これは、この前友人から聞いた(見たのかな?)実際の話しです。

友人の名前を仮にヒロとします。

ヒロは最近何物かはわからないらしいんですけど、いわゆるストーカーにあっていたみたいで、どこにいても誰かの視線を感じていました。
夜一人で歩いていれば後ろから足音が聞こえ、家にいればピンポンダッシュに無言電話と、ヒロは心身共に疲れていました。

そんなある日、いつものように家の電話が鳴りヒロは電話に出まして

「………………………」

いつもの無言電話です。

心身共に限界の来ていたヒロは、「いい加減にしろ、誰だかしらねーけど、嫌がらせはほかでやれ」と強い口調で言い電話を切りました。

少しストレスを発散して、気分が落ち着いた時携帯に一通のメールが届きました。

「非通知??」

ヒロは不審に思いましたが、そのメールには画像が貼られており、ヒロは恐る恐る画像を開きました。

その画像は自分の家の前に女がたたずむ画像でした。
驚いたヒロはカーテンを開き外を確認しましたが外には誰もいません……。

その瞬間「ピンポーン」とチャイムの音が、ヒロはその場に固まり動けないでいました。

数回チャイムを鳴らし帰った様子で、安心しきったヒロは、風呂に入って寝ようと思ったその時

「チェッ、居留守かよ」

と声が外から聞こえて来ました。

ヒロは怒りが恐怖を越え、勢いよくドアを開けました。
家の前にいたのは17,18くらいの赤い服を着た女でした。

ヒロはその女に怒鳴り散らしドアを閉めて寝ました。

以上の話しをヒロが僕に話しました。