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自己紹介小説本文をサルベージしたお

「トムってプレイボーイかっ！？」
「安心しろ。童貞だ」
「何真顔で答えてんの！？　別に知りたくなかったよ！！」
でも少しほっとしたのは何故だろう。━━━━じゃなくて！！
「あ！　じゃあ、前世ではヤりまくってたり？」
「…………、そんなことは聞くな」
「へぇ〜。ふーん？　ほぉー？」
「………………なんだ」
「別に」
やっぱり前世ではヤりまくってたんだろうか。まぁ、若かりし頃のハゲは、愛想も良くて、頭も良くて、イケメンで。つまりどんな女も選り取り見取りなわけですね。はいはい。そーですか。経験豊富ですね。
あーあ。どーせ私なんてさ、前世でも……。ちょっとオタクに片足突っ込んでて二次元にしか興味がなかったから……。クソっ！　なんてこった！
「何僻んでるんだ」
「別に？　どーせ私は前世でも彼氏なんて出来たことなくて、だから当然キスもまだで、もう前世を含めても男性経験なんて皆無なのになぁって……………………、今のは聞かなかったことにして」
「ほぅ？　それは良いことを聞いた」
「何で今のが良いことなの！？　忘れて！！」
「無理だ。よく記憶しておく」
「勘弁して！！」
うぅっ、つい話の流れで余計なことまで暴露してしまった。前世の歳を考えても、今の歳と合計しちゃうともう結構な年齢になっちゃうのにそーゆー経験が皆無なんて…………。