狂ったように叫んだあと失神し、父親は青ざめた顔をしたまましゃがみこんで微動だにしなかった。

その様子を見てどうしても気になった友達の1人がバレないように死体を覗いた。

そこには

体中が血まみれになり、両手の爪が全部剥がれ落ち、人間とは思えないような苦痛に満ちた顔のまま死んでいたA君の姿があった。

A君が隠れていた冷蔵庫の中を確認すると、内側の壁におびただしい血と引っ掻き回した跡、そしてA君の剥がれた爪が刺さっていた。

一体どうやったらこんなひどい死に方になるのか、それは誰にも分からない。

そして、数日もしないうちにこの話は近所に広まり、同時に絶対に口にしない事が暗黙のルールになった。

皆さんもこの話はあまり他の人に話さないほうがいいですよ。
ある所にM君と言う青年がいました。

M君は今年から大学生になるので1人県外に1人暮らしをしようと思いアパートを借りようと考えました。
しかしお金のないM君が求めるような安い物件はなかなかありませんでした。

そしてまた違う不動産屋に行き物件を探していると、駅が近く線路沿いの近くな物件でとても安い物件を見つけました。
すぐ部屋を見せてもらい窓から線路が近くに見えました。

その物件は線路沿いで少しうるさいといった点以外ではとてもいい物件でした。
そしてすぐその部屋に決め、実際に住んでみると何も不自由なくM君は「ここに決めて良かった」と思いました。

しかしある夜M君が寝ていると窓に「バンッ!」っと何かが投げられている様な音がしました。
しかし寝ぼけていたせいか特に気にせずにその日は眠りにつきました。

しかしそのようなことが頻繁にあったので、ある夜に「誰かが悪戯で窓に石か何かを投げているんだ」と思いその夜は寝ないで布団に入り待っていました。
すると例の音が窓にしました。

そして起き上がろうと思い布団から出ようとした時、なんと連続で窓に何かを投げつけられている音がしました。

その時M君はあることに気付きました。

「あの時は寝ぼけていて分からなかったけど…この音は石や固い物を投げつけられている音なんかじゃない…」

その音は「バンッ!」などと言った石や固い物のような音ではなく…「グチャッ」っといった生々しい音だったのです。

そしてM君は恐る恐る窓に近づいて見ると…

それはなんと血だらけの生首が幾つもへばりついていたのです。
生首は「ギロッ」っとM君を睨んでいます。

その瞬間にM君は気を失いました。

後から聞いた話によると、その駅は線路への飛び出し自殺が頻繁にある場所で、その飛び出し自殺をした人の体が吹っ飛ばされて線路に近い家に飛んで行くんだそうです。

この話を聞いてM君はすぐに引っ越ししたそうです。
あれは中学生の時の修学旅行での体験でした。

修学旅行の二日目、私達は北海道のとある遊園地に行きました。

自分と友達3人(仮にK、Y、Jとします)で遊園地内のお化け屋敷に入らないか、という話になりました。

ですがJは怖い物が大の苦手。
行きたくないと抵抗していましたがなんとか(というか無理矢理)連れて行きました。

お化け屋敷に入り、先頭からY、K、自分、Jの順番で進みました。

通路を進む間Jは怖いのかずっと後ろから私の首元の服を掴んでいて、凄く苦しかったので

「苦しいから離せよ」

といった事を何度も言ったのですが、離さないので後ろを向いたら、余程お化けを見たくないのか下を向いて私の首元の服を掴んだまま歩いていました。

私は「こんなお化け屋敷で怖いのか」と少し呆れてしまい振りほどく事もせず、そのまま進んでいきました。

無事にお化け屋敷を抜けて「怖かったー」などと言っているJに私は文句を言ってやろうと思い、

「お前さ、俺の服掴むなよ。苦しかったぞ」

と言ってやると

「え? 俺服なんか掴んでねぇよ?」

と言われました。

私は通路を進むあいだ確かに掴まれていたので何度も聞いたのですが、何回聞いても掴んでないと言います。

ではあの手は誰の?…

ちなみに余談ですがその時の3人にお化け屋敷に入った時の並びを聞くと、全員が違う順番を言った上に全員お化け屋敷の中で他の3人の顔を見ていません。

さて、私達は本当に友達とお化け屋敷に入っていたのでしょうか…それとも違う何かと…。
何年か前、深夜に従弟が迎えにきて&泊めてくれと電話してきた。

何事かと聞いたら、鉄道運転手をしている従弟が「ひとりひっかけちゃった」そうだ。

カーブしていた線路の先に正座して、明らかに自ら望んでの人だったそうだけど、事後処理等ゴタゴタして気がついたら終電無くなってるし、気分的に事故車両と同じ敷地内で寝るのが鬱なので、って事で。

私はちょうど一番大きなテーブルの上で自作の球体関節人形の組み立て作業中だったけど、とりあえず迎えに出て、そのままファミレスで食事食べさせて、部屋に帰ったら従弟が

「げっ!」

と叫んで硬直。硬直。硬直……1分くらいフリーズしていた。

しっかりしろと揺さぶったら回復して、「それ隠して!」と人形を指差す。

まずったなぁ、そのくらい気をつけてやればよかったと反省しつつ片付けてたら、従弟が一言。

『パーツの配置とポーズが今日の事故現場と全く同じだった』


<追記>

一時的に憑いて来ちゃったんだろうね。

ただ怖いのは、パーツの位置関係は私が部屋を出た時から変わっていなかった。
従弟からの電話を取る為に作業を中断して、そのまま出かけてしまったから。

つまり、

仏 さ ん は 電 話 が 来 る 前 か ら 私 の 部 屋 に い た っ て 事。

気がつかなきゃよかった、一人暮らしなのにw
彼が中学生の時体験した、本人いわく「1番怖かった」話です。

父子家庭だった彼が当時住んでいたのはアパートの2階。

隣の部屋は「出る」らしく、直ぐ引っ越していくのですが、家賃が安いのでまた直ぐ入居者が決まる…その繰り返しだったそうです。

その部屋がしばらく空室だったある時、時間は夜の7時ぐらいだったそうです。

当時、かなり悪かった彼は遅くまで遊び歩いてたそうですが、その日は珍しく家でジャンプを読んでいました。

バキバキとラップ音が鳴り、部屋の電気がバチバチと点滅し始めました。

「あ、なんか来るな」

そう彼が思って、窓を見ると、窓の外に黒い影のヒトガタがあったそうです。

ガタガタ揺れる窓…しめていた鍵がゆっくりはずされてゆく…。

「ヤバイ…入って来る!」

そのヒトガタに入って来られたら大変な事になる…そう思った彼は何故か窓に駆け寄り「おるぁぁぁ!」と叫びながら窓を全開にしました。

彼が窓を開けた瞬間、真っ黒なヒトガタの影は霧散したそうです。

彼いわく「入られたらヤバイし、舐められたらアカンと思って開けられる前に開けてやった。あれが何かわからんけど、多分、隣に人がおらんからこっちに来たんちゃうか?」と言ってました。

