61 無名さん
「…ふふ、怒ってませんよ」

 その様子に毒気を抜かれてしまった私は、つい彼の頭に手を乗せて撫でてしまう。
 そういえば、あの子も私が叱った後はこんな風に謝りに来ていたっけ。今はもう成人してしまっているのかな。出来ることなら成長を見届けて、あの子の晴れ姿を見たかった。叶わない夢だと知っているけど、望んでしまうのは母親として仕方ないことでしょう。

夢主が完全にBBAでワロタ