これは僕が高校三年生の時に体験したお話。
季節は夏。そして夏休み。となれば肝試。
と必然的になってしまい、僕を合わせた五人は隣りの県、鳥取県へと車を走らせました。
目的地はなんたら城(名前忘れた)。
なんでもそこで、女性が首を吊って自殺したらしいのです。
まぁそこでも、女性らしき呻き声を聞くのですが、話したいのはそこではないので割愛。
で、帰りの道のり。
僕と運転者以外全員熟睡。僕は運転者の暇潰し兼眠気覚ましの為に、たわいもない世間話をしながら、車は鳥取県の智頭と、峠の間くらいのところに差し掛かりました。
ふと寝ていた一人が小便をしたいと、眠気眼を擦りながら起きてきたので、少し進んで停車できるスペースに車を止めました。
そこは、目の前にコブダイの瘤みたいに隆起した丘があり、その下には異様な数の鳥居が並んでいて、そしてその丘には、これまた異様な数の地蔵、みたいなものがまさに生えるかの如く、丘を敷き詰めるように鎮座していました(しかし、後日その場所を通ると、そんなものなど影も形もなかったのです)。
ただならぬ雰囲気を感じた僕は、これは絶対撮らねばと、プロカメラマンよろしく使い捨てカメラを構え、フラッシュを焚き、シャッターを切りました。
いや実際には、切ろうとしました。
シャッターが切れないのです。
シャッターのボタンが何故か異常に硬く、今まではそうじゃなかったのに、もしかして、あぁ、これが霊障というやつか。と、何故か冷静に納得してしまっていました。
しかし、徐々に恐怖が混み上がってきましたが、それでもここで諦めて逃げ帰っては絶対後悔すると思い、思いきり力を込め、シャッターのボタンを押しました。
パシャ
撮れた!
しかし、フラッシュがつかない。
→
季節は夏。そして夏休み。となれば肝試。
と必然的になってしまい、僕を合わせた五人は隣りの県、鳥取県へと車を走らせました。
目的地はなんたら城(名前忘れた)。
なんでもそこで、女性が首を吊って自殺したらしいのです。
まぁそこでも、女性らしき呻き声を聞くのですが、話したいのはそこではないので割愛。
で、帰りの道のり。
僕と運転者以外全員熟睡。僕は運転者の暇潰し兼眠気覚ましの為に、たわいもない世間話をしながら、車は鳥取県の智頭と、峠の間くらいのところに差し掛かりました。
ふと寝ていた一人が小便をしたいと、眠気眼を擦りながら起きてきたので、少し進んで停車できるスペースに車を止めました。
そこは、目の前にコブダイの瘤みたいに隆起した丘があり、その下には異様な数の鳥居が並んでいて、そしてその丘には、これまた異様な数の地蔵、みたいなものがまさに生えるかの如く、丘を敷き詰めるように鎮座していました(しかし、後日その場所を通ると、そんなものなど影も形もなかったのです)。
ただならぬ雰囲気を感じた僕は、これは絶対撮らねばと、プロカメラマンよろしく使い捨てカメラを構え、フラッシュを焚き、シャッターを切りました。
いや実際には、切ろうとしました。
シャッターが切れないのです。
シャッターのボタンが何故か異常に硬く、今まではそうじゃなかったのに、もしかして、あぁ、これが霊障というやつか。と、何故か冷静に納得してしまっていました。
しかし、徐々に恐怖が混み上がってきましたが、それでもここで諦めて逃げ帰っては絶対後悔すると思い、思いきり力を込め、シャッターのボタンを押しました。
パシャ
撮れた!
しかし、フラッシュがつかない。
→