http://nanos.jp/yumeyumesarasa/novel/4/13/
>あのおかたは為政者だった。王の補佐であるはずの天分が、王を失ってから殺され自ら王となったのだ。ほころびを、消え去るときまで見せなかった。お見事。なんとうつくしい役者だろうか。演じたのは悲劇でも喜劇でもない、人間の一生だ。彼女ほどひとのいとなみを愛し、守ったものはさきにもあとにも現れない。そんな彼女を愛して、置いていかれたわたしはまた、彼女にならって人間の一生を演じ、またすべての役者を愛そうと思う。

　一方的な盲信と、期待と、そして失望を、どうしてあのちいさなからだに押しつけられようか。みどりにうもれて絶えた。さようなら。また会いたい。

　幻想は消滅を待つのみだ。

単語並べただけで文章繋がってない…