しとしとと雨が降る土曜日に、昼間、自室部屋のベッドでうたた寝をしていた。
ふと気が付いて時間を確認すると午後4時。
曇りのせいか、部屋の窓からオレンジ色の光が差していた。
喉が乾き、水を飲みに行こうかと思い起きようとしたら、直感が何かの視線を感じた。
起きるのをためらった。
得たいの知れない何かに見られてると思うと余計に喉が乾く。
暫くして時計を見ると4時15分。緊張のせいか、長く感じた。
いい加減喉が乾き、すっと起き上がった。
するとその瞬間、直感が感じていた視線は消えていた。
と、同時にもっと嫌な視線、というか気配を感じた。
自分の左後ろ大体1mの所に確実に誰か居る。
脳が危険信号を出すが足が動かない。
ぼーっとした脳はゆっくり、よりも少し速く振り向くように指令を出した。
誰も居なかった。
いや、居た。感じる。背後、真後ろに誰か居る。
背中に意識が集中し、血が集まった感覚がした。
動けない、本当に動けなかった。
不意に足元に生暖かい風が通り、僕は足元を見た。
同時に顔の右側に人の顔が来るのを感じる。
下を向いたまま固まる僕の横で、視界に入らない顔が呟く。
二人も必要かな? と。
→
ふと気が付いて時間を確認すると午後4時。
曇りのせいか、部屋の窓からオレンジ色の光が差していた。
喉が乾き、水を飲みに行こうかと思い起きようとしたら、直感が何かの視線を感じた。
起きるのをためらった。
得たいの知れない何かに見られてると思うと余計に喉が乾く。
暫くして時計を見ると4時15分。緊張のせいか、長く感じた。
いい加減喉が乾き、すっと起き上がった。
するとその瞬間、直感が感じていた視線は消えていた。
と、同時にもっと嫌な視線、というか気配を感じた。
自分の左後ろ大体1mの所に確実に誰か居る。
脳が危険信号を出すが足が動かない。
ぼーっとした脳はゆっくり、よりも少し速く振り向くように指令を出した。
誰も居なかった。
いや、居た。感じる。背後、真後ろに誰か居る。
背中に意識が集中し、血が集まった感覚がした。
動けない、本当に動けなかった。
不意に足元に生暖かい風が通り、僕は足元を見た。
同時に顔の右側に人の顔が来るのを感じる。
下を向いたまま固まる僕の横で、視界に入らない顔が呟く。
二人も必要かな? と。
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