14 無名さん
>「うるさいよ。次、その子私より甘え上手なの?」
「…なんつーか」
「これも私の勝ち。最後にその子は私よりハルキがいないとだめなの?」
「…」

なまえは満足げにふふんと笑うと頬杖をついてハルキを見上げた。その横顔ご可愛くて、たまには自分のこともそんな風に挑戦的に見てほしいとカナメは邪な気持ちを抱く。

「つまり、ハルキはその子より私のことのほうが好きじゃん」
「…なんだその暴論」
「その女の子可愛そうだから別れてあげたほうがいいよ〜私がいる限りハルキはその子のものにならないんだもん」
「そんなことないし」

いじけてなまえから目をそらしたハルキの手とカナメの手を取ってなまえはそれを自分の元に引き寄せた。

「だめだよ、二人は私のものなんだから勝手に誰かにはあーげない」


彼女できたという嘘を本気にして架空の彼女をsageまくる夢主