33 無名さん
恥ずかしすぎるよぉ

「何買うんだ?」

「ネコ耳」

「はっ!?」

「ほら、アヤトくんもそうだけど、ずっと寝たきりだったから溜まってるでしょ色々。発散できそうなものを買おうかなと」

「……それを本人の前で言うか?普通」

「アヤトくんはこっちかな?うさ耳、ぴょんぴょん!…なーんて」

うさ耳がついたカチューシャを試しにつけて、ぶりっ子が言いそうなことを言ってみる。流石に引かれたかと真顔で固まるアヤトに一瞬不安になったが、そんなことはなかった。

「……可愛すぎかよ」

「え?」

「何でもねぇ」

「…ふふ、」