もしかしたら、私が彼をフった初めての人間なのかもしれない。しかし今まで何人もの女を苦労せずに手に入れてきた彼のものに、簡単になるわけにはいかなかった。じゃないとすぐに飽きられて捨てられる。彼には私を手にいれるために、努力をしてもらいたい。その努力が大きければ大きいほど、叶った時に私を大事にしてくれる。

嫌いだからフったのではないと言うことと、可能性は充分にあるということを言葉にする。因みに最大のポイントは"まだ"という言葉だ。表情を曇らせていた丸井くんがその言葉で花が咲くように笑った。


夢主による丸井の落とし方講座
テストには出ません