30 無名さん
門が開く。


「ああ〜じれったいなぁ〜…
ねぇっ、リヴァイ!」


ゆっくりと開かれる門を見ながら、ハンジはリヴァイに言う。


「ダメだ。」


「まだ何も言ってないよ?」


「巨人の捕獲に協力しろ…だろ。
そんな面倒に付き合う気はない。」


リヴァイはハンジを見ず、言い切った。


「むぅ…
ミケはどう?
一口乗らない?」


「ふっ…」


期待を込めてハンジはミケを見るが、ミケは鼻で笑う。


「第49回、壁外調査を開始するっ!!
前進せよっ!!」


何だか幼稚な小説