65 無名さん
僕がドキドキしながらつなごうか迷っていたらすぐつないでくれた。

早花の手は、暖かいし

安心するし・・・・普通逆だし

僕、カッコ悪い

なんだか悲しくなる

早花「・・・チョロ松大丈夫か?」

僕の涙をハンカチで拭ってくれる

チョロ「帰るっ」

なんだか男として負けてしまった。

それが嫌で嫌ではや歩きで歩く

ふと気がつくと見たこと無い町まで来てしまった。

早花「・・お、落ち着いたかチョロ松?」

足を止めると手を握られる

振り払う勇気が無い。

なぜなら、早花に嫌われたく無いから

・・・・嫌わないで

こんな僕を、僕だけを見ていて

突然抱きしめられる

暖かい体温に、シャンプーの良い匂いがする

ようやく早花の顔を見ると

目が真っ赤になっていた

チョロ「えっ!?ど、どうしたの!」

早花「・・・嫌わないで」

始めて、早花の弱い部分を聞く

いつも、格好よくて気がきいて

可愛くて、優しくて

僕に無い物を持っている。

チョロ「・・・・早花こそ僕を嫌いにならない?」

早花「なんでチョロ松を嫌いになるんだよ」

チョロ「だって・・僕、

早花みたいに格好よくない」

早花「・・・チョロ松の方が可愛いし

私なんか男みたいだし嫌いにならないのがおかしいもん」

小さく泣きながら震える早花を見て

僕は、始めて早花が普通の女の子だということに気づく

この子は、王子様では無い。

ただの可愛いくて、格好いいお姫様なんだ

チョロ「・・めん・・・ごめんね

早花は、僕の王子様でなくお姫様だったんだね」

早花「嫌いにならない?」

チョロ「嫌いにならないよ!

もっと早花のこと好きになったよ」

早花「良かった」

そうやって、笑っている君が好きだよ

早花「チョロ松危ない!!」

いきなり、真面目な顔になり僕を抱きしめる

すぐにどこかで爆発音がする。

早花「大丈夫かっ!?」

ぁあ、ここで君に勝てない限り

僕は、どうやら君のお姫様みたいだ

頬が赤くなっているのがばれないようにうつ向く

・・・・心臓がもたないや

End.


チ ワ ワ ど こ 行 っ た
そ し て 謎 の 爆 発