今回は度々助けてくれた母の過去のお話をさせていただきたいと思います。

母の祖父はとある地方の出身で分家・本家に分かれてるらしいのですが…一応本家みたいだけど下っ端? な身分らしく、でもそれなりに暮らしていました。

やがて祖父が結婚し母が生まれた頃、本家の所有する土地に流れてる川が大洪水になり、お手伝いの30代の女性が流されたそうです。
助けようとした当主(祖父の一番上の兄)でしたが…母親に止められました。

「そんな女のためにお前がまき添えになることはない」

と…。
実はその女は祖父の叔父と恋仲だったようですが、身寄りのない女との仲を反対した母親がいつも辛く当たっていた人だったのです。

そんなことより人命が大事と言い当主は助けようとしたのですが…川の流れが速く、結局助けられませんでした。
女はなかなか助けてくれない本家・ただ黙って見ていた分家の人達を見ながら

「これから生まれる赤子に呪いをかける! お前らには罪を償わせる!」

みたいなことを言い残したそうです。

それで生まれたのは…私の母と、5人目の兄(7人兄弟)の子の男の子。
生まれたとき2人とも背中に大量の黒子があり、それが成長するにつれ女の顔になっていきました。

危機を感じた本家が2人を呼び早速お祓いを受けることに。