当時、恐い物知らずだった彼が1番怖かったのがこの体験だそうです。
近所に数年に一度死亡事故が起きるって交差点があるんだ。

俺が高校のころの話なんだけど、ある日の夕方塾に行くためにその交差点に差し掛かったとき、向かいから子供を背負った女の人が通りかかってた。

俺は信号が変わるギリギリに交差点を渡ったんだけど、女の人とすれ違いざまに何気なく目を向けたら、子供がすげえ白目剥いてんの。
しかもよく見ると背負ってるんじゃなくて子供がその女の人にしがみついてる感じ。

うわあ、と思って通り過ぎてしばらく歩いていってたら、ドーン! って音がして戻ったらその女の人が車に撥ねられてんの。

俺すげえ動転しちゃって何とか携帯で救急呼んで撥ねられた女の人のところに行ったんだけど、見た感じ生きてそうじゃなかった。だって頭が割れてたもん。

何故か子供がいないんだ。

後から警察が来たんで子供のこと話したんだけど、その後いくら探しても子供なんか見つからなくて、しかもその女の人にも子供なんかいないって話で、何か俺のみ間違いって話になったんだ。
俺としては納得行かないんだけど、まあそんならいいやってことで引き下がったんだ。

後、もうひとつ俺の供述でおかしな点があって、俺の話ではその女の人は俺の向かいから交差点を渡ったんだけど、何か運転手の話だとその女の人は俺が渡った方からすげえ勢いで走ってきて車にぶつかったんだって。

その点も警察にすごい追及されたけど、俺は見たまんまを話してんだし、ほんとに困ったことを覚えてる。

結局、俺とすれ違って一度交差点を渡りきった後で何故か反転して赤信号を走って渡ろうとしたってことで落ち着いた。

そんなこんなで処理も終わって家に帰ることになったんだけど、ひとつだけ気になったことを聞いてみたんだ。

「人って撥ねられると白目剥くもんなんですか?」って。
だってその女の人の顔が、あの後ろに張り付いてた子供にそっくりだったからね。

刑事さんがえらく微妙な顔してたのを覚えてる。
幼稚園のAちゃんの絵日記より


1ページ目

おそとていっばい、いっばいあそんた
おいかけつこかくれんぼ、たのしかった

文章の下側には、Aちゃんが描いたと見られる絵がぐちゃぐちゃと書き殴られている。


2ページ目

おそらからみずがたくさーん、ふつてきた
おみずきらい
おそとであそべなくなった
せんせえがえほんをよんでくれた

怒った顔の子供と、雨らしき絵が乱雑に描かれていた。相当雨が気に入らないのか、一部引き裂かれている。


3ページ目

またおみず、おみず

青色のクレヨンで一面塗りつぶされていた。


4ページ目

おみずがふるときはせんせえがえほんをよんてくれるから
おみずがすきになった

絵本の内容らしき絵が可愛らしく描かれていた。


5ページ目

おみずがふらなくなった
おそとであそんだ
おもしろくないえほんがいい
えほん
えほん
おみず

絵は描かれてなかった。


6、7、8ページ

おみず
おみず
おみず


9ページ目

おそとてあそんでると、さとしくんのおててからあかいおみずがててきた
せんせえがおそとはやめましょ
といってえほんをよんでくれた

子供の絵が描かれていた。手だけが赤色だった。


10ページ目

さとしくんのおててからあかいおみずがでなくなったからおそとてあそんだ
またでないかなあ


11ページ目

おみず
おみず
おみず
おみずあかいおみず
あかいおみずあかいおみず


12ページ目

さとしくんがひとりほっちのとき
おはさみでさとしくんからあかいおみずをだした
たくさんでたあかいおみず
たくさんたくさんたくさんたくさんたくさん
さとしくんうごかなくなった
これでせんせえがえほんをよんでくれるかな


さとしくんありがと


ページの下側には、一面にべっとりと赤い血が付いていた。
私は小さい頃、交通事故にあい生死をさまよう程のケガをしました。

生死をさまようと「三途の川」という所へ行き、生か死を決めるらしいのです。
私も事故にあった時そこへ行ったのですが、私の場合は掲示板などに書いてあるような「三途の川」ではなく、牛のような姿をした鬼がいたのです。

その鬼は金棒を持ち、私に石積みをさせるのです。全て積み終わる所で鬼は、それを金棒で崩すのです。
それは永久に終わる事のない地獄の苦しみだった事は鮮明に覚えています。その行いを何度も何度も繰り返しました。

気がつくと私は病院でした。私は生きて帰ってこれたのです。
しかしそれから私には幽霊というものを見るようになり、意識していくようになりました。

そしてその幽霊が見える時は決まって不幸が訪れるのです。
最近はもう慣れましたが…最初はノイローゼになるほどでした。

後日談ですが、祖母から聞いた話によると、親より先に「三途の川」へ来た子供には親を悲しませた罰として永久に逃れる事ができない鬼がつくそうです。
私の祖母はいわゆる 見える人 なのですが、私についている鬼は低級鬼らしく あまり被害はないそうです。

みなさんも事故には気をつけてください。
子供が親よりも先に死ぬと罰を受ける。

その場所が、三途の川の近くにある、『賽のかわら(さいのかわら)』と、言われる所です。
周りには、石が沢山転がっています。

みなさんは、『一つ積んでは、父の為。二つ積んでは、母の為。三つ積んでは…』と、言うフレーズを知っていますか?

