大学生の男の子4人(ABCD)はいつも一緒に行動していました。
でもその4人にはその時期誰も彼女がいてなくて、Aだけが車持ちやったから、いつもその4人で毎晩ドライブしてました。

ある日大学でご飯食べてる時にA君が、「俺な〜めっちゃいい夜景スポット聞いてんけど今日の晩行かン?」と声をかけました。
正直男4人で行くのもどない? とか想ったけど、彼女できた時に連れったろ〜と想ったので、結局行く事になりました。

そんでその日A君の運転で、助手席にB君、後部座席にC君とD君が乗りました。

その場所は穴場だったのか偶然なのかとても綺麗だったのに周りに誰も人はいませんでした。
そして持参していたお菓子を食べながら、大学の先生の話とかあのカップルはどぉとか、あの子はかわいいとかどうでもいい話を4人で楽しんでいました。

話題もなくなってきたので、そろそろ帰る事になり、明日も大学があったので早めに帰る事にしました。
来た時と同じように、A君の運転でB君が助手席で後の2人は後部座席に乗りました。

そして順番にA君はD君→C君→B君という順番で家の前まで送りました。
そしてA君も家に着いて疲れていたのですぐお風呂に入りました。

出てきて何となしに携帯見ると、ありえないぐらいのB君からの着信履歴がありました。

A「どないしたん?」
B「のんきに何ゆうてん? お前今どこおんねん?」

A「家やで。何でなん?」
B「ふざけんのもたいがいにせえよ。早よ迎えに来い」

A「えらそぉに。どこおんの?」
B「どっちがや。まだ○○(←夜景スポット)に決まってるやろ」

A「俺さっきお前家まで送ったで?」
B「嘘はええからはよ来い」

ここで電話は切れました。

A君は意味分からんかったけど、本気で怒ってたB君が嘘ついてると想えないので、すぐ夜景スポットに戻りました。
するとそこには本当にさっき送ったはずのB君の姿がありました。