1 無名さん

喰種17

>>>9620
有吉劇場>>>6135-48
まとめ>>>9427-5
2 無名さん
これスレ番間違えた
喰種18
3 無名さん
ばーか>>1
4 無名さん
おつ
次直せばいいさ
5 無名さん
万年下位の塩焼き
6 無名さん
管理たんの話題そらしやろな
7 無名さん
なんで突然鮎たんの話になってるのかよく分からんから>>6かな
8 無名さん
管理は鮎たん好きだからそんなことしないもん!
9 無名さん
また出た偽管理たん
10 無名さん
>>8過食嘔吐は事実?
11 無名さん
鮎たんの悪口言う人は管理が許さないよ!鮎たんはいい子だもん
12 無名さん
>>10
そんなのあなたに関係ないよね
知ってどうするの?代わってくれるの?
13 無名さん
関係ないなら二次夢サイトの日記にカショオほのめかす事載せるなw
14 無名さん
>>13
それであなたに迷惑かけましたか?
15 無名さん
ちょっと管理たんぽい…?
16 無名さん
管理だよ!みんな質問していいよ!
17 無名さん
>>15管理だよ!
18 無名さん
吐きダコ手にあるって本当っすかー!
19 無名さん
>>18
どうして知りたいの?あったらだめなの?なかったら良いの?
20 無名さん
管理たんはそんなこといわない
21 削除済
22 無名さん
なりすましたんやり直し
23 無名さん
>>21
簡?
24 無名さん
管理たんはやってても「やってませんよ〜」とか言いそう
25 無名さん
>>20
あなた誰?管理の何を知ってるの?管理はグールが大好きだよ
でもこのスレの醜い潰し合いは大嫌いだよ
みんないなくなった
26 無名さん
管理のこと成り済ましって思うならそれでいいんじゃない?
いくら騒がれても管理は閉鎖しないから
27 無名さん
じゃあ嫌いなサイト教えて
28 無名さん
>>27
ない!
29 無名さん
>>27
ていうかみんな嫌いなサイトさんあるの?嫌いになる理由って例えばなに?
30 無名さん
同担拒否とか順位とか
31 無名さん
>>30
同担って普通嬉しいものじゃないの?
32 無名さん
>>31管理たんウタサイト晒しまくってそう
33 無名さん
小説書いて
34 無名さん
>>32
ただでさえウタさん少なくて悲しいのにそんなことしないよ
35 無名さん
ピエロのボスって誰だと思う?
36 無名さん
>>35
ヒデかなぁ
37 無名さん
本物の管理たんこれれないのかね
38 無名さん
>>37
誤字どうしたの
39 無名さん
習い事で忙しいからしょうがないよね
40 無名さん
粘着たんはいつまでもそうしてるといいよ
管理はランク抜けないし閉鎖もしない
41 無名さん
呼べば普通に雑談してくれそうだけどな
前インタビュー?答えてくれたじゃん
42 無名さん
>>41
別にいいけどそれ誰得なの?
43 無名さん
おい怒ってるよ……
44 無名さん
???
45 無名さん
管理は誰にも怒らないよ
怒る理由もないし
46 無名さん
独り言に管理たん湧いてると思ったら成り済ましたんかよ
47 無名さん
それ管理だよ!どれだか分からないけど!
48 無名さん
あげ
49 無名さん
ガチャリと開錠する音は繊細でいて大胆に空気を揺ら し、開いた開いた、と小声で謳うnameの横顔に薄く彩り を添えた。まるで無邪気に悪事を働く学生のようだ。片 手を引かれたまま半歩後ろに佇む平子はぼんやりと考え る。

学生の頃、立入禁止の屋上に立ち入っては教師からよく お叱りを食らっていた級友が居たが、彼もこの不思議な 感覚に浸りながら屋上の扉を潜っていたのだろうか。少 なくとも現に、我ながら珍しいと思える程に平子も心の 端が浮き足立ってしまっているのは確かで、そして率先 してドアノブに手を掛けるnameも、見るからにこの状況 を心から楽しんでいる風情だ。もう二十代後半、三十を 目前とした歳になってこのような学生気分に浸る夜が来 るとは、平子自身思ってもいなかった。良くも悪くも、 感覚が狂ってしまう。狂わせているのは他の誰でもな い、平子の右手をやんわり握って薄紅色の唇で月のよう に笑う、familynameだ。