『賽のかわら』 で行う、罰は『石積み』です。
『賽のかわら』 に来るのは子供達ばかり…歩けない赤ちゃんなども含まれます。

ひたすら、泣きながら、ボロボロになりながらも、成仏を願い、石を積みます。
あと少しで、積み終り 成仏できそうな時、

奴が現れます。

眼は、鏡や太陽の様、顔は牛、手に粗末な鉄の棒を握っている。

こいつは『賽のかわら』の番人の鬼。
名は、『地蔵逆(じぞうぎゃく)』

積んだ石の搭を

『こんな粗末な形に石を積んで、成仏ができる訳ないだろう。積み直せ!』

と鉄の棒で、搭を壊し、また去っていきます。

そして、また積み終る石の搭を壊し去っていきます。

そう、永遠の罪の償いなのです。
だから、積んでは崩され積んで崩されの毎日。

苦労して、腹を痛めてまで産んでくれた母、父、兄弟や姉妹、祖父や祖母の悲しみは、消えるはずがない。
悲しませた、罪。

もしかしたら、子供の頃。臨死体験(海で溺れたり、事故にまきこまれたりして、仮死状態になる事)をして、地蔵逆がついて来てしまったのかもしれません。

努力を踏みにじりたく、うずうずしているのかもしれません。
修学旅行での話です。

私たちは今年の12月の始めマレーシア,シンガポールに修学旅行に行きました。そこでの出来事です。

私たちが泊まったホテルは、あるフロアの部屋全部で白いおじさんの幽霊が確認されたと噂付きのところでした。

もちろん修学旅行のテンションなので、肝試しが始まります。
内容は幽霊が出るフロアで、写真を撮ってくるというものでした。

15人のうち4人にしぼり、デジカメを持たせ撮りにいかせました。
案の定写真の右下には白い浮遊物が…みんなは怖がりながらデジカメを回してました…。

何人かに回ったとこで

A「あれ〇〇の目おかしくね?」

なんとデジカメの写真の○○の目が他の人間の目に変わり始めたのです。
左右で明らかに目が違うのです。

こんなことあるのでしょうか?

ちなみに次の日〇〇の周りでは悪いことばかり起きました。

私も次の夜何人かで行きましたが、空気は明らかに違い足取りも重くなりました…。
弟から聞いた去年の夏の話だ。

ある地方の遊園地にあるお化け屋敷に弟が彼女と遊びに行ったんだ。

その遊園地で一通り乗り物を満喫した後、お化け屋敷に行こうという話になった。
弟は心霊否定派(その時までは)で彼女は半信半疑だが心霊系は好きな部類、弟は冷やかし半分で彼女と入ったわけだ。

中は薄暗く、まあありきたりなお化け屋敷でバイトの人が変装して驚かせたりとかするわけ。
彼女はキャーキャー言いながら騒いでいたそうだが、弟はというとその幽霊役の人に

「お疲れ様です」

とか

「時給高いんですか?」

とかかなり気分をぶち壊す発言w

その内に、真ん中あたりまで来たときに生首が5つ並んでいた。弟は真ん中の生首にデコピンかましたら

バイトの人だったようで

「いてて…お客さん、手はふれないでくださいよ(\_\;」

真ん中の生首だけバイトの人で声をかけるシチュエーションだったらしい。弟も驚いて謝ったらしい。

終盤、棺桶から死に装束の男がバタンと現れてジッと見られたのは少し驚いたらしい(笑)

まあ何だかんだで弟も楽しんだようで

弟「いや〜、最後の棺桶は驚いたわ、それにあの生首にデコピンは悪かったな、しかしあの生首、残りの4つもリアルだったな」

彼女「は? なにいってるの? 首はあなたがデコピンしたバイトの人しか無かったでしょう」

弟「え…だってデコピンしたバイトの左右2つにも生首が置いてあったぞ!?」

彼女も何か気になったようで係りの人に聞いたら、生首はやはりバイトの人がやっている生首しかないそうだ。

じゃあ残り4つの弟が見た生首は?

今でも弟は気にしているようだ。
次は友達の知り合いが体験した話しを書かせていただきます。

仮にその人をN(女)とします。
Nは東京でアパートを借りて一人暮らしをしていました。

当時、キャバクラで働いていたので帰宅時間はいつも夜中の3時くらいでした。
その日も夜中に帰宅し、お風呂に入り、ゆっくりテレビでも見ようとした時、

ピンポーン

とインターホンが鳴ったのです。

こんな夜中に不審者? と思い、そっと覗き穴を見たら、髪の長い赤い服を着た、まるで貞子のような女の人がうつむいて立っていたそうです。

Nは直感で(幽霊だ! さすがにこれはやばい!)と思い、部屋の鍵を全部閉めようと後ろを振り向いた瞬間…

自分のすぐ後ろに今ドアの向こう側にいた女が立っていたそうです。

Nはその場で気を失い、気付いたら昼過ぎだったそうです。

Nは今もそこに住んでるそうですが、あれ以来今は何もないそうです。
Aは夏の夜に、地元にある、某飛行機事故で亡くなった人の死体を洗ったと噂される学校のプールに友達数人と肝試しに行きました。
その友達の中にFという多少、霊感のある友達もいたそうです。

夏だったのでプールには水が張ってあり、特に何も起こらなかったので、誰かプール入れよ〜などというノリになり、Aがふざけてプールに飛び込もうとしました。
すると突然、Fが真面目な顔で、

「A! お前、絶対今プールに飛び込むなよ!」

と言ったのです。

一瞬、嫌な空気が流れ、みんな固まってしまいました。Aが沈黙を破り、

「な…なんでだよ」

と聞くと、Fはためらったように

「…今、お前の目の前に……女の人が立ってる…」

しかし、F以外の人には見えてませんでした。しかもAの目の前は水の張ったプールなのです。

みんなFの顔を見て尋常じゃない恐怖を感じてました。
すると、Fが「やばい! みんな逃げろっ!」と叫び、みんな一目散に走り、Aの車に飛び乗りました。

車の中で多少、落ち着きを取り戻し、友達の中の一人Dが、「俺のアパートで休もう」と言ったので、Dの家に行きました。
するとDが

ガチャガチャ!

「あれ? おかしい…開かない」

と言ったのです。Dがいくら鍵を開けてドアノブを回してもドアが開かないのです。

「ああ…憑いてきた…」

とFが青ざめた顔で言いました。

とりあえずなんとしてでも家に入って塩をまいたほうがいいというFの提案で、Fがお経のようなものを唱え、なんとかドアが開き、すぐ玄関に塩をまきました。

>>67

一段落ついたところで、Aが「F、なんであの時逃げろって叫んだの?」と聞くと、Fは

「いや……最初はAの前に女の人が立ってるだけだったんだけど…そいつ…いきなりAの後ろに立って、Aのことプールに落とそうとしてた……すっげー笑いながら…俺が逃げろって言ったらその女…怒り狂ったように走ってきたんだ…血だらけの顔で睨まれた…」

