>>38
それは全身真っ白で、ロウソクを無理やり人型にしたようなモノ、顔の真ん中に窪みがあり、そこから「マテェ〜」と声を発していました、私と目? が合った瞬間、全身をブルブル震わせ

「アァァアアァアァァァ!?!」

と叫びながら飛び込んで来ました、私とA君は死にもの狂いになりながら逃げました。

「何だよアレ!」「ふざけんな!」
「助けて!」「ごめんなさいごめんなさい!」

もう自分で何言ってるかわかんないぐらい滅茶苦茶叫びながら逃げました。
群生地帯を抜け出し、皆の居る所へ半狂乱になりながら走ります。

他の皆は「どうしたん!? 何かあったん!?」と驚きながら聞いてきます。
私たちは「変な奴出た! 白くて変な奴! マテェーって変な声聞こえてたろ!?」。

他の皆「いや、誰の声も聞こえなかったよ、何も見えなかったし、突然A君達の叫び声が聞こえて草むらから飛び出してきた」と言います。

『変な奴』の説明が終わったころ「あれ? C君は?」B君が言います。
「見てない…もしかして変な奴に…」私は泣きそうになりながら言いました。

全員顔が青くなって来ました、日も落ちて辺りは暗くなってます。

B君「…探しに行く?」
A君「俺は絶対嫌だ…」