会話の脈絡も無しに突拍子もない提案を出しては周囲を 巻き込む人間というのは、どの年代組織においても一人 二人は居るものだ。そして、平子の眼前でまさに唐突な 遊びに興じようとしているnameも、紛う事無きそういっ た人種である。彼女は子供のような人だ。無垢な好奇心 はあちらこちらへ自由に飛び交う。それが蝶のようにひ らりと舞って花のように散るのなら、つまりは好奇心を そのまま直結して行動に移す事がないのなら、幼心を残 した可愛げのある人だと笑って見過ごせるのだろうが、 厄介なのは、彼女が子供のように無邪気で好奇心旺盛で 尚且つ気紛れという性情を持ち合わせており、そして歴 とした大人であるという事だ。知恵を働かせれば、遊び 感覚による多少の悪事など容易くこなしてしまえる。持 ち前の器用さとアカデミー時代に主席に君臨した頭脳を 以て、思いついた行動は何でも滞り無く遂行してしまう のだ。勿論、周囲の目に付かないように、尚且つ周囲に 迷惑を掛けない形で。しかし、例外に一人だけ、毎度迷 惑を被る人物が居る。いつだって、彼女の突発的な思い 付きに巻き込まれるのは、平子ただ一人だ。
50 無名さん
「平子さん、ちょっとヘリポート行きません?」

十数分前の記憶を遡れば、笑みを咲かせた彼女がそう誘 い掛けてくる。本日の勤務終了となった退勤時。くい、 と手を引かれてちょっと一杯飲みに行きましょうとでも 言うような軽快な口調で掛けられた想定外の言葉に、平 子は暫し思考を置いてけぼりにする他無かった。訊ねて みれば、急に外の空気を吸いたくなったのだと言う。外 の空気を吸うだけならば帰路に付く最中で存分に吸える だろうと口にはせずに視線だけで訴えれば、平子の意図 を汲み取ったnameは高いところがいいのだと付け加えて 笑う。そこで彼女に選ばれた場所がヘリポート、つまり は支部の屋上というわけだ。

成る程確かに十分高さもあるし外の空気も心行くまで吸 えるだろう。加えて見晴らしも抜群だ。と納得するのは 簡単だったが、しかしすんなり肯定出来るはずもなかっ た。屋上へ通ずる扉はヘリポートの点検や使用時以外常 に施錠されており、当然の如く立入禁止とされている。 ヘリポート管理主任者、もしくは監視員でもなければ自 由に出入りなど出来ない筈だ。そして勿論、平子と同じ 21区担当の上等捜査官であるnameが申請も無しにヘリ ポートへ立ち入れる権限を持つ筈も無く、扉の鍵さえ持 ち得る筈は無いというのに。一体何を如何して手に入れ たのか。nameは平子の手を引いて人気の無い場所まで連 れ込むと、スーツのフラップの隙間に指を忍ばせ、そこ から取り出した一つの鍵を誇らしげに掲げたのである。 じゃーん、という口頭の効果音付きで、だ。

「…それはまさか、」

「秘密、ですよ。平子さんも今から私と一緒にヘリポー ト行くんですから」

眼前で楽しげに揺れる鍵を目に唖然としていれば、有無 を言わさず共犯者の道に引きずり込まれてしまった。屋 上出入口の鍵だという事はすぐに理解出来た為、どう やって手に入れたのかとすかさず問えば、ヘリポート点 検係兼監視員を勤める職員に知り合いが居るらしく、そ の人物と本日昼休憩を共にした際、彼がうっかり落とし たスペアキーを拾う時にこっそり"拝借"したのだと言 う。
51 無名さん
そこで一つの疑問が平子の脳裏を過ぎった。急に外の空 気を吸いたくなった、とnameは今し方言っていたが結局 は昼に手に入れた鍵を終業後の暇潰しに使おうと最初か ら目論んでいたのではないか、と。空気が吸いたくなっ た、なんていうのは急ごしらえに用意した適当な理由 で、結局nameは鍵を手にした昼頃から平子を巻き込んで ヘリポートへ向かうつもりだったのだ。思えば、確かに 本日の彼女の勤務態度は普段以上に真面目で迅速且つ的 確に仕事を終わらせていたし、何やら仕事後に用事があ るかどうかという確認を何度かされたな、と平子はその 時になって漸く思い当たる。