A「…まじかよ……」

F「……ああ…俺達、後でなんかあるかもな…」

A「…?」

その時、Fの言った意味がわからなかったが後日知ることになる。

友達の中の2人が高熱を出し、Dは事故で足を骨折。Fはお払いを受け、大事に至った。

Aはというと、Aの車に血のような手形がついており、いくら洗車しても落ちなかったという。
しかし、Aは気にせず、しばらくその車に乗っていたらしい。

私はホントにAはすごい人だと思う。
これは私が掃除屋というアルバイトをしていた時の話です。

掃除屋とは会社やスーパーなどを掃除する仕事です。
伯父さんが経営している掃除屋なので私は半分手伝いという形で仕事をしていたのですが、この仕事、人数不足でとても忙しく厳しい仕事なのです。

私が初めて仕事をしたのは病院でした。そこで初めて霊体験をしました。

人数不足のため夜遅くまで仕事をしていると、どこからかハイヒールで歩く音が聞こえてきました。
最初はナースの人だと思ったのですが、歩く音ばかりでいつまでたっても人影すら現れません。

少し焦りつつ、仕事をしていると私の仕事を任された2階でエレベーターが止まりました。
しかし、私はもちろん、他の人もエレベーターを止めていないのです。

そして勝手にエレベーターは閉まり、降りていきました。
それと同時にハイヒールの音も止まりました。

これで終わりだといいのですが、後日また次の仕事が入りました。
またその病院だったのです。そしてちょうどあの日と同じ時刻に霊体験をしてしまうのです。

休憩無しで仕事をしていた私はトイレに行きたくなりました。
前のエレベーターの事があったので少々我慢していたのですが、限界というものがあり、しかたなく行く事にしました。

今仕事をしていたのは2階で私一人だったのですが、どうもトイレに違和感を感じたのです。
早くトイレを済ませ、手を洗っていると鏡ごしに遠くから女がこちらを見ていたのです。

それに気付いた私は一目散にトイレを出ました。
そしてトイレを振り返るとトイレの扉に血だらけの女がべっとり張り付いていたのです。

その日、私は高熱を出してしまい、伯父さんにその事情を全て話すと納得してくれました。
というのも伯父さんは院長に全てを聞いていたからなのです。

昔 その病院で自殺した女の人の霊が出るという事らしいです。
なぜか、院長は詳しく教えてくれないのだそうです。

病院は無数の霊がうごめいている場所なのです。
小さい頃から僕も色々と不思議な体験をしておりますが、その中で興味深いお話がありますので投稿させていただきました。

あれは今からちょうど一年くらい前の出来事です。
場所は冗談じゃないくらい危ないので言えませんが、Y山と言う所に何を思ったか暇潰しに友達とドライブへ行く事になりました。

このY山と言うのが地元じゃ結構有名な心霊スポットで、昼でもほとんど車が通らないような所です。
今でもあの時バカな事さえしなければと、後悔しています。

本題に戻りますが、あれはたしか深夜の2時くらいでしょうか、辺りは当然の事ながら真っ暗で、車のライト以外は漆黒の闇でした。

「なんか思ったより怖くないし退屈だな〜」

なんて話し合っていると丁度山の真ん中あたりのNトンネルにさしかかりました。

「ここで車止めて一服でもするか」

ってな訳で、プカプカとタバコを吸っていたのですが、退屈だし何もないから記念撮影だけして帰ると言う事になりました。

そして写真を撮って、その日は何もなかったのですが、後日現像してみると、案の定写っていました。
昔から心霊写真には慣れていたので対して驚きはしなかったのですが、本当に怖いのはここからでした。

私の祖父はかなり霊感が強く、低級の幽霊ならお祓いができるレベルです。
そんな祖父に写真を見せた所、普段はめったに怒らない祖父が鬼のような形相をしてしかられました。

理由を聞くと、私自身も気が付かなかったのですが、写真の中の幽霊の場所がおかしいのです。
と言うのも、もともと私の肩の横に女性の顔が写っていたのですが、祖父に見せた時は腕の辺りまで移動していました。

祖父いわく、この世に強い未練を残した幽霊などは、写真を見るたびに位置が変わるそうです。
幸い私は祖父にお祓いをうけて助かったのですが、このまま放っておけば命がなかったそうです。

本当に祖父には感謝しています。
ちなみに友達はなんともありませんでした。
前に親戚が置くところが無いってウチに五月人形を置いてったんだ。
でも、ウチは姉妹だし納戸に入れっぱなしで数年放置してしまった。

で、ある年のひな祭間際お雛様を出そうと納戸に入った瞬間、頭上からずどんと音を立てて五月人形が(ガラスケースごと)落下して来た。
あと一歩踏み込んでたら、確実にぶつかってた…。

肝を冷やしてたら、耳元で「ちっ!」って男の声が。
もうガクブルで半べそでお雛様入りの箱だけ引きずって納戸から出たら、納戸から

も の す ご く 野 太 い 男 の 笑 い 声 が !

家族にも聞こえてたらしく、両親祖父母が飛んで見に来たけど、納戸の中には不審者はいなかった。
しかもケースごと落ちて来たはずの五月人形は、納戸の奥に段ボールに入って衣料品の下敷きになってた…。

その後、近所のお寺から坊さんが来て、納戸で読経して五月人形回収していったよ。
数年前に、本栖湖畔で朝釣りのためにキャンプをしていたときのこと。

夜中のたき火中に、

「たすけてえええだれかあ」

と女性の声が湖の方で聞こえてきて、そちらに目をやると女性が溺れていた。

びっくりしたと同時に、助けなきゃと思い立ち上がったら、連れが 「おまえ何する気だよ!」って引き留めるから「助けなきゃ」と言い返したら、

「おまえ、ちょっと冷静になってよく見てみろ! ここから離れていて真っ暗なのに何で顔がはっきり見えているんだよ!」

と言うもんだから改めて見てみた。

そうしたら、水の中でばしゃばしゃ藻掻くこともやめて、じっとこちらを見ていた。
足が立つ場所じゃないのに…。

確かに暗闇のはずなのに、顔の造作までハッキリわかる。白く光っているというか。
たき火は埋み火だったから、こちらの光が届くわけもなし。

んで、ゾーっとして言うまでもなく、即刻撤収。
そちらを見ないようにして作業したんだけど、視線をずっと感じていた。
私は今現役の高校生です。

周りには悩み多き友達がいる訳なんですね(苦笑)
その日も1人の女友達の愚痴を聞く約束になりました。

学校も終わり色々した後19時ぐらいでしょうか…友達の愚痴を聞くためにそのあたりを自転車でフラフラしていたところ、ふと目に入ったのが今にも壊れそうなボロアパート。

(壊れそうやなー)

