>>72
ここをしばらく探索の拠点にしようよ、と言ってそこで普段禁じられてるサバイバルゲームみたいなことや花火やらでしばらく盛り上がった。
そんな折友だちの一人が不意に声をあげた。
やっていなかった夏休みの宿題の再提出の期限が明日だった、と言い出したのだ。
もういいじゃん、一日くらい変わらないよ、とみんな言ったが、そいつは先生が怖いから、と言って先に抜けることになった。
そんな事をしている内に暗くなってきて、その日は帰ることになった。
当然この日の事は友だちだけの秘密って事になった。
山を出る頃には真っ暗になっていたが、こういう山歩きには慣れていたので特に問題なく山を抜けることが出来た。
ちょっと不気味な雰囲気になってきてはいたがみんなバカ話に夢中でそんなこと気にもしなかった。
でも、自転車を止めたところに着いたとき、話は止まった。
あいつの自転車まだ置いてあるじゃん。
携帯なんてなかった時代だ。一回外で離れてしまえば家に着くまで連絡の取りようがない。
小学生の俺たちは声をあげてそいつの名前を呼んだ。
一人が山に入って探そうって言い出したが、それは別の友だちに止められた。
もしかしたら自転車を置いて車で近くまで迎えに来てもらったかもしれないという話も出た。
ここをしばらく探索の拠点にしようよ、と言ってそこで普段禁じられてるサバイバルゲームみたいなことや花火やらでしばらく盛り上がった。
そんな折友だちの一人が不意に声をあげた。
やっていなかった夏休みの宿題の再提出の期限が明日だった、と言い出したのだ。
もういいじゃん、一日くらい変わらないよ、とみんな言ったが、そいつは先生が怖いから、と言って先に抜けることになった。
そんな事をしている内に暗くなってきて、その日は帰ることになった。
当然この日の事は友だちだけの秘密って事になった。
山を出る頃には真っ暗になっていたが、こういう山歩きには慣れていたので特に問題なく山を抜けることが出来た。
ちょっと不気味な雰囲気になってきてはいたがみんなバカ話に夢中でそんなこと気にもしなかった。
でも、自転車を止めたところに着いたとき、話は止まった。
あいつの自転車まだ置いてあるじゃん。
携帯なんてなかった時代だ。一回外で離れてしまえば家に着くまで連絡の取りようがない。
小学生の俺たちは声をあげてそいつの名前を呼んだ。
一人が山に入って探そうって言い出したが、それは別の友だちに止められた。
もしかしたら自転車を置いて車で近くまで迎えに来てもらったかもしれないという話も出た。