うらるわからんがなんか中途半端にコピペしてた
たぶん昨夜話題になったおしっこ雲雀の短編


バレルの切り詰められたコルト・ガバメントのグリップを両手でしっかりと握り込み、男の眉間の位置を真っ直ぐに捉えている、ダークスーツに地味なメガネ、まるで「真面目なだけが取り得だ」とでも言わんばかりのお堅い雰囲気を発散させるその女、 桐島 美亜 。
やる気のない所作で腰から抜いたＳ＆Ｗコンバットマグナムを片手に構え、銃もスーツもそれを所有する人間自身も、無駄な装飾の一切省かれたスタイリッシュ、 美亜の心臓へと銃口をやや斜め下に向けて狙い定めたまま微動だにせぬその男、雲雀恭弥。
彼らは互いのクリティカルな急所に照準を狙い定めたまま動こうとはしない。
彼女はイタリアの公安警察で、彼はシチリアのマフィアだった。　

彼らの出会いは必然であり、必定であり、しかし、過ちである。