などと呑気な事を考えていたのも束の間、そのボロアパートの壁に備え付けられた階段の下に男性が立っているのが見えました…。

が、何かがおかしいんですね。段の下のギリギリの所に立ってるんです…体はこっちを向いているんですが頭がないんです。
すぐに友達に言おうと思ったのですが、何故か言ったらいけないような気がして黙っていました。

その場から500mぐらい離れた所で、もういいだろうと思い前にいる友達を見ようと視線を前にやったとき、一台の黒いワンボックスカーが見えました。
そしてそれに反射している自分達。私の後ろにいる首の無い男性………

一瞬で凍り付きました。

ですが見間違いかも…考え過ぎたんだ。などと自分に言い聞かせ、友達に明るい駅のテーブル付きベンチで向かい合ってさっきの事を話しました。

友達はそういった類いの話が苦手な事もあり今にも泣き出しそうでした。
そんな友達をよそにずっと喋り続けていた私の足元で岩が転がるような[ゴロッ]と言う音がしました。

なに? と思い足元を見るとそこには男性の首がありました。
目が合った瞬間私は叫び声を上げて一目散にその場から自転車で暴走して逃げました。勿論友達も。

なんとか家に帰った私。

次の日友達と昨夜の話を皆にすると意外と信じてもらえました。
すると1人の男子が「その駅って昔、首切る公開処刑場だったんだろ?」と言うのです。
柿にまつわる昔話。

昔、飢饉の時には方々の村でひっそりと口減らしが行われた。

東北の山村では、子供や年寄りが寒い奥山に置き去りにされた。
帰ってこられないよう、片足、片目をつぶしたものだという。おおかたの者は、そのまま飢え死ぬか凍え死んだ。

飢饉の年もやがて過ぎ去り、豊作の年が幾年か続いた。
ある兄弟が、それぞれ塩鮭をどっさりと、干し柿をどっさり担ぎ、山越えをして振り売りに出かけた。

ところが生憎の吹雪に山を越えきれず、夜中の峠道を歩き続けた。
兄の商う品は干し柿。弟の商う品は塩鮭。

腹が減ってきた兄は、「売りもんやが仕方がねぇ」と干し柿を旨そうに喰いだした。
それを見て「おらにも分けてくれ」と手を出したが、兄は首を横に振った。

「これはおらが担いできた。おめぇは塩鮭を喰うたらええ」

しかたなく弟は塩鮭を少しずつむしって喰った。

そのうちに兄はガタガタと歯の根も合わぬくらいに震えだし、動けなくなった。
逆に弟はポカポカと体が温まり、元気が出てきた。

吹雪は益々強く吹きつけ、互いの姿もよく見えなくなった。
白い闇の中に、「おい、待て」と恐ろしげな声が聞こえた。

雪よりも白い髪を振り乱し、ボロボロな着物の前をはだけ、真っ赤な片目をかっと見開き、枯れ木のような手を振り上げた老婆がいた。

「その荷物をおいてけ」

老婆は老婆とは思えないような速さで掴み掛かってくる。

ぐずぐずと干し柿の藁つとを担いだままよろよろと倒れこんだ兄は、老婆に捕まり、物凄い悲鳴を上げた。
吹雪の音に混じり、ぼきぼき、がりがり、と嫌な音が聞こえ、血なまぐさい臭いが広がった。

弟はあまりの恐ろしさに塩鮭を放り出し、後も見ずに逃げた。

里にたどり着き、大勢の村人を頼んでその場へ戻ると、こんもりと雪が積もり、何事もなかったような峠。

…だが、小さな人型の雪だまり。
雪を払うとそこには頭のない兄の体が転がっていた
3年前くらいの話なんだけど、友人宅に泊まりで遊びに行っていて、夕飯の食材を買出しに数人で近所のスーパーに向かった。

道の途中でど真ん中にでかい木が立っている通りがあって、なんだこれ? と、不思議に思いながらも横を抜けて行った。

買い物を終え、帰りもでかい木が立っている道に差し掛かった瞬間、冷や汗がドっと出て寒気が襲ってきた。

俺以外の奴は、まったく平気な感じで不審がっていた。
そのままでかい木の横を通ろうとする友人を必死に止めて、別の道を行こうと説得。

俺の異常な状態で察してくれたのか迂回して帰宅。
冷や汗も寒気も遠ざかったら何事もなかったかのように消えていた。

帰宅後に友人に事情を説明したが、特に変わったこともなく殺人事件も起きたことのない普通の道だと言われた。

だとすると、俺が見た木に引き込まれるように地面や壁から生えた何十本もの腕は一体なんだったんだろう。
まだ俺が小学校に上がるよりも前ぐらいに幼かった頃の話。

ある晩の夜遅く、不意に目が覚めてしまった俺は、布団から抜け出した。

その頃はいつも夜9時か10時ぐらいには眠っていたため、夜中に目覚めたのはその時が初めてで、当時ちょっと体が弱かった俺は、その晩たしか微熱を出したせいで寝付けなかったんだと思う。

物音一つしない、異様な静けさ。
昼の時間でしか見たことが無いような時刻を指す時計、けれど窓の外は真っ暗。

初めての真夜中、それに体調のこともあいまって無性に不安になった俺は、父と母を探しに二階から一階へ降りた。
見ると一階のリビングには灯りが点いていて、母が一人ソファに座ってTVを見ていた。

声をかけようとリビングに入りかけた俺は、母が見ているTVが目に入り、ぎょっとして足が止まった。
番組なのかビデオを見ているのか分からなかったが、それは異様な映像だった。

雰囲気の近いものを挙げれば、リングに出てくる呪いのビデオ(邦画の方ね)、あれをもっと意味不明にしておどろおどろしくしたような映像の羅列。
それが延々とリピートされていた(もちろん当時はリングが作られるより遥か以前)。

そして音声も、不気味だった。弱弱しい悲鳴のような、或いは泣き声のようなか細く甲高い女の声。そして呻き声のような、男の低い声。
それらが被さって、やはり延々とリピートされている。

母はそれをただじっと、微動だにせずにずっと見ていた。

俺が立っていた廊下からは母の後頭部しか見えず、その表情を窺い知ることは出来なかったが、目線の高さがTVに丁度合っていることなどは読み取れ、映像を凝視しているであろうことは確かだった。

俺はぞっとした気分で、音を立てないように2階の自室へ帰った。
布団に深く潜り込み、手や足の先が布団からはみ出てしまわないように丸まって、早く睡魔がやってくることを祈った。


