73 無名さん
「ほら、舐めるのだよ」
「うん」
下着をずらして秘部を晒させながら言うと、紫原は素直に頷いて其処に顔を近付けた。
「んんっ…!」
べろり、と舌が滑る。
それから、蟻のとわたりをなぞるようにゆっくりと、丁寧に舐められた。
「ふゃ…ぁ、ぁあ…」
ひくひくと震える亀頭も舐められた後、今度は中へと舌が捩じ込まれる。
「ひゃ、ゃああん…!」
アナルを舌で撫でられ、抜き差しされる度に蜜が溢れた。
「ゃ、ぁあ、あ、つし…!だめっ、それ、だめぇ…!」
制止の言葉など届かない。
紫原に恥ずかしい場所を舐められながら黄瀬の指でカリ首を弄ばれ、限界が近付くのを感じた。

「ふゃ、ぁっ、んぁああっっ!!」
びくんびくん、と赤司の腰が震える。
かしゃり、と音がして、絶頂の余韻も覚めぬ濡れた眸をそちらへ向けると、黄瀬が携帯を向けていた。
「イキ顔可愛いっス」
くすりと笑いながら告がれた言葉に顔を真っ赤に染める