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「──相手によって変更もあるが、基本1試合1人20点を取ること」

「いーんじゃないっスか？楽しそーだし。ねえ？ゆりっち！」

隣に座っている黄瀬君はノリノリだった。でも……青峰君を見るとちっとも楽しそうな表情をしていなかった。辛そうだった。

「ゆりっち？」

「あ……えっと……そういうノルマは選手の負担になるから、私は賛成できない」

私がそう言うと、皆の目が私に向けられた。赤司君はフウッと一息ついた。

「一色さん。俺も決して好んで課すわけではないよ。だがはっきり言わせてもらえば、試合で勝ちが決まってからの青峰のモチベーションの低下が特に目立つ。」

青峰君は赤司君から視線を逸らす。赤司君は青峰君を見て更に話しを続けた。


なに甘い事言ってんのこの夢主
赤司は選手のモチベーション低下を防ぐ為にこういう課題をだしたのにそれに対してマネージャーが口出しするのはうざい