翌朝、目が覚めると母は朝ごはんを作っていて、その様子はいつも通りの明るくて優しい母でした。

それだけに、かえって僕は母が得体の知れない存在に思えて怖くなった。
母は夜中はいつもあんな映像を見ているのだろうか、僕の知らないそんな側面があったなんて、と。

そしてもし、単なる一つの側面というだけでなく、真夜中に一人、あの不気味な映像を見ている時の姿こそが、母の本当の姿だとしたら。
私は今看護学校に通っていて、学校と付属の病院が2階の渡り廊下で繋がっているのですが、この前、ふと渡り廊下の天井を見上げたら、渡り廊下の端と端に2枚ずつ計4枚と廊下の真ん中にお札が貼ってありました。

校長先生がちょうど廊下にいたので、お札のことを聞いてみたら、今の場所に病院と学校が移転した時に、病院の職員の死が続いたそうで、しかも、小児白血病の専門の先生なら白血病、整形外科の先生なら交通事故、呼吸器の先生は肺癌、など、自分の扱う専門分野に関連して、亡くなっていったそうです。

他にも、怪我や事故、病気など不幸が絶えなかったので、15年間毎年病院や学校の様々な場所にお札を貼り替えているそうです。

私立の病院なら、誰か偉い人がオカルト好きでお札を使用しているのかなと思いますが、私の学校と付属の病院は市の運営なので、市の決定で公式にお札を使用していると考えると、相次いだ職員の死がいかに不可解なものだったのか伝わってきます。
母の実家のある地域の話。

私の実家は前は日本海、すぐ後ろは大山という非常にへんぴな場所にある。
そこには昔から変わった風習がある。

年に一度(特定を避けるべく日時は明かしません)、部落民全員が日没前に公民館に集まり、その日は夜明けまでそこで過ごすというものなのですが、ちょっと奇妙なんです。

公民館は儀式当日には窓や換気穴等が徹底的に目張りされ、本当に一切の覗き穴が無くなります。
そして、部落民は日没前に部落外に出て一晩過ごすか、日没前に公民館に入り一晩過ごすか選択します。

公民館の中ではみんなでご飯を食べたり、トランプをしたりと楽しく過ごすのですが、泣き声は厳禁とされます。
ですから赤子は参加できません。

小学生の私は父から、その日だけは何があっても絶対に泣くなと厳しく言われました。
また、窓に触ろうものなら気が狂ったように怒鳴られます。

そして夜が明けた頃(中から外は見えないため8時までは待つ)に部落長が一人で外に行き、一時間くらいすると戻ってきて、外に出ることが全ての人に許可されます。
出ていく時の部落長は子供でもわかるほど緊張していて、顔面蒼白で、帰ってきた部落長は倒れ込むように疲れ切っています。

私はもう10年以上、その日には実家に戻っていないため、経験はしていませんが今も続いています。

公民館の外では一体何が起きているのかはいまだに分かりません。
それを知った者はいずれ部落長を経験せねばならないからです。

儀式当日の部落長の異常な狼狽振りを知っているため、私の父も兄も、何が起きているのかを知ろうとはしません。無論、私もです。
人の体内には三戸虫という虫がいて、年に一度、宿主の人間が行ってきた悪事を神様に報告し、寿命を縮めるそうです。
この虫は宿主が寝ていないと神様に報告出来ないために、報告の日だけ寝ずに過ごすのです。

もし、寝てしまえばショウケラという鬼が現れ、寿命を縮めるそうです。
なぜショウケラが現れるかはわかりませんが、恐らく部落長さんなどはお払いの様なことをしていたのではないでしょうか。

また、自由に楽しく過ごすのは子供が寝ないための工夫かもしれません。
私が高校生の時に体験した事です。

いつものように下校し、電車を降り自宅に向かって歩いていた時です。

駅から少し歩いた所にわりと広い交差点がありました。
その交差点は、信号機もちゃんとあり見通しも良い場所なのになぜか事故の多い場所でした。

その日私が駅から歩いてその交差点に差し掛かった時、歩行者用の信号機がちょうど赤から青に変わったところだったので、私は横断歩道を渡って行きました。

すると、なんだか周りがガヤガヤとやけに騒がしくなりました。

よく聞くと「おーい!」とか「危ない!」とか誰かに向かって叫んでいるような感じだったので、何かあったのかな〜? と後ろを振り返ったとたん、ハッとまるで夢から覚めたような感覚になり、気付けば私は横断歩道のど真ん中に立っていて車にクラクションを鳴らされたり運転手に怒鳴られたり…。

信号機を見ると赤。おかしい、さっき赤から青に変わったのをちゃんと確認したのに…。

周りが騒がしかったのは、赤信号の横断歩道をフラフラと歩いていく高校生に向かって周りの人が「危ない!」とか「おーい!」とか呼び掛けてくれていた声でした。

なんかあの交差点、事故が多い理由が解った気がした体験でした。
つい最近の話。

道路のど真ん中で軽トラが停まっていた。
邪魔だからクラクション鳴らしたが、中にジイサンがいたんだがうつむき微動だにしない。

まさかな…と思ったら意識はないがまだご臨終ではなさそうだから、携帯で救急車を呼んだんだが、携帯が圏外。
仕方ないから近くに釣り堀があるから事情話して救急車を呼んでもらったんだが、救急車がなかなか来ない。

釣り堀のオヤジさんと2人で軽トラを脇に押してジイサンにしっかりしてくださいとか言っていたんだが、笑い声が聞こえてきた。
女性の笑い声、まわりには野次馬が増えてはきたが、この状況で笑う不謹慎はさすがに…と思ったら助手席に中年のちょい派手なオバサンがいつの間にか座っていて笑っている。

もう生きている人間じゃないと分かる顔色、何か土色。

「アハハハハァ! ヒェッヒヒヒヒヒ!」

もう愉快でたまらない笑い声。

かなり強い怨念でこのジイサンに憑いているようだ。たぶん見えているのは俺くらいだったろうが…。

まあ目は合わせないようにしたんだけど、救急車が着いた頃にはジイサンは顔色が真っ青で生きている気がしなかった。
んでオバサンの霊は狂ったように笑いながら消えていった。

俺もその後は警察にその場で状況説明し、後日また呼ばれた。事件性はないという話はされた。
その時にジイサンの安否を確認したらご臨終したそうだ。

たぶんあのオバサンの霊が連れていったんだろうな。
まあ因果関係が気になったがあまり首は突っ込むべきの話じゃないなと自制したのは言うまでもない。
初詣の帰り、といっても夜中でしたが、友人の家に泊まることになりました。

