これは友人から聞いた話です。

ある男性A君とします。このA君は一人暮しがしたくてあるアパートの202号室に住み始めた。

A君は夜、買ったばかりの布団に潜り眠ろうとすると

プルルルル!!

電話が鳴った。時間は11時半。

「誰だよ、こんな時間に」

A君は起き上がり受話器を手にした。だが何も言わない。

いたずらか? A君はそう思い

「誰?」

と言うと

「O君…O君…」

と言う女性の声。

A君は意味がわからないし聞いた事もない。すると電話は切れてしまった。
A君は気にせず寝てしまった。


だが次の日もその次の日も電話は掛かってきては同じ事ばかり。
ついにはA君は電話番号を変え電話番号は仲の良い友達にしか教えなかった。


これでもう電話は来ないと思ったがその日の夜。
あの女性から掛かってきた。

そしてまた「O君…O君…」
今日はA君から電話を切った。