53 無名さん
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今時暗黒微笑みたいなの書く人いるんだ

「薫ちゃん、お疲れ様。さて、足見せてくれる?」

「…こんなの問題ないっスよ。用件はそれだけっスか?じゃあ…」

「誰がもう行っていい、なんて言った?」


私の声のトーンが下がると、外野も含めそこにいた全員の表情が凍りつく


「薫ちゃん。足、見せてくれるわよね…?」

「…は、はい」

「よろしい。じゃ、こっちにきてね薫ちゃん」


絶対零度の微笑みに薫ちゃんは押し黙り、大人しく後ろについてきた


「こ、怖ぇ…香月先輩って優しい人じゃなかったっけ」

「1年のお前ら、栞先輩を見た目だけで判断したら痛い目みるぜ…」

「き、気をつけます…!」


桃城と1年トリオは豹変した栞を目の当たりにして怯えていた。それを見ていた他のレギュラー陣は苦笑を浮かべ海堂の背中を見送った