私が小学校4年生くらいの時、当時私はやんちゃ系の男の子でした。

小学校では給食の時間になると席の近い5〜6人のグループに分け机をくっつけて班を作らせます。
その日も普通に午前中の授業を終え班を作り給食を食べていました。

給食を食べていると誰からともなく怖い話をしよーとゆうことになりました。
かなり盛り上がりながら怖い話を班の人としましたがなにかホントに怖い雰囲気が漂っていました。

そしてその日の学校が終わり家に帰りました。

当時丁度私の家は改築して新しくなったところで私自身まだ慣れていませんでした。
家に着くと家族は誰もおらず、まだ2時ぐらいの明るい時間だったのですが、電気が全て消えていたため薄暗く少し怖いと感じました。

その新しい家の階段はらせん状で2階の踊り場には窓がついています。私の部屋は3階にありました。
少し怖かった私はランドセルをしょって階段を自分の部屋まで駆け上がりました。

その時2階から3階に上がる階段を数歩登った丁度その時、2階の踊り場の窓にオレンジ色のおばあさんの怨めしそうな顔が映っているのが一瞬ですがはっきり視界に入りました。

とても怖かったのですがその日は特に何もなく過ぎ、2〜3日が経ちました。

私もその出来事を忘れかけていた頃、学校から家に帰るとまた誰もいませんでした。
あのことを気に掛けた訳ではありませんが、少しいやな感じがした私は自分の部屋まで駆け上がりました。そしたらまた見えたのです。

踊り場の窓にチラッと、今度は微笑ましいような表情をしていました。
その時私はドキッとして怖い気持ちと何で今日は笑ってるんだろーという疑問を持ちながらも友達ん家に遊びにいったのを覚えています。