「この夜中に女の子ひとりほっとけないからー」とか言われながら、談笑しておりますと、その友人の家(戸建て)の外から、

ジョリジョリ
ジョリジョリ

と アスファルトを滑る音がしました。

車? いえいえ夜中の3時ですよ。
静かな住宅地で夜中騒ぐのはご法度ですし、第一エンジン音もありませんでした。

あまりにも奇妙な音でしたので、友人と私は2階から見下ろしてみました。
あいもかわらず、アスファルトを滑る音がしています。

なんか嫌だな、見ない方がよさそうだな、と 友人と青ざめた顔で窓から目を反らそうとしたときに、
白いワイシャツを着た、「手」で歩く、男と目が合いました。

いわゆる「テケテケ」ですが、私はこの手のオバケ大嫌いなんです。
友人と私は軽く息を飲み、やり過ごすことにしました。

それから1時間。4時です。
いまだジョリジョリとアスファルトを滑る音は止みません。

もういい加減に、と窓から怒鳴ろうとしました。
怒鳴れば何とかなるだろうと足りない頭で考えたのです。

窓を開けました。
すぅ、と息を吸って怒鳴る準備―――と思ったら。

細かい道々を、たくさんの、本当にたくさんの狸が走って来ました。
皆一様に首にバンダナを巻いており、かわいいと言えばかわいいのですが、数えきれないほど押し寄せるのです。

友人も「????」の始末。
有り得ない光景はまだ続きます。

その狸たちは、先程の「テケテケ」のようなものに、威嚇ともとれる行動をはじめました。
テケテケは逃げます。しかし狸たちは追いかけます。

友人と私とでずっと見ておりました。
テケテケが喰われてしまうのを。

狸とは化け物も食べちゃうのかね、と話しながら、何事も無かったかのように、御来光を拝みました。

以来、なぜか狸たちとは仲良くさせて頂いています。すごく可愛いですよ。
これは僕が高校生の時の話です。

その日僕の家に親友のKが泊まっていました。

Kには霊感がありかなりの霊体験をしていました。
僕にもKほどではないのですが、少しだけ霊感があり自分に危害を加える奴(霊)がいると首に違和感を感じます。

その日は僕とKと僕の弟でゲームをやった後で少し話していたんですが、Kが怖い話をしてくれると言ってしばらく話を聞いていたら首にあの違和感が…。

ヤバいと思ったので話を辞めて大人しく寝る事にしました。寝る前にKに

「たぶん後で金縛りになるからそんときお願いね」

と言って寝ました。

しばらくすると案の定金縛りになって、唸っていると隣で寝ていたKが身体を叩いて起こしてくれました。
Kが言うにはずっと僕の隣に黒い人が居て僕を見ていたそうです。

その事をKが僕に話していたら突然弟が起きて

「兄ちゃん…俺も霊見た…」

と言うではありませんか。

話を聞いてみると弟はパイプベッドに寝ていたんですが、僕が金縛りで唸ってる頃に弟の頭の上にやたら爪の長い手があって、ずっとパイプベッドのパイプの部分をカーン、カーンと爪でつついていたそうです。

その話を弟から聞いてKが

「次は俺の番かな?」

と軽く笑いながら言ったんですが、その後にいきなり

「おい! お前らなんか言ったか?」

と真顔で聞いてきました。僕と弟は

「いや、なんも言ってないよ」

とKに言った瞬間Kが布団を頭から被って

「うわぁぁぁぁぁぁ」

叫び始めました。

僕らはヤバいと思ってずっとKの背中を「大丈夫か!?」などと言いながら叩いていました。

しばらくするとKは何事も無かったかのように布団から出てきました。

何があったのか聞いてみると

「さっき次は俺の番かな?って言ったよな? その後に耳元で『うん』って聞こえてさ…その後ずっと俺の耳元で笑い声が聞こえてたんだよね…」

その夜は怖くて寝れず電気をつけて朝までゲームをやってました。

実は言うとその日から度々部屋で霊が出るようになってしまいました。
8年前に当時の彼女の家に居候してた時に、仕事から帰ったらまだ彼女は居なかった。

ウトウトしていたらチャイムが鳴ったので、玄関に「どちら様ですか?」と聞くと

「(彼女の名前)さんに頼まれていた物をお届けにあがりました」

なんだ? と思いながらドア開けたら、わき腹をナイフで4回刺された。

なんだか分らず蹴っ飛ばしてドアを閉め心臓バクバクで何が起こったのか分らないが血まみれ。
頭の中がテンパってしまって真っ白で電話をしなければと思いつつ電話を探す。

1分位してポケットに携帯が有ることに気付きやっと救急車を呼んだ。
待ってる間怖くて110番に通報して「知らない奴にわき腹を刺された」と騒いだ。

救急車は思ったより来るのが遅く20分位かかった。
先に警察が来た。

「警察ですあけて下さい」

ホッとしたのか緊張の糸が切れたのか刺された所が急に痛み出す。

ドアの鍵を開けた瞬間さっきの奴が又わき腹をザックザク刺してくる。
流石にワケ分らずに倒れこむ。

目を覚ましたら病院だった。
16箇所もわき腹を刺されていたが、全部肋骨に当たって臓器に傷は無いそうだ。

わき腹は折れたりヒビだらけだが16箇所もアバラに当たったのは奇跡だと。
医者も家族も喜んでいたが、問題は知らない奴と皆にも話したが、刺したのは実は彼女のお父さんだった事だ。

誰にも言ってないが今でもトラウマだ。
先日、仕事を終えて駅に着くと

「人身事故のため、ダイヤが乱れています」

とアナウンスが。

待っている間聞いていると、どうやら私の地元の駅での事故らしく、バイトの子達と話してなかったら現場居合わせてたなあ、などと考えながらぼんやり携帯の時計を眺めていました。

賑やかな声にはっと引き戻され、あまりに大きな声に視線を向けると、小学校高学年くらいの女の子が2人。
煩いなあと思いつつ見ていたのですが、話の内容に一瞬ゾッとしました。

「あ〜もうこの子無理、次誰に掛ける? ほんま誰死んだんよ」

携帯片手に、それはそれは楽しそうで、注意しようかとも思いましたが、電車が来たので止めました。

電車の中では、向かいに座っている奥様方が事故の話で盛り上がり、現場の駅に到着し、沢山の警察官を見るや窓から外を覗いて大ハシャギ。

「や、あれじゃない?」
「うわ、血いっぱい」
「気持ち悪い〜」

気分が悪いのでさっさと降りて、改札に向かうと隣を歩いていたおばさんがピタリと立ち止まり、改札横の駅員さんに

「何があったんですか?」

と。其処まではまあいいんですが、その瞬間、周りからゾロゾロと集まる人があっという間に駅員さんを囲み

「死んだの?」
「男の人? 女の人?」

と質問攻め。

通り過ぎて内容は聴こえなくなっても、話しているのは分かりました。

こんなにも沢山の人が、隠そうともせず人の不幸をネタにする今、人間が凄く恐ろしいです。
彼は優秀な子だった。
両親が医療の仕事をしているからだろうが、看護学校に通っている私が答えられない医療の事もたまに聞いてくる。