「ヘリポートの終業点検が終わる時間帯も当直管理者が 食事休憩を挟む頃合も把握出来てますので、今向かえば 時間的に大丈夫です。ふふ、何だかわくわくしますね。 では、行きましょうか」

いや、規律に違反するわけには――と開き掛けた平子の 口は、不意に右手を包み込んだ温もりによって閉ざされ てしまい、結局は主導権を握るnameに手を引かれるまま に階を上へ上へ。他職員に出くわす可能性の低いエリア のエレベーターを使い、途中からは非常階段を使うとい う用意周到ぶりだ。そうして辿り着いた屋上へと通ずる ヘリポート出入口を前に、平子は暫し学生時代を回顧し て思い思いに浸る。度々叱られていた級友は、しかし懲 りもせず屋上へ駆り出ていた。高い場所が好きだったん だろう。もしくは校則を破ること自体が趣味だったのか もしれない。自らが学生の頃にこういった規律を破る遊 びを働いた事はないが、しかし実際にじりじりと心の芯 を疼かせるようなこの緊張感を味わえば、確かに癖に なってしまいそうな気がしなくもない。

しかし、本当にこのまま申請も無く無断でヘリポートに 足を踏み入れても良いのだろうか。もし、nameの計算違 いで当直管理者に見付かり無断立入が知られてしまえ ば、規律違反報告書に追われて更なる場合は減給に謹慎 処分という可能性も十分にありえる――と、表情は至っ て平素通りのままに平子が後込み思考を巡らせていれ ば、一体どうやって悟ったのか、ドアノブを握ったまま 「心配ですか?」と訊ねるnameの声があった。振り向い てもいないのに、何故。
52 無名さん
「…いつも思うんだが、familyはどうやって俺の感情を読 んでるんだ?」

「平子さんって何だか分かりやすいですから、読もうと しなくても分かります」

「……」

くすりと戯けるように笑う彼女の姿は、やはり大人の女 性というよりは子供のように映ってしまうというのに、 しかし何処までも楚々とした雰囲気を湛えていた。周囲 の目を引きやすい素質や時折平子の理解の範疇を超える 行動や発言をしてみせるところは、何処となく有馬を彷 彿とさせる。大した特徴も無く平々凡々とした人間だと いう自覚に反して、自分の傍にある存在は何故いつも才 能豊かで個性が強い人物ばかりなのだろうか、と平子は いよいよ何かしらの因果を疑い始める。が、彼が物思い に耽っていようとnameはお構い無しだ。ドアノブを捻 り、開錠した扉をそろりと開け、そうして隙間から誰の 気配も無いのだと伺うと一気に扉を開け放ち、平子の右 手をぐいと引き寄せてみせた。

「平子さん、早く」

小柄な女性とは言えさすが喰種捜査官だ。それなりに力 が強い。驚く隙も与えずに先導され、ヘリポートに繋が る短い階段を上れば、カンカンと乾いた音に伴って涼し い風がリズム良く皮膚を撫でた。外だ。屋上だ。本部の ヘリポートと比べれば規模も小さいが、しかし立派に夜 間照明の煌めく21区支部のヘリポートとその先に広がる 夜景が、平子の視界をいっぱいに満たした。するりと手 を解いたnameが数歩先へと走って行き、ヘリポートマー クの中央で伸びをするように両手を広げる。目的達成と 言わんばかりに、幼さを湛えた整った顔立ちには、心底 満足げな笑みが浮かんでいた。

「う〜…気持ち良いですね!やっぱり高い場所で吸う夜 の空気と望める夜景は最高です!」

「あまり大声を出せばさすがに気付かれるんじゃない か?」

「いえいえ、大丈夫ですよ。ヘリポート管理室は階下に ありますし当直管理者は決まって今の時間帯に食事休憩 を挟みます。その間も監視員は居ますが、ふふ、21区支 部のヘリポート管理職員の皆さんって、結構緩いんです よ。だからこうして私にスペアキーをあっさり奪われた りするんです」

