自分が3年以上前に知り合いに聞いた話です。

完璧に暗記している訳ではないので分からないところは省略します。
心して読んで下さい。

何十年も昔、気温30度を超える真夏のある日の出来事。

昔の子供たちは、今の時代のようにゲームやサッカーなどの遊ぶ道具がなかった為、鬼ごっこやかくれんぼをして遊んでいた。

ある日、子供Aがいつものように友達数人とかくれんぼをしていた。

友達が鬼役になってA君は隠れる場所を探して遠くの方まで行った。
しかし、良い隠れ場所が見つからず結局いつもと同じように近くのゴミ捨て場に隠れることにした。

ゴミ捨て場に隠れるといつも一番最初にA君が見つかってしまう。
だから、今回は見つからないようにゴミ捨て場に捨ててあった冷蔵庫の中に隠れることにした。

昔の冷蔵庫は今の冷蔵庫とは違い、外から開けることは出来ても、中から開けることは絶対に出来ない。

そして、案の定いつもと違う場所に隠れてしまったA君を誰も見つけられなかった。
友達も『いつも一番最初に見つかるのが嫌だから帰ったんじゃない?』とあまり気にもせず家に帰った。

そして、次の日になりAが家に帰っていないことが分かり、警察に依頼して大規模な捜索活動が始まった。

警察の捜索のおかげで数時間もかからずにA君は見つかった。
死体として…。

A君が見つかったと報せを聞いてすぐに家族と友達がかけつけた。
しかし、青ざめた顔をした警官の1人が

『…今は見せることが出来ません』

もちろんその言葉に家族と友達は激怒した。

その怒りにたじろいだ警官が渋々家族にだけ死体を見せた。

(…)

『ギャアァァー!!』