12 無名さん
>>>10767-88のラスト
「ねぇ、花宮って障害者施設のあの事件、酷いと思わないの?」
「ふはっ、ピロートークにしちゃ随分色気のねェ話しだな」
「うん。で、どうなの?」
「酷いな。凄く心が痛いよ。犯人は絶対に許せないね」
「あ、そういうのいいから」
「あ?なんだよ。まぁ、オレも健太郎と同じで日本の科学の進歩に貢献出来ない奴は生きる価値無いと思ってるぜ」
「そしたら私も生きる価値無いクズじゃん。て言うか人類の過半数がクズになるじゃん」
「ああ、低脳のクズだな。そもそも、お前のことクズだと思ってなきゃこんな扱いしねーよ。でもお前は顔と体でオレを満足させられるしなァ。そういう愛玩動物みてェな要素も無い上に、言葉も通じねぇ、理性も無い。基本的には人に迷惑掛けて生きてるわけだろ?まぁ、そんなヒトになりきれてない連中が殺されたところでオレはなにも。アウシュビッツみたいにガス室に入れられても気にはなんねーな」
「ふーん」
「つーか犯人も障害者みてェなもんじゃねーか。たかが公務員にすらなれなかったんだろ?底辺中の底辺だな。まぁ、自分の体に入れ墨なんていれるような身の振り方する奴は大抵障害者だろ。身内殺してどうすんだよってのハハっ!」
「そういうの、優性思想って言うんだよ。ハイル、ヒトラー」
「でも事実だろ?世の中なんて有能な人間と、彼らが利用するメリットのある人間だけでいいんだよ。オレと、お前みたいな」
「ふーん」


続く