38 無名さん
>「香月…栞…?んー…あ!あの子じゃねぇか!あの天才少女!」

「天才少女…?」

「お前あんだけ悔しがってたのにもう忘れたのか?お前がもっとちっこかった時、地方の男女混合の大会に出たろ?あの時の決勝の相手が…」

「あ、思い出した!」

「おせーな、ったく。んで?何だ急に?」

「テニス部にいたんだよね」

「なんだと!?おい、それを早く言え!」

「なんだよ親父…」

「きっと美人に成長して…いやいやいや才能あるプレイヤーになってると思ってたんだよ!まさかあの子もいるとはなぁ!で、女テニの部長とかやってんのか!?」

「違う、うちのテニス部のマネージャー」

「マネージャー…?何だってそんな事に…」

親父はブツブツと1人考え込んでしまった。変な親父。それにしても…

「暇つぶしにと思って出た大会であの人と会って…初めてあそこで女の人に負けたんだよね」

あの華奢な見た目からは想像できないスピードとテクニック
そういえば、あの当時物凄く悔しくて再チャレンジしたくてずっとあの人を探していた。だけど、全く見つからなかったんだ

なんか夢主の設定盛りすぎで氷雨たんみたい