「…なるほど、職務怠慢か。それはそれで問題だな。た だ、やはり盗みは良くないと思うんだが」

「拝借してるだけです、明日ちゃんと返しますよ。ばれ ないように自然と」
53 無名さん
普段と変わりない、余裕を含んだ穏やかな声音でそう紡 ぎながら、nameは手に持った鍵をふわりと宙に投げて、 それを再び手でキャッチする。それを数回、繰り返す。 平子は何気無しに鍵の行方をぼんやりと眺めていた。大 抵の場合、口にした事は易々とやり遂げてみせる彼女の 事だ。今の言葉も明日には有言実行とばかりに遂行さ れ、今はふわりと宙に踊っている鍵も無事に監視員の鍵 束の中へ帰って行くのだろう。そして平子とnameがこう して無断でヘリポートに立ち入って悠々夜の空気を吸っ ていた事は、誰もが知らぬ二人だけの秘密となるのだ。

思い返せば、共有する秘密は数知れない。そのどれも がnameの思い付きによるくだらない悪戯遊びや、冒険と いう名の立入禁止区域への侵入だったりするのだが、い つも決まって平子が巻き込まれる羽目となるのだ。互い に上等捜査官として立場は同じだが、年齢と経験で言え ば平子の方が先輩であると言うのに、nameは敬語こそ使 うものの勤務時間外の平子への態度はまるで"友人"のそ れと言っていいだろう。更に砕けた表現をするならば、 兄の扱いが上手い妹、といったところだろうか。

しかし何にせよ、こうして同じ職場で共に過ごす内に随 分と自分に懐いてしまった年下の同僚である彼女に、 散々巻き込まれては好き勝手に振り回される日々も、 中々どうして面白いものだと感じていたりもするのだか ら困りものだ。平子は珍しく口許を緩めながら、一歩、 また一歩とnameの元へ歩み寄る。そして、彼女の手元か ら宙へと放り出された鍵を空中で奪うように手の平に収 めれば、意表を突かれたようにnameは短い息を零した。

「あ…っ取られた」

「…無邪気だな、familyは」

「それを言うなら、平子さんだって十分に無邪気な人で すよ」
54 無名さん
明らかに自分にはそぐわない単語だと平子は眉を顰める が、しかしnameが口にすればそうなのかもしれないなと 妙に腑に落ちてしまう。先程、"分かりやすい"と言われ た時もそうだ。決して感情表現に秀でた人間ではなく、 表情の変化は著しく少ない。その為、一体何を考えてい るのか分からない、といった類の言葉なら幾度となく掛 けられてきた平子だが、そんな彼の事を分かりやすいだ とか無邪気だと評したのは、今までにname一人だけだ。 彼女の何気に鋭い観察眼と洞察力を以てすれば、平子自 身さえも自覚していない奥底に眠る内面を、透明な硝子 を通すように見透かしてしまえるのかもしれない。少々 落ち着かない話ではあるが、やはり不思議と不快に感じ る事はなかった。

「時間は…大丈夫か?」

「そう…ですね、あと5分くらいは大丈夫だと思いま す」

「そうか」

平子は手にした鍵を返そうと、nameの方へ差し出す。夜 風が心地良い。nameは鍵を受け取るように右手を前へ。 しかし、その細い指先が掴んだのは小さな鍵ではなく、 平子の左腕だった。ぐい、と先程手を引かれていた時に 感じたような力強さで腕を引かれ、驚く隙も与えぬまま に距離を詰められる。決して高いとは言えない身長と華 奢な骨格を持つnameの身体は、互いの息が掛かるこの近 さであってもやはり細く小さいと感じるだけで、圧迫感 を覚える事は無い。その為か、ほとんど他者を寄せる事 のない領域に彼女が突然踏み込んだとしても、平子は自 ずと受け入れてしまうしかないのだ。

ヘリポートを淡く照らす夜間照明が、互いの皮膚を薄ら と白く彩って生々しいコントラストを生み出す。ざわつ くような沈黙が流れた。nameの唇は、相変わらず無邪気 な弧を描いている。丁度夜空の中央にぽつんと浮かんで いる、月のような笑みだ。
55 無名さん
「ヘリポートがいいな、と思ったのが今日の朝でした」

