52 無名さん
とある林道に揺れる赤ずきんを被った少女が居ました。少女の名前は名無し、近くの森の家にておばあさんと一緒に住む可愛い少女でした。その少女はおばあさんのお使いで隣の町まで林道を使って歩いていました。名無しは頭の中でおばあさんに言われた事を思い出していました。"林道を通る時には狼に気をつけるのよ"とーーー…

『…狼、ね…』

狼、それは飢えた狼で良く林道に潜んで人間を襲うと伝わって来たのだ。だがたった一匹だけ襲わない狼が居るのを名無しは知っていた。それは人狼だ。全ての狼を率いるリーダー的な存在で人間が恐れられている程の存在だ。

こんなん草生えるわ