45 無名さん
>>26の後半もなかなか

>ゆったりとしたクラッシックの流れるフレンチレストランに一人で背筋を伸ばして座るなまえの膝で広がる柔らかそうなスカートにはシミどころか、少しのしわも見当たらない。お嬢様、と言うイメージをそのまま映したような上品な見栄えに誰もが振り返って彼女を見ていた。男は約束の時間の少なくとも10分前にはいないと失格だとしているなまえは手首に巻いたシルバーの細身の時計を見てあと1分、と脳内で60を数えはじめた。残りの数字が20に差し掛かった時、柔らかい落ち着いた声が聞こえた。