57 無名さん
僕は今、大好きな彼女と共に美しい砂浜に来ている。
季節は夏、太陽は眩しくじっとりと暑い時期に
海にでも行こうと提案したのは僕、こんな暑さで
ヘタれている彼女、名無しも可愛いがこれじゃ
可哀想だと思い僕が判断したのだ。

その日の夜、僕はとっておきの海辺へと名無しを誘った。

『典明って本当にいろんな所知ってるね』
「ははっ…そりゃ、名無しの為だからね」

海に来てテンションが上がっている彼女が凄く可愛い!
砂浜は普通の砂浜とは違いサラサラと踏んでも痛くない
踏み心地の良い柔らかな砂で、夜の月明かりによって
キラキラと輝いているのが目で分かる。

「ここは別名"水晶浜"って言われてね…昼の砂浜も良いが
夜の砂浜はとても幻想的で美しいんだ。僕のお気に入りなんだ」
『へぇ…典明って以外とロマンチストじゃあない?』
「そうかもね、2人きりで海へデートしたかったから」

美しく砂浜の上で舞う名無しはとても眩かった。
僕は心の中で思った、今夜は彼女を帰さないとーーー…

半年リクエスト放置しておいて「完成しました!」でこれかよ
文章もさることながら人柄がもう信じられない…