25 無名さん
>>22
フリーターにしてはなかなかな良い
地味な借家の回りを回り空いている場所を探す。

あいつはどこか抜けているから在宅中ならば空いているはずだと数少ない窓ガラスが空いていた。

スッと網戸を横にスライドさせてお邪魔する

するとそこには倒れている一花がいた。

一松「・・・おい」

・・・・返事が無い

額に手を当てるとかなり熱い

熱がある。

慣れた事実に布団を引き、そこに彼女を引きずり

冷蔵庫からは冷えピタがあるわけも無く、氷と水をボールに入れて、その辺に落ちてあるハリー様のタオルは投げ

ようやく無地のタオルを探しだし引き返してタオルをボールに突っ込みきっちりと絞ってから彼女の額に置いて

何か食べる物が無いか冷蔵庫を再び漁り玉子を手に入れた

戸棚を探ると米袋を見つけ、それをお粥にするべく米を適当に洗って、水を入れて米を入れて玉子を溶かして突っ込む

後は蓋をして沸騰するまで放置。

ちらちらとその間に彼女の様子を見るが彼女はまだ眠りの中らしい。

沸騰したので鍋を止めて、蓋を開ける
なかなかの出来に納得しながら器にそれを盛り付けてスプーンを添えて持っていく

すぐ出入口の廊下にそれを置き、彼女の寝ている布団に入り彼女に抱きつく

すげー彼女の匂い

スンスンと肺の中に久しぶりの彼女の匂いを充電する。

前はこの逆だったよなと感傷に浸っていると彼女と目が合った