27 無名さん
暗殺教室

「夜神さん、君には失望したよ。A組の守護神とまで言われた君がまさかE組行きになるなんて…。」

A組の担任は心底残念そうにしていた

「…。」

レンは全く気にする素振りを見せずにそのまま職員室を出ていった

「まさか夜神様がE組なんて…。」

「エンドのE組よ!そんなわけないじゃない!」

女子たちはコソコソと話しているが、レンに聞こえていた

「(めんどくさい…存在無視しとこう。)」

レンは何でもないようにそのまま女子たちの横を通っていき、自分のクラスだったA組の中に入った

一斉に教室にいた人達がレンの方を見る

「…何?」

レンは不機嫌そうに言い、周りを見渡す

レンと目が合った生徒はあからさまに目を逸らすだけだった

「……。」

レンはつまらなそうな表情をし、鞄の中に教科書や筆記用具を詰め終え席を立つ

「レン…。」

学秀が何かを言おうとしたが、レンは聞こえなかったことにしてそのまま教室を出ていった