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友人「まだ、Aのグループ(Aは友人の族のヘッド)降りてきてねーよ」

最初はその場で待っていようとしたそうなのですが、余りに遅いのと、最初の合流地点で待ちぼうけになっているかも知れないということで、怖がりながらも@Aのグループで面子を募り、様子を見に行きました。

兄と友人と他3人の5人くらいで見に行きました。
すると、Bグループは意外なことに合流地点で待っていたそうです。

BグループのAに事情を話すと。

A「あれか、確かに見たぜ俺達も、あのカーブにあった白い花束をよ!」

「おめーらビビリだなぁ」

Bグループの中で笑いがおきます。

納得できないながらも、みんな無事だった事もあり、@Aのグループが待つ場所まで移動しようとしたとき、

「うわっ!!」

他のメンバーが走り始めたAを指さして愕然として尻餅を着いています。

「何だ?」

と思い目線を向けると

Aの背中にあの白い人の形をした何かがガッチリと抱きついていたそうです。
口には気味の悪い笑みを浮かべながら。

全員合流し、解散するときにそのときのメンバーでAにお祓いをしたほうがよいと話をしに行ったそうですが、Aは全く取り合わなかったそうです。


兄「流石にあのときはビビったね。俺も心霊スポット行くけどあんなのが居るとわね(笑)」

私も余りの現実味の無さに笑えてきました。

しかし次の瞬間空気は変わりました。

兄「そういえばさぁ。Aは今どうしてんの?」

友人「あー。知らないんだ」

「あいつさぁ、あの2週間後にさ、事故って死んじゃったんだ」