4 無名さん
いちおつ!
「なぁなぁ、安室の兄ちゃん!中身はなんだよ!鰻重か?」
「そんなわけないでしょう・・・」
興奮気味の子供たちに若干圧倒される。
紙袋の中身を見ようと体格の良い少年がカウンター席の椅子に乗り上げ、店員さんに向かって手を伸ばした。
「うわっ!」
「あっ」
―――ぽすんっ
高い椅子の上で不安定な体勢を取っていたものだから、バランスを崩し椅子から転げ落ちそうになったのを咄嗟に抱き留めて支えた。
「ぼく、大丈夫だった?」
「お、おう・・・」
元太はクレクレ言うけどいくらなんでも人の物に手を伸ばしたりしないし小柄()な女性が元太を支えるのはしんどい
元太なんキロあると思ってんだ
「なぁなぁ、安室の兄ちゃん!中身はなんだよ!鰻重か?」
「そんなわけないでしょう・・・」
興奮気味の子供たちに若干圧倒される。
紙袋の中身を見ようと体格の良い少年がカウンター席の椅子に乗り上げ、店員さんに向かって手を伸ばした。
「うわっ!」
「あっ」
―――ぽすんっ
高い椅子の上で不安定な体勢を取っていたものだから、バランスを崩し椅子から転げ落ちそうになったのを咄嗟に抱き留めて支えた。
「ぼく、大丈夫だった?」
「お、おう・・・」
元太はクレクレ言うけどいくらなんでも人の物に手を伸ばしたりしないし小柄()な女性が元太を支えるのはしんどい
元太なんキロあると思ってんだ