27 無名さん
パシンッ!と、頭を赤也に叩かれるも、無表情でポケットから飴を取り出し、口に放り込む八重。
「どぞ」と、赤也に飴を渡し、三人にも色取り取りの種類の飴を両手に乗せて、差し出した。

「よかったら先輩方もお一ついかが」
「ふふっ。ありがとう」
「かたじけない」
「もらおう」

かたじけないにわろた