「……?」

「キスをする理想の場所を探し始めたのは二週間前で す」

静寂を破った声の意図を測り損ね、平子は表情には出さ ず疑問符を浮かべる。nameはつらりと伸びる睫毛を震わ せながら、謳うように声を紡いだ。

「平子さんとキスをしたいと強く思うようになったの は、多分一ヶ月前くらいです。はっきり好きだと意識し たのは半年前でした。真面目だけど何だかんだ私の我が 侭に付き合ってくれるし、一緒に居ると楽しいなと思っ たのが更にその数月前で、一目見て誠実そうだし少しタ イプだなぁって見惚れていたのが、平子さんが私と同じ 21区担当になった日です」

遡るように告げられた一つ一つの言葉は紛れも無い愛の 告白で。しかし、すらりと流れるように鼓膜を満たした 言葉はどれもすぐに信じられるものではなく、平子は僅 かに上瞼を開けて只々驚きを示すしかない。声は、出そ うになかった。しかし、ざわざわと鮮やかな熱が込み上 げて、心臓の芯を侵蝕したのは確かだ。自覚を持たない 何かが顔を出す。熱く、甘やかな感情だ。

――それを理解した頃にはすでに、平子の唇は知らない 温もりと弾力に侵されていて、もう為す術もなく彼女の 愛を受け入れる選択肢しか、残されてはいなかった。そ して、平子は自らそれを手に取る。重ね合った唇を更に 深めるように、角度を変える。身長差を埋めるように爪 先立ちをする彼女を支える意図で、腰へ手を添えて引き 寄せる。夜の洗練されたざわめきが、弾ける水音を融か していく。生命の息衝く大都会の騒音が確かに遠くで響 いているというのに、二人だけの世界に隔離されたよう な錯覚に陥った。浅く、深く。全てを交えるような口付 けを終えて、等しい温度に熱を分け合った唇が、どちら ともなく離れていく。
56 無名さん
>>53これ誰の?
57 無名さん
「……今のは、」

「…はい」

「告白…として受け取っていいのか…?」

「…平子さんこそ、今のはOKの返事として捉えてもい いんですか?」

赤らんだ頬を緩めてnameが一つ笑えば、平子も釣られる ように目許を緩めて、再び引き寄せられるように距離を 埋め合う。それも全て、nameの持つ引力のようなものが 作用していると思えて仕方無い。いつだって、彼女に巻 き込まれるしかないのだ。

理想と決めた場所で、想い人と口付けを交わす――交際 すらしていない段階でそんな計画を考え付き、そして本 当にそれを実行してしまうのだから、やはり彼女の奔放 な発想や無垢な好奇心と行動力は中々に厄介なものだ と、平子は改めて思う。そして、これからも変わり無く 彼女は自分の傍に居て、強引に腕を引いてはあらゆる事 に巻き込んでしまうのだろうとも考える。

無邪気な彼女の笑みは目に眩しいが、淡く心地良い熱を 平子へ齎すのだ。感化されるように知らずと顔が綻んだ のなら、nameはそれを見て平子の事を"無邪気"だと言う のだろう。そうしてくすくすと笑うのだ。月のように凛 とした唇で。存分に笑えばいい。子供のように無邪気に 笑ってくれさえいれば、それでいい。

平子は繊細な口付けを最後に一つ落とし、鍵を持つ左手 の腕時計を確認する。一瞬にも永遠にも感じられた一時 だったが、随分と時間が経ってしまっている事は感覚で 測る事が出来た。名残惜しいが、この場を後にしなけれ ば。平子はnameの腰に添えていた右手をゆっくり離す。 そこに、やんわりと細い指が絡む。

「family、そろそろ戻ろう。時間、が…」

「…まだ…だめです」
58 無名さん
目が滑る滑る
管理たん地の文詰めこまないと生きてけないのかよ…
59 無名さん
帰る頃合だろうかと声を紡げば、眼前に揺れる甘やかな 唇が、平子の言葉ごと全てを飲み込んで。思考も何もか もを、無に融かした。

