16 無名さん
「――あれ?このリファラ……」
「どうかしたの?零」

パソコンの画面を見ていた零が訝しげに呟いたので、凛は隣に腰を降ろして零と同じくパソコンの画面を見る。

「あら。自分の小説サイトの編集をしてたのね」

凛の視界に映ったのは、零が趣味の一環でやっている小説のサイトの編集ページだった。


「うん…そう、なんだけどさ……」
「何?荒らされてるの?」
「いや…何ていうか……」

こうですね!