52 無名さん
「…………少しは女らしく、しようとは思わんのか?」
『私にそれを、求めるな』
「見た目は女人なのになぁ」
『布団の中では、男だけどね』
「ぁぅぅ」
マリアの言葉に三日月の顔が、真っ赤に染まる。
そんな三日月を放置して、マリアは扉を開けた。

ふえぇ…