彼はまだ九歳だ。彼は両親に教えられ、人が生きている事を知っている。
だがそれだけでは駄目だ。だからあんな事が起きる。

彼の両親が事故に遭ったのは昨日の夜遅く彼からの電話で知った。
大丈夫だからと彼は言っていたが、翌日私は彼の家に見舞いに行った。

チャイムには彼が出た。そして僕が治してあげたんだと私に言った。
かすり傷程度なら彼にも治療は出来るだろう。

お母さんを起こしてくると彼は部屋を飛び出して二階の彼の両親の寝室に向かった。
私は起こさなくてもいいよと言おうとしたが彼が部屋を出て行く方が速かった。

彼が両親を起こす声が聞こえた。
私は起こさなくていいよと伝えに彼の元へ向かった。事故があり疲れているのだ。

私が階段を上り終わると扉の開いた寝室内が目に入った。
そこには両親を起こそうとする彼と見事に切断部が縫われた二人の遺体があった。
先日、ワーキングホリデーでカナダのバンクーバーに行っていた友人Aと自宅で鍋を囲んでビールを飲んでた。

カナダでの一年間、飲食店でのバイトとスノボに明け暮れてたらしい。
ビールを注ぎながら俺は、「何か危険な事とか無かったの〜?」って聞いた。彼は「う〜ん」と天井を見つめながら、

「そういえばバンクーバーに居るときに、日本に居る友人から突然、国際電話が掛かって来たんですよ。
その内容っていうのは、その友人のバイト仲間が偶然にも同じカナダに居るらしくて、僕とは面識は無いんだけど、今、カナダの病院に入院してるとの事だったんですよ」

酒も進み、俺は「それで?」と促した。

「どうやら当初はアレルギーか何かで肌が痒くなったと思いそのままにしておいたら、更に酷くなって蕁麻疹みたいになり堪らず現地にある大きな病院に診てもらったところ、医師が数人集まり何やらざわついてたらしいんです。

気になってどうしたのか聞いてみると、医師が『貴方の皮膚を調べたところ、この地球上には存在しない成分が含まれている』とのこと。
『何か心当たりはないか?』と聞かれたらしいんです。

その時に真っ先に思い出したのが、数日前に遊びに行ったクラブでの事で、彼はいつも通りカウンターで友人とビールを飲んでたらしいんだけど、ふと隣りを見ると綺麗な白人女性が座ってたらしいんです。
そしてむこうから慣れ慣れしく話してきて、そのうち体をベタベタ触ってきたらしいんです。

>>87

いつもだったら女性をお持ち帰りするんだけど、数時間後にはどうしても外せない用事があって、携帯番号を交換してその日は帰ったらしいんです。
その数日後に謎の湿疹。

そう医師に話すと興奮した口調で『その人が感染源だとすると、直ぐに隔離して検査をしなければならない! 最悪の場合、もうすでに助からない状況かもしれない! 直ぐに連絡を取ってくれ!』とのこと。

それで携帯で連絡してみたもののコールはするけど出てくれないみたいで、医師はすぐに地元警察やら、特殊機関やらに連絡をして場所の特定を急いだ。
数時間後バンクーバーから少し離れたアパートの一室だとわかり、警察や医師が踏み込んだところ、2体の上半身の無い、(溶けた?)遺体と携帯電話が転がっていたらしいんです。

僕が思うに、その女は宇宙人か何かだと思うんですよねぇ〜。何が目的かは分からないですけど…」

とほろ酔いの友人Aを見ながらビールを飲み干した。

話を聞きながら、表に出ない話ってやっぱり有るんだなぁ〜って思った。
第二次世界大戦の時、祖母の一家は兵庫県の某市に住んでいた(今もだが)。
兵庫県の中でも瀬戸内海沿いの割と大きな都市で、当然米軍の大規模な空襲とかもあったらしい。

祖母は弟と二人で逃げた。祖母の祖母(俺から見て曾々おばあちゃん)は足腰が悪く、走って逃げることが出来ないので母と一緒に家に留まったそうだ。
ばあちゃんと弟は近くの山の指定された防空壕に避難したが、ばあちゃんは暫くしてすぐにそこを弟を連れて飛び出した。

走って走って川岸までたどり着いた時対岸は火の海で、それはどえらいことになっていたらしい。
しかしあまりにも現実離れした光景から、怖いというよりはお祭りをしているみたいで綺麗だというのが正直な感想だった。

一夜明けて家に帰った時、家の周辺は奇跡的に全く爆弾が落ちず無傷だった。
安心して家に入った瞬間母と祖母の驚きを通り越した叫び声を聞いた。

何事かと思い聞いてみると、自分たちの本来居たはずの壕に焼夷弾が直撃していたそうだ。
中の人間は勿論即死、その上身元の区別が付かないほどの酷さだったらしい。

ここまでで完なら、祖母は物凄く運が良く九死に一生を得たで終わりなら、俺も文章にしようとは考えなかった。

ここからは最近聞いた話。

最初飛び出した理由を俺に話してくれた時、凄く嫌な感じがしたので咄嗟に飛び出したと言っていたが、最近(今年の正月)酒を飲んで酔ってるばあちゃんに何気なく上の話を聞いてみたら本当の理由がかなり怖かった。

以下ばあちゃんの話した内容を大体再現。

「○○(俺)あのときまだ中学生ぐらいやったやろ? やから言わんかったねんけど。あんときなぁ穴の中になんや手がぎょーさん見えてなぁ。第六感いうんかしらへんけどこれはいかんおもて○○(弟)連れて飛び出したんよ〜」

俺もそれなりに酔っていたがそれを聞いて一気に覚めた。

どうやら母も母の姉も初耳らしく俺と同じような反応だった。
この話は母によって半強制的に打ち切られた。

俺は霊的な暗示(?)とかにかかり易い妹が聞いていなくて心底よかった。
と思いながら、ばあちゃんが何故いつも家族の安全や繁栄を願い、先祖供養を欠かさないかが少し分かった気がした。