16 無名さん
誤字がじわる↓


孤独と静寂

それが俺の望みだ

そう言ったらお前は

彩花「じゃぁ、静かにしているね」

なんて言って、笑う

俺に近寄るな

なんて、冗談でいったらお前は俺が会いに行くまで近寄らなかった。

俺に触れるな

なんて言ったらお前は、そうした

いつだって、俺の言うことを間に受ける奴だった

ある日

お前がいなくなった。

カラ「・・・・彩花?」

家にも、いつも行く店にも

公園にもどこにもいなかった。

自分自身が言った言葉を思い出すが

なんの問題もなかった。

久しぶりに一人で空をあおぎ見る

空は、日も沈みかけ

空が燃えていた

隣にお前がいないだけで楽しくない

そんなことを感じたことは、いくつかあった

・・・が、いつでも

俺が探せばいつもすぐに会えた。

それが当たり前だった

一人でいつもどうやって

いつもどうやって過ごしてたんだ俺?

そう思えば思うほど

心が寂しくなる。

カラ「・・今、会てぇ」

そう呟いて、それで出てきてくれるわけがなかった。

涙が出てしまう

慌てて、それを拭う

けれども拭っても拭っても涙が次々とあふれだす

カラ「・・・・彩花・・」

彩花「いたーっ!カラ松っ」

冷えていた体が暖かいものに包まれる

カラ「彩花おまっ、なんで」

彩花「感?」

なんて笑いながら手を握る。

それと同時に彩花を抱き寄せ抱きしめる

カラ「彩花っ!!」

彩花「えっ!?なんで泣いてるのカラ松!?」

カラ「お前がっ・・お前がどこ探してもいないから・・・・・

心配したっ」

彩花「良かった、嫌われてなかったんだ」

するとさらにお前は、笑う

カラ「また・・俺、何か言ったか」

彩花「だって、カラ松私のこと好きじゃないんでしょ?

だから、嫌われたのかなって

私、隣町まで散歩してたの

ごめんなさい、心配かけちゃった」

泣きながら謝るお前。

一番不安だったのは、他でもない

彩花だっだ