31 無名さん
>「そうそう!でも私中学までこの個性使うの止められててだからあんまり使うのに慣れてないんだけど、そう、これぐらいの怪我だったらまあまあ治せるって分かっ、ヴッッッッ!!!!ヴオェッッッ!!!!!!!!」
「うわあああ白衣さん!?!?!」
「ゲホッでもちゃんと治せてるか分かんないからやっぱりリカバリーガールには診てもらっっゴフッッ!!!緑谷くん、これやっぱちょっと折れてたろォッッッフ」
「うわああああどうしたの!?!!?」

途端に地に膝をついてゲロゲロしはじめた天子に緑谷は慌ててその背中をさすった。彼女に一体何がと戸惑うが、先ほどの彼女の解説が自分の命を分けるというニュアンスであったことを思い出す。おそらく緑谷の怪我を治すのに彼女の体力を使ってしまったのだろう。

「オロロロロロ」
「た、大変だー!!白衣さんごめん!!早くリカバリーガールのところに……!!」

歌い出した治癒の後の嘔吐の声やばすぎた
しかもどうせもう一回リカバリーガールに診てもらってとか個性見せびらかしたかっただけかよと