24 前スレ82
――返事はない。


そして彼女はいつの間にか紙が導く個室の前まで足を進めていた。


「誰か…」


ポーンポーンポーン…


人が全くいない屋上で、サッカーボールが独りでに弾んでいた。しかしサッカーボールの周りには誰もいない。


モーラッタ…♪


女子トイレにはプリントが辺りに散らばり、右足の上履きが一つ、落ちていた。

何か釈然としない文になったお