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ヤリチンクズなダイゴ

ボクは最低な男だ。
ボクの初恋は、ボク自身の手でぶち壊した。
ボクの落ち込みっぷりは相当だったんだろう。
見兼ねたカゲツがいわゆるその…春を売るお店に連れてってくれて…。
そこでボクは初めてを経験したわけだけど…。
どんなに心ではマツリを想っていても身体は正直だ。
男の性と言うものを、少し恨めしくも思った。
薄情なもんだ。
それからのボクはひどいもんだった。
女の子を取っ替え引っ替え…。
これはまぁ…一人の女の子と長続きしないせいでもあるんだけど…。

今回は3ヶ月続いた。
まぁ続いた方だよ。
それをミクリに報告に行くといい加減にしろと怒られた。
ミクリからはいつも言われる、付き合うお嬢さんに対して不義理なことをしていると思わないのか？と。
ボクは来る者を拒まず去る者を追わないだけ。
それがミクリには不義理だと映るらしい。
そんなことはわかってる。
どうしろって言うんだ。
本当に欲しいものは手に入らないのに。
そう言うことを繰り返していたら、いつしかボクは女の子と付き合うのが面倒になっていった。