あと、もう少しだけ――耳元に残る声が指先の力をする りと紐解いていく。

ちゃりん。

指から逃げ出した鍵が地に落ちる音は、繊細でいて大胆 に空気を揺らし、口付け合う二人の横顔に薄く彩りを添 えた。ざわめきと静謐の狭間で、ヘリポートは一つの愛 を潜ませてゆく。
60 無名さん
おちまい
61 無名さん
まとめ>>49-59
62 無名さん
>>58管理たんじゃないおコントだお
63 無名さん
この程度で目が滑るとかwww
64 無名さん
誰かに似てる
65 無名さん
コント界隈文体似てたよな
66 無名さん
管理たんの小説コピーできないお…
67 無名さん
コピペなどさせぬ
68 無名さん
管理たんの小説一回読んだしもう見たくないからコピペいらん
69 無名さん
あげ
70 無名さん
あげ
71 無名さん
有吉劇場が何なのか知らないんだけどあれなに?
72 無名さん
知らないならROMってろ新参
73 無名さん
新参多いな
74 無名さん
人増えるんだからいいでしょ別に
75 無名さん
自分達が呼び込んでるようなもんだろ
新参歓迎しろよ
76 無名さん
嫌だね
77 無名さん
だが断る
78 無名さん
やばい 新しく作ったサイトのサイト名が他サイト と若干被ってるかも… こういう時皆どうする?気にしない? 6/4 1:20 [削除]

57:無名さん 同じジャンルで同じランクにいたら見ちゃ うかも 6/4 3:39 [削除]

58:無名さん やっぱり? でも今更変えられない 例えばこんな感じなんだよね適当だから英 語の意味は気にしないでほしい Charliechocolate Charlie みたいな感じ 新サイト開設して勢いに乗ってきたから違 うランキングも登録しようお思った矢先だ よ でも他のサイトも 例として出したCharlie使ってるとこ一個あ るんだよねあっち大文字でこっち小文字的 な 6/4 7:37 [削除]

59:無名さん ごめん。でも今更変えられない…って意味 開設したばかりなのにポンポン変えるわけ には

夢雑のコレ黒ランク新着じゃないの?
79 無名さん
半角スペース入って読みづらぁ
80 無名さん
大文字と小文字wwwワロタ
81 無名さん
喰種管って夢雑率ほんと高い
有坂たんで懲りろよ…新参で知らなかったのか?
82 無名さん
さーらーせ!さーらーせ!
83 無名さん
次スレはいらないな
84 無名さん
http://nanos.jp/xiiijason/
同じランク入る度胸尊敬するわ
85 無名さん
ここって>>78で話題になってたサイトなの?特定はやww有能すぎ
86 無名さん
>>85昨日新着みてたからね
87 無名さん
82:無名さん
サイト名被ったて言った者だけど
ココの意見見て変えることにした
荒らしたみたいですみませんでした
6/4 13:04

変えるのかな
88 無名さん
ヲチっとこう!サイト開設&移転もしたばかりだからまだ閉鎖はしないだろうと思うし
89 無名さん
変えたら本人確定じゃん
90 無名さん
同名サイトあるって知らなかったってあり得る??
下位ならわかるけど普通気付かないかな
91 無名さん
もう一つのサイトってランクの上の方にいるんだね
ランク名って他と被らないように前もってサーチするものかと思ってたや…そうでもないのね
92 無名さん
たまに被ってるサイトあるよ
93 無名さん
そういや前に自分が入ってるかどうかは覚えてないけど
同ジャンルのランクで同じ名前見つけて自分の方が先なのに!とか怒ってる夢雑民居たよな
94 無名さん
違うジャンルでならあるかな
95 無名さん
違うジャンルでサイト名被るのはまあ仕方ないかなって感じだけど同ジャンルでサイト名被るなんてあれだよね…
故意じゃないにしても両者とも気まずい雰囲気になるなら前もって調べてからサイト名決めるって感じなのかと思ってたわ
96 無名さん
事前に調べるとか普通しないと思うんだけど…
97 無名さん
>>96
ごめんねサイト持ったことないから実際どんな感じでサイト名決めるのかなんて知らないの
適当に想像して言っただけだよ
98 無名さん
サイト名はフィーリングだったり好きな言葉だったりじゃないかな
ランキングで調べはしないわ
99 無名さん
次スレはいらないな
100 無名さん
たてるお