52 無名さん
>>50
 突然だが、私は神に愛されし美少女だ。突然なんだと思っただろうがこれは本当の話だ。美しい母と美しい父という圧倒的顔面偏差値の高い遺伝子から生まれた私が美しくないはずがない。あの堅物の祖父でさえ初めて私を見たとき(赤ん坊)は天使かと思って思わず拝んでしまったらしい。そんな私が鏡を見たのは幼稚園に入ってすぐのことだった。父と母の寝室に置いてあった母の化粧台の上にのってそれを見たとき自分でも天使だ、と感激したのを覚えている。そんな美しすぎる顔面を持って生まれた私には家族以外には話せない大きな秘密があった。
 ーーー私は超能力者だったのだ。 PK、ESP、テレポート、パイロキネシス、エレクトロキネシス全てを網羅したおそらくこの世でただ一人の天使…じゃなくて人間だ。しかも美少女。 全てを持って生まれた私は勝ち組だった。……だったのだ、あの時までは。

ナルシスト夢主