67 無名さん
日本語と改行のタイミングおかしい
天気が悪い
今にも雨が降りだしてもおかしく無いほどの天気だと言うのに
兄弟達は帰って来る気配すら無い
ポツリ
と鼻先に冷たい雫が当たる
それを合図にするかのように少しずつ
ポツリ、ポツリ、ポツリ
と増え
ザーザーと雷の音まで立てて激しく雨を打ち付ける。
きっと今頃、他の兄弟達はずぶ濡れになっているだろう未来を予測し
それを一体誰が後片付けするのか
まで考えた所でため息が出る。
ここは、気づかないふりをして窓を閉めて寝たふりでもしていてやりたい所だが
そんな事をしてしまえば最悪の未来
廊下が水浸しからの雑巾ふきが
がさらに最悪な状況になるだけなので
しぶしぶと一階に降りて沢山のバスタオルを玄関入り口付近に置いていく
しばらくは一階でテレビを見ていよう
ため息をつきながらせっかくの一人きりだと言うのに満喫できない状態を呪いながらテレビのリモコンのチャンネルをグルグル回すが
どうにも面白い番組も無く、すぐにテレビのリモコンの電源を消す。
バタリと畳に横になるが眠くなるわけも無く
ただひたすらに雨の降る音に耳を傾けるしか無かった。
天気が悪い
今にも雨が降りだしてもおかしく無いほどの天気だと言うのに
兄弟達は帰って来る気配すら無い
ポツリ
と鼻先に冷たい雫が当たる
それを合図にするかのように少しずつ
ポツリ、ポツリ、ポツリ
と増え
ザーザーと雷の音まで立てて激しく雨を打ち付ける。
きっと今頃、他の兄弟達はずぶ濡れになっているだろう未来を予測し
それを一体誰が後片付けするのか
まで考えた所でため息が出る。
ここは、気づかないふりをして窓を閉めて寝たふりでもしていてやりたい所だが
そんな事をしてしまえば最悪の未来
廊下が水浸しからの雑巾ふきが
がさらに最悪な状況になるだけなので
しぶしぶと一階に降りて沢山のバスタオルを玄関入り口付近に置いていく
しばらくは一階でテレビを見ていよう
ため息をつきながらせっかくの一人きりだと言うのに満喫できない状態を呪いながらテレビのリモコンのチャンネルをグルグル回すが
どうにも面白い番組も無く、すぐにテレビのリモコンの電源を消す。
バタリと畳に横になるが眠くなるわけも無く
ただひたすらに雨の降る音に耳を傾けるしか無かった。
68 無名さん
>>67続き
ピーーンポーーーン♪
間延びするほど押されたチャイム
足を軸にして立ち上がり
はいはい
と言いながら玄関を開ける。
「ワン!ワン!!!」
黒い影
・・・いや、大きな犬が突然突進して家の中に突っ込んで行ってしまう。
黒いローブをまとった人物は不安そうに手をさ迷わせている
『ノア!ノア?!どこ行ったの?!』
ノア・・それがあの黒い犬の名前なのだろうか?
『すいません、ちょっと電気を消してくれませんか?』
その人物の指事通りにさっきまでいた部屋の電気を消す
その人物はゆっくりと後ろ手に玄関を閉めるとフードを取った
葡萄のような瞳
陶器のように白い肌
あまりにも長すぎる髪
きっと足の膝辺りまであろう。
余りにも人間離れしているその容姿についつい目を引かれてしまう。
ピーーンポーーーン♪
間延びするほど押されたチャイム
足を軸にして立ち上がり
はいはい
と言いながら玄関を開ける。
「ワン!ワン!!!」
黒い影
・・・いや、大きな犬が突然突進して家の中に突っ込んで行ってしまう。
黒いローブをまとった人物は不安そうに手をさ迷わせている
『ノア!ノア?!どこ行ったの?!』
ノア・・それがあの黒い犬の名前なのだろうか?
『すいません、ちょっと電気を消してくれませんか?』
その人物の指事通りにさっきまでいた部屋の電気を消す
その人物はゆっくりと後ろ手に玄関を閉めるとフードを取った
葡萄のような瞳
陶器のように白い肌
あまりにも長すぎる髪
きっと足の膝辺りまであろう。
余りにも人間離れしているその容姿についつい目を引かれてしまう。